JP2002174971A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2002174971A JP2000371761A JP2000371761A JP2002174971A JP 2002174971 A JP2002174971 A JP 2002174971A JP 2000371761 A JP2000371761 A JP 2000371761A JP 2000371761 A JP2000371761 A JP 2000371761A JP 2002174971 A JP2002174971 A JP 2002174971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置における電磁誘導加熱用コイルのコ
イル同士及びコイル芯材の固定を確実とする。 【解決手段】 導体で構成された金属層を持つエンドレ
ス部材に近接配置した芯材に巻回された電磁誘導コイル
に交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被
定着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置に
おいて、前記電磁誘導コイル同士及び前記芯材と前記コ
イルとは、それぞれ、前記コイルの巻回後に塗布した変
性シリコン樹脂を主成分とする樹脂によって固定されて
いることを特徴とする誘導加熱を用いた定着装置として
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
装置、静電複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に
おいて、用紙等の被定着材にトナー像等の画像を定着す
るのに用いられる誘導加熱を用いた定着装置に関するる
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置の定着装置では、一
般に次のようにしていた。即ち、加熱源としてハロゲン
ランプ等を用い、これを金属製の加熱ローラの内側に設
置し、この加熱ローラを加熱する。この加熱ローラに対
向、圧接状態に、少なくとも表面を弾性材とした加圧ロ
ーラを設置する。これらの2つのローラによって形成さ
れる互いに接触するニップ部の間を被定着物としての用
紙を通過させる。この通過時に、用紙上のトナー像を溶
融、定着させる。また、これと異なる従来の方法として
は、フラッシュランプを用い、用紙をこれに対して非接
触で加熱して定着させるものもある。さらに、これらの
効率改善策を施したものとして、特開平8−76620
号公報に示されるような磁場発生手段とベルトとを組み
合わせた定着装置や、特開昭59−33476号公報に
示される加熱部材としてセラミックスを用いた定着装置
等が知られている。さらに、従来のものとしての誘導コ
イルによる誘導加熱を応用した定着装置においては、加
熱ローラを均一に加熱する必要がある。均一な加熱の実
現のために加熱効率を最適化するには、誘導コイル自体
の構成について工夫して最適なものにする必要がある
が、これは実際上は著しく困難である。さらに、加熱ロ
ーラの均一な加熱という点に関連し、加熱ローラを軸方
向(幅方向)にも温度むらがないようにする必要があ
る。従来のハロゲンランプヒータを用いた装置にあって
は、配光特性を変更することによって対応していた。誘
導加熱定着装置においても、これと同様の効果を期待す
るための何んらかの対策が必要となる。この誘導加熱用
のコイルを、既存のモータ等のコイルと比較すると、使
用環境は互いに大きく異なる。このため、モータ等のコ
イルと異なり、誘導加熱のコイルの形状は、特に耐熱を
考慮して選定する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の誘導加
熱を応用した定着装置におけるコイルは、一般の調理器
等におけるコイルよりも高熱の環境下で用いられる。而
して、上記調理器等のコイルにおいては、コイル同士を
一体化して固定したり、コイルをその芯材と一体化して
固定したりするのに、既存の電線用のワニスが用いられ
ていた。しかしながら、上述のように、誘導加熱による
定着装置のコイルは、その使用環境がより高温状態にあ
るため、上記既存の電線用ワニスは耐熱性能の観点から
実際上の使用が著しく困難である。即ち、実際上、誘導
加熱用のコイルの隣り合うもの同士及び芯材と固定した
り、そのコイルがリッツ線として複数本がより合わされ
ている場合において、リッツ線を構成する各線同士を互
いに固定して一体化したりするのに用い得る電線用ワニ
スはないといえる。
【0004】しかしながら、本発明者は、それでも誘導
加熱用コイル(電磁誘導コイル)を束ね、固定するワニ
ス(接着剤)を入手する必要にせまられ、各種のワニ
ス、接着剤を調べ、さらにこれらの中に実際に使用し得
るものがないかどうかの探求を続けた。前記各種のもの
を試用する実験を繰り返した。その結果、本発明者は、
ある種の耐熱塗料の中に、誘導加熱用コイル(電磁誘導
コイル)の固定に使用できるものがあることを発見し
た。
【0005】本発明は、この本発明者による独自の知得
に基づいてなされたもので、その目的は、誘導加熱用の
電磁誘導コイル同士及び芯材との固定が確実になされて
いる定着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、導体で構成さ
れた金属層を持つエンドレス部材に近接配置した芯材に
巻回された電磁誘導コイルに交流電流を流し、このエン
ドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する構成の誘
導加熱を用いた定着装置において、前記電磁誘導コイル
同士及び前記芯材と前記コイルとは、それぞれ、前記コ
イルの巻回後に塗布した変性シリコン樹脂を主成分とす
る樹脂によって固定されているものとして構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。図1は、静電複写機等
における、被定着材(用紙)へ画像としてのトナー像を
定着する定着装置1の全体構成を示した簡略断面図であ
る。図2には、要部(加熱ローラ2と加圧ローラ3)の
斜視図を用紙Pと共に示している。さらに、図3に、こ
れら2つのローラの位置関係が示される。
【0008】この定着装置1は、図1中の右側にある用
紙Pを、互いに圧接する上側の高温の加熱ローラ(定着
ローラ)2と下側の加圧ローラ(プレスローラ)3との
間(ニップ部)を右側から左側方向に通すことにより、
被定着剤としての用紙P上のトナーの溶融、定着を行う
ようにしたものである。
【0009】より詳しくは、ボディ(シャーシ)4に対
して加熱ローラ2はベアリングB(図3)によって回転
可能に支持されており、且つ、駆動モータ(図示せず)
によって時計回り方向に駆動されるようになっている。
加熱ローラ2は、エンドレス部材であり例えば、φ40
mmの円筒に構成される。この加圧ローラ2はエンドレ
ス部材として構成されていればよく、例えば2つのプー
リ間に耐熱性のベルトを巻き掛け、内部に後述の誘導加
熱装置6を配置するようにすることもできる。この加熱
ローラ2に対して、前記加圧ローラ3が、圧接状態にボ
ディ4に対して回転可能に取り付けられている。例え
ば、図3からわかるように、回転可能に支持した加熱ロ
ーラ2をばねSにより付勢して加熱ローラ2に圧接させ
ることができる。つまり、加圧ローラ3は加熱ローラ2
に対して圧接され、一定幅のニップ部8を持つように維
持されている。この加圧ローラ3はそれ自体は駆動機構
を持たず、前記加熱ローラ2によって反時計回り方向に
従動させられる。
【0010】さらに加熱ローラ2についていえば、これ
は2重構造となっており、内側は、鉄製の本体2aであ
り、外径4mm、肉厚は例えば1mmとされる。この鉄
に代えて、ステンレスや、アルミニウムや、ステンレス
とアルミニウムの複合材等を用いることもできる。この
本体2aの外側は、テフロン(登録商標)等によって構
成した離型層2bによって被覆されている。また、この
加熱ローラ2に圧接される加圧ローラ3は、芯金3a
と、これを被覆する外側のシリコンゴム、フッ素ゴム等
の弾性材製の被覆層3bと、の2重構造となっている。
【0011】上記加熱ローラ2の内部空間には、ボディ
4に対して固定状態に誘導加熱装置(磁場発生手段)6
が設けられている。この誘導加熱装置6によって加熱ロ
ーラ2の鉄製の本体2aが加熱されるのである。この加
熱された加熱ローラ2によって、前記用紙P上の現像剤
(トナー)Tが溶融、圧着される。
【0012】この加熱ローラ2のまわりには、各種の装
置が取り付けられている。即ち、加熱ローラ2と加圧ロ
ーラ3との接触位置(ニップ部)8よりも回転方向のや
や下流位置に、用紙Pを加熱ローラ2から剥離するため
の剥離爪5が設けられている。この爪5よりもさらに回
転方向下流側には、加熱ローラ2の温度を検出するサー
ミスタ10が設けられている。さらに下流側には、加熱
ローラ2上にオフセットされたトナーや紙屑等のごみを
除去するためのクリーニング部材11が設けられてい
る。さらに下流側、というよりも定着が行われるニップ
部8の上流位置には、トナーのオフセットを防止するた
めの離型剤を塗布する離型剤塗布装置12が設けられて
いる。
【0013】次に、前記誘導加熱装置6について詳しく
説明する。この装置6は、高耐熱性の工業用プラスチッ
クなどの耐熱性の樹脂製の芯材(コイル支持体)20
に、励磁コイル21を巻き付けたものである。この励磁
コイル21としては、リッツ線を用いて、交流電流を有
効に流し得るようにしている。例えば、このコイル21
としては、耐熱性のポリアミドイミド又はポリイミドで
被覆された直径0.5mmの線材(単位線)21aを1
9本束ねたものを用いることができる。前述のように、
このコイル21は非磁性の芯材20で支持されているこ
とから、磁気的に見ると、フェライトや鉄芯等の磁性芯
材のないいわゆる空芯コイルである。このように、複雑
な形状の鉄芯材を不要としたので、コストの低減さらに
は磁気回路全体も安価にできる。なお、図中、22a,
22bは、コイル温度センサである。
【0014】さらに、上記のような空芯コイルにおいて
は、高い電流によってコイル性能をひき出すことが必要
となる。そこで、コイルを形成する電線はこの高電流に
耐えるためにある程度の太さが要求されるが、表皮効果
の観点から、0.5mmφの耐圧エナメル線(ポリイミ
ド被覆)の19本のリッツ線を用いている。
【0015】上記励磁コイル21には、インバータ回路
等の励磁回路(図示せず)からの高周波電流が供給さ
れ、加熱ローラ2に磁界の変化に伴う渦電流を発生させ
る。この渦電流により、加熱ローラ2にはそれ自体の電
気抵抗によってジュール熱が発生し、加熱される。例え
ば、励磁コイル21には、周波数25kHz、900W
の高周波電流を流すことができる。
【0016】次に、上記加熱ローラ2における誘導加熱
装置6について詳しく説明する。この誘電加熱装置6と
しては各種の態様をとることができ、以下にその各例に
ついて順次説明する。
【0017】図3は、その第1の態様例を示すものであ
る。この図3の誘導加熱装置6においては、耐熱性と絶
縁性の向上のために、上記したコイル相互且つコイルと
芯材との固定のために、200℃以上でも長時間実用と
なる接着剤として、シリコン樹脂の少なくとも一部をエ
ポキシやポリエステルで変性した変性シリコン樹脂31
を用いている。この変性シリコン樹脂31は、図4
(a)に示す塗装部分32に塗布する。この塗布によ
り、変性シリコン樹脂31は、図4(b)に示されるよ
うに、19本の線材21a間にしみ込んでこれらを一体
に固定すると共に、コイル21の外側をも被って絶縁性
を高める。さらに、この変性シリコン樹脂31は、同じ
く図4(b)からわかるように、コイル21を芯材20
に固定する役割をもになっている。なお、この変性シリ
コン樹脂31に、少量のフッ素を加えて耐候性を向上さ
せたものや、マイカを加えて耐熱性や絶縁性を向上させ
たものを用いることもできる。この変性シリコン樹脂と
しては、例えば、商品名G−20,GF−20(オキツ
モ株式会社)が用いられる。特に、酸化チタンによる白
色のものを用いると、加熱したローラからの輻射熱を反
射し、立上り性能の向上と効率の向上の点から有利とな
る。同様に、白色、銀色、灰色等の放射率の低い材料を
用いて同様の効果が得られるようにすることもできる。
【0018】このような変性シリコン樹脂31の塗布に
当たっては、塗装と同じように刷毛塗りやスプレーで行
えるほか、ディッピングによって芯材20の表面を十分
にコーティングするようにすることもできる。これによ
り、芯材20の耐熱性も同時に向上できる。
【0019】このように、本実施例によれば、コイル2
1同士が固定されているためこのコイル21が熱やスプ
リングバック力によって剥離したり、芯材20との熱膨
張率の差に起因してコイル21が芯材20から剥れたり
するのを有効に防止して、安定した電磁誘導の性能を得
ることができる。
【0020】なお、上記には、芯材が非磁性の空芯コイ
ルとしての例を示したが、むろん芯材が磁性の有芯コイ
ルであってもその有用性には変わりはない。
【0021】なお、図4(a)には、芯材20にコイル
21をその両端近傍まで巻いたものを示したが、ローラ
全長にわたって温度ムラをなくすため、コイル21の巻
き方に工夫したものを図6,図7に示す。
【0022】即ち、一般に、ローラでは、両端部分にお
いて、それを支持する軸受けに熱を奪われ、また開口部
分からの放熱により、両端部分の温度が下がる傾向にあ
る。このようなことを避けるため、単に両端近傍までコ
イルを巻いても、温度分布の観点から好ましくない。即
ち、図7は、芯材20の両端近傍までコイル21を巻い
た例を示す。これに対し、図6は芯材20に対し、コイ
ル21を両端方向に延すに当たり、コイル20のない隙
間(空間)35を形成した状態に、コイル21を延して
いる。また図7は、隙間35を設けるこのような構成を
芯材20についての片側のみについて採用した例を示
す。これにより、ローラの長手方向における温度ムラが
抑制される。即ち、図8は立ち上り直後のヒートローラ
の軸方向における表面温度の分布を示すものである。図
8中、一点鎖線Aは図5の例によるもの、実線Bは図
6,図7の例によるもの、破線Cは不対策つまりコイル
の両端への延長の全くないものにおける、それぞれの温
度分布を示す。例えば、A4の用紙(横長)への印刷可
能な温度についてみると、上記A,Bは定着可能温度範
囲に入っていて合格であるのがわかる。しかし、実際に
コピー動作を行った場合において、A4の用紙(縦長)
のように小サイズの用紙を通過させた後にはこの様子は
違ってくる。即ち、図9において、図8と同様に、A
(一点鎖線)は図5の例によるもの、B(実線)は図
6,図7によるもの、C(破線)は未対策のものにおけ
るそれぞれの温度分布を示す。この図9からわかるよう
に、図8では合格であったAは、ここでは温度が上りす
ぎるという難点を示している。よって、図8,図9か
ら、やはり図6,図7のように、少なくとも芯材20の
両端の片側にはコイルのない空間が必要であることがわ
かる。
【0023】また、図10に示すように、上記のような
誘導加熱装置6にコイルの放熱と絶縁を兼用する耐熱、
絶縁、高熱伝導性のカバー37が被挿される。このカバ
ー37は、いわゆる耐熱樹脂で構成されるが、これはコ
イル21の断線、芯材20からの剥離時の安全性も確保
するものである。このカバーは高温化することにより若
干熱収縮して、形状が変形し、コイル21との間の隙間
が変化し、点検時に抜けなくなったりすることもあっ
た。これに着目し、本実施例では、予め熱処理して使用
している。即ち、このカバー37をPFA又はPTFE
等製とし、250℃以上で処理した後に用いている。こ
れにより、上記のような難点を抑えることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、芯材に巻回した電磁誘
導コイルを変性シリコン樹脂を主成分とする樹脂により
固定するようにしたので、高温下においても、そのコイ
ル同士だけでなくコイルと芯材との間の接着性を高いも
のとして、その形状の保持を確実なものとでき、これに
より信頼性の良い定着装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の定着装置全体の側面概略図。
【図2】図1の加熱ローラ、誘導加熱装置、加圧ローラ
の斜視図。
【図3】図1の加熱ローラ、誘導加熱装置、加圧ローラ
の位置関係を示す説明図。
【図4】図1の芯材及びコイルを示す斜視図及び変性シ
リコン樹脂の硬化状態を示す部分断面図。
【図5】温度に対して未対策のコイルの巻回状態を示す
部分斜視図。
【図6】本発明の実施例としてのコイルの巻回状態を示
す一例の部分斜視図。
【図7】本発明の実施例としてのコイルの巻回状態を示
す一例の部分斜視図。
【図8】図5〜図7の例による立ち上り後のヒートロー
ラの温度分布を示すグラフ。
【図9】図5〜図7の例による小サイズ用紙通過後のヒ
ートローラの温度分布を示すグラフ。
【図10】コイルに被挿するカバーの例を示す斜視図。
【符号の説明】
6 誘導加熱装置 20 芯材 21 励磁コイル 35 隙間(空間) 37 カバー
フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA23 BA25 BA27 BB01 BB18 BB21 BB22 BB28 BE06 3K059 AA08 AB00 AB19 AB23 AB27 AC33 AC73 AD28 CD44 CD52 CD66 CD72 CD75 CD77

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体で構成された金属層を持つエンドレス
    部材に近接配置した芯材に巻回された電磁誘導コイルに
    交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定
    着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置にお
    いて、 前記電磁誘導コイル同士及び前記芯材と前記コイルと
    は、それぞれ、前記コイルの巻回後に塗布した変性シリ
    コン樹脂を主成分とする樹脂によって固定されているこ
    とを特徴とする誘導加熱を用いた定着装置。
  2. 【請求項2】前記変性シリコン樹脂は、シリコン樹脂の
    少なくとも一部をエポキシ又はポリエステルで変性した
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の定着装
    置。
  3. 【請求項3】前記芯材に前記電磁誘導コイルがこの芯材
    の軸方向に沿って巻回されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】前記芯材に前記電磁誘導コイルは、前記芯
    材の両端近傍において、前記コイルの存在しない隙間部
    分が形成され、この隙間部分のさらに両端外側部分には
    前記コイルが存在するように巻回されていることを特徴
    とする請求項1乃至3の1つに記載の定着装置。
  5. 【請求項5】前記隙間は、前記芯材において、この芯材
    の軸を挟んで対向する側面の2箇所形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至4の1つに記載の定着装置。
  6. 【請求項6】前記隙間は、前記芯材において、この芯材
    の軸を挟んで対向する側面の2箇所のうちの一方にのみ
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の1つ
    に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】前記電磁誘導コイルには、予め熱処理して
    形状を安定にした円筒状の保護カバーが被挿されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の定着装
    置。
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