JP2002173223A - 自動横方向並進コンベヤ - Google Patents

自動横方向並進コンベヤ

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JP2002173223A JP2001313338A JP2001313338A JP2002173223A JP 2002173223 A JP2002173223 A JP 2002173223A JP 2001313338 A JP2001313338 A JP 2001313338A JP 2001313338 A JP2001313338 A JP 2001313338A JP 2002173223 A JP2002173223 A JP 2002173223A
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】構造が簡単であり、故障した部品の迅速な取り
外し及び交換が出来かつ比較的低い騒音レベルで高速で
作動する仕分けコンベヤを得ることを目的とする。 【解決手段】自動コンベヤ仕分け及び物品送り出しシス
テム１０は、フレキシブルコネクタによって連結された
セグメント形スラット１８コンベヤを用いている。取り
外し式排出機構１２４をスラットコンベヤ１０の個々の
スラット１８か、ベルトコンベヤのベルトに取り付け
る。排出機構１２４は内蔵式駆動部及び作動機構を有し
ており、コンベヤ１０の速度に関係なく作動することが
できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
（発明の分野）本発明は、様々な出口目的地への荷物等
の物品の自動仕分けに関し、特にプログラムまたは手動
制御で物品をスラットまたはベルトコンベヤから指定の
出口シュート、ビン、または後続のコンベヤに放出する
ために小包排出機構を用いたシステムに関する。 （発明の背景）最近の大量荷物配送システムでは、様々
な荷扱いシステムを使用していることが多い。そのよう
な荷扱いシステムは、載せられた荷物をシュート、ビ
ン、及び後続のコンベヤシステム等の様々な出口目的地
に分流する荷物搬送システムを含む場合が多い。物品を
移動中のコンベヤから分流するシステムは何年も前から
利用可能である。そのようなシステムは、物品を搬送表
面から搬送表面の経路に沿って配置された選択作業部で
放出するのに役立つ。
【０００１】一般的な荷物分流システムは、コンベヤ表
面に対して取り付けられて、作動時に近くに位置する荷
物をコンベヤ表面から横方向に所望の送り出し部へ排出
するプッシャ部材を使用している。多くのそのようなシ
ステムは、搬送表面の下方に取り付けられた複雑な一連
のガイドトラックまたはカムを使用して、プッシャ部材
を横方向に搬送表面を横切るように案内する。そのよう
なシステムは騒音が激しいとともに、修理が比較的困難
である。また、そのようなシステムが荷物を搬送表面か
ら排出する速度は一般的に、搬送表面の速度に関連して
それによって制限される。
【０００２】修理及び点検の両方またはいずれか一方の
ために、搬送システムまたは仕分けシステムが停止する
「非稼働時間」の長さは、作動効率に大きく影響する。
このため、信頼性及び修理の容易性が主要な要件であ
る。工具を使用せずに機械アセンブリを迅速かつ容易に
取り外して交換できるように、荷物搬送及び仕分けシス
テムを構成することによって、信頼性を向上させ、非稼
働時間を短縮することができる。そのような構造は、荷
物分流機等の取り外し式機械アセンブリを使用するか、
モジュラ搬送システムに機械アセンブリを取り付けるこ
とによって、故障した機械アセンブリまたは故障したア
センブリを収容しているコンベヤ部分を迅速に取り外し
て交換できるようにすることによって達成することがで
きる。さらに、最近の荷物処理システムでは高速化が要
求されるため、騒音レベルの低下も重要な要件である。
【０００３】ラペイヤ(Lapeyre)の米国特許第４，１７
０，２８１号には、プラスチックまたは金属のいずれか
にすることができる押し出し成形フレキシブルリンクの
端部を、押し出し成形された充分に剛直な結合部材によ
って結合して、無端ベルトにすることができるようにし
たモジュラコンベヤベルトが提供されている。
【０００４】ジョーダン(Jordan)の米国特許第３，３４
９，８９３号には、剛直なプレートセクションを可撓性
のアーチ形結合部材によって結合したセグメント形コン
ベヤベルトを開示している。結合部材は、コンベヤベル
トの移動方向に直交するプレートに形成された保持溝に
挿入された縁部ビードを有している。結合部材は、ゴム
等の弾性的な可撓性材料製である。
【０００５】コッター(Cotter)の米国特許第５，１２
７，５１０号に開示されているモジュラ分流シュー及び
スラット構造は、スラットコンベヤに使用されるモジュ
ラ分流シューを記載している。分流シューは各スラット
に、シューが滑動してスラットを横切るように取り付け
られている。分流シューの移動は、ガイドピン及び搬送
表面の下方に配置されたガイドトラック網に係合する同
軸軸受けによって影響される。荷物を分流させる時、分
流スイッチを作動させて、荷物に近い分流シュー用のガ
イドピンを斜め軌道に切り換えることによって、分流シ
ューはスラットを横切って移動して荷物を排出する。
【０００６】物品を仕分ける別の装置が、カンジアニ(C
anziani)の米国特許第４，７３２，２６０号に開示され
ている。このシステムでは、各コンベヤ部材がスリット
を有するコンベヤベルトが記載されている。プッシャ部
材がスリットに摺動可能に挿入されており、各プッシャ
部材は、コンベヤ表面の下方に延出した駆動部材に連結
されている。駆動部材は、ローラに取り付けられて、コ
ンベヤの下方に配置された一連のカムまたはガイドレー
ルと相互作用する。カムは、電気空気圧式２位置端部分
を有している。第１位置で、カムは駆動部材ローラに係
合してプッシャ部材を摺動させる。第２位置では、ロー
ラはガイドレールに係合しない。
【０００７】上記のシステムの一部のものでは、プッシ
ャ部材が、コンベヤ表面の下方に配置された一連のカ
ム、ガイドレールまたはガイドトラックと相互作用する
ことによって、下側搬送表面を横切って案内される。下
側のカム、ガイドレールまたはガイドトラックの一部の
ものに当接する移動プッシャ部材の構成部分の作用が摩
耗及び騒音の発生源になることがわかるであろう。下側
のカムまたはガイド部材が故障した時、これらの従来技
術のシステムの一部では時間のかかる修理が行われ、そ
の結果、搬送システムの非稼働時間が生じることがわか
るであろう。
【０００８】従来の仕分けシステムに関連した他の問題
として、移動中のコンベヤシステムの速度に左右されな
い排出速度で物品を移動中のコンベヤシステムから排出
することができないということがある。従来技術の他の
制約は、広範な寸法及び形状の荷物を排出する能力、及
び排出する前に搬送表面上の物品の配置を操作する能力
に限界があることである。
【０００９】以上の説明からわかるように、従来の仕分
けシステムは複雑になりがちであるとともに、故障時に
大掛かりな整備を必要とする。さらに、そのようなシス
テムは、ローラ、カム及びガイドレールの相互作用を利
用しているため、そのようなシステムでは騒音が大きい
ことは明らかであろう。従って当該技術分野では、工具
を使用せずにモジュラ仕分けアセンブリまたは仕分けア
センブリを収容しているコンベヤ部分の取り外し及び交
換を行うことによって、容易に整備することができると
ともに、広範な物品を可変速度および比較的低い騒音レ
ベルで仕分けして処理することができる、簡単な構造の
仕分けシステムが必要とされている。 （発明の概要 ）本発明は、構造が簡単であり、故障し
た部品の迅速な取り外し及び交換、及び／又は故障部品
を収容しているコンベヤ部分の迅速な取り外しによっ
て、容易に整備できる改良型コンベヤ仕分けシステムを
提供している。本発明は、様々な寸法及び重量の物品を
搬送表面から効果的に放出する改良型システムを提供し
ている。本発明は、セグメント形コンベヤの各部分間に
フレキシブルコネクタを使用し、また、フレキシブルコ
ネクタに形成されているフレキシブル歯でセグメント形
コンベヤを駆動することによって、セグメント形コンベ
ヤを駆動及び支持スプロケットまたは駆動及び支持ドラ
ムから分離することで、騒音レベルを低下させる。これ
らの特徴は個別的または組み合わされて、本発明の態様
である。
【００１０】包括的に言えば、本発明は、複数の荷物を
載せて搬送するために複数の支持表面を形成しているコ
ンベヤ装置であって、フレームと、端部と端部とを間隔
を置いて突き合わせて配置され、連続経路に沿ってフレ
ームに対して移動できるように取り付けられており、各
々が支持表面の少なくとも１つをほぼ平面形状に形成し
ている複数の充分に剛直なプラットフォーム部材と、プ
ラットフォーム部材の間に交互に配置されてそれらを連
結しており、各々が隣接のプラットフォーム部材に係合
する２つのプラットフォーム係合部分、及び被駆動部分
を含む複数のフレキシブルコネクタと、フレキシブルコ
ネクタの被駆動部分に係合するフレキシブルコネクタ係
合手段を含む駆動手段とを含み、プラットフォーム部材
は少なくとも部分的に駆動手段の動力で経路に沿って推
し進められるコンベヤ装置を提供している。
【００１１】本発明はまた、複数の荷物を載せて搬送す
るために複数の支持表面を形成しているコンベヤ装置で
あって、フレームと、端部と端部とを間隔を置いて突き
合わせで配置され、連続経路に沿ってフレームに対して
移動できるように取り付けられており、各々が支持表面
の少なくとも１つをほぼ平面形状であるように形成して
いる複数の充分に剛直なプラットフォーム部材と、プラ
ットフォーム部材の間に交互に配置されてそれらを連結
しており、各々が隣接のプラットフォーム部材に係合す
る２つのプラットフォーム係合部分、及び被駆動部分を
含む複数のフレキシブルコネクタと、プラットフォーム
部材と接触しないようにしながら、フレキシブルコネク
タの被駆動部分に係合するフレキシブルコネクタ係合手
段を含む駆動手段とを含み、プラットフォーム部材は少
なくとも部分的に駆動手段の動力で経路に沿って推し進
められるようにしたコンベヤ装置を提供している。
【００１２】本発明はまた、荷物を載せて第１位置から
第２位置へ搬送するために少なくとも１つの荷物支持表
面を形成しているコンベヤ装置であって、静止フレーム
と、該フレームに対して移動可能であり、支持表面を形
成し、移動支持部材を有している（フレキシブルベルト
の一部か、剛直なプラットフォームの一部または全部に
することができる）荷物搬送部分と、荷物を支持表面か
ら押し出すプッシャ部材と、プッシャ部材及び移動支持
部材間に位置して、前記プッシャ部材に力を伝達する力
伝達手段とを含み、荷物は支持表面から移送されるコン
ベヤ装置を提供している。
【００１３】本発明はまた、荷物を載せて第１位置から
第２位置へ搬送するために少なくとも１つの荷物支持表
面を形成しているコンベヤ装置であって、静止フレーム
と、該フレームに対して移動可能であり支持表面を形成
する荷物搬送部分と、荷物を支持表面の向こう側に押し
出すプッシャ部材と、荷物搬送部分に対して取り付けら
れて、プッシャ部材を付勢するエネルギを与えてそれが
荷物を支持表面の向こう側に押し出すことができるよう
にする電気モータとを含むコンベヤ装置を提供してい
る。
【００１４】本発明はまた、荷物を載せて第１位置から
第２位置へ搬送するために少なくとも１つの荷物支持表
面を形成しているコンベヤ装置であって、静止フレーム
と、該フレームに対して無端経路に沿って移動可能であ
り支持表面を形成する荷物搬送部分と、荷物を支持表面
から押し出すプッシャ部材と、プッシャ部材を支持表面
を横切るように付勢する力伝達手段と、フレームに取り
付けられており、一緒に移動可能な少なくとも１つの可
動電気リードを有している電気モータと、フレームに対
して取り付けられた少なくとも１つの固定電気接続部と
を含み、可動電気接続部及び固定電気接続部が、相対摺
動接触するように構成されて、荷物搬送部分が無端経路
に沿って移動中に、電気モータに電力を供給できるよう
にしたコンベヤ装置を提供している。
【００１５】従って、本発明の目的は、改良型自動コン
ベヤ仕分けシステムを提供することである。
【００１６】本発明のさらに別の目的は、修理及び点検
のために容易に取り外すことができる改良型コンベヤを
提供することである。本発明のさらに別の目的は、低い
騒音レベルで作動するコンベヤを提供することである。
【００１７】本発明のさらに別の目的は、物品を搬送表
面から排出するための改良型排出機構を提供することで
ある。
【００１８】本発明のさらに別の目的は、搬送表面から
迅速かつ容易に取り除くことができる、物品を搬送表面
から排出するための排出機構を提供することである。本
発明のさらに別の目的は、故障したサブアセンブリを迅
速に取り外すことによって修理することができる、改良
型物品搬送及び仕分け装置を提供することである。
【００１９】本発明の他の目的、特徴及び利点は、以下
の好適な実施例の説明及び添付の図面及び請求の範囲を
検討すれば明らかになるであろう。 （発明の詳細な説明）次に図面を参照しながらさらに詳
細に説明するが、幾つかの図面を通して同じ参照番号は
同様な部材を示しており、第１図は、本発明を具現した
自動搬送及び仕分けシステム１０を示し、以下の説明で
は「コンベヤシステム」１０と記載する。第１図及び第
２図を参照して、コンベヤシステム１０は、複数のプラ
ットフォームまたは「スラット」１８を中間フレキシブ
ルコネクタ３６で連結して成る無端セグメント形「ベル
ト」１４を備えている。第１図及び第２図に示されてい
る形式では、セグメント形コンベヤベルト１４は閉ルー
プを形成している。このため、スラットコンベヤ１４
は、詳細に後述する駆動スプロケット５８及びアイドラ
スプロケット６０によって駆動することができる。
【００２０】第１図、第２図、第８図及び第１２図に示
されているように、各スラット１８は、小包（荷物とも
呼ぶ）等の物品２４をスラットコンベヤ１４から受け取
りシュート１６、平行コンベヤ（図示せず）または非平
行コンベヤ（図示せず）等の様々な出口目的地上へ排出
するための排出機構１２４を備えることができる。小包
２４は、手動または送り込みコンベヤ１５でスラットコ
ンベヤ１４上に載せることができる。排出機構１２４
は、後述するようにして小包２４を所望の目的地に放出
する。
【００２１】仕分けシステムの他のサブアセンブリとし
て、第１３図に示されている極性反転器１８０があり、
これは排出機構１２４がプログラマブルロジックコント
ローラ（ＰＬＣ）（図示せず）の指示に従って物品をス
ラットコンベヤ１４の左側または右側に排出することが
できるようにする。第２図及び第１１図に示されている
アイドラ（「テンション」スプロケットとも呼ぶ）６０
が、スラットコンベヤ１４に必要な張力を与える。以上
に記載して図示したアセンブリ及びサブアセンブリにつ
いて以下に詳細に説明する。
【００２２】次に第１図、第２図、第３図、第４図及び
第５図を参照して、無端スラットベルトコ１４は、複数
のスラット１８（「プラットフォーム」とも呼ぶ）で構
成されている。図示の好適な形式では、スラット１８は
押し出し成形アルミニウムで形成されている。スラット
１８は、プラスチックまたは鋼等の他の適当な材料から
形成してもよいことが理解されよう。他の形状も考えら
れるが、第３図に示されているように、各スラット１８
は、第１図及び第２図に示されているように、コンベヤ
の移動方向に直交するスラット１８の長手方向に延在す
る細長いプッシャ部材スロット２２を有している。後述
するように、細長いプッシャ部材スロット２２は、排出
機構１２４の設置及び作動のためにスラット１８に含ま
れている。スラット１８はプッシャ部材スロット２２を
備えない構造にしてもよいが、その場合にはスラット１
８が排出機構１２４を収容しないことを理解する必要が
ある。
【００２３】第３図に示されているように、各スラット
１８の前後縁部は、スラットコンベヤ１４の移動方向に
直交するスラット１８の長手方向に形成された細長いコ
ネクタスロット２８を有することができる。第３図及び
第５図に示されているように、細長いコネクタスロット
２８は上部材２９及び下部材３０から成り、これらが組
合わされて後述するようにフレキシブルコネクタを保持
する。第３図及び第５図に示されているように、下部材
３０は上部材２９から内側にオフセットされ、第８図に
示されているように、フレキシブルコネクタ３６周り及
び隣接スラット１８に対してフレキシブル及び曲がりの
ためのある程度の隙間を設けることができる。
【００２４】次に、特に第４図、第５図及び第６図を参
照すると、各スラット１８は、第５図に示されているよ
うに、隣接スラット１８のコネクタスロット２８に挿入
されたフレキシブルコネクタ３６によって、隣接スラッ
ト１８に連結されている。フレキシブルコネクタ３６
は、ほぼスラット１８の長さにわたり、スラットコンベ
ヤ１４の移動方向に直交する方向に延びた細長いフレキ
シブル部材である。フレキシブルコネクタ３６は、押し
出し成形ゴムまたはプラスチックで形成されているが、
他の適当に強力な材料も使用できることは理解される。
【００２５】変更形として、第６図に示されているよう
に、フレキシブルコネクタ３６の内部に細長いスロット
４８を設けてもよい。第７図に示されているようなイン
サート４４を、フレキシブルコネクタ３６の細長いスロ
ット４８に挿入するか、その内部に成形することによっ
て、フレキシブルコネクタ３６に補強力を与えることが
できる。インサート４４は、ケブラー(Kevlar)またはば
ね鋼等の適当に強力な材料で形成することができる。
【００２６】第５図及び第６図に示されているフレキシ
ブルコネクタ３６の端面図からわかるように、フレキシ
ブルコネクタ３６は垂直ステム３７と、この垂直ステム
３７に直交する方向に延びた「蝶ネクタイ」形横部材と
で構成することができる。「蝶ネクタイ」形横部材は、
第５図に示されているように、スラット１８の細長いコ
ネクタスロット２８に摺動可能に係合するフランジ３９
を形成している。第５図に示されているフレキシブルコ
ネクタ３６の端面図をさらに参照して、フレキシブルコ
ネクタ３６の垂直ステム３７の下端部が、第５図に示さ
れているように、スラットコンベヤ１４を駆動するため
に、駆動スプロケットまたは駆動ドラムの対応のノッチ
に係合する歯４０を形成している。フランジは基本的に
台形であるが、他のヘッド付き形状も同様に考えられる
ことを理解されたい。適当な取り付け手段を設ける場
合、他のヘッドなしのフランジも同様に考えられる。
【００２７】次に第１図、第２図、第８図及び第９図を
参照すると、上記のようにスラット１８で構成されてフ
レキシブルコネクタ３６で連結されているコンベヤベル
ト１４は、閉ループ状に連結されて、駆動スプロケット
５８とアイドラスプロケット６０とによって支持されて
いる。コンベヤ１４は、フレキシブルコネクタ３６の歯
４０が、第８図及び第１１図に示されているように、駆
動スプロケット５８及びアイドラスプロケット６０に形
成された対応のノッチ６８に係合することによって、駆
動スプロケット５８によって駆動される。スラット１８
の連結と、フレキシブルコネクタ３６のフレキシブル歯
４０を介したスラットコンベヤ１４の駆動とにフレキシ
ブルコネクタ３６を使用することによって、高速化と、
各スラットを隣接スラットから分離させ、またスラット
コンベヤ１４を駆動スプロケット５８及びアイドラスプ
ロケット６０に直接接触させないことによる騒音の低下
が得られる。上記のように、スラット１８を連結するた
めにフレキシブルコネクタ３６を使用することは、点検
及び修理の際の個々のスラット１８の迅速で簡単な取り
外し及び交換も容易にする。所与のスラット１８の各端
部からフレキシブルコネクタを滑らせながら引き出した
後、そのスラット１８を取り外すことによって、スラッ
ト１８を取り外すことができることは理解されるであろ
う。
【００２８】前述したように、スラットコンベヤ１４
は、駆動スプロケット５８及びテンションスプロケット
６０によって支持されており、これらは共に、各フレキ
シブルコネクタ３６の内向きに延出した歯４０を受ける
ノッチを備えている。第１０図に示されている変更形で
は、金属インサートボックス７６を駆動スプロケット５
８及びテンションスプロケット６０の歯ノッチ６８に挿
入してもよい。金属インサートボックス７６は、フレキ
シブルコネクタ３６の歯４０のための滑らかな事前成形
歯ノッチを与える。金属インサートボックス７６は、溶
接、ボルト留め、リベット付けまたは他の適当な取り付
け方法で、駆動スプロケット５８及びテンションスプロ
ケット６０に固定することができる。金属インサートボ
ックス７６は、アルミニウムまたは他の適当に強力な材
料で構成することができる。
【００２９】第９図に示されているように、駆動スプロ
ケット５８は、車軸６２で連結されたスプロケット５８
ａ及び５８ｂで構成されている。第９図に示されている
好適な形式では、駆動プーリ６４が、駆動スプロケット
５８ｂの外側で車軸６２に取り付けられている。駆動ス
プロケット５８は駆動モータ（図示せず）によって駆動
される。第２図及び第１１図に示されているように、ス
ラットコンベヤ１４は、駆動スプロケット５８と反対の
端部でテンションスプロケット６０によって支持されて
いる。テンションスプロケット６０は、スラットコンベ
ヤ１４に必要な張力を与えるか、反対に、点検または修
理の際に個々のスラット１８を取り外すためにスラット
コンベヤ１４の張力を取り除く。
【００３０】第１１図に示されているように、テンショ
ンスプロケット６０はテンション機構８２を備えてい
る。テンション機構８２は、前ばね保持部材８９によっ
て保持された圧縮ばね８８で構成されている。圧縮ばね
８８の後端部に、ばね圧縮及びリリース部材９０が設け
られている。ばね圧縮及びリリース部材９０は、作動油
１００を包含している油圧シリンダ９５で作動する。当
該技術の専門家には周知のように、油圧シリンダ９５の
代わりに適当な空気圧シリンダを使用してもよい。スラ
ットコンベヤ１４の張力は、油圧シリンダを手動で作動
させることによって減少させることができるが、テンシ
ョン機構８２の作動をプログラマブルロジックコントロ
ーラ（図示せず）によって指示することもできる。
【００３１】次に第１図、第２図、第８図及び第１２図
を参照すると、スラットコンベヤ１４の各スラット１８
は、組み込み式排出機構１２４を含むことができる。前
述したように、排出機構１２４は、小包２４等の物品を
スラットコンベヤ１４から様々な出口目的地に放出する
ために使用することができる。第１２図に示されている
ように、排出機構１２４は、物品をスラットコンベヤ１
４の上向き表面から押し出すためのプッシャ部材（「プ
ッシャプレート」とも呼ぶ）を備えている。第８図に示
されているように、プッシャ部材１３０はＴ字形であ
り、スラットコンベヤ１４の移動方向に直交するスラッ
ト１８の長さのほぼ全体に延在している。
【００３２】次に第８図及び第１２図を参照して、Ｔ字
形プッシャ部材の下ステムは、プッシャ部材スロット２
２を通って下向きに延出している。第１２図に示されて
いるように、スラット１８の下方において、プッシャ部
材のステム１３６のねじ付き開口１４２にねじアクチュ
エータ（「誘導ねじ」とも呼ぶ）１４８が螺着されてい
る。ねじアクチュエータ１４８には、電気歯車モータ１
５４によって動力が与えられる。ねじアクチュエータ
は、第１２図に示されているような軸受けマウント１６
０によって、スラット１８の電気歯車モータ１５４と反
対の端部に回転可能に取り付けられている。電気歯車モ
ータ１５４は、歯車モータマウント１６４によってスラ
ット１８に取り付けられている。このため、第８図及び
第１２図に示されているように、排出機構は個々のスラ
ット１８に機内取り付けされて、スラットコンベヤ１４
の一部としてスラット１８と共に移動する。
【００３３】第８図に示されているように、駆動スプロ
ケット５８及びテンションスプロケット６０は、スラッ
トコンベヤ１４が駆動スプロケット５８及びテンション
スプロケット６０上を押し進められる際に、電気歯車モ
ータ１５４及びねじアクチュエータ１８を受けるための
歯車モータノッチ７０を備えている。第１４図に示され
ている変更例では、プッシャ部材１３０は、歯車ベルト
１４９をプッシャ部材１３０の下ステムに設けられた対
応組の歯（図示せず）に係合させることによって駆動さ
れるようにしてもよい。
【００３４】次に第２図、第１２図及び第１３図を参照
して、１対の可動電源接点１７０が電気モータ１５４に
取り付けられている。電源接点１７０は、排出機構から
外向きに延出して、所望の送り出し位置に隣接した位置
に配置された固定電源細片１７６に係合する。第１３図
に示されているように、電気接点１７０はばね付勢され
て、接点１７０と固定電源細片１７６との間を継続的に
均一接触させることができる。このため、固定電源細片
１７６を介した電気接点１７０の励起が電気歯車モータ
１５４を作動させ、それがねじアクチュエータ１４８を
回転させることによって、プッシャ部材１３０を高速で
スラット１８を横切る方向に進めることができる。
【００３５】所望される場合、大型または長い小包を搬
送表面から排出するために、２つ以上のプッシャ部材を
同時に作動させてもよい。排出機構１３０は下側のコン
ベヤとは独立して駆動されるため、ＰＬＣが所望の可変
速度で物品を排出するように排出機構１３０に命令する
ことができる。当該技術の専門家には周知のように、Ｐ
ＬＣは、モータに供給される電流を正方向または負方向
に傾斜（ramp）させることによって、排出機構の駆動モ
ータの速度を変化させることができる。
【００３６】第１３図に戻って参照すると、固定電源細
片１７６と歯車モータ電源（図示せず）との間に極性反
転器１８０が配置されている。第１３図に示されている
ように、極性反転器１８０は、スイッチ１９０に取り付
けられた可動接点１８８に係合する１対の固定接点１８
０を備えている。スイッチ１９０に電気ソレノイド１９
４が接続されており、これは、プログラマブルロジック
コントローラの指示に従ってスイッチを作動させ、これ
によって第１３図に示されているように、固定電源細片
１７６を経て電気接点１７０に流れる電流の極性を反転
させる。前述したように、極性反転器１８０で電気歯車
モータ１５４に流れる電流の極性を反転させることによ
って、第１２図に示されているように、プッシャ部材１
３０を開始位置に戻すことができる。極性反転器１８０
は、プッシャ部材１３０に小包２４等の物品を所望通り
にスラットコンベヤ１４の右側または左側に送り出させ
るためにも使用できる。
【００３７】本発明の第２実施例が第１５図ないし第２
３図に示されており、これらは、第１実施例に記載され
ているセグメント形スラットコンベヤを用いるか、平形
ドラム駆動式コンベヤベルトを用いることができる自動
仕分けシステム２００を描いている。第１実施例のスラ
ットコンベヤの場合と同様に、スラットコンベヤまたは
ベルトコンベヤは、小包を様々な出口目的地に排出する
ための複数の排出機構を有することができる。第１実施
例の「機上（on-board）」発電機１５４とは異なり、本
実施例は後述する「機外（off-board）」プッシュ部材
駆動手段を用いている。
【００３８】第１５図及び第１７図に示されているよう
に、排出機構２２０は、コンベヤベルト２２５の上表面
に取り付けられている。第１９図に示されているよう
に、本実施例の排出機構をスラットコンベヤ１４に取り
付けることもできる。この構造では、移動を妨害する装
置がスラットまたはコンベヤの下側になく、ベルトコン
ベヤ２２５またはスラットコンベヤ１４を蛇腹形（図示
せず）等の変更形態で移動させることができる。
【００３９】第１７図及び第１８図に示されているよう
に、取り付けロッド２３０をコンベヤベルト２２５の対
応穴（図示せず）に挿入することによって、排出機構２
２０がコンベヤベルト２２５に取り付けられている。第
１７図及び第１８図に示されているように、コンベヤベ
ルト２２５の下方において取り付けロッドがフレキシブ
ルインサート２３５に挿通されて、ばねワッシャ２４０
及び止めピン２４５で保持されている。フレキシブルイ
ンサート２３５は、排出機構２２０とコンベヤベルト２
２５またはスラット１８との間に密着状であるが可撓性
の接触を維持している。
【００４０】第１７図に示されているように、コンベヤ
スーパーベッド２２６に、排出機構２２０の保持ロッド
２３０を受けるように事前成形された受け部を設けても
よい。第１５図及び第１６図に示されているように、コ
ンベヤベルト２２５を使用した第２実施例が用いられて
いる場合、駆動ドラム２２７及びテールドラム２２８
に、取り付けロッドアセンブリ２３１を受けるための第
１及び第２溝２２９が設けられている。
【００４１】第１７図に戻って参照すると、排出機構２
２０は、ねじアクチュエータ１４８で作動されるプッシ
ャ部材１３０で構成されている。ねじアクチュエータ１
４８の第１端部において、綱車２５０が駆動軸２５２に
取り付けられている。軸受けマウント２５５がねじアク
チュエータ１４８の両端部に設けられており、これらの
マウントは取り付けロッド２３０に取り付けられてい
る。第１７図に示されているように、コイルばねリトラ
クタ２６０が、綱車２５０とねじアクチュエータ１４８
との間で駆動軸２５２に取り付けられている。プッシャ
部材１３０が綱車２５０から離れる方向に作動される
と、コイルばねリトラクタ２６０は巻き上げられる。プ
ッシャ部材１３０を駆動するための綱車２５０の回転が
停止すると、コイルばねリトラクタは巻き戻されて、ね
じアクチュエータ１４８の回転を反転させ、プッシャ部
材１３０を排出機構２２０の綱車側の端部の開始位置に
戻す。
【００４２】第１７図及び第２０図に示されているよう
に、カバープレート２６１が排出機構２２０に取り付け
られて、排出機構２２０を保護するとともに、コンベヤ
ベルト２２５またはスラット１８とプッシャ部材１３０
との間に滑らかな移行平面を形成している。第２０図に
示されているように、カバープレート２６１は、第１及
び第２軸受けマウント２５５と、ねじアクチュエータ１
４８を挿入するためのねじアクチュエータキャビティ２
６４とを備えている。第２１図には、コンベヤベルトま
たはスラットに取り付けられた中実のフレキシブルカバ
ープレートを有する変更形のカバープレート２６１が示
されている。
【００４３】次に第２２図及び第２３図を参照すると、
綱車２５０の回転力は、各送り出し位置においてコンベ
ヤの外側に取り付けられた複数の駆動アセンブリ２６５
によって与えられる。第２２図に示されているように、
駆動アセンブリ２６５は、上下の取り付けプレート２８
０及び２８５に取り付けられた上駆動モータ２７０及び
下駆動モータ２７５を備えている。第２２図及び第２３
図に示されているように、上下駆動モータ２７０及び２
７５の各々は第１駆動プーリ２９０を駆動する。第２２
図及び第２３図に示されているように、支持プーリ２９
５が駆動プーリ２９０から間隔を置いて取り付けられて
いる。駆動プーリ２９０及び支持プーリ２９５は、上下
駆動ベルト３００を第２２図及び第２３図に示されてい
るように支持している。駆動ベルト３００は、駆動モー
タ２７０及び２７５によって駆動される。
【００４４】さらに第２２図及び第２３図を参照する
と、上下取り付けプレート２８０及び２８５は、コンベ
ヤ２１０に近接しているがその外側の固定支持部材（図
示せず）に回動可能に取り付けられている。引張りばね
３０５が上取り付けプレート２３０及び下取り付けプレ
ート２８５に取り付けられて、後述するように、排出機
構の作動中は第２２図及び第２３図に示されているよう
に、上下駆動ベルト３００を共に引き寄せて綱車２５０
上に押し付けている。第２３図に示されているように、
分離くさび３１０が上下取り付けプレート２８０及び２
８５間に作動可能に取り付けられて、排出機構が作動し
ていない時、引張りばね３０５に抵抗して上下駆動ベル
トを綱車２５０から分離させる。第２３図に示されてい
るように、分離くさびを開放位置へ引くために、開放ば
ね３１５が分離くさび３１０に取り付けられている。上
下モータ２７０及び２７５への電力は、外部電源によっ
て供給され、第１実施例で説明したようにＰＬＣによっ
て制御される。
【００４５】第２３図に示されているように、ソレノイ
ド３２０を励磁することによって分離くさび３１０が機
械的に後退して、上下駆動ベルト３００が綱車２５０に
係合することができる。
【００４６】次に第２４図及び第２５図を参照すると、
「プッシュプレート」搬送セグメントが、第２５図ない
し第２８図に４００として示されている。第２４図、第
２５図及び第２６図において、２つ以上の水平方向に作
動する蛇腹部材が、コンベヤベルト４０２の上表面に対
して取り付けられて、コンベヤベルト４０２の上表面に
載置された荷物２０に押し作用を加えることによって、
それをベルトから押し出すことができる。第２８図で
は、蛇腹構造体４００を支持するために剛直プラットフ
ォーム４１１が使用されている。
【００４７】次に特に第２４図及び第２５図を参照する
と、構造体４００は、コンベヤベルト４０２と、チャン
バハウジング４０３と、蛇腹部材４０４と、プッシュプ
レート４０１とを備えている。プッシュプレート搬送セ
グメント４００のエアーチャンバハウジング４０３は、
ベルト４０２の上表面に取り付けられて、それと共に移
動し、縁部押さえ４７０の下側に嵌まるように構成され
ている。エアーチャンバハウジング４０３は、チャンバ
入口ポート４０６から空気を供給されて、２つのチャン
バ出口ポート４０７へ空気を供給する内部エアーチャン
バ４０５を形成している。２つのチャンバ出口ポート４
０７の各々は、チャンバ４０５から２つの水平向きの部
材４０４の対応のものへ空気を供給する。１つの好適な
実施例では、ベルト４０２は可撓性コンベヤベルト材料
で形成されている。
【００４８】蛇腹部材４０４は、空気の導入時に長さ方
向に沿って伸長して、それらの２端部が荷物搬送セグメ
ント４００の幅方向に分離されるように作動する。蛇腹
部材４０４は横に平行に並べられており、各々の一端部
がエアーチャンバハウジング４０３に取り付けられ、他
端部がプッシュプレート４０１に取り付けられている。
蛇腹部材４０４が第２４図に示されている後退位置から
第２５図に示されている伸長位置へ作動すると、プッシ
ュプレート４０１はプッシュプレート搬送セグメント４
００のベルト４０２の幅をほぼ横切って押し進められ
る。荷物がベルト４０２上のプッシュプレート４０１の
近くに位置しているとすると、それは蛇腹部材４０４に
よって第２５図に示されているようにベルトから送り出
される。４１６のような弁を第２４図に示されている位
置から第２５図に示されている位置に開くことによっ
て、各蛇腹部材を作動させることができる。
【００４９】第１図に戻って説明すると、自動仕分けシ
ステム１０は、デジタルコントローラに制御されて作動
することができ、このコントローラはプログラマブルロ
ジックコントローラ（ＰＬＣ）か、パーソナルコンピュ
ータに見られる汎用マイクロプロセッサとすることがで
きる。本明細書に開示されている形式の仕分けシステム
を作動させるためにそのようなコントローラをプログラ
ムする方法は従来通りであり、当該技術の専門家には周
知である。
【００５０】以上に説明したように、スラットコンベヤ
１４は駆動スプロケット５８によって駆動される。前述
したように、駆動スプロケット５８のノッチがスラット
コネクタ３６のフレキシブル歯４０に係合することによ
って、スラットコンベヤ１４に動力が加えられる。作動
中、テンションスプロケット６０に連結されたテンショ
ン機構８２によって、スラットコンベヤ１４に十分な張
力が維持される。スラットコンベヤ１４の張力の増加が
必要である時、第１１図に示されているように、ＰＬＣ
は油圧シリンダ９５の作動を命令して引張りばね８８を
圧縮し、それによってテンションスプロケット６０に力
を加える。反対に、個々のスラット１８または排出機構
１２４を取り外すためにスラットコンベヤ１４を緩める
必要がある場合、テンション機構８２の張力を除去し、
それによってスラットコンベヤ１４にたるみを生じさせ
るように、手動またはＰＬＣで油圧シリンダに命令す
る。
【００５１】点検、修理または他の理由から個々のプラ
ットフォームまたは「スラット」１８をスラットコンベ
ヤ１４から取り外すか、排出機構１２４を収容している
スラット１８を取り外すために、上記のようにスラット
コンベヤ１４を緩めて、対象となるスラット１８を隣接
のスラット１８に連結しているスラットコネクタ３６を
第３図、第４図及び第５図に示されているような対応の
コネクタスロット２８から引き抜き、対象となるスロッ
トを取り外すことができるようにする。
【００５２】作動中、スラットコンベヤの移動を開始す
ると、排出機構１２４の数及び位置と、各排出機構の識
別コードとをコントローラメモリに入力する。手動式
か、第１図及び第２図に示されている送り込みコンベヤ
１５で示されているような送り込み搬送システムによる
自動式のいずれかで、小包２４をスラットコンベヤ１４
の上流側端部に順次送り込む。前述したように小包をス
ラットコンベヤ１４に載せる前に、各小包の目的地コー
ドをキーパッド（図示せず）、音声認識入力装置（図示
せず）、または第２図に示されているような光学コード
読み取り装置３２を用いてコントローラメモリに入力す
る。スラットコンベヤ１４のどちら側に荷物２４を放出
するかに応じて、ＰＬＣは荷物２４を載せるスラット１
８の排出機構１２４のプッシャ部材１３０を、上記のよ
うに電気歯車モータ１５４及びねじアクチュエータ１４
８を介してプッシャ部材１３０を作動させることによっ
て、左側または右側の位置に移動させる。それから荷物
２４をスラットコンベヤ１４のスラット１８に載せて、
プッシャ部材１３０はＰＬＣによって指示されたように
荷物２４を放出するよう用意する。荷物２４が所望の出
口目的地、例えば第１図に示されているような受け取り
シュート１６に到着すると、第２図、第１２図及び第１
３図に示されているように、電気歯車モータ１５４に取
り付けられているばね付勢電気接点１７０が、固定電力
細片１７６に係合する。ＰＬＣの指示で、電気歯車モー
タ１５４が固定電力細片１７６及び電気接点１７０を介
して励磁されて、ねじアクチュエータ１４８を回転さ
せ、プッシャ部材１３０を作動させて荷物２４をスラッ
トコンベヤ１４から受け取りシュート１６に放出する。
【００５３】小包２４を上記のように受け取りシュート
１６に送り出した後、ＰＬＣは電気歯車モータ１５４に
供給される電流の極性を反転させて、前述したようにプ
ッシャ部材１３０を開始位置に戻すか、またはＰＬＣは
プッシャ部材１３０を現在位置に残して、続いて運ばれ
てきた反対側に向かわせる荷物を放出することができる
ようにしてもよい。
【００５４】１つの荷物２４に２つ以上のプッシャ部材
１３０を割り当てて、そのプッシャ部材１３０をそのよ
うな単一の荷物に対して同時に作動させてスラットコン
ベヤ１４から押し出してもよい。この方法は、重いか長
い荷物に特に有用である。また、１つの荷物２４に２つ
以上のプッシャ部材１３０を割り当てる場合、それらの
プッシャ部材１３０を順次作動させることによって荷物
を回転させて、荷物の所望端部が前になって受け取りシ
ュート１６への送り出しが容易になるようにしてもよ
い。
【００５５】第１実施例の場合のように、第２実施例に
記載した変更形排出機構２２０の作動をプログラマブル
ロジックコントローラで制御することができる。第１実
施例で説明したように、荷物２４が所望の出口送り出し
位置に接近すると、排出機構２２０の綱車２５０が機外
駆動アセンブリ２６５の上下駆動ベルト３００間の位置
に移動する。ＰＬＣは電源で、第２２図及び第２３図に
示されているように、上下駆動モータ２７０及び２７５
を励磁するとともに、ソレノイド３２０を励磁すること
によって、分離くさび３１０を第２２図に示されている
ように後退させる。分離くさび３１０が後退すると、第
２２図及び第２３図に示されているように、引張りばね
３０５が上下取り付けプレート２８０及び２８５及び上
下駆動ベルト３００を引き寄せるため、綱車２５０に係
合する。このように係合した綱車２５０はねじアクチュ
エータ１４８を回転させて、プッシャ部材１３０によっ
て荷物２４をコンベヤベルト２２５から送り出しエリア
（図示せず）へ押し出すことができる。
【００５６】プッシャ部材１３０がコンベヤベルト２２
５またはスラット１８を上記のように横断すると、コイ
ルばねリトラクタ２６０が、プッシャ部材１３０を第１
７図に示されているねじアクチュエータ１４８の綱車側
の端部に近接した開始位置に後退させる。
【００５７】コンベヤベルト２２５またはスラット１８
からの排出機構２２０の点検または取り外しを行うため
に、排出機構２２０を工具を使用せずに迅速に簡単に取
り外すことができる。第１７図及び第１８図に示されて
いるように、止めピン２４５、ばねワッシャ２４０及び
フレキシブルインサート２３５を取り外して、排出機構
２２０をコンベヤベルト２２５またはスラット１８から
持ち上げることによって、排出機構２２０をコンベヤベ
ルト２２５またはスラット１８から取り外すことができ
る。
【００５８】以上に本発明の様々な態様を好適な実施例
に関して詳細に説明してきたが、添付の請求の範囲で定
義される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、
開示装置及び方法に様々な変更、変化、改良を加えるこ
とができることは理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を具現した自動仕分けコンベヤ１０の上
面図である。
【図２】自動仕分けコンベヤ１０の概略側面図である。
【図３】第１図の仕分けコンベヤのプラットフォームま
たは「スラット」単独の斜視図である。
【図４】第３図のプラットフォームを隣接のプラットフ
ォームに連結するためのフレキシブルコネクタの斜視図
である。
【図５】第４図のフレキシブルコネクタによって連結さ
れた２つの隣接するプラソトフォーム間の結合部の側面
図である。
【図６】第４図のフレキシブルコネクタの変更形の端面
図であり、内部スロットを示している。
【図７】第６図のフレキシブルコネクタのスロットに挿
入される補強部材の斜視図である。
【図８】スラットコンベヤを支持しているスプロケット
の破断側面図である。
【図９】駆動スプロケットアセンブリの端面図であっ
て、車軸で連結された２つのスプロケットを示してい
る。
【図１０】第４図のフレキシブルコネクタに形成された
歯を受けるインサートボックスの斜視図である。
【図１１】テンションスプロケット及びテンション機構
の概略側面図である。
【図１２】本発明を具現した排出機構の概略端面図であ
る。
【図１３】極性反転器の概略図であって、電気リード及
び接点を示している。
【図１４】歯車ベルト駆動式排出機構の斜視図である。
【図１５】本発明を具現したベルトコンベヤの斜視図で
ある。
【図１６】第１５図のベルトコンベヤを支持するための
駆動ドラムの斜視図である。
【図１７】本発明を具現した変更形排出機構の概略側面
図である。
【図１８】第１７図の排出機構の取り付けアセンブリの
側面図である。
【図１９】スラットコンベヤに取り付けられた第１７図
の排出機構の概略側面図である。
【図２０】第１７図の排出機構用のカバープレートの斜
視図である。
【図２１】第１７図の排出機構用の変更形カバープレー
トの斜視図である。
【図２２】第１７図の排出機構を駆動するための「機
外」駆動アセンブリの端面図である。
【図２３】第１７図の排出機構用の「機外」駆動アセン
ブリの概略的側面図である。
【図２４】蛇腹形式のプッシュプレート構造の、後退位
置における側面図である。
【図２５】第２４と同様な図面であるが、蛇腹が伸長し
て示されている。
【図２６】側部屈曲を可能にするためにノッチを設けた
蛇腹形ベルトの上の多数の二重蛇腹プッシュプレート構
造体４００の上面図である。
【図２７】第２６図のベルトを「上下二連式」構造で支
持するコンベヤシステムの側面図であるが、側部ノッチ
がコンベヤベルトの側方屈曲に対応するため、平面的な
「カルーセル」形式のコンベヤ構造も可能である。
【図２８】フレキシブル中間コネクタで連結された剛直
プラットフォームの上の二重蛇腹プッシュプレート構造
体４００の上面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 397008339 55 Ｇｌｅｎｌａｋｅ Ｐａｒｋｗａｙ, ＮＥ， Ａｔｌａｎｔａ，Ｇｅｏｒｇｉ ａ 30328， Ｕ．Ｓ．Ａ. (72)発明者 ボンネット，ヘンリー アメリカ合衆国，30328 ジョージア，ア トランタ，クロスツリー レーン 290番 地 Ｆターム(参考） 3F015 AA06 BA02 CA02 EA01 FA02 GA01 JC03 JC05 JC14

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 荷物を載せて第１位置から第２位置へ搬
    送するために少なくとも１つの荷物支持表面を形成する
    コンベヤ装置であって、 静止フレームと、 前記支持表面を形成し、移動支持部材を有するための、
    前記フレームに対して移動可能な荷物搬送部分と、 前記荷物を前記支持表面から押し出すプッシャ部材と、 前記プッシャ部材及び前記移動支持部材間に位置し、前
    記荷物が前記支持表面から移送されるように前記プッシ
    ャ部材に力を伝達する力伝達手段と、を含むコンベヤ装
    置。
  2. 【請求項２】 前記荷物支持表面がほぼ水平表面である
    請求の範囲第１項に記載のコンベヤ装置。
  3. 【請求項３】 前記力伝達手段が、前記移動支持部材に
    対して螺着されて一端部で前記プッシャ部材に取り付け
    られている誘導ねじである請求の範囲第１項に記載のコ
    ンベヤ装置。
  4. 【請求項４】 前記誘導ねじが、前記荷物搬送部分に取
    り付けられ、前記荷物搬送部分とともに移動するモータ
    で駆動される請求の範囲第３項に記載のコンベヤ装置。
  5. 【請求項５】 さらに、前記モータに供給される電流の
    極性を選択的に反転させるための極性反転手段を含む請
    求の範囲第４項に記載のコンベヤ装置。
  6. 【請求項６】 前記誘導ねじが前記荷物搬送部分から切
    り離されて分離しているモータで駆動される請求の範囲
    第３項に記載のコンベヤ装置。
  7. 【請求項７】 さらに、前記プッシャ部材が荷物を押せ
    る位置に前記プッシャ部材を戻す戻し機能を与えるため
    に、前記誘導ねじに取り付けられたばね復帰部を含む請
    求の範囲第３項に記載のコンベヤ装置。
  8. 【請求項８】 前記力伝達手段が前記移動支持部材と前
    記プッシャ部材の間に位置して、それらに取り付けられ
    た張力のあるベルトである請求の範囲第１項に記載のコ
    ンベヤ装置。
  9. 【請求項９】 前記ベルトが無端ベルトである請求の範
    囲第８項に記載のコンベヤ装置。
  10. 【請求項１０】 前記ベルトが歯車ベルト（cogged bel
    t）である請求の範囲第８項に記載のコンベヤ装置。
  11. 【請求項１１】 前記ベルトが前記荷物搬送部分に対し
    て取り付けられた電気モータによって駆動される請求の
    範囲第８項に記載のコンベヤ装置。
  12. 【請求項１２】 前記力伝達手段が前記移動力伝達手段
    及び前記プッシャ部材間に位置している空気作動式蛇腹
    である請求の範囲第１項に記載のコンベヤ装置。
  13. 【請求項１３】 さらに、前記第１蛇腹部材に平行な第
    ２蛇腹部材を含む請求の範囲第１項に記載のコンベヤ装
    置。
  14. 【請求項１４】 前記蛇腹部材がほぼ水平である請求の
    範囲第１３項に記載のコンベヤ装置。
  15. 【請求項１５】 前記蛇腹部材がほぼ水平である請求の
    範囲第１２項に記載のコンベヤ装置。
  16. 【請求項１６】 荷物を載せて第１位置から第２位置へ
    搬送するために少なくとも１つの荷物支持表面を形成す
    るコンベヤ装置であって、 静止フレームと、 前記支持表面を形成するために前記フレームに対して移
    動可能な荷物搬送部分と、 前記荷物を前記支持表面を横切って押し出すプッシャ部
    材と、 前記荷物搬送部分に対して取り付けられ、前記プッシャ
    部材を付勢するエネルギを与えて前記荷物を前記支持表
    面を横切って押し出すようにする電気モータと、を含む
    コンベヤ装置。
  17. 【請求項１７】 前記プッシャ部材が前記荷物搬送部分
    に対して摺動可能に取り付けられている請求の範囲第１
    ６項に記載のコンベヤ装置。
  18. 【請求項１８】 さらに、前記電気モータ及び前記プッ
    シャ部材間に位置して前記モータ及び前記プッシャ部材
    間の力伝達手段を形成する無端ベルトを有している請求
    の範囲第１６項に記載のコンベヤ装置。
  19. 【請求項１９】 さらに、前記電気モータ及び前記プッ
    シャ部材間に位置し、前記モータ及び前記プッシャ部材
    間に位置する力伝達手段を付与する誘導ねじを含む請求
    の範囲第１６項に記載のコンベヤ装置。
  20. 【請求項２０】 さらに、前記プッシャ部材が荷物を押
    せる位置に前記プッシャ部材を戻す戻し機能を与えるた
    めに、前記誘導ねじに取り付けられたばね復帰部を含む
    請求の範囲第１６項に記載のコンベヤ装置。
  21. 【請求項２１】 さらに、前記誘導ねじを２方向に駆動
    できるように、前記モータに供給される電流の極性を反
    転させる極性反転器を含む請求の範囲第１９項に記載の
    コンベヤ装置。
  22. 【請求項２２】 さらに、前記誘導ねじを２方向に駆動
    できるように、前記モータに供給される電流の極性を反
    転させる極性反転器を含む請求の範囲第１６項に記載の
    コンベヤ装置。
  23. 【請求項２３】 前記電気モータが１対の電気リードを
    有しており、該リードが前記コンベヤに隣接した位置に
    固定された相補の１対の電気接点と摺動可能に接触し、
    前記リードと前記接点との前記接触が前記誘導ねじを駆
    動するための前記モータを励磁する請求の範囲第１６項
    に記載のコンベヤ装置。
  24. 【請求項２４】 さらに、前記誘導ねじを２方向に駆動
    できるように前記モータに供給される電流の極性を反転
    させる極性反転器を含む請求の範囲第２３項に記載のコ
    ンベヤ装置。
  25. 【請求項２５】 荷物を載せて第１位置から第２位置へ
    搬送するために少なくとも１つの荷物支持表面を形成す
    るコンベヤ装置であって、 静止フレームと、 前記支持表面を形成するために前記フレームに対して無
    端経路に沿って移動可能な荷物搬送部分と、 荷物を前記支持表面から押し出すプッシャ部材と、 前記プッシャ部材を前記支持表面を横切るように付勢す
    る力伝達手段と、 前記フレームに取り付けられており、一緒に移動可能な
    少なくとも１つの可動電気リードを有する電気モータ
    と、 前記フレームに対して取り付けられた少なくとも１つの
    固定電気接続部と、を含み、 前記可動電気接続部及び前記固定電気接続部が、前記荷
    物搬送部分が前記無端経路に沿って移動している間、前
    記電気モータに電力を供給できるように相対摺動接触す
    るように構成されたコンベヤ装置。
  26. 【請求項２６】 前記プッシャ部材が前記荷物搬送部分
    に対して螺着された誘導ねじによって駆動される請求の
    範囲第２５項に記載のコンベヤ装置。
  27. 【請求項２７】 さらに、前記プッシャ部材が荷物を押
    せる位置に前記プッシャ部材を戻す戻し機能を与えるた
    めに、前記誘導ねじに取り付けられたばね復帰部を含む
    請求の範囲第２６項に記載のコンベヤ装置。
  28. 【請求項２８】 前記誘導ねじが端部にプーリを有し、
    さらに、無端経路に沿って移動するように構成された無
    端ベルトを含み、該経路がほぼ固定的であって前記荷物
    搬送部分とともに移動せず、そのため前記無端ベルト
    が、前記プーリの回転軸が移動している間、前記プーリ
    に接触して前記プーリを駆動する請求の範囲第２６項に
    記載のコンベヤ装置。
  29. 【請求項２９】 前記無端ベルトが第１無端ベルトであ
    り、さらに、第２無端ベルトを含み、該第１及び第２協
    働ベルトが前記プーリが通過するときに前記プーリを把
    持するように構成される請求の範囲第２８項に記載のコ
    ンベヤ装置。
  30. 【請求項３０】 前記ベルトが支持装置に取り付けら
    れ、該支持装置によって前記ベルトが、前記プーリが通
    過し、前記プーリが駆動されない相対的な開放位置か
    ら、前記プーリが駆動される相対的な閉鎖位置に選択的
    に移動する請求の範囲第２９項に記載のコンベヤ装置。
  31. 【請求項３１】 前記ベルトがばね圧力に抵抗して前記
    閉鎖位置から前記開放位置へ引き離される請求の範囲第
    ３０項に記載のコンベヤ装置。
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