JP2002169864A - 旅行情報提供方法及び旅行情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の要望に合わせて利用者が所望する旅
行情報を提供する旅行情報提供方法及び旅行情報提供シ
ステムを提供する。 【解決手段】 旅行情報提供サーバシステム１０は、旅
行プラン作成希望者が操作する端末３１に対して、旅行
プランを作成するための情報の入力を促す一方、入力さ
れた情報に基づき旅行プランを作成し、作成された旅行
プランの情報を利用者のＩＤと対応づけて保存する。ま
た、旅行情報提供サーバシステム１０は、旅行プラン送
信希望者が操作する携帯端末３０に対して、送信希望者
に予め発行されたＩＤの入力を促す一方、入力されたＩ
Ｄに対応づけられた旅行プランの情報等を検索して送信
する。携帯端末３０は送信された情報に基づき旅行プラ
ンや観光地の情報を表示し、ＧＰＳユニット３４で測位
した現在地を地図上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、旅行に関する情報
をネットワークを介して提供する旅行情報提供方法及び
旅行情報提供システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】複数の衛星からの電波を受信して自己の
現在地を検出可能なＧＰＳ（Global Positioning Syste
m）を搭載したＰＤＡ（Personal Digital Assistant）
が提供されている。また、このＰＤＡは、インターネッ
トを利用してお店情報を検索したり、地図の提供サービ
スを受けることにより、現在位置周辺の情報や現在位置
表示用の地図情報を取得できるものもある。さらに、イ
ンターネット上のホームページ（以下 ＷＥＢ）を利用
したこの種の情報提供サービスには旅行先のモデルコー
スやモデル日程を提供しているものもある。このため、
ＰＤＡのユーザは、予め検索しておいた旅行先の情報を
ＰＤＡに保存しておくことにより、任意の時間及び場所
で旅行先の情報を閲覧することができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の旅行
パターンの多様化により標準的なモデルコースに従って
行動する旅行者は減ってきている。さらに、近年では旅
行者自らが観光地を探索し観光資源を見て回るいわゆる
エコツーリズムの思想が広まってきている。そこで、ツ
アーコンダクタを使わずに希望の観光資源に案内するシ
ステムが望まれている。

【０００４】一方、インターネット上に存在する大量の
情報から所望の情報を選択できれば、旅行先のプランや
観光情報を入手することが可能である。しかし、上述し
たようにインターネット上に存在する情報は膨大である
ため、所望の情報を素早く的確に検索することは困難で
ある。特にＰＤＡは、ドライブ、旅行、出張、スポー
ツ、あるいはレジャー等に携帯できるため、これらに関
連する情報が誰にでも簡単に入手できれば便利であると
考えられる。

【０００５】本発明は、利用者の要望に合わせて利用者
が所望する旅行情報を提供する旅行情報提供方法及び旅
行情報提供システムを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の旅行情報提供方
法及び旅行情報提供システムは、旅行プラン作成希望の
利用者が操作する端末に対して、旅行プランを作成する
ための情報の入力を促す一方、入力された情報に基づい
て旅行プランを作成し、前記作成された旅行プランの情
報を前記利用者に予め発行した識別情報と対応づけて保
存し、旅行プラン送信希望の利用者が操作する端末に対
して、前記利用者に予め発行された識別情報の入力を促
す一方、入力された識別情報に対応づけられた旅行プラ
ンの情報を検索して送信することを特徴としている。

【０００７】さらに、旅行プランを作成した利用者が操
作する端末から旅行中に使用する携帯端末の予約を受け
付け、前記旅行プラン送信希望の利用者が操作する端末
は当該利用者が予約した携帯端末であることを特徴とし
ている。

【０００８】さらに、前記携帯端末は、前記旅行プラン
の情報を受信するまでは前記識別情報の入力を促す入力
画面または前記識別情報とパスワードの入力を促す入力
画面を表示することを特徴としている。

【０００９】さらに、前記旅行プランを送信する場合
は、前記携帯端末が位置を測位する時に使用する測位補
助情報をさらに前記携帯端末に送信することを特徴とし
ている。

【００１０】さらに、前記旅行プラン作成希望の利用者
が操作する端末に対して、前記作成された旅行プランの
印刷を促し、前記印刷された旅行プランには前記利用者
に予め発行された識別情報がさらに印刷されるようにし
たことを特徴としている。

【００１１】さらに、前記旅行プランを送信する場合
は、前記旅行プランの情報を前記携帯端末が扱うファイ
ル形式に変換して送信することを特徴としている。

【００１２】さらに、前記旅行プランを送信する場合
は、前記入力された識別情報に対応づけられた旅行プラ
ンの情報に対応する観光情報をさらに前記携帯端末に送
信することを特徴としている。

【００１３】また、本発明の旅行情報提供方法及び旅行
情報提供システムは、旅行記録アップロード希望の利用
者が操作する端末に対して、前記端末に保存された旅行
記録の情報のアップロードを促す一方、アップロードさ
れた旅行記録の情報を前記利用者に予め発行した識別情
報と対応づけて保存し、旅行記録閲覧希望の利用者が操
作する端末に対して、前記利用者に予め発行された識別
情報の入力を促し、入力された識別情報に対応づけられ
た旅行記録の情報を検索して送信することを特徴として
いる。

【００１４】さらに、前記旅行記録の情報は、前記端末
が測位した１以上の位置情報、前記位置情報から作成さ
れた軌跡情報、前記端末に記録された画像情報、音声情
報または動画情報のうちの少なくとも１以上の情報であ
ることを特徴としている。

【００１５】さらに、前記旅行記録アップロード希望の
利用者が操作する端末は、旅行記録の情報をアップロー
ドした後に当該端末に保存している前記旅行記録の情報
を消去することを特徴としている。

【００１６】また、本発明の旅行情報提供方法及び旅行
情報提供システムは、旅行情報配信希望の利用者が操作
する端末の位置を監視し、前記端末が旅行情報を有する
複数のエリアのいずれかのエリアに入ったことまたは前
記エリアから出たことを検出すると、前記エリアに対応
する旅行情報を前記端末に送信することを特徴としてい
る。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施形態について説明する。なお、本発明はかか
る実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内で種々
の変更が可能である。

【００１８】（１） 実施形態 （１．１） 実施形態の構成 図１は、本発明の実施形態に係る旅行情報提供システム
を周辺構成と共に示す図である。この旅行情報提供シス
テムは、旅行情報提供サーバシステム１０、旅行データ
ベースサーバ２０及びツアーコンダクトの代わりとなる
機能を有する携帯端末３０を備えて概略構成されてい
る。

【００１９】図１に示すように、旅行情報提供サーバシ
ステム１０は、ダイヤルアップサーバ１１、統合データ
ベース（以下、データベースを「ＤＢ」と言う。）１
２、ＷＷＷ（World Web Web）サーバ１３、課金・認証
サーバ１４、メールサーバ１５、旅行情報配信サーバ１
６を備えている。なお、旅行情報提供サーバシステム１
０には、図１には示していないが実際にはその他の一般
的なサーバ群を備えている。

【００２０】ダイヤルアップサーバ１１は、携帯端末３
０が公衆電話網を介して旅行情報提供サーバシステム１
０に接続するためのサーバである。ＷＷＷサーバ１３
は、インターネットを介して携帯端末３０、パーソナル
コンピュータ（以下、「ＰＣ」と呼ぶ。）３１、ＴＶシ
ステム３２及び携帯電話３３等のインターネット接続機
能を有する機器にこのシステム１０が提供するサービス
を受けるためのＷＥＢ画面を提供するサーバである。

【００２１】また、統合ＤＢ１２は、地図情報ＤＢ、お
店や名所・旧跡地等の観光情報等のコンテンツＤＢ、旅
行プランＤＢ、ユーザＤＢ、広告ＤＢ、各携帯端末３０
の位置が登録された位置ＤＢ、観光情報を提供するエリ
アの位置エリアＤＢ、グループＤＢ等を収容するＤＢで
ある。課金・認証サーバ１４は、この旅行情報提供サー
バシステム１０が提供するサービスを利用する利用者に
対する課金及び認証を行うサーバであり、利用者のデー
タを統合ＤＢ１２内のユーザＤＢに登録した後、固有の
ＩＤとパスワードを発行してメールで通知する。メール
サーバ１５は、携帯端末３０やＰＣ３０等にメールを転
送するサーバである。ここで、このメールサーバ１５
は、携帯端末３０宛のメールについては携帯端末３０を
自動発呼してプッシュ送信を行う機能を有している。

【００２２】旅行情報配信サーバ１６は、ＷＷＷサーバ
１３が提供するＷＥＢ画面を介してＰＣ３１等から入力
される情報に基づきユーザ登録、ユーザＩＤの発行、パ
スワードの登録を行い、ユーザ登録を行ったＰＣ３１等
に旅行プランの作成サービスや旅行先で借用する携帯端
末３０の予約サービス等を提供する。また、旅行情報配
信サーバ１６は、ダイヤルアップサーバ１１を介して接
続された携帯端末３０に旅行プランＤＢやコンテンツＤ
Ｂに保存された旅行プランや観光情報の中から所望の情
報を検索して提供したり、携帯端末３０が現在地の測位
をする時に使用するＧＰＳ固定局２から取得した測位補
助情報を送信することも行う。

【００２３】さらに、旅行情報配信サーバ１６は、携帯
端末３０の要求に応じて検索フォームの送信、観光情報
の検索及び配信、目的地までの経路探索、携帯端末３０
の位置情報または軌跡情報若しくは撮影した画像情報等
のアップロード、位置エリアを監視して位置エリアに応
じた情報を含むメールの配信等のサービスを提供する。

【００２４】ここで、図２は、旅行情報配信サーバ１６
が有する主要な処理プログラム及びハード（以下、「エ
ンジン」と言う。）を示す図である。同図に示すよう
に、旅行情報配信サーバ１６は、旅行プランの作成処理
等を行うプラニングエンジン４０、経路検索を行う経路
探索エンジン４１、旅行プラン情報を携帯端末３０が扱
うダウンロードファイル形式に変換するダウンロードフ
ァイル作成エンジン４２、携帯端末３０からアップロー
ドされた情報を登録するためのアップロードファイル登
録エンジン４３、統合ＤＢ１２から情報を検索するため
の情報検索エンジン４４、所定の携帯端末３０のグルー
プを管理するグループ管理エンジン４５、携帯端末３０
の位置エリアを監視する位置エリア監視エンジン４６、
位置エリア判別エンジン４７、特定情報配信エンジン４
８、位置エリア統計エンジン４９を備えている。

【００２５】旅行データベースサーバ２０は、旅行代理
店や地方自治体等におかれ、旅行情報提供サーバシステ
ム１０が利用者に推奨する旅行会社等が提供するパッケ
ージプランの情報や利用者が作成した旅行プランの情報
等が蓄積される。この旅行データベースサーバ２０は、
インターネットを介して旅行情報提供サーバシステム１
０と情報の共有化を図ることにより、旅行代理店等及び
旅行情報提供サーバシステム１０がそれぞれ有用な情報
を得ることができるようになされている。なお、旅行デ
ータベースサーバ２０は、旅行情報提供サーバシステム
１０内にあっても構わない。

【００２６】次に、携帯端末３０について説明する。こ
の携帯端末３０は、旅行者がＰＣ３１等を利用して予め
旅行情報提供サーバシステム１０内のＷＷＷサーバ１３
にアクセスして貸し出しの予約を行うことにより、旅行
先の運営所で貸し出される端末である。この携帯端末３
０は、現在地測位機能、地図表示機能、情報検索機能、
目的地までの経路探索機能、デジタルカメラ機能、旅行
プラン参照機能、他者位置検索機能、ブラウザ機能、メ
ール機能、ＰＩＭ（Personal Information Manager）等
の機能を有し、これら機能を使ってツアーコンダクタが
行うサービスと同様のサービスを提供できるようになさ
れている。

【００２７】図３は、携帯端末３０の構成の一例を示す
ブロック図である。同図に示すように、携帯端末３０
は、プログラム処理を行うＣＰＵ３１、上述の各機能を
実現する各種プログラムや地図等の情報を格納するＲＯ
Ｍ３２、処理中のメモリを待避したり、実行したりする
ためのエリアとして使われるＲＡＭ３３、この携帯端末
３０の位置を測位するためのＧＰＳ（Global Positioni
ng System）ユニット３４、通信機能を有し同時に位置
を特定することも可能な機能を持つＰＨＳ（Personal H
andyphone System）ユニット３５、ＬＣＤ（liquid Cry
stal Display）３６、画面にタッチすることで文字等の
入力を行うためのタッチパネル３７、画面の操作等を行
うコントローラ３８、デジタル写真を撮影するためのデ
ジタルカメラユニット３９、全てのデバイスを接続する
アドレスバスやデータバスからなる内部バスBUSから構
成されている。なお、ＲＯＭ３２は書き換え可能な不揮
発性メモリであるＦＬＡＳＨ ＲＯＭも含まれる。ＦＬ
ＡＳＨ ＲＯＭはネットワークを通じてダウンロードさ
れたデータ等が格納される。本ブロック図や構成は１例
であり、通信手段はＰＤＣ（Personal Digital Cellula
r）、ＣＤＭＡ（CodeDivision Multiple Access）、Ｗ
−ＣＤＭＡ（Wideband CDMA）方式等の携帯電話でも可
能である。さらに動画や音声データを扱う各ユニットを
有していてももちろんよい。また、通信手段はケーブル
接続で接続され内蔵されていなくてもよく、取り外しで
きてもよい。

【００２８】すなわち、携帯端末３０は、現在地測位機
能をＧＰＳユニット３４により実現している。ここで、
ＧＰＳによる測位は、初期情報として時刻、各衛星の軌
道情報（軌道暦、Ephemeris、エフェメリス）、衛星群
の情報（衛星暦、Almanac、アルマナック）及び電離層
の補正データ等が必要であり、短時間に現在地を求める
ためには、概略の位置情報があることがさらに望まし
い。そこで、旅行情報提供サーバシステム１０は、ＧＰ
Ｓ固定局２から取得したエフェメリスやアルマナックを
旅行直前に携帯端末３０にダウンロードさせることで測
位の高速化を図っている。また、同時にＧＰＳ固定局２
からネットワーク等を介して得られる誤差情報を用いて
補正する差動ＧＰＳ（ＤＧＰＳ）と呼ばれる方法によっ
て大気中をＧＰＳ信号が通過することで生ずる誤差を補
正してもよい。

【００２９】一方、旅行情報提供サーバシステム１０内
の旅行情報配信サーバ１６は、ＰＨＳサーバ１７が携帯
端末３０のＰＨＳユニット３５から送信される通信可能
な基地局３の識別情報（ＣＳＩＤ）を利用して算出した
携帯端末３０の現在地の情報をインターネットを介して
取得することにより、携帯端末３０の位置を把握できる
ようになされている。旅行情報配信サーバ１６は、携帯
端末３０が特定の位置エリアに入ったことを判別する
と、その端末１０宛に所定の旅行に関する特定情報をメ
ールで送信するサービスを行う。ここで、特定情報と
は、位置情報が付属した旅行案内データやイベントデー
タ、特産物等の広告データ等が考えられ、場合によって
音声や動画等でも送信される。

【００３０】（１．２） 実施形態の動作 次に、本発明の旅行情報提供サーバシステム１０の動作
について説明する。ここで、図４は、旅行情報提供サー
バシステム１０及び携帯端末３０が携帯端末３０の利用
者に提供するサービス全体のフローである。まず、始め
に旅行前の利用者に提供するサービス時の動作を説明
し、次に、旅行中の利用者に提供するサービス時の動作
を説明し、最後に旅行後の利用者に提供するサービス時
の動作を説明する。

【００３１】（１．２．１） 旅行前の動作 図５は、旅行情報提供サーバシステム１０が旅行前の利
用者に提供するサービスの一覧を示す図である。旅行情
報提供サーバシステムにおいて、利用者が操作するＰＣ
３１等がモデム等を利用して公衆電話網を経由してプロ
バイダ５に接続し、インターネットとの接続が確立しＷ
ＷＷブラウザが立ち上がり、旅行情報を提供するＷＷＷ
サーバ１３の旅行情報提供のＨＰのアドレス（ＵＲＬ：
UniformResource Locators）がアクセスされることによ
り、ＷＷＷサーバ１３と接続される。この間のデータ通
信はＴＣＰ／ＩＰというインターネットに採用されてい
るプロトコルに基づいて行われる。そしてＨＴＴＰ（Hy
pertext Transfer Protocol）というプロトコルを用い
てＨＴＭＬ（Hypertext Makeup Language ）言語で記載
されたファイルであるＨＰ（ＷＥＢ）が閲覧される。

【００３２】ＷＷＷサーバ１３は、利用者が操作するＰ
Ｃ３１等の画面にサービスメニュー（図６参照）を表示
させ、まず、利用者がサービスの申し込みを行う場合
は、住所／氏名や場合によってクレジットカード番号の
入力、利用者のプロファイルデータ（嗜好データを含
む）等が入力されると、これらユーザデータを課金・認
証サーバ２３で認証して統合ＤＢ１２内のユーザＤＢに
登録した後、固有のＩＤとパスワードをメールにて通知
する。このメールはメールサーバ１５を介して利用者の
端末に送信される。

【００３３】次に、ＷＷＷサーバ１３は、利用者により
サービスメニューの「プラン新規作成」ボタンが選択さ
れると、接続されたＰＣ３１等の画面にまず図７に示す
観光地表示画面を表示させる。ＷＷＷサーバ１３は、観
光地表示画面の出発日、観光情報（イベント、宿泊、地
域、特産物、施設、お店等）、キーワード、目的地等の
各検索条件項目が選択または手入力で入力されると、入
力情報に基づき観光地を検索する。なお、目的地は、Ｐ
Ｃ３１の画面に表示された地図よりマウス等で指定され
る。このとき、検索対象にユーザコンテンツが指定され
ている場合は、ユーザが公開したコンテンツを検索対象
に含める。そして、ＷＷＷサーバ１３は、検索された観
光地の一覧画面と検索された観光地を含む地図画面とを
利用者のＰＣ３１等に表示させる。ここで、観光地の検
索は、旅行情報配信サーバ１６の情報検索エンジン４４
にて行う。

【００３４】このとき、ＷＷＷサーバ１３は、利用者に
より詳細を見たい観光地が選択されると、写真や図等で
観光地の説明を表示した詳細表示画面を表示させると共
に、ＰＣ３１の画面に表示された地図上にその観光地の
位置を表示させる。また、ＷＷＷサーバ１３は、利用者
により観光地が選択され、所定の登録ボタンがマウス等
で操作されるとその観光地を候補地として保存し、図８
に示すスケジュール画面１００を表示してその観光地を
候補地に登録する。また、ＷＷＷサーバ１３は、スケジ
ュール画面１００の候補地のチェックボックスをチェッ
クした状態で「候補地削除」ボタン１０１が操作される
と、チェックされた候補地を取り消す。

【００３５】ここで、スケジュール画面１００におい
て、日程設定枠１０２は、スケジュールが作成されてい
ない日を指定する場合は、“新しい日”が選択され、ス
ケジュールが作成されている日を指定する場合は、“１
日目”、“２日目”等が選択される。また、作成した旅
行プラン全体のスケジュールは、日程設定枠で“全日
程”が選択されることにより表示される。

【００３６】また、ＷＷＷサーバ１３は、利用者により
ＰＣ３１等を介してスケジュール開始時刻が時間入力枠
１０３に入力され、候補地の観光地の観光順及び観光す
る時間が図８に示す「順」及び「所要時間」の枠に入力
された後に、「スケジューリング」ボタン１０４が操作
されると、スケジュール画面１００にスケジュールの表
示及び表示した地図１０５上に経路の表示を行う。ここ
で、経路の検索は、旅行情報配信サーバ１６の経路探索
エンジン４１にて行い、計算された経路が一枚の地図に
全て表示できるように地図の縮尺が自動的に変更されて
表示される。なお、鉄道、路線バス、船、航空機を使用
する場合は、その料金が算出されてスケジュール画面１
００内に表示されるようになされている。

【００３７】次に、ＷＷＷサーバ１３は、作成されたス
ケジュールの表示を行った後、利用者により「プランに
保存」ボタン１０６が操作されると、接続されたＰＣ３
１等の画面に図９に示すログイン画面１１０を表示させ
る。そして、ログイン画面１１０にその利用者に発行し
たＩＤ及びパスワードが入力されて「ログイン」ボタン
１１１が操作され、課金・認証サーバ１６により認証さ
れると、図１０に示す登録画面１２０を表示させる。Ｗ
ＷＷサーバ１３は、この登録画面１２０内のプラン名称
枠１２１にプラン名称が入力され、作成したスケジュー
ルの旅行プランを公開するか否か、携帯端末３０用のダ
ウンロードファイルを作成するか否かが選択された後に
「登録」ボタンが操作されると、作成したスケジュール
のプランデータを統合ＤＢ１２内の旅行プランＤＢに保
存する。ここで、携帯端末３０用のダウンロードファイ
ルの作成が選択された場合は、旅行情報配信サーバ１６
のダウンロードファイル作成エンジン３１により携帯端
末３０のファイル形式にあった形でダウンロードファイ
ルが作成される。なお、新規プランを登録する場合は、
プラン名称は空白で表示されるが、プランの変更登録の
場合は、既に登録されているプラン名称が表示される。

【００３８】これに対して、旅行プランＤＢに保存され
たプランデータを削除する場合は、利用者により「プラ
ンから削除」ボタン１０７が操作されると、ＷＷＷサー
バは、上述したログイン画面（図７参照）を表示させ、
ＩＤ及びパスワードが入力されて「ログイン」ボタンが
操作されると、図１１に示す削除画面１２５を表示させ
る。そして、この画面１２５内に削除したいプラン名称
が入力され、この削除したプランを公開するか否かが選
択された後に「削除」ボタンが操作されると、対応する
プランデータを削除する。

【００３９】一方、ＷＷＷサーバ１３は、利用者により
サービスメニュー（図６参照）の「プランの確認」ボタ
ンが選択された場合もログイン画面１１０を表示させ、
ＩＤ及びパスワードの入力後に「ログイン」ボタン１１
１が操作されることにより、課金・認証サーバ１４によ
り認証された後、そのＩＤ及びパスワードに対応づけら
れた図１２に示すプランデータの一覧表示画面１３０を
表示させる。ＷＷＷサーバ１３は、一覧表示画面１３０
にプランの一覧を作成日順に表示させ、利用者により所
定のプランが選択されると、選択されたプランのスケジ
ュール画面（図８参照）を表示させる。

【００４０】また、ＷＷＷサーバ１３は、利用者により
サービスメニューの「公開プラン参照」ボタンが選択さ
れると、図１３に示す公開プラン検索画面１４０を表示
させ、例えば、目的地名に「京都」が選択されると、図
１４に示すように、公開されている京都を含むプランの
一覧表示画面１５０を表示させる。この一覧表示画面１
５０には、プラン名、会員のニックネーム、旅行期間等
が表示され、ＷＷＷサーバ１３は、プラン名が選択され
ると、そのプランの全日程を初期表示する公開プラン参
照画面１６０を表示させる（図１５参照）。公開プラン
参照画面１６０では、利用者により日程選択枠１６１が
操作されると、１日毎のプラン表示に変更したり、観光
地または写真が選択されると、選択された情報の詳細表
示を行う。また、公開プラン参照画面１６０の下方には
プラン作成者のコメントや第３者のコメントを表示及び
入力する掲示板１６２があり、コメントを見たり入力で
きるようになされている。

【００４１】また、ＷＷＷサーバ１３は、接続されたＰ
Ｃ３１等の画面にＡ４サイズやＡ３サイズ等の用紙選択
ボタン（図示せず）を表示しており、利用者が作成した
プランを印刷したい用紙に合わせてプランを表示させる
と共に、ＰＣ３１等のブラウザの印刷機能を利用してプ
ランの印刷が行われた場合に、その利用者のＩＤも併せ
て印刷されるようにしている。これにより、利用者が旅
行先等で自分の作成したプランデータをダウンロードす
る時に必要なＩＤを控え忘れることを防止することがで
きる。なお、セキュリティに関してはパスワードを入れ
ることで確保できる。パスワードは通常ユーザが覚えや
すいものを指定できるため、わざわざ控える必要がない
ためである。

【００４２】また、旅行情報提供サーバシステム１０
は、観光地で予め用意している携帯端末３０の予約の申
し込みをメールまたはＷＥＢで受け付け、予約情報を統
合ＤＢ１２にユーザ情報と関連づけて保存しておく。こ
の予約情報には、借用場所、借用日時、借用期間等の情
報が含まれる。

【００４３】（１．２．２） 旅行中の動作 図１６は、旅行情報提供サーバシステム１０が旅行中の
利用者に提供するサービスの一覧を示す図である。ま
ず、利用者は、旅行前のサービスで取得したＩＤが同時
に印刷された地図等を含む旅行プランのみを観光地に持
参し、予め予約した運営所に行き、携帯端末３０を借り
受ける。ここで、運営所は、携帯端末３０の貸出／返却
業務に加えて、旅行情報提供サーバシステム１０が提供
する携帯端末３０の貸出時セットアップサービスや返却
時アップロードサービスの提供を行う場所であり、ダウ
ンロードや統合ＤＢに蓄積された予約情報の閲覧機能を
有するＰＣが配備されている。

【００４４】貸出時セットアップサービスは以下の手順
より行われる。運営所で携帯端末３０の貸出を受けた利
用者が携帯端末３０の電源を入れると、携帯端末３０に
は、図１７（ａ）または図１７（ｂ）に示す旅行準備画
面２００が表示される。ここで、図１７（ａ）の旅行準
備画面の場合はＩＤのみ、図１７（ｂ）の旅行準備画面
の場合はＩＤとパスワードが入力されると、旅行情報提
供サーバシステム１０の課金・認証サーバ１４が利用者
の認証を行った後、旅行情報配信サーバ１６がその利用
者が作成したプランデータを携帯端末３０にダウンロー
ドする。このとき、旅行情報配信サーバ１６は、プラン
データに加えて統合ＤＢ１２から検索した観光情報及び
測位補助情報のダウンロードも併せて行う。このように
貸出時に測位補助情報をダウンロードさせることで、最
新の測位補助情報をダウンロードさせることができ、Ｇ
ＰＳによる測位の高速化を図っている。なお、利用者の
希望に応じて運営所が提供するモデルプランの中から利
用者が好きなプランをダウンロードさせてもよい。

【００４５】ここで、図１８は、携帯端末３０で「旅行
中」ボタンが操作された場合に表示される旅行中画面２
１０である。この画面には、「地図表示」、「現在地表
示」、「検索」、「位置インデックス」、「検索レーダ
ー」、「カメラ」の各機能がアイコン表示される。ここ
で、「位置インデックス」は好みの位置情報を格納して
おく機能であり、「検索レーダー」は、現在地と目的地
を簡易的に表示するビューアである。本例は１つの例で
あり、旅行中にダウンロードされたプランにそったスケ
ジュール画面が表示されたり、アイコンとしてプランア
イコン等があってもよい。よく知られている世界時計や
アドレス帳があってももちろんよい。しかしながら最低
限の機能を旅行中という専用画面に表示したのが本発明
の特徴的なところである。このようにすることで携帯端
末３０を初めて操作する利用者に分かり易いインターフ
ェースを提供することができる。

【００４６】図１９は、携帯端末で「ツール」ボタンが
操作された場合に表示されるツール画面２２０である。
ツール画面２２０は、環境設定やダイアルアップ設定等
設定機能を利用する時に使用される。一般利用者は使わ
ないので、この画面を操作する際には、携帯端末３０に
特定のデータの入ったメモリカード挿入時でなければな
らないとか、スクロールボタン７０を押しながら電源投
入しなければならない等操作のガードをかけるのが望ま
しい。運営所の人が設定する際に簡易にその画面操作が
できればよく、上記方法以外にも多様な手段が考えられ
る。また、図２０は、携帯端末３０で「旅行終了」ボタ
ンが操作された場合に表示される旅行終了画面２３０で
あり、「アップロード」ボタンと「ＩＤ消去」ボタンが
表示される。

【００４７】図２１に示すように、旅行中画面２１０
（図２１（ａ））で「検索」アイコンが選択されると、
情報検索画面２１１（図２１（ｂ））が表示される。情
報検索画面２１１において、「情報検索」は、旅行情報
配信サーバ１６と接続して旅行情報配信サーバ１６の情
報検索エンジン３３や経路探索エンジン３４等を使って
各種情報（コンテンツ、イベント、経路探索、天気予
報、占い等）を検索する機能であり、「情報検索ビュー
ア」は、旅行情報配信サーバ１６に接続せずにダウンロ
ード済みの情報の中から各種情報を検索する機能であ
り、「プラニングデータ表示」は、ダウンロード済みの
プランデータ等を種類毎に表示する機能である。ここ
で、「情報検索ビューア」では、旅行情報配信サーバ１
６と接続して最新の検索フォームをダウンロードする機
能も有している。ここで、検索フォームは、「情報検
索」で使用する検索条件をオフラインで行うための入力
ページであり、例えば、図２２に示す画面データであ
る。この場合、オフラインで、位置を現在地と設定し、
カテゴリでレストラン等と入力して旅行情報配信サーバ
１６に接続して対応する情報をダウンロードすることが
できる。このようにすることで、通信していない時にゆ
っくり条件を設定し、通賃接続時間を短縮でき、通信コ
ストの低減と無用な回線の占有を防止することができ
る。

【００４８】また、情報検索画面２１１では、「プラニ
ングデータ表示」アイコンが選択されると、図２３に示
すように、日程、観光地、お店及びクーポン等の上述の
ダウンロードで取得した情報の項目一覧であるプラニン
グデータ表示画面２４０が表示される。そして、例え
ば、日程１日目が選択されると、旅行プランの１日目の
項目一覧画面２４１が表示され、１日目の予定が選択さ
れると、予定表画面２４２が表示される。予定表画面２
４２には、その日の時刻表や観光情報等が旅行プランに
対応して表示される。日程２日目以降も同様である。

【００４９】また、プラニングデータ表示画面２４０で
観光地が選択されると、観光地の項目一覧画面２４５が
表示される。ここで、例えば、松本城が選択されると、
図２４に示すように、まず起動選択画面２５０が表示さ
れ、「それは何？」が選択されると、松本城の詳細情報
画面２５１が表示される。詳細情報画面２５１には、住
所、電話番号、開館時間や駐車場情報、クーポン情報や
イベント情報等多種な情報が表示される。また、「どう
やって行く？」が選択されると、現在地から松本城まで
の経路探索を行い経路を表示した画面２５２が表示され
る。この経路探索は、予め携帯端末３０に内蔵された経
路探索プログラムにて行う。また、「どこにある？」が
選択されると、地図上に松本所の位置を表示した画面２
５３が表示される。松本城の情報（観光情報）には位置
情報が付属しており、その位置情報から該当地図を検索
し、表示後、松本城の位置を星印等で表示するのであ
る。プラニングデータ表示画面でお店が選択された場合
も、観光地を選択した場合と同様に、一覧画面２４６
（図２３参照）や選択したお店までの経路や地図を表示
させることができるようになされている。

【００５０】また、旅行中画面２１０（図１８参照）に
おいて、「検索レーダー」アイコンが選択されると、図
２５に示すように、予め登録しておいた他人のＩＤの一
覧であるユーザＩＤ選択画面（図２４（ａ））が表示さ
れ、閲覧したいＩＤを選択すると、レーダー画面（図２
４（ｂ））が表示され、この携帯端末３０の現在地に対
し選択したＩＤの携帯端末３０の位置が相関的に示され
るようになされている。縮尺の変更や地図表示への切り
替えも可能である。ＩＤで特定される人（この人が携帯
する携帯端末３０）が大体どの方向にどの程度離れてい
るかがわかることが重要であり、地図表示であると、背
景が表示されるためわかりにくい。そこで一目で方向と
距離がわかる専用画面で表示される。本機能は、修学旅
行や３世帯旅行、職場旅行等で特に有効である。

【００５１】旅行情報配信サーバ１６は、携帯端末３０
が他者位置参照を行った時に携帯端末３０からの要求が
あると、統合ＤＢ１２に登録されている所定のＩＤに対
応する携帯端末３０の位置を送信することにより、最新
の位置を送信するようになされている。ここで、旅行情
報配信サーバ１６は、携帯端末３０の位置をＰＨＳサー
バから定期的に取得する方法や、旅行情報提供サーバシ
ステムが携帯端末３０から検索要求があった時等にメー
ルを送信して相手から自動的に位置を受信したり、相手
のＰＨＳの基地局情報を利用する等してリアルタイムな
位置情報を得て定期的に統合ＤＢ１２に登録している。
簡単な例としては携帯端末３０が情報検索を行った場合
等の旅行情報配信サーバ１６にアクセスした際に、必ず
統合ＤＢ１２にアクセスのあった端末１０の位置をＩＤ
と共に登録することである。なお、携帯端末１０ではな
くＰＣ１２で同様の機能を実現してもよい。ＰＣ１２が
ノート型のパーソナルコンピュータの場合、ＰＣＭＣＩ
Ａスロット等に通信モジュールを接続すれば、携帯端末
３０と同様に旅行情報配信サーバ１６にアクセスでき
る。また持ち運びもできるため、大きな画面で閲覧が可
能である。この場合の表示例を図２６に示す。なお、図
２６は、予め５つの班に分けて登録された複数の携帯端
末３０の位置を地図上に班単位で表示した場合の画面例
である。

【００５２】次に、携帯端末３０の位置エリアを監視し
て位置エリアに応じた情報を含むメールの配信等のサー
ビスを提供する場合の旅行情報配信サーバ１６の動作を
図２７に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、旅行情報配信サーバは、携帯端末３０から登録要
求があると、グループ管理エンジン４５に登録して１つ
のグループを作り、情報を配信する位置エリアを関連づ
ける（ステップＳ１）。そして、旅行情報配信サーバ１
６は、グループ管理エンジン４５により統合ＤＢ１２に
登録されたグループ内の携帯端末３０の位置を位置エリ
ア判別エンジン４７に携帯端末３０の利用者のＩＤと共
に通知し、位置エリア判別エンジン４７により通知され
た位置が設定された位置エリアに入ったか？または出た
か？を判定させる（ステップＳ２）。このとき、設定さ
れた位置エリアに入った（出た）と判定された場合、旅
行情報配信サーバ１６は、特定情報配信エンジン４８に
位置エリアに入った（出た）携帯端末３０の利用者のＩ
Ｄを通知する（ステップＳ３）。

【００５３】そして、旅行情報配信サーバ１６は、特定
情報配信エンジン４８により対応エリアや対応グループ
属性（国籍、性別、年代、住所）に合った特定情報をメ
ールにて配信する（ステップＳ４）。この場合、携帯端
末３０においては、メールが着信すると、自動的にメー
ル受信アプリケーションを起動しメールを受信すると共
に、内蔵するブザーによりメール着信を利用者に通知す
る。これにより、例えば、「京都で、お店の前を通りか
かかった。お昼時だったが“ピピッ”っと端末が鳴っ
た。見るとそのお店のクーポンが表示されていた。」と
いうサービスが行われる。また、旅行情報配信サーバ１
６は、携帯端末３０の位置を位置エリア統計エンジン４
９に通知することにより、通知された日時、ＩＤ、エリ
ア等を統合ＤＢ１２に登録し、どのエリアにどの程度の
頻度で観光客が訪れたか等の統計を採る機能も有してい
る。

【００５４】（１．２．３） 旅行後の動作 図２８は、旅行情報提供サーバシステム１０が旅行後の
利用者に提供するサービスを示す図である。まず、利用
者は、旅行終了時に運営所に行き、借り受けた携帯端末
３０の返却を行う。運営所においては、携帯端末３０に
旅行終了画面（図２０参照）を表示させ、「アップロー
ド」ボタンを選択することにより、旅行中に撮影したデ
ジタルカメラ写真や軌跡ＬＯＧ（位置情報付き動画デー
タ、音声データ、メモデータ等）等の情報を旅行情報配
信サーバにアップロードさせる。その後、「ＩＤ消去」
ボタンを操作することにより、携帯端末３０のクリーン
アップ処理を行い、携帯端末３０内の内部メモリ６４か
ら今回の旅行時に保存された各種情報を消去させて次の
貸し出しに備えておく。

【００５５】なお、このアップロード操作は旅行終了時
だけでなく、旅行中の携帯端末３０の内部メモリである
ＲＯＭ３２が一杯になった際に行ってもよい。すなわ
ち、デジタルカメラ写真等が携帯端末３０のＲＯＭ３２
に入りきらなくなった際、旅行情報配信サーバ１６にそ
の都度アップロードすることで、撮影枚数の限界を設け
なくてもよくなる。実際には、ＲＯＭ３２の容量を監視
し、想定する写真のデータ量（例えば２５ＫＢ）と比較
し、２５ＫＢよりもＲＯＭ３２が少ない場合、旅行中画
面２１０で「カメラ」アイコンをタップしカメラアプリ
ケーションを起動した際に、「内部メモリが少ないため
写真を保存できません。写真のアップロードをしますか
？ ＹＥＳ/ＮＯ」というメッセージを表示する。そこで
「ＹＥＳ」を選択すると上述の「アップロード」ボタン
を選択した時と同様のプログラムが動作し、旅行情報配
信サーバ１６に携帯端末３０に保存された写真のアップ
ロードを行う。次に「アップロードが終了しました。保
存されている写真データを削除しますか？ ＹＥＳ/Ｎ
Ｏ」というメッセージを表示し、「ＹＥＳ」を選択する
とＲＯＭ３２から写真データを全て削除する。

【００５６】旅行情報配信サーバ１６は、アップロード
ファイル登録エンジン４３により携帯端末３０からアッ
プロードされた情報をその携帯端末３０の利用者のＩＤ
に対応するプランデータに合成される形式で統合ＤＢ１
２に保存する。これにより、この利用者がＰＣ等を介し
てＷＷＷサーバ１３にアクセスし、旅行プラン（旅行
記）の閲覧要求を行うと、旅行時に撮影した写真等が合
成された旅行プラン（旅行記）を閲覧することができる
ようになされている。

【００５７】この場合、アップロードされた各種情報は
位置情報付きコンテンツとして、他の利用者等が自分の
プラン作成時に利用できる。アップロードされた写真等
には、旅行後、コメント等の追加情報を書き込むことが
可能である。その情報（例えば観光に要する時間、見
所）等が付加されると有用なコンテンツとなる。本シス
テムでは、旅行後のプラン閲覧機能に制限をかけてい
る。プラン作成時に旅行の日程は確定されるので、その
日時から一定期間（例えば１ケ月）等は課金をしない。
１ケ月前になると、「あと１週間後の、＊月＊日に本ペ
ージは削除されます」と警告メッセージを表示する。そ
れとともに「クレジットカードの入力」と「期間延長願
い」のリクエストを受け付ける。期間延長が確定すると
その旨がプランデータ上に表示される。期間延長がユー
ザによって選択されない場合、対応するＩＤの認証を無
効とする。その一定期間後に削除を行う。本処理は認証
・課金サーバ２３により行われる。削除されたプランに
対するＩＤは、再利用が可能である。プランは世界中の
コンテンツや地図に対応できているので、本発明の旅行
情報提供システムを利用すれば、いつどこに行ったかが
一目瞭然となる。従って、複数の国や地域に旅行に行く
と、自分専用の世界地図に自分専用の旅行記が構成され
ることになる。既に行った場所は赤い色で表示し、行っ
ていないエリアは違う色で表示するなどすれば、次に行
く場所の選択も楽しく行えることになる。また、本シス
テムはインターネットとシームレスに接続可能なためそ
の自分専用の世界地図から、インターネットを介し観光
情報にアクセスしたりできる。その他、メールや掲示
板、チャット、動画配信、音声配信等インターネットで
可能な情報は全て統合化された自分専用のページで取り
扱うことが可能となる。また、これら情報は統合ＤＢ１
２に保存されているため、旅行会社は個人毎に利用者の
旅行履歴や旅行間隔から最適な旅行プランを提示可能で
ある。従って、旅行会社は、旅行プランにあった各旅行
会社のモデルプランを旅行データベース２０から選択抽
出し利用者に提示することも可能であるし、旅行のプラ
ンを立てていない時でも前述の最適な旅行を自動的に旅
行データベース２０から抽出し推薦することも可能であ
る。

【００５８】なお、上述した実施形態にあっては、利用
者がＰＣ２１等の端末を用いて旅行プランの作成や旅行
先で利用する携帯端末３０の予約を行っているが、旅行
プランの作成と携帯端末３０の予約を行う端末は同一の
端末で行ってもよく、また、同じ利用者が異なる端末を
使って行ってもよい。

【００５９】

【発明の効果】上述したように本発明によれば、旅行前
に必要な観光情報の閲覧、選択、プラニングを提供でき
る。旅行中には旅行前に作成した、自由なプランを観光
地で借りた携帯端末にダウンロードすることが可能であ
り、自分専用の携帯端末を即時に用意できる。携帯端末
は位置測位機能と通信機能を持ち、所望の情報をネット
ワークを介してリアルタイムに受信できる共に、目的地
までの確実なナビゲーションを実現可能である。さらに
旅行後には、旅行記を閲覧することもできる。このた
め、現在及び将来にわたり旅行のトータルサービスを行
うことができ、利用者の要望に合わせて利用者が所望す
る旅行情報を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施形態に係る旅行情報提供システ
ムを周辺構成と共に示す図である。

【図２】 旅行情報配信サーバが有する主要な処理プロ
グラムを示す図である。

【図３】 携帯端末の構成を示すブロック図である。

【図４】 旅行情報提供サーバシステム及び携帯端末が
利用者に提供するサービス全体のフローを示す図であ
る。

【図５】 旅行情報提供サーバシステムが旅行前の利用
者に提供するサービスの一覧を示す図である。

【図６】 ＷＷＷサーバのサービスメニュー画面を示す
図である。

【図７】 ＷＷＷサーバの観光地表示画面を示す図であ
る。

【図８】 ＷＷＷサーバのスケジュール画面を示す図で
ある。

【図９】 ＷＷＷサーバのログイン画面を示す図であ
る。

【図１０】 ＷＷＷサーバの登録画面を示す図である。

【図１１】 ＷＷＷサーバの削除画面を示す図である。

【図１２】 ＷＷＷサーバのプランデータの一覧表示画
面を示す図である。

【図１３】 ＷＷＷサーバの公開プラン検索画面を示す
図である。

【図１４】 ＷＷＷサーバの一覧表示画面を示す図であ
る。

【図１５】 Ｗ旅行終了画面ＷＷサーバの公開プラン参
照画面を示す図である。

【図１６】 旅行情報提供サーバシステムが旅行中の利
用者に提供するサービスの一覧を示す図である。

【図１７】 携帯端末の旅行準備画面を示す図である。

【図１８】 携帯端末の旅行中画面を示す図である。

【図１９】 携帯端末のツール画面を示す図である。

【図２０】 携帯端末の旅行終了画面を示す図である。

【図２１】 携帯端末の画面例を示す図である。

【図２２】 携帯端末の画面例を示す図である。

【図２３】 携帯端末の画面例を示す図である。

【図２４】 携帯端末の画面例を示す図である。

【図２５】 携帯端末の画面例を示す図である。

【図２６】 パーソナルコンピュータの画面例を示す図
である。

【図２７】 旅行情報配信サーバがメールの配信等のサ
ービスを提供する場合のフローチャートである。

【図２８】 旅行情報提供サーバシステムが旅行後の利
用者に提供するサービスを示す図である。

【符号の説明】

２……ＧＰＳ固定局、 ３……基地局、 １０……旅行情報提供サーバシステム、 １１……ダイヤルアップサーバ、 １２……統合ＤＢ １３……ＷＷＷサーバ、 １４……課金・認証サーバ、 １５……メールサーバ、 １６……旅行情報配信サーバ、 １７……ＰＨＳサーバ、 ２０……旅行データベースサーバ、 ３０……携帯端末、 ３１……パーソナルコンピュータ ３２……ＴＶシステム、 ３３……携帯電話、 ３４……ＧＰＳユニット、 ３６……ＬＣＤ、 ３８……コントローラ。

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/38 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｈ (72)発明者 宮坂 明 長野県諏訪市大和３丁目３番５号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 宮下 博文 長野県諏訪市大和３丁目３番５号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 水落 俊一 長野県諏訪市大和３丁目３番５号 セイコ ーエプソン株式会社内 Ｆターム(参考） 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 AC13 AC14 5B049 BB00 BB49 CC06 EE05 FF02 GG06 5H180 AA21 BB05 BB15 EE10 FF05 FF13 FF33 5K067 AA21 BB36 DD17 DD51 EE02 EE10 EE16 FF03 FF23 HH22 HH23 JJ52

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 利用者が操作する端末にネットワークを
   介して旅行に関する情報を提供する旅行情報提供方法で
   あって、 旅行プラン作成希望の利用者が操作する端末に対して、
   旅行プランを作成するための情報の入力を促す一方、入
   力された情報に基づいて旅行プランを作成する旅行プラ
   ン作成段階と、 前記作成された旅行プランの情報を前記利用者に予め発
   行した識別情報と対応づけて保存する旅行プラン保存段
   階と、 旅行プラン送信希望の利用者が操作する端末に対して、
   前記利用者に予め発行された識別情報の入力を促す一
   方、入力された識別情報に対応づけられた旅行プランの
   情報を検索して送信する旅行プラン送信段階とを備える
   ことを特徴とする旅行情報提供方法。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の旅行情報提供方法にお
   いて、 前記旅行プラン作成段階で旅行プランを作成した利用者
   が操作する端末から旅行中に使用する携帯端末の予約を
   受け付ける予約受付段階を有し、 前記旅行プラン送信希望の利用者が操作する端末は、前
   記予約受付段階において前記利用者が予約した携帯端末
   であることを特徴とする旅行情報提供方法。
3. 【請求項３】 請求項２記載の旅行情報提供方法におい
   て、 前記携帯端末は、前記旅行プランの情報を受信するまで
   は前記識別情報の入力を促す入力画面または前記識別情
   報とパスワードの入力を促す入力画面を表示することを
   特徴とする旅行情報提供方法。
4. 【請求項４】 請求項２記載の旅行情報提供方法におい
   て、 前記旅行プラン送信段階においては、前記携帯端末が位
   置を測位する時に使用する測位補助情報をさらに前記携
   帯端末に送信することを特徴とする旅行情報提供方法。
5. 【請求項５】 請求項１記載の旅行情報提供方法におい
   て、 前記旅行プラン作成段階においては、前記旅行プラン作
   成希望の利用者が操作する端末に対して、前記作成され
   た旅行プランの印刷を促す印刷段階を有し、 前記印刷された旅行プランには、前記利用者に予め発行
   された識別情報がさらに印刷されることを特徴とする旅
   行情報提供方法。
6. 【請求項６】 請求項２記載の旅行情報提供方法におい
   て、 前記旅行プラン送信段階においては、前記旅行プランの
   情報を前記携帯端末が扱うファイル形式に変換して送信
   することを特徴する旅行情報提供方法。
7. 【請求項７】 請求項１記載の旅行情報提供方法におい
   て、 前記旅行プラン送信段階においては、前記入力された識
   別情報に対応づけられた旅行プランの情報に対応する観
   光情報をさらに前記携帯端末に送信することを特徴とす
   る旅行情報提供方法。
8. 【請求項８】 利用者が操作する端末にネットワークを
   介して旅行に関する情報を提供する旅行情報提供方法で
   あって、 旅行記録アップロード希望の利用者が操作する端末に対
   して、前記端末に保存された旅行記録の情報のアップロ
   ードを促す一方、アップロードされた旅行記録の情報を
   前記利用者に予め発行した識別情報と対応づけて保存す
   る旅行記録保存段階と、 旅行記録閲覧希望の利用者が操作する端末に対して、前
   記利用者に予め発行された識別情報の入力を促し、入力
   された識別情報に対応づけられた旅行記録の情報を検索
   して送信する旅行記録送信段階とを備えることを特徴と
   する旅行情報提供方法。
9. 【請求項９】 請求項８記載の旅行情報提供方法におい
   て、 前記旅行記録の情報は、前記端末が測位した１以上の位
   置情報、前記位置情報から作成された軌跡情報、前記端
   末に記録された画像情報、音声情報または動画情報のう
   ちの少なくとも１以上の情報であることを特徴とする旅
   行情報提供方法。
10. 【請求項１０】 請求項８記載の旅行情報提供方法にお
    いて、 前記旅行記録アップロード希望の利用者が操作する端末
    は、旅行記録の情報をアップロードした後に当該端末に
    保存している前記旅行記録の情報を消去することを特徴
    とする旅行情報提供方法。
11. 【請求項１１】 利用者が操作する端末にネットワーク
    を介して旅行に関する情報を提供する旅行情報提供方法
    であって、 旅行情報配信希望の利用者が操作する端末の位置を監視
    し、前記端末が旅行情報を有する複数のエリアのいずれ
    かのエリアに入ったことまたは前記エリアから出たこと
    を検出すると、前記エリアに対応する旅行情報を前記端
    末に送信することを特徴とする旅行情報提供方法。
12. 【請求項１２】 利用者が操作する端末にネットワーク
    を介して旅行に関する情報を提供する旅行情報提供シス
    テムであって、 旅行プラン作成希望の利用者が操作する端末に対して、
    旅行プランを作成するための情報の入力を促す一方、入
    力された情報に基づいて旅行プランを作成する旅行プラ
    ン作成手段と、 前記作成された旅行プランの情報を前記利用者に予め発
    行した識別情報と対応づけて保存する旅行プラン保存手
    段と、 旅行プラン送信希望の利用者が操作する端末に対して、
    前記利用者に予め発行された識別情報の入力を促す一
    方、入力された識別情報に対応づけられた旅行プランの
    情報を検索して送信する旅行プラン送信手段とを備える
    ことを特徴とする旅行情報提供システム。
13. 【請求項１３】 請求項１２に記載の旅行情報提供シス
    テムにおいて、 前記旅行プランを作成した利用者が操作する端末から旅
    行中に使用する携帯端末の予約を受け付ける予約受付手
    段を有し、 前記旅行プランの送信を希望する利用者が操作する端末
    は、当該利用者が予約した携帯端末であることを特徴と
    する旅行情報提供システム。
14. 【請求項１４】 請求項１３記載の旅行情報提供システ
    ムにおいて、 前記携帯端末は、前記旅行プランの情報を受信するまで
    は前記識別情報の入力を促す入力画面または前記識別情
    報とパスワードの入力を促す入力画面を表示することを
    特徴とする旅行情報提供システム。
15. 【請求項１５】 請求項１３記載の旅行情報提供システ
    ムにおいて、 前記携帯端末は、当該端末の位置を測位可能な端末であ
    り、 前記旅行プラン送信手段は、前記携帯端末が位置を測位
    する時に使用する測位補助情報をさらに前記携帯端末に
    送信することを特徴とする旅行情報提供システム。
16. 【請求項１６】 請求項１２記載の旅行情報提供システ
    ムにおいて、 前記旅行プラン作成手段は、前記旅行プラン作成希望の
    利用者が操作する端末に対して、前記作成された旅行プ
    ランの印刷を促し、 前記印刷された旅行プランには、前記利用者に予め発行
    された識別情報がさらに印刷されることを特徴とする旅
    行情報提供システム。
17. 【請求項１７】 請求項１３記載の旅行情報提供システ
    ムにおいて、 前記旅行プラン送信手段は、前記旅行プランの情報を前
    記携帯端末が扱うファイル形式に変換して送信すること
    を特徴する旅行情報提供システム。
18. 【請求項１８】 請求項１２記載の旅行情報提供システ
    ムにおいて、 前記旅行プラン送信手段は、前記入力された識別情報に
    対応づけられた旅行プランの情報に対応する観光情報を
    さらに前記携帯端末に送信することを特徴とする旅行情
    報提供システム。
19. 【請求項１９】 利用者が操作する端末にネットワーク
    を介して旅行に関する情報を提供する旅行情報提供シス
    テムであって、 旅行記録アップロード希望の利用者が操作する端末に対
    して、前記端末に保存された旅行記録の情報のアップロ
    ードを促す一方、アップロードされた旅行記録の情報を
    前記利用者に予め発行した識別情報と対応づけて保存す
    る旅行記録保存手段と、 旅行記録閲覧希望の利用者が操作する端末に対して、前
    記利用者に予め発行された識別情報の入力を促し、入力
    された識別情報に対応づけられた旅行記録の情報を検索
    して送信する旅行記録送信手段とを備えることを特徴と
    する旅行情報提供システム。
20. 【請求項２０】 請求項１９記載の旅行情報提供システ
    ムにおいて、 前記旅行記録の情報は、前記端末が測位した１以上の位
    置情報、前記位置情報から作成された軌跡情報、前記端
    末に記録された画像情報、音声情報または動画情報のう
    ちの少なくとも１以上の情報であることを特徴とする旅
    行情報提供システム。
21. 【請求項２１】 請求項１９記載の旅行情報提供システ
    ムにおいて、 前記旅行記録アップロード希望の利用者が操作する端末
    は、旅行記録の情報をアップロードした後に当該端末に
    保存している前記旅行記録の情報を消去することを特徴
    とする旅行情報提供システム。
22. 【請求項２２】 利用者が操作する端末にネットワーク
    を介して旅行に関する情報を提供する旅行情報提供シス
    テムであって、 複数のエリアに対応する旅行情報を蓄積する旅行情報蓄
    積手段と、 旅行情報配信希望の利用者が操作する端末の位置を監視
    して前記端末が前記複数のエリアのいずれかのエリアに
    入ったことまたは前記エリアから出たことを検出する位
    置監視手段と、 前記位置監視手段により前記端末が前記複数のエリアの
    いずれかのエリアに入ったことまたは前記エリアから出
    たことが検出されると、前記旅行情報蓄積手段に蓄積さ
    れる前記エリアに対応する旅行情報を前記端末に送信す
    る旅行情報送信手段とを備えることを特徴とする旅行情
    報提供システム。