JP2002167799A - 自走式土質改良機 - Google Patents
自走式土質改良機Info
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- JP2002167799A JP2002167799A JP2000362802A JP2000362802A JP2002167799A JP 2002167799 A JP2002167799 A JP 2002167799A JP 2000362802 A JP2000362802 A JP 2000362802A JP 2000362802 A JP2000362802 A JP 2000362802A JP 2002167799 A JP2002167799 A JP 2002167799A
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Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】多種多様な土砂を改良対象とする場合であって
も、周囲へ飛散させることなく土砂ホッパから混合装置
へ供給できる自走式土質改良機を提供する。 【解決手段】自走可能な走行体7と、この走行体7上に
設けた土質改良機本体6とを有し、土質改良機本体6
は、土質改良機取付部9Aと、この土質改良機取付部9
Aの長手方向一方側に設けられ土砂を受け入れる土砂ホ
ッパ2と、土質改良機取付部9Aの長手方向に設けられ
た容器25及びこの容器25内に備えられ容器25内に
導入された土砂を搬送するスクリューコンベア26を備
える土砂搬送装置4と、スクリューコンベア26により
搬送される土砂に土質改良材を供給する土質改良材供給
装置5と、土砂と土質改良材との混合物を攪拌し解砕混
合する混合装置3と、この混合装置3により解砕混合さ
れた改良土を搬出する排出コンベア8とを備える。
も、周囲へ飛散させることなく土砂ホッパから混合装置
へ供給できる自走式土質改良機を提供する。 【解決手段】自走可能な走行体7と、この走行体7上に
設けた土質改良機本体6とを有し、土質改良機本体6
は、土質改良機取付部9Aと、この土質改良機取付部9
Aの長手方向一方側に設けられ土砂を受け入れる土砂ホ
ッパ2と、土質改良機取付部9Aの長手方向に設けられ
た容器25及びこの容器25内に備えられ容器25内に
導入された土砂を搬送するスクリューコンベア26を備
える土砂搬送装置4と、スクリューコンベア26により
搬送される土砂に土質改良材を供給する土質改良材供給
装置5と、土砂と土質改良材との混合物を攪拌し解砕混
合する混合装置3と、この混合装置3により解砕混合さ
れた改良土を搬出する排出コンベア8とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土砂ホッパに投入
された土砂を土質改良材と混合して改良する自走式土質
改良機に関し、さらに詳しくは、多種多様な土砂を改良
対象とする場合であっても、周囲へ飛散させることなく
土砂を土砂ホッパから混合装置へ供給できる自走式土質
改良機に関するものである。
された土砂を土質改良材と混合して改良する自走式土質
改良機に関し、さらに詳しくは、多種多様な土砂を改良
対象とする場合であっても、周囲へ飛散させることなく
土砂を土砂ホッパから混合装置へ供給できる自走式土質
改良機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、再生資源促進法(いわゆるリサイ
クル法)の施行(平成3年10月)といった廃棄物再利
用促進の背景の下、例えば、ガス管等の埋設工事、上下
水道工事、及びその他の道路工事・基礎工事等において
発生する掘削土(いわゆる建設発生土)を土質改良材と
ともに攪拌して解砕混合処理し、リサイクル用の改良土
とする自走式土質改良機のニーズが拡がりつつある。
クル法)の施行(平成3年10月)といった廃棄物再利
用促進の背景の下、例えば、ガス管等の埋設工事、上下
水道工事、及びその他の道路工事・基礎工事等において
発生する掘削土(いわゆる建設発生土)を土質改良材と
ともに攪拌して解砕混合処理し、リサイクル用の改良土
とする自走式土質改良機のニーズが拡がりつつある。
【0003】このような自走式土質改良機としては、例
えば特開平11−217821号公報に記載のように、
土砂ホッパに投入され搬送用ベルトコンベアにより搬送
される土砂に、土質改良材供給装置から土質改良材を供
給し、その土砂と土質改良材との混合物を混合装置によ
って解砕混合して改良土を製造し、その改良土を搬出用
ベルトコンベアで搬出するものが既に提唱されている。
えば特開平11−217821号公報に記載のように、
土砂ホッパに投入され搬送用ベルトコンベアにより搬送
される土砂に、土質改良材供給装置から土質改良材を供
給し、その土砂と土質改良材との混合物を混合装置によ
って解砕混合して改良土を製造し、その改良土を搬出用
ベルトコンベアで搬出するものが既に提唱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては以下の課題が存在する。即ち、上記し
た近年の廃棄物再利用促進の機運の下、土質改良の対象
となる土砂の性質や状態が極めて多種多様化してきてお
り、改良対象土砂として、例えば、砂含量が多く粘着度
合いが低い砂質土や、粒径が極めて細かくしかも粘着性
の高い粘土というように、土性そのものが大きく異なっ
たものが含まれるようになってきている。さらにそれぞ
れの中で含水量が異なるものが混在したり、さらに砂状
のものと土が圧縮されて塊状となったものとが混在する
場合もある。
来技術においては以下の課題が存在する。即ち、上記し
た近年の廃棄物再利用促進の機運の下、土質改良の対象
となる土砂の性質や状態が極めて多種多様化してきてお
り、改良対象土砂として、例えば、砂含量が多く粘着度
合いが低い砂質土や、粒径が極めて細かくしかも粘着性
の高い粘土というように、土性そのものが大きく異なっ
たものが含まれるようになってきている。さらにそれぞ
れの中で含水量が異なるものが混在したり、さらに砂状
のものと土が圧縮されて塊状となったものとが混在する
場合もある。
【0005】上記従来技術は、搬送用ベルトコンベアを
用いて土砂ホッパから導出された土砂を混合装置へ搬送
する構成であるため、土砂ホッパ下端を循環駆動する搬
送用ベルトコンベアのベルトに対して隙間なく接続する
ことは不可能であり、土砂ホッパ下端とベルトとの間に
わずかな隙間を設けざるを得ない。そのため、例えば、
この隙間よりも粒径が大きい土砂等がベルトからこぼれ
落ちることは少ないが、上記の隙間よりも粒径の小さい
土砂を搬送する場合、ベルトからこぼさずに土砂を混合
装置へ供給することは難しく、搬送用ベルトコンベアの
外回りに土砂が飛散・堆積する可能性がある。
用いて土砂ホッパから導出された土砂を混合装置へ搬送
する構成であるため、土砂ホッパ下端を循環駆動する搬
送用ベルトコンベアのベルトに対して隙間なく接続する
ことは不可能であり、土砂ホッパ下端とベルトとの間に
わずかな隙間を設けざるを得ない。そのため、例えば、
この隙間よりも粒径が大きい土砂等がベルトからこぼれ
落ちることは少ないが、上記の隙間よりも粒径の小さい
土砂を搬送する場合、ベルトからこぼさずに土砂を混合
装置へ供給することは難しく、搬送用ベルトコンベアの
外回りに土砂が飛散・堆積する可能性がある。
【0006】また、100%を超える高含水比の粘土
状、あるいはヘドロ状の柔らかい土砂を改質対象土砂と
する場合にあっては、土砂のみならずそれに含まれる水
分が上記土砂ホッパ下端とベルトとの間の隙間から漏れ
出し、搬送用ベルトコンベアの外回りに汚泥が飛散・堆
積する可能性もある。
状、あるいはヘドロ状の柔らかい土砂を改質対象土砂と
する場合にあっては、土砂のみならずそれに含まれる水
分が上記土砂ホッパ下端とベルトとの間の隙間から漏れ
出し、搬送用ベルトコンベアの外回りに汚泥が飛散・堆
積する可能性もある。
【0007】本発明の目的は、多種多様な土砂を改良対
象とする場合であっても、周囲へ飛散させることなく土
砂ホッパから混合装置へ供給できる自走式土質改良機を
提供することにある。
象とする場合であっても、周囲へ飛散させることなく土
砂ホッパから混合装置へ供給できる自走式土質改良機を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、自走可能な走行体と、この走行体
上に設けた土質改良機本体とを有し、前記土質改良機本
体は、フレームと、このフレームの長手方向一方側に設
けられ土砂を受け入れる土砂ホッパと、前記フレームの
長手方向に設けられた容器及びこの容器内に備えられ前
記容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を備える
土砂搬送装置と、前記搬送手段により搬送される土砂に
土質改良材を供給する土質改良材供給装置と、前記土砂
と前記土質改良材との混合物を攪拌し解砕混合する混合
装置と、前記混合装置により解砕混合された改良土を搬
出する搬出コンベアとを備える。
るために、本発明は、自走可能な走行体と、この走行体
上に設けた土質改良機本体とを有し、前記土質改良機本
体は、フレームと、このフレームの長手方向一方側に設
けられ土砂を受け入れる土砂ホッパと、前記フレームの
長手方向に設けられた容器及びこの容器内に備えられ前
記容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を備える
土砂搬送装置と、前記搬送手段により搬送される土砂に
土質改良材を供給する土質改良材供給装置と、前記土砂
と前記土質改良材との混合物を攪拌し解砕混合する混合
装置と、前記混合装置により解砕混合された改良土を搬
出する搬出コンベアとを備える。
【0009】本発明では、土砂ホッパから混合装置へ土
砂を搬送する土砂搬送装置において、フレームの長手方
向に設けた容器内に搬送手段を設け、これによって土砂
ホッパから導入された土砂を容器内で搬送する。これに
より、搬送用ベルトコンベアを用いた従来技術のように
混合装置への搬送の途中で土砂がこぼれ落ちることがな
く、多種多様な土砂を改良対象とする場合であっても、
周囲へ飛散させることなく土砂ホッパから混合装置へ供
給できる。
砂を搬送する土砂搬送装置において、フレームの長手方
向に設けた容器内に搬送手段を設け、これによって土砂
ホッパから導入された土砂を容器内で搬送する。これに
より、搬送用ベルトコンベアを用いた従来技術のように
混合装置への搬送の途中で土砂がこぼれ落ちることがな
く、多種多様な土砂を改良対象とする場合であっても、
周囲へ飛散させることなく土砂ホッパから混合装置へ供
給できる。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記容器を前記土砂ホッパ下部に対して隙間なく接続す
る。
前記容器を前記土砂ホッパ下部に対して隙間なく接続す
る。
【0011】これにより、土砂が土砂ホッパを介して容
器に導入される際に周囲に飛散したり容器から溢出した
りすることを防止できる。
器に導入される際に周囲に飛散したり容器から溢出した
りすることを防止できる。
【0012】(3)上記(1)又は(2)において、好
ましくは、前記土質改良材供給装置の土質改良材供給口
を前記容器に対して隙間なく接続する。
ましくは、前記土質改良材供給装置の土質改良材供給口
を前記容器に対して隙間なく接続する。
【0013】これにより、土質改良材が前記土質改良材
供給口を介して前記搬送手段により搬送される搬送土砂
に供給される際に周囲に飛散することを防止できる。
供給口を介して前記搬送手段により搬送される搬送土砂
に供給される際に周囲に飛散することを防止できる。
【0014】(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1
つにおいて、好ましくは、前記混合装置の混合物導入口
を前記容器に対して隙間なく接続する。
つにおいて、好ましくは、前記混合装置の混合物導入口
を前記容器に対して隙間なく接続する。
【0015】これにより、土砂と土質改良材との混合物
が、前記混合物導入口を介して前記混合装置に供給され
る際に周囲に飛散することを防止できる。
が、前記混合物導入口を介して前記混合装置に供給され
る際に周囲に飛散することを防止できる。
【0016】(5)上記(1)乃至(4)のいずれか1
つにおいて、好ましくは、前記搬送手段は、駆動手段に
より回転駆動される回転軸に略ネジ状のスクリューを設
けたスクリューコンベアを備える。
つにおいて、好ましくは、前記搬送手段は、駆動手段に
より回転駆動される回転軸に略ネジ状のスクリューを設
けたスクリューコンベアを備える。
【0017】例えば、土砂ホッパにより受け入れた土砂
をベルトコンベアにより混合装置へ搬送する構成とする
と、高粘性の土砂等を改良対象土砂とする場合、土砂ホ
ッパ出口に引っ掛った土砂の粘性により搬送方向と反対
方向に作用する力が自重により土砂がベルトから受ける
摩擦力による搬送方向に作用する力を上回り、土砂が搬
送用ベルトコンベアのベルト上でスリップしてしまい土
砂ホッパ外に搬送されなくなったり、搬送されたとして
も、搬送土砂が土砂ホッパ出口より低い高さで薄層状に
せん断されて所定量の土砂が混合装置に円滑に供給され
ず、定量供給性が阻害される可能性がある。さらに、1
00%を超える高含水比の土砂を改質対象土砂とする場
合にあっては、搬送コンベアのベルトとの間に働く摩擦
抵抗が低下することにより、土砂が搬送用ベルトコンベ
アのベルト上でスリップしてしまい搬送そのものが困難
となる可能性がある。
をベルトコンベアにより混合装置へ搬送する構成とする
と、高粘性の土砂等を改良対象土砂とする場合、土砂ホ
ッパ出口に引っ掛った土砂の粘性により搬送方向と反対
方向に作用する力が自重により土砂がベルトから受ける
摩擦力による搬送方向に作用する力を上回り、土砂が搬
送用ベルトコンベアのベルト上でスリップしてしまい土
砂ホッパ外に搬送されなくなったり、搬送されたとして
も、搬送土砂が土砂ホッパ出口より低い高さで薄層状に
せん断されて所定量の土砂が混合装置に円滑に供給され
ず、定量供給性が阻害される可能性がある。さらに、1
00%を超える高含水比の土砂を改質対象土砂とする場
合にあっては、搬送コンベアのベルトとの間に働く摩擦
抵抗が低下することにより、土砂が搬送用ベルトコンベ
アのベルト上でスリップしてしまい搬送そのものが困難
となる可能性がある。
【0018】そこで、本発明においては、土砂搬送装置
を駆動手段により回転駆動される回転軸に略ネジ状のス
クリューを設けたスクリューコンベアとする。この場
合、前記容器内に設けられたスクリューコンベアが、容
器内壁により拘束された土砂を強制的に押し出すように
搬送することとなる。これにより、土砂の粘度や含水比
等が変化の影響を受けて搬送量が変化することがない。
したがって、多種多様な土砂を改良対象とする場合であ
っても、混合装置への定量供給性を確保することができ
る。
を駆動手段により回転駆動される回転軸に略ネジ状のス
クリューを設けたスクリューコンベアとする。この場
合、前記容器内に設けられたスクリューコンベアが、容
器内壁により拘束された土砂を強制的に押し出すように
搬送することとなる。これにより、土砂の粘度や含水比
等が変化の影響を受けて搬送量が変化することがない。
したがって、多種多様な土砂を改良対象とする場合であ
っても、混合装置への定量供給性を確保することができ
る。
【0019】(6)上記(5)において、好ましくは、
前記スクリューは、前記回転軸との間に間隙空間を有す
るリボンスクリューである。
前記スクリューは、前記回転軸との間に間隙空間を有す
るリボンスクリューである。
【0020】例えば、比較的大きな塊が多く含まれる土
砂等をスクリューコンベアによって搬送する場合、駆動
手段に対する負荷が大きくなる可能性がある。本発明で
は、スクリューコンベアのスクリューを回転軸との間に
間隙空間を有するリボンスクリューとすることにより、
大塊等による余分な摩擦を避けることができるので、円
滑に土砂を搬送できるとともに駆動手段に対する負荷を
低減できる。
砂等をスクリューコンベアによって搬送する場合、駆動
手段に対する負荷が大きくなる可能性がある。本発明で
は、スクリューコンベアのスクリューを回転軸との間に
間隙空間を有するリボンスクリューとすることにより、
大塊等による余分な摩擦を避けることができるので、円
滑に土砂を搬送できるとともに駆動手段に対する負荷を
低減できる。
【0021】(7)上記(1)乃至(4)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記搬送手段は、駆動手
段により回転駆動される回転軸に攪拌翼を設けたパドル
コンベアを備える。
つにおいて、また好ましくは、前記搬送手段は、駆動手
段により回転駆動される回転軸に攪拌翼を設けたパドル
コンベアを備える。
【0022】これにより、搬送手段に混合装置にて解砕
混合する前の予攪拌機能を持たせることもできる。
混合する前の予攪拌機能を持たせることもできる。
【0023】(8)上記(5)乃至(7)のいずれか1
つにおいて、好ましくは、前記容器は、土砂を前記回転
軸の軸方向に排出する土砂排出口を備える。
つにおいて、好ましくは、前記容器は、土砂を前記回転
軸の軸方向に排出する土砂排出口を備える。
【0024】(9)上記(5)乃至(6)のいずれか1
つにおいて、好ましくは、前記スクリューは、相対的に
土砂搬送方向上流側は小さいピッチで、土砂搬送方向下
流側は大きいピッチで設けられる。
つにおいて、好ましくは、前記スクリューは、相対的に
土砂搬送方向上流側は小さいピッチで、土砂搬送方向下
流側は大きいピッチで設けられる。
【0025】スクリューコンベアにおいては、搬送土砂
の容積は回転軸の軸方向に隣接するスクリュー間の空間
の容積により定まる。すなわち、同一回転数である場
合、隣接するスクリューのピッチが大きいほど上記空間
容積が大きくなり、搬送土砂の搬送量が増大する。この
とき、前記容器内において、土砂搬送方向下流側に対し
て上流側の土砂搬送量が大きいと、下流側の土砂に上流
側の土砂からの圧力が作用して圧密され閉塞する可能性
がある。
の容積は回転軸の軸方向に隣接するスクリュー間の空間
の容積により定まる。すなわち、同一回転数である場
合、隣接するスクリューのピッチが大きいほど上記空間
容積が大きくなり、搬送土砂の搬送量が増大する。この
とき、前記容器内において、土砂搬送方向下流側に対し
て上流側の土砂搬送量が大きいと、下流側の土砂に上流
側の土砂からの圧力が作用して圧密され閉塞する可能性
がある。
【0026】そこで本発明においては、土砂搬送方向下
流側のスクリューのピッチを上流側のスクリューのピッ
チに対して大きく設け、スクリューコンベアの上流側に
対して下流側の土砂搬送量を大きくすることにより、容
器内で土砂が圧密され閉塞することを防止できる。
流側のスクリューのピッチを上流側のスクリューのピッ
チに対して大きく設け、スクリューコンベアの上流側に
対して下流側の土砂搬送量を大きくすることにより、容
器内で土砂が圧密され閉塞することを防止できる。
【0027】(10)上記(1)乃至(4)のいずれか
1つにおいて、また好ましくは、前記搬送手段は、シリ
ンダにより進退駆動されるピストンを備える。
1つにおいて、また好ましくは、前記搬送手段は、シリ
ンダにより進退駆動されるピストンを備える。
【0028】(11)上記(1)乃至(10)のいずれ
か1つにおいて、好ましくは、前記土砂搬送装置を土砂
搬送方向に向かって下り勾配に設ける。
か1つにおいて、好ましくは、前記土砂搬送装置を土砂
搬送方向に向かって下り勾配に設ける。
【0029】これにより、土砂を搬送する力に搬送土砂
の自重による作用が付加されるので搬送手段を駆動する
駆動手段に対する負荷を低減できる。
の自重による作用が付加されるので搬送手段を駆動する
駆動手段に対する負荷を低減できる。
【0030】(12)上記(1)乃至(10)のいずれ
か1つにおいて、また好ましくは、前記土砂ホッパ内に
投入された土砂を攪拌し架橋形成を防止する架橋防止手
段を設ける。
か1つにおいて、また好ましくは、前記土砂ホッパ内に
投入された土砂を攪拌し架橋形成を防止する架橋防止手
段を設ける。
【0031】土質改良作業中、連続的にホッパに土砂が
投入されると、その重量はホッパ内下方の土砂へと順次
重畳して加わることとなる。通常、ホッパは上下開口の
下方が縮径する形状であるため、ホッパ内下部の土砂
は、上方の土砂の重量によりホッパ内壁面に押しつけら
れ重畳して付着し、架橋が形成される場合がある。
投入されると、その重量はホッパ内下方の土砂へと順次
重畳して加わることとなる。通常、ホッパは上下開口の
下方が縮径する形状であるため、ホッパ内下部の土砂
は、上方の土砂の重量によりホッパ内壁面に押しつけら
れ重畳して付着し、架橋が形成される場合がある。
【0032】そこで、本発明においては、ホッパ内に架
橋防止手段を設け、ホッパ内の土砂を攪拌し架橋形成を
防止する。これにより、ホッパにより受入れた土砂を確
実に下方の容器に導入することができる。
橋防止手段を設け、ホッパ内の土砂を攪拌し架橋形成を
防止する。これにより、ホッパにより受入れた土砂を確
実に下方の容器に導入することができる。
【0033】(13)上記(1)乃至(10)のいずれ
か1つにおいて、好ましくは、前記土砂ホッパ内に、前
記土砂搬送手段に作用する土砂の重量を軽減する受圧板
を設ける。
か1つにおいて、好ましくは、前記土砂ホッパ内に、前
記土砂搬送手段に作用する土砂の重量を軽減する受圧板
を設ける。
【0034】これにより、搬送手段を駆動する駆動手段
に対する負荷を低減できる。
に対する負荷を低減できる。
【0035】(14)上記(1)乃至(10)のいずれ
か1つにおいて、また好ましくは、前記土砂搬送装置の
前記容器と前記混合装置のハウジングとを略水平に接続
する。
か1つにおいて、また好ましくは、前記土砂搬送装置の
前記容器と前記混合装置のハウジングとを略水平に接続
する。
【0036】例えば、容器内に導入された土砂及び土質
改良材を搬送手段により搬送し、前記混合物導入口を介
して前記混合装置に落下させる場合、混合装置を土砂搬
送装置に対して低い位置に設けざるを得ないので、自走
式土質改良機の全高が高くなる。それに対して、本発明
においては、土砂搬送装置の容器と混合装置のハウジン
グとを略水平に接続することにより、混合装置内に土砂
を略水平に押し出すようにして送り込むことが可能とな
る。これにより、上記のように混合装置を土砂搬送装置
に対して低い位置に設ける場合に比べて自走式土質改良
機の全高を低減できる。
改良材を搬送手段により搬送し、前記混合物導入口を介
して前記混合装置に落下させる場合、混合装置を土砂搬
送装置に対して低い位置に設けざるを得ないので、自走
式土質改良機の全高が高くなる。それに対して、本発明
においては、土砂搬送装置の容器と混合装置のハウジン
グとを略水平に接続することにより、混合装置内に土砂
を略水平に押し出すようにして送り込むことが可能とな
る。これにより、上記のように混合装置を土砂搬送装置
に対して低い位置に設ける場合に比べて自走式土質改良
機の全高を低減できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自走式土質改良機
の一実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明
の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側
面図であり、図2は本発明の自走式土質改良機の一実施
の形態の全体構造を表す上面図である。これら図1及び
図2において、この自走式土質改良機は、例えば油圧シ
ョベルのバケット等の作業具により改質対象となる土砂
が投入され、その投入土砂を所定の粒度に選別する篩ユ
ニット1と、この篩ユニット1で選別された土砂を受け
入れる土砂ホッパ2と、この土砂ホッパ2から導入され
た土砂及び所定の土質改良材の混合物を攪拌し解砕混合
し改良土として下方へ排出する混合装置(処理槽)3
と、前記土砂ホッパ2から導入された土砂を前記混合装
置3へと搬送して導入する土砂搬送装置4と、及びこの
土砂搬送装置4により搬送される土砂に土質改良材を供
給する土質改良材供給装置5とを搭載した土質改良機本
体6、この土質改良機本体6の下方に設けられた走行体
7及び前記混合装置3にて製造され排出された改良土を
受け入れて自走式土質改良機後方側(図1中右側)に搬
送し排出する排出コンベア8を有する。
の一実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明
の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側
面図であり、図2は本発明の自走式土質改良機の一実施
の形態の全体構造を表す上面図である。これら図1及び
図2において、この自走式土質改良機は、例えば油圧シ
ョベルのバケット等の作業具により改質対象となる土砂
が投入され、その投入土砂を所定の粒度に選別する篩ユ
ニット1と、この篩ユニット1で選別された土砂を受け
入れる土砂ホッパ2と、この土砂ホッパ2から導入され
た土砂及び所定の土質改良材の混合物を攪拌し解砕混合
し改良土として下方へ排出する混合装置(処理槽)3
と、前記土砂ホッパ2から導入された土砂を前記混合装
置3へと搬送して導入する土砂搬送装置4と、及びこの
土砂搬送装置4により搬送される土砂に土質改良材を供
給する土質改良材供給装置5とを搭載した土質改良機本
体6、この土質改良機本体6の下方に設けられた走行体
7及び前記混合装置3にて製造され排出された改良土を
受け入れて自走式土質改良機後方側(図1中右側)に搬
送し排出する排出コンベア8を有する。
【0038】前記の走行体7は、本体フレーム9と、走
行手段としての左・右無限軌道履帯10L,10Rとを
備えている。本体フレーム9は、例えば略長方形の枠体
によって形成され、前記篩ユニット1、土砂ホッパ2、
混合装置3、土砂搬送装置4、土質改良材供給装置5、
及び後述のパワーユニット(機械室)54等を載置する
車台を構成する土質改良機取付け部9Aと、この土質改
良機取付け部9A及び前記の左・右無限軌道履帯10
L,10Rを接続するトラックフレーム部9Bとから構
成される。また左・右無限軌道履帯10L,10Rは、
前記トラックフレーム部9Bに回転自在に支持された駆
動輪11と従動輪(アイドラ)12との間に掛け渡され
ており、駆動輪11側に設けられた左・右走行用油圧モ
ータ13L,13R(左走行用油圧モータ13Lのみ図
1に図示)の駆動力により循環駆動して自走式土質改良
機を走行させるようになっている。
行手段としての左・右無限軌道履帯10L,10Rとを
備えている。本体フレーム9は、例えば略長方形の枠体
によって形成され、前記篩ユニット1、土砂ホッパ2、
混合装置3、土砂搬送装置4、土質改良材供給装置5、
及び後述のパワーユニット(機械室)54等を載置する
車台を構成する土質改良機取付け部9Aと、この土質改
良機取付け部9A及び前記の左・右無限軌道履帯10
L,10Rを接続するトラックフレーム部9Bとから構
成される。また左・右無限軌道履帯10L,10Rは、
前記トラックフレーム部9Bに回転自在に支持された駆
動輪11と従動輪(アイドラ)12との間に掛け渡され
ており、駆動輪11側に設けられた左・右走行用油圧モ
ータ13L,13R(左走行用油圧モータ13Lのみ図
1に図示)の駆動力により循環駆動して自走式土質改良
機を走行させるようになっている。
【0039】前記の篩ユニット1は、前記土砂ホッパ2
とともに前記土質改良機取付け部9Aの長手方向(図1
中左右方向)一方側(図1中左側)端部の上方に搭載さ
れた上下方向に振動可能ないわゆる振動篩である。詳細
には、前記土質改良機取付け部9Aに立設した支持ポス
ト14の上に固定された支持部材15にばね16を介し
て弾性的に支持された支持枠体17と、この支持枠体1
7に装着された格子部材18(図2参照)と、その重心
が偏芯した振動軸(図示せず)を内部に挿通した回転ド
ラム19と、この回転ドラム19を回転駆動させる駆動
力を発生する篩ユニット用油圧モータ20とを有してい
る。そして、篩ユニット用油圧モータ20の駆動力をベ
ルト21を介して回転ドラム19に伝達して回転させる
ことにより、その内部に挿通された前記振動軸が回転
し、篩ユニット1全体が振動するようになっている。ま
た、前記支持枠体17は、自走土質改良機前方側(図1
中左側)の方が自走式土質改良機後方側(図1中右側)
よりも低くなっており、上記のように篩ユニット1が振
動することにより、篩ユニット1に投入された土砂に含
まれる種々の大きさの成分のうち、格子部材18の格子
の目よりも大きなものを格子部材18上を自走式土質改
良機前方側(図1中左側)へと移動・流下させて排出
し、格子部材18の格子の目よりも小さいもののみを選
別して下方の土砂ホッパ2へと導入するようになってい
る。
とともに前記土質改良機取付け部9Aの長手方向(図1
中左右方向)一方側(図1中左側)端部の上方に搭載さ
れた上下方向に振動可能ないわゆる振動篩である。詳細
には、前記土質改良機取付け部9Aに立設した支持ポス
ト14の上に固定された支持部材15にばね16を介し
て弾性的に支持された支持枠体17と、この支持枠体1
7に装着された格子部材18(図2参照)と、その重心
が偏芯した振動軸(図示せず)を内部に挿通した回転ド
ラム19と、この回転ドラム19を回転駆動させる駆動
力を発生する篩ユニット用油圧モータ20とを有してい
る。そして、篩ユニット用油圧モータ20の駆動力をベ
ルト21を介して回転ドラム19に伝達して回転させる
ことにより、その内部に挿通された前記振動軸が回転
し、篩ユニット1全体が振動するようになっている。ま
た、前記支持枠体17は、自走土質改良機前方側(図1
中左側)の方が自走式土質改良機後方側(図1中右側)
よりも低くなっており、上記のように篩ユニット1が振
動することにより、篩ユニット1に投入された土砂に含
まれる種々の大きさの成分のうち、格子部材18の格子
の目よりも大きなものを格子部材18上を自走式土質改
良機前方側(図1中左側)へと移動・流下させて排出
し、格子部材18の格子の目よりも小さいもののみを選
別して下方の土砂ホッパ2へと導入するようになってい
る。
【0040】なお、繁雑防止のため詳細な図示は省略す
るが、篩ユニット1の上方には、前記支持部材15上に
別途設けられた支持部材を介して自走式土質改良機後方
向(図1中右方向)及び自走式土質改良機幅方向(図2
中上下方向)の3方向をカバーする上方拡開形状のガー
ド(あおり)22が設けられている。これにより、油圧
ショベル等による篩ユニット1への土砂投入作業を円滑
にするとともに、篩ユニット1へ投入される土砂が周囲
へ飛散するのを防止するようになっている。
るが、篩ユニット1の上方には、前記支持部材15上に
別途設けられた支持部材を介して自走式土質改良機後方
向(図1中右方向)及び自走式土質改良機幅方向(図2
中上下方向)の3方向をカバーする上方拡開形状のガー
ド(あおり)22が設けられている。これにより、油圧
ショベル等による篩ユニット1への土砂投入作業を円滑
にするとともに、篩ユニット1へ投入される土砂が周囲
へ飛散するのを防止するようになっている。
【0041】また、自走式土質改良機前方側(図1中左
側)端部には、前記支持ポスト14及び支持部材15に
取付けられた取付け部材23を介してガイド部材24が
設けられており、篩ユニット1により自走式土質改良機
前方側(図1中左側)へと移動・流下された格子部材1
8の目よりも大きなものをガイド部材24の略直下に導
き堆積させるようになっている。
側)端部には、前記支持ポスト14及び支持部材15に
取付けられた取付け部材23を介してガイド部材24が
設けられており、篩ユニット1により自走式土質改良機
前方側(図1中左側)へと移動・流下された格子部材1
8の目よりも大きなものをガイド部材24の略直下に導
き堆積させるようになっている。
【0042】図3は本発明の自走式土質改良機の一実施
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図であり、図4は図3中
IV−IV断面による水平断面図であり、図5は図3中V−
V断面による縦断面図である。これら図3乃至図5にお
いて、土砂ホッパ2は、上部開口部2a及び下部開口部
2bにより上下が開口した側壁2c〜2fからなる上方
拡開の枠体であり、その自走式土質改良機幅方向(図2
中上下方向)の側壁2d,2fが外側から前記支持部材
15(図1参照)により支持され固定されている。この
ような構造により、土砂ホッパ2は、前記篩ユニット1
から導入された土砂を受け入れてその下方に配設された
前記土砂搬送装置4の容器25(後述)へ導出するよう
になっている。
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図であり、図4は図3中
IV−IV断面による水平断面図であり、図5は図3中V−
V断面による縦断面図である。これら図3乃至図5にお
いて、土砂ホッパ2は、上部開口部2a及び下部開口部
2bにより上下が開口した側壁2c〜2fからなる上方
拡開の枠体であり、その自走式土質改良機幅方向(図2
中上下方向)の側壁2d,2fが外側から前記支持部材
15(図1参照)により支持され固定されている。この
ような構造により、土砂ホッパ2は、前記篩ユニット1
から導入された土砂を受け入れてその下方に配設された
前記土砂搬送装置4の容器25(後述)へ導出するよう
になっている。
【0043】土砂搬送装置4は、前記土質改良機取付け
部9A(図1参照)の長手方向(図1中左右方向)に設
けられた前記容器25と、この容器25の内部に設けら
れ、前記土砂ホッパ2を介して内部に導入された土砂を
自走式土質改良機前方側から後方側(図3中左側から右
側)に搬送するスクリューコンベア26とからなる。
部9A(図1参照)の長手方向(図1中左右方向)に設
けられた前記容器25と、この容器25の内部に設けら
れ、前記土砂ホッパ2を介して内部に導入された土砂を
自走式土質改良機前方側から後方側(図3中左側から右
側)に搬送するスクリューコンベア26とからなる。
【0044】このスクリューコンベア26は、前記容器
25の長手方向(図3中左右方向)両端の側壁の外部に
設けられた軸受27,27(長手方向左側の軸受27の
み図4に図示)により回転自在に支持され前記容器25
の長手方向(図3中左右方向)に略平行に設けられた複
数本(この例では2本)の回転軸28と、隣接するこれ
ら回転軸28の外周に互いに逆巻きに設けられた略ネジ
状のスクリュー29と、前記回転軸28を回転駆動させ
る土砂搬送装置用油圧モータ30と、この土砂搬送装置
用油圧モータ30の駆動力を前記隣接する回転軸28を
図5に矢印Aで示すように互いに逆方向にかつ同一回転
数で回転させるように割り振るギア31(図4参照)と
を備えている。なお、前記容器25内において、各回転
軸28の土砂搬送方向(図3中左から右方向)下流側
(図3中右側)端部には、各回転軸28において、各ス
クリュー29と逆に巻かれ前記土砂搬送方向と反対方向
に土砂を押し戻す逆転スクリュー32が設けられてお
り、スクリュー29が前記矢印A方向に回転することに
より搬送される土砂が、容器25の土砂搬送方向(図3
中左から右方向)下流側(図3中右側)の内壁に押しつ
けられて圧密し閉塞するのを防止するようになってい
る。
25の長手方向(図3中左右方向)両端の側壁の外部に
設けられた軸受27,27(長手方向左側の軸受27の
み図4に図示)により回転自在に支持され前記容器25
の長手方向(図3中左右方向)に略平行に設けられた複
数本(この例では2本)の回転軸28と、隣接するこれ
ら回転軸28の外周に互いに逆巻きに設けられた略ネジ
状のスクリュー29と、前記回転軸28を回転駆動させ
る土砂搬送装置用油圧モータ30と、この土砂搬送装置
用油圧モータ30の駆動力を前記隣接する回転軸28を
図5に矢印Aで示すように互いに逆方向にかつ同一回転
数で回転させるように割り振るギア31(図4参照)と
を備えている。なお、前記容器25内において、各回転
軸28の土砂搬送方向(図3中左から右方向)下流側
(図3中右側)端部には、各回転軸28において、各ス
クリュー29と逆に巻かれ前記土砂搬送方向と反対方向
に土砂を押し戻す逆転スクリュー32が設けられてお
り、スクリュー29が前記矢印A方向に回転することに
より搬送される土砂が、容器25の土砂搬送方向(図3
中左から右方向)下流側(図3中右側)の内壁に押しつ
けられて圧密し閉塞するのを防止するようになってい
る。
【0045】前記容器25はいわゆるトラフであり、図
5に示すように、その下部形状が前記スクリュー29の
回転軌跡に沿うように形成されている。この容器25の
土砂搬送方向上流側(図3中左側)の上部には、土砂ホ
ッパ2から導入された土砂を受け入れる土砂受入口とし
ての上部開口部25aが設けられており、前記した土砂
ホッパ2の下部開口部2bに対して、例えば溶接等によ
り隙間なく接続(接続方法については、例えば、上部開
口部25a及び下部開口部2bの外周にフランジを設
け、パッキン等を介してボルト・ナットにより締結する
構造としてもよい)されている。また、この容器25の
土砂ホッパ2よりも土砂搬送方向下流側(図3中右側)
の上部には、前記土質改良材供給装置5に設けられたフ
ィーダ36(後述)の供給口36a(後述)に対して隙
間なく接続された土質改良材受入口25bが設けられて
おり、さらにこの土質改良材受入口25bの土砂搬送方
向下流側(図3中右側)の下部には、前記混合装置3の
導入口40(後述)に対して隙間なく接続され、スクリ
ューコンベア26により搬送した土砂及び土質改良材の
混合物を混合装置3に供給する混合物排出口25cが設
けられている。なお、この容器25の前記上部開口部2
5a、土質改良材受入口25b及び混合物排出口25c
以外の部位は密閉構造となっている。
5に示すように、その下部形状が前記スクリュー29の
回転軌跡に沿うように形成されている。この容器25の
土砂搬送方向上流側(図3中左側)の上部には、土砂ホ
ッパ2から導入された土砂を受け入れる土砂受入口とし
ての上部開口部25aが設けられており、前記した土砂
ホッパ2の下部開口部2bに対して、例えば溶接等によ
り隙間なく接続(接続方法については、例えば、上部開
口部25a及び下部開口部2bの外周にフランジを設
け、パッキン等を介してボルト・ナットにより締結する
構造としてもよい)されている。また、この容器25の
土砂ホッパ2よりも土砂搬送方向下流側(図3中右側)
の上部には、前記土質改良材供給装置5に設けられたフ
ィーダ36(後述)の供給口36a(後述)に対して隙
間なく接続された土質改良材受入口25bが設けられて
おり、さらにこの土質改良材受入口25bの土砂搬送方
向下流側(図3中右側)の下部には、前記混合装置3の
導入口40(後述)に対して隙間なく接続され、スクリ
ューコンベア26により搬送した土砂及び土質改良材の
混合物を混合装置3に供給する混合物排出口25cが設
けられている。なお、この容器25の前記上部開口部2
5a、土質改良材受入口25b及び混合物排出口25c
以外の部位は密閉構造となっている。
【0046】以上のような構造により、土砂搬送装置4
は、篩ユニット1及び土砂ホッパ2を介して導入された
土砂を容器25に受け入れ、スクリューコンベア26に
より下流側へと搬送して混合装置3へと導く。
は、篩ユニット1及び土砂ホッパ2を介して導入された
土砂を容器25に受け入れ、スクリューコンベア26に
より下流側へと搬送して混合装置3へと導く。
【0047】図1及び図2に戻り、前記土質改良材供給
装置5は、前記篩ユニット1及び土砂ホッパ2よりも自
走式土質改良機後方側(図1中右側)に位置しており、
前記土質改良機取付け部9Aの長手方向ほぼ中間部上に
搭載されている。詳細には、土質改良機取付け部9A上
に立設した複数本(例えば3本)の支柱33上に設けら
れた略長方形状の台板34に支持されている。また、土
質改良材供給装置5は、内部に土質改良材を貯留する貯
留タンク35と、この貯留タンク35の下部に連設さ
れ、土質改良材を供給口36aを介して所定量ずつ供給
するフィーダ36とを備えている。
装置5は、前記篩ユニット1及び土砂ホッパ2よりも自
走式土質改良機後方側(図1中右側)に位置しており、
前記土質改良機取付け部9Aの長手方向ほぼ中間部上に
搭載されている。詳細には、土質改良機取付け部9A上
に立設した複数本(例えば3本)の支柱33上に設けら
れた略長方形状の台板34に支持されている。また、土
質改良材供給装置5は、内部に土質改良材を貯留する貯
留タンク35と、この貯留タンク35の下部に連設さ
れ、土質改良材を供給口36aを介して所定量ずつ供給
するフィーダ36とを備えている。
【0048】前記の貯留タンク35は、全体が概略円筒
形状で内部に土質改良材を貯留する空間を有するもので
あり、その高さ寸法が可変(後述)する構成となってい
る。詳細には、貯留タンク35は、下部側の前記台板3
4上に設置された有底筒形の下部タンク部35Aと、上
部側の略円形の天板部35Bと、下部タンク部35Aと
天板部35Bとの間に設けられた内部容積が可変な上部
タンク部としての蛇腹部35Cとから構成される。
形状で内部に土質改良材を貯留する空間を有するもので
あり、その高さ寸法が可変(後述)する構成となってい
る。詳細には、貯留タンク35は、下部側の前記台板3
4上に設置された有底筒形の下部タンク部35Aと、上
部側の略円形の天板部35Bと、下部タンク部35Aと
天板部35Bとの間に設けられた内部容積が可変な上部
タンク部としての蛇腹部35Cとから構成される。
【0049】なお、この貯留タンク35内に土質改良材
を供給するときは、天板部35Bに設けた開閉蓋37を
開き、フレキシブルコンテナをクレーン38(図2参
照)により貯留タンク35の内部に挿入し、自重により
フレキシブルコンテナを前記貯留タンク35の内部に設
けられたカッタ39に押し付けてその下端部を切り裂
き、フレキシブルコンテナ内部の土質改良材を貯留タン
ク35内へ供給する。
を供給するときは、天板部35Bに設けた開閉蓋37を
開き、フレキシブルコンテナをクレーン38(図2参
照)により貯留タンク35の内部に挿入し、自重により
フレキシブルコンテナを前記貯留タンク35の内部に設
けられたカッタ39に押し付けてその下端部を切り裂
き、フレキシブルコンテナ内部の土質改良材を貯留タン
ク35内へ供給する。
【0050】また、前記の下部タンク部35Aの底面に
は、土質改良材供給開口(図示せず)が設けられ、この
土質改良材供給開口から土質改良材を前記フィーダ36
へ供給するようになっている。そして円滑かつ確実にフ
ィーダ36へ供給するために、下部タンク部35A内の
下部にはホッパ内撹拌手段(図示せず)が設けられてお
り、貯留タンク35内に供給された土質改良材は、前記
フィーダ36の供給口36a及び前記土質改良材受入口
25bを介して前記容器25内に導入され、前記土砂搬
送装置4のスクリューコンベア26により搬送される土
砂に所定量ずつ供給されるようになっている。
は、土質改良材供給開口(図示せず)が設けられ、この
土質改良材供給開口から土質改良材を前記フィーダ36
へ供給するようになっている。そして円滑かつ確実にフ
ィーダ36へ供給するために、下部タンク部35A内の
下部にはホッパ内撹拌手段(図示せず)が設けられてお
り、貯留タンク35内に供給された土質改良材は、前記
フィーダ36の供給口36a及び前記土質改良材受入口
25bを介して前記容器25内に導入され、前記土砂搬
送装置4のスクリューコンベア26により搬送される土
砂に所定量ずつ供給されるようになっている。
【0051】以上説明した、篩ユニット1、土砂ホッパ
2、土砂搬送装置4、及び土質改良材供給装置5が、土
砂と土質改良材とからなる土質改良を行うための混合物
を供給する混合物供給部としての機能を果たす。
2、土砂搬送装置4、及び土質改良材供給装置5が、土
砂と土質改良材とからなる土質改良を行うための混合物
を供給する混合物供給部としての機能を果たす。
【0052】混合装置3は、土質改良機取付け部9Aの
自走式土質改良機後方側(図1中右側)に設けられてお
り、長手方向に略水平に配置した略直方体形状の容器か
らなり、先の図3及び図4に示すように、その自走式土
質改良機前方側(図3中左側)上部に土砂及び土質改良
材を導入する導入口40と、自走式土質改良機後方側
(図3中右側)下部に混合装置3で攪拌され解砕混合さ
れた改良土を排出する排出口41とを有する混合装置本
体42と、混合装置本体42内に互いに平行に設けられ
た複数本(この例では2本)のパドルミキサ43とを有
している。前記の混合装置本体42は、前記導入口40
及び排出口41以外の部位は密閉構造となっている。
自走式土質改良機後方側(図1中右側)に設けられてお
り、長手方向に略水平に配置した略直方体形状の容器か
らなり、先の図3及び図4に示すように、その自走式土
質改良機前方側(図3中左側)上部に土砂及び土質改良
材を導入する導入口40と、自走式土質改良機後方側
(図3中右側)下部に混合装置3で攪拌され解砕混合さ
れた改良土を排出する排出口41とを有する混合装置本
体42と、混合装置本体42内に互いに平行に設けられ
た複数本(この例では2本)のパドルミキサ43とを有
している。前記の混合装置本体42は、前記導入口40
及び排出口41以外の部位は密閉構造となっている。
【0053】前記のパドルミキサ43は、回転軸44に
攪拌・移送部材としてのパドル45が間欠的に多数設け
られており、回転軸44の両端が前記混合装置本体42
の自走式土質改良機前後方向(図3中左右方向)両端に
設けられた軸受46,46に回転自在に支持されること
により混合装置本体42に取付けられている。また、前
記回転軸44の自走式土質改良機後側(図3中右側)端
部には、それぞれ相互に噛合し混合装置用油圧モータ4
7の出力軸に連結されたギア48が設けられており、混
合装置用油圧モータ47を回転駆動することにより、両
回転軸44が同時にかつ相互に反対方向に回転駆動する
ようになっている。
攪拌・移送部材としてのパドル45が間欠的に多数設け
られており、回転軸44の両端が前記混合装置本体42
の自走式土質改良機前後方向(図3中左右方向)両端に
設けられた軸受46,46に回転自在に支持されること
により混合装置本体42に取付けられている。また、前
記回転軸44の自走式土質改良機後側(図3中右側)端
部には、それぞれ相互に噛合し混合装置用油圧モータ4
7の出力軸に連結されたギア48が設けられており、混
合装置用油圧モータ47を回転駆動することにより、両
回転軸44が同時にかつ相互に反対方向に回転駆動する
ようになっている。
【0054】以上のようにして、混合装置本体42の導
入口40から導入された土砂と土質改良材とがパドルミ
キサ43により均一に攪拌され解砕混合されると共に、
前記排出口41に向けて移送され、その移送の間に改良
土が製造される。そして、このようにして製造された改
良土は、前記排出口41からこの排出口41に連接され
下端が前記排出コンベア8(図1参照)のベルト52
(後述)近傍に延設されたスカート49を介して自重の
作用により前記排出コンベア8のベルト52上に排出さ
れるようになっている。
入口40から導入された土砂と土質改良材とがパドルミ
キサ43により均一に攪拌され解砕混合されると共に、
前記排出口41に向けて移送され、その移送の間に改良
土が製造される。そして、このようにして製造された改
良土は、前記排出口41からこの排出口41に連接され
下端が前記排出コンベア8(図1参照)のベルト52
(後述)近傍に延設されたスカート49を介して自重の
作用により前記排出コンベア8のベルト52上に排出さ
れるようになっている。
【0055】なお、前述したように、混合装置本体42
は、導入口40及び排出口41を除いて密閉構造となっ
ているが、内部点検・修理用に側面又は上面に開閉扉5
0が設けられている。
は、導入口40及び排出口41を除いて密閉構造となっ
ているが、内部点検・修理用に側面又は上面に開閉扉5
0が設けられている。
【0056】以上説明した混合装置3が、土砂と土質改
良材とを攪拌し解砕混合する処理機構部としての機能を
果たすようになっている。
良材とを攪拌し解砕混合する処理機構部としての機能を
果たすようになっている。
【0057】図1及び図2に戻り、前記排出コンベア8
は、排出コンベア用油圧モータ51によってベルト52
を循環駆動し、これによって前記混合装置3からベルト
52上に落下してきた改良土を搬送するようになってい
る。また、搬送側(図1中右側)端部近傍の部分が支持
部材53を介しパワーユニット54に吊り下げ支持され
ている。また、搬送側と反対側(図1中左側)端部近傍
の部分(図示せず)及び搬送方向中間部55は、前記土
質改良機取付け部9Aよりも下方に位置しており、支持
部材(図示せず)を介し土質改良機取付け部9Aから吊
り下げ支持されている。
は、排出コンベア用油圧モータ51によってベルト52
を循環駆動し、これによって前記混合装置3からベルト
52上に落下してきた改良土を搬送するようになってい
る。また、搬送側(図1中右側)端部近傍の部分が支持
部材53を介しパワーユニット54に吊り下げ支持され
ている。また、搬送側と反対側(図1中左側)端部近傍
の部分(図示せず)及び搬送方向中間部55は、前記土
質改良機取付け部9Aよりも下方に位置しており、支持
部材(図示せず)を介し土質改良機取付け部9Aから吊
り下げ支持されている。
【0058】以上のような支持構造により、排出コンベ
ア8は、図1に示すように、混合装置3の下方位置にお
いて搬送方向に小距離だけ水平に延在し、パワーユニッ
ト54の外縁部(後端部)56の下方空間で搬送方向
(図1中左から右方向)に向かって斜めに立ち上がるよ
うに配設されている。
ア8は、図1に示すように、混合装置3の下方位置にお
いて搬送方向に小距離だけ水平に延在し、パワーユニッ
ト54の外縁部(後端部)56の下方空間で搬送方向
(図1中左から右方向)に向かって斜めに立ち上がるよ
うに配設されている。
【0059】以上説明した排出コンベア8が、改良土排
出部としての機能を果たすようになっている。
出部としての機能を果たすようになっている。
【0060】ここで、前記篩ユニット1、混合装置3、
土砂搬送装置4、排出コンベア8、左・右無限軌道履帯
10L,10R、及びホッパ内撹拌手段(図示せず)
は、この自走式土質改良機に備えられる動力源、すなわ
ち原動機としてのエンジン(図示せず)及びこのエンジ
ンによって駆動される少なくとも1つの油圧ポンプ(図
示せず)からの動力によって駆動される。前記油圧ポン
プからの圧油は、当該圧油の方向及び流量を制御するコ
ントロールバルブを備えた制御弁装置(図示せず)を介
し、前記篩ユニット1、混合装置3、土砂搬送装置4、
排出コンベア8、左・右無限軌道履帯10L,10R、
及びホッパ内撹拌手段(図示せず)にそれぞれ対応する
前記篩ユニット用油圧モータ20、混合装置用油圧モー
タ47、土砂搬送装置用油圧モータ30、排出コンベア
用油圧モータ51、左・右走行用油圧モータ13L,1
3R、及び撹拌用油圧モータ57へと供給され、これに
よって対応する油圧モータが回転駆動する。
土砂搬送装置4、排出コンベア8、左・右無限軌道履帯
10L,10R、及びホッパ内撹拌手段(図示せず)
は、この自走式土質改良機に備えられる動力源、すなわ
ち原動機としてのエンジン(図示せず)及びこのエンジ
ンによって駆動される少なくとも1つの油圧ポンプ(図
示せず)からの動力によって駆動される。前記油圧ポン
プからの圧油は、当該圧油の方向及び流量を制御するコ
ントロールバルブを備えた制御弁装置(図示せず)を介
し、前記篩ユニット1、混合装置3、土砂搬送装置4、
排出コンベア8、左・右無限軌道履帯10L,10R、
及びホッパ内撹拌手段(図示せず)にそれぞれ対応する
前記篩ユニット用油圧モータ20、混合装置用油圧モー
タ47、土砂搬送装置用油圧モータ30、排出コンベア
用油圧モータ51、左・右走行用油圧モータ13L,1
3R、及び撹拌用油圧モータ57へと供給され、これに
よって対応する油圧モータが回転駆動する。
【0061】そして、上記エンジン、油圧ポンプ、及び
制御弁装置は、いずれも前記パワーユニット54内に設
けられている。このパワーユニット54は、図1に示す
ように、前記混合装置3よりさらに自走式土質改良機後
方側(図1中右側)に位置しており、前記土質改良機取
付け部9Aの自走式土質改良機後方側(図1中右側)端
部の上部にパワーユニット積載部材58を介して搭載さ
れている。
制御弁装置は、いずれも前記パワーユニット54内に設
けられている。このパワーユニット54は、図1に示す
ように、前記混合装置3よりさらに自走式土質改良機後
方側(図1中右側)に位置しており、前記土質改良機取
付け部9Aの自走式土質改良機後方側(図1中右側)端
部の上部にパワーユニット積載部材58を介して搭載さ
れている。
【0062】なお、図2に示すように、パワーユニット
54の自走式土質改良機前方側(図2中左側)の領域に
は、操作者が搭乗する区画である運転席59が設けられ
ている。この運転席59には、前記制御弁装置に備えら
れた左・右走行用コントロールバルブ(図示せず)を切
り換え操作して前記左・右走行用油圧モータ13L,1
3Rの駆動速度を制御するための左・右操作レバー60
L,60Rが設けられている。
54の自走式土質改良機前方側(図2中左側)の領域に
は、操作者が搭乗する区画である運転席59が設けられ
ている。この運転席59には、前記制御弁装置に備えら
れた左・右走行用コントロールバルブ(図示せず)を切
り換え操作して前記左・右走行用油圧モータ13L,1
3Rの駆動速度を制御するための左・右操作レバー60
L,60Rが設けられている。
【0063】上記において、前記本体フレーム9の土質
改良機取付け部9Aが特許請求の範囲各項記載のフレー
ムを構成し、前記スクリューコンベア26が容器内に備
えられ前記容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段
を構成する。
改良機取付け部9Aが特許請求の範囲各項記載のフレー
ムを構成し、前記スクリューコンベア26が容器内に備
えられ前記容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段
を構成する。
【0064】また、フィーダ36の供給口36aが土質
改良材供給装置の土質改良材供給口を構成し、前記混合
装置3の導入口40が混合装置の混合物導入口を構成
し、土砂搬送装置用油圧モータ30が駆動手段を構成す
る。
改良材供給装置の土質改良材供給口を構成し、前記混合
装置3の導入口40が混合装置の混合物導入口を構成
し、土砂搬送装置用油圧モータ30が駆動手段を構成す
る。
【0065】次に、本実施の形態の動作を以下に説明す
る。例えば油圧ショベルのバケット等により自走式土質
改良機の前記篩ユニット1に土砂を投入すると、この篩
ユニット1で選別されて前記格子部材18を通過した土
砂成分が下方の土砂ホッパ2へと導入される。
る。例えば油圧ショベルのバケット等により自走式土質
改良機の前記篩ユニット1に土砂を投入すると、この篩
ユニット1で選別されて前記格子部材18を通過した土
砂成分が下方の土砂ホッパ2へと導入される。
【0066】土砂ホッパ2で受け入れられた土砂は、そ
の下方の土砂搬送装置4の容器25内に導入され、土砂
搬送装置4のスクリューコンベア26によって自走式土
質改良機後方へ向かって搬送される。そして、この搬送
の途中、搬送土砂の表面に土質改良材供給装置5のフィ
ーダ36により前記供給口36a及び前記土質改良材受
入口25bを介して所定量の土質改良材が供給され、こ
の土砂と土質改良材との混合物が容器25の混合物排出
口25cを介して混合装置3へと導入される。
の下方の土砂搬送装置4の容器25内に導入され、土砂
搬送装置4のスクリューコンベア26によって自走式土
質改良機後方へ向かって搬送される。そして、この搬送
の途中、搬送土砂の表面に土質改良材供給装置5のフィ
ーダ36により前記供給口36a及び前記土質改良材受
入口25bを介して所定量の土質改良材が供給され、こ
の土砂と土質改良材との混合物が容器25の混合物排出
口25cを介して混合装置3へと導入される。
【0067】混合装置3へ導入された土砂及び土質改良
材は、混合装置本体42内のパドルミキサ43で均一に
攪拌され解砕混合されて改良土となり、混合装置本体4
2の排出口41及びこれに連設されたスカート49を介
して排出コンベア8のベルト52上に載置される。そし
て、改良土は排出コンベア8によってさらに自走式土質
改良機後方へと搬送され、最終的に自走式土質改良機後
部から排出される。
材は、混合装置本体42内のパドルミキサ43で均一に
攪拌され解砕混合されて改良土となり、混合装置本体4
2の排出口41及びこれに連設されたスカート49を介
して排出コンベア8のベルト52上に載置される。そし
て、改良土は排出コンベア8によってさらに自走式土質
改良機後方へと搬送され、最終的に自走式土質改良機後
部から排出される。
【0068】次に、本実施の形態における作用及び効果
を以下に順を追って説明する。 (1)土砂搬送装置周辺への土砂の飛散防止 本実施の形態では、土砂ホッパ2から混合装置3へ土砂
を搬送する土砂搬送装置4において、土質改良機取付け
部9Aの長手方向に設けた容器25内に搬送手段として
のスクリューコンベア26を設け、これによって土砂ホ
ッパ2から導入された土砂を容器25内で搬送する。こ
れにより、搬送用ベルトコンベアを用いた従来構造のよ
うに、混合装置への搬送の途中で土砂がこぼれ落ちるこ
とがなく、多種多様な土砂を改良対象とする場合であっ
ても、周囲へ土砂を飛散させることなく土砂ホッパ2か
ら混合装置3へ土砂を供給することができる。
を以下に順を追って説明する。 (1)土砂搬送装置周辺への土砂の飛散防止 本実施の形態では、土砂ホッパ2から混合装置3へ土砂
を搬送する土砂搬送装置4において、土質改良機取付け
部9Aの長手方向に設けた容器25内に搬送手段として
のスクリューコンベア26を設け、これによって土砂ホ
ッパ2から導入された土砂を容器25内で搬送する。こ
れにより、搬送用ベルトコンベアを用いた従来構造のよ
うに、混合装置への搬送の途中で土砂がこぼれ落ちるこ
とがなく、多種多様な土砂を改良対象とする場合であっ
ても、周囲へ土砂を飛散させることなく土砂ホッパ2か
ら混合装置3へ土砂を供給することができる。
【0069】また、本実施の形態においては、前記上部
開口部25a、土質改良材受入口25b及び混合物排出
口25cをそれぞれ前記土砂ホッパ2の下部開口部2
b、フィーダ36の供給口36a及び混合装置本体42
の導入口40に対して隙間なく接続する。これにより、
土砂ホッパ2から混合装置3への土砂搬送時のみなら
ず、土砂、土質改良材がそれぞれ前記土砂ホッパ2の下
部開口部2b、フィーダ36の供給口36aを介して容
器に導入される際や、土砂と土質改良材との混合物が前
記混合装置本体42の導入口40介して混合装置3に供
給される際等に土砂が周囲に飛散したり容器から溢出し
たりすることを防止することもできる。
開口部25a、土質改良材受入口25b及び混合物排出
口25cをそれぞれ前記土砂ホッパ2の下部開口部2
b、フィーダ36の供給口36a及び混合装置本体42
の導入口40に対して隙間なく接続する。これにより、
土砂ホッパ2から混合装置3への土砂搬送時のみなら
ず、土砂、土質改良材がそれぞれ前記土砂ホッパ2の下
部開口部2b、フィーダ36の供給口36aを介して容
器に導入される際や、土砂と土質改良材との混合物が前
記混合装置本体42の導入口40介して混合装置3に供
給される際等に土砂が周囲に飛散したり容器から溢出し
たりすることを防止することもできる。
【0070】(2)定量供給性の確保 例えば、従来構造のように、土砂ホッパ2により受け入
れた土砂を搬送用ベルトコンベアにより混合装置3へ搬
送する構成とすると、高粘性の土砂等を改良対象土砂と
する場合、土砂ホッパ2の搬送方向下流側下端に土砂の
出口が設けられ、この出口に引っ掛った土砂の粘性によ
り搬送方向と反対方向に作用する力が自重により土砂が
ベルトから受ける摩擦力による搬送方向に作用する力を
上回り、土砂が搬送用ベルトコンベアのベルト上でスリ
ップしてしまい土砂ホッパ2外に搬送されなくなる可能
性がある。また、搬送されたとしても、搬送土砂が土砂
ホッパ2の出口高さより低い高さで薄層状にせん断され
て所定量の土砂が混合装置3に円滑に供給されず、定量
供給性が阻害されることがある。さらに、100%を超
える高含水比の土砂を改質対象土砂とする場合にあって
は、搬送用ベルトコンベアのベルトとの間に働く摩擦抵
抗が低下することにより、土砂がベルト上でスリップし
てしまい搬送そのものが困難となる可能性もある。
れた土砂を搬送用ベルトコンベアにより混合装置3へ搬
送する構成とすると、高粘性の土砂等を改良対象土砂と
する場合、土砂ホッパ2の搬送方向下流側下端に土砂の
出口が設けられ、この出口に引っ掛った土砂の粘性によ
り搬送方向と反対方向に作用する力が自重により土砂が
ベルトから受ける摩擦力による搬送方向に作用する力を
上回り、土砂が搬送用ベルトコンベアのベルト上でスリ
ップしてしまい土砂ホッパ2外に搬送されなくなる可能
性がある。また、搬送されたとしても、搬送土砂が土砂
ホッパ2の出口高さより低い高さで薄層状にせん断され
て所定量の土砂が混合装置3に円滑に供給されず、定量
供給性が阻害されることがある。さらに、100%を超
える高含水比の土砂を改質対象土砂とする場合にあって
は、搬送用ベルトコンベアのベルトとの間に働く摩擦抵
抗が低下することにより、土砂がベルト上でスリップし
てしまい搬送そのものが困難となる可能性もある。
【0071】そこで、本実施の形態においては、土砂搬
送装置用油圧モータ30により回転駆動される回転軸2
8に略ネジ状のスクリュー29を設けたスクリューコン
ベア26により土砂ホッパ2から導入された土砂を混合
装置3へ搬送する。この場合、前記容器25内に設けら
れたスクリューコンベア26が容器25の内壁により拘
束された土砂を強制的に押し出すように搬送することと
なるので、搬送用ベルトコンベアを用いる従来構造のよ
うに、土砂の粘土や含水比等の変化に影響を受けて搬送
量が変化することがない。したがって、多種多様な土砂
を改良対象とする場合であっても、土砂ホッパ2から混
合装置3への定量供給性を確保することができる。
送装置用油圧モータ30により回転駆動される回転軸2
8に略ネジ状のスクリュー29を設けたスクリューコン
ベア26により土砂ホッパ2から導入された土砂を混合
装置3へ搬送する。この場合、前記容器25内に設けら
れたスクリューコンベア26が容器25の内壁により拘
束された土砂を強制的に押し出すように搬送することと
なるので、搬送用ベルトコンベアを用いる従来構造のよ
うに、土砂の粘土や含水比等の変化に影響を受けて搬送
量が変化することがない。したがって、多種多様な土砂
を改良対象とする場合であっても、土砂ホッパ2から混
合装置3への定量供給性を確保することができる。
【0072】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形
態を図6を用いて説明する。図6は、本発明の自走式土
質改良機の他の実施の形態における土砂及び土質改良材
の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表す側面図であ
る。図中、図3と同様の部分には同様の符号を付し説明
を省略するとともに、必要に応じて先の図1乃至図5を
参照する。
態を図6を用いて説明する。図6は、本発明の自走式土
質改良機の他の実施の形態における土砂及び土質改良材
の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表す側面図であ
る。図中、図3と同様の部分には同様の符号を付し説明
を省略するとともに、必要に応じて先の図1乃至図5を
参照する。
【0073】図6において、土砂搬送装置4は、その自
走式土質改良機前方側(図6中左側)に対して自走式土
質改良機後方側(図6中右側)が低くなるように、すな
わち土砂搬送方向(図6中左から右方向)に向かって下
り勾配に設けられている。また、土砂ホッパ2A下端の
下部開口部2Abも、この土砂搬送装置4の傾斜に合わ
せて自走式土質改良機前方側(図6中左側)に対して自
走式土質改良機後方側(図6中右側)が低くなるように
設けられており、上記一実施の形態と同様、土砂搬送装
置4を構成する容器25の上部開口部25aとの間に隙
間なく接続されている。なお、その他の構成は上記一実
施の形態と同様である。
走式土質改良機前方側(図6中左側)に対して自走式土
質改良機後方側(図6中右側)が低くなるように、すな
わち土砂搬送方向(図6中左から右方向)に向かって下
り勾配に設けられている。また、土砂ホッパ2A下端の
下部開口部2Abも、この土砂搬送装置4の傾斜に合わ
せて自走式土質改良機前方側(図6中左側)に対して自
走式土質改良機後方側(図6中右側)が低くなるように
設けられており、上記一実施の形態と同様、土砂搬送装
置4を構成する容器25の上部開口部25aとの間に隙
間なく接続されている。なお、その他の構成は上記一実
施の形態と同様である。
【0074】本実施の形態においては、上記のような構
成により、上記一実施の形態と同様の効果を得るととも
に、スクリューコンベア26(図3参照)における土砂
を搬送する力に搬送土砂の自重による作用が付加される
ので、スクリューコンベア26を駆動する土砂搬送装置
用油圧モータ30に対する負荷を低減することもでき
る。
成により、上記一実施の形態と同様の効果を得るととも
に、スクリューコンベア26(図3参照)における土砂
を搬送する力に搬送土砂の自重による作用が付加される
ので、スクリューコンベア26を駆動する土砂搬送装置
用油圧モータ30に対する負荷を低減することもでき
る。
【0075】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実
施の形態を図7を用いて説明する。図7は、本発明の自
走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂及
び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表
す側断面図である。図中、図3と同様の部分には同様の
符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて先の
図1乃至図5を参照する。
施の形態を図7を用いて説明する。図7は、本発明の自
走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂及
び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表
す側断面図である。図中、図3と同様の部分には同様の
符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて先の
図1乃至図5を参照する。
【0076】図7に示すように、土砂搬送装置4Aのス
クリューコンベア26Aを構成するスクリュー29A
は、回転軸28の外周に対して、相対的に土砂搬送方向
上流側(図7中左側)は小さいピッチP1で、土砂搬送
方向下流側(図7では右側)は大きいピッチP2(P2
>P1)で設けられている。すなわち、上記スクリュー
29Aは、回転軸28に対して土砂搬送方向下流側(図
7中右側)ほど大きなピッチで設けられている。なお、
その他の構成に関しては上記一実施の形態と同様であ
る。
クリューコンベア26Aを構成するスクリュー29A
は、回転軸28の外周に対して、相対的に土砂搬送方向
上流側(図7中左側)は小さいピッチP1で、土砂搬送
方向下流側(図7では右側)は大きいピッチP2(P2
>P1)で設けられている。すなわち、上記スクリュー
29Aは、回転軸28に対して土砂搬送方向下流側(図
7中右側)ほど大きなピッチで設けられている。なお、
その他の構成に関しては上記一実施の形態と同様であ
る。
【0077】上記したようなスクリューコンベア26
(又はスクリューコンベア26A)においては、搬送土
砂の容積は回転軸28の軸方向に隣接するスクリュー2
9,29間(又はスクリュー29A,29A間)の空間
の容積により定まる。すなわち、同一回転数である場
合、隣接するスクリュー29,29間(又はスクリュー
29A,29A間)のピッチが大きいほど上記空間容積
が大きくなり、搬送土砂の搬送量が増大する。このと
き、前記容器25内において、土砂搬送方向下流側(図
7では右側)に対して上流側(図7では左側)の土砂搬
送量が大きいと、下流側の土砂に上流側の土砂からの圧
力が作用して圧密され閉塞する可能性がある。
(又はスクリューコンベア26A)においては、搬送土
砂の容積は回転軸28の軸方向に隣接するスクリュー2
9,29間(又はスクリュー29A,29A間)の空間
の容積により定まる。すなわち、同一回転数である場
合、隣接するスクリュー29,29間(又はスクリュー
29A,29A間)のピッチが大きいほど上記空間容積
が大きくなり、搬送土砂の搬送量が増大する。このと
き、前記容器25内において、土砂搬送方向下流側(図
7では右側)に対して上流側(図7では左側)の土砂搬
送量が大きいと、下流側の土砂に上流側の土砂からの圧
力が作用して圧密され閉塞する可能性がある。
【0078】本実施の形態においては、上記のように、
土砂搬送方向下流側(図7中右側)のスクリュー29A
のピッチを上流側(図7中左側)のスクリュー29Aの
ピッチに対して大きく設けたので、スクリューコンベア
26Aの上流側(図7中左側)に対する下流側(図7中
右側)の土砂搬送量を大きくすることができる。これに
より、上記一実施の形態と同様の効果に加えて、容器2
5内で土砂が圧密され閉塞することを防止できるという
効果も得る。
土砂搬送方向下流側(図7中右側)のスクリュー29A
のピッチを上流側(図7中左側)のスクリュー29Aの
ピッチに対して大きく設けたので、スクリューコンベア
26Aの上流側(図7中左側)に対する下流側(図7中
右側)の土砂搬送量を大きくすることができる。これに
より、上記一実施の形態と同様の効果に加えて、容器2
5内で土砂が圧密され閉塞することを防止できるという
効果も得る。
【0079】なお、本実施の形態においては、土砂搬送
装置4Aのスクリューコンベア26Aを構成するスクリ
ュー29Aは、回転軸28に対して土砂搬送方向下流側
(図7中右側)ほど大きなピッチで設けられる構造とし
たが、これに限られず、例えば、スクリューコンベア2
6Aの土砂搬送方向上流側(図7中左側)を相対的に小
さい所定のピッチでスクリュー29Aを設けた区間、土
砂搬送方向下流側(図7中右側)を相対的に大きい所定
のピッチでスクリュー29Aを設けた区間というように
区分する構造としてもよく、要するに、土砂搬送方向上
流側(図7中左側)に対して土砂搬送方向下流側(図7
中右側)の土砂搬送量が大きくなればよい。
装置4Aのスクリューコンベア26Aを構成するスクリ
ュー29Aは、回転軸28に対して土砂搬送方向下流側
(図7中右側)ほど大きなピッチで設けられる構造とし
たが、これに限られず、例えば、スクリューコンベア2
6Aの土砂搬送方向上流側(図7中左側)を相対的に小
さい所定のピッチでスクリュー29Aを設けた区間、土
砂搬送方向下流側(図7中右側)を相対的に大きい所定
のピッチでスクリュー29Aを設けた区間というように
区分する構造としてもよく、要するに、土砂搬送方向上
流側(図7中左側)に対して土砂搬送方向下流側(図7
中右側)の土砂搬送量が大きくなればよい。
【0080】また、本実施の形態においては、スクリュ
ーコンベア26Aが特許請求の範囲各項記載の容器内に
備えられ容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を
構成する。
ーコンベア26Aが特許請求の範囲各項記載の容器内に
備えられ容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を
構成する。
【0081】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実
施の形態を図8及び図9を用いて説明する。図8は本発
明の自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における
土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す上面図で
あり、図9は図8中IX−IX断面による縦断面図である。
図中、図4及び図5と同様の部分には同様の符号を付し
説明を省略するとともに、必要に応じて先の図1乃至図
3も参照する。
施の形態を図8及び図9を用いて説明する。図8は本発
明の自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における
土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す上面図で
あり、図9は図8中IX−IX断面による縦断面図である。
図中、図4及び図5と同様の部分には同様の符号を付し
説明を省略するとともに、必要に応じて先の図1乃至図
3も参照する。
【0082】これら図8及び図9に示すように、土砂搬
送装置4Bは、前記土質改良機取付け部9A(図1参
照)の長手方向(図1中左右方向)に設けられた容器2
5Aと、この容器25Aの内部に設けられ、前記土砂ホ
ッパ2を介して容器25A内に導入された土砂を自走式
土質改良機前方側から後方側(図8中左側から右側)に
搬送する1つのスクリューコンベア26Bとからなる。
このスクリューコンベア26Bは、土砂搬送装置用油圧
モータ30を回転駆動させることにより、この土砂搬送
装置用油圧モータ30の出力軸に直接接続された回転軸
28を図9中の矢印B方向に回転させ、土砂を自走式土
質改良機前方側から後方側(図8中左側から右側)に搬
送する。
送装置4Bは、前記土質改良機取付け部9A(図1参
照)の長手方向(図1中左右方向)に設けられた容器2
5Aと、この容器25Aの内部に設けられ、前記土砂ホ
ッパ2を介して容器25A内に導入された土砂を自走式
土質改良機前方側から後方側(図8中左側から右側)に
搬送する1つのスクリューコンベア26Bとからなる。
このスクリューコンベア26Bは、土砂搬送装置用油圧
モータ30を回転駆動させることにより、この土砂搬送
装置用油圧モータ30の出力軸に直接接続された回転軸
28を図9中の矢印B方向に回転させ、土砂を自走式土
質改良機前方側から後方側(図8中左側から右側)に搬
送する。
【0083】なお、その他の構成に関しては上記一実施
の形態と同様であり、本実施の形態によっても、上記一
実施の形態と同様の効果を得る。
の形態と同様であり、本実施の形態によっても、上記一
実施の形態と同様の効果を得る。
【0084】また、本実施の形態においては、スクリュ
ーコンベア26Bが特許請求の範囲各項記載の容器内に
備えられ容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を
構成する。
ーコンベア26Bが特許請求の範囲各項記載の容器内に
備えられ容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を
構成する。
【0085】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実
施の形態を図10を用いて説明する。図10は本発明の
自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。図中、図3と同様の部分には同様
の符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて先
の図1乃至図5を参照する。
施の形態を図10を用いて説明する。図10は本発明の
自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。図中、図3と同様の部分には同様
の符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて先
の図1乃至図5を参照する。
【0086】図10において、土砂ホッパ2Bの内部に
は、受入れた土砂を攪拌するアーチブレイカ61が備え
られている。このアーチブレイカ61は、土砂ホッパ2
Bに対してその回転軸62が土砂ホッパ2Bの自走式土
質改良機前後方向(図10中左右方向)両端の側壁2B
c,2Beの略中央を貫通するように設けられている。
この回転軸62は、その周方向に略直角に配置され、回
転軸62の軸方向と直交する方向に対して所定の角度を
持った多数の攪拌棒63を有している。また、回転軸6
2は、その両端付近が前記側壁2Bc,2Beの外側に
固定された軸受64,64により土砂ホッパ2Bに対し
て回転自在に支持されており、その自走式土質改良機前
方側(図10中左側)端部は、前記軸受64を介して側
壁2Bcの外側に設けられたアーチブレイカ用油圧モー
タ65の出力軸に直結している。すなわち、アーチブレ
イカ用油圧モータ65の駆動力が直接伝達されて回転軸
62が回転駆動することにより、土砂ホッパ2Bに導入
された土砂を攪拌棒63によって攪拌するようになって
いる。なお、その他の構成に関しては、上記一実施の形
態と同様である。
は、受入れた土砂を攪拌するアーチブレイカ61が備え
られている。このアーチブレイカ61は、土砂ホッパ2
Bに対してその回転軸62が土砂ホッパ2Bの自走式土
質改良機前後方向(図10中左右方向)両端の側壁2B
c,2Beの略中央を貫通するように設けられている。
この回転軸62は、その周方向に略直角に配置され、回
転軸62の軸方向と直交する方向に対して所定の角度を
持った多数の攪拌棒63を有している。また、回転軸6
2は、その両端付近が前記側壁2Bc,2Beの外側に
固定された軸受64,64により土砂ホッパ2Bに対し
て回転自在に支持されており、その自走式土質改良機前
方側(図10中左側)端部は、前記軸受64を介して側
壁2Bcの外側に設けられたアーチブレイカ用油圧モー
タ65の出力軸に直結している。すなわち、アーチブレ
イカ用油圧モータ65の駆動力が直接伝達されて回転軸
62が回転駆動することにより、土砂ホッパ2Bに導入
された土砂を攪拌棒63によって攪拌するようになって
いる。なお、その他の構成に関しては、上記一実施の形
態と同様である。
【0087】ここで、土質改良作業中、連続的に土砂ホ
ッパ2Bに土砂が投入されると、その重量は土砂ホッパ
2B内下方の土砂へと順次重畳して加わることとなる。
土砂ホッパ2Bは上下開口の下方が縮径する形状である
ため、土砂ホッパ2B内下部の土砂は、上方の土砂の重
量により前記側壁2Bc〜2Bfを含む土砂ホッパ2B
の内壁面に押しつけられ重畳して付着し、架橋が形成さ
れる場合がある。
ッパ2Bに土砂が投入されると、その重量は土砂ホッパ
2B内下方の土砂へと順次重畳して加わることとなる。
土砂ホッパ2Bは上下開口の下方が縮径する形状である
ため、土砂ホッパ2B内下部の土砂は、上方の土砂の重
量により前記側壁2Bc〜2Bfを含む土砂ホッパ2B
の内壁面に押しつけられ重畳して付着し、架橋が形成さ
れる場合がある。
【0088】本実施の形態においては、土砂ホッパ2B
内に架橋防止手段としてのアーチブレイカ61を設け、
土砂ホッパ2B内の土砂を攪拌し架橋形成を防止するこ
とにより、上記一実施の形態と同様の効果に加え、土砂
ホッパ2B内下部の架橋発生を防止し、土砂ホッパ2B
により受入れた土砂を下方に配設された前記土砂搬送装
置4の容器25に円滑に導入できるという効果も得る。
内に架橋防止手段としてのアーチブレイカ61を設け、
土砂ホッパ2B内の土砂を攪拌し架橋形成を防止するこ
とにより、上記一実施の形態と同様の効果に加え、土砂
ホッパ2B内下部の架橋発生を防止し、土砂ホッパ2B
により受入れた土砂を下方に配設された前記土砂搬送装
置4の容器25に円滑に導入できるという効果も得る。
【0089】なお、本実施の形態においては、アーチブ
レイカ61が請求項12記載の土砂ホッパ内に投入され
た土砂を攪拌し架橋形成を防止する架橋防止手段を構成
する。
レイカ61が請求項12記載の土砂ホッパ内に投入され
た土砂を攪拌し架橋形成を防止する架橋防止手段を構成
する。
【0090】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実
施の形態を図11を用いて説明する。図11は本発明の
自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂
及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す側断面図であ
る。図中、図3と同様の部分には同様の符号を付し説明
を省略するとともに、必要に応じて先の図1乃至図5を
参照する。
施の形態を図11を用いて説明する。図11は本発明の
自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂
及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す側断面図であ
る。図中、図3と同様の部分には同様の符号を付し説明
を省略するとともに、必要に応じて先の図1乃至図5を
参照する。
【0091】図11において、土砂ホッパ2の内部に
は、下方に配設された土砂搬送装置4に作用する土砂の
重量を軽減する複数(この例では4つ)の受圧板66が
設けられている。この受圧板66は、薄鋼鈑等により形
成された断面が山形形状の部材であり、土砂ホッパ2の
内部において、土砂ホッパ2の幅方向に渡されされてい
る。詳細には、受圧板66の両端が土砂ホッパ2の側壁
2d,2f(図5参照)の内壁面に対して、例えば、溶
接等により固定されて設けられている。
は、下方に配設された土砂搬送装置4に作用する土砂の
重量を軽減する複数(この例では4つ)の受圧板66が
設けられている。この受圧板66は、薄鋼鈑等により形
成された断面が山形形状の部材であり、土砂ホッパ2の
内部において、土砂ホッパ2の幅方向に渡されされてい
る。詳細には、受圧板66の両端が土砂ホッパ2の側壁
2d,2f(図5参照)の内壁面に対して、例えば、溶
接等により固定されて設けられている。
【0092】なお、受圧板66の材質、構成に関して
は、例えばアングル材等を適度な長さに切断したもの
や、断面形状を楕円としたもの、あるいは樹脂等からな
るもの等としてもよく、要するに投入土砂の全体重量の
うちのいくらかを受けられるものであれば足りる。ま
た、その他の構成に関しては、上記一実施の形態と同様
である。
は、例えばアングル材等を適度な長さに切断したもの
や、断面形状を楕円としたもの、あるいは樹脂等からな
るもの等としてもよく、要するに投入土砂の全体重量の
うちのいくらかを受けられるものであれば足りる。ま
た、その他の構成に関しては、上記一実施の形態と同様
である。
【0093】本実施の形態においては、上記のように土
砂ホッパ2への投入土砂の全体重量のうちのいくらかを
受圧板66で受けることにより、スクリューコンベア2
6にかかる土砂の圧力を低減できるので、上記一実施の
形態と同様の効果を得るとともに土砂搬送装置用油圧モ
ータ30に対する負荷を低減できる。
砂ホッパ2への投入土砂の全体重量のうちのいくらかを
受圧板66で受けることにより、スクリューコンベア2
6にかかる土砂の圧力を低減できるので、上記一実施の
形態と同様の効果を得るとともに土砂搬送装置用油圧モ
ータ30に対する負荷を低減できる。
【0094】また、上記においては、受圧板66を土砂
ホッパ2の内部において、土砂ホッパ2の幅方向に渡す
構成としたが、土砂搬送装置用油圧モータ30の負荷低
減の効果を得る限りにおいてはこれに限られず、例え
ば、図12に示した変形例のように、受圧板66を土砂
ホッパ2の内部において、その両端を土砂ホッパ2の側
壁2c,2e(図3参照)に固定して土砂ホッパ2の長
手方向に渡す構成としてもよい。
ホッパ2の内部において、土砂ホッパ2の幅方向に渡す
構成としたが、土砂搬送装置用油圧モータ30の負荷低
減の効果を得る限りにおいてはこれに限られず、例え
ば、図12に示した変形例のように、受圧板66を土砂
ホッパ2の内部において、その両端を土砂ホッパ2の側
壁2c,2e(図3参照)に固定して土砂ホッパ2の長
手方向に渡す構成としてもよい。
【0095】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実
施の形態を図13及び図14を用いて説明する。図13
は本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施の形態に
おける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構
を抽出して表す側断面図であり、図14は図13中矢印
C方向から見た土砂搬送装置4の自走式土質改良機後方
側端部の構造を示す後面図である。ただし、図14は、
繁雑防止のためシュート67(後述)を取外した図とし
た。また、図中、図3及び図5と同様の部分には同様の
符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて先の
図1乃至図5を参照する。
施の形態を図13及び図14を用いて説明する。図13
は本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施の形態に
おける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構
を抽出して表す側断面図であり、図14は図13中矢印
C方向から見た土砂搬送装置4の自走式土質改良機後方
側端部の構造を示す後面図である。ただし、図14は、
繁雑防止のためシュート67(後述)を取外した図とし
た。また、図中、図3及び図5と同様の部分には同様の
符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて先の
図1乃至図5を参照する。
【0096】これら図13及び図14において、土砂搬
送装置4Cの容器25Bは、その自走式土質改良機後方
側(図13中右側)端部が開口(後述)しており、この
開口部が上記一実施の形態の混合物排出口25cに相当
する混合物排出口25Bcを構成する。また、この混合
物排出口25Bcには、混合物排出口25Bcを介して
排出される土砂及び土質改良材の混合物を前記混合装置
3の導入口40に導くシュート67が隙間なく接続され
ており、このシュート67と前記導入口40との間も隙
間なく接続されている。
送装置4Cの容器25Bは、その自走式土質改良機後方
側(図13中右側)端部が開口(後述)しており、この
開口部が上記一実施の形態の混合物排出口25cに相当
する混合物排出口25Bcを構成する。また、この混合
物排出口25Bcには、混合物排出口25Bcを介して
排出される土砂及び土質改良材の混合物を前記混合装置
3の導入口40に導くシュート67が隙間なく接続され
ており、このシュート67と前記導入口40との間も隙
間なく接続されている。
【0097】また、前記容器25Bの自走式土質改良機
後方側(図13中右側)端部には、図14に示すよう
に、その上部に設けられた取付部材68に対し支持部材
69を介してぶら下げ支持された軸受27Aが設けられ
ている。すなわち、スクリューコンベア26の回転軸2
8は、自走式土質改良機前方側(図13中左側)端部近
傍が前記軸受27(図4参照)に、自走式土質改良機後
方側(図13中右側)端部が前記軸受27Aによりそれ
ぞれ回転自在に支持されている。スクリューコンベア2
6により搬送された土砂は、回転軸28の軸方向に向か
って混合物排出口25Bcの支持部材69及び軸受27
A以外の部分から容器25B外に押し出され、押し出さ
れた混合物は前記シュート67及び導入口40を介して
混合装置3内に供給されるようになっている。ただし、
本実施の形態においては、土砂及び土質改良材の混合物
を回転軸28の軸方向に向かって容器25B外に押し出
すため、回転軸28に上記一実施の形態の前記逆転スク
リュー32に相当する機構は設けられていない。
後方側(図13中右側)端部には、図14に示すよう
に、その上部に設けられた取付部材68に対し支持部材
69を介してぶら下げ支持された軸受27Aが設けられ
ている。すなわち、スクリューコンベア26の回転軸2
8は、自走式土質改良機前方側(図13中左側)端部近
傍が前記軸受27(図4参照)に、自走式土質改良機後
方側(図13中右側)端部が前記軸受27Aによりそれ
ぞれ回転自在に支持されている。スクリューコンベア2
6により搬送された土砂は、回転軸28の軸方向に向か
って混合物排出口25Bcの支持部材69及び軸受27
A以外の部分から容器25B外に押し出され、押し出さ
れた混合物は前記シュート67及び導入口40を介して
混合装置3内に供給されるようになっている。ただし、
本実施の形態においては、土砂及び土質改良材の混合物
を回転軸28の軸方向に向かって容器25B外に押し出
すため、回転軸28に上記一実施の形態の前記逆転スク
リュー32に相当する機構は設けられていない。
【0098】なお、その他の構成は、上記一実施の形態
と同様であり、本実施の形態においても、上記一実施の
形態と同様の効果が得られる。
と同様であり、本実施の形態においても、上記一実施の
形態と同様の効果が得られる。
【0099】また、本実施の形態においては、混合物排
出口25Bcが請求項8記載の土砂を回転軸の軸方向に
排出する土砂排出口を構成する。
出口25Bcが請求項8記載の土砂を回転軸の軸方向に
排出する土砂排出口を構成する。
【0100】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実
施の形態を図15を用いて説明する。図15は本発明の
自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。図中、図13と同様の部分には同
様の符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて
先の図1乃至図5も参照する。
施の形態を図15を用いて説明する。図15は本発明の
自走式土質改良機のさらに他の実施の形態における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。図中、図13と同様の部分には同
様の符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて
先の図1乃至図5も参照する。
【0101】この図15において、混合装置3Aの混合
装置本体42Aは、その自走式土質改良機前方側(図1
5中左側)端部が開口(後述)しており、この開口部が
上記一実施の形態の土砂及び土質改良材の混合物を導入
する導入口40に相当する導入口40Aを構成し、前記
容器25Bの混合物排出口25Bcと略水平に隙間なく
接続している。また、前記容器25Bの軸受27Aと同
様、混合装置本体42Aの導入口40Aには、その上部
に設けられた取付部材70に対して支持部材71を介し
てぶら下げ支持された軸受46Aが設けられている。す
なわち、前記パドルミキサ43の回転軸44は、自走式
土質改良機前方側(図15中左側)端部がこの軸受46
Aにより、自走式土質改良機後方側(図15中右側)端
部が前記軸受46によりそれぞれ回転自在に支持されて
おり、パドルミキサ43の回転軸44は、スクリューコ
ンベア26の回転軸28に対して独立して互いに異なる
回転数で回転駆動するようになっている。また、前記容
器25B内をスクリューコンベア26により搬送された
土砂は、容器25Bの混合物排出口25Bcの支持部材
69及び軸受27A以外の部分及び混合装置本体42A
の導入口40Aの支持部材71及び軸受46A以外の部
分を介し、そのまま混合装置本体42A内に送り込まれ
る。その他の構成は、上記図13及び図14で説明した
実施の形態と同様である。
装置本体42Aは、その自走式土質改良機前方側(図1
5中左側)端部が開口(後述)しており、この開口部が
上記一実施の形態の土砂及び土質改良材の混合物を導入
する導入口40に相当する導入口40Aを構成し、前記
容器25Bの混合物排出口25Bcと略水平に隙間なく
接続している。また、前記容器25Bの軸受27Aと同
様、混合装置本体42Aの導入口40Aには、その上部
に設けられた取付部材70に対して支持部材71を介し
てぶら下げ支持された軸受46Aが設けられている。す
なわち、前記パドルミキサ43の回転軸44は、自走式
土質改良機前方側(図15中左側)端部がこの軸受46
Aにより、自走式土質改良機後方側(図15中右側)端
部が前記軸受46によりそれぞれ回転自在に支持されて
おり、パドルミキサ43の回転軸44は、スクリューコ
ンベア26の回転軸28に対して独立して互いに異なる
回転数で回転駆動するようになっている。また、前記容
器25B内をスクリューコンベア26により搬送された
土砂は、容器25Bの混合物排出口25Bcの支持部材
69及び軸受27A以外の部分及び混合装置本体42A
の導入口40Aの支持部材71及び軸受46A以外の部
分を介し、そのまま混合装置本体42A内に送り込まれ
る。その他の構成は、上記図13及び図14で説明した
実施の形態と同様である。
【0102】上記において、混合装置本体42Aが請求
項14記載の混合装置のハウジングを構成する。
項14記載の混合装置のハウジングを構成する。
【0103】本実施の形態においては、土砂搬送装置4
Cの容器25Bと混合装置3Aの混合装置本体42Aと
を略水平に接続することにより、混合装置3A内に土砂
を略水平に押し出すようにして送り込むことが可能とな
る。これにより、上記一実施の形態と同様の効果が得ら
れるとともに、混合装置3Aを土砂搬送装置4Cに対し
て低い位置に設ける必要がないので、自走式土質改良機
の全高を低減できるという効果も得る。
Cの容器25Bと混合装置3Aの混合装置本体42Aと
を略水平に接続することにより、混合装置3A内に土砂
を略水平に押し出すようにして送り込むことが可能とな
る。これにより、上記一実施の形態と同様の効果が得ら
れるとともに、混合装置3Aを土砂搬送装置4Cに対し
て低い位置に設ける必要がないので、自走式土質改良機
の全高を低減できるという効果も得る。
【0104】さらに、パドルミキサ43の回転軸44と
スクリューコンベア26の回転軸28は互いに独立に支
持されており、相対的に混合装置本体42A内でパドル
ミキサ43が土砂及び土質改良材を攪拌しつつ移送する
速度に対して、容器25B内でスクリューコンベア26
が土砂及び土質改良材を搬送する速度が遅くなるよう
に、前記混合装置用油圧モータ47及び土砂搬送装置用
油圧モータ30の回転数を設定することで、前記混合装
置本体42Aの自走式土質改良機後方側(図15中右
側)の内壁に製造した改良土が押しつけられ圧密し閉塞
することを防止できるという効果もある。
スクリューコンベア26の回転軸28は互いに独立に支
持されており、相対的に混合装置本体42A内でパドル
ミキサ43が土砂及び土質改良材を攪拌しつつ移送する
速度に対して、容器25B内でスクリューコンベア26
が土砂及び土質改良材を搬送する速度が遅くなるよう
に、前記混合装置用油圧モータ47及び土砂搬送装置用
油圧モータ30の回転数を設定することで、前記混合装
置本体42Aの自走式土質改良機後方側(図15中右
側)の内壁に製造した改良土が押しつけられ圧密し閉塞
することを防止できるという効果もある。
【0105】なお、以上においては、上記(2)で説明
した定量供給性の確保のために、土砂ホッパ2から混合
装置3へ土砂を搬送する手段としてスクリューコンベア
を用いる構造としたが、本発明の基本的な効果である上
記(1)の効果を得る限りにおいては、必ずしもこれに
限られず、他の方法を用いてもよい。以下、そのような
変形例を順次図16乃至図18を用いて説明する。
した定量供給性の確保のために、土砂ホッパ2から混合
装置3へ土砂を搬送する手段としてスクリューコンベア
を用いる構造としたが、本発明の基本的な効果である上
記(1)の効果を得る限りにおいては、必ずしもこれに
限られず、他の方法を用いてもよい。以下、そのような
変形例を順次図16乃至図18を用いて説明する。
【0106】まず、図16は本発明の自走式土質改良機
のリボンスクリューコンベアを搬送手段として用いた変
形例における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混
合機構を抽出して表す側断面図である。図中、図13と
同様の部分には同様の符号を付し説明を省略するととも
に、必要に応じて先の図1乃至図5も参照する。
のリボンスクリューコンベアを搬送手段として用いた変
形例における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混
合機構を抽出して表す側断面図である。図中、図13と
同様の部分には同様の符号を付し説明を省略するととも
に、必要に応じて先の図1乃至図5も参照する。
【0107】図16に示すように、本変形例において
は、土砂搬送装置4Dの土砂搬送手段として、その容器
25B内に、多数の支持部材72により回転軸28に対
して間隙空間を有するようにリボンスクリュー29Bが
設けられたリボンスクリューコンベア26Cを用いてい
る。なお、その他の構成は、先に図13及び図14を用
いて説明した実施の形態と同様である。
は、土砂搬送装置4Dの土砂搬送手段として、その容器
25B内に、多数の支持部材72により回転軸28に対
して間隙空間を有するようにリボンスクリュー29Bが
設けられたリボンスクリューコンベア26Cを用いてい
る。なお、その他の構成は、先に図13及び図14を用
いて説明した実施の形態と同様である。
【0108】本変形例では、搬送手段としてリボンスク
リューコンベア26Cを用いることにより、例えば、比
較的大きな塊が多く含まれる土砂等を搬送する場合にお
いても、大塊等の間に働く余分な摩擦を避けることがで
きるので、上記一実施の形態と同様の効果を得るととも
に、土砂搬送装置用油圧モータ30に対する負荷を低減
できるという効果も得る。
リューコンベア26Cを用いることにより、例えば、比
較的大きな塊が多く含まれる土砂等を搬送する場合にお
いても、大塊等の間に働く余分な摩擦を避けることがで
きるので、上記一実施の形態と同様の効果を得るととも
に、土砂搬送装置用油圧モータ30に対する負荷を低減
できるという効果も得る。
【0109】図17は本発明の自走式土質改良機のパド
ルコンベアを搬送手段として用いた変形例における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。図中、図13と同様の部分には同
様の符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて
先の図1乃至図5も参照する。
ルコンベアを搬送手段として用いた変形例における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。図中、図13と同様の部分には同
様の符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて
先の図1乃至図5も参照する。
【0110】図17に示すように、本変形例において
は、土砂搬送装置4Eの土砂搬送手段として、その容器
25B内に、パドルコンベア73を設けている。このパ
ドルスクリューコンベア73の回転軸74は、自走式土
質改良機前方側(図17中左側)の回転軸74Aと自走
式土質改良機後方側(図17中右側)の回転軸74Bと
を同軸に一体的に接続した構成であり、前記パドルコン
ベア73は、回転軸74Aの外周に多数のパドル75を
間欠的に設けたパドルコンベア部73Aと、前記回転軸
74Bに対してスクリュー76を備えたスクリューコン
ベア部73Bとを備えている。また、前記回転軸74A
の自走式土質改良機前方側(図17中左側)端部近傍が
前記軸受27(図4参照)により、前記回転軸74Bの
自走式土質改良機後方側(図17中右側)端部が前記軸
受27Aにより回転自在に支持され容器25Bに対して
取付けられている。なお、その他の構成は、先に図13
及び図14を用いて説明した実施の形態と同様である。
は、土砂搬送装置4Eの土砂搬送手段として、その容器
25B内に、パドルコンベア73を設けている。このパ
ドルスクリューコンベア73の回転軸74は、自走式土
質改良機前方側(図17中左側)の回転軸74Aと自走
式土質改良機後方側(図17中右側)の回転軸74Bと
を同軸に一体的に接続した構成であり、前記パドルコン
ベア73は、回転軸74Aの外周に多数のパドル75を
間欠的に設けたパドルコンベア部73Aと、前記回転軸
74Bに対してスクリュー76を備えたスクリューコン
ベア部73Bとを備えている。また、前記回転軸74A
の自走式土質改良機前方側(図17中左側)端部近傍が
前記軸受27(図4参照)により、前記回転軸74Bの
自走式土質改良機後方側(図17中右側)端部が前記軸
受27Aにより回転自在に支持され容器25Bに対して
取付けられている。なお、その他の構成は、先に図13
及び図14を用いて説明した実施の形態と同様である。
【0111】上記のような構成の本変形例においては、
パドル75が請求項7記載の攪拌翼を構成し、パドルコ
ンベア73が容器内に備えられ容器内に導入された土砂
を搬送する搬送手段を構成する。
パドル75が請求項7記載の攪拌翼を構成し、パドルコ
ンベア73が容器内に備えられ容器内に導入された土砂
を搬送する搬送手段を構成する。
【0112】本変形例では、前記土砂ホッパ2を介して
容器25B内に導入された土砂を前記パドルコンベア部
73Aにより攪拌しながら搬送する。これにより、上記
一実施の形態と同様の効果に加え、土質改良材とともに
土砂を混合装置3にて解砕混合する前の予攪拌機能を持
たせることもできる。
容器25B内に導入された土砂を前記パドルコンベア部
73Aにより攪拌しながら搬送する。これにより、上記
一実施の形態と同様の効果に加え、土質改良材とともに
土砂を混合装置3にて解砕混合する前の予攪拌機能を持
たせることもできる。
【0113】また、本変形例のように、パドルコンベア
部73Aとスクリューコンベア部73Bとを設けた場
合、それらの回転軸74A,74Bが同一回転数で回転
駆動すれば、パドルコンベア部73Aに対して、スクリ
ューコンベア部73Aの土砂搬送量が大きくなる。した
がって本変形例によれば、搬送手段としてのパドルコン
ベア73において、土砂搬送方向上流側(図17中左
側)に対して、土砂搬送方向下流側(図17中右側)の
土砂搬送量を大きくできるので、先に図7を用いて説明
した実施の形態と同様、容器25B内の土砂が圧密し閉
塞することを防止できるという効果も得られる。
部73Aとスクリューコンベア部73Bとを設けた場
合、それらの回転軸74A,74Bが同一回転数で回転
駆動すれば、パドルコンベア部73Aに対して、スクリ
ューコンベア部73Aの土砂搬送量が大きくなる。した
がって本変形例によれば、搬送手段としてのパドルコン
ベア73において、土砂搬送方向上流側(図17中左
側)に対して、土砂搬送方向下流側(図17中右側)の
土砂搬送量を大きくできるので、先に図7を用いて説明
した実施の形態と同様、容器25B内の土砂が圧密し閉
塞することを防止できるという効果も得られる。
【0114】図18は本発明の自走式土質改良機のシリ
ンダ駆動式コンベアを搬送手段として用いた変形例にお
ける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を
抽出して表す側断面図である。図中、図13と同様の部
分には同様の符号を付し説明を省略するとともに、必要
に応じて先の図1乃至図5も参照する。
ンダ駆動式コンベアを搬送手段として用いた変形例にお
ける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を
抽出して表す側断面図である。図中、図13と同様の部
分には同様の符号を付し説明を省略するとともに、必要
に応じて先の図1乃至図5も参照する。
【0115】図18に示すように、本変形例において
は、土砂搬送装置4Fの土砂搬送手段として、シリンダ
駆動式コンベア77を用いている。このシリンダ駆動式
コンベア77は、その容器25C内にロッド78を備
え、このロッド78を進退駆動させてその一端(図18
中右端)に設けられた土押し部材79により容器25C
内に導入された土砂を土砂搬送方向(図18中右方向)
に押し出すようになっている。詳細には、前記容器25
Cの自走式土質改良機前方側(図18中左側)に設けら
れたシリンダ本体80内にボトム側のチャンバ80aか
ら圧油が供給されると前記ロッド78が土砂搬送方向
(図18中右方向)に伸長されて前記土押し部材79が
容器25C内の土砂を土砂搬送方向(図18中右方向)
に押し出し、ロッド側のチャンバ80bから圧油が供給
されるとロッド78が土砂搬送方向と反対方向(図18
中左方向)に縮短されるようになっている。
は、土砂搬送装置4Fの土砂搬送手段として、シリンダ
駆動式コンベア77を用いている。このシリンダ駆動式
コンベア77は、その容器25C内にロッド78を備
え、このロッド78を進退駆動させてその一端(図18
中右端)に設けられた土押し部材79により容器25C
内に導入された土砂を土砂搬送方向(図18中右方向)
に押し出すようになっている。詳細には、前記容器25
Cの自走式土質改良機前方側(図18中左側)に設けら
れたシリンダ本体80内にボトム側のチャンバ80aか
ら圧油が供給されると前記ロッド78が土砂搬送方向
(図18中右方向)に伸長されて前記土押し部材79が
容器25C内の土砂を土砂搬送方向(図18中右方向)
に押し出し、ロッド側のチャンバ80bから圧油が供給
されるとロッド78が土砂搬送方向と反対方向(図18
中左方向)に縮短されるようになっている。
【0116】なお、その他の構成は、先に図13及び図
14を用いて説明した実施の形態と同様であり、本変形
例においても、上記一実施の形態と同様の効果が得られ
る。
14を用いて説明した実施の形態と同様であり、本変形
例においても、上記一実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0117】また、上記構成の本変形例においては、ロ
ッド78が請求項10記載のシリンダを構成し、これと
土押し部材79とがシリンダにより進退駆動されるピス
トンを構成し、シリンダ駆動式コンベア77が容器内に
備えられ容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を
構成する。
ッド78が請求項10記載のシリンダを構成し、これと
土押し部材79とがシリンダにより進退駆動されるピス
トンを構成し、シリンダ駆動式コンベア77が容器内に
備えられ容器内に導入された土砂を搬送する搬送手段を
構成する。
【0118】また、以上においては、土砂及び土質改良
材の解砕混合機構として、前記混合物を前記パドルミキ
サ43により攪拌し解砕混合するミキシング方式の混合
装置3を用いる構造としたが、本発明の基本的な効果で
ある上記(1)の効果を得る限りにおいては、必ずしも
これに限られず、例えば図19に示すように、ソイルカ
ッタ81にて混合物排出口25Bcから落下する土砂及
び土質改良材の混合物を切削混合し、さらにこれを高速
回転するロータリハンマ82により細粒化する解砕方式
の混合装置3Bを用いてもよい。
材の解砕混合機構として、前記混合物を前記パドルミキ
サ43により攪拌し解砕混合するミキシング方式の混合
装置3を用いる構造としたが、本発明の基本的な効果で
ある上記(1)の効果を得る限りにおいては、必ずしも
これに限られず、例えば図19に示すように、ソイルカ
ッタ81にて混合物排出口25Bcから落下する土砂及
び土質改良材の混合物を切削混合し、さらにこれを高速
回転するロータリハンマ82により細粒化する解砕方式
の混合装置3Bを用いてもよい。
【0119】また、以上説明した各実施の形態及び各変
形例において、土砂及び土質改良材が容器に導入される
際や、土砂と土質改良材との混合物が混合装置に供給さ
れる際等に土砂が周囲に飛散したり容器から溢出したり
することを防止するために、各容器の上部開口部、土質
改良材受入口及び混合物排出口をそれぞれ土砂ホッパの
下部開口部、フィーダ36の供給口36a及び混合装置
本体の導入口に対して隙間なく接続する構造としたが、
土砂を土砂ホッパから混合装置へ搬送する際の各土砂搬
送装置の周囲へ土砂の飛散を防止する上では、必ずしも
それぞれが隙間なく接続されていなくてもよく、例え
ば、それぞれの間にわずかな隙間を有する構造としても
よい。
形例において、土砂及び土質改良材が容器に導入される
際や、土砂と土質改良材との混合物が混合装置に供給さ
れる際等に土砂が周囲に飛散したり容器から溢出したり
することを防止するために、各容器の上部開口部、土質
改良材受入口及び混合物排出口をそれぞれ土砂ホッパの
下部開口部、フィーダ36の供給口36a及び混合装置
本体の導入口に対して隙間なく接続する構造としたが、
土砂を土砂ホッパから混合装置へ搬送する際の各土砂搬
送装置の周囲へ土砂の飛散を防止する上では、必ずしも
それぞれが隙間なく接続されていなくてもよく、例え
ば、それぞれの間にわずかな隙間を有する構造としても
よい。
【0120】さらに、以上においては、走行手段として
無限軌道履帯10L,10Rを備える場合を例にとって
説明したが、これにも限られず、ホイール式等で走行手
段を構成することもできる。さらに、土砂ホッパ2上に
設ける篩ユニット1を振動篩としたが、これにも限られ
ず固定篩としても良い。これらの場合も同様の効果を得
る。
無限軌道履帯10L,10Rを備える場合を例にとって
説明したが、これにも限られず、ホイール式等で走行手
段を構成することもできる。さらに、土砂ホッパ2上に
設ける篩ユニット1を振動篩としたが、これにも限られ
ず固定篩としても良い。これらの場合も同様の効果を得
る。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、土砂ホッパから混合装
置へ土砂を搬送する土砂搬送装置において、自走式土質
改良機のフレームの長手方向に設けた容器内に搬送手段
を設け、土砂ホッパから導入された土砂を容器内で搬送
する。これにより、搬送用ベルトコンベアを用いた従来
技術のように、混合装置への搬送の途中で土砂がこぼれ
落ちることがなく、多種多様な土砂を改良対象とする場
合であっても、周囲へ土砂を飛散させることなく土砂ホ
ッパから混合装置へ土砂を供給することができる。
置へ土砂を搬送する土砂搬送装置において、自走式土質
改良機のフレームの長手方向に設けた容器内に搬送手段
を設け、土砂ホッパから導入された土砂を容器内で搬送
する。これにより、搬送用ベルトコンベアを用いた従来
技術のように、混合装置への搬送の途中で土砂がこぼれ
落ちることがなく、多種多様な土砂を改良対象とする場
合であっても、周囲へ土砂を飛散させることなく土砂ホ
ッパから混合装置へ土砂を供給することができる。
【図1】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全
体構造を表す側面図である。
体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全
体構造を表す上面図である。
体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態にお
ける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を
抽出して表す側断面図である。
ける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を
抽出して表す側断面図である。
【図4】図3中IV−IV断面による水平断面図である。
【図5】図3中V−V断面による縦断面図である。
【図6】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態に
おける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構
を抽出して表す側面図である。
おける土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構
を抽出して表す側面図である。
【図7】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施の
形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混
合機構を抽出して表す側断面図である。
形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕混
合機構を抽出して表す側断面図である。
【図8】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施の
形態における土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して
表す上面図である。
形態における土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して
表す上面図である。
【図9】図8中IX−IX断面による縦断面図である。
【図10】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図である。
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図である。
【図11】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出し
て表す側断面図である。
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出し
て表す側断面図である。
【図12】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施
の形態の土砂ホッパ内部に土砂ホッパ長手方向に受圧板
を設けた変形例における土砂ホッパ及び土砂搬送装置の
縦断面図である。
の形態の土砂ホッパ内部に土砂ホッパ長手方向に受圧板
を設けた変形例における土砂ホッパ及び土砂搬送装置の
縦断面図である。
【図13】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図である。
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図である。
【図14】図13中矢印C方向から見た土砂搬送装置の
自走式土質改良機後方側端部の構造を示す後面図であ
る。
自走式土質改良機後方側端部の構造を示す後面図であ
る。
【図15】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図である。
の形態における土砂及び土質改良材の搬送機構及び解砕
混合機構を抽出して表す側断面図である。
【図16】本発明の自走式土質改良機のリボンスクリュ
ーコンベアを搬送手段として用いた変形例における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。
ーコンベアを搬送手段として用いた変形例における土砂
及び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して
表す側断面図である。
【図17】本発明の自走式土質改良機のパドルコンベア
を搬送手段として用いた変形例における土砂及び土質改
良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表す側断面
図である。
を搬送手段として用いた変形例における土砂及び土質改
良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表す側断面
図である。
【図18】本発明の自走式土質改良機のシリンダ駆動式
コンベアを搬送手段として用いた変形例における土砂及
び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表
す側断面図である。
コンベアを搬送手段として用いた変形例における土砂及
び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表
す側断面図である。
【図19】本発明の自走式土質改良機の解砕方式の混合
装置を解砕混合手段として用いた変形例における土砂及
び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表
す側断面図である。
装置を解砕混合手段として用いた変形例における土砂及
び土質改良材の搬送機構及び解砕混合機構を抽出して表
す側断面図である。
2 土砂ホッパ 3 混合装置 5 土質改良材供給装置 6 土質改良機本体 7 走行体 8 排出コンベア(搬出コンベア) 9A 土質改良機取付け部(フレーム) 25 容器 25A〜C 容器 25c 混合物排出口(土砂排出口) 25Bc 混合物排出口(土砂排出口) 26 スクリューコンベア(搬送手段) 26A,B スクリューコンベア(搬送手段) 26C リボンスクリューコンベア(搬送手段) 29 スクリュー 29B リボンスクリュー 30 土砂搬送装置用油圧モータ(駆動手段) 36a 土質改良材供給口 40,40A 導入口(混合物導入口) 42A 混合装置本体(ハウジング) 61 アーチブレイカ(架橋防止手段) 66 受圧板 73 パドルコンベア(搬送手段) 75 パドル(攪拌翼) 77 シリンダ駆動式コンベア(搬送手段) 78 ロッド(シリンダ、ピストン) 79 土押し部材(ピストン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 哲志郎 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D040 AB07 CD07 EB04 4G037 AA05 EA03 4G078 AA13 AB20 BA01 DA01 EA10
Claims (14)
- 【請求項1】自走可能な走行体と、 この走行体上に設けた土質改良機本体とを有し、 前記土質改良機本体は、フレームと、このフレームの長
手方向一方側に設けられ土砂を受け入れる土砂ホッパ
と、前記フレームの長手方向に設けられた容器及びこの
容器内に備えられ前記容器内に導入された土砂を搬送す
る搬送手段を備える土砂搬送装置と、前記搬送手段によ
り搬送される土砂に土質改良材を供給する土質改良材供
給装置と、前記土砂と前記土質改良材との混合物を攪拌
し解砕混合する混合装置と、前記混合装置により解砕混
合された改良土を搬出する搬出コンベアとを備えること
を特徴とする自走式土質改良機。 - 【請求項2】請求項1記載の自走式土質改良機におい
て、前記容器を前記土砂ホッパ下部に対して隙間なく接
続したことを特徴とする自走式土質改良機。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の自走式土質改良機に
おいて、前記土質改良材供給装置の土質改良材供給口を
前記容器に対して隙間なく接続したことを特徴とする自
走式土質改良機。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項記載の自走
式土質改良機において、前記混合装置の混合物導入口を
前記容器に対して隙間なく接続したことを特徴とする自
走式土質改良機。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項記載の自走
式土質改良機において、前記搬送手段は、駆動手段によ
り回転駆動される回転軸に略ネジ状のスクリューを設け
たスクリューコンベアを備えることを特徴とする自走式
土質改良機。 - 【請求項6】請求項5記載の自走式土質改良機におい
て、前記スクリューは、前記回転軸との間に間隙空間を
有するリボンスクリューであることを特徴とする自走式
土質改良機。 - 【請求項7】請求項1乃至4のいずれか1項記載の自走
式土質改良機において、前記搬送手段は、駆動手段によ
り回転駆動される回転軸に攪拌翼を設けたパドルコンベ
アを備えることを特徴とする自走式土質改良機。 - 【請求項8】請求項5乃至7のいずれか1項記載の自走
式土質改良機において、前記容器は、土砂を前記回転軸
の軸方向に排出する土砂排出口を備えていることを特徴
とする自走式土質改良機。 - 【請求項9】請求項5乃至6のいずれか1項記載の自走
式土質改良機において、前記スクリューは、相対的に土
砂搬送方向上流側は小さいピッチで、土砂搬送方向下流
側は大きいピッチで設けられることを特徴とする自走式
土質改良機。 - 【請求項10】請求項1乃至4のいずれか1項記載の自
走式土質改良機において、前記搬送手段は、シリンダに
より進退駆動されるピストンを備えることを特徴とする
自走式土質改良機。 - 【請求項11】請求項1乃至10のいずれか1項記載の
自走式土質改良機において、前記土砂搬送装置は、土砂
搬送方向に向かって下り勾配に設けられることを特徴と
する自走式土質改良機。 - 【請求項12】請求項1乃至10のいずれか1項記載の
自走式土質改良機において、前記土砂ホッパ内に投入さ
れた土砂を攪拌し架橋形成を防止する架橋防止手段を設
けたことを特徴とする自走式土質改良機。 - 【請求項13】請求項1乃至10のいずれか1項記載の
自走式土質改良機において、前記土砂ホッパ内に、前記
土砂搬送手段に作用する土砂の重量を軽減する受圧板を
設けたことを特徴とする自走式土質改良機。 - 【請求項14】請求項1乃至10のいずれか1項記載の
自走式土質改良機において、前記土砂搬送装置の前記容
器と前記混合装置のハウジングとを略水平に接続したこ
とを特徴とする自走式土質改良機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362802A JP2002167799A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 自走式土質改良機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362802A JP2002167799A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 自走式土質改良機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002167799A true JP2002167799A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18834016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000362802A Pending JP2002167799A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 自走式土質改良機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002167799A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010270504A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
JP2010270501A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
JP2010270503A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
JP2010270502A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
-
2000
- 2000-11-29 JP JP2000362802A patent/JP2002167799A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010270504A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
JP2010270501A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
JP2010270503A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
JP2010270502A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
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