JP2002166770A - シートのテーブル構造 - Google Patents
シートのテーブル構造Info
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- JP2002166770A JP2002166770A JP2000364864A JP2000364864A JP2002166770A JP 2002166770 A JP2002166770 A JP 2002166770A JP 2000364864 A JP2000364864 A JP 2000364864A JP 2000364864 A JP2000364864 A JP 2000364864A JP 2002166770 A JP2002166770 A JP 2002166770A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テーブル本体を簡易迅速に使用状態及び収納
状態とする。テーブル本体の使用状態で、サポートレッ
グによりテーブル本体を簡易迅速に支持する。テーブル
本体の使用状態でガタつくのを防止する。 【解決手段】 スプリングロッド45の先端45bをガ
イドレール37に沿って前後移動可能に設ける。ガイド
レール37に近接する位置にサポートレッグ51の上部
杆51aを回動可能に設ける。上部杆51aにカム体5
5を固着する。カム体55をスプリングロッド45の先
端45bと対向する位置に設ける。テーブル本体35を
収納状態より使用状態に移動する際に、カム体55を先
端45bで回動させる。カム体55の回動によりサポー
トレッグ51を引出し、テーブル本体35の使用状態で
テーブル本体を支持させる。
状態とする。テーブル本体の使用状態で、サポートレッ
グによりテーブル本体を簡易迅速に支持する。テーブル
本体の使用状態でガタつくのを防止する。 【解決手段】 スプリングロッド45の先端45bをガ
イドレール37に沿って前後移動可能に設ける。ガイド
レール37に近接する位置にサポートレッグ51の上部
杆51aを回動可能に設ける。上部杆51aにカム体5
5を固着する。カム体55をスプリングロッド45の先
端45bと対向する位置に設ける。テーブル本体35を
収納状態より使用状態に移動する際に、カム体55を先
端45bで回動させる。カム体55の回動によりサポー
トレッグ51を引出し、テーブル本体35の使用状態で
テーブル本体を支持させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートのテーブル構
造に関し、更に詳細に説明すると、シートクッションの
側部やシートバックの背面側に設けられたヒンジブラケ
ットに回動可能に枢支されたテーブル本体を備え、該テ
ーブル本体がシートクッションの側部やシートバックの
背面側に設けられたカム部材と、該カム部材により回動
状態を保持する略U字状のスプリングロッドとによりシ
ートクッションの側部またはシートバックの背面側に沿
う収納状態より略水平に保持された使用状態となるシー
トのテーブル構造に関する。
造に関し、更に詳細に説明すると、シートクッションの
側部やシートバックの背面側に設けられたヒンジブラケ
ットに回動可能に枢支されたテーブル本体を備え、該テ
ーブル本体がシートクッションの側部やシートバックの
背面側に設けられたカム部材と、該カム部材により回動
状態を保持する略U字状のスプリングロッドとによりシ
ートクッションの側部またはシートバックの背面側に沿
う収納状態より略水平に保持された使用状態となるシー
トのテーブル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シート等においては、シ
ートクッションの側部にテーブル本体が設けられ、シー
トクッションの側部に沿う収納状態よりテーブル本体を
略水平に保持された使用状態として着座者が利用するこ
とができるようになされ、車室内の居住性の向上を図っ
ている。
ートクッションの側部にテーブル本体が設けられ、シー
トクッションの側部に沿う収納状態よりテーブル本体を
略水平に保持された使用状態として着座者が利用するこ
とができるようになされ、車室内の居住性の向上を図っ
ている。
【0003】図4及び図5に示す如く、従来のシートの
テーブル構造1は、シートクッション3の側部に設けら
れた取付ブラケット4に左右一対のヒンジブラケット5
を設け、この左右一対のヒンジブラケット5に回動可能
に枢支されたテーブル本体7を備えている。このテーブ
ル本体7は支持杆としてのスプリングロッド13により
使用状態を保持するように形成されている。
テーブル構造1は、シートクッション3の側部に設けら
れた取付ブラケット4に左右一対のヒンジブラケット5
を設け、この左右一対のヒンジブラケット5に回動可能
に枢支されたテーブル本体7を備えている。このテーブ
ル本体7は支持杆としてのスプリングロッド13により
使用状態を保持するように形成されている。
【0004】また、図6(a),(b)に示す如く、シ
ートクッション3の側部の取付ブラケット4にカム部材
11を設け、このカム部材11の両側部の断面円弧状の
半球体カム12により回動状態を保持する略U字状のス
プリングロッド13をカム部材11に回動可能に枢支
し、この略U字状のスプリングロッド13の先端部をテ
ーブル本体7の下面に設けられたガイドレール15に沿
って前後移動可能に設けた構成が提案されている。特開
平12−177464号公報にはシートバックの背面側
のテーブル構造が示されている。
ートクッション3の側部の取付ブラケット4にカム部材
11を設け、このカム部材11の両側部の断面円弧状の
半球体カム12により回動状態を保持する略U字状のス
プリングロッド13をカム部材11に回動可能に枢支
し、この略U字状のスプリングロッド13の先端部をテ
ーブル本体7の下面に設けられたガイドレール15に沿
って前後移動可能に設けた構成が提案されている。特開
平12−177464号公報にはシートバックの背面側
のテーブル構造が示されている。
【0005】図6(a)に示す如く、前記カム部材11
の半球体カム12の下方に略U字状のスプリングロッド
13が移動している状態でテーブル本体7がシートクッ
ション3の側部に沿う収納状態に保持され、この収納状
態ではスプリングロッド13は左右の半球体カム12の
頂部で押圧されてスプリングロッド13の基端側は幅狭
となっている。
の半球体カム12の下方に略U字状のスプリングロッド
13が移動している状態でテーブル本体7がシートクッ
ション3の側部に沿う収納状態に保持され、この収納状
態ではスプリングロッド13は左右の半球体カム12の
頂部で押圧されてスプリングロッド13の基端側は幅狭
となっている。
【0006】また図6(b)に示す如く、カム部材11
の半球体カム12の頂部を乗り越えて上方に略U字状の
スプリングロッド13が付勢されている状態で、図4に
実線で示す如く、テーブル本体7が略水平に保持された
使用状態となるように構成されている。この使用状態
で、スプリングロッド13の基端側は拡がって幅広にな
っている。
の半球体カム12の頂部を乗り越えて上方に略U字状の
スプリングロッド13が付勢されている状態で、図4に
実線で示す如く、テーブル本体7が略水平に保持された
使用状態となるように構成されている。この使用状態
で、スプリングロッド13の基端側は拡がって幅広にな
っている。
【0007】従って、テーブル本体7を半球体カム12
の頂部を乗り越えて使用状態及び収納状態とすることが
でき、またテーブル本体7の使用状態で、テーブル本体
7に大荷重が加えられた場合に、略U字状のスプリング
ロッド13の基端側が狭まり、カム部材11の半球体カ
ム12に沿って下方に容易に移動することができ、テー
ブル本体7に衝突してもテーブル本体7をシートに沿う
方向に移動させ収納状態とすることができる。
の頂部を乗り越えて使用状態及び収納状態とすることが
でき、またテーブル本体7の使用状態で、テーブル本体
7に大荷重が加えられた場合に、略U字状のスプリング
ロッド13の基端側が狭まり、カム部材11の半球体カ
ム12に沿って下方に容易に移動することができ、テー
ブル本体7に衝突してもテーブル本体7をシートに沿う
方向に移動させ収納状態とすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のシートのテーブ
ル構造1においては、スプリングロッド13がガイドレ
ール15に沿って前後移動可能であるが、スプリングロ
ッド13の回動軌跡がガイドレール15の長さによって
決定され、このガイドレール15の長さが限定されてい
る。また従来のシートのテーブル構造1においては、ス
プリングロッド13がカム部材11の半球体カム12に
よりロック状態を保持するだけであり、ロック機構が存
在せず、テーブル本体7が使用状態にある場合に、テー
ブル本体7がガタつく虞れを有し、使用時にテーブル本
体7が回動し、テーブル本体7に載置されたカップ等の
飲み物等がこぼれる虞れを有していた。また強固なロッ
ク機構を設ける場合には構造が複雑となり部品点数が増
大し、重量が増大しコストアップとなる欠点を有し、こ
の強固なロック機構を設けた場合に大荷重が加えられる
とテーブル本体7が破損する虞れを有していた。
ル構造1においては、スプリングロッド13がガイドレ
ール15に沿って前後移動可能であるが、スプリングロ
ッド13の回動軌跡がガイドレール15の長さによって
決定され、このガイドレール15の長さが限定されてい
る。また従来のシートのテーブル構造1においては、ス
プリングロッド13がカム部材11の半球体カム12に
よりロック状態を保持するだけであり、ロック機構が存
在せず、テーブル本体7が使用状態にある場合に、テー
ブル本体7がガタつく虞れを有し、使用時にテーブル本
体7が回動し、テーブル本体7に載置されたカップ等の
飲み物等がこぼれる虞れを有していた。また強固なロッ
ク機構を設ける場合には構造が複雑となり部品点数が増
大し、重量が増大しコストアップとなる欠点を有し、こ
の強固なロック機構を設けた場合に大荷重が加えられる
とテーブル本体7が破損する虞れを有していた。
【0009】本発明の目的は、テーブル本体を簡易迅速
に使用状態及び収納状態とすることができ、またテーブ
ル本体の使用状態で、サポートレッグがテーブル本体を
簡易迅速に支持することができ、テーブル本体の使用状
態でガタつく虞れがなく、テーブル本体に載置されたカ
ップ等の飲料がこぼれる虞れがなく、構成が簡易で部品
点数が増大したり、重量が増大する虞れがなく、車室内
の居住性を向上させることのできるシートのテーブル構
造を提供するものである。
に使用状態及び収納状態とすることができ、またテーブ
ル本体の使用状態で、サポートレッグがテーブル本体を
簡易迅速に支持することができ、テーブル本体の使用状
態でガタつく虞れがなく、テーブル本体に載置されたカ
ップ等の飲料がこぼれる虞れがなく、構成が簡易で部品
点数が増大したり、重量が増大する虞れがなく、車室内
の居住性を向上させることのできるシートのテーブル構
造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トのテーブル構造は、シートに設けられたヒンジブラケ
ットに回動可能に枢支されたテーブル本体を備え、該テ
ーブル本体がシートに設けられたカム部材と、該カム部
材により回動状態を保持する略U字状のスプリングロッ
ドとによりシートに沿う収納状態より略水平に保持され
た使用状態となるシートのテーブル構造において、前記
略U字状のスプリングロッドの先端がテーブル本体の裏
面側に設けられたガイドレールに沿って前後移動可能に
設けられ、前記テーブル本体の裏面側のガイドレールに
近接する位置にサポートレッグが回動可能に設けられ、
該サポートレッグにカム体が固着され、該カム体がスプ
リングロッドの先端と対向する位置に設けられ、前記テ
ーブル本体が収納状態より使用状態に移動する際に、前
記カム体がスプリングロッドの先端により回動され、該
カム体の回動により前記サポートレッグがテーブル本体
の使用状態でテーブル本体を支持するようになされてい
ることを特徴とする。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トのテーブル構造は、シートに設けられたヒンジブラケ
ットに回動可能に枢支されたテーブル本体を備え、該テ
ーブル本体がシートに設けられたカム部材と、該カム部
材により回動状態を保持する略U字状のスプリングロッ
ドとによりシートに沿う収納状態より略水平に保持され
た使用状態となるシートのテーブル構造において、前記
略U字状のスプリングロッドの先端がテーブル本体の裏
面側に設けられたガイドレールに沿って前後移動可能に
設けられ、前記テーブル本体の裏面側のガイドレールに
近接する位置にサポートレッグが回動可能に設けられ、
該サポートレッグにカム体が固着され、該カム体がスプ
リングロッドの先端と対向する位置に設けられ、前記テ
ーブル本体が収納状態より使用状態に移動する際に、前
記カム体がスプリングロッドの先端により回動され、該
カム体の回動により前記サポートレッグがテーブル本体
の使用状態でテーブル本体を支持するようになされてい
ることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項2に記載のシートの
テーブル構造は、前記サポートレッグにスプリング部材
が設けられ、前記テーブル本体の収納状態でサポートレ
ッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に付勢されてい
ることを特徴とする。
テーブル構造は、前記サポートレッグにスプリング部材
が設けられ、前記テーブル本体の収納状態でサポートレ
ッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に付勢されてい
ることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項1に記載のシートのテーブ
ル構造によれば、略U字状のスプリングロッドの先端が
テーブル本体の裏面側に設けられたガイドレールに沿っ
て前後移動可能に設けられ、前記テーブル本体の裏面側
のガイドレールに近接する位置にサポートレッグが回動
可能に設けられ、該サポートレッグにカム体が固着さ
れ、該カム体がスプリングロッドの先端と対向する位置
に設けられ、前記テーブル本体が収納状態より使用状態
に移動する際に、前記カム体がスプリングロッドの先端
により回動され、該カム体の回動により前記サポートレ
ッグがテーブル本体の使用状態でテーブル本体を支持す
るようになされているので、テーブル本体の使用状態
で、サポートレッグによりテーブル本体が支持され、安
定したテーブル本体の使用状態が得られ、テーブル本体
の使用状態でガタつく虞れがなく、テーブル本体に載置
されたカップ等の飲料がこぼれる虞れがない。
ル構造によれば、略U字状のスプリングロッドの先端が
テーブル本体の裏面側に設けられたガイドレールに沿っ
て前後移動可能に設けられ、前記テーブル本体の裏面側
のガイドレールに近接する位置にサポートレッグが回動
可能に設けられ、該サポートレッグにカム体が固着さ
れ、該カム体がスプリングロッドの先端と対向する位置
に設けられ、前記テーブル本体が収納状態より使用状態
に移動する際に、前記カム体がスプリングロッドの先端
により回動され、該カム体の回動により前記サポートレ
ッグがテーブル本体の使用状態でテーブル本体を支持す
るようになされているので、テーブル本体の使用状態
で、サポートレッグによりテーブル本体が支持され、安
定したテーブル本体の使用状態が得られ、テーブル本体
の使用状態でガタつく虞れがなく、テーブル本体に載置
されたカップ等の飲料がこぼれる虞れがない。
【0013】本発明の請求項2に記載のシートのテーブ
ル構造によれば、前記サポートレッグにスプリング部材
が設けられ、前記テーブル本体の収納状態でサポートレ
ッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に付勢されてい
るので、テーブル本体を収納方向に回動させるとスプリ
ングロッドの先端がガイドレールの前端側に移動し、カ
ム体の回動が自由となり、スプリング部材の付勢力によ
りサポートレッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に
簡易迅速に収納される。
ル構造によれば、前記サポートレッグにスプリング部材
が設けられ、前記テーブル本体の収納状態でサポートレ
ッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に付勢されてい
るので、テーブル本体を収納方向に回動させるとスプリ
ングロッドの先端がガイドレールの前端側に移動し、カ
ム体の回動が自由となり、スプリング部材の付勢力によ
りサポートレッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に
簡易迅速に収納される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るシートのテーブ
ル構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図3には本
発明に係るシートのテーブル構造の実施の形態が夫々示
されており、この実施の形態では車両用シートのシート
クッションの側部に本発明を適用した場合として説明す
るが、車両用シートに限定されるものではなく、種々の
シートに適用することができる。
ル構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図3には本
発明に係るシートのテーブル構造の実施の形態が夫々示
されており、この実施の形態では車両用シートのシート
クッションの側部に本発明を適用した場合として説明す
るが、車両用シートに限定されるものではなく、種々の
シートに適用することができる。
【0015】図1に示す如く、車両用シートのフロント
側の車両用シート21のシートクッション23の側部に
配設されるテーブル構造31は、シートクッション23
の側部に取付ブラケット25が設けられ、この取付ブラ
ケット25に設けられた左右一対のヒンジブラケット3
3に回動可能に枢支されたテーブル本体35を備えてい
る。
側の車両用シート21のシートクッション23の側部に
配設されるテーブル構造31は、シートクッション23
の側部に取付ブラケット25が設けられ、この取付ブラ
ケット25に設けられた左右一対のヒンジブラケット3
3に回動可能に枢支されたテーブル本体35を備えてい
る。
【0016】前記テーブル本体35がシートクッション
23の側部に沿う収納状態より側方に引き出され、略水
平に保持された使用状態となるように構成されている。
また前記テーブル本体35は塩化ビニル等の合成樹脂成
形品または軽金属等から形成され、テーブル本体35に
はカップホルダー用の透孔や断面凹状の載置部等を形成
することができる。
23の側部に沿う収納状態より側方に引き出され、略水
平に保持された使用状態となるように構成されている。
また前記テーブル本体35は塩化ビニル等の合成樹脂成
形品または軽金属等から形成され、テーブル本体35に
はカップホルダー用の透孔や断面凹状の載置部等を形成
することができる。
【0017】図1に示す如く、前記シートクッション2
3の側部の取付ブラケット25の上部で、前記ヒンジブ
ラケット33より下方位置に、図6(a),(b)に示
す従来技術と同様のカム部材41が設けられ、このカム
部材41により回動状態を保持する略U字状のワイヤー
スプリング等からなるスプリングロッド45がテーブル
本体35の裏面側に形成されたガイドレール37のレー
ル部38に挿入されている。
3の側部の取付ブラケット25の上部で、前記ヒンジブ
ラケット33より下方位置に、図6(a),(b)に示
す従来技術と同様のカム部材41が設けられ、このカム
部材41により回動状態を保持する略U字状のワイヤー
スプリング等からなるスプリングロッド45がテーブル
本体35の裏面側に形成されたガイドレール37のレー
ル部38に挿入されている。
【0018】前記カム部材41には、従来の技術で示し
たと同様に断面円弧状の半球体カム43が左右一対形成
されている。略U字状のスプリングロッド45の基端4
5a側がL字状に屈折され、カム部材41の半球体カム
43の上端側に枢支され、略U字状のスプリングロッド
45の先端45b側がガイドレール37に沿って前後移
動可能に設けられている。
たと同様に断面円弧状の半球体カム43が左右一対形成
されている。略U字状のスプリングロッド45の基端4
5a側がL字状に屈折され、カム部材41の半球体カム
43の上端側に枢支され、略U字状のスプリングロッド
45の先端45b側がガイドレール37に沿って前後移
動可能に設けられている。
【0019】図1及び図2に示す如く、前記テーブル本
体35の裏面側のガイドレール37に近接する位置に、
本実施の形態ではガイドレール37を挟んだ位置に設け
られた枢支部53にサポートレッグ51の上部杆51a
が回動可能に設けられている。このサポートレッグ51
は本実施の形態では略4角枠状に形成されているが、逆
U字状であってもよい。
体35の裏面側のガイドレール37に近接する位置に、
本実施の形態ではガイドレール37を挟んだ位置に設け
られた枢支部53にサポートレッグ51の上部杆51a
が回動可能に設けられている。このサポートレッグ51
は本実施の形態では略4角枠状に形成されているが、逆
U字状であってもよい。
【0020】前記サポートレッグ51の上部杆51aに
カム体55が固着され、このカム体55がスプリングロ
ッド45の先端45bと対向する位置に設けられ、前記
テーブル本体35が収納状態より使用状態に移動する際
に、即ち図1及び図2において、ガイドレール37のレ
ール部38を右側である前端側より左側であるシートク
ッション23側に移動する際に、前記カム体55がスプ
リングロッド45の先端45bにより回動される。
カム体55が固着され、このカム体55がスプリングロ
ッド45の先端45bと対向する位置に設けられ、前記
テーブル本体35が収納状態より使用状態に移動する際
に、即ち図1及び図2において、ガイドレール37のレ
ール部38を右側である前端側より左側であるシートク
ッション23側に移動する際に、前記カム体55がスプ
リングロッド45の先端45bにより回動される。
【0021】前記カム体55の回動により前記サポート
レッグ51がテーブル本体35の裏面側に沿う状態より
略垂直状態に保持され、テーブル本体35の使用状態で
テーブル本体35を支持するようになされている。
レッグ51がテーブル本体35の裏面側に沿う状態より
略垂直状態に保持され、テーブル本体35の使用状態で
テーブル本体35を支持するようになされている。
【0022】前記サポートレッグ51の上部杆51aに
スプリング部材57が設けられ、前記テーブル本体35
の収納状態でサポートレッグ51がテーブル本体35の
裏面側に沿う方向に付勢されている。尚、サポートレッ
グ51の長さや大きさは適宜変更することができるもの
である。
スプリング部材57が設けられ、前記テーブル本体35
の収納状態でサポートレッグ51がテーブル本体35の
裏面側に沿う方向に付勢されている。尚、サポートレッ
グ51の長さや大きさは適宜変更することができるもの
である。
【0023】従って、図3に示す如く、テーブル本体3
5を収納方向に回動させるとスプリングロッド45の先
端45bがガイドレール37の前端側に移動し、カム体
の回動が自由となり、スプリング部材57の付勢力によ
りサポートレッグ51がテーブル本体35の裏面側に沿
う方向に簡易迅速に収納される。
5を収納方向に回動させるとスプリングロッド45の先
端45bがガイドレール37の前端側に移動し、カム体
の回動が自由となり、スプリング部材57の付勢力によ
りサポートレッグ51がテーブル本体35の裏面側に沿
う方向に簡易迅速に収納される。
【0024】斯かる構成によれば、テーブル本体35を
シートクッション23の側部に沿う収納状態より側方に
引き出すと、サポートレッグ51がテーブル本体35の
裏面側に沿う収納状態より、略垂直状態に引き出され、
この略垂直状態がカム体55により保持され、テーブル
本体35の使用状態でテーブル本体35を安定して支持
することができる。
シートクッション23の側部に沿う収納状態より側方に
引き出すと、サポートレッグ51がテーブル本体35の
裏面側に沿う収納状態より、略垂直状態に引き出され、
この略垂直状態がカム体55により保持され、テーブル
本体35の使用状態でテーブル本体35を安定して支持
することができる。
【0025】
【発明の効果】以上が本発明に係わるシートのテーブル
構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の
シートのテーブル構造によれば、略U字状のスプリング
ロッドの先端がテーブル本体の裏面側に設けられたガイ
ドレールに沿って前後移動可能に設けられ、前記テーブ
ル本体の裏面側のガイドレールに近接する位置にサポー
トレッグが回動可能に設けられ、該サポートレッグにカ
ム体が固着され、該カム体がスプリングロッドの先端と
対向する位置に設けられ、前記テーブル本体が収納状態
より使用状態に移動する際に、前記カム体がスプリング
ロッドの先端により回動され、該カム体の回動により前
記サポートレッグがテーブル本体の使用状態でテーブル
本体を支持するようになされているので、テーブル本体
の使用状態で、サポートレッグによりテーブル本体が支
持され、安定したテーブル本体の使用状態が得られ、テ
ーブル本体の使用状態でガタつく虞れがなく、テーブル
本体に載置されたカップ等の飲料がこぼれる虞れがな
い。
構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の
シートのテーブル構造によれば、略U字状のスプリング
ロッドの先端がテーブル本体の裏面側に設けられたガイ
ドレールに沿って前後移動可能に設けられ、前記テーブ
ル本体の裏面側のガイドレールに近接する位置にサポー
トレッグが回動可能に設けられ、該サポートレッグにカ
ム体が固着され、該カム体がスプリングロッドの先端と
対向する位置に設けられ、前記テーブル本体が収納状態
より使用状態に移動する際に、前記カム体がスプリング
ロッドの先端により回動され、該カム体の回動により前
記サポートレッグがテーブル本体の使用状態でテーブル
本体を支持するようになされているので、テーブル本体
の使用状態で、サポートレッグによりテーブル本体が支
持され、安定したテーブル本体の使用状態が得られ、テ
ーブル本体の使用状態でガタつく虞れがなく、テーブル
本体に載置されたカップ等の飲料がこぼれる虞れがな
い。
【0026】本発明の請求項2に記載のシートのテーブ
ル構造によれば、前記サポートレッグにスプリング部材
が設けられ、前記テーブル本体の収納状態でサポートレ
ッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に付勢されてい
るので、テーブル本体を収納方向に回動させるとスプリ
ングロッドの先端がガイドレールの前端側に移動し、カ
ム体の回動が自由となり、スプリング部材の付勢力によ
りサポートレッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に
簡易迅速に収納される。
ル構造によれば、前記サポートレッグにスプリング部材
が設けられ、前記テーブル本体の収納状態でサポートレ
ッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に付勢されてい
るので、テーブル本体を収納方向に回動させるとスプリ
ングロッドの先端がガイドレールの前端側に移動し、カ
ム体の回動が自由となり、スプリング部材の付勢力によ
りサポートレッグがテーブル本体の裏面側に沿う方向に
簡易迅速に収納される。
【0027】本発明によれば、テーブル本体を簡易迅速
に使用状態及び収納状態とすることができ、またテーブ
ル本体の使用状態で、サポートレッグがテーブル本体を
簡易迅速に支持することができ、テーブル本体の使用状
態でガタつく虞れがなく、テーブル本体に載置されたカ
ップ等の飲料がこぼれる虞れがなく、構成が簡易で部品
点数が増大したり、重量が増大する虞れがなく、車室内
の居住性を向上させることのできるシートのテーブル構
造を得ることができる。
に使用状態及び収納状態とすることができ、またテーブ
ル本体の使用状態で、サポートレッグがテーブル本体を
簡易迅速に支持することができ、テーブル本体の使用状
態でガタつく虞れがなく、テーブル本体に載置されたカ
ップ等の飲料がこぼれる虞れがなく、構成が簡易で部品
点数が増大したり、重量が増大する虞れがなく、車室内
の居住性を向上させることのできるシートのテーブル構
造を得ることができる。
【図1】本発明に係るシートのテーブル構造のテーブル
本体の使用状態の正面説明図。
本体の使用状態の正面説明図。
【図2】本発明に係るシートのテーブル構造のテーブル
本体を除いた要部の斜視図。
本体を除いた要部の斜視図。
【図3】本発明に係るシートのテーブル構造のテーブル
本体の収納状態の正面説明図。
本体の収納状態の正面説明図。
【図4】従来のシートのテーブル構造の正面説明図。
【図5】従来のシートのテーブル構造のテーブル本体の
斜視図。
斜視図。
【図6】従来のシートのテーブル構造のカム部材を夫々
示すもので、(a)はテーブル本体の収納状態の正面
図、(b)はテーブル本体の使用状態の正面図。
示すもので、(a)はテーブル本体の収納状態の正面
図、(b)はテーブル本体の使用状態の正面図。
21 車両用シート 23 シートクッション 25 取付ブラケット 31 テーブル構造 33 ヒンジブラケット 35 テーブル本体 37 ガイドレール 38 レール部 41 カム部材 43 半球体カム 45 スプリングロッド 45a 基端 45b 先端 51 サポートレッグ 51a 上部杆 53 枢支部 55 カム体 57 スプリング部材
Claims (2)
- 【請求項1】 シートに設けられたヒンジブラケットに
回動可能に枢支されたテーブル本体を備え、該テーブル
本体がシートに設けられたカム部材と、該カム部材によ
り回動状態を保持する略U字状のスプリングロッドとに
よりシートに沿う収納状態より略水平に保持された使用
状態となるシートのテーブル構造において、 前記略U字状のスプリングロッドの先端がテーブル本体
の裏面側に設けられたガイドレールに沿って前後移動可
能に設けられ、前記テーブル本体の裏面側のガイドレー
ルに近接する位置にサポートレッグが回動可能に設けら
れ、該サポートレッグにカム体が固着され、該カム体が
スプリングロッドの先端と対向する位置に設けられ、前
記テーブル本体が収納状態より使用状態に移動する際
に、前記カム体がスプリングロッドの先端により回動さ
れ、該カム体の回動により前記サポートレッグがテーブ
ル本体の使用状態でテーブル本体を支持するようになさ
れていることを特徴とするシートのテーブル構造。 - 【請求項2】 前記サポートレッグにスプリング部材が
設けられ、前記テーブル本体の収納状態でサポートレッ
グがテーブル本体の裏面側に沿う方向に付勢されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシートのテーブル構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000364864A JP2002166770A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | シートのテーブル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000364864A JP2002166770A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | シートのテーブル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002166770A true JP2002166770A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18835728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000364864A Pending JP2002166770A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | シートのテーブル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002166770A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079355A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Toyota Boshoku Corp | 保持部材 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000364864A patent/JP2002166770A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079355A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Toyota Boshoku Corp | 保持部材 |
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