JP4045756B2 - 格納式ヘッドレスト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、未使用時には邪魔にならないようにシート側へスッキリと格納することができる格納式ヘッドレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の自動車においては、安全性の向上や楽な座り心地の確保などを目的として、前部座席だけでなく後部座席においてもヘッドレストを装着したものが一般的になってきた。このような後部座席用のヘッドレストは、安全性や座り心地性の向上などの点で十分に効果を発揮するものの、後部座席に人が乗っていない場合にもヘッドレストがシートの上方に起立した状態にあり、運転者の後方視界を妨げる要因になるという問題点があった。
【0003】
そこで、後部座席に人が乗っている場合にはヘッドレストを起立状態とし、後部座席に人が乗っていない場合にはヘッドレストを伏し倒した状態として、後方視界の確保を図ったものも種々提案されている(例えば、特開2001−46170号公報参照)。しかしながら、従来のこの種の格納式ヘッドレストにおいては、ヘッドレスト内部に複雑な回転部材やストッパ部材等を収納しているために、部品点数が多く重量も重くなるとともに形状的にも大きなものになってしまうという問題点があった。また、ヘッドレストステーの移動量も大きく、かつヘッドレストが若干浮き上がった状態で収納されるためデザイン的にも見劣りがするという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、未使用時には邪魔にならないようにシート側へスッキリと格納することができて、後方視界の確保と着座者の頭部の保護を両立させることができ、またヘッドレストを薄型にすることができるとともにスッキリと収納できて優れた意匠性を発揮することができる格納式ヘッドレストを提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の格納式ヘッドレストは、ヘッドレスト本体の側面中心部にはヘッドレストステーの一端が回転可能に枢着される枢着部を有し、この枢着部を中心としてヘッドレスト本体の上方部と下方部は回転自在であり、ヘッドレスト本体の下方部は他端がシートバックフレームに回動自在に枢着されたリンクに軸止されており、前記ヘッドレスト本体はヘッドレストステーを上下動させることで使用状態および格納状態の2態様が採れるとされ、前記枢着部はヘッドレストステーの上下動とともにヘッドレストステーの上下動方向と平行に上下動され、この上下動により前記リンクも追従して回動し、ヘッドレスト本体がヘッドレストステーとの一端で枢着部を中心に回動するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は、本発明をリヤシートに適用した場合を示すものであって、図中1はヘッドレスト本体、2はヘッドレストステーであり、該ヘッドレスト1は側面中心部をヘッドレストステー2の先端に前後動自在に装着されたものとなっている。また、ヘッドレスト本体1の下方部は他端がシートバックフレーム4に回動自在に枢着されたリンク3に軸止されたものとなっている。なお、前記ヘッドレストステー2は、筒状の支持体5を介してブラケット6に上下動自在に取り付けられている点は従来のヘッドレスト装置と同じであるが、ヘッドレストステー2の下方部にはウオームギヤ7が装着されており、モータ8の駆動により上下動されるよう構成されている。
なお、10はシートバック、11はパッケージトレーであり、該パッケージトレー11の前部にはヘッドレスト格納用の凹み部11aが形成されたものとなっている。
【0007】
また、図4に示されるように、前記ヘッドレストステー2はコ字形状のもので、連結部2aをヘッドレスト本体1のほぼ中心部に水平に埋設された状態となっており、かつヘッドレスト本体1はこの連結部2aを中心に前後に回動自在なものとされている。一方、前記リンク3は四角枠形状のもので、水平な基部辺3aをシートバックフレーム4に回動自在に枢着されているとともに、水平な先端部辺3bをヘッドレスト本体1の下方部に水平に埋設された状態となっている。
【0008】
そして、本発明では前記ヘッドレストステー2を上下動させることにより、リンク3も追従して回動するように構成されており、ヘッドレストステー2を上げてヘッドレスト本体1が起立した状態と、ヘッドレストステー2を下げてヘッドレスト本体1が伏し倒された状態の2態様を採れるように構成されている。
【0009】
以下に、ヘッドレストを起立した状態から伏し倒された状態へ移行する工程につき説明する。
先ず、ヘッドレストを起立状態として後部座席に着座した人の利用に供する場合は、図1に示されるように、ヘッドレストステー2が上方へ押し上げられた状態にある。この時、ヘッドレスト本体1の上昇に伴ってリンク3は点Bを中心に時計回りに回動するとともに、ヘッドレスト本体1の下方部をヘッドレストステー2側へ引っ張った状態としている。この結果、ヘッドレスト本体1はほぼ垂直な起立状態を保持し、着座した人の頭部を支えることとなる。なお、この状態ではヘッドレスト本体1は、上下に位置するヘッドレストステー2の連結部2aとリンク3の基部辺3aの2点により支持されているため確実に固定した状態が保持されることとなる。
【0010】
次いで、後部座席に着座者がいない場合は、図2に示されるように、モータ8を作動させてヘッドレストステー2を下方へ押し下げると、ヘッドレスト本体1の下降に伴ってリンク3は点Bを中心に反時計回りに回動するとともに、ヘッドレスト本体1の下方部を点Cを中心にヘッドレストステー2から遠ざかる方向へ回動させることとなる(矢印参照)。
次いで、図3に示されるように、ヘッドレストステー2を最下端まで押し下げると、ヘッドレスト本体1の中央部が下降すると同時に、ヘッドレスト本体1の下方部はリンク3によりヘッドレストステー2からさらに遠ざかる方向へ回動し、最終的には図示されるように、ほぼ水平な状態となって、パッケージトレー11の凹み部11a内にすっきりと格納されることとなる。
【0011】
このように本発明においては、上下動自在なヘッドレストステー2と回動自在なリンク3を組み合わせることにより、前記ヘッドレストステー2を僅かに上下動させるだけでヘッドレスト本体1が起立した状態と、伏し倒された状態の2態様を確実に採れるようにしたものであり、従来のような複雑なカム機構を必要とせずヘッドレストの薄型化が可能で、デザイン的にもスッキリしたものが得られることとなる。
【0012】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は未使用時には邪魔にならないようにシート側へスッキリと格納することができて、後方視界の確保と着座者の頭部の保護を両立させることができ、またヘッドレストを薄型にすることができるとともにスッキリと収納できて優れた意匠性を発揮することができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃した格納式ヘッドレストとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】ヘッドレスト本体が移動する状態を示す側面図である。
【図3】ヘッドレスト本体が格納された状態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドレスト本体
2 ヘッドレストステー
3 リンク
4 シートバックフレーム
8 モータ

Claims (2)

  1. ヘッドレスト本体(1)の側面中心部にはヘッドレストステー(2)の一端が回転可能に枢着される枢着部を有し、この枢着部を中心としてヘッドレスト本体(1)の上方部と下方部は回転自在であり、ヘッドレスト本体(1)の下方部は他端がシートバックフレーム(4)に回動自在に枢着されたリンク(3)に軸止されており、前記ヘッドレスト本体(1)はヘッドレストステー(2)を上下動させることで使用状態および格納状態の2態様が採れるとされ、前記枢着部はヘッドレストステー(2)の上下動とともにヘッドレストステー(2)の上下動方向と平行に上下動され、この上下動により前記リンク(3)も追従して回動し、ヘッドレスト本体(1)がヘッドレストステー(2)との一端で枢着部を中心に回動するようにしたことを特徴とする格納式ヘッドレスト。
  2. ヘッドレストステー(2)の上下動をモータ(7)の駆動により行うようにした請求項1に記載の格納式ヘッドレスト。
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