JP2002166103A - 一級アミノ基含有重合体分散液からなる凝集剤 - Google Patents

一級アミノ基含有重合体分散液からなる凝集剤

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JP2002166103A JP2000290286A JP2000290286A JP2002166103A JP 2002166103 A JP2002166103 A JP 2002166103A JP 2000290286 A JP2000290286 A JP 2000290286A JP 2000290286 A JP2000290286 A JP 2000290286A JP 2002166103 A JP2002166103 A JP 2002166103A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一級アミン含有アクリル型単量体を構成成分
とする重合体を塩水中に分散させた一級アミン含有重合
体分散液からなる凝集剤を提供する。 【解決手段】 一級アミノ基含有アクリル型単量体を必
須成分とする単量体(混合物)水溶液を、塩水溶液中で
該塩水溶液に可溶なイオン性高分子分散剤共存下で分散
重合法を用いることによって達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃水処理用の凝
集剤、脱水剤あるいは製紙工程などに用いて有用である
一級アミノ基含有重合体分散液からなる凝集剤とその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水溶性カチオン性高分子は、廃水処理用
の凝集剤或いは製紙用薬剤として使用されているが、高
分子化合物であるため水に溶解した状態では高粘性溶液
となる。そのためどのような製品形態にするかが商品化
するうえで大きなポイントとなる。たとえば、水溶液の
静置重合法では、高分子量の重合体を得るためには、1
0重量%以上の単量体濃度で重合を行うため、生成物
は、含水したゲル状となり、そのままの状態では溶解も
困難であるため、該生成物を更に希釈して流動性のある
低濃度溶液で市販するかなど重合後の工程が必要にな
る。その対策のひとつの形態として粉末化があり、多く
の製品がこの形態と採っている。しかし、粉末品は使用
時、溶解するのに時間がかかり、そのためのエネルギ−
も多く要する。その解決を図ったのがエマルジョン製品
である。油中水型エマルジョンの状態で重合をし、重合
後、親水性界面活性剤を添加し、溶解し易くした状態で
販売される。粉末に較べると溶解時間は短く、高重合度
の高分子物も得られる。
【0003】しかし、油中水型のエマルジョンでは、引
火性を有し、更に貴重な有機溶剤を無駄に消費する欠点
を有しており、また、疏水性溶媒中での懸濁重合では、
シクロヘキサン、トルエン等の引火性物質を用いるた
め、製造設備に多額の費用が必要となるなど欠点を有し
ている。
【0004】油中水型エマルジョン重合法の欠点を克服
するために、多価アニオン塩水溶液中で、たとえばアク
リロイルオキシエチルベンジルジメチルアンモニウム塩
化物の(共)重合体のように、前記多価アニオン塩水溶
液に溶解しない重合体を微細粒子として塩水中に分散し
た分散液を製造する方法が開発された。これは特公平4
−39481号公報や特公平6−51755号公報に記
載された方法によって製造することが可能である。前者
の公報は、分散剤として多価アルコ−ルを重合時共存さ
せる方法が開示され、後者の公報では、分散剤として多
価アニオン塩水溶液中に可溶なカチオン性高分子を重合
時共存させる方法が開示されている。これらの公報に
は、アクリロイルオキシエチルベンジルジメチルアンモ
ニウム塩化物のような(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルベンジルジアルキルアンモニウム塩化物系単量体は必
須成分として重合時共存させることが必要であるが、共
重合時併用するカチオン性単量体は、N,N−ジアルキ
ルアミノエチル(メタ)アクリレ−トは、三級アミノ基
あるいは四級アンモニウム塩基含有アクリル型単量体で
あり、一級アミノ基含有アクリル型単量体の共重合体は
記載されていない。
【0005】一方、分子内に一級アミノ基を有する高分
子を合成するには、N−ビニルカルボン酸アミドを重合
した後、あるいはポリビニルアミジン系高分子はN−ビ
ニルカルボン酸アミドとアクリロニトリルとの共重合の
後、それぞれ側鎖のN−アシル基を酸またはアルカリに
よって加水分解し、一級アミノ基あるいはアミジン基を
生成させていた。しかし、この方法は、重合後でなけれ
ば加水分解反応ができないため、どうしても反応条件が
過酷になる。ところで、分子内に一級アミノ基を有する
アクリル型単量体は、米国特許3、037、969号公
報や米国特許3、336、358号公報によって製造す
ることができる。アクリル型単量体であるため、他のア
クリル型単量体との共重合が良好であり、分子量も一定
以上の重合体が生成し、重合後の加水分解も必要ない。
一級アミノ基を有する高分子は、分子内に多数の一級ア
ミノ基が存在するため他の高分子に較べ、種々の特異な
性質を有する。特に親水性微粒子への吸着性が高いた
め、例えば色素定着性が高い、汚泥脱水用凝集剤として
使用すると、脱水ケ−キの含水率が低下するなどの性能
を有する。またその他、金属表面への吸着性が高い、他
の水溶性高分子との相溶性が比較的高い、官能基を有す
る他の有機化合物と反応して高分子変性が可能であるな
どの性質も有する。また、一級アミンであるため水素結
合力が高く、合成した高分子の接着力が高く、凝集剤を
始めとして各種の応用が期待できる。現在のところ一級
アミノ基を有するアクリル型カチオン性重合体を塩水溶
液中に分散した高分子分散液は知られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、凝集
剤や製紙用薬剤、あるいはその他土木用添加剤、水処理
剤として有用な一級アミン含有アクリル型単量体を構成
成分とする重合体を塩水中に分散させた一級アミン含有
重合体分散液からなる凝集剤及びその製造方法を開発す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
請求項1の発明は、下記一般式(1)で表される単量体
(A)とを必須成分とする単量体(混合物)水溶液を、
塩水溶液中で該塩水溶液に可溶なイオン性高分子分散剤
共存下で分散重合法により製造された一級アミノ基含有
重合体分散液からなる凝集剤である。
【化1】 Rは水素またはメチル基、Aは酸素原子またはNH、B
はC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレン基、
Xは陰イオン
【0008】請求項2の発明は、単量体(混合物)が前
記一般式(1)で表される単量体を10〜100モル%
と下記一般式(2)で表わされるアニオン性単量体0〜
30モル%とアクリルアミド0〜90モル%からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の一級アミノ基含有重合
体分散液からなる凝集剤である。
【化2】 R2は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、R3
は水素またはカルボキシル基、AはSO3、C6H4S
O3、CONHC(CH3)2CH2SO3あるいはC
OO、Yは水素または陽イオン、あるいはCOOZ、Z
は水素または陽イオン
【0009】請求項3の発明は、単量体混合物が前記一
般式(1)で表される単量体を5〜60モル%、前記一
般式(2)で表わされるアニオン性単量体0〜20モル
%、下記一般式(3)で表わされるカチオン性単量体5
〜40モル%及びアクリルアミド0〜90モル%からな
ることを特徴とする請求項1に記載の一級アミノ基含有
重合体分散液からなる凝集剤である。
【化3】 R4は水素またはメチル基、R5、R6はメチル基、エ
チル基、2−ヒドロキシプロピル基あるいはベンジル基
で、同じでも異なっていても良い、R7は水素原子、メ
チル基あるいはエチル基、Aは酸素原子またはNH、B
はC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレン基、
Xは陰イオン
【0010】請求項4の発明は、前記一般式(1)で表
わされる単量体が、2−アミノエチルメタクリレ−トの
有機酸あるいは無機酸の塩であることを特徴とする請求
項1〜3に記載の一級アミノ基含有重合体分散液からな
る凝集剤である。
【0011】請求項5の発明は、イオン性高分子分散剤
のイオン当量が1.50meq/g以上、15.0me
q/g以下であることを特徴とする請求項1〜3に記載
の一級アミノ基含有重合体分散液からなる凝集剤であ
る。
【0012】請求項6の発明は、塩水溶液を構成する塩
が、多価アニオン性塩であることを特徴とする請求項1
〜3に記載の一級アミノ基含有重合体分散液からなる凝
集剤である。
【0013】請求項7の発明は、分散重合法により製造
された分散液中の一級アミノ基含有重合体の濃度が10
重量%以上、50重量%以下であることを特徴とする請
求項1〜5に記載の一級アミノ基含有重合体分散液から
なる凝集剤である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で使用する一級アミノ基含
有重合体を製造するにはまず、一般式(1)で表わされ
るカチオン性単量体、あるいは共重合する場合は、共重
合する単量体を共存させた水溶液を調製し、pHを2.
0〜6.0に調節した後、無機塩類、特に好ましくは多
価アニオン塩類及びイオン性高分子からなる高分子分散
剤を添加し、混合物を均一に溶解した後、窒素置換によ
り反応系の酸素を除去しラジカル重合性開始剤を添加す
ることによって重合を開始させ、重合体を製造すること
ができる。また、重合開始前に連鎖移動剤や架橋剤など
を共存させることは他の重合法と同様である。また、グ
リセリン、ポリエチレングリコール等の多価アルコール
が共存すると、析出状態が更に良好になることもある。
【0015】一般式(1)で表わされるカチオン性単量
体の例としては、2−アミノエチルアクリレ−ト、2−
アミノエチルメタアクリレ−ト、3−アミノプロピルア
クリレ−ト、3−アミノプロピルメタアクリレ−トなど
の有機酸や無機酸の塩が上げられ、これらの単量体は、
普通、無機あるいは有機の酸塩の形でのみ存在が可能で
あるので、塩の形で保存される。
【0016】この発明で用いる多価塩水溶液として用い
られる塩は、多価塩類である硫酸塩又は燐酸塩が適当で
あり、具体的には、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、燐酸水素ア
ンモニウム、燐酸水素ナトリウム、燐酸水素カリウム等
を例示することができ、これらの塩を濃度15%以上の
水溶液として用いることが好ましい。
【0017】共重合する非イオン性の例としては、(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジアセ
トンアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニ
ルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドなどがあげら
れ、これら一種または二種以上との共重合が可能であ
る。最も好ましい組み合わせとしては、アクリルアミド
である。
【0018】本発明の高分子分散液を構成する重合体
は、適宜カチオン性の単量体を共重合して改質し、種々
の目的に合った重合体を合成することができる。例え
ば、三級アミノ基や四級アンモニウム基含有単量体とも
共重合可能である。三級アミノ含有単量体の例として、
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルやジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどが上げられ
る。また、四級アンモニウム基含有単量体の例として
は、前記三級アミノ含有単量体の塩化メチルや塩化ベン
ジルによる四級化物である(メタ)アクリロイルオキシ
エチルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリ
ロイルオキシ2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウム塩化物、(メタ)アクリロイルアミノプロピルト
リメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオ
キシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩化物、(メ
タ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプロピルジメチ
ルベンジルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイル
アミノプロピルジメチルベンジルアンモニウム塩化物な
どがあげられる。更にジメチルジアリルアンモニウム塩
化物も共重合可能である。
【0019】一級アミノ基含有重合体分散液の安定性の
面からは、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチル
ベンジルアンモニウム塩化物のようなベンジル基含有単
量体を共重合することが好ましい。これら三級アミンあ
るいは四級アンモニウム塩基含有単量体の全カチオン性
単量体に占める割合は、0〜50モル%である。
【0020】また、N,N−メチレンビスアクリルアミ
ドやエチレングリコ−ル(メタ)アクリレ−トなどの多
官能性単量体、あるいはN,N−ジメチル(メタ)アク
リルアミドやN,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド
など熱架橋性単量体を共重合して架橋や分岐した重合体
を合成し、改質することも可能である。
【0021】使用するイオン性高分子分散剤としては、
カチオン性単量体である(メタ)アクリロイルオキシエ
チルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロ
イルアミノプロピルトリメチルアンモニウム塩化物、ジ
メチルジアリルアンモニウム塩化物などが使用可能だ
が、これらカチオン性単量体と非イオン性単量体との共
重合体も使用可能である。非イオン性単量体の例として
は、アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビ
ニルアセトアミド、N−ビニルピロリドン、N、N−ジ
メチルアクリルアミド、アクリロニトリル、ジアセトン
アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レ−トのなどであるが、アクリルアミドとの共重合体が
好ましい。これらイオン性高分子からなる高分子分散剤
の添加量としては、対単量体0.5〜10重量%であ
り、好ましくは1〜5重量%である。
【0022】重合条件は通常、使用する単量体や共重合
モル%によって適宜決めていき、温度としては0〜10
0℃の範囲で行う。重合開始はラジカル重合開始剤を使
用する。これら開始剤は油溶性あるいは水溶性のどちら
でも良く、アゾ系,過酸化物系、レドックス系いずれで
も重合することが可能である。油溶性アゾ系開始剤の例
としては、2、2’−アゾビスイソブチロニトリル、
1、1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリ
ル)、2、2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2、2’−アゾビス(2−メチルプロピオネ−
ト)、4、4−アゾビス(4−メトキシ−2、4ジメチ
ル)バレロニトリルなどがあげられ、水混溶性溶剤に溶
解し添加する。
【0023】水溶性アゾ系開始剤の例としては、2、
2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、
2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾ
リン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物、4、4’
−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などがあげられる。ま
たレドックス系の例としては、ペルオクソ二硫酸アンモ
ニウムと亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、ト
リメチルアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどと
の組み合わせがあげられる。さらに過酸化物の例として
は、ペルオクソ二硫酸アンモニウムあるいはカリウム、
過酸化水素,ベンゾイルペルオキサイド、ラウロイルペ
ルオキサイド、オクタノイルペルオキサイド、サクシニ
ックペルオキサイド、t-ブチルペルオキシ2−エチルヘ
キサノエ−トなどをあげることができる。これら開始剤
の中で最も好ましいのは、水溶性アゾ開始剤である2、
2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、
2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾ
リン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物である。
【0024】この発明は、塩水溶液中で重合を行い、生
成した水溶性カチオンモノマーを析出させること、及び
微粒子となるようにポリマーの析出状態を調節すること
の2点から成る。多価アニオン塩水溶液によるポリマー
の析出は、ホフマイスター系列等から容易に説明される
従来公知の現象である。ベンジル基を有するカチオンモ
ノマー単位は、特に、塩析され易く、アミド基はそれに
次ぐものである。添加ポリマー2種の効果発現機構は、
不明であるが、適当な重合の場を提供すること及び電気
的反発力により会合を阻止する作用が働くものと推測さ
れる。特に、塩水溶液不溶の水溶性カチオンポリマー
は、モノマーが共存すると、塩水溶液に溶解する等の複
雑な挙動を示し、確たる理論的説明ができる状態には至
っていない。
【0025】本発明の一級アミノ基含有重合体分散液か
らなるからなる凝集剤は、製紙工業におけるパルプスラ
ッジの脱水、その他食品工業、金属、石油精製の各排水
処理、また建材関係の砂利洗浄排水の処理などに適用可
能である。特に有効な対象物として下水、し尿あるいは
一般産業排水処理で生じる有機性汚泥及び凝集汚泥を含
む混合汚泥などである。これら汚泥は、本発明の一級ア
ミノ基含有重合体分散液からなるカチオン性水溶性高分
子を添加し、凝集させた後、ベルトプレス、フィルタ−
プレス、デカンタ−あるいはスクリュ−プレスなどの脱
水機により脱水する。添加量としては、排水の種類、懸
濁物濃度などのよって変化するものであるが、液量に対
して0.1〜1000ppm程度である。また、汚泥に
対しては、汚泥ssに対して0.1〜3重量%である。
【0026】
【実施例】以下、この発明による水溶性カチオンポリマ
ー分散液の製造方法における実施例を説明するが、この
発明は、その特許請求の範囲に記載された事項によって
構成される技術的思想の範囲を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。また、パ−セントは重
量パ−セントを表わす。
【0027】
【実施例1】撹拌器、温度計、還流冷却器、窒素導入管
を備えた五つ口セパラブルフラスコに、アクリロイルオ
キシエチルトリメチルアンモニウムクロライドホモ重合
体の20%水溶液23.0g(対単量体4.0%)、イ
オン交換水135g、硫酸アンモニウム115.0g、
アクリルアミド50%水溶液185.2g及び2−アミ
ノエチルメタクリレ−ト65%水溶液36.5gを仕込
み、完全に溶解させた。内温を33〜35℃に保ち、3
0分間窒素置換後、開始剤として2、2’−アゾビス
〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プ
ロパン〕二塩化水素化物の1%水溶液2.3g(対単量
体0.02%)を加え、5時間重合を継続させ、その後
前記開始剤溶液を1.2g追加しさらに5時間重合を行
った。得られた分散液のしこみ単量体濃度は23.0%
であり、ポリマー粒径は10μm以下、分散液の粘度は
630mPa・sであった。また、静的光散乱法による
分子量測定器(大塚電子製DLS−7000)によって
重量平均分子量を測定した。この試料を試作−1とす
る。結果を表1に示す。
【0028】
【実施例2】実施例1と同様な方法によりアクリルアミ
ド/2−アミノエチルメタクリレ−ト=60/40の共
重合体分散液、試作−2を合成した。結果を表1に示
す。
【0029】
【実施例3】実施例1と同様な方法によりアクリルアミ
ド/2−アミノエチルメタクリレ−ト=30/70の共
重合体分散液、試作−3を合成した。結果を表1に示
す。
【0030】
【実施例4】撹拌器、温度計、還流冷却器、窒素導入管
を備えた五つ口セパラブルフラスコに、アクリルアミド
50%水溶液75.2gとアクリル酸80%水溶液9.
5gをし込み、35%水酸化ナトリウム水溶液15.0
gによりアクリル酸に対し当量分中和した。これにアク
リロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ドホモ重合体の20%水溶液25.9(対単量対4.5
%)g、イオン交換水145g、硫酸アンモニウム11
5.0g、及び2−アミノエチルメタクリレ−ト65%
水溶液106.7gを仕込み、完全に溶解させた。内温
を33〜35℃に保ち、30分間窒素置換後、開始剤と
して2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミ
ダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物の1%
水溶液1.7g(対単量対0.015%)gを加え、5
時間重合を継続させ、その後前記開始剤溶液を1.2g
追加しさらに5時間重合を行った。得られた分散液のし
込み単量対濃度は23%であり、ポリマー粒径は10〜
30μmの範囲にあり、分散液の粘度は760mPa・
sであった。また、静的光散乱法による分子量測定器
(大塚電子製DLS−7000)によって重量平均分子
量を測定した。この試料を試作−4とする。結果を表1
に示す。
【0031】
【実施例5】撹拌器、温度計、還流冷却器、窒素導入管
を備えた五つ口セパラブルフラスコに、アクリロイルオ
キシエチルトリメチルアンモニウムクロライドホモ重合
体の20%水溶液14.0(対単量対2.0%)gとジ
メチルジアリルアンモニウムクロリド30%水溶液9.
3(対単量対2.0%)g、アクリルアミド50%水溶
液37.0g、2−アミノエチルメタクリレ−ト65%
水溶液87.5g、アクリロイルオキシエチルジメチル
ベンジルアンモニウムクロライド92.6g、イオン交
換水135g及び硫酸アンモニウム115.0gを仕込
み、完全に溶解させた。内温を33〜35℃に保ち、3
0分間窒素置換後、開始剤として2、2’−アゾビス
〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プ
ロパン〕二塩化水素化物の1%水溶液1.7g(対単量
対0.015%)gを加え、5時間重合を継続させ、そ
の後前記開始剤溶液を1.2g追加しさらに5時間重合
を行った。得られた分散液中のし込み単量体濃度は28
%であり、ポリマー粒径は10μm以下の範囲にあり、
分散液の粘度は370mPa・sであった。また、静的
光散乱法による分子量測定器(大塚電子製DLS−70
00)によって重量平均分子量を測定した。この試料を
試作−5とする。結果を表1に示す。
【0032】
【実施例6】実施例5と同様にアクリルアミド/2−ア
ミノエチルメタクリレ−ト/アクリロイルオキシエチル
トリメチルアンモニウムクロライド=30/40/30
(モル%)からなる共重合体分散液試作−6を合成し
た。
【0033】
【実施例7】撹拌器、温度計、還流冷却器、窒素導入管
を備えた五つ口セパラブルフラスコに、アクリルアミド
50%水溶液64.6gとアクリル酸80%水溶液8.
2gをし込み、35%水酸化ナトリウム水溶液10.5
gによりアクリル酸に対し当量分中和した。これにアク
リロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ドホモ重合体の20%水溶液20.1(対単量対3.5
%)g、イオン交換水190.7g、硫酸アンモニウム
100.0g、及び2−アミノエチルメタクリレ−ト6
5%水溶液45.8g及びアクリロイルオキシエチルジ
メチルベンジルアンモニウムクロライド70%水溶液6
4.6gを仕込み、完全に溶解させた。内温を33〜3
5℃に保ち、30分間窒素置換後、開始剤として2、
2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン
−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物の1%水溶液
2.3g(対単量対0.02%)gを加え、5時間重合
を継続させ、その後前記開始剤溶液を1.2g追加しさ
らに5時間重合を行った。得られた分散液のし込み単量
対濃度は23%であり、ポリマー粒径は10μm以下の
範囲にあり、分散液の粘度は400mPa・sであっ
た。また、静的光散乱法による分子量測定器(大塚電子
製DLS−7000)によって重量平均分子量を測定し
た。この試料を試作−7とする。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】 2EMA:2−アミノエチルメタクリレ−ト、AAC:
アクリル酸 AAM:アクリルアミド、ABC:アクリロイルオキシ
エチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、DM
Q:アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
クロリド、 分散液粘度:mPa・s、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 220/56 C08F 220/56 Fターム(参考) 4D015 BA06 BA08 BA10 BA19 BB06 CA05 DB04 DB05 DB07 DB09 DB15 DB16 DC03 DC07 4D062 BA06 BA08 BA10 BA19 BB06 CA05 DB04 DB05 DB07 DB09 DB15 DB16 DC03 DC07 4J011 JA06 JB01 JB04 JB14 JB26 4J100 AJ02R AL08P AL08Q AM15S AM21P AM21Q AP01R BA29P BA30Q BA31Q BA32Q BA56R CA01 CA04 CA05 CA06 FA02 FA21 JA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される単量体
    (A)とを必須成分とする単量体(混合物)水溶液を、
    塩水溶液中で該塩水溶液に可溶なイオン性高分子分散剤
    共存下で分散重合法により製造された一級アミノ基含有
    重合体分散液からなる凝集剤。 【化1】 Rは水素またはメチル基、Aは酸素原子またはNH、B
    はC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレン基、
    Xは陰イオン
  2. 【請求項2】 単量体(混合物)が前記一般式(1)で
    表される単量体を10〜100モル%と下記一般式
    (2)で表わされるアニオン性単量体0〜30モル%と
    アクリルアミド0〜90モル%からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の一級アミノ基含有重合体分散液から
    なる凝集剤。 【化2】 R2は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、R3
    は水素またはカルボキシル基、AはSO3、C6H4S
    O3、CONHC(CH3)2CH2SO3あるいはC
    OO、Yは水素または陽イオン、あるいはCOOZ、Z
    は水素または陽イオン
  3. 【請求項3】 単量体混合物が前記一般式(1)で表さ
    れる単量体を5〜60モル%、前記一般式(2)で表わ
    されるアニオン性単量体0〜20モル%、下記一般式
    (3)で表わされるカチオン性単量体5〜40モル%及
    びアクリルアミド0〜90モル%からなることを特徴と
    する請求項1に記載の一級アミノ基含有重合体分散液か
    らなる凝集剤。 【化3】 R4は水素またはメチル基、R5、R6はメチル基、エ
    チル基、2−ヒドロキシプロピル基あるいはベンジル基
    で、同じでも異なっていても良い、R7は水素原子、メ
    チル基あるいはエチル基、Aは酸素原子またはNH、B
    はC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレン基、
    Xは陰イオン
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)で表わされる単量体
    が、2−アミノエチルメタクリレ−トの有機酸あるいは
    無機酸の塩であることを特徴とする請求項1〜3に記載
    の一級アミノ基含有重合体分散液からなる凝集剤。
  5. 【請求項5】 イオン性高分子分散剤のイオン当量が
    1.50meq/g以上、15.0meq/g以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜3に記載の一級アミノ基
    含有重合体分散液からなる凝集剤。
  6. 【請求項6】 塩水溶液を構成する塩が、多価アニオン
    性塩であることを特徴とする請求項1〜5に記載の一級
    アミノ基含有重合体分散液からなる凝集剤。
  7. 【請求項7】 分散重合法により製造された分散液中の
    一級アミノ基含有重合体の濃度が10重量%以上、50
    重量%以下であることを特徴とする請求項1〜5に記載
    の一級アミノ基含有重合体分散液からなる凝集剤。
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RU2430930C2 (ru) * 2009-11-30 2011-10-10 Общество с ограниченной ответственностью "Сектор-НН" Поликомпонентные флокулирующие системы для очистки оборотной воды от лакокрасочных материалов

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