JP2002129493A - 濾水性向上方法 - Google Patents
濾水性向上方法Info
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Abstract
用する場合、ポリエチレンイミンの欠点であった添加量
が比較的高いことを改良して減少させ、またワイヤ−上
の水切れを促進する方法を提供する。 【解決手段】 抄紙前の製紙原料中に、重合系高分子と
ポリエチレンイミン系化合物とを併用して添加すること
によって達成できる。
Description
関するものであり、詳しくは抄紙前の製紙原料中に、重
合系高分子とポリエチレンイミン系化合物とを併用して
添加する濾水性向上方法に関する。
には種々のアプロ−チが考えられるが、ワイヤ−上の濾
水性と脱水プレス後の含水率を低下して、抄速アップ、
またドライヤ−の蒸気使用量を減少させ生産性を向上さ
せるために抄紙前の製紙原料中に添加されるのが濾水性
向上剤である。古くからポリエチレンイミンが使用され
てきたが、添加量が多くコストがかかること、用水が発
泡することなどの欠点があり、種々の改良発明がなされ
てきた。例えばポリアクリルアミドのホフマン反応物を
添加する方法(特開平2−175706号公報)、ポリ
ビニルアミン系高分子を添加する方法(特開昭63−1
65412号公報)、あるいはベンジル基含有アクリル
系カチオン性共重合体とコロイダルシリカを併用する方
法(特開平9−279498号公報)などが開示されて
いる。しかしこれら薬剤は、それぞれ問題点を抱えてい
る。即ち、ホフマン反応物は保存性が悪い、ポリビニリ
アミン系重合体は、製造過程が煩雑であり、ベンジル基
含有アクリル系カチオン性共重合体とコロイダルシリカ
を併用する方法は、最適なコロイダルシリカを使用する
には、非常に厳密な品質管理が必要になるなどである。
るには、N−ビニルカルボン酸アミドを重合した後、あ
るいはポリビニルアミジン系高分子はN−ビニルカルボ
ン酸アミドとアクリロニトリルとの共重合の後、それぞ
れ側鎖のN−アシル基を酸またはアルカリによって加水
分解し、一級アミノ基あるいはアミジン基を生成させて
いた。しかし、この方法は、重合後でなければ加水分解
反応ができないため、どうしても反応条件が過酷にな
る。
イミンを改良しようとする試みも成されている。ポリエ
チレンイミンは、計算上のイオン当量は非常に高いが、
実際にパルプの表面電荷の中和や凝集に実効しているカ
チオン性基は約半数から6割程度と推定される。それは
カチオン性基が主鎖に存在すること、炭素原子二つおき
に結合しているためカチオン性基同志の相互作用が起き
やすく有効に機能しないためと推定される。これを改良
するためポリエチレンイミンの重合後、エチレンオキサ
イドやプロピレンオキサイドなどを付加させ、イオン当
量を低く抑えた重合体を応用しようという試みが近年活
発に研究されている。
性によってカチオン性基は有効に機能するよになり、パ
ルプ表面の電荷中和は効果的になったが、濾水性向上剤
としての機能は、まだ十分とはいえない。というのは濾
水性向上剤として要求される機能はパルプを凝集させワ
イヤ−上の水切れを促進させることが要求される。その
ためにはどうしてもビニル系単量体の重合によって生成
したポリエチレンイミンに較べて分子量の高い重合系高
分子が必要になる。ポリエチレンイミンは分子量的に低
く、架橋吸着作用によって発現するパルプの「大きな」
フロック形成を伴う凝集作用にはどうしても不利にな
る。
ンイミンを濾水性向上剤として使用する場合、ポリエチ
レンイミンの欠点であった添加量が比較的高いことを改
良して減少させ、またワイヤ−上の水切れを促進するこ
とを目的とする。
鋭意研究を重ねた結果、以下のような発明に達した。即
ち、本発明の請求項1の発明は、抄紙前の製紙原料中
に、重合系高分子と下記一般式(1)で表わされるポリ
エチレンイミン系化合物とを併用して添加することを特
徴とする濾水性向上方法である。
ン、mは0または1、p及びqはそれぞれ独立に0〜
1、000、rは10〜10、000
ン系化合物が、ポリエチレンイミンのエチレンオキサイ
ドおよび/又はプロピレンオキサイド付加物であること
を特徴とする請求項1に記載の濾水性向上方法である。
ジアリルアミン単量体及び/または下記一般式(2)で
表される単量体からなる繰り返し単位を5〜100モル
%と下記一般式(3)で表される単量体からなる繰り返
し単位を0〜30モル%とアクリルアミド単位0〜95
モル%からなることを特徴とする請求項1に記載の濾水
性向上方法である。
基、R6はメチル基あるいはエチル基、R7は水素原
子、メチル基あるいはエチル基、Aは酸素原子またはN
H、BはC2〜C3のアルキレン基またはアルコキシレ
ン基、Xは陰イオン
は水素またはカルボキシル基、AはSO3、C6H4S
O3、CONHC(CH3)2CH2SO3あるいはC
OO、Yは水素または陽イオン、あるいはCOOZ、Z
は水素または陽イオン
に、ジアリルアミン単量体及び/または前記一般式
(2)で表される単量体を10〜30モル%と前記一般
式(3)で表される単量体を0〜15モル%とアクリル
アミド55〜90モル%からなる単量体混合物を塩水溶
液中、該塩水溶液に可溶なイオン性高分子分散剤共存
下、分散重合法により製造された粒径100μm以下の
高分子微粒子からなるカチオン性水溶性高分子を添加す
ることを特徴とする請求項1あるいは3に記載の濾水性
向上方法である。
ミン系化合物は、ポリエチレンイミンにアルキレンオキ
シドを付加させ変性したものである。すなわち重合体末
端のアミノ基水素や主鎖中のアミノ基水素からオキシア
ルキレン鎖を生成させたものである。このように変性す
ることによってポリエチレンイミンを親水化させ発泡性
を改善し、重合体の重量当たりのカチオン当量を減少さ
せる。
ルジアリルアンモニウム塩構造単位を含有する高分子が
あげられる。その例としては、ジメチルジアリルアンモ
ニウム塩化物の単独重合体、あるいは非イオン性単量体
との共重合体である。非イオン性単量体の例は、メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、酢
酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジアセトンアク
リルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルム
アミド、N−ビニルアセトアミドなどがあげられる。ま
た、アニオン性単量体を共重合することも可能であり、
この場合は両性高分子となる。アニオン性単量体の例と
しては、アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、マ
レイン酸、ビニルスルフォン酸、ビニルベンゼンスルフ
ォン酸あるいはアクリルアミド2−メチルプロパンスル
フォン酸などである。これら各単量体のモル比は、ジメ
チルジアリルアンモニウム塩単量体が5〜100モル%
であり、非イオン性単量体が0〜95であり、アニオン
性単量体が0〜30モル%であるが、好ましくはジメチ
ルジアリルアンモニウム塩単量体が10〜100モル%
であり、非イオン性単量体が0〜90であり、アニオン
性単量体が0〜20モル%である。また最も好ましい組
成としてはジメチルジアリルアンモニウム塩単量体とア
クリルアミドである。
の単量体との共重合体も使用可能である。アクリル系カ
チオン性単量体の例として三級アミノ基含有単量体の
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルやジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどがある。四級
アンモニウム基含有単量体として、(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物、(メ
タ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルアミノ
プロピルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アク
リロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩
化物、(メタ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプロ
ピルジメチルベンジルアンモニウム塩化物、(メタ)ア
クリロイルアミノプロピルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩化物などがあげられる。これらアクリル系単量体の
共重合モル比として5〜100モル%、前記の非イオン
性単量体0〜95モル%、前記のアニオン性単量体0〜
30モル%であり、好ましくはアクリル系単量体10〜
100モル%、前記の非イオン性単量体0〜90モル
%、前記のアニオン性単量体0〜20モル%である。ま
た最も好ましい組成は、アクリル系単量体とアクリルア
ミドである。
合法、油中水型エマルジョン重合法、油中水型分散重合
法、塩水溶液中分散重合法などにより合成することがで
きる。このうち特に好ましく用いられる重合法として、
塩水溶液中分散重合法であり、この方法によって製造し
た重合系カチオン性水溶性高分子である。塩水溶液中に
分散した高分子分散液からなる水溶性重合体は、特開昭
62−15251号公報などによって製造することがで
きる。塩水溶液中分散重合法による重合濃度としては、
5〜50重量%の範囲実施が可能であり、好ましくは2
0〜40重量%で行うのが適当である。また、反応の温
度としては、10〜100℃の範囲で行うことができ
る。
ゾ系、過酸化物系、レドックス系いずれでも重合するこ
とが可能である。油溶性アゾ系開始剤の例としては、
2、2’−アゾビスイソブチロニトリル、1、1’−ア
ゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2、2’−
アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2、2’−ア
ゾビス(2−メチルプロピオネ−ト)などがあげられ、
水混溶性溶剤に溶解し添加する。水溶性アゾ系開始剤の
例としては、2、2’−アゾビス(アミジノプロパン)
二塩化水素化物、2、2’−アゾビス〔2−(5−メチ
ル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩化水
素化物、4、4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)など
があげられる。またレドックス系の例としては、ペルオ
クソ二硫酸アンモニウムあるいはカリウムと亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸水素ナトリウム、トリメチルアミン、テ
トラメチルエチレンジアミンなどとの組み合わせがあげ
られる。さらに過酸化物の例としては、ペルオクソ二硫
酸アンモニウム、過酸化水素、ベンゾイルペルオキサイ
ド、ラウロイルペルオキサイド、オクタノイルペルオキ
サイド、サクシニックペルオキサイド、t-ブチルペルオ
キシ2−エチルヘキサノエ−トなどをあげることができ
る。
1000万であるが、好ましくは100万〜1000万
である。10万以下では凝集力が不足しワイヤ−上の濾
水性が低下し、また1000万以上になっても、凝集力
はあまり変わらず、溶液粘度も高くなり過ぎ分散性も悪
くなるほか、水溶液の取り扱いも悪くなり、特にメリッ
トはない。
ン性あるいは両性重合体の添加場所としては、スクリ−
ン入り口あるいは出口などが考えられる。
pHとしては、酸性抄紙〜中性抄紙において他の処理法
に比較して優れた効果を発揮する。従って、抄紙pHと
して4.0〜9.0の範囲においてメリットがある。対
象となる紙製品として、上質あるいは中質の印刷用紙、
あるいは中芯原紙やライナ−などの板紙などである。
さらに詳しく説明するが、本発明はその要旨を超えない
限り、以下の実施例に制約されるものではない。
管、ペリスタポンプ(SMP−21型、東京理化器械
製)に接続した単量体供給管およびコンデンサ−を備え
た500mLの4ツ口フラスコ内にジメチルジアリルア
ンモニウム塩化物(商品名DADMAC、65重量%
品,ダイソ−製)18.6g、アクリルアミド(商品
名、アクリルアマイド、50重量%品、日東化学製)3
0重量%を20g、イオン交換水107g、連鎖移動剤
として2−プロパノ−ルを0.18g(対全単量体当た
り0.3%)、重合開始剤として2、2−アゾビスアミ
ジノプロパンニ塩化水素化物の0.7%水溶液を5g
(対全単量体当たり0.25%)をそれぞれ仕込んだ。
原料混合物を攪拌しながら、温度を42℃に保ち窒素を
流入させ30分間重合を進行させた後、アクリルアミド
の30重量%水溶液140gを毎分0.58gで4時間
かけフラスコ内に供給した。供給終了後のDADMAC
とアクリルアミドのモル比は10:90である。供給終
了後、8時間で重合開始剤を5g追加した。重合開始か
ら12時間後、保温を中止し重合を停止した。その後、
静的光散乱法による分子量測定器(大塚電子製DLS−
7000)によって重量平均分子量を測定し、またコロ
イド滴定法によって重合物のカチオン当量(meq/
g)を測定した。また同様な操作でDADMACが3モ
ル%(比較−1)、30及び60の各モル%の重合物
(試作−1〜試作−3)を合成した。各重合物の物性は
表1に示す。
て、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
塩化物(DMQ)、アクリロイルオキシエチルジメチル
ベンジルアンモニウム塩化物(DMABC)、アクリロ
イルアミノプロピルトリメチルアンモニウム塩化物(D
MPQ)の各3モル%(比較−1〜比較−3)、10モ
ル%、30モル%及び60モル%の重合体(試作−4〜
試作−12)を合成した。各物性は表1に示す。
機、窒素導入管、窒素排出管を備えた1リットルのセパ
ラブルフラスコにアクリロイルオキシエチルトリメチル
アンモニウムクロリドの単独重合体2.5g、硫酸アン
モニウム112.5gと脱イオン水335gを加えて溶
解し、これにアクリルアミド11.7g(40モル%)
と80%水溶液アクリロイルオキシエチルジメチルベン
ジルアンモニウムクロリド20.0g及びアクリロイル
オキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド22.3
gを計量し窒素曝気により脱酸素を行い、2,2’アゾ
ビス2−アミジノプロパン塩酸塩の1%水溶液0.15
ccを加え液温50℃にて攪拌下10時間重合を行い粒
径5ミクロンのポリマー分散液を得た。重合後、各物性
を測定した。結果を表1に示す。
後、カナデイアン・スタンダ−ド・フリ−ネス(CS
F)値表示で180mLに叩解した。この分散液を0.
4重量%に希釈し濾水性の試験に用いた。調製した0.
4重量%分散液を1000mLのメスシリンダ−に採取
し、ポリエチレンイミンのエチレンオキサイド付加物
(分子量12万、カチオン当量7.58meq/g)を
対新聞古紙乾燥重量(以下同様)400ppm添加し、
メスシリンダ−を5回転倒することにより攪拌し、その
後、重合系高分子として試作−1〜試作−12を対新聞
古紙200ppm添加し、メスシリンダ−を5回転倒す
ることにより攪拌した後、CSFテスタ−に投入し濾水
量を測定した。この後、CSFテスタ−のメッシュ上に
残ったパルプを低部が100メッシュの濾布を敷いてあ
る二重底になった遠心管に充装し、デジタル式遠心分離
機を用い3000rpm、5分の条件によりパルプの脱
水を行った(マシン上の脱水ク−チロ−ルを想定)。脱
水されたパルプの重量を測定後、105℃、20時間乾
燥しその重量を測定する。その後、900℃、2時間の
条件で焼却し無機分重量を測定することにより灰分歩留
率の測定を行う。結果を表2に示す。
3、6、9、12のみ添加した場合、ポリエチレンイミ
ンと比較−1〜比較−4を添加した場合について、実施
例1〜12と同様に試験を行った。結果を表2に示す。
H7.5、全ss2.56%、灰分0.13%)を用
い、中性抄紙の条件で実施例1〜12と同様な操作によ
り濾水性と脱水性を試験した。薬品添加後のpHはどの
場合も7.2前後であった。結果を表3に示す。
せず試作−3、6、9、12のみ添加した場合、ポリエ
チレンイミン系化合物と比較−1〜比較−4を添加した
場合について、実施例13〜24と同様に試験を行っ
た。結果を表3に示す。
6.75、全ss分2.55%、灰分0.52%)を用
いて、パルプ濃度0.4重量%に水道水を用いて希釈
し、濾水および脱水性を試験した。添加薬品として、両
性ポリアクリルアミド系紙力増強剤、対製紙原料0.2
重量%(以下同様)、エマルジョンロジンサイズ0.1
%、硫酸バンド1.5%、ポリエチレンイミンのエチレ
ンオキサイド付加物(分子量22万、カチオン当量6.
15meq/g)、重合系高分子、試作−1〜試作−1
2をそれぞれ15秒間隔で添加し、以下は上記の実施例
1〜12と同様に行った。薬品添加後のpHはどの場合
も6.4前後であった。結果を表4に示す。
キサイド付加物を添加せず試作−3、6、9、12のみ
添加した場合、ポリエチレンイミンのエチレンオキサイ
ド付加物と比較−1〜比較−4を添加した場合につい
て、実施例25〜36と同様に試験を行った。結果を表
4に示す。
塩化物、 ABC:アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアン
モニウム塩化物、 DMPQ: アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニ
ウム塩化物、 AAM:アクリルアミド
Claims (4)
- 【請求項1】 抄紙前の製紙原料中に、重合系高分子と
下記一般式(1)で表わされるポリエチレンイミン系化
合物とを併用して添加することを特徴とする濾水性向上
方法。 【化1】 R1、R2及びR3は水素またはメチル基、Xは陰イオ
ン、mは0または1、p及びqはそれぞれ独立に0〜
1、000、rは10〜10、000 - 【請求項2】 前記ポリエチレンイミン系化合物が、ポ
リエチレンイミンのエチレンオキサイドおよび/又はプ
ロピレンオキサイド付加物であることを特徴とする請求
項1に記載の濾水性向上方法。 - 【請求項3】 前記重合系高分子が、ジアリルアミン単
量体及び/または下記一般式(2)で表される単量体か
らなる繰り返し単位を5〜100モル%と下記一般式
(3)で表される単量体からなる繰り返し単位を0〜3
0モル%とアクリルアミド単位0〜95モル%からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の濾水性向上方法。 【化2】 R4は水素またはメチル基、R5はメチル基またはエチ
ル基、R6はメチル基、エチル基あるいはベンジル基、
R7は水素原子、メチル基あるいはエチル基、Aは酸素
原子またはNH、BはC2〜C3のアルキレン基または
アルコキシレン基、Xは陰イオン 【化3】 R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、R9
は水素またはカルボキシル基、AはSO3、C6H4S
O3、CONHC(CH3)2CH2SO3あるいはC
OO、Yは水素または陽イオン、あるいはCOOZ、Z
は水素または陽イオン - 【請求項4】 抄紙前の製紙原料中に、ジアリルアミン
単量体及び/または前記一般式(2)で表される単量体
を10〜30モル%と前記一般式(3)で表される単量
体を0〜15モル%とアクリルアミド55〜90モル%
からなる単量体混合物を塩水溶液中、該塩水溶液に可溶
なイオン性高分子分散剤共存下、分散重合法により製造
された粒径100μm以下の高分子微粒子からなるカチ
オン性水溶性高分子を添加することを特徴とする請求項
1あるいは3に記載の濾水性向上方法。 【0001】
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