JP2002165830A - 吸収性物品用の表面シート - Google Patents

吸収性物品用の表面シート

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JP2002165830A JP2001244777A JP2001244777A JP2002165830A JP 2002165830 A JP2002165830 A JP 2002165830A JP 2001244777 A JP2001244777 A JP 2001244777A JP 2001244777 A JP2001244777 A JP 2001244777A JP 2002165830 A JP2002165830 A JP 2002165830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺激物質を含む尿(軟便)や経血のうち、特
に高粘性排泄物を表面に残すことなく素早く吸収させる
ことができるマクロな表面構造を維持することができる
にもかかわらず、皮膚に対して摩擦刺激の少ない表面特
性を有しており、肌触りが良く、かゆみやカブレ等の皮
膚トラブルを発生させにくい吸収性物品用の表面シート
を提供すること。 【解決手段】 着用時に肌と当接する面側に、凹凸形状
が形成されている吸収性物品用の表面シートであって、
前記表面シートを用いた吸収性物品の装着時において、
前記凹凸形状は、身体の形状及び動きに柔軟に追随して
変形し、且つ凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込
んで該高粘性排泄物と身体とを離間させることを特徴と
する吸収性物品用の表面シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収性物品用の表
面シートに関し、更に詳しくは、使い捨ておむつ、生理
用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品用の表面シート
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品におけ
る表面シートとしては、各種製法による不織布や、それ
に2次加工として穿孔を施したもの、ポリエチレン等の
合成樹脂からなる有孔フィルム等が用いられている。吸
収性物品に要求される特性としては、主として吸収性能
に関わる吸収特性と着用者の肌に影響(かゆみ・カブレ
といった皮膚トラブル)を与えないという表面特性が挙
げられる。前者の吸収特性については、従来の表面シー
トは、特に粘性の低い排泄物を素早く吸収体に吸収させ
るという点では、ある程度要求を満足するものが得られ
ている反面、高粘性排泄物を取り込み、透過、吸収させ
るという点では未だ不十分であり改善の余地を残してい
る。また、肌に影響を与えないという後者の表面特性に
ついては、皮膚への刺激低減について更なる改善が望ま
れている。
【0003】皮膚トラブルの原因については、以下のよ
うに推察できる。まず、吸収性物品を着用した際、着装
内の温湿度上昇や、尿や経血等の排泄物の付着・残存等
により、皮膚が水和・膨潤しやすい環境となり、そこ
に、表面シートと皮膚との摩擦刺激(物理刺激)や、尿
(軟便)や経血に由来する刺激物質の皮膚吸収(化学刺
激)が加わることにより、皮膚トラブルを生じる。前者
の物理刺激は、着用者の肌と直接触れる表面シートの表
面特性に起因するところが大きく、また後者の化学刺激
は、表面シート上に残り易い(吸収されにくい)高粘性
排泄物に起因するところが大きいものと考えられる。
【0004】従来、吸収性物品用の表面シートにおいて
は、柔らかな感触を目指した検討がなされている。特表
平10−502000号公報には、長手方向に延在する
多数の凸部(波形)を備えた表面シートが記載されてい
る。しかし、この表面シートにおける、長手方向に並列
した凹凸は、表面の柔らかな感触には寄与するものの、
使用中の装着圧がかかった状態では潰れやすく、凹凸形
状が維持できないという問題がある。特に、この表面シ
ートにおける凹凸形状は、凸部(波形)の断面が凸部同
士間に存在する固定部(底部)から略山形に隆起した形
状となっているが故に、加圧に対する耐圧縮性に乏し
く、凸部が潰れれば潰れる程、凸部表面と肌との接触面
積が著しく増大するため、使用時のムレ、カブレ時のト
ラブルを抑制するような効果は望めない。また、身体の
動きに対して凸部の自由度(可動性)も抑制される構成
であり、使用時においては、上記の肌との接触面積の増
大と合わせて、肌との摩擦感を生じる可能性があり、最
初に設計した凹凸の利点(柔らかさ)を維持できないと
いう問題がある。
【0005】更に、特開平11−347062号公報に
は、熱エンボス加工により凹凸を形成した表面シートが
記載されている。しかし、凸部の先端をフィルム化して
いるため、そのフィルム化部分が硬くなり、シート全体
の柔らかさが損なわれるという問題が生じる。このよう
に、従来、提案されている表面シートは、身体の動きに
追随できる程に柔らかく自在に変形可能な凸部を有して
おらず、充分に柔らかな装着感が得られ、且つ、カブ
レ、かゆみ等を確実に防止できる表面シートは未だ提供
されていないのが現状である。
【0006】従って、本発明の目的は、刺激物質を含む
尿(軟便)や経血のうち、特に高粘性排泄物を表面に残
すことなく素早く吸収させることができるマクロな表面
構造を維持することができるにもかかわらず、皮膚に対
して摩擦刺激の少ない表面特性を有しており、肌触りが
良く、かゆみやカブレ等の皮膚トラブルを発生させにく
い吸収性物品用の表面シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、着用時に肌と
当接する面側に、凹凸形状が形成されている吸収性物品
用の表面シートであって、前記表面シートを用いた吸収
性物品の装着時において、前記凹凸形状は、身体の形状
及び動きに柔軟に追随して変形し、且つ凹凸形状の凹部
が、高粘性排泄物を取り込んで該高粘性排泄物と身体と
を離間させることを特徴とする吸収性物品用の表面シー
トを提供することにより、上記の目的を達成したもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形
態としての吸収性物品用の表面シート1を、吸収性物品
としての生理用ナプキンの表面シートに用いた状態が示
されている。本実施形態の吸収性物品用の表面シート1
は、図1及び2に示すように、着用時に肌と当接する面
側(吸収体6に向かう面とは反対側)に、凹凸形状が形
成されている。
【0009】本実施形態における凹凸形状は、基材シー
ト2上に、互いに平行な多数の襞状部3を設けて形成さ
れている。より詳細には、襞寄せされて多数の襞状部
3,3・が互いに平行に形成された凹凸形成用シート4
を、各襞状部3,3間において基材シート2に線状に接
合して形成されている。尚、生理用ナプキンは、液透過
性の表面シート1と、液不透過性の裏面シート5と、両
シート1,5間に介在された液保持性の吸収体6とを具
備しており、各襞状部3の長手方向と同方向に縦長の形
状を有している。
【0010】本発明の吸収性物品の表面シートは、該表
面シートを用いた吸収性物品の装着時において、その凹
凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形
し、且つその凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込
んで該高粘性排泄物と身体(装着者の肌)とを離間させ
るようになされている。
【0011】表面シートが、着用時に肌と当接する面側
に凹凸形状を有していても、該表面シートを用いた吸収
性物品の装着時において、その凹凸形状が、身体の形状
及び動きに柔軟に追随して変形しないと、皮膚に対して
摩擦刺激(物理刺激)を与え、肌触りが悪くなると共に
かゆみやカブレ等の皮膚トラブルの原因となる。また、
凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込むことができ
ないと、高粘性排泄物と肌との接触を絶つことができ
ず、皮膚に対して化学刺激が加わり、皮膚トラブルを生
じる。更に、凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込
むことができても、高粘性排泄物と身体とを離間させる
ことができないと、表面シートが強く圧縮された場合
に、高粘性排泄物が漏れ出してしまう。ここで、高粘性
排泄物と身体とを離間させるとは、少なくとも身体と触
れる部分(頂部)に高粘性排泄物を残すことなく、比較
的身体と触れにくい表面シートの凹部に取り込み、更に
は吸収層への移行を促すことを示す。高粘性排泄物と
は、5〜30cps程度の粘性の小さいものから粘度計
で測定が困難な固形物状のものまでの様々なものが対象
となる。尚、後述する、表面シートの性能の評価におい
ては10000〜30000cpsの粘性液を用いてい
る。
【0012】本発明の吸収性物品の表面シートは、これ
らの要件を満足させる観点から、着用時に肌と当接する
面側に形成された凹凸形状(以下、「表面凹凸形状」と
いうことがある)における頂部31と底部32との高低
差H(図2参照)が0.5〜15mm、特に1〜10m
mであることが好ましい。前記高低差Hが0.5mm未
満であると、高粘性排泄物を取り込むべき凹凸形状内の
空間(本実施形態においては襞状部3,3同士間の空
間)の大きさが不充分となり、表面シート上に配設され
た高粘性排泄物を、素早く肌に接触しない状態におくこ
とが困難となる。また、前記高低差Hが15mmを超え
ると、表面凹凸形状が維持されにくくなり、柔軟性が損
なわれたり、凹凸形状内に高粘性排泄物が取り込まれに
くくなる。尚、頂部31と底部32との高低差Hは、荷
重0.5gf/cm2 時の頂部31における表面シート
の厚みA(図2参照,表面シートの初期厚みL0 と同
じ)から、断面写真を計測して得た底部32における表
面シートの厚みB(図2参照)を差し引いて求める。
【0013】表面シートの凹凸形状が、身体の形状及び
動きに柔軟に追随して変形するようにする具体的構成と
しては、例えば、表面シートが、下記(1)及び(2)
の要件(以下、両者を纏めて「柔軟性の要件」という)
を満たす場合を挙げることができる。 (1)表面シートを、荷重が20gf/cm2 となるま
で厚み方向に圧縮変形させた際におけるΔ2.5gf/
cm2 の荷重変化に対する厚み変形量の最大値が0.3
〜5mm、好ましくは0.5〜4mmである。 (2)表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重2
0gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL20
〔CΔL20=(L0 −L20)/L0 ×100〕が50〜
90%、好ましくは60〜90%である。ここで、表面
シートの初期厚みL 0 は、荷重0.5gf/cm2 にお
ける厚みであり、L20は、荷重20gf/cm2 におけ
る表面シートの厚みを意味する。
【0014】通常、生理用ナプキン等の吸収性物品を着
用する際、着用者における装着部位が、複雑な凹凸曲面
となっており、しかも着用者の動作の中でその曲面形状
が自在に変化することや、生理用ナプキンの場合、生理
期間や経血量の個人差によってショーツの種類やガード
ルの併用等の着装形態が異なることを考慮すると、着用
時にかかる装着圧は、幅広く変動するものと考えられ
る。そのような中で、Δ2.5gf/cm2 の圧力変動
や荷重20gf/cm2 の装着圧は、常に起こり得る範
囲のものである。
【0015】Δ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する
厚み変形量の最大値が0.3〜5mmであると、表面シ
ートが、肌による押圧に対して抵抗なくしなやかに変形
するため、皮膚に対する摩擦刺激が少なくなり、肌触り
が良く、皮膚トラブルの発生を効果的に防止することが
できる。前記Δ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する
厚み変形量の最大値が0.3mm未満であると、表面シ
ートの身体の動きに対する追随性が悪くなり、肌に対し
て過剰な摩擦刺激を与える恐れがある。前記厚み変形量
の最大値が5mmを超えると、柔軟になりすぎて表面凹
凸形状を維持できなくなる恐れがある。即ち、凹凸形状
の凹部内に高粘性排泄物が取り込まれにくくなる。
【0016】荷重20gf/cm2 における圧縮変形追
随率(CΔL20)は、その値が大きいほど、やわらかく
肌に当接できることを意味する。特に、女性の排泄部付
近は窪んだ形状になっており、20gf/cm2 程度の
圧力でもやわらかく変形できる表面特性であるほど刺激
の少ない表面シートとなり得る。荷重20gf/cm 2
における圧縮変形追随率(CΔL20)が50%未満であ
ると、肌に対しての抵抗力が大きくなり、90%を超え
ると、柔軟になりすぎて表面凹凸形状を維持できなくな
る恐れがある。即ち、凹凸形状の凹部内に高粘性排泄物
が取り込まれにくくなる。
【0017】本発明の吸収性物品用の表面シートにおい
ては、着用者の肌に対して表面シートが全面で接触する
のではなく、表面凹凸形状の頂部31及びその周辺が積
極的に肌に当接するため、肌との接触面積を著しく低減
でき、また、近接する表面凹凸形状内の個々の凸部ない
し凸条部等の間(本実施形態においては襞状部同士間)
に形成される所定の空間Sが良好に維持されるため、高
粘性排泄物が素早く表面シート内部(表面凹凸形状の凹
部内)に取り込まれて、高粘性排泄物と身体(肌)との
接触を素早く絶つことができる。
【0018】本発明の吸収性物品用の表面シートは、そ
の凹凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変
形するようにする観点 及びその凹凸形状の凹部内に高
粘性排泄物を良好に取り込めるようにする観点から、少
なくとも着用者の排泄部に配される部分において、下記
(3)及び/又は(4)の要件(以下、これらを「形状
保持性の要件」という)を満たしていることが好まし
い。
【0019】(3)前記表面シートを、荷重が20gf
/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた際におい
て、表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重2.
5gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL2.5
〔CΔL2.5 =(L0 −L2.5)/L0 ×100〕が
0.1〜5%、好ましくは0.1〜4%である。ここ
で、L2.5 は、表面シートを圧縮する過程において、荷
重が2.5gf/cm2 となった時点における表面シー
トの厚みを意味する。圧縮変形追随率(CΔL2.5 )を
斯かる範囲内とし、凹凸形状の凸部が圧縮初期(低圧力
下)において潰れにくくすることにより、高粘性排泄物
の凹凸形状の凹部内への取り込み性を向上させることが
でき、高粘性排泄物を身体から素早く離間させることが
できる。
【0020】(4)表面シートの初期厚み(L0 )に対
して、荷重5gf/cm2 における圧縮変形追随率(C
ΔL5 )〔CΔL5 =(L0 −L5 )/L0 ×100〕
が5〜20%、好ましくは5〜15%である。ここで、
5 は、表面シートを圧縮する過程において、荷重が5
gf/cm2 となった時点における表面シートの厚みを
意味する。圧縮変形追随率(CΔL5 )を斯かる範囲内
とすることにより、高粘性排泄物の凹凸形状の凹部内へ
の取り込み性を一層向上させることができる。また、圧
縮変形追随率(CΔL5 )を上記の範囲に設定すること
は、皮膚に対する摩擦刺激を低減させる観点からも効果
的である。
【0021】本発明の吸収性物品用の表面シートは、そ
の凹凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変
形するようにする観点、及びその凹凸形状の凹部が取り
込んだ高粘性排泄物と身体とを確実に離間させ得るよう
にする観点から、下記(5)の要件を満たすことが好ま
しい。 (5)表面シートを、荷重が2.5gf/cm2 となる
まで圧縮変形させたときの表面シートの厚み(L2.5
と、更に加圧して荷重が20gf/cm2 となるまで圧
縮変形させた後、荷重が2.5gf/cm2 となるまで
解放したときの該表面シートの厚み(LR2.5)とから求
められる圧縮変形回復率(DΔLR2.5/L 2.5 )〔DΔ
R2.5/L2.5 =LR2.5/L2.5 ×100〕が70%以
上であることが好ましく、特に80〜100%であるこ
とが好ましい。圧縮変形回復率(LR2.5/La5)が上記
範囲内であることは、装着者の身体の動きに対して表面
凹凸が特に良好に追随することを意味しており、これに
より、ナプキンの使用中に、高粘性排泄物を取り込む構
造と柔軟な変形による皮膚刺激の低減効果とが特に良好
に維持される。
【0022】本発明の吸収性物品用の表面シートは、荷
重が20gf/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形さ
せた際におけるΔ2.5gf/cm2 の荷重変化に対す
る厚み変形量の最大値が、圧縮開始の際、即ち無荷重状
態から荷重2.5gf/cm 2 までの間に最大となるも
のは、本発明の目的の1つとなる皮膚に対する摩擦低減
効果を得る上で、その目的を達成できるものと言える
が、前記形状保持性の要件を満足させる観点から、前記
Δ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する厚み変形量
が、荷重2.5gf/cm2 から荷重20gf/cm2
までの間に最大となるようにすることが好ましい。
【0023】前記Δ2.5gf/cm2 の荷重変化に対
する厚み変形量及びその最大値、荷重2.5gf/cm
2 、5gf/cm2 及び20gf/cm2 それぞれにお
ける圧縮変形追随率(CΔL2.5 、CΔL5 、CΔ
20)、及び圧縮変形回復率(DΔLR2.5/L2.5
〔DΔLR2.5/L2.5 =LR2.5/L2.5 ×100〕等の
圧縮物性は、以下のようにして測定される。
【0024】<圧縮物性の測定>圧縮物性の測定は、カ
トーテック株式会社製、KES−FB3圧縮試験機を用
いて測定することができる。この試験機は、面積2cm
2 の円形の圧縮面を持つ圧縮部を下降−上昇させること
により、布やフィルム状の試料に圧縮−回復荷重を与
え、その圧縮及び回復過程の一サイクルの圧縮荷重−圧
縮変形量のヒステリシス曲線を得、そこから、試料厚
み、圧縮仕事量、回復性等を求めることができるもので
ある。表面シートの圧縮物性を測定するには、表面シー
トを、2.5cm×2.5cmの正方形に切りとり、こ
れを試料として、圧縮試験機にセットする。そして、加
圧速度0.02mm/秒で加圧部を下降させてシートを
加圧し、荷重20gf/cm2 になるまで圧縮した時点
で、切り替えスイッチ(MANUAL RETURN スイッチ)押し
て加圧部を下降から上昇に変え、荷重0gf/cm2
なるまで圧縮加圧部を上昇させる。この圧縮−回復過程
の一サイクルにおけるヒステリシス曲線を得る。得られ
たヒステリシス曲線より、荷重が2.5gf/cm2
化する毎に、試料の厚みがどれだけ減少したかを求め、
2.5gf/cm2 の荷重変化に対して厚みが最も減少
した範囲における厚みの減少量(mm)を、Δ2.5g
f/cm 2 の荷重変化に対する厚み変形量の最大値とす
る。また、得られたヒステリシス曲線より、圧縮過程に
おける、荷重0.5gf/cm2 、2.5gf/c
2 、5gf/cm2 及び20gf/cm2 のそれぞれ
の時点における厚み(L0 、L2.5 、L5 、L20、)を
読み取り、それぞれの荷重における圧縮変形追随率(C
ΔL2.5 、CΔL5 、CΔL20)を算出する。尚、本明
細書における表面シートの初期厚みL0 は、0.5gf
/cm2 加圧時における厚みを示す。また、圧縮過程に
おける荷重2.5gf/cm2 の厚み(L2.5 )と、回
復過程における荷重2.5gf/cm2 の厚み
(LR2.5)とから、圧縮変形回復率(DΔLR2.5/L
2.5 )〔DΔLR2.5/L2.5 =(LR2.5/L2.5 )×1
00〕を算出する。
【0025】本実施形態の表面シート1は、前記(1)
〜(5)を満足するために以下の構成を有することが、
より好ましい。図2に示すように、凹凸形成用シート4
が基材シート2に接合された各接合部7の幅W1は0.
1〜10mm、特に0.5〜5mmであることが好まし
い。また、隣接する接合部7間の幅W2は1〜30m
m、特に2〜15mmであることが好ましい。更に、隣
接する襞状部3,3間の最短距離W3は0〜5mm、特
に0〜3mmであることが好ましい。最短距離W3は、
無荷重下において測定する。また、最短距離W3が0m
mとは、隣接する襞状部3,3同士が接触していること
を意味する。
【0026】尚、図示の例では、凹凸形成用シート4
は、その各襞状部3,3間を、各襞状部3と平行に基材
シート2に所定間隔で塗布された接着剤を介して、基材
シート2に接合されているが、凹凸形成用シート4を基
材シート2に接合する手段としては、接着剤に代えて、
ヒートシール、超音波シール等の各種公知手段を用いる
ことができる。
【0027】また、凹凸形成用シート4により形成され
た各襞状部3,3は、各襞状部3の幅方向の断面形状
が、図2に示すようにΩ字状をなしていることが好まし
い。ここで、Ω字状とは、上下に二分した場合の下半部
分に、上半部分に存する最大幅部分よりも幅の狭い括れ
た部分を有する形状を意味する。各襞状部3の幅方向の
断面形状がΩ字状をなしていると、上半部分の膨らんだ
部分を、下半部分の括れた部分が支える構造となり、形
状保持性の要件を容易に満足させ得るので好ましい。
【0028】特に好ましい断面Ω字状の襞状部を形成さ
せる観点から、凹凸形成用シート4(凹凸付与前のシー
ト)は、そのバルクソフトネスが5〜40cN、特に1
5〜30cNであることが好ましい。ここで、バルクソ
フトネスは、以下のようにして測定される。 <バルクソフトネスの測定>試料片を150mm×30
mmの矩形状に切り、その長さ方向が周方向となるよう
にして直径45mmの円筒(両端部が重なる部分を有す
る)を作り、その重なった部分の上端及び下端の2箇所
をステープル〔マックス(株)製No. 10−1Mの針〕
を用いて止着して、円筒形状の測定サンプルを得る。
尚、針の向きは周方向と平行とする。得られた測定サン
プル(初期サンプル幅;30mm)を、テンシロン圧縮
試験機(株式会社オリエンテック社製,「RTA−10
0」)にセットし、直径70mm以上の円形圧縮プレー
トにより、円筒の軸方向(サンプルの幅方向)に、10
mm/分の圧縮速度で圧縮したときに示す最大荷重を測
定する。圧縮プレートの初期位置は、初期サンプル幅よ
り広い位置とする。5サンプルについて同様の測定を行
い、平均値をとる。
【0029】凹凸形成用シート4のバルクソフトネス
は、凹凸形成用シート4における襞状部3の長手方向に
一致する方向のバルクソフトネスと、襞状部3の幅方向
に一致する方向のバルクソフトネスとがあるが、凹凸形
成用シート4は、襞状部3の幅方向に一致する方向のバ
ルクソフトネスが上記範囲内であることが好ましい。襞
状部3の幅方向に一致する方向のバルクソフトネスを測
定するには、襞状部3の長手方向に一致する方向に15
0mm、幅方向に一致する方向に30mmの寸法となる
ようにシート4を切り出して、上記の測定サンプルを得
る。
【0030】上記実施形態の表面シート1における凹凸
形成用シート4の形成材料としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル等の単一又は複合繊維から
なる不織布や、液が透過可能な開口部を有するポリエチ
レン等のフィルム、あるいは不織布とフィルムとの複合
材等を挙げることができる。また、上記基材シートの形
成材料としては、通常の吸収性物品における表面シート
として用いられる材料を、特に制限なく使用することが
できる。
【0031】本発明における表面シートは、表面凹凸形
状が、少なくとも着用者の排泄部に配される部位に形成
されていることが好ましく、吸収体上に配される部位の
全体に亘って形成されていることがより好ましい。ま
た、このような表面凹凸形状は、表面を流れる体液モレ
を防止する効果もあることから、別の使用態様として、
吸収体の全周域付近に配されても良い。また、本発明の
表面シートにおける凹凸形状は、基材シート上に、ニッ
プル状の突起や他の形態の突起を多数設けて形成された
ものであっても良い。
【0032】本発明の吸収性物品用の表面シートの他の
実施形態について説明する。図4に示す表面シート1’
は、凹凸シート4’と基材シート2とからなり、凹凸シ
ート4’と基材シート2とは積層されて熱エンボスによ
り所定パターンで部分的に接合(熱融着)されている。
上記凹凸シート4’は、長手方向(MD方向)及び幅方
向(CD方向)それぞれに多数の凸部3’,3’・を有
している。各凸部3’は、着用者の肌側に突出してい
る。ここで、表面シート1’の長手方向及び幅方向と
は、表面シート1’の長手方向及び幅方向の区別が付か
ない場合には、製造時における原反の流れ方向を長手方
向としそれに直交する方向を幅方向とする。
【0033】本表面シート1’における凹凸シート4’
は不織布からなり、基材シート2は熱収縮した繊維ウェ
ブからなる。凹凸シート4’は、図5(a)及び図5
(b)に示すように、各凸部3’の少なくとも頂部31
を形成する部位において基材シート2から離間してい
る。具体的には、凹凸シート4’は、基材シート2との
接合部7を除く部位のほぼ全域において、基材シート2
から離間している。また、凹凸シート4’は、図5
(a)に示すように、相隣接する凸部3’,3’同士の
境界領域に、該両凸部3’,3’よりも高さの低い小型
の凸部34を有している。凹凸シート4’は、基材シー
ト2との接合部7を通らない垂直断面の形状、より具体
的には、相隣接する凸部3’,3’の頂部31,31及
びこれら両凸部3’,3’の境界領域に形成された小型
の凸部34を通る直線における垂直断面〔図5(a)参
照〕の形状が、略波形(連続波形形状)に形成されてい
る。前記連続波形形状の断面は、凸部3’の頂部31付
近の凸状の断面と、小型の凸部34の凸状の断面と、こ
れらの両凸状断面同士を連結する凹状の断面とからり、
これらは連続的な曲線を形成するように連続している。
尚、凸部3’,3’同士の境界領域の小型の凸部34を
無くして、基材シート2との接合部7を通らない垂直断
面の形状を、凸部3’の頂部付近の凸状の断面と前記境
界領域の凹状の断面又は略平坦な断面とが交互に連続し
た略波形(連続波形形状)とすることもできる。
【0034】本実施形態の表面シート1’は、凹凸形成
用シート(凹凸シート4’の原反シート)4と基材シー
ト2とを積層して、図6に示すエンボスパターン、即ち
異なる2種類のエンボスピッチ(エンボスピンの中心点
間距離)P1,P2(P1>P2)を有するエンボスパ
ターンでエンボス処理を行った後、該基材シート2のみ
を熱収縮させて得られたものであり、前記エンボスピッ
チP1に対応する表面シート上の領域に、各凸部3’が
形成されており、前記エンボスピッチP2に対応する表
面シート上の領域に、上述した小型の凸部34が形成さ
れている。本実施形態の表面シート1’においては、凸
部3’の高さ〔頂部31と底部32の高低差(A−
B),Aは荷重0.5gf/cm2 にて測定〕は、0.
5〜15mm、特に0.5〜7mmであることが好まし
く、また、接合部7の幅W1が0.1〜10mm、特に
0.5〜5mmであることが好ましく、隣接する接合部
7間の幅W2が0.5〜20mm、特に0.5〜10m
mであることが好ましい。
【0035】このような連続的に波形形状の断面を有す
る凸部を設けることにより、圧縮変形追随率を高くする
ことができ、柔らかい風合いを提供できると共に、凸部
が自由自在に可動できるため、着用者の動きに追随で
き、柔らかさとフィット性を兼ね備えた表面シートに成
り得る。特に凹部を底部として小型に隆起した凸部34
が積極的に変形及び/回復し、更に小型の凸部34より
連続的に上方に隆起した凸部31が加圧下においても凸
高さ(小型凸部34よりも高く隆起している高さ)を維
持しやすい構造になっているため、高粘性排泄物を取り
込む空間を形成できる。故に身体の動きに対して柔らか
く追随し、且つ高粘性排泄物を取り込む効果が得られ
る。
【0036】本実施形態の表面シート1’における凹凸
形成用シート4に代えて、繊維ウエブからなる凹凸形成
用シートを用い、内部に繊維が満たされた凸部を有する
表面シートとすることもできる。また、凹凸形成用シー
ト4と該基材シート2との接合に、熱エンボスに代えて
接着剤を用いることもできる。繊維ウエブからなる凹凸
形成用シートを用いた場合には、凹凸形成用シートが基
材シート2に接合された接合部7の幅W1が0.1〜1
0mm、特に0.5〜5mmであることが好ましく、ま
た、隣接する接合部7間の幅W2が0.5〜20mm、
特に0.5〜10mmであることが好ましい。更に、隣
接する凸部3’,3’間の最短距離(無荷重下にて測
定)は0〜5mm、特に0〜3mmであることが好まし
い。本実施形態の表面シート1’における凹凸シート
4’は、所定長さのスリットを多数有するものであって
も良い。
【0037】また、本発明の吸収性物品用の表面シート
は、生理用ナプキンの表面シートの他、パンティライナ
ー、使い捨ておむつ、失禁パッド等の吸収性物品用の表
面シートとしても有用である。
【0038】
【実施例】実施例 〔サンプルG〕坪量25g/m2 、0.5gf/cm2
荷重時の厚み0.4mm、原材料製造時の流れ方向(M
D方向)のバルクソフトネス16cN、MD方向と直交
する方向(CD方向)のバルクソフトネス18cNのポ
リエチレン/ポリエステル合成繊維(配合比60/4
0)からなる不織布製シートを、基材シート2及び凹凸
形成用シート4として用い、図1に示す形態の表面シー
トを製造した。凹凸形成用シート4を基材シート2に接
合した各接合部の幅W1及び隣接する接合部間の幅W2
は何れも1mmとした。凹凸形成用シート4は、基材シ
ート2上に接着剤を複数本線状に互いに平行となるよう
に塗布し、該接着剤を介して該基材シート2に接合され
ており、凹凸形成用シート4により形成された各襞状部
3は、隣接する襞状部3,3間の最短距離W3が0.3
mmであり、幅方向の断面形状がΩ字状である。各襞状
部の高さHは5.2mmであり、表面シート1の0.5
gf/cm2 荷重時の厚みは5.6mmである。このよ
うにして得た本発明の実施例の表面シートをサンプルG
とし、該サンプルGについての圧縮特性を表1に示し
た。
【0039】〔サンプルH〕坪量12g/m2 、0.5
gf/cm2 荷重時の厚み0.15mm、原材料製造時
の流れ方向(MD方向)のバルクソフトネス3.7c
N、MD方向と直交する方向(CD方向)のバルクソフ
トネス3.3cNのポリプロピレン100%繊維からな
る不織布シート(スパンボンド不織布)を凹凸形成用シ
ート4とした。また、大和紡績株式会社製の潜在螺旋状
捲縮繊維〔CPP繊維(商品名)、2.2dtex×5
1mm〕を原料として、カード法によって坪量35g/
2 のカードウエブを製造し、これを基材シート2とし
た。前記凹凸形成用シート4と前記基材シート2とを、
直径1.5mmのピンが所定のパターンで規則的に配列
されたエンボス板を用いて、220℃で熱エンボス(ヒ
ートシール)して一体化させた。前記エンボス板のピン
の配列(ピンエンボスの配列)は、図6に示すように、
一個のピンを中央ピンCと定めたときに、該中央ピンの
周囲に、MD方向に隣接する2本の前後ピンと、CD方
向に隣接する2本の左右ピンと、該中央ピンに対して斜
め45゜に位置する4本の斜めピンとが位置し、且つ、
中央ピンの中心点と前後ピン及び左右ピンの中心点との
距離P1が約7mm、中央ピンの中心点と各斜めピンの
中心点との距離P2が約5mmであるパターンが、各ピ
ン(エンボス板の周縁部近傍に位置するピンを除く)に
対して成立するような配列とした。そして、得られた両
シート2,4の熱融着体を、130℃にて熱乾燥機内に
10分以上放置し、基材シート2を水平方向に収縮させ
て、図4及び図5に示す形態の吸収性物品用の表面シー
ト1’を得た。得られた表面シート1’における凸部
3’は、長手方向(MD方向)及び幅方向(CD方向)
の両方向に多数形成されており、各凸部3’の高さ〔頂
部31と底部32の高低差(A−B),Aは荷重0.5
gf/cm2 にて測定〕Hは1.5mmである。このよ
うにして得た本発明の実施例の別例をサンプルHとし、
サンプルHについての圧縮特性を表1に示した。
【0040】
【表1】
【0041】比較例 以下に示すサンプルA〜Fについて、実施例と同様にし
て圧縮特性を測定し、その結果を表1に併せて示した。
尚、表1のサンプルA〜Cは、ポリエチレンフィルムを
開孔して表面シートとした代表的な市販品であり、サン
プルD及びEは、不織布からなる表面シートの市販品で
ある。サンプルB、C、Eのシート表面は、ほぼ平坦で
ある。
【0042】〔サンプルA〕花王株式会社製 ロリエド
ライUPメッシュレギュラー(販売名:ロリエDR−h
−114)の開孔フィルム表面材を用いた。 〔サンプルB〕ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、
カンパニー(P&G)社製 ウィスパーレギュラー(販
売名:ウィスパーCa5−a)の開孔フィルム表面材を
用いた。 〔サンプルC〕大王製紙株式会社製 エリス さらさら
シルクレギュラー(販売名:エリスSS−R2)の開孔
フィルム表面材を用いた。
【0043】〔サンプルD〕花王株式会社製 ロリエ
やわらかメッシュ スリム(販売名:ロリエ UN−f
−114)の開孔不織布表面材を用いた。 〔サンプルE〕ユニチャーム株式会社製 ソフィボディ
フィット コットンふわふわシートふつう〜長時間用
(販売名:ソフィ aon)の表面材を用いた。このサ
ンプルは、製品(吸収性物品)の中央部において、表面
材とその下に配置され同時に開孔されている下層不織布
を一体化された状態でサンプリングし、測定に用いた。
【0044】〔サンプルF〕坪量12g/m2 、0.5
gf/cm2 荷重時の厚み0.15mm、原材料製造時
の流れ方向(MD方向)のバルクソフトネス3.7c
N、MD方向と直交する方向(CD方向)のバルクソフ
トネス3.3cNのポリプロピレン100%繊維からな
るスパンボンド不織布の上に、その縦方向(MD方向)
に対して幅3mmのホットメルトを、CD方向の間隔が
7mm(ピッチが10mm)となるように多列に配置
し、更に別材として上記のものと同様のスパンボンド不
織布を凸部高さ5mm、凸ピッチ10mmとなるよう
な、溝深さ及び溝ピッチを有するスリット板に押し込み
固定した後、上記ホットメルトを塗工した不織布と貼り
合わせて、縦筋状の凹凸を有する凹凸表面シートを得
た。得られたシートの厚みが5.2mm(0.5gf/
cm2 荷重時)、頂部と底部の高低差が5.0mm、不
織布同士が接合された接合部のCD方向の幅が3mmで
あった。また、凸部の断面形状は、半円形状であり、C
D方向の幅が、突出方向の基端から先端に向かうにつれ
て漸次狭くなる形状であった。
【0045】図3に、サンプルGの圧縮物性を測定する
際に用いた圧縮荷重−圧縮変形量の1サイクルのヒステ
リシス曲線を示した。尚、サンプルEの表面シートにお
いては、Δ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する厚み
変形量が、荷重2.5gf/cm2 から荷重20gf/
cm2 までの間において最大となっている。
【0046】〔高粘性液の取り込み性〕サンプルA〜H
について、凹凸形状の凹部内への取り込み性を評価する
べく、以下に示す評価試験を行い、高粘性液の液残り量
を測定した。測定結果を表1に示した。各サンプルの表
面シートを、それぞれ吸収シート(パルプ200g/m
2 及び吸収ポリマー40g/m2 からなる)上におき、
下層に防水シートを置き、おむつ又はナプキン形状に構
成する。高粘性液1gを表面シート上に上方から注入す
る。その吸収シートを人体モデル(オムツ、ナプキン等
の吸収性物品を装着させ、足を動かし歩行運動する事が
できる人形)に装着させる。その際、高粘性液が股下の
部分に位置するように予め液の注入位置を調整してお
く。装着後、1分間モデルに歩行運動させる。その後脱
着させ、サンプルの液吸収部分の上に吸収紙10枚をの
せ、10gf/cm2 荷重を10秒間かける。その際、
吸収紙が吸収した高粘性液量を液残り量とする。高粘性
液は、5wt%のCMC(カルボキシメチルセルロース
ナトリウム)溶液を使用した。
【0047】〔風合い(柔らかさ)評価〕サンプルA〜
Hの表面シートを、被験者20人に手で触らせ、柔らか
さを以下の基準で5段階評価させた。そして、20人の
評価の平均値を基準として、風合い(柔らかさ)を4段
階で評価させた。その結果を、表1に示した。
【0048】〔柔らかさ〕 −2:硬い −1:やや硬い 0:どちらとも言えない +1:やや柔らかい +2:柔らかい 〔風合い(柔らかさ)の評価〕 ×:20人の平均スコアが−0.5に満たない。 △:20人の平均スコアが−0.5〜0の範囲。 ○:20人の平均スコアが0〜+0.5の範囲。 ◎:20人の平均スコアが+0.5を超える。
【0049】
【発明の効果】本発明の吸収性物品用の表面シートは、
刺激物質を含む尿(軟便)や経血のうち、特に高粘性排
泄物を表面に残すことなく素早く吸収させることができ
るマクロな表面構造を維持することができるにもかかわ
らず、皮膚に対して摩擦刺激の少ない表面特性を有して
おり、肌触りが良く、かゆみやカブレ等の皮膚トラブル
を発生させにくいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態としての吸収性物
品用の表面シートを、生理用ナプキンの表面シートとし
て用いた状態を示す一部破断斜視図である。
【図2】図2は、図1の表面シートにおける表面凹凸形
状の一部を拡大して示す模式断面図である。
【図3】図3は、実施例の表面シートの圧縮特性を測定
する際に用いた圧縮−回復過程の1サイクルのヒステリ
シス曲線を示す図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態としての吸収性
物品用の表面シートを示す概略斜視図である。
【図5】図5(a)は、図4のX−X線断面図、図5
(b)は、図4のY−Y線断面図である。
【図6】図6は、図4に示す表面シートの製造に用いた
エンボス板のエンボスパターンを示す平面図である。
【符号の説明】
1,1’ 吸収性物品用の表面シート 2 基材シート 3 襞状部 3’凸部 31 頂部 34 小型の凸部 4 凹凸形成用シート
【書類】図面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 孝信 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 坂 渉 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 種市 祥一 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B029 BB03 BB05 4C003 BA03 BA04 HA05 4C098 AA09 CC05 CC08 CC10 DD10 DD25 DD26 4F100 AK04A AK04B AK41A AK41B AT00A BA02 BA32 DD02B DD08B DD19B DG01A DG01B DG15A DG15B GB72 JD14 JK05B JK08 JK17 JK20B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用時に肌と当接する面側に、凹凸形状
    が形成されている吸収性物品用の表面シートであって、 前記表面シートを用いた吸収性物品の装着時において、
    前記凹凸形状は、身体の形状及び動きに柔軟に追随して
    変形し、且つ凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込
    んで該高粘性排泄物と身体とを離間させることを特徴と
    する吸収性物品用の表面シート。
  2. 【請求項2】 前記凹凸形状は、頂部と底部との高低差
    が0.5〜15mmであり、前記表面シートを、荷重が
    20gf/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた
    際におけるΔ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する厚
    み変形量の最大値が0.3〜5mmであり、且つ前記表
    面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重20gf/
    cm2 における圧縮変形追随率(CΔL20)〔CΔL20
    =(L 0 −L20)/L0 ×100〕が50〜90%であ
    る請求項1記載の吸収性物品用の表面シート。
  3. 【請求項3】 前記表面シートを、荷重が20gf/c
    2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた際において、
    前記表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重2.
    5gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL2.5
    〔CΔL2.5=(L0 −L2.5 )/L0 ×100〕が
    0.1〜5%であり、荷重5gf/cm 2 における圧縮
    変形追随率(CΔL5 )〔CΔL5 =(L0 −L5 )/
    0 ×100〕が5〜20%である請求項1又は2記載
    の吸収性物品用の表面シート。
  4. 【請求項4】 前記表面シートを、荷重が2.5gf/
    cm2 となるまで圧縮変形させたときの表面シートの厚
    み(L2.5 )と、更に加圧して荷重が20gf/cm2
    となるまで圧縮変形させた後、荷重が2.5gf/cm
    2 となるまで解放したときの該表面シートの厚み(L
    R2.5)とから求められる圧縮変形回復率(DΔLR2.5
    2.5 )〔DΔLR2.5/L2.5 =LR2.5/L2.5 ×10
    0〕が70%以上である請求項1〜3の何れかに記載の
    吸収性物品用の表面シート。
  5. 【請求項5】 前記Δ2.5gf/cm2 の荷重変化に
    対する厚み変形量が、荷重2.5gf/cm2 から荷重
    20gf/cm2 までの間に最大となる請求項2記載の
    吸収性物品用の表面シート。
  6. 【請求項6】 前記凹凸形状は、襞寄せされて多数の襞
    状部が互いに平行に形成された凹凸形成用シートを、各
    襞状部同士間において基材シートに接合して形成されて
    おり、前記凹凸形成用シートが前記基材シートに接合さ
    れた各接合部の幅W1が0.1〜10mmであり、隣接
    する接合部間の幅W2が1〜30mmであり、隣接する
    襞状部間の最短距離W3が0〜5mmである請求項1〜
    5の何れかに記載の吸収性物品用の表面シート。
  7. 【請求項7】 前記凹凸形成用シートにより形成された
    各襞状部は、各襞状部の幅方向の断面形状がΩ字状をな
    している請求項6記載の吸収性物品用の表面シート。
  8. 【請求項8】 前記凹凸形成用シートは、バルクソフト
    ネスが5〜40cNである請求項6又は7記載の吸収性
    物品用の表面シート。
  9. 【請求項9】 前記表面シートは、凹凸シートと基材シ
    ートとからなり、該凹凸シートと基材シートとは積層さ
    れて所定のパターンで部分的に接合されており、前記凹
    凸シートは、前記表面シートの長手方向及び幅方向それ
    ぞれに多数の凸部を有しており且つ該各凸部の少なくと
    も頂部を形成する部位において前記基材シートから離間
    している請求項1〜5の何れかに記載の吸収性物品用の
    表面シート。
  10. 【請求項10】 前記表面シートは、凹凸シートと基材
    シートとからなり、該凹凸シートと該基材シートとは積
    層されて所定のパターンで部分的に接合されており、前
    記凹凸シートは、多数の凸部を有しており、前記基材シ
    ートとの接合部以外の部位において該基材シートから離
    間しており且つ該基材シートとの接合部を通らない垂直
    断面の形状が略波形に形成されている請求項1〜5の何
    れかに記載の吸収性物品用の表面シート。
  11. 【請求項11】 前記凸部同士の境界部位に、該凸部よ
    りも高さの低い小型の凸部が形成されている請求項10
    記載の吸収性物品用の表面シート。
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