JPH083850A - 多皺性不織布 - Google Patents

多皺性不織布

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JPH083850A
JPH083850A JP15291594A JP15291594A JPH083850A JP H083850 A JPH083850 A JP H083850A JP 15291594 A JP15291594 A JP 15291594A JP 15291594 A JP15291594 A JP 15291594A JP H083850 A JPH083850 A JP H083850A
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庸輔 高井
Yusuke Nakano
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面に多数の皺を有する多皺性不織布を提供
する。 【構成】 加熱による最大熱収縮率が少なくとも50%
である熱収縮性繊維と、熱収縮性繊維の収縮開始温度よ
りも融点が低いポリマーからなる熱接着性繊維を含んで
なる第一繊維層の片面もしくは両面に、熱収縮性繊維が
収縮する温度では本質的に収縮しない第二繊維層を積層
し、この積層体に熱接着性繊維の融点よりも高くかつ熱
収縮性繊維の収縮開始温度よりも低い温度で熱処理を施
して熱接着性繊維により両繊維層間を一体化した後、さ
らに熱処理を施して第一繊維層を収縮させることによ
り、第二繊維層の表面に多数の皺を形成させて多皺性不
織布となした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、その表面に多数の皺を
有する多皺性不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱収縮性繊維の収縮特性を利
用した嵩高不織布が種々提案されており、車両用内装
材、インテリア用内装材、あるいは包装材として実用に
供されている。例えば、特開昭62−141167号公
報には、潜在収縮性不織シートと熱収縮性の小さいシー
ト状物とを重ね互いの面において部分結合した後、熱処
理により収縮を発現させることにより、嵩高な表面構造
を有する複合シートを得ることができる旨、記載されて
いる。また、特開平2−133641号公報には、収縮
性繊維ウェブ層と非収縮性繊維ウェブ層とを積層した積
層ウェブに高圧柱状水流を施して両者を一体化し、次い
で熱処理を施して収縮性繊維を収縮させることにより表
面に凹凸を発現させることができる旨、記載されてい
る。その他に、特開平1−201569号公報や特開平
6−33359号公報においては、熱収縮性のシート状
物と長繊維不織布を一体化し、これに加熱処理を施して
熱収縮性シート状物を収縮させることにより、長繊維不
織布の表面に多数の皺を形成することができる旨、記載
されている。いずれも積層型の不織布であり、各層の収
縮率の差を利用して、嵩高不織布とする点で共通してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
嵩高不織布には以下の問題がある。例えば、収縮性シー
トと非収縮性シートを部分結合させたものは、凸状部が
部分結合部と部分結合部の間においてのみ形成されるの
で、その表面には規則的な凹凸しかできない。そのた
め、場合によっては面白みに欠け、十分な意匠効果を奏
することができないこともある。また、収縮性シートと
非収縮性シートをニードルパンチングや高圧柱状水流処
理による繊維間交絡でもって一体化させた場合は、前記
のような不都合はなく、皺状の自然な感じの凹凸を形成
させることができるが、ニードルパンチングや高圧水流
による繊維間交絡は、積層体を構成するシート状物の構
造によっては難しいといった問題がある。特に低目付の
不織布、あるいはスポンボンド不織布や、メルトブロー
不織布、フィルムを用いる場合に、その傾向が顕著にあ
らわれる。また、高圧水流処理を施した不織布は、他の
手段でもって形成される不織布に比べてコストが高くな
るため、包装材等、廉価なものが好まれる用途には汎用
されにくいという事情もある。
【0004】そこで、本発明者らは、積層体の層間、つ
まりシート状物間の接合を熱接着により行えば、低目付
不織布や、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布等
を任意に用いることができると考え、さらには低コスト
の不織布を提供できることから、層間の熱接着について
検討した結果、熱収縮性繊維と熱接着性繊維を含む第一
繊維層と、非収縮性繊維からなる第二繊維層を積層し、
熱処理によって両者を接合した後、さらに熱処理を施し
て熱収縮性繊維を収縮させたところ、収縮によって第二
繊維層に皺状の凹凸が形成され、その凸部が第一繊維層
から浮き上がった構造となり、極めて優れた意匠効果を
呈する嵩高な多皺性不織布を得ることができた。以下そ
の内容を詳述する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の多皺性不織布
は、融解ピーク温度(Tm℃)が130<Tm<145
のエチレン−プロピレンランダム共重合体を70重量%
以上含むポリマーからなる最大熱収縮率が少なくとも5
0%である熱収縮性繊維と、融点が熱収縮性繊維の収縮
開始温度よりも低いポリマーからなる熱接着性繊維を含
んでなる第一繊維層の片面もしくは両面に、前記熱収縮
性繊維が収縮する温度では本質的に熱収縮しない第二繊
維層を積層し、この積層体に熱接着性繊維の融点よりも
高くかつ熱収縮性繊維の収縮開始温度よりも低い温度で
熱処理を施して第一繊維層中の熱接着性繊維によって積
層体を一体化した後、さらに100<T≦Tm+30の
温度(T℃)で熱処理を施して、第一繊維層を収縮させ
ることにより、第二繊維層に多数の皺を形成させたもの
である。
【0006】第一繊維層に含まれる熱収縮性繊維は、融
解ピーク温度(Tm℃)が130<Tm<145のエチ
レン−プロピレンランダム共重合体を70重量%以上含
むポリマーからなり、最大熱収縮率が少なくとも50%
であるものが好ましい。ここで融解ピーク温度とは示差
走査熱量計(DSC)によりポリマーの融解熱測定を行
ったときにDSC曲線が最高値を示すときの温度をい
う。ここで融解ピーク温度が130℃未満であると、後
述する熱接着性繊維の選択範囲が狭くなり、145℃を
超えると、繊維の乾熱収縮性が通常のポリプロピレン繊
維程度になってしまうので好ましくない。
【0007】エチレン−プロピレンランダム共重合体
は、前記温度範囲内で優れた収縮性を示すポリマーであ
り、それのみからなる3倍程度に延伸された繊維は、融
点直下の135℃で1分以内に93%の熱収縮率を示
す。よって、熱収縮性を制御するために他のポリマーを
混合することができるが、本願発明においてはエチレン
−プロピレンランダム共重合体の割合は70重量%以上
であることが望ましい。70重量%未満では得られる繊
維の最大熱収縮率が50%未満となり、熱収縮が不十分
となるからである。ここで最大熱収縮率とは、145℃
の雰囲気下に1分間置いた場合に示す収縮率のことであ
る。
【0008】エチレン−プロピレンランダム共重合体と
混合させるポリマーとしては、エチレン−ブテン-1−ポ
リプロピレンの三元共重合体や、ポリプロピレン等のオ
レフィン系ポリマーを用いることができる。
【0009】第一繊維層において前記熱収縮性繊維が占
める割合は、30〜70重量%であることが望ましい。
より好ましくは40〜60重量%である。30重量%未
満では、第一繊維層全体の収縮が不十分で、第二繊維層
に皺を形成させることができず、70重量%を超えると
第一繊維層の収縮は十分であるが、熱接着性繊維の割合
が少なくなるので第一繊維層と第二繊維層の接着が不十
分となり好ましくない。
【0010】第一繊維層と第二繊維層を熱接着により一
体化させるべく、第一繊維層には熱接着成分として熱接
着性繊維が含まれる。この熱接着性繊維は、その融点が
前記熱収縮性繊維の収縮開始温度よりも低いポリマーで
構成されなければならない。但し、エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体の熱収縮は、90℃程度の雰囲気下
でも僅かではあるが開始するので、ここでいう収縮開始
温度を厳密に解する必要はなく、その熱収縮率が10%
以内であるような温度であれば収縮開始温度よりも低い
温度であるとみなせる。具体的には、融点が80〜11
0℃の範囲内にあるポリマーが望ましい。このような融
点を持つポリマーとしては、エチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合
体、エチレン−アクリル酸メチル−アクリル酸共重合
体、トリエステル共重合体、ポリアミド共重合体等を挙
げることができ、これらが繊維表面の全部もしくは一部
をしめるような単一型繊維、芯鞘型複合繊維、分割型複
合繊維を熱接着性繊維として使用することができる。第
一繊維層における熱接着性繊維の割合は少なくとも30
重量%でなければならない。30重量%未満であると第
一繊維層と第二繊維層の間の熱接着が不十分となるから
である。
【0011】熱収縮性繊維および熱接着性繊維の占める
割合が上述の範囲内にあれば、第一繊維層には他の繊維
が混合されていてもよい。混合する繊維は特に限定され
ず、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊
維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊維、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート等のポリエステル系繊維、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等のポリオレフィン系繊維等から任意に一あるい
は二以上選択して使用することができる。
【0012】勿論、第一繊維層は熱収縮性繊維と熱接着
性繊維のみからなっていてもよく、その場合は、熱接着
性繊維の占める割合が30〜70重量%であることが好
ましい。70重量%を超えると熱収縮性繊維の占める割
合が小さくなり第一繊維層の収縮が不十分となるからで
ある。
【0013】熱接着性繊維を用いる替わりに、エチレン
−プロピレンランダム共重合体を70重量%以上含むポ
リマー(以下、熱収縮成分という場合がある)を芯成
分、熱収縮成分の収縮開始温度よりも低い融点を持つポ
リマーを鞘成分とした複合繊維を用いてもよい。この複
合繊維は、熱収縮性と熱接着性を併せもつことになるの
で、これを用いて本発明の不織布を製造する場合、混綿
工程を省略することができるといった利点がある。その
場合、第一繊維層に占める複合繊維の割合は50重量%
以上であることが望ましい。50重量%未満では、熱接
着および熱収縮が不十分となるからである。複合繊維の
割合が50重量%以上であれば他の繊維を混合すること
ができ、その種類等は特に限定されず、レーヨン等の再
生繊維、アセテート等の半合成繊維、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエス
テル系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン系繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリア
ミド系繊維の中から任意に一あるいは二以上選択して混
合することができる。
【0014】この複合繊維の鞘成分は、収縮開始温度よ
りも低い融点を有するポリマーから構成されていれば、
その種類は特に限定されず、例えばエチレン−アクリル
酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル
共重合体、エチレン−アクリル酸メチル−アクリル酸共
重合体等の融点が80〜110℃の範囲にあるポリマー
を用いることができる。そして繊維断面における鞘/芯
成分の比は、熱接着性と収縮性を考慮すると、3/7〜
7/3であることが望ましい。より好ましくは4/6〜
6/4である。
【0015】また、熱収縮成分と熱接着成分は、熱接着
の効率を考えた場合、芯鞘構造をとることが最も好まし
いが、熱接着成分が繊維表面の一部を占めているような
構成であれば、分割型複合繊維であっても適用すること
ができる。
【0016】第一繊維層の目付は、特に限定を要するも
のでなく、第二繊維層との熱接着を効率よく行える範囲
であればよい。望ましくは5〜20g/m2 である。
【0017】第一繊維層の片面もしくは両面に積層され
一体化される第二繊維層は、第一繊維層の熱収縮によ
り、多数の皺状の凹凸が形成されるものである。従って
第二繊維層を構成する繊維は、繊維集合物を形成するこ
とができ、熱収縮性繊維もしくは熱収縮成分が収縮する
温度において本質的に収縮しないものであれば素材等は
特に限定されない。例えばレーヨン等の再生繊維、アセ
テート等の半合成繊維、綿、ウール等の天然繊維、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系繊維、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート等のポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン6
6等のポリアミド系繊維の中から任意に一あるいは二以
上選択して用いることができる。その繊維形状等も限定
されず、分割性複合繊維や異形断面を有する繊維等を任
意に用いることができる。
【0018】第二繊維層は繊維集合物であれば、不織
布、織物、ウェブ等どのような状態のものであってもよ
い。但し、いずれの状態の繊維集合物を用いる場合で
も、第一繊維層が熱収縮するときには、第二繊維層の構
成繊維間に何らかの結合もしくは絡合を有していること
が本発明においては肝要である。もし第二繊維層を構成
している繊維間が結合もしくは絡合していなければ、第
一繊維層が収縮しても第二繊維層に皺状の凹凸が形成さ
れないからである。従って、第二繊維層としては、熱接
着不織布、ニードルパンチング不織布、水流交絡不織
布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布等のよう
に、構成繊維間が予め結合もしくは交絡された不織布を
使用することが好ましい。また、カードウェブのように
繊維間が全く結合もしくは交絡されていない繊維集合物
を用いる場合には、第一繊維層の熱収縮が開始するまで
に繊維間が結合もしくは絡合された状態になるものでな
ければならない。例えば、熱接着性繊維を含み、第一繊
維層と第二繊維層の熱接着時に、第二繊維層自身も熱接
着により一体化され不織布を形成するようなウェブであ
れば、都合よく用いることができる。
【0019】第二繊維層の目付は特に限定されず、5〜
100g/m2 の範囲内であればよい。特に、10〜3
0g/m2 程度のものを用いた場合、皺状の凹凸部が良
好に形成される。
【0020】そして、前述したような熱収縮性の第一繊
維層の片面もしくは両面に、第二繊維層を積層し、これ
を第一繊維層に含まれる熱接着成分で一体化した後、さ
らに第一繊維層を収縮させることにより第二繊維層に多
数の皺状の凹凸が形成され、皺の凸部が第一繊維層から
浮き上がった多皺性不織布を得ることができる。
【0021】本発明において、第二繊維層は第一繊維層
の片面もしくは両面に積層することができる。片面のみ
に積層した場合は、第一繊維層が積層体の一面を占める
ことになり、熱処理後もその表面は平滑なままであるの
で、その上に編物、織物等の他の繊維集合物を積層、貼
付することもできる。両面に積層した場合は、表裏面そ
れぞれに皺状の凹凸が形成されるので、非常に嵩高な不
織布を得ることができる。
【0022】第一繊維層と第二繊維層の接着は、第一繊
維層に含まれる熱接着成分を溶融・軟化することにより
行う。ここで熱接着成分とは具体的には、熱接着性繊維
もしくは熱収縮性複合繊維の鞘成分をいう。熱処理は、
熱接着成分の融点以上の温度で行う必要があるが、その
温度は、熱収縮性繊維もしくは熱収縮性複合繊維の熱収
縮成分の収縮開始温度よりも低い範囲に限られる。収縮
開始温度よりも高い温度で熱処理を行うと、接着と同時
に収縮が開始するため密度ムラ等が生じ、均一に熱接着
させることができなくなるからである。但し、前述した
通り、ここでいう収縮開始温度を厳密に解する必要はな
く、その熱収縮率が10%以内であるような温度であれ
ば収縮開始温度よりも低い温度であるとみなせる。具体
的に望ましい熱接着温度は90〜110℃である。
【0023】熱接着は、通常よく知られている方法に基
づいて行うことができる。例えば、熱ロールを用いて加
圧・加熱する方法を適用することができる。第一繊維層
と第二繊維層の接着の程度は、熱接着成分の割合、熱処
理条件等によって変わる。両繊維層間の接着力が弱い
と、最終的に得られる不織布の剥離強度が小さくなって
実用的でないといった問題があり、接着力が強すぎる
と、後で第二繊維層において皺状の凹凸を形成させる際
に、凸部が形成されにくくなり、良好な皺状の凹凸を形
成することができず好ましくない。そこで、得られる不
織布の用途等に応じて、温度、ロール圧等の熱接着条件
を適宜変化させる必要がある。
【0024】熱接着後、さらに高い温度で熱処理を行
い、第一繊維層を収縮させると同時に第二繊維層に多数
の皺状の凹凸部を形成させる。このとき熱処理温度(T
℃)は100<T≦Tm+30の範囲内であることが望
ましい。100℃未満では熱収縮が不十分であり、Tm
+30℃を超えると繊維が完全に溶融し収縮応力が著し
く低下するためである。熱処理は、熱風貫通型加工機を
使用することにより行うことができる。この場合、第一
繊維層の収縮率は、熱処理温度および滞留時間によって
決定される。一般に、熱処理温度が高い程、また滞留時
間が長い程、収縮率は大きくなる。
【0025】第一繊維層の熱収縮により第二繊維層に多
数の皺状の凹凸部が形成される。この凹凸部は図1およ
び図2に示すように、第二繊維層が第一繊維層から剥離
し、剥離部のうち第一繊維層の熱収縮した面積分だけが
余剰部分となりこれがアーチ状に浮き上がって形成され
たものである。このような剥離が生じる理由は定かでは
ないが、第一繊維層を熱収縮させる際の加熱処理によっ
て第一繊維層と第二繊維層間の接着力が部分的に弛緩
し、そこへ第一繊維層の収縮力が作用して両繊維層間が
完全に剥離すると考えられる。そして剥離しなかった部
分は、そのまま再度接着されて凹部を形成すると考えら
れる。
【0026】第二繊維層に形成される皺状の凹凸の数、
形、大きさ等は様々な要因によって決定される。例え
ば、第二繊維層に形成される凹凸の凸部の高さ、つまり
最終的に得られる不織布の見掛けの厚みは、両繊維層間
の熱接着力(剥離強力)が大きい程、小さくなる傾向が
ある。また凹凸の数、形、大きさ等は、第一繊維層の収
縮の程度、第二繊維層の素材、目付、ドレープ性、スパ
ンボンド不織布であるか水流交絡不織布であるかといっ
た繊維層の形態の差異等によっても変化する。そしてこ
れらの要因が複雑に影響しあって波状や絞り状の種々の
形状・大きさの皺状の凹凸が形成される。
【0027】
【作用】本発明は、熱収縮性繊維と熱接着性繊維、もし
くは熱接着成分を鞘成分とする熱収縮性複合繊維を含む
第一繊維層と、本質的に熱収縮しない第二繊維層からな
る積層不織布であり、両繊維層の熱収縮率の差により、
多数の皺状の凹凸部が形成された不織布を得ることがで
きる。この中で第一繊維層は、各繊維層間を一体化させ
る役割をし、かつそれ自身著しく熱収縮して第二繊維層
に多数の皺状の凹凸を形成させるのである。つまり第一
繊維層に含まれる熱接着成分が、熱接着成分の融点より
も高くかつ熱収縮成分の収縮開始温度よりも低い温度で
熱処理されることにより、各繊維層間を接着せしめる役
割をし、さらに熱収縮成分の収縮開始温度よりも高い温
度で熱処理されることにより、第一繊維層が熱収縮しそ
れによって第二繊維層に多数の皺状の凹凸が形成される
のである。
【0028】第二繊維層はそれ自身殆ど熱収縮性を示さ
ないため、第一繊維層が収縮すると余剰面積が生じる。
そして、この余剰面積が凸状部を形成することになる。
つまり第二繊維層は、専ら皺状の凹凸部が発現する層で
あり、不織布全体の嵩および比容積の増加に直接寄与す
るのである。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例を具体的に挙げて説明
するが、もとより本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。
【0030】[実施例1〜6、比較例1〜4]熱収縮性
繊維、熱接着性繊維およびその他の繊維をそれぞれ表中
に示す割合で混合し、パラレルカードにより目付10g
/m2 のウェブを作成し、これを第一繊維層とした。こ
こでは熱収縮性繊維としてエチレン−プロピレンランダ
ム共重合体のみからなる繊度2デニール、繊維長51m
mの繊維(表中、PNEと略す)を使用し、熱接着性繊
維としてエチレン−アクリル酸メチル共重合体を鞘成
分、ポリプロピレンを芯成分とする鞘/芯の比が1/1
である繊度2デニール、繊維長51mmの芯鞘型複合繊
維(表中、XGと略す)を使用した。また、その他の繊
維として繊度1.5デニール、繊維長45mmのレーヨ
ンを使用した。
【0031】第二繊維層として、ポリエチレン(P
E)を鞘成分、ポリプロピレン(PP)を芯成分とする
繊度2デニール、繊維長51mmの複合繊維をパラレル
カードによりウェブとなした後、熱ロールで熱接着した
熱接着不織布、ポリエステル(PET)からなるスパ
ンボンド不織布、ポリプロピレン(PP)からなるス
パンボンド不織布の3種類の不織布を用意した。
【0032】第一繊維層と第二繊維層を組み合わせ、そ
れぞれ表中の温度に加熱した熱ロール加工機を用いて線
圧33kg/cmで熱接着を行った後、熱風貫通型加工
機を用いて130℃で30秒間熱処理を行うことにより
第一繊維層を熱収縮させ、第二繊維層に皺状の凹凸を形
成させた。第一繊維層と第二繊維層の組合せ、それぞれ
の熱接着温度、熱接着処理後および熱収縮処理後それぞ
れの不織布の厚み、比容積、第一繊維層と第二繊維層間
の剥離強力を表1および表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】[実施例7〜15、比較例5〜11]エチ
レン−プロピレンランダム共重合体を芯成分、エチレン
−アクリル酸メチル共重合体を鞘成分とする複合比1/
1の繊度2デニール、繊維長51mmの芯鞘型複合繊維
(表中、EGと略す)とその他の繊維を表中に示す割合
で混合した後、パラレルカードにより目付10g/m2
のウェブを作成し、これを第一繊維層とした。ここでは
その他の繊維として繊度1.5デニール、繊維長45m
mのレーヨンを使用した。
【0036】そして実施例1〜6および比較例1〜4に
おいて使用した熱接着不織布、ポリエステルスパンボン
ド不織布、ポリプロピレンスパンボンド不織布を第二繊
維層とした。
【0037】この第一繊維層と第二繊維層を組み合わ
せ、それぞれ表中の温度に加熱した熱ロール加工機を用
いて線圧33kg/cmで熱接着を行った後、熱風貫通
型加工機を用いて130℃で30秒間熱処理を行うこと
により第一繊維層を熱収縮させ、第二繊維層に皺状の凹
凸を形成させた。第一繊維層と第二繊維層の組合せ、そ
れぞれの熱接着温度、熱接着処理後および熱収縮処理後
それぞれの不織布の厚み、比容積、第一繊維層と第二繊
維層間の剥離強力を表3、表4および表5に示す。
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】ここで、比較例5〜7については、両繊維
層間の接着が弱すぎたため最終的に両繊維層が一体化し
た不織布を得ることができず、比較例8〜10について
は熱接着時に第一繊維層中の熱収縮成分の熱収縮が開始
し、均一に熱接着させることができず、以後の熱収縮処
理を行うことができなかった。
【0042】併せてここで実施例1、実施例3および実
施例7の不織布の表面を3倍に拡大した写真を図3、図
4、図5として示しておく。
【0043】
【発明の効果】本発明は、熱収縮性繊維と熱接着性繊
維、もしくは熱接着成分を鞘成分とする熱収縮性複合繊
維を含む第一繊維層と、熱収縮性繊維もしくは熱収縮成
分が収縮する温度では本質的に収縮しない第二繊維層を
積層し、両繊維層間を第一繊維層の熱接着成分によって
一体化した後、さらに熱処理を施して第一繊維層を収縮
させて第二繊維層に多数の皺状の凹凸を形成させたもの
である。本発明の第一の特徴は、第一繊維層に熱接着成
分を含むため熱処理によって両繊維層間が接合されると
いう点にある。従って、スパンボンド不織布やメルトブ
ロー不織布等、様々な種類の繊維層を第二繊維層として
使用することができ、様々な用途への汎用を可能にしう
る。
【0044】本発明のもう一つの特徴は、第一繊維層の
収縮によって第二繊維層に多数の皺状の凹凸が形成され
ることである。この凹凸は、第一繊維層の収縮により生
じた第二繊維層の剥離部が凸部を形成することによって
得られるので、自然な感じの皺状模様を呈し、従前の多
皺性不織布に比べて極めて優れた意匠効果を与えるもの
となる。
【0045】よって、本発明の多皺性不織布は様々な分
野において利用することができ、例えば、包装材、イン
テリア内装材、車両用内装材等への応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不織布の平面図である。
【図2】本発明の不織布の断面図である。
【図3】本発明の不織布の一例の表面状態を撮影した顕
微鏡写真である。
【図4】本発明の不織布の一例の表面状態を撮影した顕
微鏡写真である。
【図5】本発明の不織布の一例の表面状態を撮影した顕
微鏡写真である。
【符号の簡単な説明】
1 多皺性不織布 2 第一繊維層 3 第二繊維層 4 凸部 5 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融解ピーク温度(Tm℃)が130<T
    m<145のエチレン−プロピレンランダム共重合体を
    70重量%以上含むポリマーからなる最大熱収縮率が少
    なくとも50%である熱収縮性繊維を30〜70重量
    %、融点が前記熱収縮性繊維の収縮開始温度よりも低い
    ポリマーからなる熱接着性繊維を30重量%以上含んで
    なる第一繊維層の片面もしくは両面に、前記熱収縮性繊
    維が収縮する温度では本質的に熱収縮しない第二繊維層
    が積層されてなる不織布であって、第一繊維層が熱処理
    により収縮し、かつ第二繊維層に多数の皺状の凹凸部が
    形成されており、第一繊維層と第二繊維層は凹凸部の凹
    部において熱接着性繊維により接合されてなることを特
    徴とする多皺性不織布。
  2. 【請求項2】 融解ピーク温度(Tm℃)が130<T
    m<145のエチレン−プロピレンランダム共重合体を
    70重量%以上含むポリマーからなる最大熱収縮率が少
    なくとも50%である熱収縮性繊維を30〜70重量
    %、融点が前記熱収縮性繊維の収縮開始温度よりも低い
    ポリマーからなる熱接着性繊維を70〜30重量%含ん
    でなる第一繊維層の片面もしくは両面に、前記熱収縮性
    繊維が収縮する温度では本質的に熱収縮しない第二繊維
    層が積層されてなる不織布であって、第一繊維層が熱処
    理により収縮し、かつ第二繊維層に多数の皺状の凹凸部
    が形成されており、第一繊維層と第二繊維層は凹凸部の
    凹部において熱接着性繊維により接合されてなることを
    特徴とする多皺性不織布。
  3. 【請求項3】 融解ピーク温度(Tm℃)が130<T
    m<145のエチレン−プロピレンランダム共重合体を
    70重量%以上含むポリマーを芯成分、融点が前記芯成
    分の収縮開始温度よりも低いポリマーを鞘成分とした熱
    収縮性複合繊維を50重量%以上含んでなる第一繊維層
    の片面もしくは両面に、前記芯成分が収縮する温度では
    本質的に熱収縮しない第二繊維層が積層されてなる不織
    布であって、第一繊維層が熱処理により収縮し、かつ第
    二繊維層に多数の皺状の凹凸が形成されており、第一繊
    維層と第二繊維層は凹凸部の凹部において熱収縮性複合
    繊維の鞘成分により接合されてなることを特徴とする多
    皺性不織布。
  4. 【請求項4】 融解ピーク温度(Tm℃)が130<T
    m<145のエチレン−プロピレンランダム共重合体を
    70重量%以上含むポリマーからなる最大熱収縮率が少
    なくとも50%である熱収縮性繊維を30〜70重量
    %、融点が熱収縮性繊維の収縮開始温度よりも低いポリ
    マーからなる熱接着性繊維を30重量%以上含んでなる
    第一繊維層の片面もしくは両面に、前記熱収縮性繊維が
    収縮する温度では本質的に熱収縮しない第二繊維層を積
    層し、この積層体に熱接着性繊維の融点よりも高くかつ
    熱収縮性繊維の収縮開始温度よりも低い温度で熱処理を
    施して第一繊維層中の熱接着性繊維により積層体を一体
    化した後、さらに100<T≦Tm+30の温度(T
    ℃)で熱処理を施して第一繊維層を収縮させることによ
    り、第二繊維層に多数の皺状の凹凸を形成させることを
    特徴とする多皺性不織布の製造方法。
  5. 【請求項5】 融解ピーク温度(Tm℃)が130<T
    m<145のエチレン−プロピレンランダム共重合体を
    70重量%以上含むポリマーを芯成分、融点が前記芯成
    分の収縮開始温度よりも低いポリマーを鞘成分とした熱
    収縮性複合繊維を50重量%以上含んでなる第一繊維層
    の片面もしくは両面に、前記芯成分が収縮する温度では
    本質的に熱収縮しない第二繊維層を積層し、この積層体
    に熱収縮性複合繊維の鞘成分の融点よりも高くかつ芯成
    分の収縮開始温度よりも低い温度で熱処理を施して熱収
    縮性複合繊維の鞘成分により積層体を一体化した後、さ
    らに100<T≦Tm+30の温度(T℃)で熱処理を
    施して第一繊維層を収縮させることにより、第二繊維層
    に多数の皺状の凹凸を形成させることを特徴とする多皺
    性不織布の製造方法。
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