JP3025606B2 - 不織布、および貼り合わせ不織布 - Google Patents

不織布、および貼り合わせ不織布

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JP3025606B2 JP5196636A JP19663693A JP3025606B2 JP 3025606 B2 JP3025606 B2 JP 3025606B2 JP 5196636 A JP5196636 A JP 5196636A JP 19663693 A JP19663693 A JP 19663693A JP 3025606 B2 JP3025606 B2 JP 3025606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高収縮性繊維を熱処理す
ることにより得られる嵩高で見掛け密度の大きな不織布
に関する。
【0002】
【従来の技術】不織布を後加工して繊維密度を上げるた
めの公知例として、不織布表面に多数の皺を形成して、
不織布の見掛け厚みを増大化した嵩高不織布として、特
開平2−160962号公報に記載されている潜在捲縮
弾性繊維またはエラストマー繊維である伸縮繊維の収縮
性を利用したものの例がある。また、高収縮性繊維とし
ては、特開昭60−2709号公報に記載されている吸
水膨潤作用を用いたポリビニルアルコール繊維が実用に
供され、特開昭58−214550号公報に記載されて
いる熱収縮特性を利用したブテン以上の炭素数を持つα
−オレフィンとプロピレン含有率50〜85モル%のプロピ
レンコポリマーを用いたポリオレフィン系熱収縮繊維の
例があるが、いずれも、収縮の程度が不織布全体を極端
に縮め見掛けの密度を0.1程度にまで出来た例はな
い。
【0003】また本発明者等は特開平5−44108号
において、高収縮性繊維の紡績糸、織り編み物を開示し
たが、この発明では高収縮性不織布までには至らなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の乾熱収縮性繊維
は通常30〜40%の縮みを最大とし、これ以上収縮する繊
維がなく、また、これら乾熱収縮性繊維より縮む繊維と
しては上記湿熱収縮性のポリビニルアルコール繊維があ
るが、収縮応力が小さいため、収縮特性を利用して不織
布の繊維密度を積極的に向上して不織布の厚みを増大化
した嵩高不織布または、高密度不織布とする用途に用い
ることが出来ず、これらの不織布が実現しなかった。ま
た、上記熱収縮性ネットを用いる凹凸性不織布も繊維密
度の増大という点で今一つであった。
【0005】前記特開平5−44108号記載の高収
性繊維を用いてもウェブを直接熱接着する方法では高収
縮性不織布は得られなかった。フィルター分野において
は、より細かい粒子を捕捉するため、より高繊維密度の
不織布が要求されるが、現行の不織布では対応出来ない
ため高価な織物が用いられてきた。また、織編み物や金
属箔に多数の皺を付けた成形体の需要は多いが、安価に
提供する手段がなく問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来のもの
より格段に高収縮性な繊維を単独または他の繊維と混綿
し、ローラーカードでカードウエッブとした後、ニード
ルパンチ手法またはスパンレース手法で繊維を交絡させ
て一体化させた交絡不織布となし、該不織布中の高収縮
性繊維を収縮させると、該不織布全体が収縮して繊維密
度が高い不織布に容易になせる事ができることを知り本
発明に至った。即ち、本発明者は、まず従来のものより
格段に高収縮性な繊維を開発し、該繊維単独使用もしく
は該繊維を目的に合う適当な他の繊維と混綿して不織布
の繊維密度を向上させたり、該繊維を厚み方向に偏在化
させて繊維の密度勾配を付けた不織布を容易に作ること
に成功したのである。
【0007】本発明に使用する高収縮性繊維は開繊して
ウエッブとなし、該繊維を収縮させてもウエッブ全体は
収縮しない。即ち少なくとも該繊維同士が絡み合うなど
して連結していなければ、繊維集合体全体を収縮しえな
いのである。前述の様に、本発明は、格段に高収縮性な
繊維と、該繊維が連結一体化している状態で収縮処理す
る手法の2つが組み合わさったものである。
【0008】本発明は、少なくとも収縮率が50%を超
える高収縮性繊維を含む繊維集合体を繊維間交絡で一体
化した交絡不織布をピンテンターなどを用い出来るだけ
自由収縮させて、繊維集合体全体を収縮させて、該繊維
集合体の繊維密度を高くなしたもので、結果として嵩高
不織布、高密度不織布、繊維密度勾配を持つ不織布およ
び貼り合わせ物に皺がよった貼り合わせ不織布を提供す
るものである。
【0009】収縮性繊維がその収縮率を50%を超える
性能を持ちえないと繊維交絡が強い場合や混綿使用した
場合に交絡不織布の縮みが不十分となり好ましくない。
また80%程度の収縮率を持つ収縮性繊維であっても、
他の普通の繊維50%以上と混綿すると、目的によって
は収縮が十分でない場合もあり、70%を超える混綿は
好ましくない。なお混綿使用の場合は収縮性繊維層と他
の普通の繊維層を層状に重ねた交絡不織布の方が収縮性
良好のためより好ましい。
【0010】すなわち本発明は、最大熱収縮率(S%)
が少なくとも50%である高収縮性繊維を少なくとも3
0重量%含む繊維層が、これらを構成する繊維の交絡に
より一体化しており、この高収縮性繊維が熱処理により
収縮していることを特徴とする不織布である。
【0011】使用する高収縮性繊維は、融解ピーク温度
(Tm℃)が130<Tm<145のエチレンープロピ
レンランダムコポリマー(EP)を少なくとも70重量
%含むポリマーからなる繊維である。
【0012】また高収縮性繊維は、前記のポリマー(E
P)を少なくとも70重量%と、融解ピーク温度(Tm
℃)が130<Tm<145のエチレンープロピレンー
ブテン−1三元共重合体(EPB)との混合ポリマーか
らなる繊維である。
【0013】また高収縮性繊維は前記のEPとEPBの
混合ポリマーにさらに少量のポリプロピレン(PP)を
混合した三者混合ポリマーからなる繊維も使用すること
ができる。
【0014】さらに他の繊維として、ポリエステル系の
湿熱収縮もしくは熱収縮の繊維も用いることができる
が、収縮率が50%を超える性能を持つ繊維で有ればい
ずれも都合良く用いることが出来る。
【0015】上記オレフィン系熱収縮繊維は、素材とし
てEPが最も熱収縮しやすく、次いでEPBが熱収縮し
やすいため、EPを多用するのが好ましいが、用途によ
っては熱収縮率の制御が必要な場合があり、最大熱収縮
率が50%を超える上記範囲に素材の条件を限定する。
【0016】EPのみでなる繊維を3倍程に延伸する
と、融点直下の130℃で1分以内に93%の熱収縮率
を示す。即ち元の長さの7%になる繊維である。
【0017】本発明融解ピーク温度とはポリマーの示差
熱熱量測定(DSC)を行うときのDSC曲線が最高値
を示すときの温度である。
【0018】また最大熱収縮率とは、加熱された繊維が
繊維形状を保ったままの収縮状態での最高の収縮率を言
う。
【0019】一般に不織布用繊維は、帯電防止剤などの
繊維処理剤水溶液を製造上付着させ、乾燥して製造する
が本発明においても同様で、収縮温度が100℃を超え
るものを使用する。
【0020】また繊維が溶融すると収縮応力が著しく低
下するため、熱収縮加工の時間によるが、繊維が完全に
溶融してしまわない状態に工夫すると、熱収縮加工温度
(T℃)は100<T<=Tm+30の範囲が好まし
い。
【0021】混綿する繊維は、木綿、麻などの木質繊
維、羊毛などの獣毛、生糸などの天然繊維、レーヨンや
アセテートなどの化学繊維およびポリプロピレン、ポリ
エステル、アクリル、ナイロン、塩化ビニルおよびビニ
ロンなどの合成繊維であって熱収縮加工温度で溶融しな
い繊維、など、いわゆる一般に繊維といわれる繊維状物
を都合良く用いることができる。
【0022】本発明の不織布を厚手のワイパーとして用
いる時は、レーヨンなどの親水性繊維を混用する、精密
フィルターとして用いる時は、出来るだけ繊度の細い繊
維または、分割処理もしくはフィブリル化処理と交絡処
理を同時に行なえる120kg/cm2 程度の高圧水流
を用いるウォータージェット法を用い、ナイロンとポリ
エステルまたはポリエステルとポリプロピレンなどの組
合せによる分割性複合繊維や易フィブリル化アクリル繊
維を混用するのが特に好ましい。また、フィルターやマ
スクなどの濾過材として用いる時は、収縮繊維とその他
の繊維を単に混綿するのではなくそれぞれを層状に重ね
た状態で用いるのが好ましい。この様な場合、上記一般
繊維は接着が緩やかなスパンボンド不織布やメルトブロ
ー不織布であっても差し障りなく、トウ開繊ウエッブな
ど、長繊維の集合物でも良い。
【0023】本発明の不織布は熱収縮させる前に、構成
繊維が相互に交絡していることが必要である。あらかじ
め交絡した高収縮性繊維を熱処理するとウェブ全体が均
一に収縮し繊維密度のたかい不織布が得られるのであ
る。
【0024】繊維の交絡手法は、薄目付で生産可能な高
圧水流を用いるウオータージェツト法もしくはスパンレ
ース法が最も都合が良く、高目付ではニードルパンチ法
も都合が良い。しかし、本高密度不織布では、薄目付の
交絡不織布を収縮加工する方が有利でありあまり高目付
のものは好ましくなく、加工する交絡不織布は、250
g/m2 以下の目付とするのがよく、目付は15〜10
0g/m2 が好ましく、25〜60g/m2 が特に好ま
しい。
【0025】収縮加工は、出来るだけ束縛のない状態で
行なうのが好ましい。なお、収縮加工によって交絡不織
布は縮むので、実施例では経、緯の収縮率と面積収縮率
によって評価した。また、収縮性繊維を含む層(第一繊
維層)とその他の繊維のみでなる層が積層されている場
合は、収縮加工によって交絡不織布のうち、第一繊維層
はより高密度な繊維状態となるので、極細繊維を用いな
くても濾過精度が向上する。
【0026】
【発明の作用】本発明の不織布は、高収縮性繊維が含ま
れ、かつ繊維間交絡により一体化しており、高収縮性繊
維が収縮することで交絡不織布全体が収縮し繊維密度が
上昇するもしくは、厚み方向に収縮して密度勾配を持つ
不織布となる。また、他の繊維と混用している場合は他
の繊維を巻き込んで収縮変形する。本発明の高密度不織
布もしくは繊維密度勾配を持つ不織布は、収縮性繊維の
収縮により高密度化しているため、非可逆な作用によっ
て作られており、収縮が終了すると、変形は固定し、高
密度化もしくは繊維密度勾配をとったままとなる。従っ
て、弾性繊維などの可逆的なものによるものと異なり、
変形は容易にはなくならない。
【0027】上述の様に、収縮繊維を含む繊維層と含ま
ない繊維層では繊維密度に差が生じ、密度度勾配のある
不織布となり、深層濾過が可能となり濾過材としては極
めて都合が良くなっている。
【0028】
【実施例】
繊維の用意 表1に示すEP、EPBおよびPPを用い表1の条件で
繊維化し、帯電防止剤などの繊維処理剤を付与後、スタ
フィングボックスで機械捲縮加工し、60℃のコンベア
型熱風貫通型乾燥機で乾燥し、51mmの長さに切断し
てステープルとなした。常法で測定した繊維性能を表1
及び表2に示す。また市販のポリエチレンテレフタレー
トおよびナイロンも2デニール、51mmのものを用意
した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】上記表1、表2において 単一 ; 一種のポリマーを紡糸した単一繊維 混合 ; 二種のポリマーを混合して紡糸した単一繊維 S/S; 並列型複合繊維であって、混合率は複合比率
を示す 分割 ; 繊維断面が風車型の8分割繊維 PET; ポリエチレンテレフタレート NY ; ナイロン 乾熱収縮率(%)は繊維100本を束ねたものを各温度
下に20秒間暴露したときの収縮率を測定した。NMR
は230℃において測定した。但しPETとNYは28
0℃で測定した。
【0032】
【実施例】
[実施例1〜14、比較例1〜5] 上記繊維を用いてカードウェブを作り、繊維間を交絡さ
せたのち熱処理して本発明の不織布を得た。また二種の
ウェブを積層し同様に不織布を得た。その結果を表3、
表4及び表5に示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】上記表3、表4及び表5において R ; レーヨン 2デニール、51mm AC ; アクリル 2デニール、45mm PET; ポリエステル 1.5デニール、38mm 交絡方法のNはニードルパンチ法、Sはスパンレース
法、N−Sはニードルパンチとスパンレースの併用法を
表す。不織布縮み率は、20cm×20cmの試験片を
コンベア型熱風加工機で1分間熱処理し、[1−(熱加
工後の長さ(cm)×熱加工後の幅(cm))÷(20
cm×20cm)]×100(%)で算出した。
【0037】繊維間交絡の方法は、ニードルパンチング
マシーンを用いて高密度パンチするか、またはプレパン
チ後40kg/cm2 の圧力水を用いてスパンレース加
工して交絡不織布とした。
【0038】熱処理はコンベア型熱風貫通型乾燥機で所
定温度にて1分間行った。ただし、実施例10、11、
12は熱収縮繊維を含む第一繊維層の両側に第二繊維層
をそれぞれ配置してサンドイッチ状にした状態で120
kg/cm2 の圧力水でスパンレース加工した。
【0039】実施例1で得られた不織布の見掛けの密度
を測定した。不織布表面は凹凸であるが厚さは側方から
見てほぼ平均的に測定した。その結果は次のとおりであ
る。 熱処理温度(℃) 見掛けの密度(g/cm3 ) 120 0.08 130 0.17 140 0.24 150 0.40
【0040】実施例1の不織布に希釈した台所用液体洗
剤を含浸させ、油に汚れたガスレンジを拭いたところ、
市販の台所用ワイパーと同程度に手早く拭き取れること
が出来た。なお、市販のスポンジに比べ伸び縮みが少な
くかつ硬いので、裏側に汚れが滲み出すことがなく、手
が汚れにくかった。
【0041】実施例10の不織布を多孔性円筒に強く締
めながら巻き、巻き端を電気ごてで溶かして固定し、出
来た円筒の両端をホットプレートで溶かしてシールして
カートリッジタイプの円筒フィルターとした。同様にし
て2デニールのPPを芯成分とし鞘成分をポリエチレン
とする当社製熱接着繊維NBF(H)を用いた熱接着不
織布を作成し、これらに濃度200ppmの試験用ダス
ト(関東ローム、平均粒径30μm)懸濁液を外側から
内側の中空部に貫通させる様にして流し濾過したとこ
ろ、NBF(H)不織布を巻いた円筒フィルターが目詰
りを起こし通水圧が上昇する水量でも、通水圧が上昇せ
ずに濾過できた。
【0042】実施例1で得られた交絡不織布に発泡性の
ウレタン系接着剤で、目付120g/ 2 ポリエステ
ル平織りと厚み15μmのアルミニウム箔をそれぞれ接
着したのち、140℃で熱収縮処理したところ、織物や
箔に皺がよって、クレープ織物と同様な外観となった。
【0043】
【発明の効果】本発明の高密度不織布もしくは繊維密度
勾配を持つ不織布は、いずれも従来の同等製品よりも簡
単、容易に製造できるので、安価に製造出来都合が良
い。 特に、フィルターなどの濾過材として用いる場
合、繊維密度勾配があるので目詰りを起こしにくく濾過
寿命が向上し都合が良い。本発明の密度勾配を持つ不織
布を構成要素とする簡易マスクは、薄い高密度層を多段
に重ねることが容易であり、メルトブロー不織布などを
用いた高密度層を構成要素とするものより通気抵抗が少
なく、かなり微粒子まで除去できる可能性がある。本発
明の高密度不織布において、収縮処理前の交絡不織布に
低目付の織編み物や軟質金属箔を接着しておき、収縮処
理すると、交絡不織布の収縮に巻き込まれてこれら不織
布表面に貼り付けられた物も収縮作用を受けるが、貼り
付けられた物の抗張力との兼ね合いで、貼り付けられた
物にランダムに皺が発生する現象を生じさせることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // D01F 6/30 D01F 6/30 (56)参考文献 特開 昭60−17164(JP,A) 特開 平5−25763(JP,A) 特開 平5−44108(JP,A) 特公 昭49−10309(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04H 1/00 - 5/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大熱収縮率(S%)が少なくとも50
    %であり、融解ピーク温度(Tm℃)が130<Tm<
    145のエチレン−プロピレンランダムコポリマー(E
    P)を少なくとも70重量%含むポリマーからなる高収
    縮性繊維を少なくとも30重量%含む繊維層が、これら
    を構成する繊維の交絡により一体化しており、該高収縮
    性繊維が熱処理により収縮していることを特徴とする不
    織布。
  2. 【請求項2】 最大熱収縮率(S%)が少なくとも50
    %であり、融解ピーク温度(Tm℃)が130<Tm<
    145のエチレン−プロピレンランダムコポリマー(E
    P)を少なくとも70重量%含むポリマーからなる高収
    縮性繊維を少なくとも30重量%含む目付10〜100
    g/m2 の第一繊維層の少なくとも片面に、他の繊維か
    らなる目付10〜100g/m2 の第二繊維層が積層し
    両繊維層の構成繊維が相互に交絡しており、該高収縮性
    繊維が熱処理により収縮していることを特徴とする貼り
    合わせ不織布。
  3. 【請求項3】 高収縮性繊維が融解ピーク温度(Tm
    ℃)が130<Tm<145のエチレン−プロピレンラ
    ンダムコポリマー(EP)を少なくとも70重量%と、
    融解ピーク温度(Tm℃)が130<Tm<145のエ
    チレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体(EP
    B)との混合ポリマーからなる請求項1又は2の不織
    布。
  4. 【請求項4】 高収縮性繊維が請求項3記載の混合ポリ
    マーにさらにポリプロピレン(PP)を混合した三者混
    合ポリマーからなる請求項1又は2の不織布。
  5. 【請求項5】 高収縮性繊維と混用する繊維が、分割型
    複合繊維もしくはフィブリル化繊維からなる請求項1又
    は2の不織布。
  6. 【請求項6】 第二繊維層を形成する他の繊維が、分割
    型複合繊維もしくはフィブリル化繊維からなる請求項2
    の不織布。
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