JP3617637B2 - 吸収性物品用の表面シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収性物品用の表面シートに関し、更に詳しくは、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品用の表面シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品における表面シートとしては、各種製法による不織布や、それに2次加工として穿孔を施したもの、ポリエチレン等の合成樹脂からなる有孔フィルム等が用いられている。
吸収性物品に要求される特性としては、主として吸収性能に関わる吸収特性と着用者の肌に影響(かゆみ・カブレといった皮膚トラブル)を与えないという表面特性が挙げられる。
前者の吸収特性については、従来の表面シートは、特に粘性の低い排泄物を素早く吸収体に吸収させるという点では、ある程度要求を満足するものが得られている反面、高粘性排泄物を取り込み、透過、吸収させるという点では未だ不十分であり改善の余地を残している。また、肌に影響を与えないという後者の表面特性については、皮膚への刺激低減について更なる改善が望まれている。
【0003】
皮膚トラブルの原因については、以下のように推察できる。まず、吸収性物品を着用した際、着装内の温湿度上昇や、尿や経血等の排泄物の付着・残存等により、皮膚が水和・膨潤しやすい環境となり、そこに、表面シートと皮膚との摩擦刺激(物理刺激)や、尿(軟便)や経血に由来する刺激物質の皮膚吸収(化学刺激)が加わることにより、皮膚トラブルを生じる。前者の物理刺激は、着用者の肌と直接触れる表面シートの表面特性に起因するところが大きく、また後者の化学刺激は、表面シート上に残り易い(吸収されにくい)高粘性排泄物に起因するところが大きいものと考えられる。
【0004】
従来、吸収性物品用の表面シートにおいては、柔らかな感触を目指した検討がなされている。
特表平10−502000号公報には、長手方向に延在する多数の凸部(波形)を備えた表面シートが記載されている。しかし、この表面シートにおける、長手方向に並列した凹凸は、表面の柔らかな感触には寄与するものの、使用中の装着圧がかかった状態では潰れやすく、凹凸形状が維持できないという問題がある。特に、この表面シートにおける凹凸形状は、凸部(波形)の断面が凸部同士間に存在する固定部(底部)から略山形に隆起した形状となっているが故に、加圧に対する耐圧縮性に乏しく、凸部が潰れれば潰れる程、凸部表面と肌との接触面積が著しく増大するため、使用時のムレ、カブレ時のトラブルを抑制するような効果は望めない。また、身体の動きに対して凸部の自由度(可動性)も抑制される構成であり、使用時においては、上記の肌との接触面積の増大と合わせて、肌との摩擦感を生じる可能性があり、最初に設計した凹凸の利点(柔らかさ)を維持できないという問題がある。
【0005】
更に、特開平11−347062号公報には、熱エンボス加工により凹凸を形成した表面シートが記載されている。しかし、凸部の先端をフィルム化しているため、そのフィルム化部分が硬くなり、シート全体の柔らかさが損なわれるという問題が生じる。
このように、従来、提案されている表面シートは、身体の動きに追随できる程に柔らかく自在に変形可能な凸部を有しておらず、充分に柔らかな装着感が得られ、且つ、カブレ、かゆみ等を確実に防止できる表面シートは未だ提供されていないのが現状である。
【0006】
従って、本発明の目的は、刺激物質を含む尿(軟便)や経血のうち、特に高粘性排泄物を表面に残すことなく素早く吸収させることができるマクロな表面構造を維持することができるにもかかわらず、皮膚に対して摩擦刺激の少ない表面特性を有しており、肌触りが良く、かゆみやカブレ等の皮膚トラブルを発生させにくい吸収性物品用の表面シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、着用時に肌と当接する面側に、凹凸形状が形成されている吸収性物品用の表面シートであって、前記凹凸形状は、襞寄せされて多数の襞状部が互いに平行に形成された凹凸形成用シートを、各襞状部同士間において基材シートに接合して形成されており、前記凹凸形状は、頂部と底部との高低差が0.5〜15mmであり、前記表面シートを、荷重が20gf/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた際におけるΔ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する厚み変形量の最大値が0.3〜5mmであり、且つ前記表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重20gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL20)〔CΔL20=(L0 −L20)/L0 ×100〕が50〜90%であり、前記表面シートを、荷重が20gf/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた際において、前記表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重2.5gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL2.5 )〔CΔL2.5 =(L0 −L2.5 )/L0 ×100〕が0.1〜5%であり、荷重5gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL5 )〔CΔL5 =(L0 −L5 )/L0 ×100〕が5〜20%であり、前記表面シートを用いた吸収性物品の装着時において、前記凹凸形状は、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形し、且つ凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込んで該高粘性排泄物と身体とを離間させることを特徴とする吸収性物品用の表面シートを提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
図1には、発明の一実施形態としての吸収性物品用の表面シート1を、吸収性物品としての生理用ナプキンの表面シートに用いた状態が示されている。
本実施形態の吸収性物品用の表面シート1は、図1及び2に示すように、着用時に肌と当接する面側(吸収体6に向かう面とは反対側)に、凹凸形状が形成されている。
【0009】
本実施形態における凹凸形状は、基材シート2上に、互いに平行な多数の襞状部3を設けて形成されている。より詳細には、襞寄せされて多数の襞状部3,3・が互いに平行に形成された凹凸形成用シート4を、各襞状部3,3間において基材シート2に線状に接合して形成されている。尚、生理用ナプキンは、液透過性の表面シート1と、液不透過性の裏面シート5と、両シート1,5間に介在された液保持性の吸収体6とを具備しており、各襞状部3の長手方向と同方向に縦長の形状を有している。
【0010】
本発明の吸収性物品の表面シートは、該表面シートを用いた吸収性物品の装着時において、その凹凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形し、且つその凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込んで該高粘性排泄物と身体(装着者の肌)とを離間させるようになされている。
【0011】
表面シートが、着用時に肌と当接する面側に凹凸形状を有していても、該表面シートを用いた吸収性物品の装着時において、その凹凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形しないと、皮膚に対して摩擦刺激(物理刺激)を与え、肌触りが悪くなると共にかゆみやカブレ等の皮膚トラブルの原因となる。
また、凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込むことができないと、高粘性排泄物と肌との接触を絶つことができず、皮膚に対して化学刺激が加わり、皮膚トラブルを生じる。
更に、凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込むことができても、高粘性排泄物と身体とを離間させることができないと、表面シートが強く圧縮された場合に、高粘性排泄物が漏れ出してしまう。
ここで、高粘性排泄物と身体とを離間させるとは、少なくとも身体と触れる部分(頂部)に高粘性排泄物を残すことなく、比較的身体と触れにくい表面シートの凹部に取り込み、更には吸収層への移行を促すことを示す。高粘性排泄物とは、5〜30cps程度の粘性の小さいものから粘度計で測定が困難な固形物状のものまでの様々なものが対象となる。尚、後述する、表面シートの性能の評価においては10000〜30000cpsの粘性液を用いている。
【0012】
本発明の吸収性物品の表面シートは、これらの要件を満足させる観点から、着用時に肌と当接する面側に形成された凹凸形状(以下、「表面凹凸形状」ということがある)における頂部31と底部32との高低差H(図2参照)が0.5〜15mmであり、好ましくは1〜10mmである。
前記高低差Hが0.5mm未満であると、高粘性排泄物を取り込むべき凹凸形状内の空間(本実施形態においては襞状部3,3同士間の空間)の大きさが不充分となり、表面シート上に配設された高粘性排泄物を、素早く肌に接触しない状態におくことが困難となる。また、前記高低差Hが15mmを超えると、表面凹凸形状が維持されにくくなり、柔軟性が損なわれたり、凹凸形状内に高粘性排泄物が取り込まれにくくなる。尚、頂部31と底部32との高低差Hは、荷重0.5gf/cm2 時の頂部31における表面シートの厚みA(図2参照,表面シートの初期厚みL0 と同じ)から、断面写真を計測して得た底部32における表面シートの厚みB(図2参照)を差し引いて求める。
【0013】
表面シートの凹凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形するようにする具体的構成としては、表面シートが、下記(1)及び(2)の要件(以下、両者を纏めて「柔軟性の要件」という)を満たす場合を挙げることができる。本発明においては、前記柔軟性の要件を満たすことが必須である。
(1)表面シートを、荷重が20gf/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた際におけるΔ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する厚み変形量の最大値が0.3〜5mm、好ましくは0.5〜4mmである。
(2)表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重20gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL20)〔CΔL20=(L0 −L20)/L0 ×100〕が50〜90%、好ましくは60〜90%である。ここで、表面シートの初期厚みL0 は、荷重0.5gf/cm2 における厚みであり、L20は、荷重20gf/cm2 における表面シートの厚みを意味する。
【0014】
通常、生理用ナプキン等の吸収性物品を着用する際、着用者における装着部位が、複雑な凹凸曲面となっており、しかも着用者の動作の中でその曲面形状が自在に変化することや、生理用ナプキンの場合、生理期間や経血量の個人差によってショーツの種類やガードルの併用等の着装形態が異なることを考慮すると、着用時にかかる装着圧は、幅広く変動するものと考えられる。そのような中で、Δ2.5gf/cmの圧力変動や荷重20gf/cmの装着圧は、常に起こり得る範囲のものである。
【0015】
Δ2.5gf/cmの荷重変化に対する厚み変形量の最大値が0.3〜5mmであると、表面シートが、肌による押圧に対して抵抗なくしなやかに変形するため、皮膚に対する摩擦刺激が少なくなり、肌触りが良く、皮膚トラブルの発生を効果的に防止することができる。
前記Δ2.5gf/cmの荷重変化に対する厚み変形量の最大値が0.3mm未満であると、表面シートの身体の動きに対する追随性が悪くなり、肌に対して過剰な摩擦刺激を与える恐れがある。前記厚み変形量の最大値が5mmを超えると、柔軟になりすぎて表面凹凸形状を維持できなくなる恐れがある。即ち、凹凸形状の凹部内に高粘性排泄物が取り込まれにくくなる。
【0016】
荷重20gf/cmにおける圧縮変形追随率(CΔL20)は、その値が大きいほど、やわらかく肌に当接できることを意味する。特に、女性の排泄部付近は窪んだ形状になっており、20gf/cm程度の圧力でもやわらかく変形できる表面特性であるほど刺激の少ない表面シートとなり得る。荷重20gf/cmにおける圧縮変形追随率(CΔL20)が50%未満であると、肌に対しての抵抗力が大きくなり、90%を超えると、柔軟になりすぎて表面凹凸形状を維持できなくなる恐れがある。即ち、凹凸形状の凹部内に高粘性排泄物が取り込まれにくくなる。
【0017】
本発明の吸収性物品用の表面シートにおいては、着用者の肌に対して表面シートが全面で接触するのではなく、表面凹凸形状の頂部31及びその周辺が積極的に肌に当接するため、肌との接触面積を著しく低減でき、また、近接する表面凹凸形状内の個々の凸部ないし凸条部等の間(本実施形態においては襞状部同士間)に形成される所定の空間Sが良好に維持されるため、高粘性排泄物が素早く表面シート内部(表面凹凸形状の凹部内)に取り込まれて、高粘性排泄物と身体(肌)との接触を素早く絶つことができる。
【0018】
本発明の吸収性物品用の表面シートは、その凹凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形するようにする観点 及びその凹凸形状の凹部内に高粘性排泄物を良好に取り込めるようにする観点から、少なくとも着用者の排泄部に配される部分において、下記(3)及び(4)の要件(以下、これらを「形状保持性の要件」という)を満たしている。即ち、本発明においては、前記形状保持性の要件を満たすことが必須である。
【0019】
(3)前記表面シートを、荷重が20gf/cmとなるまで厚み方向に圧縮変形させた際において、表面シートの初期厚み(L)に対して、荷重2.5gf/cmにおける圧縮変形追随率(CΔL2.5 )〔CΔL2.5 =(L−L2.5 )/L×100〕が0.1〜5%、好ましくは0.1〜4%である。ここで、L2.5 は、表面シートを圧縮する過程において、荷重が2.5gf/cmとなった時点における表面シートの厚みを意味する。
圧縮変形追随率(CΔL2.5 )を斯かる範囲内とし、凹凸形状の凸部が圧縮初期(低圧力下)において潰れにくくすることにより、高粘性排泄物の凹凸形状の凹部内への取り込み性を向上させることができ、高粘性排泄物を身体から素早く離間させることができる。
【0020】
(4)表面シートの初期厚み(L)に対して、荷重5gf/cmにおける圧縮変形追随率(CΔL)〔CΔL=(L−L)/L×100〕が5〜20%、好ましくは5〜15%である。ここで、Lは、表面シートを圧縮する過程において、荷重が5gf/cmとなった時点における表面シートの厚みを意味する。
圧縮変形追随率(CΔL)を斯かる範囲内とすることにより、高粘性排泄物の凹凸形状の凹部内への取り込み性を一層向上させることができる。また、圧縮変形追随率(CΔL)を上記の範囲に設定することは、皮膚に対する摩擦刺激を低減させる観点からも効果的である。
【0021】
本発明の吸収性物品用の表面シートは、その凹凸形状が、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形するようにする観点、及びその凹凸形状の凹部が取り込んだ高粘性排泄物と身体とを確実に離間させ得るようにする観点から、下記(5)の要件を満たすことが好ましい。
(5)表面シートを、荷重が2.5gf/cmとなるまで圧縮変形させたときの表面シートの厚み(L2.5 )と、更に加圧して荷重が20gf/cmとなるまで圧縮変形させた後、荷重が2.5gf/cmとなるまで解放したときの該表面シートの厚み(LR2.5)とから求められる圧縮変形回復率(DΔLR2.5/L2.5 )〔DΔLR2.5/L2.5 =LR2.5/L2.5 ×100〕が70%以上であることが好ましく、特に80〜100%であることが好ましい。
圧縮変形回復率(LR2.5/La5)が上記範囲内であることは、装着者の身体の動きに対して表面凹凸が特に良好に追随することを意味しており、これにより、ナプキンの使用中に、高粘性排泄物を取り込む構造と柔軟な変形による皮膚刺激の低減効果とが特に良好に維持される。
【0022】
本発明の吸収性物品用の表面シートは、荷重が20gf/cmとなるまで厚み方向に圧縮変形させた際におけるΔ2.5gf/cmの荷重変化に対する厚み変形量の最大値が、圧縮開始の際、即ち無荷重状態から荷重2.5gf/cmまでの間に最大となるものは、本発明の目的の1つとなる皮膚に対する摩擦低減効果を得る上で、その目的を達成できるものと言えるが、前記形状保持性の要件を満足させる観点から、前記Δ2.5gf/cmの荷重変化に対する厚み変形量が、荷重2.5gf/cmから荷重20gf/cmまでの間に最大となるようにすることが好ましい。
【0023】
前記Δ2.5gf/cmの荷重変化に対する厚み変形量及びその最大値、荷重2.5gf/cm、5gf/cm及び20gf/cmそれぞれにおける圧縮変形追随率(CΔL2.5 、CΔL、CΔL20)、及び圧縮変形回復率(DΔLR2.5/L2.5 )〔DΔLR2.5/L2.5 =LR2.5/L2.5 ×100〕等の圧縮物性は、以下のようにして測定される。
【0024】
<圧縮物性の測定>
圧縮物性の測定は、カトーテック株式会社製、KES−FB3圧縮試験機を用いて測定することができる。この試験機は、面積2cmの円形の圧縮面を持つ圧縮部を下降−上昇させることにより、布やフィルム状の試料に圧縮−回復荷重を与え、その圧縮及び回復過程の一サイクルの圧縮荷重−圧縮変形量のヒステリシス曲線を得、そこから、試料厚み、圧縮仕事量、回復性等を求めることができるものである。
表面シートの圧縮物性を測定するには、表面シートを、2.5cm×2.5cmの正方形に切りとり、これを試料として、圧縮試験機にセットする。そして、加圧速度0.02mm/秒で加圧部を下降させてシートを加圧し、荷重20gf/cmになるまで圧縮した時点で、切り替えスイッチ(MANUAL RETURN スイッチ)押して加圧部を下降から上昇に変え、荷重0gf/cmとなるまで圧縮加圧部を上昇させる。この圧縮−回復過程の一サイクルにおけるヒステリシス曲線を得る。
得られたヒステリシス曲線より、荷重が2.5gf/cm変化する毎に、試料の厚みがどれだけ減少したかを求め、2.5gf/cmの荷重変化に対して厚みが最も減少した範囲における厚みの減少量(mm)を、Δ2.5gf/cmの荷重変化に対する厚み変形量の最大値とする。
また、得られたヒステリシス曲線より、圧縮過程における、荷重0.5gf/cm、2.5gf/cm、5gf/cm及び20gf/cmのそれぞれの時点における厚み(L、L2.5 、L、L20、)を読み取り、それぞれの荷重における圧縮変形追随率(CΔL2.5 、CΔL、CΔL20)を算出する。尚、本明細書における表面シートの初期厚みLは、0.5gf/cm加圧時における厚みを示す。
また、圧縮過程における荷重2.5gf/cmの厚み(L2.5 )と、回復過程における荷重2.5gf/cmの厚み(LR2.5)とから、圧縮変形回復率(DΔLR2.5/L2.5 )〔DΔLR2.5/L2.5 =(LR2.5/L2.5 )×100〕を算出する。
【0025】
本実施形態の表面シート1は、前記(1)〜(5)を満足するために以下の構成を有することが、より好ましい。
図2に示すように、凹凸形成用シート4が基材シート2に接合された各接合部7の幅W1は0.1〜10mm、特に0.5〜5mmであることが好ましい。また、隣接する接合部7間の幅W2は1〜30mm、特に2〜15mmであることが好ましい。更に、隣接する襞状部3,3間の最短距離W3は0〜5mm、特に0〜3mmであることが好ましい。最短距離W3は、無荷重下において測定する。また、最短距離W3が0mmとは、隣接する襞状部3,3同士が接触していることを意味する。
【0026】
尚、図示の例では、凹凸形成用シート4は、その各襞状部3,3間を、各襞状部3と平行に基材シート2に所定間隔で塗布された接着剤を介して、基材シート2に接合されているが、凹凸形成用シート4を基材シート2に接合する手段としては、接着剤に代えて、ヒートシール、超音波シール等の各種公知手段を用いることができる。
【0027】
また、凹凸形成用シート4により形成された各襞状部3,3は、各襞状部3の幅方向の断面形状が、図2に示すようにΩ字状をなしていることが好ましい。ここで、Ω字状とは、上下に二分した場合の下半部分に、上半部分に存する最大幅部分よりも幅の狭い括れた部分を有する形状を意味する。
各襞状部3の幅方向の断面形状がΩ字状をなしていると、上半部分の膨らんだ部分を、下半部分の括れた部分が支える構造となり、形状保持性の要件を容易に満足させ得るので好ましい。
【0028】
特に好ましい断面Ω字状の襞状部を形成させる観点から、凹凸形成用シート4(凹凸付与前のシート)は、そのバルクソフトネスが5〜40cN、特に15〜30cNであることが好ましい。ここで、バルクソフトネスは、以下のようにして測定される。
<バルクソフトネスの測定>
試料片を150mm×30mmの矩形状に切り、その長さ方向が周方向となるようにして直径45mmの円筒(両端部が重なる部分を有する)を作り、その重なった部分の上端及び下端の2箇所をステープル〔マックス(株)製No. 10−1Mの針〕を用いて止着して、円筒形状の測定サンプルを得る。尚、針の向きは周方向と平行とする。
得られた測定サンプル(初期サンプル幅;30mm)を、テンシロン圧縮試験機(株式会社オリエンテック社製,「RTA−100」)にセットし、直径70mm以上の円形圧縮プレートにより、円筒の軸方向(サンプルの幅方向)に、10mm/分の圧縮速度で圧縮したときに示す最大荷重を測定する。圧縮プレートの初期位置は、初期サンプル幅より広い位置とする。5サンプルについて同様の測定を行い、平均値をとる。
【0029】
凹凸形成用シート4のバルクソフトネスは、凹凸形成用シート4における襞状部3の長手方向に一致する方向のバルクソフトネスと、襞状部3の幅方向に一致する方向のバルクソフトネスとがあるが、凹凸形成用シート4は、襞状部3の幅方向に一致する方向のバルクソフトネスが上記範囲内であることが好ましい。襞状部3の幅方向に一致する方向のバルクソフトネスを測定するには、襞状部3の長手方向に一致する方向に150mm、幅方向に一致する方向に30mmの寸法となるようにシート4を切り出して、上記の測定サンプルを得る。
【0030】
上記実施形態の表面シート1における凹凸形成用シート4の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の単一又は複合繊維からなる不織布や、液が透過可能な開口部を有するポリエチレン等のフィルム、あるいは不織布とフィルムとの複合材等を挙げることができる。
また、上記基材シートの形成材料としては、通常の吸収性物品における表面シートとして用いられる材料を、特に制限なく使用することができる。
【0031】
本発明における表面シートは、表面凹凸形状が、少なくとも着用者の排泄部に配される部位に形成されていることが好ましく、吸収体上に配される部位の全体に亘って形成されていることがより好ましい。また、このような表面凹凸形状は、表面を流れる体液モレを防止する効果もあることから、別の使用態様として、吸収体の全周域付近に配されても良い。
また、本発明の表面シートにおける凹凸形状は、基材シート上に、ニップル状の突起や他の形態の突起を多数設けて形成されたものであっても良い。
【0037】
また、本発明の吸収性物品用の表面シートは、生理用ナプキンの表面シートの他、パンティライナー、使い捨ておむつ、失禁パッド等の吸収性物品用の表面シートとしても有用である。
【0038】
【実施例】
実施例
〔サンプルG〕
坪量25g/m、0.5gf/cm荷重時の厚み0.4mm、原材料製造時の流れ方向(MD方向)のバルクソフトネス16cN、MD方向と直交する方向(CD方向)のバルクソフトネス18cNのポリエチレン/ポリエステル合成繊維(配合比60/40)からなる不織布製シートを、基材シート2及び凹凸形成用シート4として用い、図1に示す形態の表面シートを製造した。
凹凸形成用シート4を基材シート2に接合した各接合部の幅W1及び隣接する接合部間の幅W2は何れも1mmとした。凹凸形成用シート4は、基材シート2上に接着剤を複数本線状に互いに平行となるように塗布し、該接着剤を介して該基材シート2に接合されており、凹凸形成用シート4により形成された各襞状部3は、隣接する襞状部3,3間の最短距離W3が0.3mmであり、幅方向の断面形状がΩ字状である。各襞状部の高さHは5.2mmであり、表面シート1の0.5gf/cm荷重時の厚みは5.6mmである。
このようにして得た本発明の実施例の表面シートをサンプルGとし、該サンプルGについての圧縮特性を表1に示した。
【0040】
【表1】
Figure 0003617637
【0041】
比較例
以下に示すサンプルA〜Fについて、実施例と同様にして圧縮特性を測定し、その結果を表1に併せて示した。尚、表1のサンプルA〜Cは、ポリエチレンフィルムを開孔して表面シートとした代表的な市販品であり、サンプルD及びEは、不織布からなる表面シートの市販品である。サンプルB、C、Eのシート表面は、ほぼ平坦である。
【0042】
〔サンプルA〕
花王株式会社製 ロリエドライUPメッシュレギュラー(販売名:ロリエDR−h−114)の開孔フィルム表面材を用いた。
〔サンプルB〕
ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー(P&G)社製 ウィスパーレギュラー(販売名:ウィスパーCa5−a)の開孔フィルム表面材を用いた。
〔サンプルC〕
大王製紙株式会社製 エリス さらさらシルクレギュラー(販売名:エリス SS−R2)の開孔フィルム表面材を用いた。
【0043】
〔サンプルD〕
花王株式会社製 ロリエ やわらかメッシュ スリム(販売名:ロリエ UN−f−114)の開孔不織布表面材を用いた。
〔サンプルE〕
ユニチャーム株式会社製 ソフィボディフィット コットンふわふわシート ふつう〜長時間用(販売名:ソフィ aon)の表面材を用いた。このサンプルは、製品(吸収性物品)の中央部において、表面材とその下に配置され同時に開孔されている下層不織布を一体化された状態でサンプリングし、測定に用いた。
【0044】
〔サンプルF〕
坪量12g/m、0.5gf/cm荷重時の厚み0.15mm、原材料製造時の流れ方向(MD方向)のバルクソフトネス3.7cN、MD方向と直交する方向(CD方向)のバルクソフトネス3.3cNのポリプロピレン100%繊維からなるスパンボンド不織布の上に、その縦方向(MD方向)に対して幅3mmのホットメルトを、CD方向の間隔が7mm(ピッチが10mm)となるように多列に配置し、更に別材として上記のものと同様のスパンボンド不織布を凸部高さ5mm、凸ピッチ10mmとなるような、溝深さ及び溝ピッチを有するスリット板に押し込み固定した後、上記ホットメルトを塗工した不織布と貼り合わせて、縦筋状の凹凸を有する凹凸表面シートを得た。
得られたシートの厚みが5.2mm(0.5gf/cm荷重時)、頂部と底部の高低差が5.0mm、不織布同士が接合された接合部のCD方向の幅が3mmであった。また、凸部の断面形状は、半円形状であり、CD方向の幅が、突出方向の基端から先端に向かうにつれて漸次狭くなる形状であった。
【0045】
図3に、サンプルGの圧縮物性を測定する際に用いた圧縮荷重−圧縮変形量の1サイクルのヒステリシス曲線を示した。尚、サンプルEの表面シートにおいては、Δ2.5gf/cmの荷重変化に対する厚み変形量が、荷重2.5gf/cmから荷重20gf/cmまでの間において最大となっている。
【0046】
〔高粘性液の取り込み性〕
サンプルA〜について、凹凸形状の凹部内への取り込み性を評価するべく、以下に示す評価試験を行い、高粘性液の液残り量を測定した。測定結果を表1に示した。
各サンプルの表面シートを、それぞれ吸収シート(パルプ200g/m2及び吸収ポリマー40g/m2からなる)上におき、下層に防水シートを置き、おむつ又はナプキン形状に構成する。高粘性液1gを表面シート上に上方から注入する。その吸収シートを人体モデル(オムツ、ナプキン等の吸収性物品を装着させ、足を動かし歩行運動する事ができる人形)に装着させる。その際、高粘性液が股下の部分に位置するように予め液の注入位置を調整しておく。装着後、1分間モデルに歩行運動させる。その後脱着させ、サンプルの液吸収部分の上に吸収紙10枚をのせ、10gf/cm2荷重を10秒間かける。その際、吸収紙が吸収した高粘性液量を液残り量とする。
高粘性液は、5wt%のCMC(カルボキシメチルセルロースナトリウム)溶液を使用した。
【0047】
〔風合い(柔らかさ)評価〕
サンプルA〜の表面シートを、被験者20人に手で触らせ、柔らかさを以下の基準で5段階評価させた。そして、20人の評価の平均値を基準として、風合い(柔らかさ)を4段階で評価させた。その結果を、表1に示した。
【0048】
〔柔らかさ〕
−2:硬い
−1:やや硬い
0:どちらとも言えない
+1:やや柔らかい
+2:柔らかい
〔風合い(柔らかさ)の評価〕
×:20人の平均スコアが−0.5に満たない。
△:20人の平均スコアが−0.5〜0の範囲。
○:20人の平均スコアが0〜+0.5の範囲。
◎:20人の平均スコアが+0.5を超える。
【0049】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品用の表面シートは、刺激物質を含む尿(軟便)や経血のうち、特に高粘性排泄物を表面に残すことなく素早く吸収させることができるマクロな表面構造を維持することができるにもかかわらず、皮膚に対して摩擦刺激の少ない表面特性を有しており、肌触りが良く、かゆみやカブレ等の皮膚トラブルを発生させにくいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態としての吸収性物品用の表面シートを、生理用ナプキンの表面シートとして用いた状態を示す一部破断斜視図である。
【図2】図2は、図1の表面シートにおける表面凹凸形状の一部を拡大して示す模式断面図である。
【図3】図3は、実施例の表面シートの圧縮特性を測定する際に用いた圧縮−回復過程の1サイクルのヒステリシス曲線を示す図である。
【符号の説明】
吸収性物品用の表面シート
2 基材シート
3 襞状部
31 頂部
4 凹凸形成用シート

Claims (6)

  1. 着用時に肌と当接する面側に、凹凸形状が形成されている吸収性物品用の表面シートであって、
    前記凹凸形状は、襞寄せされて多数の襞状部が互いに平行に形成された凹凸形成用シートを、各襞状部同士間において基材シートに接合して形成されており、
    前記凹凸形状は、頂部と底部との高低差が0.5〜15mmであり、前記表面シートを、荷重が20gf/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた際におけるΔ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する厚み変形量の最大値が0.3〜5mmであり、且つ前記表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重20gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL20)〔CΔL20=(L0 −L20)/L0 ×100〕が50〜90%であり、
    前記表面シートを、荷重が20gf/cm2 となるまで厚み方向に圧縮変形させた際において、前記表面シートの初期厚み(L0 )に対して、荷重2.5gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL2.5 )〔CΔL2.5 =(L0 −L2.5 )/L0 ×100〕が0.1〜5%であり、荷重5gf/cm2 における圧縮変形追随率(CΔL5 )〔CΔL5 =(L0 −L5 )/L0 ×100〕が5〜20%であり、
    前記表面シートを用いた吸収性物品の装着時において、前記凹凸形状は、身体の形状及び動きに柔軟に追随して変形し、且つ凹凸形状の凹部が、高粘性排泄物を取り込んで該高粘性排泄物と身体とを離間させることを特徴とする吸収性物品用の表面シート。
  2. 前記表面シートを、荷重が2.5gf/cm2 となるまで圧縮変形させたときの表面シートの厚み(L2.5 )と、更に加圧して荷重が20gf/cm2 となるまで圧縮変形させた後、荷重が2.5gf/cm2 となるまで解放したときの該表面シートの厚み(LR2.5)とから求められる圧縮変形回復率(DΔLR2.5/L2.5 )〔DΔLR2.5/L2.5 =LR2.5/L2.5 ×100〕が70%以上である請求項1記載の吸収性物品用の表面シート。
  3. 前記Δ2.5gf/cm2 の荷重変化に対する前記厚み変形量が、荷重2.5gf/cm2 から荷重20gf/cm2 までの間に最大となる請求項1又は2記載の吸収性物品用の表面シート。
  4. 前記凹凸形成用シートが前記基材シートに接合された各接合部の幅W1が0.1〜10mmであり、隣接する接合部間の幅W2が1〜30mmであり、隣接する襞状部間の最短距離W3が0〜5mmである請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品
    用の表面シート。
  5. 前記凹凸形成用シートにより形成された各襞状部は、各襞状部の幅方向の断面形状がΩ字状をなしている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品用の表面シート。
  6. 前記凹凸形成用シートは、バルクソフトネスが5〜40cNである請求項1〜5の何れかに記載の吸収性物品用の表面シート。
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