JPH0211139A - 使い捨て吸収性製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は使い捨て吸収性製品に関するものであり、特に
女性用生理用ナプキンに関するものである。さらに詳し
くは本発明は非常に効果的な吸収性装置を成すように着
用者の身体に対して連続的に自己合致する解剖学的協働
作用を有する構造によってフィツトと快適性を増進した
生理用ナプキンに関するものである。

［従来技術と問題点］ 月経、尿および糞などの体液を吸収するように構成され
た各種の吸収性製品はもちろん公知である１女性保護装
置として業界は２種の基本的型の製品を提供している。

すなわち陰部の周囲に外部から着用するための生理用ナ
プキンが開発されると共に１月経流を遮断するために膣
の内部に使用するためのタンポンが開発されている。こ
のようなタンポン装置は米国特許第４，４１２，８３３
号および米国特許第４，４１３，９８６号に記載されて
いる。

生理用ナプキンとタンポンの構造特性を単一の装置に合
体したハイブリッド装置も提案されている。このような
ハイブリッド装置は米国特許第２゜０９２．３４８号お
よび米国特許第３，９０５，３７２号に開示されている
。それほど貫入しないハイブリッド装置が陰部間生理用
ナプキンとして公知であり、この生理用ナプキンは１着
用者の前庭内部に少なくとも部分的に入る部分と１着用
者の前庭の外部に少なくとも部分的に配置される部分と
を含む、このような装置は米国特許第２，８６２，５２
７号および米国特許＄４，８３１，０８２号に記載され
ている。

生理用ナプキンについては、少なくとも３種の設計分類
が存在する。第１の設計分類は全体としてコツプ状また
はボート状を成し、膜孔から流れまたは滴下する月経を
捕捉し吸取する生理用ナプキンを含む、これらの生理用
ナプキンは一般に着用された時に下方に湾曲してコツプ
状を成す、この種の生理用ナプキンは、米国特許第３，
５７０，４９３号、および米国特許第４，８５５，７５
９号に記載れている。同様の原理で作用する使い捨て失
禁装置が米国特許第４，６８５，９１４号に記載れてい
る。

第２分類の設計は、着用された時に陰部に近接しまたは
接触するように中央部において上方に隆起しまたはコブ
状をなす設計である。このような生理用ナプキンは、前
庭から出ると同時に月経に接触して吸収する。このよう
な生理用ナプキンは米国特許第２，０６４，４３１号、
米国特許第２，７４７，５７５号、米国特許第３，５７
５，１７４号および米国特許＄４，７０１，１７７号に
記載されている。

第３分類の生理用ナプキン設計は、着用された時にトラ
フ状またはコブ状を成すような設計ではなく１着用時に
多少ともロープ状を成す設計である。このような生理用
ナプキンは代表的にはフランパルプから成る吸収性コア
を可撓性外側ラップによって包囲して構成され、この生
理用ナプキンが着用者の大腿から圧縮力を受けた時にフ
ランパルプコアが単に任意のロープ様形状に収縮しまた
は結束する。この分類の生理用ナプキンは、米国特許第
３，２９４，０９１号、米国特許第４，６５４，０４０
号および米国特許第４，６８７，４７８号に記載されて
いる。このような成縮型生理用ナプキンに形状保持部材
を備える事によってその結束作用を防止する試みが成さ
れた。このような生理用ナプキンは米国特許第４．１９
５，６３４号および米国特許第４，４０５，３２６号に
開示されている。

前述のような生理用ナプキンおよびその他の装置は排泄
物の吸取と保持に関しである程度の成功を見たが１通常
のように曲げ捻りまたはその他の調節あるいは操作の必
要がなく単に陰部にあてるだけで直ちに陰部の中に入り
、陰部の輪郭に正確に合致しフィツトし、しかもこのよ
うな形状合致性を固有の曲げ抵抗性、原形復帰性および
弾性特性のみによって常に保持する事のできる生理用ナ
プキンの必要に答えていない。

［発明の目的および効果］ 従って本発明の目的は、単に陰部にあてるだけで、陰部
の外側面の中に入りその断面輪郭に正確に一致しフィツ
トする生理用ナプキンを提供するにある。

本発明の他の目的は、着用者が走り、うずくまり１脚を
交差するような場合に陰部の形状変化に合致するように
形状を変化する生理用ナプキンを提供するにある。

本発明のさらに他の目的は〜　曲げ抵抗性変形要素を有
する生理用ナプキンであって、生理用ナプキンが着用者
の大腿の横方向圧縮力を受けた時に、この生理用ナプキ
ンの身体側面が上向き凸形を成す生理用ナプキンを提供
するにある。

本発明のさらに他の目的は、曲げ抵抗性変形要素を有す
る生理用ナプキンであって、生理用ナプキンが着用者の
大腿の横方向圧縮力を受けた時に生理用ナプキンの身体
側面の前区域がコツプ状を成し、中央区域がＷ形を成し
、後区域が逆Ｖ形を成すように構成された生理用ナプキ
ンを提供するにある。

［発明の概要］ 本発明は使い捨て吸収性製品に関するものであり、特に
曲げ抵抗性変形要素を有し、また身体側面を有し、この
身体側面は生理用ナプキンを着用した時に上向き凸形を
成す生理用ナプキンに関するものである０本発明の生理
用ナプキンは主として着用者の陰部の横方向圧縮力に依
存するのでなく、生理用ナプキンの着用時に身体側面の
上向き凸形を形成し保持するために着用者の大腿の横方
向圧縮力に依存する。好ましい実施態様において、前記
変形要素は、生理用ナプキンの着用時にその身体側面が
上向き凸形を成すように誘導する曲げ手段、特に長手方
に延在する曲げヒンジを有する。

他の好ましい実施態様において、生理用ナプキンはＷ形
断面を有する中央区域を備え、この生理用ナプキンの上
向き凸形を成す身体側面が生理用ナプキンの中央区域に
おいて両方の長手方縁の中間に対称的に配置される。他
の好ましい実施態様において、生理用ナプキンはコツプ
状前区域と、上向き凸形を成す後区域とを有する。前記
変形要素はフオームなどの成形材料から成り、また原形
復帰性および／または弾性とする事ができる。

以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。

［実施例］ 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。

本発明は生理用ナプキンなどの使い捨て吸収製品、特に
着用時に上向きの凸形本体を有する可撓性−変形抵抗性
要素を有する生理用ナプキンに関するものである。

本発明明細書において、　「使い捨て吸収性製品」とは
身体の排泄物を吸収し収容する製品、さらに詳しくは身
体から排泄される種々の排泄物（例えば、血液、月経、
尿）を吸収し収容するため着用者の身体に当接してまた
は近接して配置され、１回の使用後に廃棄される製品（
すなわち洗濯またはその他の方法で回収されない製品）
を言う。本発明の使い捨て吸収性製品の好ましい実施態
様を生理用ナプキンとして使用された場合について第１
図乃至第５図に図示する。　この場合、　「生理用ナプ
キン」とは、婦人によって陰部近くに着用され月経液そ
の他の膣排泄物を吸収する製品を言う。

着用者の前庭の内部に部分的に存在する陰部間装置も本
発明の主旨の範囲内にある。この明細書において「陰部
」とは外部から見える女性性器を指し、大陰唇、小陰唇
、除核および前庭に限定される。

第１図乃至第５図に図示のように、好ましい生理用ナプ
キン１０は基本的に変形要素２０と吸収性手段３９とを
含む、吸収性手段３９は、一般に圧縮性で、形状合致性
で、着用者の皮膚に対して非刺激性であり液体および月
経、血液および尿などの排泄物を吸収する事のできる任
意の手段とする。吸収性手段３９が複数の構成部分また
は素材から成る場合、これらの部分または素材の組合せ
が前記のある程度の吸収性と特性を有する限り、吸収性
または透液性でなくてもよい、吸収性手段３９は第１主
面９１と第２主面９２とを有する１図示の実施態様にお
いて、変形要素２０は生理用ナプキンｌＯの不透液性裏
あて要素として作用し、身体に対向する面１６と、底面
１７と、要素の側縁３１と末端ａ３２とを含む外周部分
３３とを有する。第１図乃至第５図の好ましい実施態様
において、吸収性手段３９は、その第２主面９２が変形
要素２０の身体対向面１６に隣接するように変形要素２
０上に重ね合わされる。さらに第１図乃至第５図に図示
の実施態様においては、吸収性手段３９は吸収性コ１４
０と透液性トップシート４５とを有する。吸収性コア４
０は第１主面４３と、第２主面４４と、側８４１と、末
端！Ｉ４２とを有する。この吸収性コ１４０は、その第
２主面４０が変形要素２０の身体対向面１６に隣接する
ように変形要素２０上に重ね合わされる。トップシート
４５が吸収性コア４０の第１主面４３を覆う。

生理用ナプキン１０は、トップシート１５によって画成
され液体を受ける身体側面１３と、変形要素２０の底面
１７によって画成される衣類側面１４とを有する。好ま
しくはトップシート４５と変形要素２０は、これらの要
素が吸収性コアと適当に組合わされた時に、吸収性コア
４０の側面′ａ４１と末端縁４２とを越えて延在するよ
うに吸収性コア４０より大きな長さと幅とを有する。こ
の場合、用語「組合わされた」とは、第１部材が第２部
材に直接に接合された形状、および第１部材を介在部材
に固着しこの介在部材を第２部材に固着して間接的に１
１１部材と第２部材とを接合する形状とを含む、吸収性
コア４０の側面縁４１と末端縁４２とを越えて延在する
トップシート４５および／または変形要素２０の部分は
、生理用ナプキンのそれぞれ長手右側面縁１１と末端縁
１２とを成す、生理用ナプキン１０の側面１ａ１１と末
端縁１２が生理用ナプキンの外周部分１５を成す。

生理用ナプキンの部材についてさらに詳細に説明すれば
、トップシート４５は吸収性コア４０の第１主面４３に
隣接配置されて吸収性コアの大部分を被覆し、排泄物が
トップシート４５の上に排泄された時に、その上側面１
３から吸収性コア４０の中に転送して吸取する。トップ
シート４５は、吸収性コア４０の大部分がこのトップシ
ート４５と変形要素２０との間に配置されるように、吸
収性コア４０の外側に延在する。第１図乃至第５図の好
ましい実施態様にお（１て、トップシート４５は全体的
に吸収性コア４０より大きな長さと幅を有する。

トップシート４５は可撓性で、柔らかな感触を有し、着
用者の皮膚に対して非刺激性である。さらにトップシー
ト４５は透液性で、液体を容易に透過させる事ができる
。適当なトップシート４５は、熱可塑性フィルム、多孔
性フオーム、網状フオーム、アパチュアフィルム、天然
繊維（木部繊維または綿繊維）１合成繊維（例えばポリ
エステルまたはポリプロピレン繊維）、または天然繊維
と合成繊維との組合せから製造する事ができる。成形フ
ィルムは透液性であるが非吸収性であるが故にトップシ
ートとして好ましい、従って身体と接触する成形フィル
ムの面は乾燥状態にあり、身体の汚れを減少させ、着用
者の感触を良くする。適当な成形フィルムは米国特許第
３，９２９．１３５号、米国特許第４．３２４，２４６
号、米国特許第４，３２４，３１４号および米国特許第
４，４６３，０４５号に記載され、これらすべての特許
を引例として加える。

本発明の好ましい実施態様において、トップシート４５
の身体側面１３は親水性である。この親水性側面１３は
親水性でない場合よりも液体を急速に透通させる。これ
は、月経液が吸収性コア４０によって吸取されずにトッ
プシート４５に沿って流れる傾向を低下させる。好まし
い実施態様において、トップシート４５の身体側面１３
はこの側面を界面活性剤によって処理する事によって親
水性に成す。

さらに第１図に図示の好ましい実施態様においてトップ
シート４５は望ましくはターゲット吸収区域４６を備え
る。第１図に図示のようにこのターゲット区域４６はト
ップシートの他の区域より大きな開口を有し、開口区域
のパーセントが大である。

またこの区域４６は二つの目的に役立つ。第１は、血液
と月経が膣または前庭の中にたまっている時に婦人が着
座状態または寝た状態から立ち上がる際にしばしば見ら
れる体液の噴出をこれらの大きな開口と開口面積が急速
に吸収する事ができる。

第２に、トップシート４５の他の部分に比べて大きな開
口区域４６は非常に粘性の月経を完全に吸収させる事が
できる。この区域４６がなければ、排泄物の吸収量が少
なく、吸収されない排泄物が身体と接触して刺激を生じ
、あるいは生理用ナプキン１０の縁１１と１２から流れ
出て衣類を汚す。このターゲット区域４６はトップシー
ト４５の上の任意の位置に配置する事ができ、また任意
の形状を有する事ができる。またこの区域４６は本来の
機能を果たす程度に小さくする事ができ、あるいはトッ
プシートそのものと同じ大きさとする事ができる。しか
し、区域４６の大きな開口は他の区域はどには回連れを
防止する事ができないので、この区域４６は前庭から出
る月経と接触する程度の大きさの面積を有するが、回連
れによって周囲の皮膚面を汚しまたはＰｌ激しない程度
の大きさとする。好ましくは第１図に図示のように、タ
ーゲット区域４６は月経が他の区域より先に接触する区
域に配置される。この区域は好ましくは前庭の下方に配
置され、さらに詳しくは、膜孔の下方に配置される。第
１図のトップシート４５の実施態様において、ターゲッ
ト区域４６は、生理用ナプキン１０をどの方向に着用し
ても、この生理用ナプキンとターゲット区域４６が適当
に機能するように対称位置に配置される。

ｍ１図に図示のように、ターゲット区域４６の外周は内
周縁４７によって画成される。この実施態様において内
周縁４７は不透液性である。この内周区域４７は、重合
体トップシート４５を重合体繊維の吸収性コア４０に対
して加熱成形する事により、またはトップシート４５を
フランパルプ吸収性コア４０に対して接着しまたは融着
する事によって形成する事ができる。この内周縁区域４
７はターゲット区域４６の外周を画成する機能ではなく
、トップシート４５を吸収性コア４０と接触状態に保持
して、トップシート４５が移動または転勤する事なく、
また吸収性コア４０がその位置に固定されて一体性を保
持するためのものである。さらに、内周区域４７が不透
液性であっても、透液性の場合と同様に機能する事がで
きる。また第１図の実施態様においては、内周区域４７
の形状は、変形要素２７の突起部分７１の輪郭に対応す
るように形成される。これについてはさらに詳細に後で
述べる。内周区域４７はターゲット区域４６の周囲に浅
いトラフを形成して、区域４６にある程度のまくら効果
を与える。生理用ナプキン１０の他の実施態様において
、変形要素２０は内周区域４７に対応して吸収性コア４
０の中に延在する凹部を備え、この場合トップシート４
５はこの凹部に対して直接に加熱成形または接着される
。

吸収性コア４０は、一般に圧縮性で、形状一致性で、着
用者の皮膚を刺激せず、液体および排泄物を吸収し収容
する事のできる任意手段とする。吸収性コア４０は種々
の形状に形成する事ができ（例えば、長方形、砂時計型
など）、また一般にエアフェルトと呼ばれる粉砕木材パ
ルプなど、使い捨てオシメおよびその他の吸収性製品の
製造に使用される各種の液体吸収性材料で製造する事が
できる。他の適当な吸収性材料の例は、糸紙、吸収性フ
オーム、吸収性スポンジ、超吸収性重合体、吸収性ハイ
ドロゲル材料、重合体繊維またはその他の同等の材料あ
るいはその組合せである。しかし吸収性コア４０の全吸
収能力は吸収性製品の用途の設計排泄物装入量に対応し
なければならない。さらに吸収性コア４０のサイズと吸
収能力は着用者のサイズおよび予想される排泄物量に対
応するように変動される。例えば、夜間使用に比して昼
間使用される生理用ナプキン、または１０代の女性とこ
れより成熟した女性について生理用ナプキンについて相
異なる吸収容量を使用する事ができる。

生理用ナプキン１０の好ましい実施態様は、丸い縁４２
を有する長方形のコア４０を有し、一般にすべての女性
によって着用されるものである。吸収性コ１４０は好ま
しくはエアフェルトバットの下側面にハイドロゲル形成
材料３７を配置して構成される。

適当なハイドロゲル形成材料は米国特許第４．５４，０
３９号に記載されている。好ましくはエアフェルトバッ
トは約８．０ｃｍ　（横方向寸法）と約１９．０ｃｍの
長さ（長手方寸法）とを有する。吸収性コア４０は約４
．６■■の均一キャリパと、ダラムあたり約４．０〜約
１０．０グラムの水吸取能力と立方ａｍあたり約０．１
グラムの密度とを有する。しかし、吸収性コア４０のサ
イズ、形状、構造および吸収能力は着用者のサイズと予
想排泄物量に対応するように変動する事ができる。従っ
て吸収性コア４０の形状および構造は可変的である（例
えば、吸収性コアは可変キャリパまたは親水性グラジェ
ントを有する事ができる）。

変形要素２０は曲げ抵抗性である。この場合、「曲げ抵
抗性」とは軸方向応力のみに耐える要素ではなく曲げモ
ーメントに耐える要素を言う０本発明の変形要素２０は
生理用ナプキンｌＯの着用時に横方向圧縮力１００を加
えた時に上向き凸形を成す事が好ましい、好ましくは、
本発明の変形要素２０は、相異なる婦人着用者が同−設
計の生理用ナプキンを１５分間着用して１００回のテス
トの少なくとも７０％において上向き凸形を成す、変形
要素２０の若干の形状においては、着用者が生理用ナプ
キンを着用する直前にまたは着用直後に変形要素２０を
上向き凸形に操作しなければならない場合がある。好ま
しくは変形要素２０は成形可能の材料から製造される。

さらに好ましくは、変形要素２０は熱成形性材料で製造
され、最も好ましくは放射線種かけ結合されたポリエチ
レンフオームとする。この種のフオームは、マサチュー
セッツ、ローレンスのヴオルテックス社によって製造さ
れ、商標Ｖｏｌｔ、ｅｋＶｏｌａｒａ　ｔｙｐｅ　２Ａ
で市販されている。他の適当なフオームはイリノイス、
サウスオランダのＤｙｎａ＋ｍ１ｔＮｏｂｅｌ　ｏｆ　
Ａｍｅｒｉｃａによって製造され商標ＤｙｎａｍｉｔＮ
ｏｂｅｌ　Ｔｒｏｃｅｌｌｅｎ　Ｔｙｐｅ　ＸＪＶ４０
０で市販されている熱成形型橋かけ結合された密封気孔
型ポリオレフィンである。好ましい変形要素２０は約１
　、２５ｍｍ〜２．５ｍｍ、さらに好ましくは約１．７
５〜約２．０ｍｍのキャリパを有する。好ましし変形要
素２０はポリエチレンフオームシートを公知の加熱成形
法によって約り１０℃〜約２０５℃の温度で加熱成形す
る事によって得られる。他の適当なフオームは、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリブチレン
、エチレン酢酸ビニル、ポリウレタン、熱接合性セルロ
ーズ、ラテックス、シリコーンエラストマーその他など
の材料から製造される。しかし変形要素２０はフオーム
とする必要はない。フオームは、セルローズ、レーヨン
、ナイロン、ポリエステル、硬化綿、ポリエチレン、＃
酸ビニル、ラテックス。

ゴム、プラスチックの繊維、フィルムまたはシート、カ
ードボードなどの重量紙、被覆紙またはこれらの材料あ
るいは他の材料の組合せまたはラミネートでｍ造する事
ができる。さらに、変形要素２０は使用中に濡れた時に
耐湿性でなければならない、言い替えれば１着用された
時に濡れるがｉｔｓ性でなく不耐湿性の要素は本発明の
主旨の範囲内にない、この場合、　「不耐湿性」とは、
水素結合のみで繊維が相互に保持されている材料および
／または１０．０ｍｍまたはこれ以下の長さの短繊維が
相互に機械的からみ合いと摩擦力によって保持されてい
る繊維構造を言う、水素結合のみで保持されている材料
の例は、木材パルプのスラリをスクリーンに掛けた後に
乾燥して製造された標準的トイレットティシュである。

機械的からみ合いと摩擦力によって相互に保持された材
料の例は、空気抄紙され、つぎに圧縮または濃密化され
て繊維間もつれ合いを増進した短繊維フラフパルプであ
る。

逆に、材料が少なくとも部分的に水素結合または短繊維
間の機械的からみ合いと摩擦力以外の手段によって結合
されていれば、この材料はＷＩＨ＆性である。その例は
、接着剤によって相互に保持された木材パルプ短繊維、
水素結合以外の化学結合を含むフオーム、短繊維木材パ
ルプなどと適当に配合された長合成繊維を含む。変形要
素２０が耐湿性でなければならない理由は、変形要素２
０が着用され汚れた時に正常の着用時間中に一定の曲げ
抵抗性を保持しなければならない事にある。多くの不耐
湿性要素がうまく上向き凸形形状に形成され、着用前ま
たは着用直後に曲げ抵抗を示す事は事実であるが、これ
らの変形要素が着用時の曲げ作用のもとに発汗、水分、
月経排泄物または尿を受けた時に、その水素結合または
機械的摩擦結合が破壊されて、その曲げ抵抗の全部では
ないまでも大部分を失い、従ってその有効性を失う。

もちろん変形要素２０が単一の均一素材のみで構成され
ない本発明の多くの巧妙な実施態様が存在する。例えば
、変形要素２０は無接着区域と曲げ抵抗を生じるための
特定の接着剤結合区域とを含むフラフパルプから成る事
ができる。あるいは変形要素２０の曲げ抵抗を生じるた
めにフオーム材料の細いストリップまたは格子を全体に
分散させたフラフパルプで構成する事ができる。また例
えば変形要素２０は、曲げ抵抗を生じるように補強グリ
ッドを結合された重合体シートとする事ができる。

変形要素２０が材料組合せから成る場合、下記のように
円形曲げ法によってこの要素の曲げ抵抗をテストする必
要があれば、可能ならば各構成部分をテストし、また材
料組合せを全体としてテストする。

好ましくは、変形要素２０は、少なくとも約ｉｏｏ、ｏ
グラムのピーク曲げこわさ値としての曲げ抵抗を有する
。さらに好ましくは、変形要素２０は約２００．０グラ
ム以上、最も好ましくは約３５０．０グラム以上のピー
ク曲げこわさを有する。変形要素２０の設計によっては
、ｓｏｏ、ｏグラム以上のピーク曲げこわさが好ましい
事が発見された。変形要素の曲げ抵抗が増大するに従っ
て、変形要素は一般にその形状を一層よく保持するが、
着用感触が悪くなり、着用意識が増大する。

ピーク曲げコワサハ、ＡＳＴＭ　Ｄ　４０３２−８２　
ＣＩＲＵＣＵ−ＬＡＲＢＥＮＤ　ＰＲＯＣＥＤＵＲＥに
亭拠したテスト法によって測定され、この方法を大幅に
変更して下記のように実施する６円形曲げ法は材料の同
時多方向変形であって、サンプルの１面が凹形となり、
他側面が凸形となる０円形曲げ法は、すべての方向にお
けるこわさを同時的に平均して曲げ抵抗に関連する力値
を与える。

ｆＪ！： 円形曲げ法を実施するに必要な装置は変形された円形曲
げこわさテスタであって、下記の部品を含む。

それぞれ１０２．ＯＸ　１０２．ＯＸ　６．３５ｍｍの
２枚の平滑に研磨された鋼板、その一方は１８．７５ｍ
ｍ直径のオリフィスを有し、他方は３１．７５ｍｍ直径
のオリフィスを有する。各オリフィスのラップエツジは
深さ４　、７５ｍｍまで４５度の傾斜を成す。

全長７２．２＋ａｍ、直径６　、２５ｍｍであって、半
径２．９７ｍｍのボールノーズと、これから０　、８８
ｍｍ突出し直径０．３３ａ＋＋ｍのベースと半径０．５
ｍｍ以下の尖端とを有するニードルポイントとを有する
プランジャ、このプランジャはオリフィスと同・Ｌｓｌ
こ取り付けられ、全方向に同等の間隙を有する。

ニードルポイントは単にテスト中のサンプルの横方向移
動を防止するためのものである。

従って、ニードルポイントがサンプルに悪影響を与える
ならば（例えば、膨張性構造の穿孔）、これを使用しな
い。プランジャの底部はオリフィスプレートの上側面の
相当上方に設定しなければならない。この位置から、ボ
ールノーズの下降行程が正確にプレートオリフィスの底
部に達する。

力測定ゲージ、特にインストロン逆圧縮型ロードセル。

このロードセルは約０．０乃至約２０００．０グラムの
荷重範囲を有する。

アクチュエータ、特に逆圧縮型ロードセルを有するＩｎ
５ｔｒｏｎ　Ｍｏｄｅｌ　Ｎｏ、１１２２゜このＩｎ５
ｔｒｏｎ１１２２はマサチューセッツ、カントン、イン
ストロン　エンジニアリング社製である。

サンプルの数と製法 このテストの手続きを実施するためには下記に説明する
ように代表的な５吸収性製品が必要である、各吸収性製
品から、テストされる要素を取り外す。変形要素２０が
材料組合せである製品においては、前記のように可能な
らば各構成部分を別個にテストし、また変形要素全体を
テストしなければならない、テストされる５個のサンプ
ルの１つから、ある定数「Ｙ」の３７．５　Ｘ　３７．
５麓朧のテストサンプルを切断する。変形要素の任意部
分がこのテストのパラメータに合致すれば、この変形要
素全体がテストに合格する。従ってそれぞれ変形要素に
ついて、数「Ｙ」のサンプルをテストしなければならな
い、確かに、変形要素の最も剛性の構造部分をテストし
なければならないが、好ましくは後述のように、上向き
凸形の変形要素部分からテストサンプルを切断する。　
　３７．５Ｘ３７．５ａ■でない変形要素部分が存在す
る事がありうる。このような場合、得られた最大サンプ
ルをテストしなければならない。テストサンプルは検査
者によって折り畳みまたは曲げられてはならない、また
サンプルの曲げ抵抗特性に影響しないようにサンプルの
操作は最小限に縁部分に限定されなければならない。

残余の４変形要素から、前記第１変形要素から切り出さ
れたサンプルと同様の同数ｒＹＪの３７．５Ｘ３７．５
ｍｍサンプルを切り出す、従って、検査者はＹセットの
それぞれ５個の同形のサンプルを得なければならない。

テスト手続き 円形曲げ法の手続きは下記のとおりである。

２１±１℃で５０±２１の相対湿度の室内にサンプルを
２時間放置する事によってサンプルを調整する。

６．３５■■またはこれ以上の非圧縮光学キャリパを有
するサンプルが１８．７５ｍｍのテストプレートオリフ
ィスの中で結束する傾向を示し、従ってサンプルの曲げ
抵抗よりは圧縮抵抗に関する読み値を与える。

故に、６．３５ｍｍまたはこれ以上の非圧縮光学キャリ
パを有するサンプルは３１．７５ｍｍのオリフィスを有
するテストプレートを使用してテストしなければならな
い、いずれのプレートを使用しても、テスト手続きと計
算は同様であり、前記の好ましい曲げ抵抗も同様である
。テストプレートを水準調整する。プランジャ速度を５
０．０ｃｍ／分／全行程に設定する。サンプルの身体対
向面１６がプランジャに対向し、サンプルの底面１７が
プラットフォームに対向するように、サンプルをオリフ
ィスプラットフォーム上にプランジャ下方に定心させる
。インジケータのゼロ位をチエツクし、必要なら調整す
る。

プランジャを作動させる。テスト中はサンプルとの接触
を避ける。最大力読み値を最近グラム数で記録する。５
個のサンプル全部がテストされるまで前記の手続きを繰
り返す。

計算 各サンプルのピーク曲げこわさはそのサンプルの最大力
読み値である。Ｙセットのそれぞれ５個の同形サンプル
が切断されたのであるから、各セットの５個の同形の試
料をテストして得られた５値を平均する。従って、検査
者はテストされたＹセットのそれぞれについての平均値
を持つ、変形要素の任意の部分がこのテストに合格すれ
ば、その変形要素全体がテストに合格したものと見なさ
れる。従って、特定の設計の変形要素の曲げ抵抗は、こ
れらの平均ピーク曲げこわさの最大値である。

第１図〜第５図に図示の生理用ナプキン１０の好ましい
実施態様において、変形要素の身体対向面１６が吸収性
コア４０の第２主面４４に隣接するように変形要素２０
を配置する。好ましい実施態様において、変形要素２０
は実質的に不透液性であり、生理用ナプキン１０の不透
液性ライニングとして役立つ。

変形要素２０が吸収性コア４０の主要部分の下方に配置
されるので、吸収性コア４０の内部に吸収され収容され
た排泄物が隣接の衣類およびシーツを汚す事を防止され
る。好ましい実施態様において、変形要素２０は吸収性
コア４０より大きな長さおよび幅を有するので、変形要
素２０は吸収性コアの側面縁４１と末端縁４２を越えて
、生理用ナプキンの側面縁１１と末端縁１２まで延在す
る。

好ましい実施態様において、フオームから成る変形要素
２０はその身体対向面１６において閉鎖細孔構造を有す
るので、非吸収性である。しかし、このフオーム変形要
素２０はその身体対向面１６において開放細孔型構造を
有して吸収性とする事ができる。しかし、生理用ナプキ
ン１０の不透液性ライニングとしてフオーム変形要素２
０が使用される場合、この変形要素２０は実質的に不透
液性でなければならない。

第１図〜第５図に図示の生理用ナプキン１０の変形要素
２０の他の実施態様を第６図〜第８図に示す。

この実施態様において、変形要素２０は約２０．５ｃｎ
＋の長さと約８．０ｃｍの幅と、約２．０ｍｍの全体と
して均一なキャリパを有する。ただし曲げヒンジ２３Ａ
、２３Ｂおよび２３Ｃは約１．５ｍｍのキャリパを有す
る。好ましい実施態様において、変形要素２０は、生理
用ナプキン１０が着用されて横方向圧縮応力１００を受
けた時に、この変形要素２０の身体側面１３を上向き凸
形に湾曲するように曲げ手段２３を備える。曲げ手段２
３の種々の形状が可能である。好ましい曲げ手段２３を
第６図〜第８図の曲げヒンジ２３Ａ、２３Ｂおよび２３
Ｃとして示す１曲げヒンジは予定された形状を変形を開
始する。曲げヒンジ２３は変形要素２０の幅に沿って相
異なる曲げ抵抗を示す。この曲げ抵抗の差異は、プリセ
ット折り目、刻み目、くぼみ、孔あるいは断面の急激な
変化など変形要素２０の中の不連続によって生じる事が
できる。またこのような曲げ抵抗の差異は、変形要素２
０の幅に沿った局所的圧縮、または相異なる曲げ抵抗を
有する材料の組合せなどによる材料特性の変動によって
生しる事ができる。好ましい実施態様において、曲げヒ
ンジ２３Ａ、２３Ｂおよび２３Ｃは、生理用ナプキン１
０が着用された時に変形要素２０の上向き凸形を誘導す
る。変形要素２０の上向き凸形は吸収性コア４０とトッ
プシート４５にも上向き凸形をとらせ、従って生理用ナ
プキン１０の本体表面１３は着用された時に上向き凸形
を成す。

第６図〜第８図に図示の変形要素２０の好ましい実施態
様は線形中心ヒンジ２３Ａと、一対の曲線大腿ヒンジ２
３Ｂと、一対の突起ヒンジ２３Ｇとを有し、これらすべ
てのヒンジは不連続型であって、変形要素２０の中に熱
成形されたものである。変形要素２０は各側面ａ３１か
ら内側に下方に傾斜して、壁体７２をなし、この壁体７
２の底部７４は湾曲大腿ヒンジ２３Ｂに隣接している。

壁体７２は大腿ヒンジ２３Ｂと変形要素の側面縁３１と
の間の部分を成す。また壁体７２は陰部対向面７３を有
する。第６図と第７図に見られるように、この大腿ヒン
ジ２３Ｂは全体として長手方に延在し、側面縁３１から
内側に湾曲して。

着用者の大腿の曲率に近似する。言い替えれば、この大
腿ヒンジ２３Ｂは弧状であって１円弧の中心点が側面縁
３１から最大距離にある。またこの大腿ヒンジ２３Ｂは
第８図に図示のようにＵ形断面を有する。この大腿ヒン
ジ２３Ｂの長手方中点に隣接して湾曲突起ヒンジ２３Ｇ
が配置され、このヒンジ２３Ｃは、第６図と第７図に図
示のように変形要素２０の突起部分７１の外周を画成す
る。突起ヒンジ２３Ｃは弧状をなし、この円弧の中点が
変形要素の縦軸線から最大距離にある。突起ヒンジ２３
Ｇは変形要素２０の中に突起部分７１を加熱成形する結
果として形成される。従って第８図に図示のように、突
起ヒンジ２３Ｇは変形要素２０の断面の急激な変化の結
果である。この第８図に図示のように、変形要素２０は
突起ヒンジ２３Ｃから上方に中心ヒンジ２３Ａまで曲線
的に傾斜し、突起部分７１を形成する。突起７１は変形
要素２０の所望の変形の少なくとも一部分を促進し開始
するためのものであって後で説明するように生理用ナプ
キン１０が着用された時に横方向圧縮力１００を受けた
時に、変形要素の身体対向面１６が凸形を成すように、
この突起部分７１が変形要素２０を湾曲させる。もちろ
ん、突起部分７１は必ずしも備える必要はなく、変形要
素２０を平面とし、または下向きのコツプ状に成形する
事ができる。

しかしこのような形状は、上向き凸形を成すために、よ
り大きな圧縮力と機械的作用とを必要とする複雑な設計
を必要とする。従って、変形要素２０に突起部分７１を
備える。この突起７１は、吸収性コア４０およびトップ
シート４５、特に生理用ナプキン１０の身体側面１３に
予成形された上向き突起形状を与える事により生理用ナ
プキン１０を着用して横方向圧縮力１００を加える時に
変形要素２０は上向き凸形を保持する。これに対して平
坦なまたは下向きコツブ状の要素２０は着用した時に上
向き凸形を取る必要がある。この場合、　「保持する」
とは１着用された時に横方向応力１００を受ける以前の
上向き凸形を保持する実施態様と、横方向応力１００を
受ける以前と異なる上向き凸形を取る実施態様とを含む
。

さらに、本発明の目的は生理用ナプキンｌＯの身体側面
１３を大陰唇の外側面と密接に接触させるにあるから、
突起部分７１は成形要素に対して、また従って生理用ナ
プキン１０に対して、このような密接な接触を成すため
の予成形された突起を与える。

第６図と第７図に図示のように、中心ヒンジ２３Ａは変
形要素２０の一方の末端縁３２から他方の末端縁３２ま
で、長手方軸線９０に沿って延在する。第８図に図示の
ように、この中心ヒンジ２３Ａは全体としてＵ形断面を
有する 生理用ナプキンｌＯに関する前記の説明は、生理用ナプ
キン１０の「休止」形状について説明した。

しかし生理用ナプキンｌＯを着用した時に、変形要素２
０の身体側面１３の少なくとも一部が上向き凸形を有し
なければならない、この場合、　［上向き凸形」は変形
要素２０の本体対向面１６の一部が凸形を有する実施態
様を含む。

「上向き凸形」について、第９図〜第１１図を参照して
説明する。まず約７６．２＋ａ＋ａの半径を有する２個
のプランジャ２００を、それぞれのプランジャの面の中
点が約２５．４■■離間するように相互に対称的に配置
する。これらのプランジャ２００の曲率は通常の女性の
大腿の曲率に近似するためである。また２５．４■ｍの
間隔は、通常の女性が立っているときの大腿の間隔に近
似する。第１０図には、このように適当に配置された２
本のプランジャ２００の平面図を示す、プランジャ２０
０は約５１．０ｍｍの高さの面２０５と。

約５．０■瞠の幅および約５．０ｍｍの厚さのボトムリ
ップ２２０とを有する。テストされる生理用ナプキンの
身体側面を上に向け、衣類面１４を下に向けて、この生
理用ナプキンを着用した場合と同様の形でプランジャ２
００の中間に配置する。生理用ナプキンはその「使用」
形状に配置されなければならない。この「使用」形状は
、多くの場合生理用ナプキンを着用する女性を観察する
事によって決定される。

形状が観察によって確認されなければ、これに代わる一
つの方法は磁気共鳴撮像（ＭＨＩ）である０着用された
時の生理用ナプキンの正確な形状を得るため、鉱油で飽
和された生理用ナプキンの磁気共鳴映像が使用されてい
る。生理用ナプキンがプランジャ２００の間に適当に配
置されると同時に、生理用ナプキンの型を取る。この型
は、　「使用中」の生理用ナプキンを永久に「凍結」し
て、さらに研究するためである。この型は各種の素材で
製造する事ができるが、吸収性手段の中に進入する材料
が使用される。適当である事が発見された２種の材料は
カリフォルニア、フィールドランディング、Ｅｎｖｉｒ
ｏｎｍｅｎｔａｌ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ社によってＥ
ＨｙｉｒｏＴｅｘｌ　ｔｏ　Ｉ　Ｐｏｌｙｍｅｒ　Ｃｏ
ａｔｉｎｇとして市販されている硬質成形材料およびミ
ネソタ、ミネアポリス、ヘンケル社から市販されている
Ｖｅｉｓａｍｉｄ　１２５樹脂４６％とコネティカット
、ワットフォード、ＰｏｌａｒｏｎＥｑｕｉｐｍｅｎｔ
社から市販されているＥＰＳＯＮ　８１２硬化材３１％
と１．１．１　　）リクロロエチレン２３％との混合物
から成る軟質成形材である。　「使用中」形状が適当で
あれば（すなわち例えば、ボート型またはコツプ型）、
成形材料を直接に生理用ナプキンの中に注入する事がで
きる。もし形状が適当でなければ、成形材料の受器を成
すように、薄いアルミニウムホイルシートを生理用ナプ
キンの下と周囲に配置し、つぎにアルミニウムホイル受
器に混合物を充填して生理用ナプキンを成形材料の中に
埋没させる。いずれにせよ生理用ナプキンは実質的にそ
の使用中形状を保持しなければならない、成形材料が固
化した後、生理用ナプキンに沿って任意数の横断面を切
断する。これらの断面サンプルから下記のテストを実施
する事により生理用ナプキンが上向き凸形を有するかい
なかを決定する事ができる。第１１図の横断面を参照、
この横新面を直接に見て、生理用ナプキン１０の身体側
面１３の外周から少なくとも約２．０ｍｍの表面距離に
ありまたこの外周の上方少なくとも５．０＋ｍの高さを
有する点があれば、この身体側面１３は上向き凸形を有
するものとする。このような点があれば、この点が身体
側面１３の外周部から少なくとも約７．５ｍｍ上方にあ
る事が好ましい、もしこのような点がなければ、身体側
面１３の左側末端から右側に、下向き傾斜と上向き傾斜
の屈折点５０まで走査する。身体側面１３に沿ってこの
屈折点５０の右側に少なくとも約４　、　Ｏｎ＋ｍ上方
に第１点５１があり、またこの第１点５１の右側に少な
くとも約４　、０＋ａｍ下方に第２点５２があれば、変
形要素２０の身体側面１３は上向き凸形を有するものと
する。第１点５１が屈折点５０の約８．０ｍｍ上方の水
準にあり、＄２点５２が第１点５１の少なくとも約６　
、０ｍｍ下方の水準を有する事が好ましい。身体側面１
３は少なくとも１つの上向き凸形部分を有しなければな
らないが、複数の凸形を有する事ができる。生理用ナプ
キン１０の中心区域６２の身体側面１３の部分は上向き
凸形を有する事が好ましい。さらに好ましくは生理用ナ
プキン１０を着用した時に、膜孔の中心の下方に配置さ
れる身体側面１３の部分が上向き凸形を有する事がさら
に好ましい。凸形の身体側面１３を有する本発明の生理
用ナプキン１０の他の実施態様の断面を第１４図に示す
０本発明の主旨の範囲内になく上向き凸形を有しない身
体側面１３を有する生理用ナプキン１０の実施例を第１
５図に示す。

以上において、生理用ナプキン１０、特に変形要素２０
は基本的にその休止状態（着用されない状態）について
説明した。しかし女性の大部分の大腿は相互に近接して
いて着用された時に横方向圧縮力１００を加えるので、
生理用ナプキン１０と変形要素２０の「休止」状態はほ
とんど存在しない。従って、下記においては、生理用ナ
プキン１０が着用されて着用者の大腿の横方向圧縮力１
００を受けた場合に解剖学的に変形要素２０の取る長手
方形状について説明する。第１図乃至第１３図および第
１６図乃至第２０図に図示の生理用ナプキン１０の好ま
しい実施態様において、吸収性手段３９は変形要素２０
と共に屈折する。さらに詳しくは、生理用ナプキン１０
の外周１５において変形要素２０に固着されたトップシ
ート４５と、トップシート４５と変形要素２０との間に
配置された吸収性コア４０は、変形要素２０と共に曲が
る。

従って好ましい実施態様において、生理用ナプキン１０
およびトップシートと吸収性コア４０から成る吸収性手
段３９の長手方に沿って取られた断面形状は変形要素２
０の断面形状を模倣する。他の実施態様においては、生
理用ナプキン１０と吸収性手段３９の断面形状は変形要
素２０の断面形状を模倣しない。

第１２図に図示のように、生理用ナプキン１０の好まし
い実施態様に横方向圧縮力１００を加えた場合、変形要
素２０は大体に砂時計型の平面形状を示す。

着用者の陰部の前交連と後交連との間の下方にある変形
要素２０の部分は中央区域６２である。従って好ましい
生理用ナプキン１０を着用した時に、この中央区域６２
は着用者の前交連の下方線８１から後交連の下方線８２
まで延在する。これらの線８１と８２の間隔または生理
用ナプキン１０上のその相対位置は着用者のサイズと生
理用ナプキン１０の位置に対応して変化する。線８１か
ら前端ａ３２まで延在する部分は前区域６１であり、線
８２から後端縁３２まで延在する部分は後区域６３であ
る。アンダパンツを着用する時、第１３図に図示の前区
域６１と後区域６３は上方に屈折される（図示されず）
。

第１図乃至第５図に図示の生理用ナプキン１０の好まし
い実施態様の着用時に横方向圧縮応力１００を加えた時
、生理用ナプキン１０の中央区域６２は、第９図に図示
の休止状態から、第１６図に図示の使用中状態まで種々
の断面を取る。第１６図のように横方向応力１００を受
けた場合、生理用ナプキン２０は中央区域６２において
Ｗ型断面を示す。第１６図の場合、壁体７２は実質的に
垂直姿勢を取る。側面縁３１は壁体７ｚに隣接している
が壁体７２の上方位置に移動しており、着用者の股の最
上部分の中に入り、そこでは運動が最小限であり従って
刺激も最小限となる。壁体７２の下部７４は大腿ヒンジ
２３Ｂに隣接している。大腿ヒンジ２３Ｂはその回りに
壁体７２を回転させて実質的に垂直姿勢を取らせる。壁
体７２の底部と大腿ヒンジ２３Ｂとが和会する区域の上
方に谷６７が形成される。この谷６７は、排泄物を長手
方に拡散させて生理用ナプキン１０の全吸取容量を利用
するために有効である。大腿ヒンジ２３Ｂから突起ヒン
ジ２３Ｃまで変形要素２０は内側下方に傾斜する。

両側の突起ヒンジ２３Ｃの間において、生理用ナプキン
２０．特に突起７１は上向き凸形を有し、全体として逆
Ｕ形の輪郭を示す。さらに第１６図の好ましい実施態様
において、変形要素２０全体、特にその突起部分７１が
逆Ｕ形断面を示す、この実施態様において、上向き凸形
は生理用ナプキンの長手方縁１１の間において対称的に
配置されている。線形中央ヒンジ２３Ａは突起ヒンジ２
３Ｃの中間において、生理用ナプキンの長手方中心線９
０と上向き凸形の頂点に沿って対称的に配置されている
。さらに第１６図に図示のように、吸収手段３９、特に
吸収性コア４０、トップシート４５および生理用ナプキ
ン１０の身体側面１３は中央区域６２において全体的に
Ｗ形断面を有する。変形要素の壁体７２が実質的に水平
位置から実質的に垂直位置に運動すれば、吸収性コア４
０とトップシート４５が曲げられて、生理用ナプキン１
０の壁体７７を形成する。壁体７７は底部７５を有する
。

これらの壁体７７の間において、吸収手段３９が変形要
素２０の突起７１の上に湾曲し、凸形の身体側面１３を
成す逆Ｕ形断面を形成する。この凸形身体側面１３が壁
体７７の陰部面７８と共に生理用ナプキン１０のＷ形身
体側面１３を成す０図示の好ましい実施態様において、
このＷ＠新面は対称的である。身体側面１３が壁体７７
の陰部面７８に和会する箇所の上方に谷７９が形成され
る。この谷７９は特に排泄物を長手方に拡散させて生理
用ナプキン１０の吸収容量全部を有効に利用する事を可
能にする。

生理用ナプキン１０の身体側面１３が第１６図の形状に
変形する前に、生理用ナプキン１０の身体側面１３が着
用者の陰部、特に大陰唇の外側面と密接に接触していれ
ば、身体側面１３の上向き運動が妨害される。このよう
な場合、生理用ナプキン１０の身体側面１３、吸収性コ
ア４０および突起部分７１が変形し、外側に拡大または
膨張する。第１６図と第２０図とを比較すれば、身体側
面１３の上昇運動が陰部区域の外側面によって妨害され
る時に、生理用ナプキンｌＯの身体側面１３．吸収性コ
ア４０および変形要素の突起部分７１が変形する状態が
見られる。

再び第１２図について説明すれば、前区域６１の大部分
は身体側面１３の上方から見れば大体に円形である。前
区域６１は大腿を越えて配置され、大腿によって加えら
れる横方向圧縮応力１００の影響を直接に受けないので
全体的に円形に留まる。しかしこの前区域６１は圧縮応
力１００の間接的影響を受けるので、ある程度は解剖学
に対応する形状を取る。この実施態様において、生理用
ナプキン１０を着用した時、吸収性コ１４０とトップシ
ート４５が変形要素２０と協働するので、前区域６１は
上向きに開いたコツプ状を成す、この形状は第１７図に
おいて断面で示されている。前区域６１の湾曲縁３２と
曲げヒンジ２３Ａ、２３Ｂ、２３Ｃがこのコツプ形状の
形成を容易にする。

図示の好ましい実施態様において、後区域６３は生理用
ナプキン１０を着用した時にある程度解剖学に合致した
形状を取る。しかし着用者の股区域の相異なる形状に対
応するため、後区域６３の断面は前区域６１の断面と非
常に相違している。好ましい実施態様において、第１８
図と第１９図に図示のように、後区域６３は生理用ナプ
キン着用時に着用者の段部グループに合致するように形
成される。後区域６３において、生理用ナプキン１０の
身体側面１３は上向き凸形を有する。好ましい実施態様
において。

後区域６３は上向き凸形断面を有する。この断面は第１
８図において最もよく図示されている。第１３図の側面
図および第１８図および第１９図の断面図に見られるよ
うに、中央区域６２の上向き凸形身体側面１３の頂点は
後区域６３の中においても頂点を成すが少し下方に傾斜
している。生理用ナプキン１０は多くの場合にパンティ
などの下着と共に着用されるので、この下着の上向き力
が後区域６３と中央区域６２の後部とを上向きに湾曲さ
せて股の曲線に従わせる。後区域６３は着用者の段部グ
ループに合致する形状のりッジ７０を有する。好ましい
実施態様において、このリッジ７０は後区域６３の凸形
の頂点に沿って配置されている。リッジ７０は生理用ナ
プキン１０の長手方中心線９０に沿って側面ａｌｌの間
に対称的に配置されている。リッジ７０は段部グループ
に係合して生理用ナプキン１０の横方向移動に対して安
定性を与える。ｍ部グループの深さは肛門から着用者の
背中にかけて変動するので、後区域６３はリッジ７０が
後区域６３の末端縁１２に近づくに従って平坦となりリ
ッジ７０は低くなる。これは、後区域６３の断面を示す
第１８図と、後区域６３のａ１２に近い断面を示す第１
９図とを比較すれば明白である。

第１図乃至第１３図および第１６図乃至第２０図に図示
の生理用ナプキン１０、特にその変形要素２０を限定す
るものではないが、下記において本発明の機能と利点を
説明する。また下記において生理用ナプキン１０の唯一
の漸進的変形手段について説明するが、他の手段も可能
であることを注意する。生理用ナプキン１０の身体面１
３が陰部に対向し隣接するように、生理用ナプキン１０
を着用者のパンティの中に配置し、または直接に着用者
の股区域に隣接配置する。着用者が大腿を相互に近づけ
る時、圧縮力１００が側面縁１１に加えられる。この廊
１１は変形要素の側面ａ３１と同一であるから、中央区
域６２の側面′ａ３１を内側に押圧する。この側面８３
１の内側運動が変形要素壁体７２を大腿ヒンジ２３Ｂま
わりに曲げて実質的に垂直姿勢を取らせる。前述のよう
に、壁体７２の垂直姿勢への運動が吸収性コア４０とト
ップシート４５を曲げて生理用ナプキン１０の壁体７７
を形成する。生理用ナプキン１０がさらに圧縮されるに
従って、変形要素２０の垂直姿勢の壁体７２が長手方軸
線９０に向かって内側に移動させられる。

壁体７２が内側に移動させられるに従って、壁体７２の
基部にある大腿ヒンジ２３Ｂも内側に移動させられる。

突起７１が大腿ヒンジ２３Ｂの上方にあるので、この大
腿ヒンジ２３Ｂが突起７１の下方に移動し、突起７１を
突起ヒンジ２３Ｇと中央ヒンジ２３Ａ回りに回転させな
がら湾曲させる。変形要素２０の突起７１が曲がる際に
、この突起７１上の吸収性コア４０とトップシート４５
も曲がる。従って第１６図に図示のように、生理用ナプ
キン１０の身体側面１３、特に突起７１に重なる身体対
向面の部分が上向き凸形、すなわち逆Ｕ形を成す。さら
に、この上向き凸形部分は壁体７７の陰部対向面７８と
共にＷ形状を成す。しかし前記のように、変形要素が第
１６図の形状を取る前に、生理用ナプキン１０の身体面
１３が陰部の外側面と密接に接触して、身体側面１３、
吸収性コア４０および突起７１を第２０図に図示のよう
に外側に拡張させる。変形要素２０は曲げ抵抗性である
から、この変形要素、特にその突起７１は着用者の陰部
の下向き力５００に対抗して外向き弾発力を生じる。好
ましくはこの弾発力が大陰唇の外側面と生理用ナプキン
１０の身体面１３との間に圧下シールを成す。−般に、
生理用ナプキン１０の身体面１３を陰部の外側面と密接
に接触させて変形要素２０の突起７１を拡張させまた弾
発力を生じて生理用ナプキン１０の身体面１３を大陰唇
に密着させるのに十分な横方向圧縮力が着用者の大腿に
よって与えられる。

生理用ナプキン１０と変形要素２０の中央区域６２が変
形するに従って、同時に前区域６１が上向きコツプ状に
変形する。このコツプ状の前区域６１は重要な機能を果
たす。まず、多くの女性は立っているときまたは仰向き
になっている時に、その生理用ナプキンが邪魔にならな
い事を望む。これらの姿勢においては婦人の前置径部が
最も開いた姿勢だからである。同時にこれらの姿勢にお
いては、着用者の大腿が生理用ナプキン１０に対して横
方向圧縮力を加え、これに対応して変形要素２０の前区
域６１が上方に湾曲している。従って本発明の生理用ナ
プキン１０は、平坦なままで下着の力に抵抗しようとす
るのでなく、すでに着用者の恥骨の回りに上方に湾曲し
ているので、下着の力と協力して、できるだけ邪魔にな
らないようにする。第２に、吸収性手段３９が前区域６
１の上向きコツプ状部分に寄りかかるように配置されて
いる時、その他の二、三の利点が得られる。例えば、吸
収されなかった排泄物がトップシート４５に沿って、凸
形部分から前区域６１まで流れ落ちる場合がある。前区
域６１のコツプ形状の前ｍ１２が着用者の衣類の上向き
圧力によって着用者の皮膚と密封係合しているので、排
泄物が吸収性手段３９によって吸収され、または生理用
ナプキン１０が廃棄されるまで排泄物のすぐれた保持区
域を成す。さらに前区域６１は排泄物を中央区域６２の
谷６７と７９に向かって流し込む。この各区域は直立壁
体７７と７２の保護によって汚れを生じにくい。第２に
、女性がはらばいになっているとき、月経が膜孔から流
れ出て、小陰唇の面に沿って流れて滴下し、または恥骨
の上に流れ続ける。

前区域６１のコツプ形状は、このような滴下と流れを補
足し収容するに理想的な受器を成す。さらに前区域６１
の末端ａ１２が着用者の皮膚と密封係合しているので、
皮膚に沿って流れる月経は、この末端ｍ１２を越えて衣
類またはシーツを汚す前に、末端縁と接触して吸収され
または収容される。

生理用ナプキン１０を着用する際にその中央区域６２と
前区域６１が変形すると同時に、第１８図と第１９図に
図示のように後区域６３も解剖学的形状に変形する。大
腿の横方向圧縮力１００が生理用ナプキン１０の壁体７
７を内側に押すので、後区域６３が中心ヒンジ２３Ａ回
りに下方に曲げられて、着用者の段部のグールブの中に
嵌合する凸形を成す、中心ヒンジ２３Ａの両側において
生理用ナプキン１０の身体側面１３に加えられる段部の
力が変形要素２０の中心ヒンジ２３Ａの両側に伝達され
て、このような上向き凸形の形成をさらに容易に成し、
段部および段部グループに嵌合する形状の上向き凸形を
取らせる。

従って変形要素２０は後茎６３において上向き凸形を取
る。同様に、吸収手段３９、特に吸収性コア４０とトッ
プシート４５が変形要素２０と協働して上向き凸形に曲
げられる。その結果、生理用ナプキンｌＯの身体側面１
３は後区域６３において上向き凸形を成す。

変形要素２０の上向き凸形の頂点に沿って、着用者の段
部グループに嵌合する形状のりッジ７０が走っている。

このリッジ７０は生理用ナプキンＩＯの側面移動に対し
て安定性を与える。またリッジ７０は他の重要な機能を
有する。婦人が就寝の時など、仰向けに横たわっている
時、月経の一部が膜孔から直接に生理用ナプキン１０の
上に落ちる事なく、前庭の後交連に向かって皮膚に沿っ
て流れ、余線グループに入り、肛門を横切りまたその周
囲を通って段部グループに入り、段部の表面に沿って流
れて下着およびシーツを汚す可能性がある。しかし本発
明の生理用ナプキン、特にその後区域６３は、身体側面
１３のリッジ７０が段部グループの中に入って皮膚面と
接触するように設計されているので、皮膚に沿って流れ
る月経はりッジ７０と接触して吸収され、下着またはシ
ーツと接触する前に吸収される。

本発明の生理用ナプキン１０の自己形成特性の故に、特
定の着用者について生理用ナプキンの別個の取り付は手
段を必要としない。着用者の衣類の生じる軽度の弾発力
と、着用者の大腿に対する生理用ナプキン１０の外向き
弾発力とが結合して、生理用ナプキンを所望の位置に保
持するに十分な手段を成す。生理用ナプキンの下着また
は身体に対する直接的な取り付は手段は必要でない、こ
のような取り付は手段は、若干の場合には、生理用ナプ
キンと着用者の身体との直接の接触を損ない、また陰部
に対する下着の運動の結果、生理用ナプキンそのものの
中の運動を生じるからである。しかしある種の補助的取
り付は手段を備える事が望ましい場合もある。従ってオ
プションとして、生理用ナプキンを着用者の下着に取り
付けるための接着手段を備える事もできる。この接着性
部材は最も好ましくはリリースペーパを備えた通常の感
圧接着テープとし、下着に取り付けためにリリースペー
パを除去して接着剤を露出させる。従って着用者個人の
好みによって生理用ナプキン１０の取り付は手段を使用
しまたは使用しないオプションを有する。生理用ナプキ
ンを下着に取り付ける場合でも１通常の細長い多ストリ
ップ型と異なり、二、三の箇所に比較的小量の接着剤を
備える事が好ましい０本発明の生理用ナプキン１０はそ
のオリジナル形状と相違し長手方に沿って多数の相異な
る新面を示すので、接着剤を配置する場所を決定する際
に、着用者の下着に対する生理用ナプキンの相対位置を
保持するように衣類側面１４上の点を発見する事が望ま
しい、第１図〜第５図の生理用ナプキン１０の接着剤の
好ましい取り付は箇所は、変形要素２０の下側面１７の
大腿ヒンジ２３Ｂの中心部に沿った部分また／あるいは
生理用ナプキンの各末端３２に近く中心ヒンジ２３Ａの
末端を横切る楕円形パッチ部分である。これらの取り付
は点は下着（および取り付けられた生理用ナプキン）と
着用者の陰部との相対運動によって生じる摩擦作用に対
する影響を最小限に成すように選定されるので、下着に
対する生理用ナプキンの取り付けの安定性を望む人にと
っては許される折衷法である。

前記の説明から、生理用ナプキン１０．その変形要素２
０と曲げ手段２３について他の多くの実施態様が考えら
れる６例えば、好ましい実施態様として、変形要素２０
を原形復帰性とする事ができる。この場合、　「原形復
帰性」とは、ある要素が外力の作用前に保持した形状に
戻る性能を言う。この要素は外力の作用により、また／
あるいはこの要素を構成する材料の物理特性の故に原形
復帰する事ができる。

本発明の他の好ましい実施態様において、変形要素２０
を弾性とする事ができる。この場合「弾性」とは、外力
を除去した後に、この要素が外力作用をうける前に保持
していた形状に、この要素の構成材料の物理特性のみに
よって戻る性能を言う。

「原形復帰性」と「弾性」との差異を例によって説明す
る。平坦な長方形の物体を考えよう。この物体の両側を
絞ると、その両側が内側に相互の方法に移動し、その中
心部がふくれる。そこで絞り力を除去する。その物体が
最初の平坦な長方形に戻るならば、この物体は弾性であ
る。この物体にその膨らみ部分を押し下げるなどの外力
を加えた後にのみ最初の平坦な長方形に戻るならば、こ
の物体は原形復帰性であって、弾性ではない。従って、
弾性要素は必ずしも原形復帰性でなく、原形復帰性要素
は必ずしも弾性ではない。本発明の生理用ナプキンの好
ましい実施態様を着用する際に。

その変形要素２０を原形復帰運動させる外力は、着用者
の大腿の横方向圧縮力１００、着用者の陰部の下向き力
５００、着用者のパンティの力、および着用者が座って
いる時または寝ているときの椅子またはベツドから加え
られるその他の外力である。前記のように、生理用ナプ
キン１０の好ましい実施態様において、吸収性手段３９
、特にその吸収性コア４０とトップシート４５が変形要
素２０と共に曲がる。従って、着用者の大腿が変形要素
２０に対して横方向圧縮力１００を加えて、前記のよう
にその区域６１．６２および６３において°曲げを生じ
た時、吸収性手段３９は一般にこの変形を模倣する。着
用者の大腿が開かれた場合など、横方向圧縮力１００が
減少されまたは解除されるとき、変形要素２０の原形復
帰性または弾性が実現されて、横方向外力１００の作用
を受ける前の形状に戻り始める。同様に要素２０の原形
復帰と共に、吸収性手段３９は外力を受ける前に有して
いた形状に復帰する。好ましい実施態様においては１着
用者が歩行する時、脚を交差する時、しゃがむ時などの
通勤に際して、生理用ナプキン１０に加えられまたはこ
れから解除される外力が生理用ナプキン全体と、その変
形要素２０および吸収性手段３９をそれぞれ種々に変形
および原形復帰させる。

生理用ナプキン１０の他の好ましい実施態様（図示され
ず）において、生理用ナプキン１０の身体側面１３は第
１図〜第８図に図示の好ましい生理用ナプキン１０のよ
うな上向き凸形を有せずその幅方向に平坦であり、ある
いは下向き凹形を有する。このような実施態様において
、生理用ナプキン１０の身体側面１３は着用者の大腿に
よって生理用ナプキン１０の側面縁１１に対して横方向
圧縮力１００が加えられた後に上向き凸形をとらなけれ
ばならない。

本発明の生理用ナプキン１０の他の実施態様を第２１図
と第２２図に示す。変形要素２０は透液性トップシート
４５と吸収性コア４０との間に配置される。業界公知の
不透液性のシート５５が吸収性コア４０の第２主面に隣
接して配置され、吸収性コ１４０の中に吸収され収容さ
れた排泄物がこの生理用ナプキンと接触したシーツおよ
び下着などの製品を汚す事を防止する。バリヤシート５
５は漏れを防止するため、吸収性コアの末端縁４７を越
えて少し延在し、またコアの側面縁４１の途中まで折り
返されている。

吸収性コア４０は、バリヤシート５５の内側面に被着さ
れた接着剤の上に重ね合わされ、この接着剤がバリヤシ
ート５５を吸収性コア４０の上に保持するためこの実施
態様においてトップシート４５は吸収性コア４０の側面
縁４１の回りに延在し、バリヤシート５５を覆って、生
理用ナプキン１０の衣類面１４を成し、このように変形
要素２０と、吸収性コア４０とバリヤシート５５とを完
全に包囲していわゆる「管状生理用ナプキン」を成す、
トップシート４５の重なり台部分は生理用ナプキンの衣
類面１４に沿って相互に固着され、トップシート４５の
末端縁とバリヤシート５５が相互に加熱密封されて、生
理用ナプキンの末端縁１２を成す。

この実施態様において、変形要素２０は、木材パルプ繊
維を半剛性板紙様シート状に圧縮し、これらの繊維を相
互に結合して耐湿性と成す事によって構成される。ある
いは変形要素２０が前記の変形要素より大きな曲げ抵抗
を有し、また前記の変形要素よりも少ない曲げ手段、特
に少ない曲げヒンジな有するので、この変形要素２０は
前記の変形要素よりも身体合致性がいくらか低い。曲げ
手段２３は長手方の曲げヒンジ２３Ｅであって、この実
施態様においては長手方軸線９０に沿った長手方手段で
あり（すなわち折り目または筋、刻み目、突起またはく
ぼみ）、この長手方部材が変形要素２０を上方に張って
、第２２図に図示のりッジ７０を備えた幾分平坦な逆ｖ
＠新面をとらせる。このような構造の変形要素２０を生
理用ナプキン１０の中に配置し、この生理用ナプキンを
着用した時、変形要素が制御された所定の手法で折り曲
げられて、この変形要素の身体対向面１６が上向き凸形
を成す０着用者の大腿の横方向圧縮力１００が直接に側
面縁３１に対して加えられ、あるいは生理用ナプキンの
長手右側面縁１１から他の部材を通して間接的に伝達さ
れる。

この生理用ナプキンが着用された時、大腿の横方向圧縮
力１００が変形要素２０に対して、さらに明確な逆■形
断面をとらせる。好ましい実施態様において、この変形
要素２０は全体として砂時計形状を有する。長方形、楕
円形またはその他の形状も有効であり使用可能であるが
、砂時計型が着用時に独特の利点を示すものと考えられ
る。その内側に湾曲した中央部分が着用者の大腿を収容
し、幅広い両端部分が細い中央部分よりも大きな月経吸
収面積と吸収容量とを示し、また着用時に、幅広い前端
部が膜孔の下方に整列されるからである。好ましい実施
態様において、変形要素２０は約２．０ＩＩＩＩ１１の
厚さと、１９．０ｃｍの長手方軸線９０に沿った長さ、
約８．５ｃｓ＊の末端部分の幅と、約４．０ｃｍの横方
向軸線８０に沿った輻とを有する。

生理用ナプキン１０の他の好ましい実施態様を第２３図
に示す。この生理用ナプキンは変形要素２０と、吸収性
コア４０と、身体側面１３を成すトップシート４５とか
ら成る。第６図〜第８図に示す変形要素２０と同様に、
この変形要素２０は好ましくはフオーム材料から成り１
曲げ抵抗性、原形復帰性および弾性である。この生理用
ナプキン１０の身体側面１３はその休止状態において上
向き凸形を有する。生理用ナプキン１０の身体側面１３
を凸形に曲げる変形要素２０の曲げ手段２３はその予形
成された弧状構造として形成されている。従って横方向
圧縮力１００が生理用ナプキン１０のａｌｌに対して加
えられた時、変形要素２０は上向き凸形を保持したまま
湾曲する。

従って変形要素２０は、吸収性コア４０、トップシート
４５および身体側面１３の上向き凸形を保持したままさ
らに曲げる。

本発明の生理用ナプキンＩＯの他の好ましい実施態様を
その衣類対向面を上にして第２４図に示す。

この生理用ナプキンＩＯはトップシート４５（図示され
ず）と、吸収性コア４０と、変形要素２０と、バリヤシ
ート５５（図示されず）とを有する。この実施態様にお
いて、トップシート４５は吸収性コア４０の第１主面４
３上に配置され、コアの側面縁４１と末端ａ４２とを越
えて延在する。吸収性コア４０は全体としてトングボー
ン形状を成し、変形要素２０を覆っている。好ましい実
施態様において、変形要素２０は前記のように熱成形性
材料、好ましくはフオーム材料から成る。変形要素２０
は全体として楕円形を有し、また楕円形切欠きを有する
。変形要素２０は曲げヒンジ２３Ｆを有し、このヒンジ
は変形要素２０の後区域６３に沿って長手方軸線９０に
沿って備えられた折り線から成る。変形要素２０は、そ
の横方向中心線が生理用ナプキン１０の横方向中心線の
前方に配置されるように吸収性コア４０に対して固着さ
れる。バリヤシート５５は、変形要素２０の下側面に配
置されて、コアの側面縁４１と末端縁４２とを越えて延
在し、生理用ナプキン１０の外周１５においてトップシ
ート４５に固着されている。生理用ナプキン１０が着用
者の大腿の横方向圧縮力１００を受けた時に、変形要素
２０は後区域６３において曲げヒンジ２３Ｆ回りに下方
に曲がり、変形要素２０の内側ｍ９９が内側上方に移動
する。第２５図に図示のように、変形要素の前区域６１
が上に反っている。この前区域の上反りは、中央区域６
２に加えられる横方向圧縮力１００に対する変形要素２
０の幾何学的設計の反作用である。

変形要素２０のこのような変形と共に、吸収性コア４０
が最初の平坦な形状から、第２５図の形状に変形する。

この状態において、吸収性コア４０は上に反った前区域
６１と、凹形の逆Ｕ形新面の中央区域６２と、少し下方
に反ったＵ形断面の後区域６３とを有する。トップシー
ト４５、特に生理用ナプキン１０の身体側面１３は吸収
性コア４０の第１主面４３と同一の形状を有する。

本発明の生理用ナプキン１０の他の実施態様を第２６図
と第２７図に示す。この生理用ナプキン１０は、トップ
シート４５（図示されず）と、吸収性コア４０と、変形
要素２０と、バリヤシート５５（図示されず）とを有す
る。変形要素２０は吸収性コア４０とバリヤシート５５
との間に配置されている。トップシート４５は吸収性コ
ア４０の第１主面４３を覆い、吸収性コア４０の縁とバ
リヤシート５５を越えて、生理用ナプキン１０の衣類面
１４に重なり合い、吸収性コア４０と。

変形要素２０と、バリヤシート５５とを完全に包囲して
、いわゆる「管状ナプキン」を成す。変形要素２０は好
ましくは可成形材料、好ましくはフオームから成る。第
２６図に図示のように、変形要素２０はその平坦な非緊
張状態においてドツグボーン状を成す、この変形要素２
０は全体としてドツグボーン状の切欠きを有する。生理
用ナプキン１０の身体側面１３に上向き凸形を取らせる
手段２３は緊張手段２７を備える。この実施態様におい
て、この緊張手段２７は変形要素２０の両端３２に好ま
しくは接着剤によって固着された弾性バンドである。吸
収性コア４０は変形要素２０と緊張手段２７を覆う。緊
張手段２７は、緊張状態にあって変形要素２０の両端を
上方に相互の方に曲げ、変形要素２０の前区域６１と後
区域６３を着用者の身体（図示されず）の方に曲げる部
材である。もちろんその引っ張り力が大きいほど、変形
要素２０が曲がる。生理用ナプキン１０の第２７図に示
す中立体止状態は逆Ｕ形のサドル状を成し、その中央区
域６２は逆Ｕ形断面を有し、前区域６１と後区域６３は
上方に反っている。緊張手段２７は吸収性コア４０の第
２主面４４に対して長手方軸線９０に沿って上向き力を
加え、コア４０の外側部分が変形要素２０に接合されて
いるので、吸収性コア４０もその中央区域６２において
逆Ｕ形断面を有する。着用された時に、生理用ナプキン
１０の長手方側面縁１１が内側に押圧され、吸収性コア
４０と生理用ナプキン１０の身体側面１３の中央区域６
２において、さらに明確な逆Ｕ形状を与える。前区域６
１はその反り上がった形状を保持し、後区域６３は段部
の作用で少し平坦になるが上向き凸形を保持するので、
生理用ナプキン１０は着用された時に第２７図に図示の
形状を成す、好ましい緊張手段２７は弾性バンドなどの
ストリップまたは弾性手段である。

あるいは、緊張手段２７を横方向に配置し、変形要素２
０の長手方総３１に取り付け、これらの長手右扉３１を
相互に引き寄せて、吸収性コア４０と生理用ナプキン１
０の身体側面１３を凸形上向き形状に成す事ができよう
。

本発明のさらに他の実施態様（図示されず）においては
、変形要素２０を水分と接触しないようにい隔離する。

従ってこの実施態様は、身体側面１３から下方に、透液
性トップシート４５と、吸収性コア４０と、不透液性バ
リヤシート５５と、変形要素２０と、第２不透液性バリ
ヤシート６５とを有し、シー）　４５，５５および６５
がそれぞれの縁において相互に密封される。このような
実施態様において、変形要素２０は湿った時に濡らされ
ず、従って圧縮されたフラフパルプなどの水分に対して
不安定な材料で構成する事ができる。

本発明のさらに他の生理用ナプキン１０およびその変形
要素２０を第２８図に示す。この生理用ナプキン１０は
バリヤシート５５と、吸収性コア４０と、　トップシー
ト４５（図示されず）とを含む。吸収性コア４０はフラ
フパルプから成る。吸収性コア４０の中央部分８４にお
いて、フラフバルプが格子パタン８２にエンボス加工さ
れ、格子部材８６が高度に緻密化されている。さらに吸
収性コア４０は水分を受けるので、その中央部分８４に
おいて不水溶性接着剤によって接着されている。従って
本発明の変形要素２０は吸収性コア４０の中央部分８４
と言う事ができる。

フラフパルプはこの中央部分８４を越えた部分で相互に
結合され、または結合されない事ができる。

吸収性コア４０はその第２主面４４において長手方軸線
９０に沿って曲げ部材（図示されず）を有するので、生
理用ナプキン１０を着用した時にこの生理用ナプキン１
０が上向き凸形を成す傾向を示す、吸収性コア４０は約
２０．５ｃ＋ａの長さと、約１３．０ｃｍの幅と、非エ
ンボス区域で約１．０ｃｍの厚さと、エンボス区域で約
０　、５ｃｍの厚さとを有する。吸収性コ１４０の中央
エンボス部分８４は約１０．０ｃｍの長さと、約８．３
ｃｍの幅とを有する。エンボス加工された格子部材８６
は約３．０ｍｍ幅である。−例としてこの変形要素２０
について円形曲げテストを実施するなら、３７．５ｘ３
７．５ｍｍのテストサンプルは第２８図の破線で示す正
方形３００によって包囲された部分とする事ができる。

もちろん、他の部分をテストする事もできるが、この部
分は他の部分より緻密化区域の割合が高いので、最大曲
げ抵抗を有すると思われる。このサンプルは６．３５ｍ
ｍ以上の非圧縮光学キャリパを有するので、大直径のテ
ストプレートを使用してテストする必要がある事に注意
しなければならない。

本発明の生理用ナプキン１０のさらに他の実施態様を第
２９図と第３０図とに示す。この実施態様において、生
理用ナプキン１０は身体側面１３から下方に。

トップシート４５、ワイプアキジションシート９３、テ
ィシュ層９４、吸収性コア４０．バリヤシート５５．お
よび変形要素２０を含む。第２６図に図示のように、こ
の実施態様においては変形要素２０が生理用ナプキン１
０の中心に配置される。基本的に、この実施態様の変形
要素は第６図および第７図に図示の変形要素の中央部分
と類似である。この実施態様においては、変形要素２０
はバリヤシート５５の衣類対向面に対して固着される。

しかし変形要素２０は生理用ナプキン１０の各ラミネー
トの間に種々の位置に配置する事ができる０例えば吸収
性コア４０とバリヤシート５５との間に配置する事がで
きる。生理用ナプキン１０は、変形要素２０の末端３２
を越えた部分できわめて可撓性である。さらに、この生
理用ナプキン１０は変形要素２０の末端３２を越えた部
分で比較的薄いキャリパを有する。この実施態様におい
て、トップシート２５は有孔成形フィルムであり、ワイ
プアキジションシート９３は有孔不織布シート、例えば
プラウエア、ウィルミングトン、Ｅ、Ｉ。

ＤｕＰｏｎｔ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　＆　Ｃｏｍｐａｎｙに
よって製造される５ＯＮＴＡＲＡ　　８４０７　（ＳＯ
ＮＴＡＲＡはＥ、Ｉ。

ＤｕＰｏｎｔ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　＆　Ｃｏｍｐａｎｙの
登録商標）とし、ティシュ層は米国特許第３，３０１，
７４６号に記載の湿潤抄紙ティシュとし、また吸収性コ
ア４０はアイオア、マスカタイン、Ｇｒａｉｎ　Ｐｒｏ
ｃｅｓｓｉｎｇＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎから入手される
ＷＡＴＥＲ−ＬＯＣＫ　　Ｌ−５３５（ＷＡＴＥＲ−Ｌ
ＯＣＫはＧｒａｉｎ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｃｏｒｐ
ｏｒａ−ｔｉｏｎの登録商標）などの超吸収性ラミネー
トとする事ができる。

第２９図に見られるように生理用ナプキン１０は着用さ
れて身体の力を受けた時に前述のような生理用ナプキン
１０の多くの望ましい形状を取る事ができる。この実施
態様は特に下記の理由から有益である。その変形要素２
０およびこの変形要素の上の生理用ナプキン１６の面が
前庭の下方において特に膜孔の下方において上向き凸形
を成す。従って、生理用ナプキン１０は月経が前庭から
出るとすぐに吸収する事ができる。さらに、この生理用
ナプキン１０は変形要素２０の末端３２を越えた部分に
おいて非常に可撓性であり、また非常に薄い。従って、
この生理用ナプキン１０はきわめて快適であり、濡れ感
触が少なく、恥骨と段部グループに対して非常によく合
致する。

本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その
主旨の範囲内において任意に変更実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による生理用ナプキンの好ましい実施態
様の平面図であって、着用者と接触する部分を観察者に
向けた図、第２図は第１図の生理用ナプキンの側面図、
第３図は第１図の生理用ナプキンの端面図、第４図は第
１図の４−４線に沿ってとられた断面図、第５図は第１
図の５−５線に沿ってとられた断面図、第６図は、第１
図の好ましい生理用ナプキンの他の実施態様の平面図、
第７図は第６図の生理用ナプキンの底面図、第８図は第
６図の８−８線に沿ってとられた断面図、第９図は第１
図の９−９線に沿ってとられた横断面図、第１０図は横
方向圧力を加えるテスト装置プランジャの平面図、第１
１図は第６図の生理用ナプキンを着用した際に型をとら
れた横断面図、第１２図は第６図は図示の実施態様の生
理用ナプキンを裸の立った着用者が着用した場合に大腿
によって横方向圧縮力を受けた状態を示す平面図、第１
３図は第１２図の実施態様の側面図、第１４図は本発明
の生理用ナプキンの他の実施態様の変形要素の横断面図
、第１５図は本発明の主旨外の生理用ナプキンの変形要
素の横断面図、第１６図は第１２図の１６−１６線に沿
ってとられた横断面図であって着用された場合の生理用
ナプキンの変形要素の横断面図、第１７図は第１２図の
１７−１７線に沿って見られた部分斜視図、第１８図は
第１２図の１８−１８線に沿ってとられた変形要素の横
断面図、第１９図は第１２図の１９−１９線に沿ってと
られた横断面図、第２０図は第１６図の変形要素の横断
面図であって、生理用ナプキンの身体側面が着用者の陰
部と密接に接触した状態を示す図、第２１図は本発明の
生理用ナプキンの他の実施態様の部分破断平面図、第２
２図は第２１図の２２−２２線に沿ってとられた横断面
図、第２３図は本発明の生理用ナプキンの他の実施態様
の変形要素の横断面図、第２４図は本発明の生理用ナプ
キンの他の実施態様の底面図、第２５図は第２４図の生
理用ナプキンの面層された状態の側面図、第２６図は本
発明の生理用ナプキンのさらに他の実施態様の平坦な緊
張されない状態の底面図、第２７図は第２６図の生理用
ナプキンを着用した状態の斜視図、第２８図は本発明の
生理用ナプキンのさらに他の実施態様の平面図、第２９
図は本発明のさらに他の実施態様の底面図、また第３０
図は第２９図の生理用ナプキンの着用された状態の斜視
図である。 １０、、、生理用ナプキン、２０．、、変形要素、２３
．、、曲げヒンジ、４０．、、吸収性コ乙　４５．、、
）−ツブシート。 Ｆｉｇ、７ ／ ソと　５ｔ ／４４ 〜 Ｆｉｇ、２３ Ｆｉｇ、２６ ／ Ｆｉｇ、２７ 、ｔ。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．吸収性手段と透液性トップシートとを含み長手方縁
   を有する使い捨て吸収性製品において、身体側面と変形
   要素を含み、この変形要素は曲げ抵抗性であり、また前
   記身体対向面の少なくとも一部は、前記製品に横方向圧
   縮応力が加えられた時に上向きに凸形を成す事を特徴と
   する使い捨て吸収性製品。
2. ２．前記変形要素は、前記製品に横方向圧縮力が加えら
   れた時に前記製品の前記身体側面に上向き凸形をとらせ
   る手段を有する事を特徴とする請求項１に記載の使い捨
   て吸収性製品。
3. ３．前記上向き凸形を成す前記身体側面の前記部分は前
   記長手方縁の間に対称的に配置される事を特徴とする請
   求項１または２に記載の使い捨て吸収性製品。
4. ４．前記手段は曲げヒンジであつて、好ましくは前記曲
   げヒンジは少なくとも部分的に長手方に延在する事を特
   徴とする請求項２または３に記載の使い捨て吸収性製品
   。
5. ５．前記の曲げヒンジは、前記変形要素の材料特性の変
   化により、または好ましくは前記変形要素の幾何学的不
   連続によって形成される事を特徴とする請求項４に記載
   の使い捨て吸収性製品。
6. ６．前記製品は壁体を有し、前記壁体は陰部面と基部と
   を有し、前記壁体の基部における前記陰部面は前記製品
   の中心区域の上向き凸形の前記身体側面部分に隣接し、
   前記製品に横方向圧縮力が加えられた時に前記壁体の前
   記陰部面と前記製品の上向き凸形を成す前記身体側面部
   分とが結合して、全体としてＷ形状を示す事を特徴とす
   る請求項１、２、３、４または５のいずれかに記載の使
   い捨て吸収性製品。
7. ７．前記製品はその前記中心区域に隣接した前区域を有
   し、前記前区域は前記製品が前記の横方向圧縮力を受け
   た時に全体としてコップ状を成す事を特徴とする請求項
   １、２、３、４、５または６のいずれかに記載の使い捨
   て吸収性製品。
8. ８．前記変形要素は、ポリエチレン、ポリプロピレン、
   ポリエステル、ポリブチレン、ポリウレタン、エチレン
   酢酸ビニル、加熱結合性セルローズ、ラテックスおよび
   シリコーンエラストマーから成るグループから選ばれる
   事を特徴とする請求項１、２、３、４、５、６または７
   のいずれかに記載の使い捨て吸収性製品。
9. ９．前記吸収性手段は第１主面と第２主面とを有し．前
   記変形要素は身体対向面を有し、前記吸収性手段は、そ
   の前記第２主面が前記変形要素の身体対向面に隣接する
   ように前記変形要素上に重ね合わされ、好ましくは前記
   吸収性手段は吸収性コアと透液性トップシートとを含み
   、前記トップシートは製品を着用した時に着用者の陰部
   区域に最も近い製品層を成す事を特徴とする請求項１、
   ２、３、４、５、６、７または８のいずれかに記載の使
   い捨て吸収性製品。
10. １０．前記変形要素は少なくとも１００．０ｇの曲げ抵
    抗、好ましくは少なくとも２００．０ｇの曲げ抵抗、さ
    らに好ましくは３５０．０ｇの曲げ抵抗、最も好ましく
    は少なくとも５００．０ｇの曲げ抵抗を有する事を特徴
    とする請求項１、２、３、４、５、６、７、８または９
    のいずれかに記載の使い捨て吸収性製品。