JP2005124854A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 経血や尿等の液体を吸収体に素早く移行させることができ、表面に液が残ることによるべたつき等の不都合を防止できる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】 液透過性の表面シート1、液不透過性の裏面シート21及び両シート間に介在された液保持性の吸収体21を有する吸収性物品1において、前記表面シート1は、内部空洞の複数の凸部5を有しており、該凸部5は、頂部53を通るスリット6を有することを特徴とする。スリット6は、少なくとも一端部が、凸部5の下半部にまで達していることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性物品においては、経血や尿等、人体からの排出物を速やかに吸収体に移行させることが要求される。
特許文献1には、ポリウレタン等のプラスチックフォームシートにスリットを入れた後、これを巻き取り所定時間放置することにより、開孔を有するシートを製造する技術が記載されている。
また、特許文献2には、吸収性物品の表面シートとして、多数の凸部及び凹部を有し、該凹部の頂部及び/又はその近傍に開孔を形成したものが記載されている。
特開昭62−162499号公報 特開2002−238947号公報
しかし、特許文献1で得られる開孔シートは、平面状のシートに開孔が形成されたものであるため、これを表面シートとして用いた場合には、液吸収後のシート表面がべたついてしまう。
特許文献2の表面シートにおいては、肌が開孔に密着した状態において、該開孔がふさがり易いため、液の吸収体への移行性が充分とは言えない場合が生じる。
従って、本発明は、経血や尿等の液体を吸収体に素早く移行させることができ、表面に液が残ることによるべたつき等の不都合を防止することのできる吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体を有する吸収性物品であって、前記表面シートは、内部空洞の複数の凸部を有しており、該凸部は、頂部を通るスリットを有する吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本発明は、不織布からなる上層シートと下層シートとからなる、吸収性物品の表面シートであって、前記上層シートと前記下層シートとは所定の間隔で互いに接合されて複数の接合部が形成されており、前記上層シートは、前記下層シートの収縮により前記接合部間に内部空洞の凸部が形成されており、前記凸部は、頂部を通るスリットを有する、吸収性物品の表面シートを提供するものである。
本発明の吸収性物品は、経血や尿等の液体を吸収体に素早く移行させることができ、表面に液が残ることによるべたつき等の不都合を防止することができるものである。
本発明の吸収性物品の表面シートは、液の透過性に優れており、表面シートの表面に液が残ることによるべたつき等の不都合を防止することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキン20の一部が示されている。
ナプキン20は、液不透過性の表面シート1、液不透過性の裏面シート21及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体22を有している。本ナプキン20の表面シート1は、本発明の吸収性物品の表面シートの一実施形態である。裏面シート21及び吸収体22としては、この種の物品に通常用いられている材料を用いることができる。
本実施形態の表面シート1は、それぞれ繊維集合体からなる上層シート2と下層シート3との2層構造を有している。
上層シート2と下層シート3とは、図1に示すように、表面シート1のX方向(一方向)及びX方向に直交するY方向のうちのY方向において間欠的に接合されており、隣接する接合部4,4間に、内部空洞の複数の凸部5が形成されている。各接合部4は、ヒートシール、超音波シール、接着剤等の各種公知の接合手段により形成することができる。本実施形態における接合部4は、隣接する凸部間に線状に形成されており、凸部が延びる方向と平行な方向に延びている。接合部4の幅は0.3〜3mm、特に0.5〜1.5mmが好ましい。
各凸部5は、表面シート1のX方向(一方向)に連続して延びている。表面シートの一方向に連続して延びるとは、凸部5の頂部が点や円ではなく、所定長さの線や帯状をなしていることを意味する。凸部5の頂部の連続して延びる長さは、後述するスリット6による分断部分を含めて、30mm以上、特に50mm以上、とりわけ70mm以上であることが好ましい。本実施形態では凸部が連続して延びているため、図1に示すように凸部は畝を形成している。
凸部5は、肌触りの良さと凸部形状の維持の観点から、その高さT(図2参照)が0.2〜5mm、特に0.5〜3mmであることが好ましい。
また、凸部5は、肌触りの良さと凸部形状の維持の観点から、凸部5の上半部51の幅W1(図2参照)が0.5〜5mm、特に0.7〜3mmであることが好ましく、相隣接する凸部の上半部51同士間の幅W2(図2参照)が0.5〜5mm、特に0.7〜2mmであることが好ましい。尚、凸部5の上半部51は、図2に示すように、凸部5の中央高さ位置(凸部5の高さTを2等分する位置)Pより、上側(着用者の肌側)に位置する部分である。また、凸部の高さT及び前記幅W1,W2は、図2に示すような断面形状から測定する。
各凸部5は、図1に示すように、その頂部53を通るスリット6を有している。スリット6は、図2に示すように、頂部53を挟んでその両側に亘っている。各スリット6は、凸部5が延びる方向に直交する方向(Y方向)の長さL1(図2参照)が、凸部5の上半部51の幅W1の70〜130%、特に90〜110%であることが、スリット6近傍が肌との接触が動きの中で可動し、肌との接触が固定された部位が少なくなるため肌触りに優れる点から好ましい。
ここで、可動とは、使用者の動きによって、スリット6によって独立した凸部5が、凸部5と直交する方向に倒れ込んだり、凸部がつぶれたり、傾いたりすることで、スリット6が使用者の動きの中で広がったり、スリット6の側縁部が相対的に下層シート3側に接近することを意味する。
スリット6は、この可動を生じ易くし、その側縁部を下層シート3(下層シート3がない場合は吸収体22)に接触させ易くして、吸収体22への液の移行性を向上させる観点から、図2に示すように、少なくともその一端部(好ましくは両端部61,61)が、凸部5の下半部52にまで達していることが好ましく、少なくともその一端部(好ましくは両端部)が、凸部5の高さTの20%の高さ位置よりも下方にまで達していることがより好ましく、少なくともその一端部(好ましくは両端部)が、隣接する凸部間の底部中央部54付近にまで達していることが特に好ましい。ここで、底部中央部54とは、特に下層シート3との接合上部をいう。
本実施形態におけるスリット6は、各凸部5が延びる方向(図1中のX方向)に直交する方向(図1中のY方向)に形成されている。直交する方向とは、凸部5が延びる方向と90度の角度で交差する方向である。スリット6は、各凸部5が延びる方向に交差して延びていることが好ましく、スリット6が延びる方向と凸部5が延びる方向との交差角度は、本実施形態における交差角度(90度)プラスマイナス60度以内、特に45度以内であることが好ましい。
本実施形態においては、一方向(X方向)に連続して延びる凸部5が該一方向に直交する方向(Y方向)に複数列形成されており、相隣接する凸部のスリットは、凸部5が延びる方向(X方向)において同じ位置に形成されている。
相隣接する凸部の一方の凸部に形成されたスリットが他方の凸部に形成されたスリット間の中央部に位置し、全体としてスリットが千鳥状に形成されている形態も同様に好ましい形態である。
尚、一つの凸部5に、多数のスリット6を形成する場合のスリット6の形成間隔は5〜30mm、特に10〜20mmであることが、表面上の液の移動を分断し、可動部によって液が吸収体へ導かれる観点から好ましい。尚、スリットは、その幅(スリットが延びる方向に直交する方向の幅)が、実質的にゼロのものから3mm程度のものであることが好ましい。
本発明における表面シートは、凸部を形成しているシート(以下、凸部形成シートという,本実施形態では上層シート2)が不織布製シートであることが好ましい。凸部形成シートとして用いる不織布製シートとしては、各種公知の不織布を用いることができ、特にエアースルー不織布、エアレイド不織布、ヒートロール不織布、スパンボンド不織布が好ましい。凸部形成シート用の不織布としては、単層構造のものの他、複数層からなるが層間に空洞のない複層構造の不織布等を用いることもできる。
本発明における表面シートは、伸縮性を有することが好ましく、本実施形態におけるように、上層シート2及び下層シート3からなる2層構造の表面シート1を伸縮性のシートとする場合には、上層シート2を非伸縮性シートから構成し、下層シート3を伸縮性シートから構成することが好ましい。
本実施形態の表面シート1は、それぞれ繊維集合体からなる、上層シート2と下層シート3とからなる。繊維集合体は、不織布を包含する概念である。
このような2層構造の表面シート1を製造する場合の上層シート2としては、例えばカード法によって形成された不織布、ニードルパンチ法によって形成された不織布、溶剤接着法によって形成された不織布、スパンボンド法によって形成された不織布、メルトブローン法によって形成された不織布、トウ繊維を熱エンボス等で不織布化したものなどを用いることができる。また、上層シート2として、編地などを用いることもできる。また、繊維集合体以外の材料、例えば樹脂フィルム等を用いることもできる。
上層シート2を構成する繊維としては、熱融着性繊維、特に熱可塑性ポリマー材料からなる繊維が好適に用いられる。熱可塑性ポリマー材料としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミドなどが挙げられる。またこれらの熱可塑性ポリマー材料の組み合わせからなる芯鞘型複合繊維やサイド・バイ・サイド型複合繊維も用いることができる。
下層シート3を構成する繊維集合体としては、カード法によって形成されたウェブ、熱融着法によって形成された不織布、水流交絡法によって形成された不織布、ニードルパンチ法によって形成された不織布、溶剤接着法によって形成された不織布、スパンボンド法によって形成された不織布、メルドブローン法によって形成された不織布等が挙げられる。また、下層シート3として、編地などを用いることもできる。
下層シート3を構成する繊維集合体は、3次元的に捲縮した捲縮繊維を含むことが下層シート3に伸縮性を付与する観点から好ましく、特に熱処理により3次元的な捲縮を発現した潜在捲縮性繊維を含むことが好ましい。潜在捲縮性繊維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同様に取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。
潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなり、その例としては、特開平9−296325号公報や特許2759331号公報に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えばエチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが、表面シート1の柔らかさの点で好適である。
尚、上層シート2及び/又は下層シート3には、例えばレーヨン、コットン、親水化アクリル系繊維などの吸水性繊維を混綿することもできる。
また、表面シート1の構成繊維としては、合成繊維の表面を、界面活性剤等により親水化したものが特に好ましい。
下層シート3に伸縮性を付与することによって、伸張状態とした下層シート3に上層シート2を接合した後に、該下層シート3を収縮させる方法や、熱収縮前の下層シート3を上層シート2に接合した後、該下層シート3を熱収縮させる方法により、本発明に係る表面シートを容易に製造することができる。
上層シート(凸部形成シート)2は その坪量が15〜50g/m2、特に20〜30g/m2であることが、充分な強度の確保、成形性の確保、風合いの維持の点から好ましい。
また、表面シート1は、その構成繊維の繊維径が0.5〜6dtex、特に1〜3dtexであることが、肌触りが良好になる観点から好ましく、特に上層シート及び下層シートの2層構造の表面シート1を得る場合の上層シート2の繊維径は0.5〜3dtexであることが好ましい。
上層シート(凸部形成シート)2は、その構成繊維が、凸部5の延びる方向と平行な方向に配向していることが好ましい。
凸部5が延びる方向と平行に配向させることにより、繊維配向方向に液が流れやすくなるが、凸部では、スリット6による液の分断、及び、スリット6による可動により、吸収体側へ液を導きやすくする効果がある。
本発明における凸部5は、凸部が延びる方向に直交する方向の断面形状が、逆U字や逆V字、Ω宇状であることが、上半部を下半部が支える構造となり、凸部の形
状保持されやすいので好ましい。
本発明における表面シートは、例えば、上層シートにスリット加工を施し、2つの加熱した凹凸の噛み込みロール間に上層シートを導き、凹凸を付与した後、下層シートと接合する方法や、下層シートとして、熱収縮性不織布(例えば、上述した潜在捲縮性繊維を含む不織布等)を連続的に搬送しながら、ロータリーカッター等のスリット形成装置によりスリットを与えた上層シートを熱エンボス等の手段で部分的に一体化処理を施した後、スリットと直交する方向に収縮するよう加熱装置による熱処理を行い凹凸加工を施す方法、あるいは、熱収縮性不織布に上記と同様の凹凸加工を施した後、スリットを形成する方法等により製造することができる。前記スリット形成装置としては、ロータリーカッターの他、シェアカッター、レーザーカッター、超音波カッター等を用いることができる。
また、非伸縮性不織布の上層シートと伸縮性ウエブ(不織布含む)からなる下層シートを用いた2層構造の表面シートは、例えば、凸部の連続する方向と直交する方向に下層シートを伸張させた状態で上層シートと接合した後、該下層シートの伸張状態を解除して凸部を生じさせる方法により得られる。また、熱処理により捲縮を発現した潜在捲縮性繊維を含む下層シート3を有する表面シートは、凸部を生じさせる部位に予めスリットを形成した上層シート2と、潜在捲縮性繊維を含む下層シート3とを積層して所定の接合部4で接合させた後に、熱処理により、潜在捲縮性繊維を熱収縮させることによって下層シート3を収縮させ、それにより、上層シート2を片面側に凸に膨らませて前記凸部5を形成させることにより得られる。このように、潜在捲縮性繊維の熱収縮により凸部5を形成させる場合、熱収縮前の下層シート3に含有させる潜在捲縮性繊維の量は、熱収縮前の下層シート3の重量に対して50重量%以上、特に70〜100重量%であることが好ましい。
本実施形態における表面シート1によれば、ナプキン(吸収性物品)20の使用時に表面シートに部分的な圧力が加わることにより、凸部5のスリット間の部位55の形状が、例えば図3から図4に示すように、スリット6の側縁部62が下層シート3(下層シート3がない場合は吸収体)に密着ないし近接するような形状に変形する。これにより、表面シート上に供給(排泄)された液が、表面シート1の下に配された吸収体22にスムーズに移行する。また、図5に示すように、凸部間に生じた谷部を流れた液が、加圧による凸部の変形により開口したスリット6に流れ込み、それによっても、表面シート上の液が吸収体へとスムーズに移行する。
このように、本実施形態の表面シートは、液の透過性に優れており、表面シートの表面に液が残ることによるべたつき等の不都合を防止することができる。また、このような表面シートを用いた吸収性物品によれば、経血や尿等の液体を吸収体に素早く移行させることができ、表面に液が残ることによるべたつき等の不都合を防止することができる。
本発明は、前記実施形態に制限されず、本発明の趣旨に逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
例えば、本発明における表面シートの凸部は、吸収性物品の長手方向及び幅方向の両方向に非連続のもの(個々独立した凸部)であっても良いし、連続的な凸部を形成する場合のその凸部が延びる方向は、吸収性物品の長手方向と平行な方向でも幅方向と平行な方向でも良く、スリットにより身体の湾曲形状及び動きに柔軟に変形する点、及び吸収性物品の長手方向への液の移動を分断する点からは、吸収性物品の長手方向に平行であることが好ましい。
本発明は、表面シートに形成された凸部の総てがスリットを有するものに限られない。但し、スリットを有する凸部が、一定の領域内に所定のパターンで分布していることが好ましい。
図6は、本発明の吸収性物品及び表面シートの他の実施形態を示す図(図1相当図)であり、表面シート1’は、その一方向(X方向)に連続して延びる凸部5を複数本有しており、一つ置きの凸部5がスリット6を有している。スリットを有する凸部は、例えば、吸収性物品の排泄部に対向配置される部位等の所定の領域内に所定のパターンで分散していることが好ましい。
本発明における吸収性物品の例としては、生理用ナプキンの他、パンティライナー、使い捨ておむつ、失禁パッド、母乳吸収パッド、等を挙げることができる。
尚、吸収体及び裏面シートそれぞれの構成材料としては、この種の物品において従来用いられているものを用いることができ、例えば、吸収体としては、パルプ繊維や熱可塑性繊維からなる繊維集合体(繊維ウエブ、不織布等)又はそれに吸水性ポリマーを層状若しくは分散状態に保持させたもの等を用いることができ、裏面シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル等の熱可塑性樹脂のフィルムや、撥水性のスパンボンド不織、スパンボンド−メルトブロー−スパンボンドの多層構造の不織布等を用いることができる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキンを破断して示す斜視図であり、該ナプキンの表面シートは、本発明の吸収性物品の表面シートの一実施形態である。 図2は、図1に示す表面シートの凸部及びスリットの形状等を説明するための模式断面図である。 図3は、図1に示す表面シートのI−I線断面を示す模式断面図である。 図4は、使用時における部分的な加圧により、凸部のスリット間の部位の形状が変化した状態における、図3に対応する断面を示す模式断面図である。 図5は、使用時における部分的な加圧により凸部の形状が変化した状態を示す斜視図である。 図6は、本発明の他の実施形態を示す図(図1相当図)である。
符号の説明
1,1’ 表面シート
2 上層シート(凸部形成用の不織布製シート)
3 下層シート
4 上層シートと下層シートの接合部
5 凸部
6 スリット

Claims (6)

  1. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体を有する吸収性物品であって、
    前記表面シートは、内部空洞の複数の凸部を有しており、該凸部は、頂部を通るスリットを有する吸収性物品。
  2. 前記スリットの少なくとも一端部が、前記凸部の下半部にまで達している請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記凸部は、前記表面シートの一方向に連続して延びており、前記スリットは、該一方向と交差する方向に延びている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記凸部は、不織布製シートから構成されており、該不織布製シートの構成繊維が、前記凸部の延びる方向と平行な方向に配向している請求項3記載の吸収性物品。
  5. 前記表面シートは、上層シートと下層シートとからなり、前記上層シートと前記下層シートとが所定の間隔で互いに接合されて複数の接合部が形成されており、前記上層シートは、前記下層シートの収縮により前記接合部間に前記凸部を形成している請求項1〜4の何れか記載の吸収性物品。
  6. 不織布からなる上層シートと下層シートとからなる、吸収性物品の表面シートであって、
    前記上層シートと前記下層シートとは所定の間隔で互いに接合されて複数の接合部が形成されており、前記上層シートは、前記下層シートの収縮により前記接合部間に内部空洞の凸部が形成されており、前記凸部は、頂部を通るスリットを有する、吸収性物品の表面シート。

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