JP2002164734A - 漏洩導波管及びその製法 - Google Patents

漏洩導波管及びその製法

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JP2002164734A
JP2002164734A JP2000360816A JP2000360816A JP2002164734A JP 2002164734 A JP2002164734 A JP 2002164734A JP 2000360816 A JP2000360816 A JP 2000360816A JP 2000360816 A JP2000360816 A JP 2000360816A JP 2002164734 A JP2002164734 A JP 2002164734A
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conductor
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Sonoo Watanabe
園生 渡辺
Kuniaki Kimiga
邦明 公賀
Mamoru Nakamura
守 中村
Eisaku Sano
英作 佐野
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 能率良く、かつ、高精度・高品質に漏洩導波
管を製造する方法を提供することにある。 【解決手段】 平坦な銅ラミネート帯状体5にスロット
を打抜き形成する。次に、この平坦な帯状体5に凹凸波
を幅方向に形成する。その後、凹凸波が形成された帯状
体5を横断面偏平円形状にフォーミングし、引続いて連
続状に走行させつつシース3を外嵌させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏洩導波管及びそ
の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路側と車側との間等でデータ情報を電
波としてやり取りするための漏洩導波管は、従来より次
の製法にて製造されていた。即ち、図7に示すように、
先ず第1工程に於ては、プレス等で予めスロットbが複
数形成された銅テープa(帯状の銅板)を、送り出し機
cにてサイジングダイスdへ送り出して円筒状に成形
し、銅テープaの突合わせ目を溶接機eにて溶接してパ
イプ体fを形成し、引き続きパイプ体fを波付け機gに
通して螺旋状に凹凸波を波付けし、その後、波付きのパ
イプ体fをシンキングダイスhに通して長円形状や楕円
形状等の横断面偏平円形状に成形して導体(導波管本
体)iを形成する。なお、導体iは一旦ドラムjに巻取
られる。そして、図8に示すように、次の第2工程で
は、ドラムjから導体iを繰出してシース押出機kのク
ロスヘッドに通すことにより、導体iにシースmが外嵌
被覆され、漏洩導波管nが形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の製法における波付け工程は、円盤状ダイスにパイプ
体fを通しつつ、円盤状ダイスを偏心軸心廻りにかつ所
定傾斜角度で回転して凹凸波を形成するようにしている
ため、図9に示すように、凹凸波のピッチPがスロット
bの長手方向寸法Bに対して 1.0B≦P≦ 1.5Bと大き
くなってしまい、各スロットb…への波付け位置の違い
によって、スロット長L、スロット幅W、スロット角度
θに誤差を生じやすいという問題があった。また、銅テ
ープaの突合わせ目に溶接が必要であり手間を要するこ
とや、導体iを形成する工程(第1工程)及び導体iに
シースを外嵌する工程(第2工程)の2工程を要するた
め、作業能率が悪いという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、能率良く、かつ、高精
度・高品質に漏洩導波管を製造する方法及び漏洩導波管
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る漏洩導波管の製法は、平坦な銅ラミ
ネート帯状体にスロットを打抜き形成し、次に、この平
坦な帯状体に凹凸波を幅方向に形成し、その後、これを
横断面偏平円形状にフォーミングし、引続いて連続状に
走行させつつシースを外嵌させるものである。
【0006】また、平坦な銅ラミネート帯状体にスロッ
トを打抜き形成し、次に、この平坦な帯状体に凹凸波を
幅方向に形成し、これを横断面偏平円形状にフォーミン
グした後、溶接すること無く、引続いて連続状に走行さ
せつつシースを外嵌させるものである。
【0007】このとき、中子状フォーミングダイスを用
いてフォーミング及びシースを外嵌させるのが、好まし
い。
【0008】また、本発明に係る漏洩導波管は、導体に
溶接部が無く、横断面偏平円形状の該導体の形状を、外
被シースにて保持させてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0010】図1は、本発明の漏洩導波管の実施の一形
態を示し、この漏洩導波管Aは、複数のスロット2…が
形成された横断面偏平円形状の導体1と、導体1に外嵌
された外被シース3と、を備え、その導体1には溶接部
を有していない。即ち、横断面偏平円形状の導体1の形
状を、外被シース3にて保持している。なお、4は導体
1の重合わせ部である。
【0011】次に、この漏洩導波管Aの製法を説明す
る。図2に示すように、先ず、平坦な銅ラミネート帯状
体5が作製される。この銅ラミネート帯状体5は、銅テ
ープ6(薄い銅板)の一面にかつ幅方向一端縁6a側を
残して接着層7を積層し、その後、銅テープ6を接着層
7と共にプレス等にて打抜いて複数のスロット2…を形
成することにより作製される(図4(ハ)の左の図を参
照)。なお、接着層7は、エチレンアクリル酸(EA
A)等のホットメルト接着剤とされる。
【0012】その後、図3に示すように、送り出し機8
のドラムに巻設された銅ラミネート帯状体5を連続的に
送り出して、後述の如く漏洩導波管Aを製造していく。
先ず、図3と図4に示すように、送り出し機8から平坦
な銅ラミネート帯状体5を波付け機9へ送り出し、例え
ば、波付け機9内の上下一対の波付け用歯車の間に帯状
体5を通すことにより、帯状体5に凹凸波を幅方向に形
成していく。即ち、帯状体5を凹凸波状に成形してい
く。なお、図4(イ)は、帯状体5に凹凸波が形成され
る状態を示す平面図であり、図4(ロ)はその側面図で
あり、図4(ハ)はその要部横断面図である。
【0013】このとき、図4(イ)に示す如く、幅方向
に形成された凹凸波は、帯状体5の幅方向端縁5aに対
し90°の角度で形成される。また、帯状体5への波付け
は容易(特に、帯状体5を薄肉とすれば一層容易)であ
るため、凹凸波のピッチPがスロット2の長手方向寸法
Bに対し 1/8B≦P≦ 1/2Bと小さくすることができる
(図6参照)。
【0014】その後、凹凸波が形成された帯状体5は、
図3と図5に示すように、フォーミング部10へ送られ
る。このフォーミング部10は、帯状体5を横断面偏平円
形状(具体的には横断面長円形状)に成形するためのフ
ォーミングダイス11と、帯状体5の潰れ(変形)を内側
から支える中子状フォーミングダイス12と、を備える。
中子状フォーミングダイス12は、その先端側がフォーミ
ングダイス11の入口側から挿入され、基端側は例えばL
字状の保持部材13等を介して固定部に固定されている。
なお、中子状フォーミングダイス12は、フォーミングダ
イス11の出口から突出して(後述する)クロスヘッド15
の内部(出口付近)まで延長される延長部16を有してい
る。
【0015】帯状体5がフォーミングダイス11と中子状
フォーミングダイス12の間を通過していくことにより、
(図5下部に示したように)接着層7を外側として銅テ
ープ6がC字状に弯曲していき、一端縁6aと他端縁6
bとが重ね合わさって横断面長円形状に成形されて、導
体1が形成される。このとき、他端縁6bが接着層7の
無い一端縁6a(図2参照)に外側から接して重合わせ
部4が形成される。
【0016】フォーミング部10を通過して形成された導
体1は、次にシース押出機14のクロスヘッド15内へ送ら
れる。このとき、導体1は、中子状フォーミングダイス
12に外嵌された状態でクロスヘッド15内を通過してい
き、クロスヘッド15の内壁から押出された外被シース3
(ポリエチレン等のシース形成材料)にて外被され、か
つ、この際の熱によって接着層7と外被シース3との間
で熱融着が起こって、一体状に外被シース3が外嵌され
る。また、シース外嵌時の圧力によって導体1の形状が
崩れないよう、中子状フォーミングダイス12の延長部16
にて導体1を支持している。
【0017】以上のようにして、製品としての漏洩導波
管Aが製造される。この漏洩導波管Aは、図6に示すよ
うに、凹凸波のピッチPがスロット2の長手方向寸法B
に対し 1/8B≦P≦ 1/2Bと小さく設定されているた
め、スロット長L、スロット幅W、スロット角度θに寸
法差が生じ難い。なお、平坦な銅ラミネート帯状体5に
波付けするためピッチPを小さくすることも容易であ
り、一層正確なスロット寸法及びスロット形状を得るこ
とができる。
【0018】また、本発明によれば、銅テープ6の合わ
せ目に溶接が不要であり、かつ、導体形成工程とシース
外被工程を同じ製造ラインで同時進行で(連続的に)行
うことができるため、作業の容易化と作業時間の短縮化
を図ることができ、それによって生産性アップが行い得
る。さらに、銅ラミネート帯状体5の波付けによるスロ
ット2の変形が小さい(少ない)ため、従来の銅テープ
の厚みが 0.5mm程度であるのに対し、(図2に示すよう
に)本発明では銅テープ6の厚みtを0.05mm〜0.3mmと
薄くすることができ、漏洩導波管Aの軽量化を図ること
ができる。
【0019】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、導体1の横断面形状は長円形状に限ら
ず、楕円形状やまゆ形状や角部の丸い矩形状等の横断面
偏平形状であっても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0021】(請求項1によれば)漏洩導波管Aとして
の構造上・機能上に問題を生ずること無く、溶接工程を
省略して製造工程の簡素化を図ることができる。
【0022】(請求項2又は3によれば)導体形成工程
とシース外嵌工程を同じ製造ラインで同時進行で行うこ
とができるため、大幅に生産性を向上することができ
る。また、平坦な銅ラミネート帯状体5に波付けするた
め、凹凸波のピッチPを容易に小さくすることができ
る。従って、漏洩導波管Aの凹凸波のピッチPをスロッ
ト2の長手方向寸法Bに対して小さく設定することがで
き、スロット長L、スロット幅W、スロット角度θに寸
法差が生じ難くなり、高精度・高品質に漏洩導波管Aを
製造することができる。さらに、銅ラミネート帯状体5
の波付けによるスロット2の変形が小さい(少ない)た
め、銅テープ6の厚みtを薄くすることができ、漏洩導
波管Aの軽量化を図ることができる。
【0023】(請求項3によれば)溶接工程が省略され
るので、より作業時間が短縮化され、かつ、作業が容易
となる。
【0024】(請求項4によれば)フォーミングの際、
中子状フォーミングダイス12にて銅ラミネート帯状体5
(銅テープ6)の内面側が支持されて潰れが防止される
ので、導体1の成形不良が生じない。また、シース外被
の際、中子状フォーミングダイス12にて導体1の内面側
が支持されるので、シース3の圧力にて導体1の形状が
崩れることが無く、製品(漏洩導波管A)の形状不良が
生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る漏洩導波管の実施の一形態を示す
一部断面斜視図である。
【図2】銅ラミネート帯状体を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る漏洩導波管の製法の概要を説明す
る説明図である。
【図4】銅ラミネート帯状体を凹凸波状に成形する状態
を示す説明図である。
【図5】導体成形工程及びシース外被工程を示す説明図
である。
【図6】製造された漏洩導波管を示す要部断面平面図で
ある。
【図7】従来の漏洩導波管の製法における第1工程を示
す説明図である。
【図8】第2工程を示す説明図である。
【図9】従来の漏洩導波管を示す要部断面平面図であ
る。
【符号の説明】
1 導体 2 スロット 3 シース 5 銅ラミネート帯状体 12 中子状フォーミングダイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 守 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 佐野 英作 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 5J014 GA02 GA04 5J045 AA21 AB03 AB06 DA04 FA02 HA01 NA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な銅ラミネート帯状体にスロットを
    打抜き形成し、次に、この平坦な帯状体に凹凸波を幅方
    向に形成し、その後、これを横断面偏平円形状にフォー
    ミングし、引続いて連続状に走行させつつシースを外嵌
    させることを特徴とする漏洩導波管の製法。
  2. 【請求項2】 平坦な銅ラミネート帯状体にスロットを
    打抜き形成し、次に、この平坦な帯状体に凹凸波を幅方
    向に形成し、これを横断面偏平円形状にフォーミングし
    た後、溶接すること無く、引続いて連続状に走行させつ
    つシースを外嵌させることを特徴とする漏洩導波管の製
    法。
  3. 【請求項3】 中子状フォーミングダイスを用いてフォ
    ーミング及びシースを外嵌させる請求項1又は2記載の
    漏洩導波管の製法。
  4. 【請求項4】 導体に溶接部が無く、横断面偏平円形状
    の該導体の形状を、外被シースにて保持させてなること
    を特徴とする漏洩導波管。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307273A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Namiki Seisakusho:Kk 装身チェーンの止め具の製造方法
CN103907240A (zh) * 2011-10-26 2014-07-02 阿尔卡特朗讯 分布式天线系统和制造分布式天线系统的方法

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