JP2731438B2 - 軒樋の製造方法 - Google Patents

軒樋の製造方法

Info

Publication number
JP2731438B2
JP2731438B2 JP1326411A JP32641189A JP2731438B2 JP 2731438 B2 JP2731438 B2 JP 2731438B2 JP 1326411 A JP1326411 A JP 1326411A JP 32641189 A JP32641189 A JP 32641189A JP 2731438 B2 JP2731438 B2 JP 2731438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves gutter
core material
metal plate
synthetic resin
resin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1326411A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03187458A (ja
Inventor
廣忠 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1326411A priority Critical patent/JP2731438B2/ja
Publication of JPH03187458A publication Critical patent/JPH03187458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2731438B2 publication Critical patent/JP2731438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、軒樋の製造方法に関し、詳しくは金属板を
芯材とする角形の軒樋に、角形に曲げ加工を行うが故に
生じる問題を解消しようとする技術に係るものである。
[従来の技術] 従来、金属板を芯材としてその全面に合成樹脂層を被
覆した角形の軒樋においては、金属板に合成樹脂層を被
覆したものを曲げ加工したり、又、金属板の芯材を角形
に曲げ加工を行い、このような角形の芯材に合成樹脂層
を被覆するのである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このように金属板を角形に曲げ加工を行う
のに、底面の巾方向の両端のコーナー部においては外側
が伸び、内側が縮むことによりコーナー部が長手方向で
縮むのであり、このようにコーナー部が長手方向に縮む
ことで、底面の中央部及び側壁部分にいわゆるべこと称
するうねりやふくらみが生じるという問題があった。こ
のような問題を解消するのに、特公昭62-53662号公報の
発明がなされた。即ち、第9図に示すように、金属板の
芯材1に軒樋の長手方向に沿う波溝4aが軒樋の巾方向に
間隔を隔てて形成し、このような芯材1にその波付け形
状に復元しようとする残留応力を保持させた状態で合成
樹脂層2を全面に被覆し、しかして底面3及び側壁5の
長手方向の曲げ強度を高め、底面3及び側壁5において
うねりやふくらみが生じるのを防止するものである。と
ころがこのような発明においては、高温条件下で、合成
樹脂層2が軟化した場合に、芯材1に残留応力を保持さ
せておくことが低減され、合成樹脂層2にて残留応力を
保持させておくことができず、うねりやふくらみを抑制
し難くなり、底面3や側壁5にうねりやふくらみが生じ
るという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、角形に曲げ加工を行うの
に、そのコーナー部においてその長さ方向に縮むのに伴
う応力によっても、底面及び側壁にうねりやふくらみが
生じるのを回避することができる軒樋の製造方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の軒樋の製造方法は、金属板を芯材1としてそ
の全面に合成樹脂層2を被覆した角形の軒樋の製造方法
であって、金属板の芯材1における軒樋の少なくとも底
面3となる底面部分3aに軒樋の長さ方向に対して直交す
る方向の断面において外方に凸となる湾曲が軒樋の長さ
方向の全長に付けられ、その後、角形に曲げ加工される
ことを特徴とするものである。
[作用] 本発明は、金属板を芯材1としてその全面に合成樹脂
層2を被覆した角形の軒樋の製造方法であって、芯材1
の軒樋の少なくとも底面3に相当する部分に曲げ加工を
おこなって軒樋の長さ方向に対して直交する方向の断面
において外方に凸となるように軒樋の長さ方向の全長に
わたって湾曲させ、その後、角形に曲げ加工するから、
金属板の芯材1を角形に曲げ加工する際に、その曲げ加
工箇所(コーナー部)において長手方向に縮むのである
が、芯材1に予め曲げ加工されている湾曲部4において
応力に対抗し、軒樋の底面3の中央部及び側壁部分にい
わゆるべこつきと称するうねりやふくらみが生じるのを
防止することができ、金属板を芯材1として合成樹脂層
2を被覆する角形の軒樋を外観よく製造することができ
るのである。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は金属板の芯材1を埋設した軒樋Aの概略の製
造工程を示していて、芯材1は以下のように形成され
る。即ち、第2図の製造装置におけるアンコイラー6に
て長尺の芯材1としての鋼板1aを送りながら、テンショ
ンロール7にて緊張させ、ロールコータ8にてのりが付
けられ、ロールフォーミング装置9にて第3図に示すよ
うな加工を行い、そして乾燥機10にて乾燥され予熱も行
なわれ、第4図のように合成樹脂層2となる塩ビ被膜2a
が押出機11から押出されて2層に被膜がなされ、そして
サイジング装置12にて第5図に示すようにサイジングが
なされ、引取り機13にて引取られ、その後ベンダー14に
て略角形に曲げ加工が行なわれるのである。
第3図(a)乃至(e)に示すように、孔あけロール
15と受ロール16にて金属板の芯材1の両端部(軒樋の耳
部となる)及び曲げ加工時にコーナー部となる部分3bを
残して多数の孔17が形成される。そして第3図(c)の
ように孔17のかえり17aが上下のかえり潰しロール18,18
にて潰され、同時にかえり潰しロール18の全周に形成さ
れた突条18aにて第3図(c)に示すように溝付けがな
され、かかる溝付けはそのピッチPが4〜5mm(実施例
では4.25mm)、溝深さHが0.2〜0.5mm(実施例では0.3m
m)で、鋼板1aの厚さtは0.1〜0.2mm(実施例では0.18m
m)程度である。そしてゴムロール19と凹溝20aを全周に
形成した波付けロール20とで、第3図(e)に示すよう
な溝付けと仮想線イのような湾曲が付けられるのであ
る。かかる場合、溝付けロール20の溝ピッチPaは4〜5m
m(実施例では4.25mm)程度、高さHaは0.2〜0.5mm(実
施例では0.3mm)程度である。そして、サイジング装置1
2においては、耳部21の形成もなされる。
第4図は押出機13から押出された断面形状を示してい
て、合成樹脂層2の被覆がなされる前には第3図(e)
のように湾曲のくせが付けられていた芯材1は略平板状
となっている。Tは1.2〜1.6mm(実施例では1.4mm)程
度である。
第5図はサイジング装置12にてサイジングがなされて
いる断面形状を示していて、底面部分3a及び側板部分3c
において夫々外方に凸となる湾曲形状になされている。
第5図において、曲げ半径Rは380mm程度で、lは150mm
程度で、hは5〜6mm程度である。
第6図はベンダー14による曲げ加工を示していて、そ
のコーナー部分において全長に曲げ加工されて軒樋Aが
得られるのである。かかる場合、第7図に示すように、
底面部分3aのみに湾曲形状を付けておいてもよく、この
ようにすることで、第8図に示すように、側板22が偏平
となった軒樋Aが得られる。
このように、金属板の芯材1が曲げ加工されてその曲
げ箇所(コーナー部)において長手方向に縮むのに、芯
材1の底面部分3a及び側板部分3cにおける湾曲部4にお
いてその応力に対抗し、かつ湾曲部4は軒樋の長さ方向
においては充分な強度を有していて、その湾曲部4にう
ねりやふくらみが生じるのを防止するのである。しかも
かかる作用は従来のように熱の影響を受けることがない
ものである。
そして、金属板の芯材1には軒樋の長さ方向に長く波
溝4aが多数本形成されることで、金属板の芯材1が曲げ
加工されてその曲げ箇所(コーナー部)において長手方
向に縮むのに、このコーナー部における縮み応力に波溝
4aが対向し、コーナー部の変形を抑制し、底面3や側壁
5においてうねりやふくらみが生じるのを回避するので
ある。そして、孔17において芯材1の表裏に合成樹脂層
2が連結され、芯材1と合成樹脂層2との結合力を高め
ている。
尚、金属板の芯材1を曲げ加工した後、その全面に合
成樹脂層2を被覆してもよいものである。
又、金属板の芯材1には上述した孔加工や溝加工を行
わないものであってもよいものである。
又、金属板の芯材1に一次被覆がなされたものであれ
ば、押出機11による被覆は一層の被覆にてもよい。
又、湾曲部4の形成は、湾曲ロールフォーミングによ
るもよいものである。
[発明の効果] 以上要するに本発明の軒樋の製造方法は、金属板を芯
材としてその全面に合成樹脂層を被覆した角形の軒樋の
製造方法であって、芯材の軒樋の少なくとも底面に相当
する部分に曲げ加工をおこなって軒樋の長さ方向に対し
て直交する方向の断面において外方に凸となるように軒
樋の長さ方向の全長にわたって湾曲させ、その後、角形
に曲げ加工するから、金属板の芯材を角形に曲げ加工す
る際に、その曲げ加工箇所(コーナー部)において長手
方向に縮むのであるが、芯材に予め曲げ加工されている
湾曲部において応力に対抗し、軒樋の底面の中央部及び
側壁部分にいわゆるべこつきと称するうねりやふくらみ
が生じるのを防止することができ、金属板を芯材として
合成樹脂層を被覆する角形の軒樋を外観よく製造するこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の軒樋の製造工程の概略説明
図、第2図は同上の製造装置の概略側面図、第3図
(a)は同上のロールフォーミング装置の側面図、第3
図(b)は第3図(a)のロールフォーミング装置の部
分の正面図、第3図(c)は同上の工程にて形成される
形状を示す説明図、第3図(d)は同上の孔あけ工程及
びあえり潰し工程後の芯材の平面図、第3図(e)は同
上の断面図、第4図は同上の押出機からの押出し後の断
面図、第5図(a)(b)は同上のサイジング装置によ
る作用を示す概略断面図、詳細断面図、第6図は同上の
曲げ加工工程を示す説明図、第7図は同上の他の実施例
におけるサイジング装置による作用を示す断面図、第8
図は同上の概略工程図、第9図は従来例の軒樋の斜視図
であり、1は芯材、2は合成樹脂層、3は底面、4は湾
曲部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板を芯材としてその全面に合成樹脂層
    を被覆した角形の軒樋の製造方法であって、芯材の軒樋
    の少なくとも底面に相当する部分に曲げ加工をおこなっ
    て軒樋の長さ方向に対して直交する方向の断面において
    外方に凸となるように軒樋の長さ方向の全長にわたって
    湾曲させ、その後、角形に曲げ加工することを特徴とす
    る軒樋の製造方法。
JP1326411A 1989-12-15 1989-12-15 軒樋の製造方法 Expired - Fee Related JP2731438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1326411A JP2731438B2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 軒樋の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1326411A JP2731438B2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 軒樋の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03187458A JPH03187458A (ja) 1991-08-15
JP2731438B2 true JP2731438B2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=18187492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1326411A Expired - Fee Related JP2731438B2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 軒樋の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2731438B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5081579B2 (ja) * 2007-10-26 2012-11-28 パナソニック株式会社 押出成形品

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515723U (ja) * 1974-07-01 1976-01-16
JPS5944814U (ja) * 1982-09-18 1984-03-24 福山 平夫 囲い付き軒とい

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03187458A (ja) 1991-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63255453A (ja) 建築目的のための形付き薄板
JP2731438B2 (ja) 軒樋の製造方法
JP2680148B2 (ja) 軒樋とその製造方法
US4792472A (en) Wrap-around cable sleeve liner and method of making
JPH0341336B2 (ja)
JPH03158557A (ja) 軒樋とその製造方法
JPS6027529A (ja) 緩衝材の製造方法
JPH0134683B2 (ja)
JP3202526B2 (ja) 金属板のプレス加工装置
JPH03187460A (ja) 軒樋の製造方法
JP2606418B2 (ja) 樹脂シートのエンボス加工方法
JPH03158558A (ja) 軒樋の製造方法
JPH08326243A (ja) 角樋の製造方法
JPS5865856A (ja) 軒樋
JPH03158559A (ja) 軒樋とその製造方法
JP3488510B2 (ja) 自動車用サンバイザのコアワイヤーの曲げ加工方法
JPS6121123Y2 (ja)
JPS6050525B2 (ja) 薄板のロ−ル成形における縁波の防止方法
JPH0431766B2 (ja)
JPS6144181B2 (ja)
JPS58219030A (ja) 軒樋の製造方法
JPS6144182B2 (ja)
JPS6341465Y2 (ja)
JPH09317095A (ja) 軒樋、及びその製造方法
JPS5814308B2 (ja) 軒樋の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees