JPH1190972A - 断熱ホースの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈曲性に富むと共に優れた断熱作用を奏し且
つ外観的にも優れた断熱ホースを能率よく製造する。 【解決手段】 成形用回転軸５上に半溶融状態の軟質合
成樹脂製帯状材1aを螺旋状に巻回して内管１を形成する
と共にこの形成中の内管１上に中空螺旋突条４と該中空
螺旋突条４に内包された可撓性芯材３を形成し、さら
に、隣接する中空螺旋突条４、４間に発泡ポリエチレン
樹脂よりなる条材2aを螺旋巻きして断熱層２を形成する
ことにより断熱ホースを製造する方法において、押出成
形機８から発泡ポリエチレン樹脂よりなる半溶融状態の
上記条材2aを押し出して成形用回転軸５の内管１上に直
接供給し、螺旋巻きする条材部2a' 、2a' の接合面を一
体に融着させながら断熱層２を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、空調器の断熱ドレ
ーンホースその他の各種機器の断熱ダクトとしての使用
に適した断熱ホースの製造方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の断熱ホースとしては図６に示す
ように、軟質合成樹脂材よりなる内管21上に芯材22を一
定のピッチでもって螺旋状に巻装していると共に該芯材
22と同一ピッチでもって断面矩形状又は平行四辺形の発
泡合成樹脂製断熱材23を互いにその対向面を順次重ね合
わせながら螺旋状に巻装して断熱層24を形成してあり、
さらに、この断熱層24を軟質塩化ビニルよりなる外管25
で被覆してなる構造のものが知られている。

【０００３】上記のような断熱ホースを製造するには、
成形用回転軸上に半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を
螺旋状に巻回して内管21を形成していくと共に形成中の
該内管21上に一定のピッチでもって可撓性を有する芯材
22を螺旋状に巻回し、さらに、先に巻回した芯材22と次
に巻回した芯材22との間の内管21上に断面矩形状又は平
行四辺形に形成された発泡合成樹脂よりなる断熱材23を
先に巻回した断熱材23と次に巻回した断熱材23とを互い
にその対向面を密接させながら螺旋状に巻回することに
より断熱層24を形成していくことによって行われてい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記断
熱層24を形成する断面矩形状又は平行四辺形の断熱材23
は、従来から図７に示すように、予め、一定厚みを有す
る長尺板状の発泡合成樹脂製マットＡを断熱層24の厚み
寸法毎に配設された固定刃Ｂを有するスリッターに向か
って一定の送り速度でもって供給することにより切断形
成しているので、断熱ホースを製造するには上記断熱材
23を形成するための高価なスリッターを必要とする上に
このスリッタによって断熱ホース製造機とは別な場所に
おいて予め断熱材23を形成しておく工程を必要として断
熱ホースの製造工程が煩雑化するという問題点がある。

【０００５】さらに、断熱材23は上述したように、一定
厚みを有する長尺板状の発泡合成樹脂製マットＡを断熱
層24の厚み寸法毎に固定刃Ｂによって切断されてなるも
のであるから、この断熱材23の断面形状は矩形状又は平
行四辺形状等の四角形状に限定され、この断熱材23を内
管21上に巻回して得られた断熱層24の外周面が長さ方向
に断面鋸歯形状に角張った連続山形状の外観を呈する断
熱ホースしか得ることができない。

【０００６】また、上記断熱材23を内管21上に巻回して
断熱層24を形成する際に、断熱材23をそのまゝ内管21上
に巻回すると、先に巻回した断熱材23と次に巻回した断
熱材23との重ね合わせ面が分離可能に接合するために、
得られた断熱ホースを屈曲させるとその重ね合わせ面が
互いに分離して断熱効果が著しく低下するばかりでな
く、断熱ホースを所望長さ寸法毎に切断すると、断熱材
23が内管21上からバラバラに解かれて断熱ホースとして
の構造を維持し得なくなる。

【０００７】そのため、断熱層24を軟質合成樹脂製の外
管25で被覆すると共に内外管21、25の対向面に螺旋仕切
壁を形成してこの螺旋仕切壁と内外管21、25とで囲まれ
た螺旋状空間部内に断熱材23を内蔵させた構造の断熱ホ
ースとしているが、断熱ホースを屈曲させると、凸弧状
に湾曲した外側湾曲部においては仕切壁に引張力が働い
て外管を内径方向に引き寄せる作用と断熱層を圧縮する
作用とが生じる一方、凹弧状に湾曲した内側湾曲部にお
いては仕切壁に圧縮力が働いて該仕切壁が波状に皺波寄
せられ、そのため、巻回した断熱材間に隙間が生じて断
熱機能が低下するばかりでなく、断熱ホースの屈曲抵抗
が大きくなって円滑な屈曲が困難となる上にホースの屈
曲部が断面偏平状に変形して内部を流動する流体の流れ
の妨げになるという問題点あった。

【０００８】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは製造が正確且つ能
率よく行えると共に所望の断面形状を有する断熱性条材
の使用を可能にして外観的にも優れた断熱ホースを得る
ことができ、さらに、内管上に巻回した条材が互いに強
固に一体化して優れた断熱効果を奏する断熱層を形成し
得ると共に屈曲性が良好な断熱ホースの製造方法を提供
するにある。

【０００９】

【課題を解決るための手段】上記目的を達成するために
本発明の請求項１に係る断熱ホースの製造方法は、成形
用回転軸上に半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を螺旋
状に巻回して内管を形成していくと共に形成中の該内管
上に一定のピッチでもって合成樹脂製芯材を螺旋状に巻
回し、さらに、先に巻回した芯材部と次に巻回した芯材
部との間の内管部上に発泡合成樹脂よりなる条材を先に
巻回した条材部と次に巻回した条材部とを互いにその対
向面を密接させながら螺旋状に巻回することにより断熱
層を形成する断熱ホースの製造方法において、上記発泡
合成樹脂よりなる条材は押出成形機より押し出された一
定の断面形状を有する半溶融状の条材であって、押出成
形機より押し出しながら上記内管上に螺旋状に巻回する
ことを特徴とするものである。

【００１０】上記断熱ホースの製造方法において請求項
２に係る発明は、押出成形機から押し出された発泡合成
樹脂よりなる断熱性条材を半溶融状態を維持したまゝ上
記内管上に螺旋状に巻回することを特徴とするものであ
る。なお、断熱ホースの内管を形成する帯状材としては
軟質塩化ビニル樹脂よりなり、断熱層を形成する条材と
しては発泡ポリエチレン樹脂製のものを使用することが
望ましい。

【００１１】

【作用及び効果】成形用回転軸上に半溶融状態の合成樹
脂製の帯状材を、先に巻回した帯状材部分の一側部上に
次に巻回する帯状材部分の他側部を重ね合わせて一体に
融着させながら螺旋巻きすることにより内管を形成して
いくと共にこの形成中の内管上に合成樹脂製芯材を一定
のピッチでもって螺旋状に巻き付ける。この際、先に巻
回した帯状材上に該芯材を巻回したのち、次に巻回する
帯状材によって該芯材を被覆させることにより、該帯状
材の一部で芯材を収納した中空螺旋突条を形成する。

【００１２】さらに、先に巻回した芯材部と次に巻回し
た芯材部との間の内管部上に、押出成形機から半溶融状
の発泡合成樹脂よりなる条材を押し出しながら螺旋状に
巻回して断熱層を形成する。このように、押出成形機に
よって押出成形しながら断熱層を形成するための条材を
直接、成形用回転軸上に送り込んで形成中の上記内管上
に螺旋巻きするものであるから、従来のように断熱材を
予めスリット加工によって形成しておく工程をなくして
断熱ホースを能率よく且つ安価に製造し得るものであ
る。

【００１３】その上、押出成形機のノズルの形状を断面
四角形状以外に多角形状、或いは円形状、長円形状、楕
円形状等の丸形、稜角部に丸みを持たせた三角形状等の
形状のものを使用して所望の異形断面形状の条材を押出
成形することができ、従って、種々の外観を呈する断熱
ホースを製造し得ると共に、表面（外周面）が滑らかな
円弧面の連続波形状に形成された断熱ホース等、外観的
に優れた断熱ホースを容易に製造することができるもの
である。

【００１４】また、押出成形機から押し出した半溶融状
の発泡合成樹脂よりなる条材を成形用回転軸の内管上に
先に巻回した条材部と次に巻回した条材部とを互いにそ
の対向面を密接させながら螺旋状に巻回するので、巻回
した条材部同士の密接接合面が互いに融着しあって分離
不能に強固に一体化し、従って、優れた断熱効果を奏す
る一連の断熱層を形成することができるばかりでなく、
断熱ホースを所望寸法毎に切断しても、条材が切口から
飛び出したりすることのない断熱ホースを得ることがで
きるものであり、しかも、条材の内周面が内管上に螺旋
巻きしている芯材に係止しているので、形崩れの生じな
い安定した形態を維持し得る。

【００１５】さらに、断熱ホースの内管を軟質塩化ビニ
ル樹脂製の帯状材により形成する一方、断熱層を該塩化
ビニル樹脂とは非接着性または接着が困難な発泡ポリエ
チレン樹脂よりなる条材によって形成しているので、内
管の外周面に対して断熱層の内周面が遊離可能に密接し
た構造の断熱ホースを得ることができ、従って、ホース
を屈曲させた場合、断熱層が独立した屈曲を行ってホー
ス全体が良好な屈曲性を発揮すると共に屈曲部の断面が
偏平状に変形し難くて内部を流動する流体の流れを円滑
に行わせることができるものである。

【００１６】さらに又、上記断熱ホースの断熱層の外周
面を軟質塩化ビニル製の外管によって被覆した構造とし
ておいてもよいが、断熱層を外管で被覆することなく露
出させた構造としておくこともでき、この場合には断熱
層が発泡合成樹脂よりなるものであるから、その表面に
結露が生じ難いばかりでなく、結露が生じてもその水分
が該断熱層の気泡内に浸透、保有された水滴となる虞れ
が殆ど生じないものであり、そのため、水滴による機器
の汚損や腐食の発生を抑制し得る断熱ホースを提供でき
るものである。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例を示
す図面について説明すると、１は軟質塩化ビニル樹脂等
の軟質合成樹脂よりなる内管で、その内周面を全長に亘
って同一径の平坦面に形成していると共に、この内管１
の外周面に、該内管１と同一材料よりなる中空螺旋突条
４を一定の巻きピッチでもって全長に亘って連続的に形
成してあり、この中空螺旋突条４内に断面円形ないしは
楕円形のポリプロピレン、ポリエチレン等の適度な弾性
を有するオレフィン系樹脂、或いは硬質塩化ビニル樹脂
等の合成樹脂よりなる芯材３を該中空螺旋突条４の内壁
に接着させることなく内装してある。

【００１８】２は上記内管１の外周面上に形成している
一定厚みを有する断熱層で、発泡ポリエチレン樹脂より
なる長尺棒状の条材2aを内管１上に先に１巻き状に巻回
した条材部2a' と次に１巻状に巻回した条材部2a' との
対向面を互いに密接、一体化した状態で上記芯材３と同
一ピッチでもって且つ先に巻回した芯材部3aと次に巻回
した芯材部3aとの巻回にその巻回内周部側を介入させた
状態で螺旋状に巻装することによって形成しているもの
である。

【００１９】このように、外周面に合成樹脂製芯材３を
内装してなる中空螺旋突条４を有する内管１上に発泡ポ
リエチレン樹脂よりなる断熱層２を設けてなる断熱ホー
スを製造するには、図２に示すように、成形用回転軸５
に近接して内管形成用の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材1a
の押出成形機６と、上記合成樹脂製芯材３の押出成形機
７および上記発泡ポリエチレン樹脂よりなる条材2aの押
出成形機８とを配設しておき、まず、内管形成用の押出
成形機６のノズルから一定幅を有する半溶融状態の軟質
塩化ビニルよりなる帯状材1aを押し出しながら公知のよ
うに成形用回転軸５上に螺旋状に巻回して内管１を形成
していく。

【００２０】この際、図３に示すように、成形用回転軸
５に先に１巻き状に巻回した半溶融状態の帯状材部1a'
の一側部上に上記押出成形機７から押し出された例えば
オレフィン系樹脂よりなる芯材３を一定のピッチでもっ
て螺旋状に巻装していくと共に次に１巻き状に巻回した
帯状材部1a' の他側部を上記芯材３に被覆させながら先
に巻回した帯状材部1a' の一側部上に重ね合わせて融
着、一体化させることにより、芯材３を被覆した帯状材
部分によって該芯材３を内包した上記中空螺旋突条４を
形成すると共に互いに融着した帯状材部1a' 、1a' によ
って内管１を形成していく。

【００２１】なお、帯状材1aはオレフィン系樹脂よりな
る芯材３とは非接着性又は接着が困難な軟質塩化ビニル
樹脂よりなるので、中空螺旋突条４と可撓性芯材３とは
接着することはない。又、この可撓性芯材３は予め形成
しておいてもよいが、帯状材1aと同様に押出成形機７か
ら半溶融状態で押し出しながら内管１上に巻回して断熱
ホースの製造の簡易化を図っている。

【００２２】さらに、上記中空螺旋突条４を先行させて
形成していくと共にこの中空螺旋突条４に後続して断熱
層形成用の上記押出成形機８から半溶融状の発泡ポリエ
チレン樹脂よりなる条材2aを可撓性芯材３を内包してい
る中空螺旋突条４、４間、即ち、先に巻回した中空螺旋
突条部と次に巻回した中空螺旋突条部との間の内管部分
の外周面上に芯材３と同一ピッチでもって且つ先に巻回
した条材部2a' と次に巻回した条材部2a' との対向面を
密接させて一体に融着９させながら螺旋状に巻回するこ
とによって断熱層２を形成するものである。

【００２３】この際、上記断熱層形成用の押出成形機８
のノズルとして、その断面形状を稜角部に丸みを持たせ
て三角形、四角形或いはそれ以上の多角形に形成したも
のや円形状（図１に示す）、長円形状、楕円形状等の丸
形その他の異形断面形状に形成した所望形状のノズルを
用いて該ノズルから条材2aを押し出しながら形成中の内
管１上に螺旋巻きすることにより、表面（外周面）が長
さ方向に滑らかな連続円弧状波形面等の所望形状を有す
る断熱ホースを製造するものである。

【００２４】なお、同一断面形状の条材2aであっても、
成形用回転軸５上に形成中の内管１上に対する巻き付け
力を変えることによって断熱層２の厚みを変化させるこ
とができる。例えば、図４に示すように、断面円形の条
材2aを可撓性芯材３を内包している中空螺旋突条４、４
間の内管外周面にその巻き付け力を大きくして巻回する
と、偏平状に圧縮して厚みが小なる断熱層２を形成する
ことできる。図５は断面が長円形の条材2aによって形成
した断熱層２を示す。

【００２５】また、条材2aの巻き付け力の大小にかかわ
らず、該条材2aの断面形状の大きさは芯材３の巻きピッ
チに応じて互いに隣接する条材部2a' 、2a' の対向面が
密接可能な大きさのものを押し出し成形して用いるもの
であり、中空螺旋突条４、４間の内管外周面に巻き付け
た際に、該条材2aの巻付け内周面が隣接する中空螺旋突
条４、４とその間の内管外周面部分とに隙間なく全面的
に密接して品質のよい断熱ホースを製造することができ
る。

【００２６】上記断熱ホースの製造方法においては、断
熱層２が露出している断熱ホースの製造について説明し
たが、成形用回転軸５に近接して外管形成用の軟質塩化
ビニル樹脂製帯状材の押出成形機を配設しておき、この
押出成形機のノズルから一定幅を有する半溶融状態の軟
質塩化ビニルよりなる帯状材を押し出しながら上記断熱
層２上に螺旋巻きして外管を形成してもよい。

【００２７】なお、断熱層２を形成する条材2aは発泡ポ
リエチレン樹脂よりなるものを示したが、本発明はこれ
に限定されることなく発泡ポリプロピレン、発泡エチレ
ンープロピレン共重合体、エチレンースチレン共重合体
その他の発泡ポリオレフィン系樹脂よりなる発泡合成樹
脂を使用してもよい。また、内外管を形成する帯状材は
軟質塩化ビニル樹脂以外に断熱層２と接着するポリエチ
レン樹脂によって形成してもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】断熱ホースを製造している要部の簡略縦断側面
図、

【図２】断熱ホースを製造している全体の簡略側面図、

【図３】製造方法を説明するための一部拡大縦断側面
図、

【図４】偏平な断熱層を形成している状態の簡略縦断側
面図、

【図５】断面長円形状の条材によって断熱層を形成して
いる状態の簡略縦断側面図。

【図６】従来例を示す簡略縦断側面図、

【図７】断熱材を形成している状態の簡略縦断正面図。

【符号の説明】

１ 内管 1a 軟質合成樹脂製帯状材 ２ 断熱層 2a 発泡合成樹脂製条材 ３ 芯材 ４ 中空螺旋突条 ５ 成形用回転軸 ８ 条材の押出成形機

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｂ２９Ｌ 23:18

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 成形用回転軸上に半溶融状態の合成樹脂
   製帯状材を螺旋状に巻回して内管を形成していくと共に
   形成中の該内管上に一定のピッチでもって合成樹脂製芯
   材を螺旋状に巻回し、さらに、先に巻回した芯材部と次
   に巻回した芯材部との間の内管部上に発泡合成樹脂より
   なる条材を先に巻回した条材部と次に巻回した条材部と
   を互いにその対向面を密接させながら螺旋状に巻回する
   ことにより断熱層を形成する断熱ホースの製造方法にお
   いて、上記発泡合成樹脂よりなる条材は押出成形機より
   押し出された一定の断面形状を有する半溶融状の条材で
   あって、押出成形機より押し出しながら上記内管上に螺
   旋状に巻回することを特徴とする断熱ホースの製造方
   法。
2. 【請求項２】 押出成形機から押し出された発泡合成樹
   脂よりなる条材を半溶融状態を維持したまゝ上記内管上
   に螺旋状に巻回することを特徴とする請求項１に記載の
   断熱ホースの製造方法。
3. 【請求項３】 内管を形成する帯状材は軟質塩化ビニル
   樹脂よりなり、断熱層を形成する条材は発泡ポリエチレ
   ン樹脂よりなることを特徴とする請求項１に記載の断熱
   ホースの製造方法。