JP2002164509A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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Abstract
半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体装置は、半導体基板31上に設け
られた温度検出用センサ1と、前記温度検出用センサか
ら信号を検出する検出回路10と、前記温度検出用セン
サと前記検出回路とを電気的に接続する往路と帰路3
a、3bとで構成される制御電流の経路とからなり、前
記制御電流の経路は、少なくとも一つのインダクタ4
a、4bを配置すると共に、前記制御電流の経路である
前記往路と前記帰路の間には少なくとも一つのキャパシ
タ5を接続し、前記少なくとも一つのインダクタと前記
キャパシタとによってLCローパスフィルタを構成す
る。
Description
えた半導体装置、特に電力用半導体素子を有する半導体
装置に関する。
に異常な温度上昇が生じて破壊や劣化が生じるのを避け
るために、通常、温度検出用ダイオードが設けられてい
る。この温度検出用ダイオードは、電力用半導体素子が
形成されている半導体基板と同一の半導体基板上に設け
られている。具体的には、半導体基板上で電気的に完全
に絶縁している絶縁酸化膜上に設けられた多結晶シリコ
ンダイオードが用いられる。この温度検出用ダイオード
からの信号を検出回路で検出し、半導体基板の温度を算
出して、電力用半導体素子を制御している。
なる温度検出用ダイオードと検出回路との間は、例え
ば、多結晶シリコンダイオード上に設けられた一対のボ
ンディングワイヤと一対の中継リードとから構成され
る。このボンディングワイヤと中継リードは、制御電流
の経路を構成している。また、電力用半導体素子と温度
検出用ダイオードは、半導体基板上に貼り付けられる。
この半導体基板は、放熱板上に電気的絶縁物を介して設
けられている。この放熱板は、アースグランドされてい
るか又は電気的接続が全くないものであり、中継リード
が挿入された樹脂ケースに取り付けられる。
等からなる。この検出回路を含む制御回路は、例えば、
電力用半導体素子制御部、温度検出用ダイオードへの制
御電流発生回路、それに信号検出用の順電圧降下比較回
路等で構成される。
ている半導体装置では、電力用半導体素子の熱破壊防止
のために温度検出ダイオードを備えている。この温度検
出用ダイオードは、互いに逆方向のダイオードが並列接
続されている。このうち一方のダイオードを温度検出
用、他方のダイオードを静電吸収ダイオードとして使用
している。これによって静電気放電(ESD)イミュニ
ティを改善している。
載されている温度検知部内蔵型バイポーラ半導体素子で
は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を
設けている半導体基板内に絶縁膜を設けることなく温度
検知用ダイオードを形成している。このため、温度検出
用ダイオードへのIGBTの主電流の影響を抑えるため
に、温度検出用ダイオードとIGBTの各領域との間を
一定距離以上離すように限定している。
9号公報に記載されている上記半導体装置は、ESDイ
ミュニティ改善には寄与している。しかし、半導体素子
の近傍で高周波の電磁妨害波が発生すると、温度検出用
ダイオードの制御電流の経路と、放熱板やアースグラン
ド又は電力用半導体素子の大電流用電極との間で静電結
合や電磁結合により起電力が発生する。この起電力は、
制御電流の往路及び帰路のそれぞれで発生するが、順電
圧降下回路の入力インピーダンスの不均衡等によって往
路と帰路で相殺されずに起電力が発生する場合がある。
また、制御電流のループに磁力線が鎖交した場合も電磁
誘導による起電力が発生する。これらの機構によって発
生する起電力は、温度検出用ダイオードの感度(温度係
数)に対して比較的大きい。このため、温度検出用ダイ
オードの順電圧降下比較回路において適正な温度検出が
できない場合があり、電磁妨害波耐性(EMI)のレベ
ルは低く十分なものではない。
載されている温度検知部内蔵型バイポーラ半導体素子で
は、IGBTを形成している半導体基板に直接温度検出
用ダイオードの領域を形成している。このため、IGB
Tの主電流の影響を完全に避けることは困難である。
の高い温度検出機能を有する半導体装置を提供すること
である。
に設けられた温度検出用センサと、前記温度検出用セン
サから信号を検出する検出回路と、前記温度検出用セン
サと前記検出回路とを電気的に接続する往路と帰路とで
構成される制御電流の経路とからなり、前記制御電流の
経路は、少なくとも一つのインダクタを配置すると共
に、前記制御電流の経路である前記往路と前記帰路の間
には少なくとも一つのキャパシタを接続し、前記少なく
とも一つのインダクタと前記キャパシタとによってLC
ローパスフィルタを構成することを特徴とする。
導体装置であって、前記制御電流の経路である前記往路
と前記帰路は、略等長であって、互いに平行に配置され
ており、それぞれのインピーダンスが同じであることを
特徴とする。
半導体装置であって、前記制御電流の経路である前記往
路及び前記帰路と平行に配置されているグランドプレー
ンをさらに含むことを特徴とする。
前記半導体装置であって、前記温度検出用センサが設け
られている前記半導体基板と同一の半導体基板上に設け
られた電力用半導体素子をさらに含むことを特徴とす
る。
装置は、第1の態様では、制御電流の経路に少なくとも
一つのインダクタを配置すると共に、制御電流の経路を
構成する往路及び帰路の間に少なくとも一つのキャパシ
タを接続する。このインダクタとキャパシタによって制
御電流の経路にLCローパスフィルタを構成している。
このLCローパスフィルタによって制御電流の経路にお
ける高周波の電磁妨害波に対する電磁妨害波耐性を改善
できる。
は、略等長であって、互いに平行に配置されている往路
と帰路の2線からなり、この往路及び帰路は、それぞれ
インダクタ成分を有すると共に、この往路と帰路の間に
はキャパシタ成分を有する。このインダクタ成分とキャ
パシタ成分とによってLCローパスフィルタとして機能
させている。これによって、制御電流の経路における高
周波の電磁妨害波に対する電磁妨害波耐性を改善でき
る。
である往路及び帰路に平行に配置されているグランドプ
レーンをさらに含んでいる。この制御電流の経路は、経
路に平行に近接したグランドプレーンとの間で静電結合
する。これによって、制御電流の経路と検出回路の基準
電位との間での電磁誘導による起電力発生を抑制し、検
出回路での信号検出に及ぼす影響を抑えることができ
る。
る半導体装置は、制御電流の経路3a、3bに少なくと
も一つのインダクタ4a、4bを配置すると共に、制御
電流の経路を構成する往路と帰路3a、3bの間に少な
くとも一つのキャパシタ5を接続している。このインダ
クタ4a、4bとキャパシタ5によって制御電流の経路
にLCローパスフィルタを構成している。これによっ
て、制御電流の経路における高周波の電磁妨害波22に
対する電磁妨害波耐性を改善できる。
すように、素子部、ボンディングワイヤ部、中継リード
部、それに制御基板部からなる。素子部では電力用半導
体素子2が設けられている半導体基板上に温度検出用セ
ンサ1が形成されている。また、制御基板部に、この温
度検出用センサ1からの信号を検出する検出回路10
と、この温度検出用センサ1と検出回路10とを電気的
に接続する制御電流の経路3a、3bを有している。こ
の半導体装置は、制御電流の経路3a、3bに少なくと
も一つのインダクタ4a、4bを配置すると共に、制御
電流の経路を構成する往路と帰路の間に少なくとも一つ
のキャパシタ5を接続している。この検出回路10を構
成するオペアンプ6の2つの入力部は、一方が制御電流
の電源7と接続され、温度検出用センサ1からの順電圧
降下電圧信号が入力される。もう一方にはリファレンス
電力8が接続されている。そして、この検出回路10か
らの出力は、電力用半導体素子2の駆動部9に接続され
ており、駆動部9のオン・オフを制御している。
ず、この制御電流の経路は、図2のレイアウトに示すよ
うに、スルーホール18から検出回路である比較演算増
幅回路10を結んでいる。この制御電流の経路を構成す
る往路と帰路3a、3bのそれぞれに一つづつインダク
タ4a、4bを配置すると共に、往路と帰路との間に一
つのキャパシタ5を接続している。このインダクタ4
a、4bとキャパシタ5の組み合わせによってLCロー
パスフィルタを構成し、高周波の電磁波成分をカットオ
フしている。これによって、制御電流の経路において、
高周波の電磁妨害波耐性を改善できる。なお、往路と帰
路は、それぞれ一つ以上のインダクタを配置していても
よい。また、往路と帰路との間のキャパシタは、往路と
帰路の配線の複数箇所に接続していてもよい。
示すように、電力用半導体素子2が形成されている半導
体基板31と同一の半導体基板上に絶縁膜32を介して
形成されたn型領域33とp型領域34の接合で構成さ
れる複数のダイオードからなる。具体的には、互いに逆
方向のダイオードを並列に組み合わせて構成されてい
る。このダイオードは一方の向きについて少なくとも一
つあればよい。
降下比較回路である比較演算増幅回路からなる。この比
較演算増幅回路は、温度検出センサ1からの信号をオペ
アンプ6で処理している。また、このオペアンプ6へは
リファレンス入力と、温度検出センサ1からの信号が入
力される。
耐性の作用について説明する。図3に示すように、電力
用半導体素子2の近傍で発生した高周波の電磁妨害波を
受けると、制御電流の経路3a、3bと電力用半導体素
子2のエミッタ電極あるいはドレイン電極との間でこの
高周波の電磁妨害波22が静電結合又は電磁結合しコモ
ンモードの起電力が発生する。これに対して、実施の形
態1に係る半導体装置では、制御電流の経路3a、3b
にLCローパスフィルタを構成している。これによっ
て、高周波成分がカットオフされ、検出回路10での信
号検出に及ぼす影響を抑えることができる。
る半導体装置は、制御電流の経路は、略等長であって、
互いに平行で近接して配置されている往路と帰路3a、
3bの2線からなる。また、この往路及び帰路は、それ
ぞれインダクタ成分24を有すると共に、この往路と帰
路の間にはキャパシタ成分25を有する。このインダク
タ成分24とキャパシタ成分25は、通常、制御電流の
経路の配置によって生成される寄生成分と呼ばれるもの
であるが、本実施の形態2では、制御電流の経路の配置
から計算された成分である。このインダクタ成分24と
キャパシタ成分25によって制御電流の経路において、
LCローパスフィルタとして機能させている。これによ
って、制御電流の経路における高周波の電磁妨害波に対
する電磁妨害波耐性を改善できる。
態1に係る半導体装置と比較すると、図5に示すよう
に、制御電流の経路3a、3bにインダクタやキャパシ
タを実際に組み込んでいない点で相違する。また、往路
と帰路3a、3bとを、略等長であって、互いに平行で
近接して配置している点で相違する。このように往路と
帰路3a、3bとを互いに平行で近接して配置すること
によって、この往路と帰路3a、3bのそれぞれにイン
ダクタ成分24を発生させると共に、この往路と帰路の
間にキャパシタ成分25を生じさせている。このインダ
クタ成分24とキャパシタ成分25によってLCローパ
スフィルタとして機能させている。このインダクタ成分
24やキャパシタ成分25等の寄生成分は、部品として
組み込まれるインダクタやキャパシタに比べて小さいも
のであるので、比較的弱い高周波の電磁妨害波に対して
有効である。
3bの配線を互いに平行で近接して配置するものであれ
ばよい。例えば、平行な2線の配線を近接して固定した
ものでもよく、また、制御基板上にパターン形成される
ものであってもよい。この制御電流の経路を構成する往
路と帰路3a、3bの間の間隔は、好ましくは0.5m
m以下、より好ましくは0.3mm以下である。さら
に、この往路と帰路3a、3bは、略等しい長さである
のが好ましい。また、この往路と帰路3a、3bは、配
線方向に対して対称形状(鏡像形状)とするのが好まし
い。
磁妨害波耐性の改善に関する作用について説明する。図
5に示すように、電力用半導体素子2の近傍で発生した
高周波の電磁妨害波22を受けると、制御電流の経路3
a、3bと放熱板14との間でこの高周波の電磁妨害波
22が静電結合又は電磁結合しコモンモードの起電力2
3a、23bが発生する。これに対して、この実施の形
態2に係る半導体装置では、制御電流の経路は、互いに
平行で近接して配置されている往路と帰路3a、3bの
2線からなる。また、この往路と帰路3a、3bを略等
長にし、配線方向に対して対称形状としている。これに
よって、往路と帰路3a、3bの配線間の静電結合度は
高くなる。また、往路と帰路のそれぞれのインピーダン
スが同じであることから、コモンモードからノーマルモ
ードへのモード遷移が小さくなる。そのため、高周波の
電磁妨害波22による検出回路10での信号検出に及ぼ
す影響を抑えることができる。
る半導体装置は、制御電流の経路である往路及び帰路に
平行に近接して配置されているグランドプレーン16を
さらに含んでいる。この制御電流の経路は、経路に平行
に近接したグランドプレーン16との間で静電結合す
る。これによって、制御電流の経路と検出回路の基準電
位との間での電磁誘導による起電力発生を抑制し、検出
回路10での信号検出に及ぼす影響を抑えることができ
る。
態2に係る半導体装置と比較すると、図6に示すよう
に、制御電流の経路である往路及び帰路3a、3bに平
行に近接して配置されているグランドプレーン16をさ
らに含んでいる点で相違する。この制御電流の経路3
a、3bとこのグランドプレーン16との間には、静電
結合によりキャパシタ成分26a、26bを生じてい
る。このキャパシタ成分26a、26bは、通常、寄生
成分といわれるものであるが、本実施の形態3において
は、グランドプレーンの配置によって計算されたもので
ある。
電流の経路3a、3bと近接して配置されていればよ
い。その素材は低抵抗のものであればよく、形状は任意
である。さらに、グランドプレーン16は、電位安定の
ために大面積のベタパターンからなるのが好ましい。ま
た、このグランドプレーン16と制御電流の経路3a、
3bとの間の間隔は、好ましくは0.5mm以下、より
好ましくは0.3mm以下である。
磁妨害波耐性の改善に関する作用について説明する。図
6に示すように、制御電流の往路と帰路3a、3bとの
間で高周波インピーダンス特性に不均衡が存在する場
合、高周波の電磁妨害波22によるコモンモードの起電
力がノーマルモードに遷移する。これに対して、この実
施の形態3に係る半導体装置では、制御電流の往路と帰
路3a、3bのそれぞれに平行にグランドプレーン16
を近接して設けている。これによってこの往路と帰路
は、経路に平行に近接するグランドプレーン16と静電
結合し、制御電流の経路と検出回路の基準電位間での電
磁誘導による起電力の発生を抑制する。そこで、検出回
路10での信号検出に及ぼす影響を抑えることができ
る。
半導体装置では、制御電流の経路3a、3bに少なくと
も一つのインダクタ4a、4bを配置すると共に、制御
電流の経路を構成する往路と帰路3a、3bの間に少な
くとも一つのキャパシタ5を接続している。このインダ
クタ4a、4bとキャパシタ5によって制御電流の経路
にLCローパスフィルタを構成している。また、この制
御電流の経路は、略等長であって、互いに平行で近接し
て配置されている往路と帰路3a、3bの2線からな
る。この往路及び帰路3a、3bは、それぞれインダク
タ成分24を有すると共に、この往路と帰路の間にはキ
ャパシタ成分25を有する。このインダクタ成分24と
キャパシタ成分25によって制御電流の経路において、
LCローパスフィルタとして機能させている。これらの
LCローパスフィルタによって、制御電流の経路3a、
3bにおける高周波の電磁妨害波22に対する電磁妨害
波耐性を改善できる。さらに、この半導体装置では、制
御電流の経路である往路及び帰路3a、3bに近接して
配置されているグランドプレーン16をさらに含んでい
る。この制御電流の経路3a、3bは、経路に平行に近
接したグランドプレーン16との間で静電結合する。こ
れによって、制御電流の経路3a、3bと検出回路の基
準電位との間での電磁誘導による起電力発生を抑制し、
検出回路10での信号検出に及ぼす影響を抑えることが
できる。
体装置と比較すると、図7のレイアウト及び図8の回路
のモデル図に示すように、制御電流の経路3a、3bに
インダクタ4a、4bやキャパシタ5を実際に組み込ん
でいる点で相違する。即ち、このインダクタ4a、4b
とキャパシタ5によって制御電流の経路に実際のLCロ
ーパスフィルタを構成している。また、インダクタ成分
24とキャパシタ成分25によってもう一つのLCロー
パスフィルタとして機能させている。さらに、制御電流
の経路3a、3bに平行に近接して配置されるグランド
プレーン16を備えている。したがって、上記実施の形
態1から実施の形態3において示した構成を併せ持ち、
優れた高周波の電磁妨害波耐性を有している。これによ
って、制御電流の経路3a、3bと検出回路の基準電位
間での電磁誘導による起電力の発生を抑制する。そこ
で、検出回路10での信号検出に及ぼす影響を抑えるこ
とができる。
体装置によれば、制御電流の経路は、少なくとも一つの
インダクタを配置すると共に、制御電流の経路を構成す
る往路と帰路の間には少なくとも一つのキャパシタを接
続している。この少なくとも一つのインダクタとキャパ
シタとによってLCローパスフィルタを構成している。
このLCローパスフィルタによって、高周波成分がカッ
トオフされ、検出回路での信号検出に及ぼす影響を抑え
ることができる。
制御電流の往路と帰路の配線は、略等長であって、互い
に平行に配置している。これによって往路と帰路の配線
間の静電結合度は高くなり、往路と帰路は、それぞれイ
ンダクタ成分を有すると共に、往路と帰路との間にキャ
パシタ成分を有する。このインダクタ成分とキャパシタ
成分とによってLCローパスフィルタとして機能させて
いる。そのため、高周波の電磁妨害波による検出回路で
の信号検出に及ぼす影響を抑えることができる。また、
往路と帰路のそれぞれのインピーダンスが同じであるこ
とから、コモンモードからノーマルモードへのモード遷
移が小さくなる。そのため、高周波の電磁妨害波による
検出回路での信号検出に及ぼす影響を抑えることができ
る。
ば、制御電流の経路に平行にグランドプレーンを配置し
ている。これによって、制御電流の経路と平行に近接し
ているグランドプレーンとは静電結合する。そのため、
制御電流の経路と検出回路の基準電位間での電磁誘導に
よる起電力の発生を抑制する。そこで、検出回路での信
号検出に及ぼす影響を抑えることができる。
出対象である電力用半導体素子を形成している半導体基
板と同一の半導体基板上に、絶縁膜を介して温度検出用
センサを設けている。そこで、電力用半導体素子の実際
の温度を正確に検出することができ、電力用半導体素子
の適切な温度制御ができる。
素子に関する回路のブロック図である。
検出用素子の制御電流の経路に関する具体的なレイアウ
トの上面図である。
検出用センサの制御電流の経路と電力用半導体素子の電
極との間で結合した高周波の電磁波成分の抑制を示す回
路のモデル図である。
検出用センサの断面図である。
検出用素子の制御電流の経路と放熱板との間で結合した
高周波の電磁波成分の抑制を示す回路のモデル図であ
る。
検出用素子の制御電流の経路とグランドプレーンとの間
で結合した高周波の電磁波成分の抑制を示す回路のモデ
ル図である。
検出用素子の制御電流の経路に関する具体的なレイアウ
トの上面図である。
検出用素子の制御電流の経路とグランドプレーンとの間
で結合した高周波の電磁波成分の抑制を示す回路のモデ
ル図である。
a、3b 制御電流の経路(往路、帰路)、 4a、4
b インダクタ、 5 キャパシタ、 6 オペアン
プ、 7 制御電流電源、 8 リファレンス、 9
電力用半導体素子駆動部、 10 比較演算増幅回路
(検出回路)、 12 電力用半導体素子主回路、 1
4 放熱板、 16 グランドプレーン、 18 スル
ーホール、20 高周波電磁波成分、 21 容量結合
した高周波電磁波成分、 22 モード遷移後の高周波
電磁波成分(ノーマルモード)、 23 容量結合した
高周波電磁波成分(コモンモード)、 24 インダク
タ成分、 25 キャパシタ成分、 26a、26b
キャパシタ成分、 31 半導体基板、 32 絶縁
膜、 33 n型領域、 34 p型領域、 35 電
極
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板上に設けられた温度検出用セ
ンサと、 前記温度検出用センサから信号を検出する検出回路と、 前記温度検出用センサと前記検出回路とを電気的に接続
する往路と帰路とで構成される制御電流の経路とからな
り、 前記制御電流の経路は、少なくとも一つのインダクタを
配置すると共に、前記制御電流の経路である前記往路と
前記帰路の間には少なくとも一つのキャパシタを接続
し、前記少なくとも一つのインダクタと前記キャパシタ
とによってLCローパスフィルタを構成することを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記制御電流の経路を構成する前記往路
と前記帰路は、略等長であって、互いに平行に配置され
ており、それぞれのインピーダンスが同じであることを
特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記制御電流の経路である前記往路及び
前記帰路に平行に配置されているグランドプレーンをさ
らに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導
体装置。 - 【請求項4】 前記温度検出用センサが設けられている
前記半導体基板と同一の半導体基板上に設けられた電力
用半導体素子をさらに含むことを特徴とする請求項1か
ら3のいずれか一項に記載の半導体装置。
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