JP2002159699A - 遊技機の部品保持構造 - Google Patents

遊技機の部品保持構造

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JP2002159699A
JP2002159699A JP2000361633A JP2000361633A JP2002159699A JP 2002159699 A JP2002159699 A JP 2002159699A JP 2000361633 A JP2000361633 A JP 2000361633A JP 2000361633 A JP2000361633 A JP 2000361633A JP 2002159699 A JP2002159699 A JP 2002159699A
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Misao Arai
操 新井
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤面を構成する各種部品のベース板への
取り付け及びベース板からの取り外しが容易で、かつ上
記部品をベース板へガタつくことなく確実に保持可能
で、ベース板製造の歩留まりが向上する遊技機の部品保
持構造をを得る。 【解決手段】 パチンコ機を構成するゲージ盤12は、
ベース板18のセル面20に電動役物ユニット48等が
取り付けられて構成される。電動役物ユニット48の背
面56に設けられたフック58(係止爪60)は、電動
役物ユニット取付孔24に挿通され背面56がセル面2
0に当接した状態でセット板32のセット爪38に係止
される。この状態でセット爪38がベース板18側へ弾
性変形されているため、弾性力により電動役物ユニット
48がベース板18に確実に保持される。また、木ねじ
を用いないため、取り付け及び取り外しが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の遊技盤面
を構成する部品のベース板への取り付けに適用される遊
技機の部品保持構造に係り、特に、部品のベース板への
取り付けに木ねじを用いない遊技機の部品保持構造に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、パチンコ機等の遊技機では、ベース板の表面に電動
役物ユニット、入賞口、大入賞口、ランプ装置等の多く
の部品が取り付けられることで遊技盤面(ゲージ盤)が
構成されている。
【0003】上記の各部品は、入賞した遊技球をゲージ
盤の裏側に移動するため、または、各部品の駆動装置や
制御回路等をベース板の厚み部分や裏側に配置するた
め、ベース板に設けられた取付孔に一部挿入され、この
状態でベース板表面に木ねじを用いて固定されている。
また、各部品を精度良くベース板に取り付けるため、一
つの部品に対して複数の木ねじを用いている。このよう
な部品の保持構造より、遊技盤面を構成する多くの部品
がベース板に確実に取り付けられる構成である。
【0004】しかしながら、上記のような従来の部品保
持構造では、各部品のベース板への取り付けに手間のか
かる木ねじを多量に使用するため、作業性が悪く、作業
工数も多いという問題があった。また、木ねじを用いた
部品の取り付けには工具(例えば、ドライバ)が必要で
あるため、作業可能な人員数が限られ(工具を持たない
者は取付作業を行うことができず)、作業時間が長いと
いう問題もあった。
【0005】さらに、遊技盤面を構成する各部品は樹脂
材を主体に形成され、ベース板は木材を主体に構成され
ているため、パチンコ機(または、パチンコ機本体に着
脱可能なゲージ盤)を廃棄する際には材料のリサイクル
を考慮して上記各部品をベース板から取外すことが望ま
しいが、この際にも木ねじを取り外すための作業性が悪
く、かつ作業工数が多いという問題があった。
【0006】そこで、木ねじを使用しない部品の保持構
造として、先端が鉤状に形成され部品の背面から延出さ
れた複数のフックをベース板の取付孔に挿通し、部品の
背面がベース板表面と当接した状態でフックの先端部を
ベース板裏側の取付孔縁部に係止させる構造が考案され
ている。このような保持構造によれば、部品のベース板
への取り付けの際には、フックを取付孔内側方向へ弾性
的に窄めた状態でベース板表面側から取付孔に挿通させ
ることでフックの先端部がベース板裏側に達すると、フ
ックの弾性変形が解除されフックの先端部がベース板裏
側の取付孔縁部に係止される。また、部品のベース板か
らの取り外しの際には、フックの先端部を取付孔内側方
向へ窄めた状態(係止解除状態)で部品をベース板表面
側から引き抜くことで部品をベース板から取り外すこと
ができる。これにより、工具を使用することなく容易に
部品のベース板への取り付け及びベース板からの取り外
しを行うことが可能な部品保持構造が得られる。
【0007】しかしながら、上記のような部品保持構造
では、部品の背面がベース板表面に当接した状態でフッ
クがベース板裏側に係止されることで部品がベース板に
保持されるため、環境(温度、湿度)によってその厚さ
が変化する合板より成るベース板の厚さ寸法にばらつき
がある場合に、部品がベース板に確実に保持されない場
合があった。すなわち、ベース板が厚い場合はフックが
ベース板裏側に係止されず、ベース板が薄い場合は部品
のガタツキが発生するという問題があった。このため、
部品取り付け時において、ベース板が厚い場合はベース
板の再仕上げが必要となり、ベース板が薄い場合は上記
のガタツキによる部品の浮き上がりやこれに伴う遊技中
における遊技球の噛み込み(部品と遊技盤面を被覆する
ガラス板との間に遊技球が噛み込んだ状態。所謂、球ガ
ミ)が生じる可能性が高くなっていた。
【0008】また、ベース板が薄い場合やベース板の厚
さ寸法のばらつきが部分的である場合は再仕上げ等によ
ってもベース板の矯正が困難であり、ベース板の製造時
においてベース板の厚さに高い寸法精度を要求されるた
め、ベース板製造の歩留まりが悪いという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、遊技機の
遊技盤面を構成する各種部品のベース板への取り付け及
びベース板からの取り外しが容易で、かつ上記部品をベ
ース板へガタつくことなく確実に保持可能で、ベース板
製造の歩留まりが向上する遊技機の部品保持構造を得る
ことが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る遊技機の部品保持構造は、
遊技機の遊技盤面を構成する部品をベース板の表面に保
持する遊技機の部品保持構造であって、前記ベース板に
設けられた取付孔と、前記ベース板の裏側に設けられた
被係止部と、前記取付孔に挿通されると共に前記部品の
背面が前記ベース板の表面と当接した状態で前記被係止
部に係止可能に前記部品の背面に設けられ、前記被係止
部との係止位置及び非係止位置を選択可能な係止部材
と、を備え、前記係止部材と前記被係止部とは、少なく
とも何れか一方が前記ベース板の板厚方向に弾性変形さ
れた状態で係止される、ことを特徴としている。
【0011】請求項1記載の遊技機の部品保持構造で
は、ベース板の表面に遊技盤面を構成する部品を取り付
けることでベース板の表面に遊技盤面が構成される。こ
の遊技盤面を構成する部品をベース板に取り付けるにあ
たっては、部品の背面に設けられた係止部材を被係止部
との非係止位置を選択した状態でベース板の取付孔に挿
通させる。係止部材が取付孔に挿通され部品の背面がベ
ース板の表面と当接すると、係止部材及び被係止部の少
なくとも一方をベース板の板厚方向に弾性変形させた状
態で係止部材を被係止部に係止させる(係止位置を選択
する)。これにより、木ねじを用いることなく、部品
(係止部材)をベース板表面側から取付孔に挿入するこ
とでこの部品をベース板へ容易に取り付けることができ
る。
【0012】一方、ベース板から部品を取外す際には、
係止部材の被係止部との非係止位置を選択し(係止状態
を解除し)、この状態で部品をベース板の表面側から引
張ることでこの部品を容易に取外すことができる。
【0013】ここで、係止部材と被係止部とが弾性的に
係止されるため、係止部材と被係止部との係止部材位に
作用する弾性力により部品がベース板にガタつくことな
く確実に保持される。これにより、部品のガタツキによ
るベース板の表面からの部品の浮き上がりやこれに伴う
遊技中における遊技球の噛み込みが防止される。
【0014】さらに、係止部材と被係止部との係止部材
位の弾性変形によりベース板の厚さ寸法のばらつきを吸
収できるため、ベース板の板厚に過度の寸法精度を要求
する必要がなくなり、ベース板製造の歩留まりが向上す
る。
【0015】なお、請求項1に記載した被係止部とは、
ベース板の裏側に取り付けられた別部材の他、ベース板
裏面自体、ベース板裏側に設けられた凹部、及び取付孔
の中間部に設けられた段部も含むものである。
【0016】このように、請求項1記載の遊技機の部品
保持構造では、遊技機の遊技盤面を構成する各種部品の
ベース板への取り付け及びベース板からの取り外しが容
易で、かつ上記部品をベース板へガタつくことなく確実
に保持可能で、ベース板製造の歩留まりが向上する。
【0017】請求項2記載の発明に係る遊技機の部品保
持構造は、請求項1記載の遊技機の部品保持構造におい
て、前記係止部材は、先端部に前記部品の背面に対して
直立状態で前記被係止部に係止可能な鉤状の係止爪が形
成され前記係止爪が形成された側とは反対側の倒れ方向
への揺動可能なフックである、ことを特徴としている。
【0018】請求項2記載の遊技機の部品保持構造で
は、例えば、弾性変形やヒンジにより係止爪の形成側と
は反対側の倒れ方向(以下、非係止方向という)へ揺動
可能な係止部材としてのフックを非係止方向へ揺動させ
た状態でベース板の取付孔に挿通させる。フックが取付
孔に挿通され部品の背面がベース板の表面と当接する
と、フックを直立させることでフック先端部に形成され
た係止爪がフック(係止爪)及び被係止部の少なくとも
一方をベース板の板厚方向に弾性変形させた状態で被係
止部に係止される。
【0019】一方、ベース板から部品を取外す際には、
フックを非係止方向へ揺動させ(係止状態を解除し)、
この状態で部品をベース板の表面側から引張ることでこ
の部品を容易に取外すことができる。
【0020】このように、請求項2記載の遊技機の部品
保持構造では、遊技機の遊技盤面を構成する各種部品の
ベース板への取り付け及びベース板からの取り外しが一
層容易で、かつ上記部品をベース板へガタつくことなく
確実に保持可能で、ベース板製造の歩留まりが向上す
る。
【0021】請求項3記載の発明に係る遊技機の部品保
持構造は、請求項1記載の遊技機の部品保持構造におい
て、前記係止部材は、前記被係止部の被係止面に沿って
回動可能に支持された係止片である、ことを特徴として
いる。
【0022】請求項3記載の遊技機の部品保持構造で
は、部品の背面に被係止部の被係止面に沿って回動可能
に支持された係止片を被係止部との非係止位置を選択し
た状態でベース板の取付孔に挿通させる。係止片が取付
孔に挿通され部品の背面がベース板の表面と当接する
と、係止片を回動させることで被係止部との係止位置が
選択され、係止片及び被係止部の少なくとも一方をベー
ス板の板厚方向に弾性変形させた状態で係止片が被係止
部に係止される。
【0023】一方、ベース板から部品を取外す際には、
係止片を再度回動させることで被係止部との非係止位置
が選択され(係止状態を解除し)、この状態で部品をベ
ース板の表面側から引張ることでこの部品を容易に取外
すことができる。
【0024】この構成は、ベース板に設けられた取付孔
への係止片の挿通が容易であるため、特に、多点で係止
することが必要な大型部品(例えば、大入賞口)のベー
ス板への取り付けに好適である。
【0025】このように、請求項3記載の遊技機の部品
保持構造では、遊技機の遊技盤面を構成する各種部品の
ベース板への取り付け及びベース板からの取り外しが一
層容易で、かつ上記部品をベース板へガタつくことなく
確実に保持可能で、ベース板製造の歩留まりが向上す
る。
【0026】請求項4記載の発明に係る遊技機の部品保
持構造は、請求項3記載の遊技機の部品保持構造におい
て、前記係止片は、ベース板の板厚方向に弾性変形可能
な板ばね状に形成された、ことを特徴としている。
【0027】請求項4記載の遊技機の部品保持構造で
は、板ばね状に形成された係止片を回動させることで被
係止部との係止位置が選択されると、少なくともこの係
止片がベース板の板厚方向に弾性変形された状態(被係
止部が係止片とともに弾性変形する場合を含む)で被係
止部に係止される。
【0028】このため、係止部材と被係止部との間には
係止片の弾性変形による弾性力が作用し、部品がガタつ
くことなく一層確実にベース板に保持される。また、係
止片の弾性変形によりベース板の厚さ寸法のばらつきも
確実に吸収される。
【0029】このように、請求項4記載の遊技機の部品
保持構造では、遊技機の遊技盤面を構成する各種部品の
ベース板への取り付け及びベース板からの取り外しが一
層容易で、かつ上記部品をベース板へガタつくことなく
一層確実に保持可能で、ベース板製造の歩留まりが一層
向上する。
【0030】請求項5記載の発明に係る遊技機の部品保
持構造は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の遊
技機の部品保持構造において、前記被係止部は、前記ベ
ース板の裏面に接続され遊技球を案内すると共に前記ベ
ース板の裏側に配置される部品が取り付けられるセット
板に一体に形成され前記ベース板の板厚方向に弾性変形
可能なセット爪である、ことを特徴としている。
【0031】請求項5記載の遊技機の部品保持構造で
は、ベース板裏面に接続されるセット板に一体に形成さ
れベース板の板厚方向に弾性変形可能な被係止部として
のセット爪に部品背面に設けられた係止部材が係止され
る。
【0032】このため、少なくともセット爪がベース板
の板厚方向に弾性変形した状態(係止部材がセット爪と
ともに弾性変形する場合を含む)でこのセット爪に係止
部材が係止され、この弾性力により部品がガタつくこと
なく一層確実にベース板に保持されると共に、セット爪
の弾性変形によりベース板の厚さ寸法のばらつきも確実
に吸収される。
【0033】また、セット板が樹脂にて一体成形される
構成とすれば、セット爪も一体に形成されるため、部品
点数が増加することなく容易にかつ低コストで被係止部
を得ることができる。
【0034】このように、請求項5記載の遊技機の部品
保持構造では、遊技機の遊技盤面を構成する各種部品の
ベース板への取り付け及びベース板からの取り外しが一
層容易で、かつ上記部品をベース板へガタつくことなく
より一層確実に保持可能で、ベース板製造の歩留まりが
より一層向上する。
【0035】請求項6記載の発明に係る遊技機の部品保
持構造は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の遊
技機の部品保持構造において、前記被係止部は、前記取
付孔に対応した通孔が形成されると共に前記ベース板裏
面の前記取付孔廻りに配置された弾性シートである、こ
とを特徴としている。
【0036】請求項6記載の遊技機の部品保持構造で
は、部品背面に設けられた係止部材がベース板の取付孔
及びこの取付孔周りに配置された弾性シートの通孔に挿
通される。取付孔及び通孔に係止部材が挿通されると、
係止部材が弾性シートの端面に直接または間接的に係止
される(係止部材の係止位置が選択される)。
【0037】このため、少なくとも弾性シートがベース
板の板厚方向に弾性圧縮された状態(係止部材が弾性シ
ートとともに弾性変形する場合を含む)で係止部材がこ
の弾性シート端面に係止され、この弾性力により部品が
ガタつくことなく一層確実にベース板に保持されると共
に、弾性シートの弾性変形によりベース板の厚さ寸法の
ばらつきも確実に吸収される。
【0038】この構成は、例えば、セット板の遊技球案
内路内に対応する位置に配置される部品(例えば、入賞
口)のベース板への取り付けに好適である。
【0039】このように、請求項6記載の遊技機の部品
保持構造では、遊技機の遊技盤面を構成する各種部品の
ベース板への取り付け及びベース板からの取り外しが一
層容易で、かつ上記部品をベース板へガタつくことなく
より一層確実に保持可能で、ベース板製造の歩留まりが
より一層向上する。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
6に基づいて説明する。なお、図1乃至図6において
は、電気的配線等の図示は省略してある。
【0041】図1には、本発明の実施の形態に係る遊技
機の部品保持構造が適用された遊技機の一例としてのパ
チンコ機10が斜視図にて示されている。パチンコ機1
0は、遊技盤面が構成されたゲージ盤12及びゲージ盤
12を着脱可能に支持するパチンコ機本体14を備えて
構成され、通常パチンコ店側に設置された外枠16に開
閉可能に支持されている。このパチンコ機10では、ゲ
ージ盤12がパチンコ機本体14に装着された状態で
は、パチンコ機本体14に設けられたガラス板17がゲ
ージ盤12の遊技盤面を被覆し、遊技を行うに際して
は、このガラス板17と遊技盤面との間に図示しない遊
技球が供給されるようになっている。
【0042】図2に詳細に示される如く、ゲージ盤12
は、ベース板18を備えている。このベース板18は、
合板18Aの一表面にセル18Bが接着されて成り(図
3乃至図6参照)、セル18B接着側の表面がセル面2
0、セル面20の反対側の面が裏面22とされている。
また、ベース板18には、適宜位置に一つの電動役物ユ
ニット取付孔24、三つの入賞口取付孔26、二つの袖
入賞口取付孔28、一つのアタッカーユニット取付孔3
0、及び一つのアウト孔31がセル面20から裏面22
まで貫通して設けられている。
【0043】ベース板18の裏面22には、樹脂より成
るセット板32、34が接続されている。セット板3
2、34にはそれぞれ遊技球を案内する案内路33、3
5が形成されると共に回路基板を取り付ける取付部(図
示省略)が設けられている。
【0044】このセット板32の電動役物ユニット取付
孔24に対応する位置には、孔36が設けられ、この孔
36の内壁面4箇所からは水平方向内側に向けて被係止
部としてのセット爪38が一体に形成されている。各セ
ット爪38は、ベース板18の板厚方向に弾性変形可能
な一端自由の板ばね状に形成され、セット爪38の弾性
変形範囲はベース板18の厚さ寸法のばらつき範囲より
大きくなるように構成されている。また、各セット爪3
8は、自由端部が電動役物ユニット取付孔24の内壁面
に対応する位置に配置されるように構成されている。
【0045】また、セット板32、34の各袖入賞口取
付孔28に対応する位置には、それぞれ孔40、42が
設けられ、各孔40、42の内壁面2箇所からは水平方
向内側に向けてセット爪38と同様のセット爪44、4
6が一体に形成されている。各セット爪44、46は、
自由端部が袖入賞口取付孔28の内壁面に対応する位置
に配置されるように構成されている。
【0046】なお、ベース板18の裏面22にセット板
32、34を取り付けた状態では、各入賞口取付孔26
はセット板32、34の案内路33、35に被覆され、
アタッカーユニット取付孔30はセット板32、34に
は被覆されないように構成されている。
【0047】一方、ベース板18のセル面20には、模
様(図柄)が施されると共に、一つの電動役物ユニット
48、三つの入賞口50、二つの袖入賞口52、及び大
入賞口と落し入賞口とが一体に形成された一つのアタッ
カーユニット54、並びにその他の部品が配置されるこ
とで遊技盤面が構成されるようになっている。
【0048】電動役物ユニット48は、セル面20と対
向する面(以下、「背面」という)56から延出された
係止部材としての4本のフック58を備えている。フッ
ク58は、水平方向に弾性変形可能な板ばね状に形成さ
れ、その先端部には水平方向外向きに鉤状の係止爪60
が一体に形成されている。各フック58は、背面56に
対して直立状態では水平方向外向きの面が電動役物ユニ
ット取付孔24の内壁面と接触するように配置され、水
平方向内側へ弾性変形させることで係止爪60が電動役
物ユニット取付孔24を挿通可能に構成されている。
【0049】図3に示される如く、電動役物ユニット4
8は、フック58が電動役物ユニット取付孔24に挿通
され背面56がベース板18のセル面20と当接した状
態で係止爪60がセット板32のセット爪38に係止さ
れている。なお、この状態ではセット爪38がベース板
18側に弾性変形されることで係止爪60とセット爪3
8との係止部材位に弾性力が作用するように各部の寸法
が決められている。これにより、電動役物ユニット48
がベース板18に保持される構成である。
【0050】各袖入賞口52は、それぞれ先端部に係止
爪60が一体に形成されると共に背面62から延出さ
れ、直立状態では水平方向外側の面が袖入賞口取付孔2
8の内壁面に接触するように配置された各2本のフック
58を備えている。
【0051】図4に示される如く、袖入賞口52は、フ
ック58が袖入賞口取付孔28に挿通され背面62がベ
ース板18のセル面20と当接した状態で係止爪60が
セット板32またはセット板34のセット爪44または
セット爪46に係止されている。なお、この状態ではセ
ット爪44及びセット爪46がベース板18側に弾性変
形されることで係止爪60とセット爪44またはセット
爪46との係止部材位に弾性力が作用するように各部の
寸法が決められている。これにより、袖入賞口52がベ
ース板18に保持される構成である。
【0052】各入賞口50は、それぞれ先端部に係止爪
60が一体に形成されると共に背面64から延出され、
直立状態では水平方向外側の面が後に説明する受け部材
66の透孔68の内壁面に接触するように配置された各
2本のフック58を備えている。一方、ベース板18の
裏面22の各入賞口取付孔26廻りには、被係止部とし
ての弾性シート74が配置されている。弾性シート74
は、各入賞口取付孔26に対応した通孔75を有し、受
け部材66により保持されている。受け部材66は、透
孔68を有すると共に外形が入賞口取付孔26に対応し
て形成された筒部70と筒部70の一端部の外側に設け
られた係合部72とで構成されている。この受け部材6
6は、筒部70が弾性シートの通孔75に挿通されると
共に入賞口取付孔26に挿入された状態で、係合部72
が弾性シート74を介してベース板18の裏面22に係
合して配置されることで弾性シートを保持している。な
お、弾性シート74の弾性圧縮範囲はベース板18の厚
さ寸法のばらつき範囲より大きくなるように構成されて
いる。
【0053】図5に示される如く、各入賞口50は、フ
ック58が受け部材66の透孔68に挿通され背面64
がベース板18のセル面20と当接した状態で係止爪6
0が受け部材66の係合部72の端面に係止されてい
る。なお、この状態では弾性シート74が弾性圧縮され
ることで係止爪60と係合部72の端面との係止部材位
に弾性力が作用するように各部の寸法が決められてい
る。これにより、入賞口50がベース板18に保持され
る構成である。
【0054】アタッカーユニット54は、背面76に大
入賞口の駆動機構や制御回路(図示省略)を被覆するカ
バー78を備えている。カバー78は背面76からの高
さがベース板18の厚さと略同寸とされ、このカバー7
8の端面には複数(本実施の形態では4個)の係止片8
0が設けられている。各係止片80は、ベース板18の
板厚方向に弾性変形可能に背面76に向けて若干湾曲さ
れた板状に形成され、係止片80の弾性変形範囲はベー
ス板18の厚さ寸法のばらつき範囲より大きくなるよう
に構成されている。また、各係止片80は、それぞれ回
動可能にカバー78に支持され、回動されることでアタ
ッカーユニット取付孔30を挿通可能な状態(非係止位
置)とアタッカーユニット取付孔30からはみ出す状態
(係止位置)とを選択可能に構成されている。
【0055】図6に示される如く、アタッカーユニット
54は、カバー78がアタッカーユニット取付孔30に
挿通され背面76がベース板18のセル面20と当接し
た状態で係止片80がベース板18の裏面22に係止さ
れている。なお、この状態では係止片80が直線状に弾
性変形されることで係止片80とベース板18の裏面2
2との係止部材位には弾性力が作用するように各部の寸
法が決められている。これにより、アタッカーユニット
54がベース板18に保持される構成である。
【0056】さらに、ゲージ盤12は、ベース板18の
セル面20に釘82、風車84、ランプ装置86、内バ
ンド88、外バンド90等が設けられ(図1参照)、裏
面22に図示しない回路基板等が直接またはセット板3
2、34を介して接続されることで構成されている。
【0057】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0058】上記の実施の形態に係る遊技機の部品保持
構造が適用されたパチンコ機10では、遊技盤面(ゲー
ジ盤12)を構成するにあたっては、ベース板18のセ
ル面20に各種部品を取り付ける。一方、パチンコ機1
0(ゲージ盤12)を廃棄するにあたっては、ベース板
18から各種部品を取り外す。
【0059】遊技盤面を構成するにあたっては、先ず、
弾性シート74の通孔75に挿通された受け部材66の
筒部70をベース板18の裏面22から入賞口取付孔2
6に挿入する。筒部70が入賞口取付孔26に挿入され
ると、弾性シート74が圧縮されるように受け部材66
の係合部72を押圧しながら、入賞口50の各フック5
8を水平方向内側へ弾性変形させた状態でベース板18
のセル面20から受け部材66の透孔68に挿通させ
る。フック58が透孔68に挿通され入賞口50の背面
64がセル面20と当接されると、フック58を背面5
6に対して直立させる(弾性変形状態を解除する)こと
でフック58の係止爪60を受け部材66の係合部72
端面に係止する。係止爪60を係合部72に係止した
後、係合部72の押圧を解除することで係止爪60(フ
ック58)と係合部72との係止部位に弾性力が作用す
る。
【0060】全ての入賞口50をベース板18に取り付
けた後、ベース板18の裏面22の所定位置にセット板
32、34を取り付ける。
【0061】セット板32、34が取り付けられると、
電動役物ユニット48の各フック58を水平方向内側へ
弾性変形させた状態でベース板18のセル面20から電
動役物ユニット取付孔24に挿通させる。フック58が
電動役物ユニット取付孔24に挿通され電動役物ユニッ
ト48の背面56がセル面20と当接されると、セット
板32のセット爪38をベース板18の裏面22側へ押
圧することで弾性変形させながらこのセット爪38にフ
ック58の係止爪60を係止する(フック58を直立さ
せる)。この後セット爪38の押圧を解除することでセ
ット爪38と係止爪60との係止部材位に弾性力が作用
する。4つの係止爪60(フック58)を全て係止する
と電動役物ユニット48の取付が終了する。
【0062】また、セット板32、34が取り付けられ
ると、袖入賞口52の各フック58を水平方向内側へ弾
性変形させた状態でベース板18のセル面20から袖入
賞口取付孔28に挿通させる。フック58が袖入賞口取
付孔28に挿通され袖入賞口52の背面62がセル面2
0と当接されると、セット板32(セット板34)のセ
ット爪44(セット爪46)をベース板18の裏面22
側の押圧することで弾性変形させながらこのセット爪4
4(セット爪46)に係止爪60を係止する(フック5
8を直立させる)。この後セット爪44(セット爪4
6)の押圧を解除することでセット爪44(セット爪4
6)と係止爪60との係止部材位に弾性力が作用する。
各2つの係止爪60(フック58)を全て係止すると二
つの袖入賞口52の取付が終了する。
【0063】ベース板18の裏面22へのセット板3
2、34の取付前または取付後、アタッカーユニット5
4の係止片80をアタッカーユニット取付孔30に挿通
可能に配置(回動)した状態で、アタッカーユニット5
4のカバー78をアタッカーユニット取付孔30に挿入
する。カバー78がアタッカーユニット取付孔30に挿
通されアタッカーユニット54の背面76がセル面20
と当接されると、係止片80の自由端部を持ち上げなが
ら係止片80をアタッカーユニット取付孔30からはみ
出す位置まで回動させ、次いでこの自由端部を解放する
ことで係止片80をベース板18の裏面22に弾性的に
係止する。4個の係止片80を全て係止するとアタッカ
ーユニット54の取付が終了する。
【0064】一方、ゲージ盤12を廃棄するにあたって
は、アタッカーユニット54の係止片80をアタッカー
ユニット取付孔30に挿通可能な位置まで回動し、この
状態でアタッカーユニット54をベース板18のセル面
20側から引き抜くことでアタッカーユニット54がベ
ース板18から取り外される。
【0065】また、電動役物ユニット48のフック58
を水平方向内側へ弾性変形させることで係止爪60とセ
ット爪38との係合を解除し、この状態で電動役物ユニ
ット48をベース板18のセル面20側から引き抜くこ
とで電動役物ユニット48がベース板18から取り外さ
れる。
【0066】さらに、袖入賞口52のフック58を水平
方向内側へ弾性変形させることで係止爪60とセット爪
44(セット爪46)との係合を解除し、この状態で袖
入賞口52をベース板18のセル面20側から引き抜く
ことで袖入賞口52がベース板18から取り外される。
【0067】電動役物ユニット48、袖入賞口52がベ
ース板18から取り外された後、セット板32、34が
ベース板18から取り外される。
【0068】次いで、入賞口50のフック58を水平方
向内側へ弾性変形させることで係止爪60と受け部材6
6の係合部72の端面との係合を解除し、この状態で入
賞口50をベース板18のセル面20側から引き抜くこ
とで入賞口50がベース板18から取り外される。
【0069】以上説明した通り、電動役物ユニット4
8、入賞口50、袖入賞口52、及びアタッカーユニッ
ト54は、木ねじを用いることなく容易にベース板18
へ取り付ける(保持する)ことができ、また、容易に取
外すことができる。
【0070】また、電動役物ユニット48の係止爪60
とセット爪38との間、袖入賞口52の係止爪60とセ
ット爪44、46との間、入賞口50の係止爪60と受
け部材66の係合部72端面との間、及びアタッカーユ
ニット54の係止片80とベース板18の裏面22との
間には、それぞれ弾性力が作用しているため、上記各部
品はこの弾性力により確実にベース板18に保持され
る。これにより、上記部品のガタツキによる上記部品の
セル面22からの浮き上がりやこれに伴う遊技中におけ
る遊技球の噛み込み(部品と遊技盤面を被覆するガラス
板17との間に遊技球が噛み込んだ状態。所謂、球ガ
ミ)が防止される。
【0071】さらに、セット爪38、44、46、弾性
シート74、係止片80の弾性変形範囲(変形可能量)
がベース板18の厚さ寸法のばらつき範囲より大きくさ
れているため、これらの弾性変形によりベース板18の
厚さ寸法のばらつきが確実に吸収される。このため、ベ
ース板18の厚さに対して過度の寸法精度を要求するこ
となくベース板18を適正な公差の範囲で製作可能とな
り、ベース板18製造の歩留まりが向上する。
【0072】特に、セット板32、34に被係止部とし
てのセット爪38、44、46を一体として設ける構成
は、部品点数が増加することなく弾性変形可能な被係止
部を容易に得ることができる。
【0073】また、弾性シート74を介してベース板1
8の裏面22に当接する受け部材66を備えた構成は、
入賞口取付孔26のようにセット板32、34の案内路
33、35に被覆される取付孔に入賞口50等の部品を
取り付ける場合に好適である。なお、弾性シート74に
挿通された受け部材66の筒部70が入賞口取付孔26
に挿入されるため、弾性シート74及び受け部材66の
位置決めが容易となり作業性も向上する。
【0074】さらに、回動することで係止位置と非係止
位置を選択可能な係止片80を備えた構成は、フック5
8のように取付孔に挿通する際に弾性変形状態を維持す
る必要がなく容易に非係止位置を選択できるをため、ア
タッカーユニット54のように大型で多くの係止部を要
する部品を取り付ける場合に好適である。
【0075】このように、本実施の形態に係る遊技機の
部品保持構造では、パチンコ機10の遊技盤面(ゲージ
盤12)を構成する電動役物ユニット48、入賞口5
0、袖入賞口52、アタッカーユニット54のベース板
18への取り付け及びベース板18からの取り外しが容
易で、かつ上記部品をベース板18へガタつくことなく
確実に保持可能で、ベース板18製造の歩留まりが向上
する。
【0076】なお、上記の実施の形態では、遊技盤面を
構成する部品としての電動役物ユニット48、入賞口5
0、袖入賞口52、アタッカーユニット54がベース板
18に保持される構成としたが、本発明はこれに限定さ
れず、遊技盤面(ゲージ盤12)は上記各部品の一部の
みを備えて構成されても良く、上記以外の部品(例え
ば、スルーチャッカーや電動チューリップ等)を備えて
構成されても良い。また、各部品の数も上記の実施の形
態に示した数に限定されることはない。
【0077】また、上記の実施の形態では、電動役物ユ
ニット48及び袖入賞口52のフック58(係止爪6
0)がセット板32、34のセット爪38、44、46
に係止され(保持構造イ)、入賞口50のフック58
(係止爪60)が受け部材66の係合部72に係止され
(保持構造ロ)、アタッカーユニット54の係止片80
がベース板18の裏面22に係止される(保持構造ハ)
構成としたが、本発明はこれに限定されず、各部品と保
持構造とはあらゆる組合せを採ることができる。したが
って、電動役物ユニット48及び袖入賞口52の保持に
保持構造ロまたは保持構造ハを用いても良く、入賞口5
0の保持に保持構造イまたは保持構造ハを用いても良
く、アタッカーユニット54の保持に保持構造イまたは
保持構造ロを用いても良く、上記以外の部品を保持する
場合に保持構造イ、保持構造ロ及び保持構造ハの何れを
用いても良い。この場合、セット板32、34の形状や
構造は、上記の実施の形態における形状に限定されず、
例えば、案内路33、35は着脱自在とする等、適宜変
更して良い。また、各部品に設けられるフック58や係
止片80の数も上記の実施の形態に示した数に限定され
ることはない。
【0078】さらに、本発明は、上記の保持構造イ、
ロ、ハに限定されることはなく、係止部材と被係止部と
のあらゆる組合せを採ることが可能である。したがっ
て、例えば、部品保持構造は、弾性シート74にフック
58の係止爪60が直接係止される構成としても良く、
係止片80がセット板32のセット爪38や受け部材6
6の係合部72端面に係止される構成としても良い。こ
の場合、係止片80はセット爪38や弾性シート74に
対して高剛性である(弾性変形しない)構成としても良
い。
【0079】さらにまた、上記の実施の形態では、水平
方向のセット爪38、44、46がセット板32、34
に一体に形成された構成としたが、本発明はこれに限定
されず、例えば、セット爪38等は他の部材に一体に形
成された構成としても良く、ベース板18の裏面22や
入賞口取付孔26等に直接取り付けられる構成としても
良い。また、セット爪38等は、水平方向に設けられる
に限られず、例えば、垂直方向や斜め方向に設けられる
構成としても良い。
【0080】また、上記の実施の形態では、受け部材6
6の係合部72及びアタッカーユニット54の係止片8
0はベース板18の裏面22に係合または係止される構
成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベー
ス板18の裏面22に形成された凹部、入賞口取付孔2
6やアタッカーユニット取付孔30の中間部に形成され
た段部に係止する構成としても良い。この場合、裏面2
2への突出部がなくなり、セット板32、34や裏面2
2に取り付けられるその他部品の形状や取り付け構造の
自由度が増す。また、セット爪38、44、46が上記
の凹部や段部に配置される構成としても良い。
【0081】さらに、上記の実施の形態では、フック5
8が倒れ方向に弾性変形することでセット爪38、4
4、46や係合部72端面との非係止位置を選択可能な
構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、フ
ック58はヒンジや帯状の連結部を備えて倒れ方向への
揺動することでセット爪38、44、46や係合部72
端面との非係止位置を選択可能な構成としても良い。こ
の場合においても係止状態のフック58(係止爪60)
には、弾性力が作用するため係止状態が保持される。
【0082】さらにまた、上記の実施の形態では、係止
片80がアタッカーユニット54の背面76に向けて湾
曲される構成としたが、本発明はこれに限定されず、係
止片80はベース板18の裏面22への係止状態で弾性
変形される構造であれば足り、例えば、係止片80の自
由端部側が厚肉とされた構成でも良く、係止片80が平
板状でカバー78の高さがベース板18の厚さより若干
小さい構成であっても良い。また、係止片80はカバー
78に支持されるに限られず、例えば、専用の脚片等に
より支持されていても良い。
【0083】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る遊技機
の部品保持構造は、遊技機の遊技盤面を構成する各種部
品のベース板への取り付け及びベース板からの取り外し
が容易で、かつ上記部品をベース板へガタつくことなく
確実に保持可能で、ベース板製造の歩留まりが向上する
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遊技機の部品保持構
造が適用されるパチンコ機の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る遊技機の部品保持構
造が適用されるパチンコ機を構成するゲージ盤の分解斜
視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る遊技機の部品保持構
造が適用されるパチンコ機を構成する電動役物ユニット
のベース板への保持構造を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る遊技機の部品保持構
造が適用されるパチンコ機を構成する袖入賞口のベース
板への保持構造を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る遊技機の部品保持構
造が適用されるパチンコ機を構成する入賞口のベース板
への保持構造を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る遊技機の部品保持構
造が適用されるパチンコ機を構成するアタッカーユニッ
トのベース板への保持構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 12 ゲージ盤(遊技盤面) 18 ベース板 24 電動役物ユニット取付孔(取付孔) 26 入賞口取付孔(取付孔) 28 袖入賞口取付孔(取付孔) 30 アタッカーユニット取付孔(取付孔) 32、34 セット板 38、44、46 セット爪(被係止部) 48 電動役物ユニット(遊技盤面を構成する部品) 50 入賞口(遊技盤面を構成する部品) 52 袖入賞口(遊技盤面を構成する部品) 54 アタッカーユニット(遊技盤面を構成する部
品) 58 フック(係止部材) 60 係止爪 74 弾性シート(被係止部) 75 通孔 80 係止片(係止部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の遊技盤面を構成する部品をベー
    ス板の表面に保持する遊技機の部品保持構造であって、 前記ベース板に設けられた取付孔と、 前記ベース板の裏側に設けられた被係止部と、 前記取付孔に挿通されると共に前記部品の背面が前記ベ
    ース板の表面と当接した状態で前記被係止部に係止可能
    に前記部品の背面に設けられ、前記被係止部との係止位
    置及び非係止位置を選択可能な係止部材と、 を備え、 前記係止部材と前記被係止部とは、少なくとも何れか一
    方が前記ベース板の板厚方向に弾性変形された状態で係
    止される、 ことを特徴とする遊技機の部品保持構造。
  2. 【請求項2】 前記係止部材は、先端部に前記部品の背
    面に対して直立状態で前記被係止部に係止可能な鉤状の
    係止爪が形成され前記係止爪が形成された側とは反対側
    の倒れ方向への揺動可能なフックである、ことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機の部品保持構造。
  3. 【請求項3】 前記係止部材は、前記被係止部の被係止
    面に沿って回動可能に支持された係止片である、ことを
    特徴とする請求項1記載の遊技機の部品保持構造。
  4. 【請求項4】 前記係止片は、ベース板の板厚方向に弾
    性変形可能な板ばね状に形成された、ことを特徴とする
    請求項3記載の遊技機の部品保持構造。
  5. 【請求項5】 前記被係止部は、前記ベース板の裏面に
    接続され遊技球を案内すると共に前記ベース板の裏側に
    配置される部品が取り付けられるセット板に一体に形成
    され前記ベース板の板厚方向に弾性変形可能なセット爪
    である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れ
    か1項記載の遊技機の部品保持構造。
  6. 【請求項6】 前記被係止部は、前記取付孔に対応した
    通孔が形成されると共に前記ベース板裏面の前記取付孔
    廻りに配置された弾性シートである、ことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の遊技機の部品
    保持構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017131598A (ja) * 2016-01-31 2017-08-03 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022075935A (ja) * 2020-11-04 2022-05-18 株式会社三洋物産 遊技機

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JP2017131598A (ja) * 2016-01-31 2017-08-03 株式会社三洋物産 遊技機
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