JP4168100B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4168100B2
JP4168100B2 JP2001321237A JP2001321237A JP4168100B2 JP 4168100 B2 JP4168100 B2 JP 4168100B2 JP 2001321237 A JP2001321237 A JP 2001321237A JP 2001321237 A JP2001321237 A JP 2001321237A JP 4168100 B2 JP4168100 B2 JP 4168100B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
base member
cover
surface portion
game board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001321237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003117185A (ja
Inventor
匡雄 遠藤
隆弘 名和
八朗 表側
智也 平野
朋弘 小池
友明 丹羽
貴史 真田
肇 宇佐美
雅己 諏訪
Original Assignee
株式会社藤商事
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社藤商事 filed Critical 株式会社藤商事
Priority to JP2001321237A priority Critical patent/JP4168100B2/ja
Publication of JP2003117185A publication Critical patent/JP2003117185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4168100B2 publication Critical patent/JP4168100B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機に関するものであり、特に、遊技盤の裏面の電子部品類を被覆する弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆるパチンコ機、或いはアレンジボール機、雀球機等の遊技盤を有している弾球遊技機において、遊技盤に装着された電子基板、部品類や配線などの周囲を覆って、遊技機本体側の部品との干渉を防止したり、埃や遊技球等が入り込まないようにすべく、上下左右に連続して壁体が形成されている裏カバーが使用されている。
【0003】
また、近年、図柄表示装置の画質の高度化や遊技機能の複雑化等に伴って、弾球遊技機に装着される電子基板や部品類、コネクタ、配線等が顕著に増加しており、前記裏カバーにそれらの装着部品を積重して装着したり、配線の中継点としてコネクタ端子を配設する等、装着部品の装着ベースとしての機能も高まっており、裏カバーの役割の重要性が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従前の裏カバーにあっては、前記遊技盤に単純に固定されているのみである。そのため、裏カバーの内部側の電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを行う場合は、遊技盤と裏カバーとの締結を全て解除して固定された裏カバーを遊技盤から取り外した後に行なうなどの方法をとっていた。特に、遊技盤と裏カバーとの締結部分も多く、また電子基板や部品類、コネクタ、配線などが複雑に絡み合っているため、非常に手間がかかるものであった。
【0005】
そこで、本実施例は、遊技盤から裏カバーを取り外すことなく、裏カバーの内部側の電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを容易に行うことができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、弾球遊技機(S1)における遊技盤で、スタートチャッカーユニットとアタッカーユニットを含む遊技部品(G1〜G4)が取り付けられた遊技盤(P1)の裏面側に、該遊技盤に装着された遊技部品(G1〜G4)を覆う裏カバー(A1)を設けた弾球遊技機(S1)において、前記裏カバー(A1)が、遊技盤(P1)に固着されたベース部材(1)と第1カバー部材(20)と、角脚部(30、40)とを有し、ベース部材(1)が、弾球遊技機の裏面側を背面側とした場合に、背面視において上方が開口した略コ字状を呈し、略コ字状を呈することにより略コ字状の内側に切欠き部(13)を有するベース部材背面部(2a)と、ベース部材背面部(2a)の下端から正面側に向けて連設されたベース部材底面部(2b)と、ベース部材底面部(2b)の両側の端部から上方に連設されるとともにベース部材背面部(2a)の左右両端から正面側に向けて連設され、第1カバー部材(20)に設けられたプラグ(R22)を挟入して掛止するソケットで、上向きに開口した、該プラグを掛止するための空間を有するソケット(R24)が形成されたベース部材側面部(2c)とを有し、背面視において上方が開口した略コ字状を呈する本体部材(2)と、本体部材(2)に対して左右方向の擺動中心を介して擺動可能に軸支され、ベース部材背面部(2a)の切欠き部(13)を開閉する第2カバー部材で、該遊技盤に取り付けられた該遊技部品の一部を背面側からカバーする第2カバー部材(10)と、を有し、第1カバー部材(20)が、第1カバー部材(20)の上面を形成する上面部(20a)と、上面部(20a)の両側から下方に向けて連設された側面部(20b)とを有し、弾球遊技機の裏面側を背面側とした場合に、背面視において上面部(20a)と側面部(20b)とで下方が開口した略コ字状を呈するとともに、側面部(20b)の下端から下向きに突設された突片であるプラグ(R22)を有するとともに、側面部(20b)の上端位置に角脚部(30、40)に設けられたロック爪(R12)が係止する爪受け(R14)を有し、側面部(20b)の下端が本体部材(2)のベース部材側面部(2c)の上端に左右方向の擺動中心を介して軸支されることにより本体部材(2)に対して擺動可能となって、遊技盤に対して閉じた場合に、第2カバー部材(10)にはカバーされない該遊技部品をカバーし、角脚部(30、40)が、第1カバー部材(20)を遊技盤に対して閉じた場合に第1カバー部材(20)の上端の両側の角部に対応した位置に間隔を介して遊技盤(P1)に固着され、背面側に向けて突出したロック爪(R12)を有することを特徴とする。
【0007】
上記構成の弾球遊技機においては、前記裏カバーが、遊技盤に着脱可能なベース部材(1)と、前記ベース部材に取付けられる第1カバー部材(20)とを別個に備え、第1カバー部材(20)をベース部材(1)に対して擺動可能とすることにより、前記遊技盤(P1)から裏カバー全体を取り外すことなく、裏カバーの内部側にある電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを容易に行うことが可能となる。
また、角脚部(30、40)が設けられているので、第1カバー部材(20)と角脚部(30、40)とを係合させることにより、第1カバー部材(20)の閉状態を維持させることができる。また、第1カバー部材(20)を開状態にするには、遊技盤(P1)に設けられた前記角脚部との係合を解除すればよい。よって、第1カバー部材(20)の閉状態を維持させる場合に、第1カバー部材(20)を遊技盤(P1)へ締結等する必要がなく、また、第1カバー部材(20)の係合及び係合解除作業をワンタッチで行うことが可能になる。また、第1カバー部材(20)をベース部材(1)に対して擺動させるだけで、第1カバー部材(20)を開閉させることができ、第1カバー部材(20)がカバーしていた部分を露出させることができるので、よって、メンテナンス作業の簡略化を図ることが可能になる。
また、、第2カバー部材(10)を本体部材(2)に対して開状態とすることにより、本体部材(1)の切欠き部(13)を開状態とでき、従って、前記遊技盤から裏カバー(A1)全体やベース部材(1)を取り外すことなく、裏カバー(A1)の内部側にある電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを容易に行うことが可能となる。また、第2カバー部材(10)は、本体部材(2)に対して擺動状に開閉するので、第2カバー部材(10)の開閉動作が容易である。
【0015】
なお、以下の構成としてもよい。例えば、上記ベース部材(1)又は上記第1カバー部材(20)又は第2カバー部材(10)には、基板ケースが取付け可能となっているようにしてもよい。そして、この取付け可能な基板ケースとしては、遊技者に有利な遊技状態を発生させるか否かを抽選する抽選手段を設けた主基板を収納する主基板ケース(Q1)、複数の出力端子をコネクタ等によって接続可能になされた外部出力端子基板を収納する外部出力端子基板ケース(Q2)、遊技図柄の変動表示を制御する図柄制御手段を設けた図柄制御基板を収納する図柄制御基板ケース、遊技媒体払出し装置を制御する払出制御手段を設けた払出制御基板を収納する払出制御基板ケース、演出音の発生を制御するサウンド制御手段を設けたサウンド制御基板を収納するサウンド制御基板ケース(Q3)、演出光の点灯動作を制御するランプ制御手段を設けたランプ制御基板を収納するランプ制御基板ケース(Q4)のうち何れかとすることができる。
【0016】
また、上記裏カバー及び/又は係合部材(30、40)は、透明性を有した樹脂により構成されており、内部が視認可能であってもよい。さらに、裏カバー内部を視認可能とする構造としては、スリット、小さい孔等を裏カバーに設けるようにしてもよい。これにより、裏カバーの外部から裏カバー内部の電子部品の簡単な点検が可能になる等の利点がある。
【0017】
また、上記第1カバー部材(20)と、上記係合部材(30、40)とは、該第1カバー部材(20)及び/又は係合部材(30、40)に設けられた爪部材により係合可能であってもよい。これにより、可撓性をもった爪部材で係合されていれば、メンテナンス時の効率向上が図れる等の利点がある。
【0018】
また、本体部材(2)と第2カバー部材(10)とを固定する固定手段が、本体部(2)と第2カバー部材(10)とを係合させることにより固定する係合手段であってもよい。これにより、可撓性をもった爪部材で係合されていれば、メンテナンス時の効率向上が図れる等の利点がある。
【0019】
また、本体部材(2)と第2カバー部材(10)とを係合する係合手段が、該本体部材(2)及び/又は第2カバー部材(10)に設けられた爪部材であってもよい。これにより、可撓性をもった爪部材で係合されていれば、メンテナンス時の効率向上が図れる等の利点がある。
【0020】
また、上記第1カバー部材(20)と、上記係合部材(30、40)とは、ネジ等の締結手段により締結されていてもよい。これにより、確実に締結をすることができ、点検内容によっては簡単に解除できる等の利点がある。また、本体部材(2)と第2カバー部材(10)とを固定する固定手段が、ネジ等の締結手段であってもよい。これにより、確実に締結をすることができ、点検内容によっては簡単に解除できる等の利点がある。
【0021】
また、上記第1カバー部材(20)が、上記ベース部材(1)に対して、スライドして開閉するようにしてもよい。これにより、後ろ側に場所的な余裕がない場合等にもメンテナンスに必要な場所を確保することが可能となる等の利点がある。また、上記第2カバー部材(10)が、上記本体部材(2)に対して、スライドして開閉するようにしてもよい。これにより、後ろ側に場所的な余裕がない場合等にもメンテナンスに必要な場所を確保することが可能となる等の利点がある。
【0022】
また、上記裏カバー部材及び/又は係合部材(30、40)は、導電性を有した樹脂により構成されているようにしてもよい。これにより、静電気の帯電が防止される等メンテナンス者を保護することが可能となり、また、電子部品を保護できる等の利点がある。
【0023】
また、第2カバー部材(10)自体が、基板ケースであってもよい。これにより、基板ケースと一緒に配線を取り外すことができ、また、基板ケースを取り外すだけで本体部材の開口部又は切欠き部を開状態にできる等メンテナンス性の向上を図ることができる等の利点がある。
【0024】
また、上記ベース部材(1)が、基台部と本体部とを有し、該本体部が基台部に対して、擺動状又はスライドして開閉するようにしてもよい。これにより、後ろ側に場所的な余裕がない場合等にもメンテナンスに必要な場所を確保することが可能となる等の利点がある。
【0025】
また、上記弾球遊技機において、上記ベース部材(1)は、遊技盤(P1)にネジ等の締結手段により締結されているようにしてもよい。これにより、確実に締結をすることができ、点検内容によっては簡単に解除できる等の利点がある。
【0026】
また、上記弾球遊技機において、上記係合部材(30、40)は、遊技盤(P1)にネジ等の締結手段により締結されているようにしてもよい。これにより、確実に締結をすることができ、点検内容によっては簡単に解除できる等の利点がある。
【0027】
また、上記係合手段(30、40)を遊技盤(P1)に一体的に設けてもよい。これにより組立てコストの低減等を図ることができる。
【0028】
また、遊技盤(P1)に設けた係合用凹部及び/又は係合用凸部により係合手段(30、40)を構成してもよい。これにより組立てコストの低減等を図ることができる。
【0029】
また、ベース部材(1)を遊技盤(P1)に一体的に設けてもよい。これにより組立てコストの低減等を図ることができる。
【0030】
また、本体部材(2)と遊技盤(P1)を固定する固定手段に、タッカーを用いてもよい。これにより、ネジを用いた場合には該ネジの緩みを心配する必要があるが、タッカーを用いることによりそのような心配がなくなり、大きな第1カバー部材を取り付けることが可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。なお、各図中Hは縦方向(高さ方向、垂直方向としてもよい)を示しており、H1は上方向、H2は下方向を示している。また、各図中Lは厚さ方向を示しておりL1は奥方向、L2は手前方向を示している。また各図中Wは横方向(水平方向)を示しており、W1は右方向、W2は左方向を示している。
【0032】
本実施例の裏カバーA1は、弾球遊技機S1(図1参照)における遊技盤P1の裏側に設けられるものであり、図4〜図7に示すように、ベース部材1と、第1カバー部材20と、該第1カバー部材20とは別体の角脚部(係合手段)30、40とを有している。そして、該裏カバーA1は、縦方向(H方向)の長さの略中間位置で分離されており、下部側が前記ベース部材1となり、上部側が前記第1カバー部材20となっている。
【0033】
なお、以下の説明においては、この裏カバーA1において、遊技盤P1と接触する側を裏側(又は奥側)とし、その反対側を表側(又は手前側)として説明することとする。つまり、図面において、L2側を手前側とし、L1側を奥側とするとともに、裏カバーA1の左右方向についても、手前側から見た方向とし、具体的には、W1方向を右方向、W2方向を左方向とする。よって、裏カバーA1を遊技盤P1に取り付けた状態では、裏カバーA1の裏面が遊技盤P1の裏面と接していることになる。
【0034】
なお、上記とは逆に、仮に、遊技盤P1と接触する側を表側(手前側)とした場合には、L1側が手前側となり、L2側が奥側となることはいうまでもない。
【0035】
まず、ベース部材1について説明する。ベース部材1は、ABS樹脂によって一体に形成されたものであって、図5〜図7に示すように、本体部材2と、第2カバー部材10とを有している。
【0036】
この本体部材2は、背面部2aと、底面部2bと、一対のベース部材側面部2cとを有している。この本体部材2は、正面視、つまり、L2側から視認すると、略コ字状を呈している。
【0037】
この背面部2aは、本体部材2の背面を構成するものであり、全体として概ねコ字状の板状を呈している。つまり、背面部2aは、中央部2a−1と、右側部2a−2と、左側部2a−3とを有している。この背面部2aを構成する部材は、概ねW方向及びH方向に沿って形成されている。この背面部2aは、全体に概ね略コ字状に形成されていることにより、切欠き部13が設けられている(図7参照)。なお、この例では、切欠き部13としたが、開口部としてもよい。この背面部2aの厚みはほぼ一定に形成されている。
【0038】
また、この背面部2aには、一対の擺動軸K20(回動軸K20又は回転軸K20としてもよい)が設けられている。つまり、各擺動軸K20は、背面部2aにおける中央部2a−1の左右対称の位置に設けられていて、各擺動軸K20は、左右方向(W方向)に延伸した軸部により構成されている。この擺動軸K20は、第2カバー部材10を擺動(回動としてもよい)させるためのものである。
【0039】
また、底面部2bは、本体部材2の底面を構成するものであり、背面部2aの下端から連設されていて、裏カバーA1の底部を覆うように所定の形状に形成されている。この底面部2bの厚みはほぼ一定に形成されている。この底面部2bを構成する部材は、概ねW方向及びL方向に沿って形成されていて、奥行方向(つまり、L1−L2方向)に概ね一定の幅を有した構成となっている。
【0040】
また、ベース部材側面部2cは、本体部材2の両側面を構成するものであり、底面部2bの両側の端部及び背面部2aの両側の端部から連設されていて、裏カバーA1の下部の両側を覆うように所定の形状に形成されている。このベース部材側面部2cの厚みはほぼ一定に形成されている。このベース部材側面部2cを構成する部材は、概ねH方向及びL方向に沿って形成されていて、奥行方向(つまり、L1−L2方向)に概ね一定の幅を有した構成となっている。また、このベース部材側面部2cの奥行方向の幅と前記底面部2bの奥行方向の幅は略同一となっている。
【0041】
また、このベース部材側面部2cには、ロック爪(固定手段)R30が設けられている(図4〜図7等参照)。このロック爪R30は、ベース部材側面部2cに一体成形されていて、手前方向(L2方向)に突設して設けられている。該ロック爪R30は、奥側方向に向けて徐々に突出する爪部を有しているとともに、可撓性を付加すべくこのロック爪R30の上下にスリットR30−1(図5参照)が形成されている。このロック爪R30は、第2カバー部材10を掛止して固定するためのものである。
【0042】
また、左右の前記ベース部材側面部2cの上部側(つまり、H1方向側)の端部には、前記第1カバー部材20を擺動可能とするための擺動ベース(回動ベースとしてもよい)K14が手前方向(L2方向)に突設して一体成形されている(図4、図5、図7等参照)。該擺動ベースK14は、側面視略二等辺三角形状の平板状に形成されており、頂部にはそれぞれ外側へ向けて突設するピンK14aが形成されている(図7参照)。
【0043】
また、左右の前記ベース部材側面部2cの前記擺動ベースK14の奥側(L1側)には、前記第1カバー部材20をベース部材1に固定させるためのソケットR24が一体成形されている(図4、図5、図7参照)。該ソケットR24はプラグR22を押し込むことにより掛止する構造となっていて、具体的には、上方向(H1方向)に向けて開口する狭窄したグリップ空間が形成されており、該グリップ空間に後述するプラグR22を挟入して拘持可能としている。
【0044】
また、このベース部材1においては、両側のベース部材側面部2cから底面部2bに渡って、フランジ部2−1が設けられている(図4、図7参照)。このフランジ部2−1は、両側のベース部材側面部2cと底面部2bの奥側(L1側)の端部に設けられていて、フランジ部2−1の少なくとも奥側の面、つまり、遊技盤P1に接する面は、遊技盤P1の裏面に接するように平面状に形成されている。つまり、このフランジ部2−1は、遊技盤P1に取り付ける場合に、座面として機能することになる。このフランジ部2−1には、遊技盤P1と締結する際に使用される複数のネジ孔が設けられている。
【0045】
次に、前記第2カバー部材10について説明する。前記第2カバー部材10は、図5、図7等に示すように、平面視長方形状の平板状に形成されている。この第2カバー部材10は、ABS樹脂によって一体成形されている。また、該第2カバー部材10の上下、左右の大きさは、前記ベース部材1の裏面側の切欠き部13と略一致する形状になされている。つまり、該第2カバー部材10は、前記裏カバーA1の裏面側の全体の開口部のうち、略下側半分を遮断することになる。
【0046】
また、前記第2カバー部材10においては、下側の辺部の前記ベース部材1に形成されている前記擺動軸K20に係合可能な位置に、一対の軸承K22が左右に振り分けて形成されている(図7参照)。該軸承K22は、逆向きに向かい合う三日月状の2個の突片から形成されており、該突片によって前記擺動軸K20を両側からクランプして、前記第2カバー部材10を前記本体部材2に擺動自在に接続させている。従って、この軸承K22を本体部材2の擺動軸K20にクランプした状態では、前記第2カバー部材10は、本体部材2における擺動軸K20を中心に擺動可能となる。つまり、第2カバー部材10は、本体部材2に対して擺動状に開閉可能となる。
【0047】
また、前記第2カバー部材10には、下側の左右端部に、前記基板ケースQ1を擺動可能に支承可能とする一対の回転軸部J4(擺動軸部J4としてもよい)が、左右方向に延伸するように形成されている(図5〜図7参照)。つまり、この回転軸部J4には、左右方向に延伸する軸部が設けられている。
【0048】
また、前記第2カバー部材10の手前側(L2側)には、配線クランプ部Fが3箇所設定されており(図6、図7参照)、所定のハーネスの拘束を可能としている。
【0049】
また、前記第2カバー部材10の手前側(L2側)の右上端部には、ロック爪12が裏方向に突設して一体成形されている。該ロック爪12は、下方に徐々に突出する爪部を有しているとともに、可撓性を付加すべく細長形状になされている。
【0050】
なお、前記本体部材2における背面部2aと、前記第2カバー部材10によって、前記ベース部材背面部が構成される。
【0051】
次に、第1カバー部材20について説明する。第1カバー部材20は、ABS樹脂によって一体に形成されたものであり、図5〜図7に示すように、上面部20aと、一対の第1カバー部材側面部20bとを有している。
【0052】
ここで、上面部20aは、第1カバー部材20の上面を構成するものであり、裏カバーA1の上部を覆うように所定の形状に形成されている。この上面部20aにおける厚みはほぼ一定に形成されている。この上面部20aを構成する部材は、概ねW方向及びL方向に沿って形成されていて、奥行方向(つまり、L方向)に概ね一定の幅を有した構成となっている。
【0053】
また、第1カバー部材側面部20bは、上面部20aの両側から下方に向けて連設されていて、裏カバーA1の上部の両側を覆うように所定の形状に形成されている。この第1カバー部材側面部20bにおける厚みはほぼ一定に形成されている。この第1カバー部材側面部20bを構成する部材は、概ねH方向及びL方向に沿って形成されていて、奥行方向(つまり、L1−L2方向)に概ね一定の幅を有した構成となっている。
【0054】
また、前記上面部20a及び第1カバー部材側面部20bの手前側(L2側)の端部から背面部20cが形成されている。この背面部20cは、図6、図7に示すように、上面部20aに沿って形成された中央部20c−1と、手前側から見て左側の第1カバー部材側面部20bに沿って形成された左側部20c−2と、手前側から見て右側の第1カバー部材側面部20bに沿って形成された右側部20c−3とからなる。
【0055】
なお、この第1カバー部材20は、正面視、つまり、L2側から視認すると、略コ字状を呈している。
【0056】
また、前記背面部20cの中央部20c−1の中央付近には、一対の回転軸部J1(擺動軸部J1としてもよい)が、第1カバー部材20における左右の対称位置に設けられている。各回転軸部J1は、手前方向(L2方向)に一対の突片を突出させ、この突片間に軸部を配設することにより形成されている。その際、該軸部は左右方向に延伸して形成されている。この回転軸部J1は、基板ケースQ2を擺動可能に支承するためのものである。なお、一対の回転軸部J1における右側の回転軸部J1は、図6、図7においては、ロック爪26(後述)に隠れて図示されていないが、該右側の回転軸部J1は、手前側から視認してロック爪26の左隣に隣接して設けられている。
【0057】
また、同様に、背面部20cの左側部20c−2には、一対の回転軸部J2(擺動軸部J2としてもよい)が設けられている。一対の回転軸部J2は、左側部20c−2の上下方向に配設されており、各回転軸部J2は、左側部20c−2の一部を開口させ、その開口部分に軸部を配設することにより形成されている。その際、該軸部は上下方向に延伸して形成されている。この回転軸部J2は、基板ケースQ3を擺動可能に枢支するためのものである。
【0058】
また、同様に、背面部20cの右側部20c−3には、一対の回転軸部J3(擺動軸部J3としてもよい)が設けられている。一対の回転軸部J3は、右側部20c−3の上下方向に配設されており、各回転軸部J3は、右側部20c−3の一部を開口させ、その開口部分に軸部を配設することにより形成されている。その際、該軸部は上下方向に延伸して形成されている。この回転軸部J3は、基板ケースQ4を擺動可能に枢支するためのものである。
【0059】
また、各第1カバー部材側面部20bの外側の上端位置には、サポート部R16が形成されている。このサポート部R16は、ネック部34、44を挿通及びガイドするためのレール状部材が上下の位置に設けられている。このサポート部R16は、後述する角脚部30、40のネック部34、44を挿通及びガイドして角脚部30、40のロック爪R12を後述する爪受けR14に掛止しやすくするためのものである。つまり、サポート部R16は、第1カバー部材20と角脚部30、40との接続時に、レール状部材によってネック部34、44を拘持して結合性を助勢している。また、このサポート部R16は、角脚部30、40の必要以上の入り込みを防止している。
【0060】
なお、上下位置のレール状部材の間隔は、手前側(L2側)に行くに従って狭くなるように形成されている。つまり、上側のレール状部材は水平状に設けられているが、下側のレール状部材は下向きに傾斜して形成されている。これは、サポート部R16の開口面を大きくして、前記第1カバー部材20と角脚部30、40との接続時に、左右の前記ネック部34、44を容易に前記サポート部R16に導通するためである。
【0061】
また、一対の前記サポート部R16の手前側(L2側)には、爪受けR14が設けられている。この爪受けR14は、角脚部30、40のロック爪R12が掛止するためのもので、奥側(L1側)から手前側(L2側)に向けて徐々に高くなり垂直面に至る形状を呈している。
【0062】
また、左右の前記第1カバー部材側面部20bの下端には、擺動アーム(回動アームとしてもよい)K12が設けられている。この擺動アームK12は、略平板状を呈し、第1カバー部材20の手前側(L2側)に斜め下方に突設されている。
【0063】
また、各擺動アームK12の先端には、軸受け部K12aが設けられている。この軸受け部K12aは、ベース部材1におけるピンK14aを嵌合可能な嵌合孔を有していて、これにより、第1カバー部材20は、ピンK14aを中心に擺動可能となっている。
【0064】
さらに、前記擺動アームK12の先端部には、ストッパK12bが設けられている(図7参照)。このストッパK12bは、前記擺動ベースK14の先端部の外側から内側にまで回り込むように断面略コ字状を呈していて、ストッパK12bは、図4に示すように、前記第1カバー部材20を開いた時に、その状態を保持するために形成されている。つまり、前記第1カバー部材20を手前方向に約90度程度開くと、前記ストッパK12bが前記擺動ベースK14の縁部に当接し、それ以上は開かなくなって前記第1カバー部材20が開きすぎるのを防止することができるとともに、その状態を保持することが可能になる。また、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とを接続した時にガタつきなどによって前記ピンK14aが軸受け部K12aから外れてしまうのを防止する効果も有している。
【0065】
また、左右の前記第1カバー部材側面部20bの下端の奥側(L1側)には、プラグR22が設けられている。このプラグR22は、下向きに突設された突片であり、狭窄した突部を有した形状を呈している。このプラグR22は、ベース部材1におけるソケットR24のグリップ空間に挟入することによって、該プラグR22と前記ソケットR24とが結合される。そのため、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とを確実に結合することが可能になる。また、その結合は、左右の前記プラグR22を前記ソケットR24から引き抜くことによって解除することができ、前記第1カバー部材20を前記ベース部材1から容易に脱離自在としている。
【0066】
また、前記第1カバー部材20の背面部20cには、左右方向に分けてロック爪24、26が裏方向に突設して一体成形されている。ここで、ロック爪24は、背面部20cから手前側に突出していて、傾斜面を有する爪部を有している。この傾斜面は斜め下方を向いている。また、ロック爪26は、同じく背面部20cから手前側に突出しており、傾斜面を有する爪部を有しているが、この傾斜面は斜め側方を向いている。
【0067】
次に、前記角脚部30、40について説明する。前記角脚部30、40は、図7に示すように、それぞれ前記第1カバー部材20の上部側の両角部の枠形状に沿った折曲した形状で、前記第1カバー部材20と前記遊技盤P1との隙間部分と略同一なL方向の幅となるように、ABS樹脂によって形成されている。この角脚部30と角脚部40とは、略左右対称の形状となっていて、角脚部30と角脚部40とは、それぞれ一体成形されている。
【0068】
また、前記角脚部30、40の奥側(L1側)の端部には、遊技盤P1に取り付る場合に座面となるフランジ部32、42がそれぞれ形成されている。このフランジ部32、42は、平板形状を一部折曲した形状を呈していて、少なくとも遊技盤P1に当接する面は平面状になっている。また、該フランジ部32、42には遊技盤P1と締結する時に使用される複数のネジ孔が形成されている。
【0069】
また、このフランジ部32、42には、本体部33、43が連設されている。この本体部33、43は、帯状の平板形状を2カ所で折曲したような形状を呈していて、この本体部33、43は、フランジ部32、42に対して、L1−L2方向に立設した状態となっている。
【0070】
また、前記角脚部30、40の下側(H2方向)の端部には、手前方向(L2方向)に向けて突出して形成される前記ネック部34、44が一体的に形成されている。つまり、本体部33、43の下端からは手前方向にネック部34、44が突設されている。また、このネック部34、44の下面部には、上述した前記第1カバー部材20のサポート部R16の下側レールが下向きに傾斜して形成されているのに合わせて、下側に略三角形状に突出するテーパ面R18が形成されている。
【0071】
さらに、前記ネック部34、44の手前側(L2側)の端部には、前記ロック機構R10の一部である裏面側に向けて突出するロック爪R12が形成されている。該ロック爪R12は、前記第1カバー部材20の爪受けR14の垂直面に掛止するための部材であり、このロック爪R12は、奥側に行くに従い徐々に突出する形状を呈している。また該ロックR12は、適度な可撓性が得られるように細長な形状になされている。
【0072】
また、前記角脚部30には、図5に示すように、内側端部から突出する配線クランプ部Fが形成されている。このクランプ部Fは、ハーネスをクランプさせるためのものである。
【0073】
なお、前記裏カバーA1には、図5〜図7に示すように、機能要素としてロック機構R10、R20と、擺動機構(回動機構としてもよい)K10とが設けられているといえる。
【0074】
このうち、ロック機構R10は、第1カバー部材20と角脚部30、40とのロックに関係するロック爪R12、爪受けR14、サポート部R16、テーパ面R18から構成されている。なお、上記のように、ロック爪R12は、角脚部30、40に設けられていて、また、爪受けR14と、サポート部R16と、テーパ面R18とは、第1カバー部材20に設けられている。
【0075】
また、ロック機構R20は、ベース部材1と第1カバー部材20とのロックに関係するプラグR22、ソケットR24から構成されている。なお、上記のように、プラグR22は、第1カバー部材20に設けられていて、ソケットR24は、ベース部材1に設けられている。
【0076】
また、擺動機構K10は、ベース部材1と第1カバー部材20との擺動に関係する擺動アームK12、軸受け部K12a、ストッパK12b、擺動ベースK14、ピン14aから構成されている。なお、上記のように、擺動アームK12と、軸受け部K12aと、ストッパK12bとは、第1カバー部材20に設けられていて、擺動ベースK14と、ピン14aとは、ベース部材1に設けられている。
【0077】
上記構成の裏カバーA1は、前記弾球遊技機S1の略中央部に配設されている。また、図2に示されるように、前記裏カバーA1は遊技盤P1の裏面側に固着されており、さらに前記裏カバーA1の背面側には、主基板ケースQ1と、外部出力端子基板ケースQ2と、サウンド制御基板ケースQ3と、ランプ制御基板ケースQ4とが装着されている。
【0078】
前記主基板ケースQ1は、透明なアクリル樹脂等によって外形略直方体状に形成されており、内部に遊技者に有利な遊技状態を発生させるか否かを抽選する抽選手段を設けた主基板を収納している。前記外部出力端子基板ケースQ2は、透明なアクリル樹脂等によって外形略直方体状に形成されており、内部に複数の出力端子をコネクタ等によって接続可能になされた外部出力端子基板を収納している。
【0079】
また、前記サウンド制御基板ケースQ3は、透明なアクリル樹脂等によって外形略直方体状に形成されており、内部に演出音の発生を制御するサウンド制御手段を設けたサウンド制御基板を収納している。前記ランプ制御基板ケースQ4は、透明なアクリル樹脂等によって外形略直方体状に形成されており、内部に演出光の点灯動作を制御するランプ制御手段を設けたランプ制御基板を収納している。
【0080】
また、前記主基板ケースQ1、前記外部出力端子基板ケースQ2、前記サウンド制御基板ケースQ3、前記ランプ制御基板ケースQ4は、それぞれ裏カバーA1に外部側に後述する方法によって軸支されており、図3に示すように、各々手前側を引き出すことによって擺動状に開閉するように形成されている。
【0081】
そして、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とが接続されることにより、前記遊技盤P1に装着された遊技部品G1〜G4の外周部を概ね連続して囲んで外部と区分することが可能なカバーとなる。そのため、遊技部品G1〜G4と遊技機本体側の部品との干渉を防止したり、埃や遊技球等が入り込まないようにすることが可能になる。
【0082】
ここで、前記遊技部品G1〜G4について説明すると、G1は図柄制御基板、G2はスタートチャッカーユニット、G3はアタッカーユニット、G4はサイドランプである。
【0083】
次に、上記構成の裏カバーA1の使用状態及び作用について説明する。まず、上記構成の裏カバーA1の組み付けについて説明する。なお、図7に示すように、前記遊技盤P1には、前記図柄制御基板G1、前記スタートチャッカーユニットG2、前記アタッカーユニットG3、前記サイドランプG4等の遊技部品が、予め組み込まれた状態であるとする。そして、前記遊技盤P1の裏面側にベース部材1と、角脚部30、40とを所定の部位に配設し、ベース部材1に設けられたネジ孔、つまり、本体部材2のフランジ部2−1に設けられたネジ孔と、角脚部30、40に設けられたネジ孔、つまり、フランジ部32、42に設けられたネジ孔に対応する木ねじを締結することによって、前記遊技盤P1とベース部材1及び角脚部30、40とを固着する。
【0084】
続いて、上記ロック機構R10及びロック機構R20を用いて前記第1カバー部材20と前記ベース部材1とを結合する。前記ベース部材1の擺動ベースK14から突設する左右のピンK14aを、前記第1カバー部材20の擺動アームK12に形成された軸受け部K12aに挿通して図5に示す状態の擺動機構K10とし、前記ベース部材1と第1カバー部材20とを接続する。そのため、前記第1カバー部材20は前記擺動機構K10によって前記ベース部材1に対して擺動自在となっている。この場合に、前記第1カバー部材20は前記ベース部材1に対して擺動状に開閉することになる。
【0085】
そして、上記第1カバー部材20をベース部材1に対して閉状態とするには、第1カバー部材20を擺動させて、ロック機構R10とロック機構R20とにより結合させる。
【0086】
まず、前記ロック機構R10側から説明すると、前記第1カバー部材20を奥側方向(L1方向)に擺動させて、左右のサポート部R16に前記角脚部30、40のネック部34、44を挿通していく。この場合に、上述したようにサポート部R16の下側レールは下向きに傾斜して開口面が大きくなっているため、前記ネック部34、44を容易に前記サポート部R16に導通することが可能になる。
【0087】
そして、前記角脚部30、40のロック爪R12が、徐々に前記第2カバー部材10の爪受けR14を摺接して押し広げられ、垂直面の部分に至るとロック爪R12がスプリングバックによって該垂直面に嵌まり込み、前記ロック爪R12と爪受けR14がロックする。そのため、前記ロック機構R10によって前記角脚部30、40と前記第1カバー部材20とを確実に結合することが可能になる。また、その結合は、左右の前記ロック爪R12を外側に撓ませて、前記ロック爪R12を爪受けR14から引き外すことによって解除することができ、前記角脚部30、40を前記ベース部材1から容易に脱離自在としている。
【0088】
次に、前記ロック機構R20側を説明すると、図5に示すように、前記第1カバー部材20を奥側方向(L1方向)に擺動させて、前記第1カバー部材20の左右の前記プラグR22の突部をそれぞれ前記ソケットR24のグリップ空間に挟入して、該プラグR22と前記ソケットR24と一体化して接合する。そのため、前記ロック機構R20によって前記ベース部材1と前記第1カバー部材20を確実に結合することが可能になる。また、その結合は、左右の前記プラグR22を前記ソケットR24から引き抜くことによって解除することができ、前記第1カバー部材20を前記ベース部材1から容易に脱離自在としている。
【0089】
以上のようにして、前記第1カバー部材20を図6に示すような閉状態とすると、前記ロック機構R10、R20によって、前記第1カバー部材20は前記角脚部30、40及び前記ベース部材1と確実に結合され、その状態が保持される。
【0090】
続いて、前記第2カバー部材10を本体部材たる前記ベース部材1に装着する。まず、前記第2カバー部材10の左右の軸承K22を、前記ベース部材1の擺動軸K20に嵌め込んで係合する。そのため、前記軸承K22の逆向きに向かい合う三日月状の2個の突片によって前記擺動軸K20を両側からクランプし、前記第2カバー部材10は図5に示すように、前記ベース部材1に対して擺動状に開閉可能となる。
【0091】
そして、前記第2カバー部材10と前記ベース部材1とを結合する。具体的には、前記第2カバー部材10を奥側方向(L1方向)に擺動させて、第2カバー部材10の縁部を前記ベース部材1の左右のロック爪R30に当接させる。そのため、徐々に前記ロック爪R30が外側に押し広げられ、前記第2カバー部材10を乗り越えるとスプリングバックによって前記第2カバー部材10の裏側に嵌まり込む。
【0092】
そのため、前記第2カバー部材10と前記ベース部材1とを確実に結合することが可能になる。また、その結合は、左右の前記ロック爪R30を外側に撓ませて、前記ロック爪R30を前記第2カバー部材10の裏面から引き外すことによって解除することができ、前記第2カバー部材10を前記ベース部材1から容易に脱離自在としている。
【0093】
以上のようにして、前記第2カバー部材10を図6に示す閉状態とすると、前記第2カバー部材10は前記ベース部材1と確実に結合されて、前記裏カバーA1の遊技盤P1への装着が完了する。
【0094】
次に、そのように装着された前記裏カバーA1に各基板ケースを装着する。具体的には、図2等に示すように、第1カバー部材1の手前側(L2側)に基板ケースQ2と、基板ケースQ3と、基板ケースQ4とを取り付ける。ここで、基板ケースQ2は外部出力端子基板ケースであり、基板ケースQ3はサウンド制御基板ケースであり、基板ケースQ4はランプ制御基板ケースQ4である。また、ベース部材1における第2カバー部材10に、基板ケースQ1を取り付ける。この基板ケースQ1は、主基板ケースである。具体的には、前記裏カバーA1の背面側の回転軸部J1に基板ケースQ2の図示略の軸承部をセットし、回転軸部J2に基板ケースQ3の図示略の軸承部をセットし、回転軸部J3に基板ケースQ4の図示略の軸承部をセットし、回転軸部J4に基板ケースQ1の図示略の軸承部をセットする。
【0095】
そのため、図3に示すように、各々の基板ケースが前記裏カバーA1に擺動自在に軸支されることになり、各基板ケースは前記裏カバーA1に対して擺動状に開閉することになる。なお、基板ケースと電子部品類を接続するハーネス類は、前記複数の配線クランプ部Fによって適度な弛みを持たせた状態で拘持すれば、各基板ケースの擺動時にハーネス類が基板ケースと他部材との隙間等に噛み込んだでしまったりするのを抑制することができる。
【0096】
そして、各基板ケースを擺動させて、図2に示すように全て閉状態とし、遊技機全体のアッセンブリが終了する。この時に、各基板ケースの前記裏カバーA1への固定は、前記裏カバーA1側の前記ロック爪24、26、12と、各基板ケース側に形成されている図示略のロック爪双方によって行われる。
【0097】
なお、裏カバーA1の上部側に被覆された遊技部品についてメンテナンスを行う場合には、第1カバー部材20を手前側(L2側)に擺動させて第1カバー部材20を開状態にすればよい。その場合には、当然ロック機構R10とロック機構R20との間のロック状態は解除した上で、第1カバー部材20を手前側に擺動させることになる。
【0098】
また、裏カバーA1の上部側に被覆された遊技部品についてメンテナンスを行う場合には、第2カバー部材10を擺動させて第2カバー部材10を開状態にすればよい。その場合には、第2カバー部材10と、本体部材2のロック爪R30との間のロック状態は解除した上で、第2カバー部材10を手前側に擺動させることになる。
【0099】
以上述べたように、本実施例による裏カバーA1によれば、前記裏カバーA1が、遊技盤P1に着脱可能なベース部材1と、前記ベース部材1に取り付けられる第1カバー部材20とを分離して別個に備えているため、第1カバー部材20を前記ベース部材1に対して擺動させて裏カバーA1の上部を開状態とすることができ、従って、前記遊技盤から裏カバー全体を取り外すことなく、裏カバーの内部側にある電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを容易に行うことが可能となる。
【0100】
特に、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とが、裏カバーA1の高さ方向の長さの略中間位置で分離されているため、前記第1カバー部材20を開いた場合におけるメンテナンススペースを十分確保できるとともに、前記ベース部材1の裏面側へ基板ケースなどを搭載するスペースも十分確保することが可能となる。
【0101】
また、特に、前記第1カバー部材20が前記ベース部材1に対して擺動状に開閉するとともに、前記第2カバー部材10が前記本体部材2に対して擺動状に開閉するため、単純な動作で、第1カバー部材20や第2カバー部材10を開状態とすることができ、よって、容易に、第1カバー部材20や第2カバー部材10によりカバーされている部分を露出させることが可能となる。よって、メンテナンス作業の簡略化を図ることが可能になる。
【0102】
また、前記第1カバー部材20の前記ベース部材1からの脱離は、遊技盤P1に設けられた前記角脚部30、40との係合を解除すればよく、また接続時においても遊技盤P1へ締結等する必要がなく前記角脚部30、40へ係合すればよい。従って、前記第1カバー部材20の脱離及び係合作業のワンタッチ化を図ることが可能になる。
【0103】
また、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とにより前記遊技盤P1に装着された遊技部品を概ね覆うことができるため、高いメンテナンス性を保持しつつ、遊技盤P1に装着された遊技部品と遊技機本体側の部品との干渉を防止したり、埃や遊技球等が入り込まないようにすることが可能になり、電子部品等のメンテナンス性と保護性、シールド性の両立を図ることが可能になる。
【0104】
また、前記ベース部材1、前記第1カバー部材20、或いは前記第2カバー部材10に、基板ケースQ1〜Q4等を積重して装着可能としており、また配線の中継点としてコネクタ端子を配設する等、裏カバーA1を装着部品類の装着ベースとして機能させるのことができる。そのため、弾球遊技機S1全体のスペース効率の向上、設計自由度の拡大を図ることが可能になる。
【0105】
また、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とを接続してロックするロック機構R20を有しているため、第1カバー部材20を閉じた時には前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とを強固に一体化することができ、よって、裏カバーA1全体の剛性を高めることができる。
【0106】
また、前記ベース部材1と第1カバー部材20とが設けられ、また、特に、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とによって囲まれた内側空間の前記切欠き部13を遮断する前記第2カバー部材10を有しているため、前記ベース部材1と前記第1カバー部材20とによって囲まれた内側空間の部品類や配線などを覆うため、遊技機本体側の部品との干渉を防止したり、埃や遊技球等が入り込まないようにすることが可能となる。また前記第2カバー部材10の表面に、電子基板ケース等の装着部品を装着したり、配線の中継点としてコネクタ端子を配設する等、装着部品の装着ベースとしての機能も得ることができる。
【0107】
また、前記第2カバー部材10は、本体部材2に対して擺動状に開閉可能となっている。そのため、前記第2カバー部材10を擺動させて開くことによって、前記ベース部材1の内部に配設された電子部品や機能部品の交換も容易となり、メンテナンス性を向上させることができる。
【0108】
また、電子基板を内包可能な前記基板ケースQ1、Q2、Q3、Q4を擺動可能に枢支する回転軸部J1、J2、J3、J4を有しているため、基板ケースQ1、Q2、Q3、Q4を擺動状に開閉することができる。そのため、裏カバーA1に複数の電子基板を多重に装着することができ、スペース効率の向上を図ることが可能になるとともに、基板ケースQ1、Q2、Q3、Q4の内部側に配設された電子部品や機能部品の交換も容易となり、メンテナンス性を向上させることができる。
【0109】
なお、本発明は、本実施例の構成のみに限定されるものではなく、多様な態様が可能である。
【0110】
例えば、前記裏カバーA1、或いは角脚部30、40は、本実施例ではABS樹脂による透明性を有した樹脂によって構成しているが、それのみに限定されるものではなく、スリット、小さい孔などを形成して内部を視認可能としてもよい。このように内部を視認可能とすることによって、内部の状態を容易に視認することができるため、部品の状態や配線接続のチェック等が容易になる。
【0111】
また、前記第1カバー部材20を、前記ベース部材1に対してスライドして開閉する裏カバーA2としてもよい。具体的には、図8に示すように、前記裏カバーA2において、前記ベース部材1にリニアベアリングなどを用いたスライドレール100を配設し、該スライドレール100によって前記第1カバー部材20を上下にスライド自在に係止する。
【0112】
このように構成しても、前記裏カバーA2では前記実施例と同様に、遊技盤P1に着脱可能なベース部材1と、前記ベース部材1に取付けられる第1カバー部材20とを分離して別個に備え、前記第1カバー部材20を前記ベース部材1から前記スライドレール100によって脱離させることが可能になるため、前記遊技盤P1から裏カバーA2全体を取り外すことなく、裏カバーA2の内部側にある電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを容易に行うことが可能となる。なお、この場合に、前記第1カバー部材20と前記ベース部材1との着脱は、プラグ110と狭窄したソケット120を図8に示すように配設し、プラグ110をソケット120に挿通することによって行うことができる。
【0113】
また、前記ベース部材1を、基台部210と本体部220とに分離して形成し、該本体部220が基台部210に対して、擺動状又はスライドして開閉する裏カバーA3としてもよい。具体的には、図9に示すように、前記裏カバーA3において、分離して形成した基台部210と本体部220とを軸受け230によって接続し、前記本体部220を前記基台部210に対して擺動自在とする。そして、前記基台部210側のみを遊技盤P1に固着する。
【0114】
このように構成すると、前記裏カバーA3によれば、前記本体部220を前記基台部210に対して裏方向に擺動させて開くと、前記裏カバーA3の内部が大きく開口するため、前記遊技盤P1から裏カバーA3全体を取り外すことなく、裏カバーA3の内部側にある電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを、前記裏カバーA1、A2に比較して、更に容易に行うことが可能となる。
【0115】
なお、この場合に、前記第1カバー部材20と前記ベース部材1との着脱は、図9に示すように、前記基台部210にロック爪210aを形成し、また前記本体部220側に爪受け220aを形成して、該ロック爪210aを爪受け220aに係合させることによって可能となる。
【0116】
また、前記第1カバー部材20と、前記角脚部(係合手段)30、40とは、ネジ等の締結手段により締結するようにしてもよい。
【0117】
また、本体部材2と第2カバー部材10とを固定する固定手段が、ネジ等の締結手段であってもよい。
【0118】
また、前記第2カバー部材10が、前記本体部材2に対して、スライドして開閉するようにしてもよい。
【0119】
また、前記裏カバーA1及び/又は角脚部(係合手段)30、40は、電子部品へのノイズの侵入をカットすべく導電性を有した樹脂によって構成してもよい。
【0120】
また、前記第2カバー部材10に代えて、基板ケース自体をカバー部材としてもよい。つまり、第2カバー部材10自体が、基板ケースであってもよい。この場合には、基板ケースが直接本体部材2に着脱される構造となる。
【0121】
【発明の効果】
本発明に基づく弾球遊技機によれば、裏カバーの内部側にある電子部品の点検や交換、ハーネスの脱着などのメンテナンスを容易に行うことが可能な弾球遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく弾球遊技機の全体構造を示す背面図である。
【図2】遊技盤に裏カバーを装着した状態を示す斜視図である。
【図3】裏カバーに装着した各基板ケースを擺動状に開いた状態を示す斜視図である。
【図4】第1カバー部材をベース部材に対して擺動状に開いた状態を示す斜視図である。
【図5】第1カバー部材及び第2カバー部材の開閉動作示す斜視図である。
【図6】裏カバーの全体構造を示す斜視図である。
【図7】裏カバーの遊技盤へのアッセンブリ状態を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の他の態様を示す説明図である。
【図9】本発明の他の態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベース部材
2 本体部材
2a 背面部
2b 底面部
2c ベース部材側面部
10 第2カバー部材
12、24、26、R12、R30 ロック爪
20 第1カバー部材
20a 上面部
20b 第1カバー部材側面部
20c 背面部
30、40 角脚部
A1〜A3 裏カバー
G1〜G4 遊技部品
P1 遊技盤
R10、R20 ロック機構
S1 弾球遊技機

Claims (1)

  1. 弾球遊技機(S1)における遊技盤で、スタートチャッカーユニットとアタッカーユニットを含む遊技部品(G1〜G4)が取り付けられた遊技盤(P1)の裏面側に、該遊技盤に装着された遊技部品(G1〜G4)を覆う裏カバー(A1)を設けた弾球遊技機(S1)において、
    前記裏カバー(A1)が、遊技盤(P1)に固着されたベース部材(1)と第1カバー部材(20)と、角脚部(30、40)とを有し、
    ベース部材(1)が、
    弾球遊技機の裏面側を背面側とした場合に、背面視において上方が開口した略コ字状を呈し、略コ字状を呈することにより略コ字状の内側に切欠き部(13)を有するベース部材背面部(2a)と、ベース部材背面部(2a)の下端から正面側に向けて連設されたベース部材底面部(2b)と、ベース部材底面部(2b)の両側の端部から上方に連設されるとともにベース部材背面部(2a)の左右両端から正面側に向けて連設され、第1カバー部材(20)に設けられたプラグ(R22)を挟入して掛止するソケットで、上向きに開口した、該プラグを掛止するための空間を有するソケット(R24)が形成されたベース部材側面部(2c)とを有し、背面視において上方が開口した略コ字状を呈する本体部材(2)と、
    本体部材(2)に対して左右方向の擺動中心を介して擺動可能に軸支され、ベース部材背面部(2a)の切欠き部(13)を開閉する第2カバー部材で、該遊技盤に取り付けられた該遊技部品の一部を背面側からカバーする第2カバー部材(10)と、を有し、
    第1カバー部材(20)が、
    第1カバー部材(20)の上面を形成する上面部(20a)と、上面部(20a)の両側から下方に向けて連設された側面部(20b)とを有し、弾球遊技機の裏面側を背面側とした場合に、背面視において上面部(20a)と側面部(20b)とで下方が開口した略コ字状を呈するとともに、側面部(20b)の下端から下向きに突設された突片であるプラグ(R22)を有するとともに、側面部(20b)の上端位置に角脚部(30、40)に設けられたロック爪(R12)が係止する爪受け(R14)を有し、側面部(20b)の下端が本体部材(2)のベース部材側面部(2c)の上端に左右方向の擺動中心を介して軸支されることにより本体部材(2)に対して擺動可能となって、遊技盤に対して閉じた場合に、第2カバー部材(10)にはカバーされない該遊技部品をカバーし、
    角脚部(30、40)が、
    第1カバー部材(20)を遊技盤に対して閉じた場合に第1カバー部材(20)の上端の両側の角部に対応した位置に間隔を介して遊技盤(P1)に固着され、背面側に向けて突出したロック爪(R12)を有することを特徴とする弾球遊技機。
JP2001321237A 2001-10-18 2001-10-18 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4168100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321237A JP4168100B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321237A JP4168100B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003117185A JP2003117185A (ja) 2003-04-22
JP4168100B2 true JP4168100B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=19138489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001321237A Expired - Fee Related JP4168100B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4168100B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5034386B2 (ja) * 2006-09-06 2012-09-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP5581638B2 (ja) * 2009-09-25 2014-09-03 株式会社三洋物産 遊技機
JP6274261B2 (ja) * 2016-06-27 2018-02-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP7368848B2 (ja) * 2020-06-30 2023-10-25 京楽産業.株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003117185A (ja) 2003-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004202205A (ja) 遊技機
JP2003169943A (ja) 遊技機
JP2012081107A (ja) 遊技機
JP4362627B2 (ja) 遊技機
JP2004290331A (ja) 弾球遊技機
JP4168100B2 (ja) 弾球遊技機
JP3071735B2 (ja) パチンコ機の前面扉枠
JP2997954B2 (ja) パチンコ機の回路ボックス
JPH11179024A (ja) パチンコ機
JP2011030739A (ja) 遊技機
JP2002177598A (ja) 遊技機
JP2004024345A (ja) 回転式図柄表示装置における配線基板の支持構造
JP2008073196A (ja) 遊技機
JP2003210700A (ja) 遊技機
JP3739054B1 (ja) 基板収納ケースの取付構造
JP3242063B2 (ja) パチンコ機の回路ボックス
JP2000024273A (ja) パチンコ機
JP3242061B2 (ja) パチンコ機
JP3058765U (ja) 遊技機
JP2000024274A (ja) パチンコ機
JP3242062B2 (ja) パチンコ機の回路ボックス
JP4628301B2 (ja) 遊技機
JP2004113555A (ja) 遊技機
JP4014756B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2005021616A (ja) パチンコ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4168100

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees