JP2002159414A - カウンターの取付構造 - Google Patents

カウンターの取付構造

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JP2002159414A
JP2002159414A JP2000362236A JP2000362236A JP2002159414A JP 2002159414 A JP2002159414 A JP 2002159414A JP 2000362236 A JP2000362236 A JP 2000362236A JP 2000362236 A JP2000362236 A JP 2000362236A JP 2002159414 A JP2002159414 A JP 2002159414A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】カウンター本体のバスタブ側端部を確実に固定
支持できて、安定した取付状態と良好な収まり状態が容
易に得られるカウンターの取付構造を提供する。 【解決手段】浴室内に設置されるバスタブの洗い場側側
面11の後端部と洗い場の隣設する壁パネルとの間に取
り付けられるカウンター1の取付構造であって、バスタ
ブの洗い場側側面をバスタブエプロン12とカウンター
固定部材13とで形成すると共に、カウンター固定部材
を壁パネルに固定し、該カウンター固定部材にカウンタ
ー本体2の端部を固定したことを特徴とする。前記カウ
ンター固定部材は、例えばカウンター固定部材が固定さ
れる壁パネルの複数のパネル材の接続部で形成される位
置決め手段を介して固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシステムバ
ス等の浴室の洗い場の壁パネル側に設けられるカウンタ
ーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室のカウンターは、図7に示す
ように、格子状金具101とL型金具102、103か
らなる取付金具によって、浴室の洗い場の隣設する壁パ
ネル104、105部分の設置空間108に取り付けら
れている。格子状金具101は、その交差部が溶接、ネ
ジ等で固定された左右方向の1枚の水平板101a及び
前後方向の2枚の水平板101bと、水平板101aの
両端部に下方に向けて固定された2枚の垂直板101c
とで形成されている。
【0003】各水平板101a、101bは、その一端
部が壁パネル105、104にネジ106でそれぞれ固
定され、垂直板101cは、その下端が洗い場フロアー
に蝶ボルト等によって固定されている。また、L型金具
102は壁パネル104に所定間隔でネジ106で固定
され、L型金具103は壁パネル105にネジ106で
固定されている。
【0004】そして、カウンター100の取り付けは、
先ず、洗い場フロアーに支持されると共に壁パネル10
4、105に固定された格子状金具101と、壁パネル
104、105に固定されたL型金具102、103上
に、例えば人工大理石で形成されたカウンター100の
裏面支持部をそれぞれ載置する。次に、格子状金具10
1やL型金具102に設けた取付孔から、カウンター1
00の裏面固定部にネジをネジ込むことによって、カウ
ンター100が取付金具を介して、壁パネル104、1
05とバスタブのバスタブエプロン107との間に形成
される前記設置空間108に設置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
ウンター100の取付構造にあっては、バスタブエプン
107が取り外し可能に配置されることから、格子状金
具101の水平板101aのバスタブ側の端部である左
端部を固定することができず、図に示すような所定の隙
間t1を有するフリーな状態に設定されている。そのた
め、この格子状金具101上に載置固定されるカウンタ
ー100の左端部100aとバスタブエプロン107と
の間にも隙間t2が生じ易い上に、カウンター100の
左端部100aがフリーな状態となって固定されておら
ず、カウンター100の取付状態が不安定になり易いと
いう問題点を有している。
【0006】そこで、このカウンター100の取付状態
の不安定さを解消するために、カウンター100のバス
タブ側端部を、バスタブ本体に固定したバスタブ側板に
支持させる取付構造も提案されているが、この取付構造
においても、カウンターのバスタブ側端部はバスタブ側
板に単に支持されているのみで固定されておらず、取付
状態の安定化の面で不十分であるという問題点を依然と
して有している。
【0007】また、上記取付構造にあっては、バスタブ
エプロン107が取り外し可能で、その配置位置と洗い
場の壁パネル105との間隔寸法(すなわち設置空間1
08の間隔寸法)L2を精度良く設定することが困難で
あるため、この間隔寸法L2と例えば樹脂成形で精度良
く設定されたカウンター100の長手方向の全長L1と
を的確に合わせることが現実的に難しい。その結果、設
置空間108へのカウンター100の良好な収まり状態
が得られ難く、例えばカウンター100の外周縁とバス
タブエプロン107間等に隙間が生じる等、カウンター
100の取付状態における見栄えが劣る場合があるとい
う問題点を有している。
【0008】さらに、カウンター100の設置空間10
8への取り付けに、格子状金具101と3つのL型金具
102、103からなる取付金具を必要とするため、格
子状金具101自体の組付作業が必要になったり、長さ
の長い水平板101aの使用により格子状金具101の
設置空間108への出し入れ作業が面倒になる等、カウ
ンター100の施工作業が複雑かつ面倒になり易く、ま
た、取付金具自体の部品数が多くなって部品コストがア
ップし、施工コストのアップを招き易いという問題点も
有している。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、カウンター本
体のバスタブ側端部を確実に固定支持できて、安定した
取付状態と設置空間への良好な収まり状態が容易に得ら
れるカウンターの取付構造を提供することにある。ま
た、請求項2記載の発明の目的は、請求項1記載の発明
の目的に加え、カウンター本体の壁パネルへの固定作業
が容易となり取付作業性を向上させ得るカウンターの取
付構造を提供し、請求項3記載の発明の目的は、請求項
1または2記載の発明の目的に加え、位置決め手段の構
成を簡略化し得ると共に、取付作業性をより向上させ得
るカウンターの取付構造を提供することにある。また、
請求項4記載の発明の目的は、請求項1ないし3記載の
発明の目的に加え、カウンター本体とカウンター固定部
材の位置決めが容易に行えると共に、カウンター本体の
バスタブ側端部をより確実に固定支持し得るカウンター
の取付構造を提供し、請求項5記載の発明の目的は、請
求項1ないし4記載の発明の目的に加え、カウンター本
体のより安定した取付状態が得られると共に、施工作業
の簡略化と施工コストの低減化を図り得るカウンターの
取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1記載の発明は、浴室内に設
置されるバスタブの洗い場側側面の後端部と洗い場の隣
設する壁パネルとの間に取り付けられるカウンターの取
付構造であって、バスタブの洗い場側側面をバスタブエ
プロンとカウンター固定部材とで形成すると共に、カウ
ンター固定部材を壁パネルに固定し、該カウンター固定
部材にカウンター本体の長手方向の一方の端部を固定し
たことを特徴とする。
【0011】このように構成することにより、例えば人
工大理石等で形成されたカウンター本体は、長手方向の
一方の端部であるバスタブ側端部が、バスタブの洗い場
側側面を形成するカウンター固定部材に固定されて、洗
い場の隣設する壁パネル部分に形成される設置空間に設
置される。この時、カウンター固定部材が壁パネルに固
定され、このカウンター固定部材にカウンター本体の端
部が固定されると共に、カウンター本体の反バスタブ側
端部や後端部を例えば壁パネルに固定すること等によ
り、カウンター本体の前端部を除く左右端部と後端部が
それぞれ確実に固定支持されて、カウンター本体の取付
状態が安定する。また、カウンター固定部材が壁パネル
の所定位置に固定されることから、設置空間の間隔寸法
をカウンター本体の長さ寸法に対応して精度良く設定で
きて、カウンター本体の設置空間への収まり状態が良好
となる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、カウンター
固定部材が、位置決め手段を介して壁パネルに固定され
ることを特徴とする。このように構成することにより、
カウンター固定部材の壁パネルへの固定が位置決め手段
で位置決めされることから、カウンター固定部材を壁パ
ネルの所定位置に容易に固定できて、カウンターの取付
作業性が向上する。
【0013】また、請求項3記載の発明は、位置決め手
段が、カウンター固定部材が固定される壁パネルの複数
のパネル材の接続部であることを特徴とする。このよう
に構成することにより、位置決め手段として、バスタブ
の長手方向後端部側に配置される壁パネルの複数のパネ
ル材の接続部が使用されることから、壁パネルに位置決
め手段を新たに設ける必要がなくなって、その構成が簡
略化されると共に、接続部が上下方向の略直線で形成さ
れることから、位置決め作業がより容易に行えて取付作
業性がより向上する。
【0014】また、請求項4記載の発明は、カウンター
固定部材が、カウンター本体のバスタブ側端部に一体形
成された固定部が載置係合されるカウンター係合部を有
し、該係合部に前記固定部を載置係合させた状態で、カ
ウンター固定部材にカウンター本体の固定部が固定され
ることを特徴とする。このように構成することにより、
カウンター本体のバスタブ側端部の固定部が、カウンタ
ー固定部材のカウンター係合部に載置係合された状態で
固定されることから、カウンター本体とカウンター固定
部材との位置決めが容易に行えると共に、カウンター本
体のバスタブ側端部が確実に固定支持されて、カウンタ
ー本体の取付状態がより安定する。
【0015】また、請求項5記載の発明は、カウンター
本体が、その長手方向の両端部と後端部に固定部が一体
形成され、該固定部がカウンター固定部材と隣設する壁
パネルに直接固定されることを特徴とする。このように
構成することにより、カウンター本体の左右端部と後端
部の固定部が、カウンター固定部材や壁パネルに直接固
定されることから、カウンター本体の取付状態がより一
層安定すると共に、壁パネルへの固定で所定の取付強度
が得られて、複雑な形状の取付金具が不要になる等、施
工作業の簡略化と施工コストの低減化が図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発明に係
わるカウンターの取付構造の一実施例を示し、図1がそ
の分解斜視図、図2が取付状態の正面側の断面図、図3
がその側面側の断面図、図4及び図5がカウンター固定
部材の側面図及び正面図、図6がカウンター本体の収ま
り状態の説明図である。
【0017】図1〜図3において、カウンター1は、平
面視で略長方形状に形成されたカウンター本体2と、こ
のカウンター本体2の前端部2a下部に垂直状態で配置
されるカウンターエプロン3を有している。前記カウン
ター本体2は、例えば人工大理石によってその全長L1
(図6参照)が、後述する如く所定寸法に設定されると
共に、その長手方向の略中央部分には、前方に円弧形状
に膨らみ、かつ長手方向の左右端部2b、2dに対して
例えば僅かに高く設定された洗面器置き部4が一体形成
されている。
【0018】また、カウンター本体2には、左右端部2
b、2d後方と後端部2cに下方に突出した板状の固定
部5a〜5cが一体形成され、この固定部5a〜5cに
は複数の取付孔6がそれぞれ穿設されている。なお、カ
ウンター本体2の後端部2cには、全長に亘って立ち上
がり壁2eが一体形成されると共に、その中央には水栓
の配管等のための凹部7が形成されている。また、カウ
ンター本体2の裏面には所定形状のリブ8が一体形成さ
れ、このリブ8に連なる状態で所定位置に複数個の金具
固定リブ部9が一体形成されている。
【0019】前記カウンターエプロン3は、図1及び図
3に示すように、その長手方向の略中央上部にカウンタ
ー本体2の洗面器置き部4に対応して前方に膨らんだ膨
出部3aが形成されると共に、左右両端の上部角部に
は、必要に応じて、カウンター本体2の前端部2a角部
が載置係合する係合部3bがそれぞれ形成されている。
【0020】また、このように形成されたカウンター本
体2の左端部2bが固定されるバスタブは、図1に示す
ように、その洗い場側側面11が、それぞれ樹脂によっ
て成形された、バスタブエプロン12とカウンター固定
部材13の2分割構造に形成されている。そして、バス
タブエプロン12は、バスタブ本体の洗い場側の開口部
分に図示しない着脱機構で着脱可能に配置され、カウン
ター固定部材13は壁パネル18に固定されている。
【0021】このカウンター固定部材13は、図4及び
図5に示すように、洗い場側の固定面13aの後端部に
設けられて壁パネル18に固定される壁パネル固定部1
4と、固定面13aの所定高さ位置に設けられてカウン
ター本体2の左端部2bが載置係合されるカウンター係
合部15と、壁パネル固定部14と反対側の端面に設け
られてバスタブエプロン12の端部が連結される連結部
16と、カウンター係合部15の下部に穿設された配管
用の開口部17等を有して、樹脂(人工大理石を含む)
によって一体成形されている。なお、このカウンター固
定部材13には、その裏面にリブ20が設けられてお
り、このリブ20の所定位置にはカウンター固定リブ部
21が一体形成されている。
【0022】そして、前記壁パネル固定部14には複数
個の取付孔14aが穿設されると共に、その端縁14b
が垂直の直線状に設定されて、この端縁14bと、図6
に示す壁パネル18の2枚のパネル材18a、18bの
接続部18cとで位置決め手段が形成されている。な
お、カウンター固定部材13の位置決め手段は、壁パネ
ル固定部14の端縁14bに限らず、例えばカウンター
係合部15の端縁や固定面13a等のカウンター固定部
材13の適宜部位を採用することができるし、壁パネル
18の位置決め手段も接続部18cに限らず、例えば壁
パネル18に設けられたり取り付けられる加飾部(模
様)やミラーパネルの端縁等の適宜部位を採用すること
ができる。
【0023】また、前記カウンター係合部15は、水平
壁部15aと、この水平壁部15aの後端に連結された
傾斜壁部15bと、水平壁部15aの前端に形成された
前方垂直壁部15c及び前記カウンター固定リブ部21
近傍の固定面13a等で形成されている。そして、図4
及び図5に二点鎖線で示すように、カウンター本体2の
固定部5aの下端が水平壁部15aと傾斜壁部15b上
にそれぞれ載置された状態で、固定部5aの前端が前方
垂直壁部15cに当接することで前後方向の位置が決定
され、固定部5aの側面(外面)が固定面13aに当接
することで左右方向の位置が決定されている。すなわ
ち、カウンター係合部15は、カウンター本体2の固定
部5aの形状に略対応した形状に設定されている。
【0024】次に、前記カウンター1の取付方法の一例
について説明する。先ず、図2及び図3に示すように、
1枚の水平板10aとこの水平板10aの両端部にネジ
止め等された2枚の垂直板10bからなる取付金具10
を準備する。この時、取付金具10は、その水平板10
aの長さを従来のようにカウンター本体2の全長L1に
亘る長さに設定する必要がなく、全長L1より短い長さ
に設定されると共に、水平板10aの両端部に下方に指
向させて垂直板10bをそれぞれ固定すればよいことか
ら、その形状が簡略化されている。
【0025】そして、取付金具10を準備したら、カウ
ンター固定部材13を壁パネル18に次のようにして固
定する。すなわち、カウンター固定部材13の壁パネル
固定部14を、その取付孔14aを利用して壁パネル1
8の所定位置にネジ29で固定する。その際、壁パネル
固定部14の端縁14b(位置決め手段)を、壁パネル
18の2枚のパネル材18a、18bの接続部18c
(位置決め手段)に合わせて位置決めしつつ固定する。
この時、壁パネル18の接合部18cが上下方向の直線
で形成されていることから、この直線に壁パネル固定部
14の直線状の端縁14bを容易に一致させることがで
きて、位置決め作業が容易となる。
【0026】このカウンター固定部材13の壁パネルへ
18の固定により、図6に示すカウンター固定部材13
と壁パネル19間の間隔寸法(すなわち設置空間30の
間隔寸法)L2が、所定寸法に設定される。また、壁パ
ネル18のパネル材18bの幅L3(もしくは壁パネル
19と壁パネル18の接続部18c間の寸法L3)が予
め所定値に設定されていること、及びカウンター固定部
材13が壁パネル18に位置決めされつつ固定されてい
ること等から、設置空間30の間隔寸法L2は、カウン
ター本体2の全長L1に対応した寸法(L2=L3+
w、但しwはカウンター固定部材13の壁パネル固定部
14の突出寸法)に略等しく設定されることになる。
【0027】そして、カウンター固定部材13を壁パネ
ル18に固定した状態で、カウンター本体2を設置空間
30内にはめ込み、左端部2bの固定部5aをカウンタ
ー固定部材13のカウンター係合部15に前述したよう
に載置係合させる。この載置係合により、カウンター本
体2の外周の固定部5a〜5cがカウンター固定部材1
3の固定面13aや壁パネル18、19に略当接した状
態となり、この状態で図2及び図3に示すように、カウ
ンター本体2の左端部2bをネジ22でカウンター固定
部材13のカウンター固定リブ部21に固定すると共
に、カウンター本体2の後端部2cの取付部5bを壁パ
ネル18に、また右端部2dの取付部5cを壁パネル1
9にネジ22でそれぞれ固定する。
【0028】カウンター本体2をカウンター固定部材1
3と壁パネル18、19に固定したら、次に取付金具1
0をカウンター本体2の下部空間内に位置させて、取付
金具10の水平板10aの両端に穿設された取付孔か
ら、ネジをカウンター本体2の前記金具固定リブ部9に
ねじ込み、カウンター本体2に取付金具10を固定す
る。また、上端部がカウンター本体2に固定された取付
金具10の垂直板10bの下端を、洗い場フロアー24
(洗い場防水パン)に固定されている蝶ボルト25に蝶
ナット26で固定する。
【0029】次にこの状態で、カウンター本体2の前端
部2a裏面に設けられたエプロン嵌合溝2f(図3参
照)にカウンターエプロン3の上端部をはめ込み、この
カウンターエプロン3の下端を前記蝶ボルト25に固定
された取付板27に取付ネジ28で固定することによ
り、カウンターエプロン3がカウンター本体2に取り付
けられて、カウンター本体2の前端部2a下部の開口が
カウンターエプロン3で閉塞される。これにより、カウ
ンター1の設置空間30への施工、すなわちカウンター
1の取付作業が終了する。
【0030】なお、以上の取付構造では、取付金具10
を使用してカウンター本体2を洗い場フロアー24に支
持させたが、カウンター本体2の左右端部2b、2dと
後端部2cが、壁パネル18に固定されたカウンター固
定部材13や壁パネル18、19に直接固定されて所定
の取付強度が得られること、あるいはカウンターエプロ
ン3にカウンター本体2の前端部2aの支持強度を持た
せること等により、取付金具10を省略することもでき
る。また、取付金具10として単に垂直板10bのみを
使用することも勿論可能であるし、カウンターエプロン
3の固定構造も適宜に変更できる。さらに、以上の取付
方法は一例であって、例えば取付金具10の上端部をカ
ウンター本体2に固定した後に、カウンター本体2を壁
パネル18、19等に固定する等、取付作業のし易い適
宜の取付方法を採用することができる。
【0031】このように、上記実施例のカウンター1の
取付構造にあっては、カウンター本体2の左右端部2
b、2dと後端部2cに下方に突出した板状の固定部5
a〜5cを一体成形し、この固定部5a〜5cの取付孔
6を利用してネジ22により、固定部5a〜5cをカウ
ンター固定部材13や壁パネル18、19に固定する構
造であるため、カウンター本体2を壁パネル18、19
に直接的にあるいはカウンター固定部材13を介して間
接的に固定することができる。
【0032】特に、カウンター本体2の左端部2bの固
定部5aが、バスタブの洗い場側側面11を兼ねかつ壁
パネル18に固定されるカウンター固定部材13に固定
されることから、従来固定されずにフリーな状態となっ
ていたカウンター本体2の左端部2bを固定することが
できる。その結果、カウンター本体2の後端部2cは勿
論のこと、長手方向の左右端部2b、2dを確実に固定
支持することができて、カウンター本体2に安定した取
付状態を得ることが可能になり、例えば安全性の面での
向上が図れる。
【0033】また、カウンター固定部材13の壁パネル
固定部14の端縁14bを位置決め手段とし、これを壁
パネル18の位置決め手段としての2枚のパネル材18
a、18bの接続部18cに位置決めして、カウンター
固定部材13を壁パネル18に固定するため、カウンタ
ー固定部材13と壁パネル19で形成される設置空間3
0の間隔寸法L2を所定寸法に容易に設定することがで
き、この間隔寸法L2に対応してカウンター本体2の全
長L1を予め設定することで、設置空間30内にカウン
ター本体2を良好に収めて取り付けることができる。
【0034】その結果、取付状態のカウンター本体2の
外周縁と、カウンター固定部材13(バスタブの洗い場
側側面11)や壁パネル18、19との間に所定値以上
の隙間の形成がなくなり、見栄えの良い良好な取付状態
が得られると共に、例えばカウンター本体2の外周縁と
壁パネル18、19等とのシーリング作業を容易に行う
ことができる。
【0035】さらに、カウンター本体2に一体形成され
た固定部5a〜5cがカウンター固定部材13や壁パネ
ル18に直接固定されることから、従来のような複雑な
形状の格子状金具101等を使用することなく、設置空
間30にカウンター1を設置することができて、取付作
業自体が容易に行えると共に、取付金具10の組付作業
が容易になり、かつカウンター固定部材13の壁パネル
18への位置決め作業も容易になる等、カウンター1の
取付作業が簡略化されて簡単に取り付けることが可能に
なる。
【0036】また、取付金具10を使用しない場合は勿
論のこと、取付金具10を使用する場合であっても、カ
ウンター本体2がカウンター固定部材13や壁パネル1
8、19に直接所定の強度で固定支持される構造である
ため、取付金具10自体の構成を簡略化することができ
ると共に、1つの取付金具10の使用でよく、従来のよ
うな複雑な形状の格子状金具101や複数個のL型金具
102、103等が不要になって、取付用の部品点数を
大幅に削減することができる。その結果、取付用の部品
コストを低減させることができて、カウンター1の施工
コストの低減化を図ることが可能になる。
【0037】なお、上記実施例においては、カウンター
本体2の後端部2cと右端部2dにも固定部5b、5c
を一体形成して、これを壁パネル18、19に直接固定
したが、本発明はこれに限定されるものでもなく、カウ
ンター本体2の後端部2cや右端部2dは、従来と同様
の構造で壁パネル18、19に取り付けることもでき
る。また、各端部2b〜2dに設けられる固定部5a〜
5cの位置や個数も、例えば左右端部2b、2dに複数
箇所設けたり、後端部2cに分割状態で複数箇所設ける
等、カウンター本体2の大きさや材質による重量の大小
によって適宜に変更することができる。
【0038】さらに、上記実施例における、カウンター
本体2の固定部5a〜5cの形状やこれに対応するカウ
ンター固定部材13のカウンター係合部15の形状、カ
ウンター本体2あるいはカウンターエプロン3の形状、
カウンター本体2とカウンターエプロン3の連結構造等
も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更することができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、バスタブの洗い場側側面を形成するカウン
ター固定部材が壁パネルに固定され、このカウンター固
定部材にカウンター本体の端部が固定されるため、カウ
ンター本体の反バスタブ側端部と後端部を例えば壁パネ
ルに固定すること等により、カウンター本体の前端部を
除く左右端部と後端部をそれぞれ固定することができ
て、カウンター本体を確実に固定支持してその取付状態
を安定化させることができる。また、カウンター固定部
材が壁パネルの所定位置に固定されるため、洗い場の隣
り合う壁パネル部分に形成される設置空間の間隔寸法
を、カウンター本体の長手方向の全長に対応して精度良
く設定できて、カウンター本体の設置空間内への収まり
状態が良好となって、カウンターの見栄えの向上を図る
ことができる。
【0040】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、カウンター固定部材の壁
パネルへの固定が位置決め手段で位置決めされるため、
カウンター固定部材を壁パネルの所定位置に容易に固定
できて、カウンターの取付作業性を向上させることがで
きる。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、位置決め手段と
して、バスタブの長手方向後端部側に配置される壁パネ
ルの複数のパネル材の接続部が使用されるため、壁パネ
ルに位置決め手段を新たに設ける必要がなくなって、そ
の構成を簡略化することができると共に、接続部が上下
方向の略直線で形成されることから、カウンター固定部
材の壁パネルに対する位置決め作業自体がより容易に行
える等、カウンターの取付作業性をより向上させること
ができる。
【0042】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、カウンター本体
のバスタブ側の端部に一体形成した固定部が、カウンタ
ー固定部材のカウンター係合部に載置係合された状態で
固定されるため、カウンター本体とカウンター固定部材
の位置決めが容易に行えると共に、カウンター本体のバ
スタブ側端部を確実に固定支持することができて、カウ
ンターの取付状態をより安定化させることができる。
【0043】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、カウンター本体
の左右端部と後端部に一体形成された固定部が、カウン
ター固定部材や壁パネルに直接固定されるため、カウン
ターの取付状態をより一層安定化させることができると
共に、各固定部により所定の取付強度が得られて複雑な
形状の取付金具が不要になる等、施工作業の簡略化と施
工コストの低減化を図ることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカウンターの取付構造の一実施
例を示す分解斜視図
【図2】同その取付状態の正面側の断面図
【図3】同その側面側の断面図
【図4】同カウンター固定部材の側面図
【図5】同その正面図
【図6】同カウンター本体の収まり状態の説明図
【図7】従来のカウンターの取付構造を示す概略平面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・カウンター 2・・・・・・・・・カウンター本体 3・・・・・・・・・カウンターエプロン 4・・・・・・・・・洗面器置き部 5a〜5c・・・・・固定部 10・・・・・・・・取付金具 11・・・・・・・・洗い場側側面 12・・・・・・・・バスタブエプロン 13・・・・・・・・カウンター固定部材 13a・・・・・・・固定面 14・・・・・・・・壁パネル固定部 14b・・・・・・・端縁(位置決め手段) 15・・・・・・・・カウンター係合部 15a・・・・・・・水平壁部 15b・・・・・・・傾斜壁部 15c・・・・・・・前方垂直壁部 18、19・・・・・壁パネル 18a、18b・・・パネル材 18c・・・・・・・接続部(位置決め手段) 21・・・・・・・・カウンター固定リブ部 24・・・・・・・・洗い場フロアー 30・・・・・・・・設置空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室内に設置されるバスタブの洗い場側側
    面の後端部と洗い場の隣設する壁パネルとの間に取り付
    けられるカウンターの取付構造であって、 前記バスタブの洗い場側側面をバスタブエプロンとカウ
    ンター固定部材とで形成すると共に、カウンター固定部
    材を壁パネルに固定し、該カウンター固定部材にカウン
    ター本体の長手方向の一方の端部を固定したことを特徴
    とするカウンターの取付構造。
  2. 【請求項2】前記カウンター固定部材は、位置決め手段
    を介して壁パネルに固定されることを特徴とする請求項
    1記載のカウンターの取付構造。
  3. 【請求項3】前記位置決め手段は、カウンター固定部材
    が固定される壁パネルの複数のパネル材の接続部である
    ことを特徴とする請求項2記載のカウンターの取付構
    造。
  4. 【請求項4】前記カウンター固定部材は、カウンター本
    体のバスタブ側端部に一体形成された固定部が載置係合
    されるカウンター係合部を有し、該係合部に前記固定部
    を載置係合させた状態で、カウンター固定部材にカウン
    ター本体の固定部が固定されることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載のカウンターの取付構造。
  5. 【請求項5】前記カウンター本体は、その長手方向の両
    端部と後端部に固定部が一体形成され、該固定部がカウ
    ンター固定部材と隣設する壁パネルに直接固定されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカ
    ウンターの取付構造。
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CN108952225A (zh) * 2018-06-26 2018-12-07 宁波市广和洁具有限公司 一种简易淋浴房

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