JP2002158766A - 通信システムとそのコールバックの制御方法、及びコールバックの制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信システムとそのコールバックの制御方法、及びコールバックの制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2002158766A
JP2002158766A JP2000355533A JP2000355533A JP2002158766A JP 2002158766 A JP2002158766 A JP 2002158766A JP 2000355533 A JP2000355533 A JP 2000355533A JP 2000355533 A JP2000355533 A JP 2000355533A JP 2002158766 A JP2002158766 A JP 2002158766A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 親機が、通信先から返されたコールバックを
その通信先を呼び出した子機(又は親機)のみに対して
適切に取り次ぐ、通信システムを提供する。 【解決手段】 通信回線50に接続された親機10を介
して複数の子機20のそれぞれが通信を行う通信システ
ムにおいて、子機20は、親機10に対し、通信先40
との間でコールバックによる通信を行う旨を示すコール
バック情報を生成して、通知する呼情報生成部を備え、
親機10は、子機からコールバック情報を受け付けた場
合に、当該子機と当該通信先との対応を記録し、通信先
に対しコールバックのための発呼を行う呼情報解析部
と、通信回線50からの着呼を受け付けて、その発信元
が先にコールバックのための発呼を行った通信先40で
あるかを判定し、これに該当する場合には当該通信先4
0との対応が記録された子機20を指定して、その着呼
を取り次ぐ着信判定部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機に子機を接続
した形態の通信システムに関し、特に、親機から子機へ
の呼出を効果的に処理する通信システムとそのコールバ
ックの制御方法、及びコールバックの制御プログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コールバック(Callback)とは、電話等
を着信した着信者の側において、その発信者を確認して
いったん接続を切り、着信者がその発信者の側に再びか
け直して接続することをいう。コールバックは、電話に
よる情報の漏洩を防ぐことや、通信料金を着信者の側で
負担すること等を目的に行われている。
【0003】例えば、コンピュータに対する不正な遠隔
アクセスを防いだり、こうしたセキュリティ目的以外に
も、同じ区間の国際電話の通信料金が発信元の国によっ
て異なる料金格差に着目して、通信料金が高い側の国か
ら発信された電話を安い側の国からコールバックにより
再接続する電話のコールバック・サービス等が実施され
ている。
【0004】コールバックの方法は、以前から行われて
いた手作業の操作による方法もあるが、コールバックの
操作を自動処理する自動コールバック機能をサーバ装置
に備えて自動処理するものが多い。
【0005】コールバックの自動処理を、例えば、イン
ターネット等のプロバイダ等を例に説明すると次の通り
である。まず、利用者が、ユーザ端末(パーソナルコン
ピュータ等)からプロバイダのホストコンピュータに対
して、電話回線等の通信回線を介して発呼を行う。そし
て、着呼したホストコンピュータは、着呼時の呼情報等
を確認して呼を切断し、得られた呼情報を基にホストコ
ンピュータの側から利用者のユーザ端末に対して発呼し
て接続を行うのである。また、ホストコンピュータは、
ユーザ端末から発呼された呼情報にコールバックのため
の情報が足りない場合には、呼を直ちに切断せずに一旦
ユーザ端末と接続して十分な情報伝送を行った後に切断
することで、コールバックを行うことができる。
【0006】このホストコンピュータにおけるコールバ
ック制御は、例えば、WindowsNT(登録商標)
等のネットワークに対応するOS(Operating System
s)上で、市販の通信アプリケーションソフトにより処
理することができる。また、コールバックを行うことに
より、利用者の認証を強化することができ、又回線料金
をプロバイダの側で負担することができる。
【0007】また、利用者が通信に使用する電話機等に
おいては、外部の通信回線に接続された親機に対して1
つ又は複数の子機を接続した形態もある。また、こうし
た親機と子機が連携するシステムにおいても、コールバ
ックの通話を行うことができる。
【0008】この場合、子機(又は親機)から発信され
たコールバックのための呼出は、親機を介して通信先に
発信される。そして、その通信先からコールバックによ
り返される呼出が親機に届くと、親機は、全ての子機に
その着呼を伝える。ここで、最初に呼出を行った利用者
によって、通信先からのコールバックによる呼出を受け
付けることにより、コールバックの通信を行うことがで
きる。
【0009】しかし、従来では、この通信先からのコー
ルバックによる呼出は、全ての子機(又は親機)が受け
付けることができるため、誤って他の利用者が受話器を
取り接続してしまうこともあった。
【0010】この問題を解決し、利用者が通信先からの
コールバックを正しく受信するためには、親機が、受信
したコールバックを、その通信先を呼び出した子機(又
は親機)のみに対して適切に取り次ぐことが求められて
いた。
【0011】しかし、呼出がコールバック呼であるかど
うかを判定するためには、通常は接続後におけるインバ
ンドでの通信を参照する必要があるため、親機が呼出を
着呼した段階ではこれを判定することはできなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
コールバックのシステムでは、通信先からのコールバッ
クを、その通信先を呼び出した子機(又は親機)以外で
も受けることがでるため、誤って他の利用者が受け付け
て、コールバックの通信に失敗することがあった。
【0013】これは従来では、着信した呼出がコールバ
ック呼であることを判別する手段がなく、更にもしコー
ルバック呼を判別した場合においても、そのコールバッ
クを呼び出した利用者の子機を判別する手段がないた
め、接続することができなかったのである。
【0014】また、例えば、メーカーにより独自に定め
られたコールバックであるNECのAtermシリーズ
にて提供されているスティルスコールバックにおいて
は、情報処理端末からのスティルスコールバックの指示
を行っている。しかしながら、一般的にWindows
NT等で行われているコールバックの場合には、このよ
うな手法は規定されていない。
【0015】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
決し、通信先から返されたコールバックを、その通信先
を呼び出した子機(又は親機)のみに対し適切に取り次
ぐ通信システムとそのコールバックの制御方法、及びコ
ールバックの制御プログラムを記録した記録媒体を提供
することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、通信回線に接続された親機を介して、複数の
子機のそれぞれが通信を行う通信システムにおいて、前
記親機は、前記子機及び前記親機の側から通信先に対
し、コールバックによる通信を行う場合においては、通
信先に対しコールバックのための発呼を行い、当該通信
先からのコールバックを受け付けた場合に、前記子機及
び前記親機の内で当該コールバックを要求した機器に対
してのみ、当該通信先からのコールバックを取り次ぐこ
とを特徴とする。
【0017】請求項2の本発明の通信システムは、前記
親機は、前記子機及び前記親機の内で予め設定されたも
のは、常にコールバックによる通信のみを行うものとし
て、発呼の際には通信先からのコールバックを取り次ぐ
ための処理を実行することを特徴とする。
【0018】請求項3の本発明の通信システムは、前記
親機は、前記子機及び前記親機の全てを、常にコールバ
ックによる通信のみを行うものとして、発呼の際には通
信先からのコールバックを取り次ぐための処理を実行す
ることを特徴とする。
【0019】請求項4の本発明の通信システムは、前記
親機は、前記子機及び前記親機の側からの発呼時におい
て、通信先への呼の接続時間が、予め定められた一定時
間よりも短い場合に限り、通信先からのコールバックを
取り次ぐための処理を実行することを特徴とする。
【0020】請求項5の本発明の通信システムは、前記
親機が、前記子機又は親機毎に、コールバックによる通信
を行なう通信先を特定して登録した対応テーブルを備
え、前記親機は、前記親機又は子機からの発呼が、前記対
応テーブルに登録された通信先に対するものである場合
に、自動的に通信先からのコールバックを取り次ぐため
の処理を実行することを特徴とする。
【0021】請求項6の本発明の通信システムは、前記
対応テーブルの登録内容は、前記親機又は子機から任意
に追加、削除、訂正が可能であることを特徴とする。
【0022】請求項7の本発明の通信システムは、前記
子機は、前記親機に対し、通信先との間でコールバック
による通信を行う旨を示すコールバック情報を生成し
て、通知する呼情報生成手段を備え、前記親機は、前記
子機から前記コールバック情報を受け付けた場合に、当
該子機と当該通信先との対応を記録し、前記通信先に対
しコールバックのための発呼を行う呼情報解析手段と、
前記通信回線からの着呼を受け付けて、その発信元が先
にコールバックのための発呼を行った前記通信先である
かを判定し、これに該当する場合には当該通信先との対
応が記録された子機を指定して、その着呼を取り次ぐ着
信判定手段を備えることを特徴とする。
【0023】請求項8の本発明の通信システムは、前記
呼情報生成手段は、通信先との間でコールバックによる
通信を行う旨を示す前記コールバック情報を、発呼の際
に送出する呼情報の内に付加することにより、前記親機
に対し通知することを特徴とする。
【0024】請求項9の本発明の通信システムは、前記
呼情報解析手段は、前記呼情報に付加された前記コール
バック情報を取り除いて、当該通信先への発呼に用いる
ことを特徴とする。
【0025】請求項10の本発明の通信システムは、前
記呼情報生成手段は、前記コールバック情報を、前記呼
情報内の発信元のアドレス、発信先のサブアドレス、着
信元のサブアドレス、ユーザ情報の各データの内の少な
くとも1つに付加することにより、前記親機に対し通知
することを特徴とする。
【0026】請求項11の本発明の通信システムは、前
記子機は、他の情報端末との間でデータを送受するため
に用いるインターフェイス部を備え、前記情報端末を前
記通信回線に接続してその通信を仲介することを特徴と
する。
【0027】請求項12の本発明の通信システムは、前
記子機は、前記他の情報端末から、接続要求時におい
て、コールバックによる接続を行う旨の通知を受け付け
た場合には、前記親機に対し当該通信先との間でコール
バックによる通信を行う旨を通知し、前記通信先からの
コールバックの取り次ぎを受けるための処理を実行する
ことを特徴とする。
【0028】請求項13の本発明の通信システムは、前
記親機は、前記子機に対してのみ、通信先からのコール
バックの取り次ぎ処理を行うことを特徴とする。
【0029】請求項14の本発明の通信システムは、前
記子機及び前記親機は、前記通信回線を介して通信先と
の間で、情報データ通信を行うことを特徴とする。
【0030】請求項15の本発明は、通信回線に接続さ
れた親機を介して、複数の子機のそれぞれが通信を行う
通信システムのコールバックの制御方法において、前記
子機から前記親機に対し、通信先との間でコールバック
による通信を行う旨を示すコールバック情報を生成し
て、通知するステップと、前記親機が、前記子機から前
記コールバック情報を受け付けた場合に、当該子機と当
該通信先との対応を記録し、前記通信先に対しコールバ
ックのための発呼を行うステップと、前記通信回線から
の着呼を受け付けて、その発信元が先にコールバックの
ための発呼を行った前記通信先であるかを判定し、これ
に該当する場合には当該通信先との対応が記録された子
機を指定して、その着呼を取り次ぐステップを備えるこ
とを特徴とする。
【0031】請求項16の本発明のコールバックの制御
方法は、前記子機から前記親機に対し、通信先との間で
コールバックによる通信を行う旨を示す前記コールバッ
ク情報を、発呼の際に送出する呼情報の内に付加するこ
とにより、前記親機に対し通知するステップを備えるこ
とを特徴とする。
【0032】請求項17の本発明のコールバックの制御
方法は、前記親機が、前記呼情報に付加された前記コー
ルバック情報を取り除いて、当該通信先への発呼に用い
るステップを備えることを特徴とする。
【0033】請求項18の本発明のコールバックの制御
方法は、前記子機が、前記コールバック情報を、前記呼
情報内の発信元のアドレス、発信先のサブアドレス、着
信元のサブアドレス、ユーザ情報の各データの内の少な
くとも1つに付加することにより、前記親機に対し通知
するステップを備えることを特徴とする。
【0034】請求項19の本発明のコールバックの制御
方法は、前記子機及び前記親機の内で予め設定されたも
のは、常にコールバックによる通信のみを行うものとす
ることを特徴とする。
【0035】請求項20の本発明のコールバックの制御
方法は、前記子機及び前記親機の全てを、常にコールバ
ックによる通信のみを行うものとすることを特徴とす
る。
【0036】請求項21の本発明のコールバックの制御
方法は、前記親機は、前記子機及び前記親機の側からの
発呼時において、通信先への呼の接続時間が、予め定め
られた一定時間よりも短いかどうかを判定するステップ
と、予め定められた一定時間よりも短いと判定された場
合に限り、コールバックの取り次ぎを行うための処理を
実行するステップを備えることを特徴とする。
【0037】請求項22の本発明のコールバックの制御
方法は、前記親機の対応テーブルに、前記子機又は親機毎
に、コールバックによる通信を行なう通信先を特定して
予め登録し、前記親機は、前記親機又は子機からの発呼
が、前記対応テーブルに登録された通信先に対するもの
である場合に、自動的に通信先からのコールバックを取
り次ぐための処理を実行することを特徴とする。
【0038】請求項23の本発明は、通信回線に接続さ
れた親機を介して複数の子機のそれぞれが通信を行う通
信システムの、コールバックの制御プログラムを記録し
た記録媒体において、前記コールバックの制御プログラ
ムが、前記子機から前記親機に対し、通信先との間でコ
ールバックによる通信を行う旨を示すコールバック情報
を生成して、通知するステップと、前記親機が、前記子
機から前記コールバック情報を受け付けた場合に、当該
子機と当該通信先との対応を記録し、前記通信先に対し
コールバックのための発呼を行うステップと、前記通信
回線からの着呼を受け付けて、その発信元が先にコール
バックのための発呼を行った前記通信先であるかを判定
し、これに該当する場合には当該通信先との対応が記録
された子機を指定して、その着呼を取り次ぐステップを
備えることを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0040】図1は、本発明の第1の実施の形態による
通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
【0041】図1の例に示されるように、本発明の通信
システムでは、親機10に対して複数の(又は1台の)
子機20が接続されており、この各子機20は親機10
を介して外部の通信回線50に接続し通信を行うことが
できる。
【0042】また、親機10や子機20である各機器
は、通信回線50を介して外部のコールバックの機能を
備える通信先40に対して呼出を行うことにより、その
通信先40からのコールバックを受けることができる。
【0043】ここで、通信回線50は、例えば有線や無
線の電話回線や、その他の双方向の通信を行う通信回線
である。通信回線50は、インターネット等におけるデ
ータ通信や、音声による通話を行う。
【0044】親機10や子機20は、例えば電話機等
の、こうした通信回線50により通信を送受する通信装
置である。そして、親機10は、(例えば、アナログ公
衆回線やデジタル公衆回線等の)外部の通信回線50に
接続し直接通信を行うことができ、又子機20は、親機
10との間で無線や有線による方法で接続され、親機1
0を介して外部の通信回線50に接続し通信を行うこと
ができる。親機10や子機20としては、例えば、コー
ドレスや有線式の親子電話等を用いることができる。
【0045】また子機20(及び親機10)は、パソコ
ンやPDA(Personal Digital Assistant)その他の情
報端末である利用者のユーザ端末30と、接続し通信す
るためのインターフェイスを備えてもよい。このインタ
ーフェイスを用ることにより、利用者はパソコン等のユ
ーザ端末30を、子機20を介して外部の通信回線50
に接続することができ、ユーザ端末30においてインタ
ーネットや電子メールを利用することができるようにな
る。
【0046】図2は、本発明の第1の実施の形態の子機
20の構成の一例を示すブロック図であり、図3は、本
発明の第1の実施の形態の親機10の構成の一例を示す
ブロック図である。
【0047】図2の例を参照すると、本実施の形態の子
機20は、子機20の各部の処理を制御し通信を管理す
る子機制御部21と、発呼する情報を生成する呼情報生
成部22と、親機10との間で通信を送受する子機送受
信部23を備える。また、図2の子機20では、パソコ
ン等の利用者のユーザ端末30の間で、通信データを送
受するためのインターフェイス部24を備えている。
【0048】子機制御部21は、子機20全体の各部を
制御し、また通信先40との通信の制御や、親機10と
の間における(無線やその他の方法による)通信を制御
し、又ユーザ端末30を接続している場合には、そのユ
ーザ端末30との間で必要な制御を行う。
【0049】呼情報生成部22は、子機制御部21から
の制御に従い発呼する情報を生成し、又通信先に対して
コールバックを要求する発呼においては、特別にその発
呼する情報にコールバックを要求する旨を示す情報を付
加して生成することを特徴とする。
【0050】ここで呼情報生成部22が、利用者が通信
先との間で、コールバックによる通信を行うかどうかを
識別する方法としては、例えば、利用者がコールバック
による通信を行う旨を示すための所定の入力操作(所定
のボタンを押下する等)を行うことで識別する方式や、
予めコールバックを行う通信先を登録しその登録された
通信先と通信する場合にはコールバックのための処理を
行うと判定する方式等がある。また、ユーザ端末30が
子機20を介して通信を行う場合には、ユーザ端末30
からコールバックすることを示す予め定められた情報
を、子機20がインターフェイス部24から受け付けて
識別する方法も可能である。なお、呼情報生成部22
は、子機制御部21の機能の一部に含めることも可能で
ある。
【0051】また、子機20自身が情報処理端末の機能
を備えるものとしてもよく、例えば、パソコン等の情報
端末を子機20として、モデムやターミナルアダプタを
介して親機10に接続することができる。この場合に
は、上記のユーザ端末30の機能を子機20自身が備え
るため、上述のインターフェイス部24を備える必要は
なく、又ユーザ端末30の機能を子機制御部21の機能
の一部に含めるものとしてもよい。
【0052】図3の例を参照すると、本実施の形態の親
機10は、親機10の各部の処理を制御し通信を管理す
る親機制御部11と、子機20からの呼情報を解析しコ
ールバックであるかどうかの判断を行う呼情報解析部1
2と、子機20と無線で送受信を行うための親機送受信
部13と、通信回線50と接続し通信するためのインタ
ーフェイス部14と、通信回線50を介して受信した着
呼の発信元がコールバックの通信先であるかどうかを判
定する着信判定部15を備える。
【0053】呼情報解析部12は、もし子機20から発
信された呼情報がコールバックを行う旨を示すものであ
る場合には、その通信先と当該子機20との対応を記録
し登録する。
【0054】着信判定部15は、通信回線50を介して
受信した着呼の発信元を、先に呼情報解析部12に登録
されたコールバックの通信先のデータから検索し、もし
コールバックの通信先として登録されている場合には、
その通信先と通信するものとして登録された子機20の
みに対してその着呼を取り次ぐ。また、着呼の発信元が
登録されていない場合には、特別の処理は必要でなく、
全ての子機20に対してその呼出を行う。
【0055】なお、呼情報解析部12は、親機制御部1
1の機能の内に兼ねるものとしてもよい。
【0056】次に本実施の形態の通信システムのコール
バックを処理する動作を説明する。
【0057】図4は、本発明の第1の実施の形態のコー
ルバックの処理を説明するためのフローチャートであ
る。ここでは、コールバックを実行する通信先40をイ
ンターネット等のプロバイダとし、利用者は、情報処理
端末であるユーザ端末30から、子機20を介して通信
先40のプロバイダに接続する場合を例に、本実施の形
態の処理を説明する。またここでは、子機20と親機1
0とは、無線通信を行って通信データを送受している。
【0058】まず始めに、情報処理端末であるユーザ端
末30から、子機20のインターフェイス部24に対し
てプロバイダに接続するための発呼要求を行う。発呼要
求は、通常ATコマンドによる発呼が多く用いられてい
る。
【0059】ユーザ端末30から子機20に、コールバ
ックでの接続を通知するためには、2つの方法がある。
【0060】1つは、通常のコマンドにコールバックで
あることを示すATコマンドを定義し、これを情報処理
端末から通知する方法である。具体的には、“AT**
*”等がある。ここで“*”は、任意の英数字であり、
“ATY=1”等のように規定される。
【0061】もう1つは、発呼コマンドにコールバック
を示すコマンドを付加して、これを情報処理端末から通
知する方法である。具体的には、“ATD****#”
等がある。ここで“*”は、接続先を示す電話番号であ
り、“#”は、コールバックを示す英文字あるいは記号
から始まる英数字であるす。例えば、“ATD1234
5678#A”のようにする。
【0062】発呼要求を受信した子機20のインターフ
ェイス部24は、呼情報生成部22にて、親機10への
発呼の際に送出する呼情報にコールバックである旨を示
す情報を付加する。
【0063】具体的には、コールバックである旨を示す
情報を、「発アドレス」、「発サブアドレス」、「着サ
ブアドレス」、「ユーザ情報」等の情報に対して付与す
ることができる。
【0064】「発アドレス」に付与するの場合は、数字
のみだとプロバイダの番号を示す着番号と区別がつかな
くなる可能性があるので英文字を使用する。
【0065】「発サブアドレス」に付与する場合には、
次の2つの方法が考えられる。それは、通常の電話番号
を付与するのと同じく予め定められた番号を付与する方
法と、発サブアドレスに番号を通常の番号IA5形式で
なくユーザ特有の形式により規定する方法がある。
【0066】「着サブアドレス」に付与する場合は、数
字のみだとプロバイダの番号を示す着番号と区別がつか
なくなる可能性があるので英文字を使用する。
【0067】「ユーザ情報」に付与する場合は、予め決
められた記号、例えば「Callback」等を付与す
る。
【0068】このようにコールバックである旨を示す情
報を、発着アドレス、サブアドレス、ユーザ情報に付与
する方法は、親機10と子機20との間のみの規定であ
るため、これを比較的自由に規定することが可能であ
る。つまり、子機20が付与したコールバックである旨
を示す情報は、親機10がコールバックである旨を識別
した後に、親機10により取り除いて通信先40には通
知しないのである。
【0069】また、親機10と子機20との間の通信
を、デジタルコードレス電話等の無線通信以外の方式を
用いる場合には、その通信方式に適した新たにコマンド
を規定することも可能である。
【0070】次に、親機10は、受信した子機20から
の呼情報が、コールバックの呼であるかどうかの分析を
行う。
【0071】コールバックの呼である場合には、通信先
のプロバイダ(の電話番号)と、この呼を発呼した子機
20を関連づけて記憶する。このプロバイダと子機20
の対応を記憶する時間は、制限なく可能な限り記憶する
ものとしてもよいが、予め定めた一定時間の間記憶する
方式が有効である。この場合は、プロバイダと子機20
の対応を記憶した後にタイマーを起動し、タイマーが満
了したらその記憶を解除するのである。
【0072】そして、親機10は、子機20からの呼情
報の内コールバックに関する部分を削除し、通信回線5
0を経由して通信先40であるプロバイダに発呼する。
プロバイダからの応答があったら、子機20に通知しプ
ロバイダと子機20の間で接続を行う。接続後はプロバ
イダと情報処理端末の間でネゴシエーションが行われ、
コールバックのために必要な情報が通信された後に、両
者あるいは片方から切断要求が来て呼が切断される。図
4においては、両側から切断が来た場合を示している。
この、コールバックのために必要な情報の通信と、その
後の切断の処理は従来のものと同様である。
【0073】切断後、プロバイダは、コールバックによ
る接続要求を発信する。親機10は、この接続要求を受
けてその呼情報の発アドレスを着信判定部15にて解析
する。
【0074】着信判定部15による発アドレスの解析
は、例えば、通信回線50がISDNの場合には、SE
TUP情報を解析することにより容易に解析できる。ま
たアナログ公衆回線の場合には、NTTが経営する回線
においては、ナンバーディスプレイ機能を用いることで
発アドレスを知ることが可能である。
【0075】着信判定部15は、発アドレスの解析の結
果、これが先に登録されたコールバックの通信先40に
該当する場合、つまり先に「プロバイダと、発呼した子
機20とを関連づけて記憶した」プロバイダである場合
には、関連付けて登録された子機20に対してのみ接続
を行う。この部分が、本発明において最も重要な特徴の
部分である。
【0076】つまり、先にコールバックを目的に発呼し
た子機20をその通信先40と共に登録し、当該通信先
からの着呼をこの子機20に対してのみ接続させること
により、このコールバックにおいて無関係の他の子機2
0への接続が回避される。
【0077】この接続時には、先に説明したコールバッ
クを待機するタイマーが起動している場合には、タイマ
ーのリセットを実行する。
【0078】そして、子機20からの接続の応答がある
と、通信先40のプロバイダと子機20との間で接続処
理を実行し、利用者の情報処理端末とプロバイダとの間
で情報伝送を行うことができるようになる。
【0079】以上のようにして、本実施の形態の通信シ
ステムでは、通信先から返されたコールバックを、その
通信先を呼び出した子機(又は親機)のみに対し適切に
取り次ぐことができる。
【0080】また、本実施の形態のコールバックの取次
ぎ処理においては、通信先の側に特別の機能を必要とす
ることなく、コールバックを実行する任意の通信先を取
次ぎ処理の対象にすることができる。ここでは、データ
通信のためのコールバックを例に本実施の形態の処理を
説明したが、データ通信以外にも音声による通話のコー
ルバックに対しても、同様にしてその通信先を呼び出し
た子機(又は親機)のみに対し適切に取り次ぐことがで
きる。また、例えば、通信先がコールバックをサーバ装
置において自動処理する方式に限らず、手動の操作によ
りコールバックを行う通信先に対しても、同様にして取
次ぎ処理の対象にすることができる。
【0081】また、このように子機と親機を用いる電話
機等の多くでは、親機は子機の通信を仲介するのみでは
なく、親機もまた子機と同様に通信・通話を行うことが
できる。このため、本実施の形態の親機10においても
また、子機20と同様に通信・通話を行い、適切にコー
ルバックを受けるものとしてもよい。つまり、親機10
のインタフェースに接続されたユーザ端末からコールバ
ックによる通信を行う場合には、その通信先40と自機
(つまり親機10)を対応させて登録し、親機10が呼
び出した通信先40からの着呼を受けた場合には、これ
を親機10自身に取り次ぐのである。
【0082】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0083】先の第1の実施の形態においては、子機2
0からの発呼時にサブアドレス等を用いてコールバック
呼であることを親機10に通知するものであったが、子
機20から親機10へのコールバックの通信を行う旨の
通知方法はこの方式に限るものではなく、特定のデータ
の送信を用いることなくこれを通知することも可能であ
る。
【0084】例えば、親機10において、予め設定され
た(又は全ての)子機20からの呼を、コールバックに
よる通信を行うものとして処理する方式がある。
【0085】この場合においては、各子機20は通常の
発呼を行い、親機10は、子機20からの呼を受信する
と、予め定められた子機20毎の設定に基づいて当該呼
をコールバックによる通信を行うもであるかを判定する
(又は、各子機20からの全ての呼をコールバックによ
る通信を行うものと定める)。そして、その後のコール
バックの処理は第1の実施の形態と同様であり、コール
バックの通信の場合には、親機10は、当該通信先40
(の電話番号等)と子機20とを関連づけて登録し、ま
た外部からの着呼をその発信元を調べてもし先に登録さ
れた通信先40と合致する場合には、当該通信先40に
関連付けられて登録された子機20に対して、コールバ
ックを取り次ぐのである。
【0086】また、本実施の形態のコールバックによる
通信を行うものかどうかの判定処理では、親機10が、
子機20からの呼の接続時間が予め設定された時間より
も短い場合に、コールバックによる通信を行うものと判
定する方式もまた効果的である。つまり、コールバック
を要求する通信の通信時間は通常の場合は短く、またコ
ールバックの要求時においては、利用者の認証や、コー
ルバック先の(つまり利用者の側の)電話番号を通知す
る等の短い情報のやり取りを行うのみであるため短時間
の呼により終了する。このため、短時間で呼が切断され
た(又切断した)場合においては、これをコールバック
による通信を要求したものと判断し、接続の待ち時間が
より長い場合には、これを通話等の通常の呼出が不通で
あったものと考えることができる。
【0087】また、この判定処理における待ち時間の時
間設定は、利用者が自由に可変することができるものと
してもよい。設定時間を可変に設定する機能を備える場
合には、例えば、親機10や各子機20において(例え
ば、液晶ディスプレイへの時間設定操作のメニューの表
示や、番号ボタンの押下等の操作による)時間設定の操
作のための機能を備える方式や、親機10においてパソ
コン等の情報処理端末とのインターフェイスを付加し、
このインターフェイスによりATコマンド等を用いて情
報処理端末との間で通信し、情報処理端末の側からその
時間設定の操作を行う方式等が可能である。
【0088】この判定処理における待ち時間の時間設定
は、例えば、全ての子機20(又親機10)において共
通の設定とするものに限らす、各子機20(又親機1
0)毎に個別の設定を用いるものとしてもよい。
【0089】以上説明した本実施の形態の通信システム
により、第1の実施の形態の効果に加えて、利用者はコ
ールバックによる通信を行う旨をその都度指定する必要
なく、親機10の側において、コールバックによる通信
を行うかどうかを自動的に処理することができる。
【0090】特に、コールバックによる通信のみを行う
ものとする子機20においては、本発明のコールバック
の取次ぎ処理のための特別の機能を何ら備える必要はな
く、全て親機10の側のみにおいて処理することができ
る。
【0091】次いで、本発明の第3の実施の形態につい
て説明する。
【0092】本実施の形態では、親機10に無線あるい
は有線で接続された子機20毎に、その子機20からの
呼に対してコールバックの処理を行なう通信先(相手)
を予め特定して登録し、当該登録された通信先に対する
子機20からを発呼を自動的にコールバックするもので
ある。
【0093】このため、本実施の形態では、親機10の呼
情報解析部12なりに設けられた対応テーブル100
に、各子機20毎に対応付けて自動的にコールバックの
処理を行なう通信先の電話番号を登録する構成としてい
る。なお、対応テーブル100への子機20と通信先の
登録内容は、親機10又は子機20からの操作によって
利用者が任意に追加、削除及び訂正できるものである。
【0094】各子機20は通常の発呼を行い、親機10
は、子機20からの呼を受信すると、上記対応テーブル
100を参照して、通信相手が登録されているかどうか
を判定する。そして、通信相手がその発呼した子機20
に対して登録された通信先である場合には、自動的にコ
ールバックによる通信を行なう。その後のコールバック
の処理においては、親機10は、前述の実施の形態のよ
うに、当該通信先40(の電話番号等)と子機20とを
関連づけて登録することなく、外部からの着呼の発信元
を対応テーブル100を調べ、もし登録された通信先4
0からの着呼である場合には、当該通信先40に対応け
られた子機20に対して、コールバックを取り次ぐので
ある。
【0095】なお、子機20から発呼した通信先が対応
テーブル100に登録されていない場合には、コールバ
ックによる処理を行なわない。
【0096】以上のように、第3の実施の形態によれば、
利用者がコールバックの処理を希望する通信先を特定し
て対応テーブル100に登録しておくことにより、特定
の通信先に対する発呼に対して自動的にコールバック処
理を行なうことができるものである。よって、コールバ
ックのために何ら特別な操作を行なうことなく、その通
信先を呼び出した子機(又は親機)のみに対して適切に
取り次ぐことができるようになる。
【0097】なお、上記各実施の形態の通信システム
は、親機10における親機制御部11、呼情報解析部1
2、着信判定部15等の機能や、子機20における子機
制御部21、呼情報生成部22等の機能やその他の機能
をハードウェア的に実現することは勿論として、各機能
を備えるコンピュータプログラムを、コンピュータ処理
装置のメモリにロードされることで実現することができ
る。このコンピュータプログラムは、磁気ディスク、半
導体メモリその他の記録媒体80、90に格納される。
そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロー
ドされ、コンピュータ処理装置の動作を制御することに
より、上述した各機能を実現する。
【0098】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0099】例えば、第1の実施の形態と第3の実施の
形態を組み合わせることにより、コマンドに基づくコー
ルバック機能と対応テーブル100による自動コールバ
ック機能を併せて備えることも可能である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通信システ
ムによれば、通信先から返されたコールバックを、その
通信先を呼び出した子機(又は親機)のみに対して適切
に取り次ぐことができるため、従来の問題点であったコ
ールバックが失敗する危険が解消される。
【0101】また、コールバックの処理を希望する通信
先を特定して対応テーブルに登録して、特定の通信先に
対する発呼に対して自動的にコールバック処理を行なう
ことにより、コールバックのために何ら特別な操作を行
なうことなく、その通信先を呼び出した子機(又は親
機)のみに対して適切に取り次ぐことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による通信システ
ムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の子機の構成の一
例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の親機の構成の一
例を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のコールバックの
処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の第3の実施の形態による対応テーブ
ルの内容を説明するための図である。
【符号の説明】
10 親機 11 親機制御部 12 呼情報解析部 13 親機送受信部 14 インターフェイス部 15 着信判定部 20 子機 21 子機制御部 22 呼情報生成部 23 子機送受信部 24 インターフェイス部 30 ユーザ端末 40 通信先 50 通信回線 80、90 記録媒体 100 対応テーブル

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続された親機を介して、複
    数の子機のそれぞれが通信を行う通信システムにおい
    て、 前記親機は、 前記子機及び前記親機の側から通信先に対し、コールバ
    ックによる通信を行う場合においては、 通信先に対しコールバックのための発呼を行い、 当該通信先からのコールバックを受け付けた場合に、前
    記子機及び前記親機の内で当該コールバックを要求した
    機器に対してのみ、当該通信先からのコールバックを取
    り次ぐことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記親機は、 前記子機及び前記親機の内で予め設定されたものは、常
    にコールバックによる通信のみを行うものとして、発呼
    の際には通信先からのコールバックを取り次ぐための処
    理を実行することを特徴とする請求項1に記載の通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記親機は、 前記子機及び前記親機の全てを、常にコールバックによ
    る通信のみを行うものとして、発呼の際には通信先から
    のコールバックを取り次ぐための処理を実行することを
    特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記親機は、 前記子機及び前記親機の側からの発呼時において、通信
    先への呼の接続時間が、予め定められた一定時間よりも
    短い場合に限り、通信先からのコールバックを取り次ぐ
    ための処理を実行することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれか一つに記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記親機が、前記子機又は親機毎に、コー
    ルバックによる通信を行なう通信先を特定して登録した
    対応テーブルを備え、前記親機は、前記親機又は子機から
    の発呼が、前記対応テーブルに登録された通信先に対す
    るものである場合に、自動的に通信先からのコールバッ
    クを取り次ぐための処理を実行することを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項3のいずれか一つに記載の
    通信システム。
  6. 【請求項6】 前記対応テーブルの登録内容は、前記親
    機又は子機から任意に追加、削除、訂正が可能であること
    を特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記子機は、 前記親機に対し、通信先との間でコールバックによる通
    信を行う旨を示すコールバック情報を生成して、通知す
    る呼情報生成手段を備え、 前記親機は、 前記子機から前記コールバック情報を受け付けた場合
    に、当該子機と当該通信先との対応を記録し、前記通信
    先に対しコールバックのための発呼を行う呼情報解析手
    段と、 前記通信回線からの着呼を受け付けて、その発信元が先
    にコールバックのための発呼を行った前記通信先である
    かを判定し、これに該当する場合には当該通信先との対
    応が記録された子機を指定して、その着呼を取り次ぐ着
    信判定手段を備えることを特徴とする請求項1から請求
    項6のいずれか一つに記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記呼情報生成手段は、 通信先との間でコールバックによる通信を行う旨を示す
    前記コールバック情報を、発呼の際に送出する呼情報の
    内に付加することにより、前記親機に対し通知すること
    を特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記呼情報解析手段は、 前記呼情報に付加された前記コールバック情報を取り除
    いて、当該通信先への発呼に用いることを特徴とする請
    求項8に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記呼情報生成手段は、 前記コールバック情報を、前記呼情報内の発信元のアド
    レス、発信先のサブアドレス、着信元のサブアドレス、
    ユーザ情報の各データの内の少なくとも1つに付加する
    ことにより、前記親機に対し通知することを特徴とする
    請求項8又は請求項9に記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記子機は、 他の情報端末との間でデータを送受するために用いるイ
    ンターフェイス部を備え、前記情報端末を前記通信回線
    に接続してその通信を仲介することを特徴とする請求項
    1から請求項10のいずれか一つに記載の通信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記子機は、 前記他の情報端末から、接続要求時において、コールバ
    ックによる接続を行う旨の通知を受け付けた場合には、
    前記親機に対し当該通信先との間でコールバックによる
    通信を行う旨を通知し、前記通信先からのコールバック
    の取り次ぎを受けるための処理を実行することを特徴と
    する請求項11に記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 前記親機は、 前記子機に対してのみ、通信先からのコールバックの取
    り次ぎ処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項
    12のいずれか一つに記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記子機及び前記親機は、 前記通信回線を介して通信先との間で、情報データ通信
    を行うことを特徴とする請求項1から請求項13のいず
    れか一つに記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 通信回線に接続された親機を介して、
    複数の子機のそれぞれが通信を行う通信システムのコー
    ルバックの制御方法において、 前記子機から前記親機に対し、通信先との間でコールバ
    ックによる通信を行う旨を示すコールバック情報を生成
    して、通知するステップと、 前記親機が、前記子機から前記コールバック情報を受け
    付けた場合に、当該子機と当該通信先との対応を記録
    し、前記通信先に対しコールバックのための発呼を行う
    ステップと、 前記通信回線からの着呼を受け付けて、その発信元が先
    にコールバックのための発呼を行った前記通信先である
    かを判定し、これに該当する場合には当該通信先との対
    応が記録された子機を指定して、その着呼を取り次ぐス
    テップを備えることを特徴とするコールバックの制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記子機から前記親機に対し、通信先
    との間でコールバックによる通信を行う旨を示す前記コ
    ールバック情報を、発呼の際に送出する呼情報の内に付
    加することにより、前記親機に対し通知するステップを
    備えることを特徴とする請求項15に記載のコールバッ
    クの制御方法。
  17. 【請求項17】 前記親機が、前記呼情報に付加された
    前記コールバック情報を取り除いて、当該通信先への発
    呼に用いるステップを備えることを特徴とする請求項1
    6に記載のコールバックの制御方法。
  18. 【請求項18】 前記子機が、前記コールバック情報
    を、前記呼情報内の発信元のアドレス、発信先のサブア
    ドレス、着信元のサブアドレス、ユーザ情報の各データ
    の内の少なくとも1つに付加することにより、前記親機
    に対し通知するステップを備えることを特徴とする請求
    項16又は請求項17に記載のコールバックの制御方
    法。
  19. 【請求項19】 前記子機及び前記親機の内で予め設定
    されたものは、常にコールバックによる通信のみを行う
    ものとすることを特徴とする請求項15から請求項18
    のいずれか一つに記載のコールバックの制御方法。
  20. 【請求項20】 前記子機及び前記親機の全てを、常に
    コールバックによる通信のみを行うものとすることを特
    徴とする請求項15から請求項18のいずれか一つに記
    載のコールバックの制御方法。
  21. 【請求項21】 前記親機は、 前記子機及び前記親機の側からの発呼時において、通信
    先への呼の接続時間が、予め定められた一定時間よりも
    短いかどうかを判定するステップと、予め定められた一
    定時間よりも短いと判定された場合に限り、コールバッ
    クの取り次ぎを行うための処理を実行するステップを備
    えることを特徴とする請求項15から請求項21のいず
    れか一つに記載のコールバックの制御方法。
  22. 【請求項22】 前記親機の対応テーブルに、前記子機
    又は親機毎に、コールバックによる通信を行なう通信先
    を特定して予め登録し、前記親機は、前記親機又は子機か
    らの発呼が、前記対応テーブルに登録された通信先に対
    するものである場合に、自動的に通信先からのコールバ
    ックを取り次ぐための処理を実行することを特徴とする
    請求項15に記載のコールバックの制御方法。
  23. 【請求項23】 通信回線に接続された親機を介して複
    数の子機のそれぞれが通信を行う通信システムの、コー
    ルバックの制御プログラムを記録した記録媒体におい
    て、 前記コールバックの制御プログラムが、前記子機から前
    記親機に対し、通信先との間でコールバックによる通信
    を行う旨を示すコールバック情報を生成して、通知する
    ステップと、 前記親機が、前記子機から前記コールバック情報を受け
    付けた場合に、当該子機と当該通信先との対応を記録
    し、前記通信先に対しコールバックのための発呼を行う
    ステップと、 前記通信回線からの着呼を受け付けて、その発信元が先
    にコールバックのための発呼を行った前記通信先である
    かを判定し、これに該当する場合には当該通信先との対
    応が記録された子機を指定して、その着呼を取り次ぐス
    テップを備えることを特徴とするコールバックの制御プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記子機から前記親機に対し、通信先
    との間でコールバックによる通信を行う旨を示す前記コ
    ールバック情報を、発呼の際に送出する呼情報の内に付
    加することにより、前記親機に対し通知するステップを
    備えることを特徴とする請求項23に記載のコールバッ
    クの制御プログラムを記録した記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記親機にて、前記呼情報に付加され
    た前記コールバック情報を取り除いて、当該通信先への
    発呼に用いるステップを備えることを特徴とする請求項
    24に記載のコールバックの制御プログラムを記録した
    記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記子機にて、前記コールバック情報
    を、前記呼情報内の発信元のアドレス、発信先のサブア
    ドレス、着信元のサブアドレス、ユーザ情報の各データ
    の内の少なくとも1つに付加することにより、前記親機
    に対し通知するステップを備えることを特徴とする請求
    項24又は請求項25に記載のコールバックの制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記子機及び前記親機の内で予め設定
    されたものは、常にコールバックによる通信のみを行う
    ものとすることを特徴とする請求項23から請求項26
    のいずれか一つに記載のコールバックの制御プログラム
    を記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記子機及び前記親機の全てを、常に
    コールバックによる通信のみを行うものとすることを特
    徴とする請求項23から請求項26のいずれか一つに記
    載のコールバックの制御プログラムを記録した記録媒
    体。
  29. 【請求項29】 前記親機にて、 前記子機及び前記親機の側からの発呼時において、通信
    先への呼の接続時間が、予め定められた一定時間よりも
    短いかどうかを判定するステップと、予め定められた一
    定時間よりも短いと判定された場合に限り、コールバッ
    クの取り次ぎを行うための処理を実行するステップを備
    えることを特徴とする請求項23から請求項28のいず
    れか一つに記載のコールバックの制御プログラムを記録
    した記録媒体。
  30. 【請求項30】 前記親機の対応テーブルに、前記子機
    又は親機毎に、コールバックによる通信を行なう通信先
    を特定して予め登録し、前記親機は、前記親機又は子機か
    らの発呼が、前記対応テーブルに登録された通信先に対
    するものである場合に、自動的に通信先からのコールバ
    ックを取り次ぐための処理を実行することを特徴とする
    請求項23に記載のコールバックの制御プログラムを記
    録した記録媒体。
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KR101138129B1 (ko) 2005-09-20 2012-04-23 에스케이 텔레콤주식회사 부재중 전화 리턴 호의 착신자 지불을 위한 과금 시스템과방법
JP5337921B1 (ja) * 2013-03-25 2013-11-06 パナソニック株式会社 コードレス電話システム
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