JP2005159435A - 端末情報管理装置、端末装置、電子機器装着端末情報通知システム、及び、電子機器装着端末情報通知方法 - Google Patents

端末情報管理装置、端末装置、電子機器装着端末情報通知システム、及び、電子機器装着端末情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 発信者が、発信側端末装置から電子機器を着脱自在な着信側端末装置に対して発信した時点における、着信側端末装置の端末能力を把握することのできる端末情報管理装置、端末装置、電子機器装着端末情報通知システム、及び、電子機器装着端末情報通知方法を提供する。
【解決手段】 端末情報管理装置30は、加入者交換機20より、UIMが装着されている着信側端末10のIMEIとUIMを識別するための電話番号とを受信した場合に、電話番号と、IMEIと、当該IMEIから判定した端末機種とを対応付けて端末情報管理DB301に記憶する。また、端末情報管理装置30は、発信側端末11より着信側端末10への着信要求を受信したときに、着信要求に含まれる電話番号に対応付けられて端末情報管理DB301に記憶されている端末機種に基づいて、着信側端末10の端末能力情報を返信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発信側端末装置に着信側の電子機器が装着された端末装置に関する情報を送信することを可能とする端末情報管理装置、端末装置、電子機器装着端末情報通知システム、及び、電子機器装着端末情報通知方法に関する。
従来の通信ネットワークにおいては、端末装置の機能、伝送能力や属性(以下「端末能力」という)が一致するもの同士において通信を行うことが前提となっていたため、発信側端末装置と着信側端末装置との端末能力が一致しない場合には通信は成立せずに呼損となっていた。このように呼損となるのを防ぐために、発信側端末装置の端末能力を着信側端末装置が備えていない場合であっても、通信に対応し得る能力を有する端末装置まで、着信側端末装置のユーザを誘導する仕組みが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年においては、UIM(User Identity Module)を着脱自在な端末装置が普及している。UIMとは、通信サービスに加入している加入者を識別するための電子機器であり、例えば、ICカードのハードウェア構成を備えている。UIMを所有するユーザは、端末装置にUIMを抜き差しすることにより、同一の加入契約に基づいて様々な機種の端末装置を利用することが可能となる。このため、UIMを利用する場合には、ひとつの電話番号(加入者情報)に対応する端末装置の端末能力は変動し、特許文献1のように固定とはならない。従って、発信側端末装置よりUIMが装着された端末装置(以下「UIM装着端末」という)に対して音声発信した場合には、その時点でのUIM装着端末の端末能力によって、音声着信可能な場合と不可能な場合とが発生してしまう。
従来の移動通信ネットワークにおいては、UIM装着端末に関する情報を管理する手段は存在しなかった。このため、移動通信ネットワークにおいて、UIM装着端末への着信要求を受信した場合には、UIM装着端末の契約内容や在圏位置等により着信処理を行い、一斉呼び出しをかけてそれに応答しなかった場合には通信不可能であると判断しすぐに切断している。
特開2000−13464号公報(段落0033〜0040)
以上のことから、着信側のUIM装着端末の端末能力によって着信ができない場合でも、発信者はそれを知ることができないという欠点があった。例えば、発信側端末装置が、UIMを装着したデータ通信専用端末を利用中の着信者に対して音声発信した場合、発信者側端末装置にはビジートーンが流れるだけであり、発信者は、着信者が通話中である場合との違いが判断できなかった。このために、発信者は着信者の通話が終了した時期を見計らって、何度も着信側端末装置にリダイヤルを行う可能性があった。このことは、発信者にとっては不要な手間がかかることになり、かつ、通信ネットワークにとっては無駄な負荷が発生することになる。
本発明は上記欠点に鑑みてなされたものであり、その目的は、発信者が、発信側端末装置から電子機器を着脱自在な着信側端末装置に対して発信した時点における、着信側端末装置の端末能力を把握することのできる端末情報管理装置、端末装置、電子機器装着端末情報通知システム、及び、電子機器装着端末情報通知方法を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、通信サービス加入者情報を管理する電子機器が装着されている端末装置に関する情報を管理する端末情報管理装置において、前記電子機器を識別するための電子機器識別情報と、該電子機器が装着されている端末装置の端末能力を識別するための端末識別情報とを受信した場合に、該電子機器識別情報と該端末識別情報とを対応付けて記憶する端末情報記憶手段と、発信側端末装置より、前記電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を受信したときに、該電子機器を識別するための電子機器識別情報に対応付けられて前記端末情報記憶手段に記憶されている端末識別情報に基づいて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信する端末情報返信手段とを備えることを特徴とする端末情報管理装置を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、端末情報管理装置は、電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を受信したときに、発信側端末装置に着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信するため、発信者は、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えているか否かを把握することができる。このため、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えていない場合に、発信者は無駄な操作を行うことがなくなる。例えば、着信側端末装置が音声通信不可能な端末装置の場合に、発信者は無駄なリダイヤル等の操作を行うことがなくなり、ネットワーク負荷を軽減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の端末情報管理装置において、前記端末情報返信手段は、前記着信要求に含まれる、前記発信側端末装置が前記着信側端末装置に対して要求する端末能力を表す要求端末能力情報と、前記電子機器識別情報に対応付けられて前記端末情報記憶手段に記憶されている端末識別情報とに応じて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を生成し返信することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、端末情報管理装置は、発信側端末装置が着信側端末装置に対して要求する要求端末能力情報と、着信側端末装置の端末能力を識別するための端末識別情報とに応じて、着信側端末装置の端末能力に関する情報を生成するために、発信側端末装置に通知すべき適切な情報を生成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の端末情報管理装置において、前記端末情報返信手段は、前記要求端末能力情報と前記端末識別情報とに基づいて、前記着信側端末装置が、前記発信側端末装置により要求された端末能力を備えていないと判定された場合にのみ、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、端末情報管理装置は、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えていないと判定された場合にのみ、着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信するため、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えている場合には、発信者は、不要な通知に煩わされることなく通常通りに通信を行うことができる。そして、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えていない場合にのみ、発信者は適切な通知を受けることができる。
例えば、着信者が音声通信不可能な着信側端末装置に電子機器を装着して利用している時に、発信側端末装置が着信側端末装置に音声発信を行った場合に、端末情報管理装置は、着信者が音声通信不可能な端末装置を利用中であることを音声ガイダンスで発信側端末装置に通知する。これにより、発信者は、着信者が通話中でなく音声通信不可能な端末装置を利用していることを判断できるため、着信者の通話が終了したことを期待してリダイヤルを多発することがなくなる。また、無駄なネットワーク負荷を軽減することができる。
また、着信者がTV電話不可能な着信側端末装置に電子機器を装着して利用している時に、発信側端末装置が着信側端末装置に対してTV電話を要求する発信を行った場合に、端末情報管理装置は、着信者がTV電話不可能な端末装置を利用中である旨の音声ガイダンスを発信側端末装置に送信するか、若しくは、ディスプレイ出力用のメッセージを発信側端末装置に送信する。これにより、発信者は、着信者がTV電話不可能な端末装置を利用中であることを把握することができ、それに応じた対応をとることができる。
請求項4に記載の発明は、通信サービス加入者情報を管理する電子機器を着脱自在な端末装置において、前記電子機器が装着されている状態の時に、該電子機器を識別するための電子機器識別情報と、自装置の端末能力を識別するための端末識別情報とを外部装置に送信する端末情報送信手段を備えることを特徴とする端末装置を提供する。
請求項4に記載の発明によれば、端末装置は、電子機器が装着されている状態の時に、該電子機器を識別するための電子機器識別情報と、自装置の端末能力を識別するための端末識別情報とを外部装置に送信するため、外部装置において、電子機器が装着されている端末装置の端末能力を管理することができる。
請求項5に記載の発明は、発信側端末装置から、通信サービス加入者情報を管理する電子機器を着脱自在な着信側端末装置への着信要求を受信した場合に、前記発信側端末装置に前記着信側端末装置に関する情報を通知する電子機器装着端末情報通知システムにおいて、前記着信側端末装置に前記電子機器が装着されている状態の時に、該電子機器を識別するための電子機器識別情報と、該着信側端末装置の端末能力を識別するための端末識別情報とを含んだ端末情報を受信した場合に、該端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、前記発信側端末装置より、前記電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を受信したときに、該電子機器の電子機器識別情報に対応付けられて前記端末情報記憶手段に記憶されている端末識別情報に基づいて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信する端末情報返信手段とを備えることを特徴とする電子機器装着端末情報通知システムを提供する。
請求項5に記載の発明によれば、電子機器装着端末情報通知システムは、発信側端末装置から着信側端末装置への着信要求を受信した場合に、発信側端末装置に着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信するため、発信者は着信側端末装置の端末能力を把握することができる。このため、発信者は、例えば、音声通信不可能な着信側端末装置に対して無駄なリダイヤルの操作を行うことが無くなり、着信側端末装置の端末能力に応じた適切な対応を取ることができるようになる。また、無駄なネットワーク負荷を軽減することができる。
請求項6に記載の発明は、端末情報管理装置が、発信側端末装置から通信サービス加入者情報を管理する電子機器を着脱自在な着信側端末装置への着信要求を受信した場合に、前記発信側端末装置に前記着信側端末装置に関する情報を通知する電子機器装着端末情報通知方法において、前記発信側端末装置が、前記電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を送信する着信要求送信ステップと、前記端末情報管理装置が、前記着信要求送信ステップにおいて着信要求を受信した場合に、前記電子機器を識別するための電子機器識別情報に対応付けられて管理されている前記着信側端末装置の端末識別情報に基づいて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信する端末情報返信ステップとを有することを特徴とする電子機器装着端末情報通知方法を提供する。
請求項6に記載の電子機器装着端末情報通知方法によれば、端末情報管理装置は、発信側端末装置から、電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を受信すると、電子機器を識別するための電子機器識別情報に対応付けられて管理されている前記着信側端末装置の端末識別情報に基づいて、着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信するため、発信者は、着信側端末装置の端末能力を把握することができる。このため、発信者は、例えば、音声通信不可能な着信側端末装置に対して無駄なリダイヤルの操作を行うことが無くなり、着信側端末装置の端末能力に応じた適切な対応を取ることができるようになる。また、無駄なネットワーク負荷を軽減することができる。
本発明によれば、端末情報管理装置は、発信側端末装置から、電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を受信したときに、着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信するため、発信者は、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えているか否かを認識することができる。このため、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えていない場合に、発信者が、例えば、無駄なリダイヤル等の操作を行うことがなくなり、ネットワーク負荷を軽減することができる。
また、端末情報管理装置は、発信側端末装置が要求する要求端末能力情報と、着信側端末装置の端末能力を識別するための端末識別情報とに応じて、着信側端末装置の端末能力に関する情報を生成するために、発信側端末装置に通知すべき適切な情報を生成することができる。
また、端末情報管理装置は、着信側端末装置が発信側端末装置により要求された端末能力を備えていない場合にのみ、発信側端末装置に着信側端末装置の端末能力に関する情報を送信するために、発信者は、要求した通信を行うことができない場合にのみ適切な通知を受けることができる。
次に、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等部分に同一符号が付されている。
[1.構成]
[1.1.全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係るUIM装着端末情報通知システム1全体の構成を示すブロック図である。このUIM装着端末情報通知システム1は、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)に準拠した通信ネットワークである。同図に示すように、UIM装着端末情報通知システム1は、UIMが装着された端末装置である着信側端末10と、着信側端末10に発信を行う発信側端末11と、加入者情報の管理や発着信制御を行う加入者交換機20と、着信処理や他網との接続制御を行う関門交換機21と、UIMが装着された端末装置に関する情報を管理・通知する端末情報管理装置30と、加入者情報や、端末装置の位置情報を管理するホームメモリ局31と、無線通信を制御する図示せぬ無線基地局とを備えている。
ここで、着信側端末10は、UIMを装着して無線通信を行うことが可能な端末装置であればよい。例えば、着信側端末10は、パーソナルコンピュータに装着されたカード型データ通信専用機であってもよいし、音声通信のみ可能な携帯電話機であってもよいし、TV電話を行うことが可能な携帯電話機であってもよい。なお、以下では、説明の便宜上、UIMを着脱自在な端末装置を「着信側端末10」として説明することとする。
また、発信側端末11は、着信側端末10宛てに発信が可能な端末装置であればよいが、ここでは、一般的な携帯電話機であるものとして説明する。
なお、図1においては、各々の装置を1つずつしか図示していないが、実際には複数存在する。
[1.2.端末情報管理装置]
次に、端末情報管理装置30の構成について説明する。端末情報管理装置30は、一般的なサーバのハードウェア構成を備えている。すなわち、端末情報管理装置30は、プログラムを実行し端末情報管理装置30全体を制御するCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とハードディスクとを含む記憶部、及び、通信網を介してデータの授受を制御する通信インターフェースを備えており、これらはバスで接続されている。
端末情報管理装置30の記憶部には、UIM装着端末の端末情報を管理するための端末情報管理データベース(以下、「端末情報管理DB」という)301が設けられている。端末情報管理DB301は、UIMを識別するための情報と、当該UIMが装着されている端末装置の端末能力を識別するための情報とを対応付けて管理するためのデータベースである。図2には、端末情報管理DB301のデータ構成の一例を示す。同図に示すように、端末情報管理DB301は、「電話番号」と「IMEI(International Mobile Equipment Identity;端末機体番号)」と「端末機種」とを含んで構成される。ここでは、「電話番号」がUIMを識別するための情報に該当し、「端末機種」がUIM装着端末の端末能力を識別するための情報に該当する。また、IMEIとは、移動通信端末を一意に識別するための機体番号であり、当該IMEIには製造事業者コードやシリアル番号が含まれている。
端末情報管理DB301の「電話番号」と「IMEI」とには、例えば、着信側端末10のアタッチ手順時に、加入者交換機20より送信されたデータが記憶される。ここで、アタッチ手順とは、UIM装着端末の着信可否を管理するための手順である。アタッチ手順においては、まず、UIM装着端末に電源が投入されて着信可能状態となると、UIM装着端末は自端末が在圏する加入者交換機20にアタッチ要求を送信する。加入者交換機20は、ホームメモリ局31にUIM装着端末と自機20との位置管理のための情報を送信する一方、ホームメモリ局31よりUIM装着端末の加入者情報をダウンロードして管理する。
また、端末情報管理DB301の「端末機種」には、加入者交換機20より受信したIMEIから判断された端末機種が記憶される。ここでは、「端末機種」は、3ビットのデータで構成される。「端末機種」の1ビット目が“1”を表している場合には、“音声通信専用機種”を表し、2ビット目が“1”を表している場合には“TV電話機種”を表し、3ビット目が“1”を表している場合には“データ通信専用機種”を表している。例えば、図2に示すNo.1の端末情報は、電話番号“090-1111-1111”で識別されるUIMが装着されている端末装置がデータ通信専用機種であることを表している。
また、端末情報管理装置30の記憶部には、各種プログラムが記憶されている。例えば、端末情報管理装置30の記憶部には、IMEIに基づいて端末機種を判定し、当該判定された端末機種を端末情報管理DB301に記憶するための端末機種判定プログラムが記憶されている。
また、端末情報管理装置30の記憶部には、端末情報管理DB301の「端末機種」から端末能力を判定するための端末能力判定プログラムが記憶されている。端末情報管理装置30のCPUは、この端末能力判定プログラムを実行することにより、「端末機種」の1ビット目が“1”を表している場合には、端末能力は“音声通信のみ可能”と判定し、2ビット目が“1”を表している場合には、端末能力は“TV電話可能“と判定し、3ビット目が“1”を表している場合には、端末能力は“データ通信のみ可能”と判定する。
また、端末情報管理装置30の記憶部には、本発明に特徴的なプログラムとして、着信側端末10より受信した端末情報を管理したり、発信側端末11に着信側端末10の端末能力情報を送信するためのプログラムが記憶されている。これらのプログラムを端末情報管理装置30のCPUが記憶部より読み出して実行することにより、図3に示す機能部が端末情報管理装置30に実現される。同図に示すように、端末情報管理装置30は、端末情報記憶部302と、端末情報返信部303とを備えている。
端末情報記憶部302は、着信側端末10のアタッチ時に、着信側端末10に装着されているUIMを識別するための識別情報(電話番号)と、着信側端末10の端末能力を識別するための端末識別情報(IMEI)とを含んだ端末情報を加入者交換機20より受信した場合に、当該端末情報と、IMEIから判別された端末機種とを、端末情報管理DB301に記憶する。
端末情報返信部303は、発信側端末11より、関門交換機21及びホームメモリ局31経由で、UIMが装着されている着信側端末10の端末情報問合せを受信した場合に、当該UIMの識別情報(電話番号)に対応付けられて、端末情報管理DB301に記憶されている端末識別情報(端末機種)に基づいて、着信側端末10の端末能力を判定し、当該判定された端末能力情報を返信する。
[1.3.着信側端末(UIM装着端末)]
次に、着信側端末10の構成について説明する。着信側端末10は、CPUと、揮発性メモリや不揮発性メモリを含む記憶部と、UIMとのデータの授受を制御するインターフェースと、無線通信を制御する無線通信部とを備えている。
着信側端末10の記憶部には、IMEIが、例えば工場出荷時に書き込まれている。
着信側端末10に装着されるUIMは、通信サービスの加入者情報が記憶された電子機器である。UIMは、CPUと、揮発性メモリや不揮発性メモリを含む記憶部と、着信側端末10とのデータの授受を制御する通信インターフェースとを備えている。ユーザは、自己の所有するひとつのUIMを複数の着信側端末10に着脱することで、UIMで識別される加入契約に基づいて、複数の着信側端末10を利用することが可能となる。なお、UIMに記憶されている加入者情報には、加入者識別番号(IMUI;International Mobile User Identifier)や電話番号等の個人情報が含まれる。また、これらの情報の他、電話帳の情報、発着信履歴情報、課金情報等が含まれる場合もある。
また、着信側端末10の記憶部には、加入者交換機20経由で端末情報管理装置30に自端末10の端末情報を送信するためのプログラムが記憶されている。着信側端末10のCPUがこのプログラムを実行することにより、図4に示す端末情報送信部101が着信側端末10に実現される。
端末情報送信部101は、着信側端末10にUIMが装着されている状態の時に、当該UIMを識別するための情報と、着信側端末10の端末能力を識別するための情報とを、加入者交換機20経由で端末情報管理装置30に送信する。
具体的には、まず、端末情報送信部101は、UIMが着信側端末10に装着されて電源が投入されたことを検知すると、UIMより加入者識別番号を読み出して、当該加入者識別番号を含んだアタッチ要求を加入者交換機20に送信する。加入者交換機20は、アタッチ要求を受信すると、着信側端末10に対してIMEI問合せを行う。着信側端末10の端末情報送信部101は、IMEI問合せを受信すると、記憶部に記憶されているIMEIを読み出して加入者交換機20に送信する。加入者交換機20は、IMEIの通知を受けると、当該IMEIと、加入者識別番号に対応する電話番号とを、端末情報管理装置30に通知する。
なお、端末情報を送信するタイミングとしては、アタッチ時の他に、着信側端末10がアタッチ状態にある時に、着信側端末10から自発的に所定時間間隔で端末情報を送信するようにしてもよい。また、UIMが着信側端末10より抜かれたり、着信側端末10の電源が切られた場合には、アタッチ手順とは逆のデタッチ手順が行われて、端末情報管理装置30の端末情報管理DB301より着信側端末10の端末情報が削除されることとなる。
[1.4.発信側端末]
次に、発信側端末11について説明する。発信側端末11は一般的な携帯電話機であり、CPUと、不揮発性メモリと揮発性メモリとを備えた記憶部と、入力信号をCPUに与える操作ボタンと、各種画面を表示するディスプレイと、音声ガイダンスを出力するスピーカとを備えている。
発信側端末11は、着信側端末10に発信する際には、着信側端末10の電話番号とベアラ種別とを含んだ着信要求を、在圏の加入者交換機20経由で関門交換機21に送信する。
ここで、ベアラ種別とは、発信側端末11が着信側端末10に対して要求する端末能力を表す情報である。ここでは、例えば、ベアラ種別が“speech”の場合には、発信側端末11が着信側端末10に対して音声通信を要求していることを表している。発信者が、音声通話のみ可能な発信側端末11より発信した場合には、当該発信信号に含まれるベアラ種別は“speech”となる。また、発信側端末11がTV電話の機能を備えた携帯電話機である場合に、発信者が音声通信機能を選択して発信した場合にも、発信信号に含まれるベアラ種別は“speech”となる。
また、ベアラ種別が“AV”の場合には、発信側端末11が着信側端末10に対してTV電話による通信を要求していることを表している。発信側端末11がTV電話の機能を備えた携帯電話機である場合に、発信者がTV電話機能を選択して発信を行った場合には、発信信号に含まれるベアラ種別は“AV”となる。
[1.5.その他(ホームメモリ局、加入者交換機、関門交換機)]
ホームメモリ局31は、通信サービスの加入者情報や、端末装置の位置情報を管理する装置であり、一般的なコンピュータのハードウェア構成を備えている。ホームメモリ局31は、着信側端末10が在圏する加入者交換機20よりアタッチ要求を受信した場合に、着信側端末10の加入者識別番号や電話番号を含んだ加入者情報を加入者交換機20に送信すると共に、着信側端末10と加入者交換機20との情報を位置情報として管理する。
また、ホームメモリ局31の記憶部には、本発明に特徴的なプログラムが記憶されており、ホームメモリ局31のCPUが当該プログラムを実行することにより、関門交換機21より着信情報要求を受信したときに、端末情報管理装置30に対して着信側端末10の端末情報を問い合わせる機能が、ホームメモリ局31に実現される。
次に、加入者交換機20について説明する。加入者交換機20は、在圏の端末装置の加入者情報を管理したり発着信制御を行う装置であり、一般的なコンピュータのハードウェア構成を備えている。加入者交換機20は、着信側端末10からのアタッチ要求を受信すると、ホームメモリ局31より着信側端末10の加入者情報をダウンロードして管理する。また、加入者交換機20の記憶部には、本発明に特徴的なプログラムが記憶されており、加入者交換機20のCPUが当該プログラムを実行することにより、着信側端末10からのアタッチ要求時にIMEI問合せを送信する機能と、IMEI問合せに対する応答を受信した後に、受信したIMEIとUIMの加入者識別番号に対応する電話番号とを端末情報管理装置30に送信する機能とが、加入者交換機20に実現される。
次に、関門交換機21について説明する。関門交換機21は、他網との接続を制御する装置であり、一般的なコンピュータのハードウェア構成を備えている。関門交換機21は、発信側端末11より着信側端末10への着信要求を受信したときに、ホームメモリ局31に着信情報要求を行うことにより、着信側端末10の在圏する加入者交換機20を問い合わせる。
また、関門交換機21の記憶部には、本発明に特徴的なプログラムとして、ホームメモリ局31より着信側端末10の端末能力情報を受信するためのプログラムや、音声ガイダンス(以下、単に「ガイダンス」という)を生成して発信側端末11に送信するためのプログラムが記憶されている。関門交換機21のCPUがこれらのプログラムを実行することにより、図5に示す端末情報ガイダンス返信部211が、関門交換機21に実現される。端末情報ガイダンス返信部211は、ホームメモリ局31より着信側端末10の端末能力情報を受信したときに、当該受信した端末能力情報と、発信側端末11より受信した着信要求に含まれるベアラ種別とに応じて、発信側端末11に通知すべきガイダンスを生成する。
ここでは、端末情報ガイダンス返信部211は、着信側端末10が、発信側端末11により要求されたベアラ種別で表される端末能力を備えていないと判定された場合にのみ、着信者が発信者の要求する端末能力を備えていない端末装置を利用中である旨のガイダンスを生成して、発信側端末11に通知する。
例えば、発信側端末11が要求するベアラ種別が“speech”であり、着信側端末10の端末能力が“データ通信のみ可”であった場合には、端末情報ガイダンス返信部211は、着信者が音声通信不可能な端末装置を利用中である旨のガイダンスを生成する。
また、発信側端末11が要求するベアラ種別が“AV”であり、着信側端末10の端末能力が“データ通信のみ可”や“音声通信のみ可”であった場合には、端末情報ガイダンス返信部211は、着信者がTV電話不可能な端末装置を利用中である旨のガイダンスを生成するか、若しくは、発信側端末11のディスプレイに表示するためのテキストデータを生成する。
[2.動作]
次に、上記構成における動作について説明する。
前提として、着信側端末10のユーザは、加入者識別番号“AAA”が記憶されたUIMを所持しているものとする。また、ホームメモリ局31は、UIMの加入者識別番号“AAA”と電話番号“090-1111-1111”とを含んだ加入者情報を管理しているものとする。また、ここでの着信側端末10は、パーソナルコンピュータに挿入されたカード型データ通信専用機であるものとする。また、カード型データ通信専用機の記憶部に記憶されているIMEIは“12345”であるものとする。また、ここでの発信側端末11は、音声通信のみ可能な携帯電話機であるものとする。
[2.1.UIM装着端末情報管理]
まず、図6を参照しながら、UIM装着端末情報管理の動作を説明する。
まず、ユーザは、UIMが装着されていない状態の着信側端末10に、UIMを装着して電源を入れる。これにより、着信側端末10の端末情報送信部101は、自端末10が着信可能になったことを通知するために、加入者識別番号“AAA”を含んだアタッチ要求を送信する(プロセスP1)。
アタッチ要求を受信した加入者交換機20は、従来のアタッチ手順を実行する。具体的には、加入者交換機20は、ホームメモリ局31に対して、着信側端末10の加入者情報要求を送信する。ホームメモリ局31は、着信側端末10と加入者交換機20の情報を記憶すると共に、着信側端末10の加入者識別番号“AAA”と電話番号“090-1111-1111”とを含んだ加入者情報を返信する。加入者交換機20は、ホームメモリ局31より受信した加入者情報を、自機20の記憶部に記憶する。
次に、加入者交換機20は、着信側端末10に対してIMEI問合せを行う(プロセスP2)。
着信側端末10がIMEI問合せを受信すると、端末情報送信部101は記憶部に記憶されているIMEI“12345”を加入者交換機20に送信する。
加入者交換機20はIMEI“12345”を受信すると、記憶部に記憶されている加入者情報の中から、着信側端末10より受信した加入者識別番号“AAA”に対応する電話番号“090-1111-1111”を取得する。加入者交換機20は、取得した電話番号090-1111-1111”とIMEI“12345”とを含んだ端末情報を、端末情報管理装置30に転送する(プロセスP3)。
端末情報管理装置30は、加入者交換機20から着信側端末10の端末情報を受信する。端末情報管理装置30は、端末機種判定プログラムを実行することにより、受信した着信側端末10のIMEI“12345”に対応する端末機種が“001”であると判断する。そして、端末情報管理装置30の端末情報記憶部302は、着信側端末10の電話番号“090-1111-1111”とIMEI“12345”と端末機種“001”とを、端末情報管理DB301に記憶する。これにより、図2に示すNo.1の端末情報が端末情報管理DB301に記憶されることとなる。
このように、着信側端末10のアタッチ時に、加入者交換機20が、着信側端末10に対するIMEI問合せにより取得したIMEIを、端末情報管理装置30に転送し、端末情報管理装置30がIMEIを元に端末機種を判断することにより、UIMが装着されている端末装置の端末機種とUIMの電話番号とを対応付けて管理することができる。
また、従来のアタッチ手順を利用することにより、ユーザが利用したい端末装置にUIMを装着して電源を入れるだけで、加入者交換機20が端末装置から取得した端末情報を端末情報管理装置30へ転送し、端末情報管理装置30が端末情報を記憶し管理することが可能となる。[2.2.UIM装着端末情報通知]
次に、図7を参照しながら、UIM装着端末情報通知の動作を説明する。
前提として、端末情報管理DB301には、図2に示すデータ内容の端末情報が記憶されているものとする。
まず、発信側端末11のユーザは、発信側端末11の操作ボタンを操作して、着信側端末10の電話番号“090-1111-1111”を入力し、音声発信の指示を行う。
これにより、発信側端末11は、電話番号“090-1111-1111”とベアラ種別“speech”とを含んだ発信要求を、発信側端末11が在圏する加入者交換機20に送信する。そして、加入者交換機20から関門交換機21に、電話番号“090-1111-1111”とベアラ種別“speech”とを含んだ着信要求が到達する(プロセスP4)。関門交換機21は、ホームメモリ局31へ電話番号“090-1111-1111”を含んだ着信情報要求を送信する(プロセスP5)。
ここまでは従来の技術であるが、本発明においては、関門交換機21から着信側端末10の着信情報要求を受信したホームメモリ局31が、端末情報管理装置30へ着信側端末10の電話番号“090-1111-1111”を通知することにより、着信側端末10の端末情報を問い合わせる(プロセスP6)。
端末情報管理装置30は、ホームメモリ局31より受信した電話番号“090-1111-1111”を元に、端末情報管理DB301で管理されている端末情報を検索する。
ここで、端末情報管理DB301に、受信した電話番号と一致する電話番号が記憶されていない場合には、端末情報管理装置30はその旨をホームメモリ局31経由で関門交換機21に通知する。関門交換機21は、当該通知を受信すると、従来と同様の着信処理を行い、発信側端末11と着信側端末10との通信を接続することとなる。
ここでは、図2に示すように、端末情報No.1の電話番号“090-1111-1111”が、ホームメモリ局31より受信した電話番号“090-1111-1111”と一致しているため、端末情報管理装置30は、端末情報管理DB301より端末情報No.1の端末機種“001”を取得する。端末情報管理装置30は、端末能力判定プログラムを実行することにより、取得した着信側端末10の端末機種“001”から、端末能力“データ通信のみ可能”を判断する。端末情報管理装置30の端末情報返信部303は、当該端末能力を表す端末能力情報を、ホームメモリ局31へ送信する。
ホームメモリ局31は端末能力情報を受信すると、当該受信した端末能力情報を関門交換機21に転送する(プロセスP7)。
関門交換機21の端末情報ガイダンス返信部211は、ホームメモリ局31から受信した着信側端末10の端末能力と、発信側端末11が要求するベアラ種別とに基づいて、ガイダンスを生成する。ここでは、端末情報ガイダンス返信部211は、着信側端末10の端末能力“データ通信のみ可能”と、プロセスP4において受信した、発信側端末11の着信要求に含まれるベアラ種別“speech”とを元に、着信側端末10はデータ通信を行う端末能力を備えているが発信側端末11から要求された音声通信の端末能力を備えていないと判定する。そして、端末情報ガイダンス返信部211は、着信者が音声通信不可能な端末装置を利用中であることを通知するためのガイダンスを生成し、当該ガイダンスを発信側端末11に送信する。
発信側端末11は、受信したガイダンスをスピーカより出力する。発信側端末11のユーザは、当該ガイダンスを聞いて、着信者が音声通信不可能な端末装置を利用中であるという理由のために、着信側端末10と音声通信が不可能であることを認識する。
このように、発信者が発信側端末11を操作して発信指示を行い、該当する着信側端末10への着信処理が行われる際に、ホームメモリ局31が端末情報管理装置30から取得した端末能力情報を関門交換機21に転送することにより、関門交換機21が発信側端末11に対して着信側端末10の端末能力に関するガイダンスを送信することができる。このため、発信者は、着信者が音声通話不可能な端末装置を利用中なのか、或いは、通話中なのかを判断することができる。このため、着信者が音声通話不可能な端末装置を利用中である場合に、発信者が何度もリダイヤルしてしまうことを防ぐことができ、無駄なネットワーク負荷を軽減することができる。
以上のように、着信者がUIMの差し替えにより、発信者が要求したベアラで着信できない端末装置を利用していた場合、着信者のUIM装着端末の能力により着信できないという理由を発信者に通知することが可能となる。
また、端末装置の端末能力を識別するための情報としてIMEIを用いたため、IMEIが記憶されている既存の端末装置と、端末装置に対するIMEI問合せという既存の機能とを用いて、端末情報管理装置30で端末情報を管理することができる。
[3.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(1)上述した実施形態においては、UIM装着端末情報通知システム1が備える端末情報管理装置30、関門交換機21、ホームメモリ局31、及び、加入者交換機20各々に、本発明に係る各種機能が分散配置されているとして説明したが、各装置の機能分担は一例に過ぎない。
例えば、[2.1.UIM装着端末情報管理]において、着信側端末10が自装置10の端末情報を端末情報管理装置30に送信する際に、加入者交換機20を介して送信するようにしたが、着信側端末10が直接、端末情報管理装置30に端末情報を送信するようにしてもよい。また、端末情報管理装置30と加入者交換機20とが備える機能を、ひとつの装置が備えるようにしてもよい。
また、[2.2.UIM装着端末情報通知]において、発信側端末11に着信側端末10の端末能力に関するガイダンスを送信する際には、端末情報管理装置30の端末情報返信部303が、端末情報管理DB301に記憶されている「端末機種」から判定された端末能力情報を、ホームメモリ局31経由で関門交換機21に送信し、関門交換機21の端末情報ガイダンス返信部211が端末能力情報に基づいてガイダンスを生成するとして説明したが、このような端末情報管理装置30とホームメモリ局31と関門交換機21との機能分担は一例に過ぎない。例えば、端末情報管理装置30とホームメモリ局31と関門交換機21との機能が一つの装置で実現されるようにしてもよいし、端末情報管理装置30やホームメモリ局31がガイダンスを生成してもよい。また、端末情報管理装置30はガイダンスを生成せずに、受信した端末能力情報を発信側端末11のディスプレイに表示できる形式に変換して発信側端末11に送信するようにしてもよい。
(2)上述した実施形態における端末情報管理DB301のデータ構成は一例に過ぎず、端末情報管理DB301には、UIMを識別するための情報と、UIM装着端末の端末能力を識別するための情報とが対応付けられて記憶されていればよい。例えば、端末情報管理DB301の、UIMを識別するための「電話番号」は、加入者識別番号であっても構わない。また、端末情報管理DB301には、「IMEI」と「端末機種」との両方が記憶されているとして説明したが、「IMEI」と「端末機種」との何れか一方により端末能力を判定することができるため、何れか一方のみが記憶されていてもよいし、「IMEI」や「端末機種」の代わりに端末能力を表す記号や文字が記憶されていてもよい。また、上述した「端末機種」のデータ構成は3ビットに限定されず、当該「端末機種」より端末能力を識別することができればどのような形式でもよい。
(3)上述した実施形態においては、UIMを識別するための情報は、着信側端末10より送信される際には「加入者識別番号(IMUI)」であったのが、加入者交換機20から端末情報管理装置30に送信され端末情報管理DB301に登録される際には「電話番号」に変換され、また、着信側端末10の端末能力を識別するための情報は、着信側端末10から送信される際には「IMEI」であったのが、端末情報管理装置30の端末情報管理DB301に登録される際には「端末機種」に変換されるようにしたが、これは一例に過ぎない。着信側端末10から送信されるUIMを識別するための情報(加入者識別番号)と着信側端末10の端末能力を識別するための情報(IMEI)とを特に変換することなく、端末情報管理装置30においても、加入者識別番号とIMEIとが管理されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、端末能力を識別するための情報としてIMEIを用いたのは、端末装置に記憶されている既存の情報や、IMEI問合せという既存の機能を利用するためであるが、これに限定されず、IMEISVを用いてもよいし、また、着信側端末10に直接端末能力を表す情報を記憶させておいて、当該情報を端末能力を識別するための情報として用いるようにしてもよい。
(4)上述した実施形態においては、関門交換機21の端末情報ガイダンス返信部211は、着信側端末10が発信側端末11に要求されたベアラ種別で表される端末能力を備えていない場合にのみ、ガイダンスを生成して発信側端末11に通知するようにしたが、これに限定されず、常に何らかのガイダンスを生成して発信側端末11に通知するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、関門交換機21の端末情報ガイダンス返信部211は、発信側端末11が要求するベアラ種別に応じてガイダンスを生成するようにしたが、例えば、発信側端末11の端末能力に応じてガイダンスを生成するようにしてもよい。この場合に、関門交換機21が、発信側端末11の端末能力情報を取得する方法としては、発信側端末11がUIM装着端末の場合には、端末情報管理装置30より端末能力情報を取得することができる。
発信側端末11の端末能力に応じてガイダンスを生成する場合には、例えば、発信側端末11の端末能力が“TV電話可能”であり、かつ、発信側端末11が要求するベアラ種別が“speech”であり、かつ、着信側端末10の端末能力が“TV電話可能”であった場合には、関門交換機21の端末情報ガイダンス返信部211は、発信側端末11に対して「音声通信以外にTV電話もできます」というガイダンスを送信することができる。
(5)上述した実施形態においては、発信側端末11は携帯電話機であるとして説明したが、固定電話であってもよい。この場合には、固定電話から発信される発信信号のデータ構成は、携帯電話機より発信される発信信号のデータ構成と異なる。このため、関門交換機21が固定電話より着信要求を受信した際に、当該着信要求に含まれる情報に基づいて、固定電話が着信側端末10にどのような端末能力を要求しているのかを判定できるようにするためのプログラムを、関門交換機21に記憶しておく必要がある。
(6)上述した実施形態においては、発信側端末11が要求するベアラ種別が音声通信やTV電話である場合について説明したが、電子メール等のデータ通信にも適用することが可能である。
本発明は、着信側端末装置の端末能力が変動する場合に、着信側端末装置や発信側端末装置の端末能力や、発信側端末装置が着信側端末装置に要求する端末能力に応じて、適切なガイダンスを発信側端末装置に送信することにより、端末能力の異なる複数の端末装置を利用して、快適に利便性の高い通信を行う分野に利用することができる。
本発明の実施の形態に係るUIM装着端末情報通知システムの構成を示すブロック図である。 同実施の形態に係る端末情報管理DBのデータ構成を示す図である。 同実施の形態に係る端末情報管理装置の機能ブロック図である。 同実施の形態に係る着信側端末の機能ブロック図である。 同実施の形態に係る関門交換機の機能ブロック図である。 同実施の形態に係るUIM装着端末情報管理の動作を説明するための図である。 同実施の形態に係るUIM装着端末情報通知の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 UIM装着端末情報通知システム
10 着信側端末
101 端末情報送信部
11 発信側端末
20 加入者交換機
21 関門交換機
211 端末情報ガイダンス返信部
30 端末情報管理装置
301 端末情報管理DB
302 端末情報記憶部
303 端末情報返信部
31 ホームメモリ局

Claims (6)

  1. 通信サービス加入者情報を管理する電子機器が装着されている端末装置に関する情報を管理する端末情報管理装置において、
    前記電子機器を識別するための電子機器識別情報と、該電子機器が装着されている端末装置の端末能力を識別するための端末識別情報とを受信した場合に、該電子機器識別情報と該端末識別情報とを対応付けて記憶する端末情報記憶手段と、
    発信側端末装置より、前記電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を受信したときに、該電子機器を識別するための電子機器識別情報に対応付けられて前記端末情報記憶手段に記憶されている端末識別情報に基づいて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信する端末情報返信手段と
    を備えることを特徴とする端末情報管理装置。
  2. 前記端末情報返信手段は、
    前記着信要求に含まれる、前記発信側端末装置が前記着信側端末装置に対して要求する端末能力を表す要求端末能力情報と、前記電子機器識別情報に対応付けられて前記端末情報記憶手段に記憶されている端末識別情報とに応じて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を生成し返信することを特徴とする請求項1に記載の端末情報管理装置。
  3. 前記端末情報返信手段は、
    前記要求端末能力情報と前記端末識別情報とに基づいて、前記着信側端末装置が、前記発信側端末装置により要求された端末能力を備えていないと判定された場合にのみ、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信することを特徴とする請求項2に記載の端末情報管理装置。
  4. 通信サービス加入者情報を管理する電子機器を着脱自在な端末装置において、
    前記電子機器が装着されている状態の時に、該電子機器を識別するための電子機器識別情報と、自装置の端末能力を識別するための端末識別情報とを外部装置に送信する端末情報送信手段
    を備えることを特徴とする端末装置。
  5. 発信側端末装置から、通信サービス加入者情報を管理する電子機器を着脱自在な着信側端末装置への着信要求を受信した場合に、前記発信側端末装置に前記着信側端末装置に関する情報を通知する電子機器装着端末情報通知システムにおいて、
    前記着信側端末装置に前記電子機器が装着されている状態の時に、該電子機器を識別するための電子機器識別情報と、該着信側端末装置の端末能力を識別するための端末識別情報とを含んだ端末情報を受信した場合に、該端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、
    前記発信側端末装置より、前記電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を受信したときに、該電子機器の電子機器識別情報に対応付けられて前記端末情報記憶手段に記憶されている端末識別情報に基づいて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信する端末情報返信手段と
    を備えることを特徴とする電子機器装着端末情報通知システム。
  6. 端末情報管理装置が、発信側端末装置から通信サービス加入者情報を管理する電子機器を着脱自在な着信側端末装置への着信要求を受信した場合に、前記発信側端末装置に前記着信側端末装置に関する情報を通知する電子機器装着端末情報通知方法において、
    前記発信側端末装置が、前記電子機器が装着されている着信側端末装置への着信要求を送信する着信要求送信ステップと、
    前記端末情報管理装置が、前記着信要求送信ステップにおいて着信要求を受信した場合に、前記電子機器を識別するための電子機器識別情報に対応付けられて管理されている前記着信側端末装置の端末識別情報に基づいて、前記着信側端末装置の端末能力に関する情報を返信する端末情報返信ステップと
    を有することを特徴とする電子機器装着端末情報通知方法。
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