JP2002156070A - 油圧操作弁 - Google Patents
油圧操作弁Info
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Abstract
能であり、中立位置への復帰動作の動作不良を生じない
油圧操作弁を提供する。 【解決手段】 復帰ばね48,49によって中立位置3
4への復帰力が与えられるカムディスク32を傾動させ
て、一方のスプール40(または41)に対応する出力
ポート42(または43)にカムディスクの傾動角度に
応じた2次圧を発生させる。カムディスクの外周面の当
接領域80に、転動体81がディテントばね82に押圧
されて当接されており、カムディスクの当接領域は、中
立位置にあるとき転動体が当接する位置から最傾動位置
35,36にあるとき転動体が当接する位置に向かうに
つれて、カムディスクの傾動軸線からの距離が大きくな
る基準面に沿って形成される。またカムディスクには、
最傾動位置にあるとき転動体が嵌まり込む凹溝87,8
8が形成される。
Description
などに用いられ、操作レバーなどの傾動動作によって各
種アクチュエータを遠隔制御するための油圧操作弁に関
する。
ペレータが搭乗して、ウインチやブームの昇降および車
体の走行などの操縦を行っている。たとえばこのような
建設機械のブームは、油圧操作弁を操作し、ブームを駆
動するアクチュエータを遠隔制御して、操縦される。ア
クチュエータは、作動油によって駆動されており、ブー
ムの昇降にはある程度の時間を要するので、作動油の供
給制御をする油圧操作弁には、操作レバーを作動位置に
保持するための保持機構が設けられており、オペレータ
の操作性および作業性を良好にしている。
来の技術の油圧操作弁1を示す断面図であり、図8は、
傾動した状態でカムディスク付近を示す断面図である。
油圧操作弁1は、ハウジング2と、ハウジング2に傾動
自在に支持されるカムディスク3と、ハウジング2内に
設けられカムディスク3の傾動によって変位する第1お
よび第2のスプール4,5とを有する。ハウジング2に
は、ポンプポート6およびタンクポート7が形成される
とともに、第1のスプール4に対応する第1の出力ポー
ト8および第2の出力スプール5に対応する第2のポー
ト9が形成される。
て、図7に示す中立位置から図8に示すようにカムディ
スク3を傾動させると、第1のスプール4が変位されて
ポンプポート6と第1の出力ポート8とが連通し、第1
の出力ポート8に操作レバー10の操作量に対応した2
次圧が発生する。また逆に、操作レバー10を矢符A2
方向に操作して、カムディスク3を傾動させると、第2
のスプール5が変位されてポンプポート6と第2の出力
ポート9とが連通し、第2の出力ポート9に操作レバー
10の操作量に対応した2次圧が発生する。
帰ばね11,12が設けられている。第1の復帰ばね1
1は、図8に示すように傾動しているカムディスク2
に、中立位置に復帰させるばね力を与える。第2の復帰
ばね12は、図8とは反対方向に傾動しているカムディ
スク3を中立位置に復帰させるばね力を与える。このよ
うな第1および第2の復帰ばね11,12を設けること
によって、オペレータが中立位置を探して操作しなくて
も、カムディスク3を中立位置に復帰させることができ
るようにしている。
傾動した最傾動位置にカムディスク3を保持するため
に、カムディスク3を押圧する押圧手段13が設けられ
る。押圧手段13は、カムディスク3の外周面に当接さ
れる鋼球14と、鋼球14をカムディスクに向けて押圧
するディテントばね15とを有する。またカムディスク
3の鋼球14が当接する外周面は、カムディスク3の傾
動軸線16まわりの円筒面に沿って形成され、このカム
ディスク3には、カムディスク3が最傾動位置にあると
き、鋼球14が嵌まり込む溝17が形成される。
一方、たとえば矢符A1方向に操作して、中立位置から
最傾動位置に向けてカムディスク3を傾動させるとき、
第1の復帰ばね11を圧縮しながら傾動させなければな
らず、矢符A1方向に操作トルクを与えなければならな
い。このようにしてカムディスク3を最傾動位置まで傾
動させると、鋼球14が溝17に嵌まり込むことによっ
てディテント(傾動阻止)し、オペレータが操作レバー
10に操作トルクを与え続けなくても復帰ばね11,1
2のばね力に抗して、カムディスク3が最傾動位置から
中立位置に復帰することを阻止して、カムディスク3を
最傾動位置に保持することができる。
ムディスク3を、中立位置に復帰させるには、ディテン
トを解除しなければならず、操作レバー10に、カムデ
ィスク3を最傾動位置から中立位置に復帰させる方向で
ある矢符A2方向に、操作トルクを与えなければならな
い。この操作トルクを与えて、ディテントが解除される
と、操作レバー10に中立位置に復帰する方向の操作ト
ルクを与えなくても、第1の復帰ばね11のばね力によ
って中立位置に復帰する方向のトルクが得られる。
における操作レバー10の操作角と操作トルクとの関係
を示すグラフである。図9には、中立位置から一方、た
とえば矢符A1方向に最傾動位置まで傾動し、最傾動位
置から中立位置に戻るときの操作角と操作トルクの関係
を示し、横軸は操作レバー10の操作角を示し、縦軸は
操作トルクを示す。操作トルクは、操作レバー10をカ
ムディスク3が中立位置から最傾動位置に傾動する方向
のトルクを正で示す。
最も変形されてばね力が大きくなる最傾動位置で、カム
ディスク3をディテントするために、鋼球14を押圧す
るディテントばね15は、小さい変位であっても大きな
ばね力を発生させることができるように、ばね定数の高
いばねが用いられており、鋼球14が溝17から出てい
る状態では、鋼球14が大きなばね力で押圧されてカム
ディスク3に当接されており、カムディスク3と鋼球1
4との間に大きな摩擦抵抗力が発生している。この摩擦
抵抗力は、カムディスク3の外周面が円筒面に沿って形
成されているので、カムディスク3が中立位置付近にあ
るときにも、同様に発生している。
位置に保持する保持力を、第1の復帰ばね11による中
立復帰能力を超えて強くする必要がある場合は、カムデ
ィスク3を最傾動位置まで傾動させた後に中立位置に復
帰させるとき、中立位置付近まで復帰した状態で、カム
ディスク3を復帰させる方向に操作トルクを与えなけれ
ば、中立位置に復帰しなくなってしまい、第1の復帰ば
ね11による中立位置への復帰動作の動作不良領域19
が発生してしまう。このような復帰ばねによる中立位置
への復帰動作の動作不良は、操作レバー10を矢符A2
方向に操作したときの第2の復帰ばね12による復帰動
作においても同様に発生する。しかもこのような油圧操
作弁1は、小形化が要求されており、操作レバー10を
短くかつ小さくすることが望まれている。このように操
作レバー10を短くかつ小さくするためには、操作レバ
ー10の操作性の悪化を防ぐために、第1および第2の
復帰ばね11,12のばね力を小さくする必要がある。
このように第1および第2の復帰ばね11,12のばね
力を小さくすると、上述の中立位置への復帰動作が不確
実になりやすい。
部材の保持が可能であり、中立位置への復帰動作の動作
不良を生じない油圧操作弁を提供することである。
は、中立位置と最傾動位置との間で傾動自在に支持さ
れ、かつ中立位置に復帰する方向に中立位置からの傾動
角度が大きくなるにつれて大きくなる復帰力が与えられ
るカム部材を、中立位置から傾動させることによって、
2つのスプールを択一的に変位させ、いずれか一方のス
プールに対応する出力ポートとポンプポートとを連通さ
せるとともに、いずれか他方のスプールに対応する出力
ポートとタンクポートとを連通させて、いずれか一方の
スプールに対応する出力ポートにカム部材の中立位置か
らの傾動角度に応じた2次圧を発生させる油圧操作弁に
おいて、カム部材の傾動軸線に対して近接および離反変
位自在に設けられてカム部材の外周面の当接領域で当接
される当接部材と、当接部材がカム部材の傾動軸線から
離反するにつれて大きくなる押圧力によって当接部材を
カム部材の傾動軸線に向けて押圧する押圧手段とを含
み、前記カム部材の外周面の当接領域は、カム部材が中
立位置にあるとき当接部材が当接する位置からカム部材
が最傾動位置にあるとき当接部材が当接する位置に向か
うにつれて、カム部材の傾動軸線からの距離が大きくな
る基準面に沿って形成され、このカム部材には、カム部
材が最傾動位置にあるとき当接部材が嵌まり込む嵌合凹
所が形成されることを特徴とする油圧操作弁。
一方向に傾動させると、2つのスプールのうちいずれか
一方のスプールに対応する出力ポートとポンプポートと
が連通し、かついずれか他方のスプールに対応する出力
ポートとが連通し、いずれか一方のスプールに対応する
出力ポートにカム部材の中立位置からの傾動角度に応じ
た2次圧が発生する。また逆に、カム部材を中立位置か
ら一方向とは反対の他方向に傾動させると、一方向に傾
動させたときは異なる出力ポートとポンプポートとが連
通し、かつもう1つの出力ポートとが連通し、一方向に
傾動させたときとは異なる出力ポートにカム部材の中立
位置からの傾動角度に応じた2次圧が発生する。このよ
うに第1および第2のスプールを変位させるカム部材に
は、中立位置に復帰する方向にかつ中立位置からの傾動
角度が大きくなるにつれて大きくなる復帰力が与えられ
ている。
に対して近接および離反変位自在な当接部材および当接
部材をカム部材に向けて押圧する押圧手段が設けられ、
押圧手段の押圧力によって当接部材がカム部材の外周面
の当接領域で当接されている。カム部材には、カム部材
が最傾動位置にあるとき当接部材が嵌まり込む嵌合凹所
が形成されている。これによってカム部材を最傾動位置
に傾動させたとき、当接部材が押圧手段によって押圧さ
れた状態で嵌合凹所に嵌まり込み、カム部材に与えられ
る復帰力に抗してカム部材が中立位置に復帰することを
阻止することができ、カム部材に操作力を与えなくて
も、カム部材を最傾動位置に保持することができる。ま
た当接部材が嵌合凹所から離脱した状態では、カム部材
の中立位置への復帰阻止は解除される。
材がカム部材の傾動軸線から離反するにつれて大きくな
る。さらにカム部材の当接領域の外周面は、カム部材が
中立位置にあるとき当接部材が当接する位置からカム部
材が最傾動位置にあるとき当接部材が当接する位置に向
かうにつれて、カム部材の傾動軸線からの距離が大きく
なる基準面に沿って形成される。これによってカム部材
の配置が中立位置に近くなるにつれて、当接部材はカム
部材の傾動軸線に近接し、押圧手段による押圧力は小さ
くなる。したがってカム部材の配置が中立位置に近くな
るにつれて、カム部材と当接部材との間に作用する摩擦
抵抗力が小さくなる。さらに当接部材に与えられる押圧
力は、当接部材を介してカム部材に与えられ、この押圧
力の一部は、カム部材を中立位置に復帰させる方向に作
用する。
位置にカム部材を保持できるようにするとともに、カム
部材に与えられる復帰力が小さくなる中立位置に近づく
につれて、カム部材と当接部材との間の摩擦抵抗力を小
さくし、かつ押圧力の一部がカム部材を中立復帰させる
ようにして、復帰力によって、カム部材を中立位置に円
滑かつ確実に復帰させることができる。
軸線に対して近接および離反変位自在に設けられてカム
部材のもう一つの当接領域で当接されるもう1つの当接
部材と、もう1つの当接部材がカム部材の傾動軸線から
離反するにつれて大きくなる押圧力によってもう1つの
当接部材をカム部材の傾動軸線に向けて押圧するもう1
つの押圧手段とを含み、前記カム部材の外周面のもう1
つの当接領域は、カム部材が中立位置にあるときもう1
つの当接部材が当接する位置寄りの中立側領域部分と、
カム部材が最傾動位置にあるとき当接部材が当接する位
置寄りの最傾動側領域部分とを有し、各領域部分は、カ
ム部材が最傾動位置にあるときもう1つの当接部材が当
接する位置に向かうにつれて、カム部材の傾動軸線から
の距離が大きくなる基準面に沿ってそれぞれ形成され、
最傾動側領域部分は、中立側領域部分に対して、カム部
材の傾動に近接する側に段差を有して連なるように形成
されることを特徴とする。
ム部材の傾動軸線に対して近接および離反変位自在なも
う1つの当接部材およびこのもう1つの当接部材をカム
部材に向けて押圧するもう1つの押圧手段が設けられ、
もう1つの当接部材がカム部材の外周面のもう1つの当
接領域で当接されている。このもう1つの当接領域の外
周面は、カム部材が中立位置にあるときもう1つの当接
部材が当接する位置寄りの中立側領域部分と、カム部材
が最傾動位置にあるとき当接部材が当接する位置寄りの
最傾動側領域部分とを有し、最傾動側領域部分は、中立
側領域部分に対して、カム部材の傾動に近接する側に段
差を有して連なるように形成される。
れた状態で、最傾動側領域部分と中立側領域部分との段
差部分に係止されることによって、当接部材がこの段差
部に形成されるカム部材の位置、したがって中立位置と
最傾動位置との間の中間位置において、カム部材に与え
られる復帰力に抗してカム部材が中立位置に復帰するこ
とを阻止することができ、カム部材に操作力を与えなく
ても、カム部材を中間位置に保持することができる。ま
たもう1つの当接部材が最傾動側領域部分に当接しかつ
段差部に係止されていない状態、およびもう1つの当接
部材が中立側領域部分に当接している状態では、中立位
置への復帰阻止は解除される。
は、もう1つの当接部材がカム部材の傾動軸線から離反
するにつれて大きくなる。さらにカム部材の中立側領域
部分および最傾動側領域部分は、カム部材が最傾動位置
にあるときもう1つの当接部材が当接する位置に向かう
につれて、カム部材の傾動軸線からの距離が大きくなる
基準面に沿ってそれぞれ形成されている。これによって
カム部材の配置が中立位置に近くなるにつれて、もう1
つの当接部材はカム部材の傾動軸線に近接し、押圧手段
による押圧力は小さくなる。したがってカム部材の配置
が中立位置に近くなるにつれて、カム部材ともう1つの
当接部材との間に作用する摩擦抵抗力が小さくなる。さ
らにもう1つの当接部材に与えられる押圧力はカム部材
に与えられ、この押圧力の一部は、カム部材を中立位置
に復帰させる方向に作用する。
保持する機構とは別に、カム部材を中間位置に保持する
機構を設けることによって、上述のようにカム部材を最
傾動位置に保持でき、かつ復帰力によって、カム部材を
中立位置に確実に復帰させることができるようにしたう
えで、カム部材を中間位置にも保持することができるよ
うにすることができる。
ある油圧操作弁30を示す断面図であり、図2は、カム
ディスク32が第1傾動方向B1に傾動した状態でカム
ディスク32付近を示す断面図である。油圧操作弁30
は、たとえばクローラクレーンなどの建設機械を操縦す
るために、建設機械を駆動するアクチュエータに対する
作動油の供給および排出を制御して、アクチュエータを
遠隔制御する操作弁であって、建設機械の運転席に設け
られる。油圧操作弁30は、たとえば運転席のコンソー
ルに固定されるハウジング31と、ハウジング31内に
傾動自在に支持されるカム部材であるカムディスク32
とを有する。ハウジング31の上部には、図1の紙面に
垂直なほぼ水平な軸線を有する軸33が設けられ、この
軸33によってカムディスク32がほぼ水平な傾動軸線
(軸33の軸線と一致)L1まわりに傾動自在に支持さ
れる。カムディスク32は、図1に実線で示す中立位置
34と、中立位置34から傾動軸線L1まわりに第1の
傾動方向B1に最も傾動した仮想線で示す第1の最傾動
位置35との間で傾動自在であり、かつ中立位置34
と、中立位置34から傾動軸線L1まわりに第1の傾動
方向B1と反対の第2の傾動方向B2に最も傾動した仮
想線で示す第2の最傾動位置36との間で傾動自在であ
る。各最傾動位置35,36の中立位置34からの傾動
角度は、相互に同一である。カムディスク32には、上
方に突出して操作レバー37が設けられ、オペレータが
操作レバー37を操作することによって、カムディスク
32を傾動操作することができる。またハウジング31
の上部には、操作レバー37との間に内部機構を保護す
るためのベローズ38が装着されている。
方には、カムディスク32の傾動によって選択的に変位
される第1および第2の2つのスプール40,41が、
その軸線方向と一致する上下方向に変位自在に、ハウジ
ング31に保持され、第1および第2のスプール40,
41とハウジング31とによって、第1および第2の2
つのスプール弁が構成される。ハウジング31の側部に
は、ポンプポートPおよびタンクポートTがそれぞれ形
成されるとともに、ハウジング31の下部には、第1の
スプール40に対応する第1の出力ポート42および第
2のスプール41に対応する第2の出力ポート43がそ
れぞれ形成される。
部には、第1および第2のプッシュロッド44,45が
それぞれ挿嵌されている。また第1および第2のスプー
ル40,41の上部に第1および第2のばね受け片4
6,47が設けられるとともに、第1および第2のスプ
ール40,41を外嵌してハウジング41のばね受け部
と第1および第2のばね受け片46,47との間に圧縮
コイルばねである第1および第2の復帰ばね48,49
がそれぞれ設けられる。第1の復帰ばね48の復帰ばね
力は、第1のばね受け片46から第1のスプール40お
よび第1のプッシュロッド44に与えられ、第1ノスプ
ール40および第1のプッシュロッド44を上方に押圧
する。また第2の復帰ばね49の復帰ばね力は、第2の
ばね受け片47から第2のスプール41および第2のプ
ッシュロッド45に与えられ、第2のスプール41およ
び第2のプッシュロッド45を上方に押圧する。
ばね受け片46,47は、カムディスク32の中立位置
34に対応する位置よりも上方への変位がハウジングに
よって阻止され、カムディスク32が中立位置にあると
き、第1および第2のプッシュロッド44,45および
第1および第2のスプール40,41は、上限位置にそ
れぞれある。カムディスク32が中立位置にあるとき、
第1および第2のプッシュロッド44,46の上端部が
カムディスク32に当接している状態にある。このとき
図示しないポンプに接続されるポンプポートPと、第1
および第2の出力ポート42,43は遮断されていると
ともに、第1および第2の出力ポート42,43は、第
1および第2の復帰ばね48,49が設けられるばね室
51を経て、図示しないタンクに接続されるタンクポー
トTに連通している。
4にある状態から、オペレータによって操作レバー37
が操作され、カムディスク32が、第1の傾動方向(操
作レバーを図1の右方へ傾ける方向)B1に操作され
て、たとえば図2に示すように傾動されると、カムディ
スク32によって第1のプッシュロッド44および第1
のばね受け片46が押し下げられ、第1のスプール40
が第1のばね受け片46と第1のスプール40との間に
設けられる第1のスプール押圧ばね52を介して下方に
押し下げられる。このように第1のスプール40が押し
下げられると、第1の出力ポート42は、タンクポート
Tと遮断されるとともに、ポンプポートPに連通され
る。第1のスプール40を備える第1のスプール弁は、
第1の出力ポート42に、カムディスク32の中立位置
からの傾動角度に応じた、具体的には傾動角度に比例し
た2次圧が発生するように構成されており、カムディス
ク32を傾動させることによって、傾動角度に比例した
2次圧が第1の出力ポートに発生される。この状態から
カムディスク32が中立位置に向けて変位すると、第1
のスプール40および第1のプッシュロッド44は、第
1の復帰ばね48に押圧されて上方に変位し、カムディ
スク32が中立位置に復帰すると、上限位置に復帰す
る。
る状態から、オペレータによって操作レバー37が操作
され、カムディスク32が第2の傾動方向(操作レバー
を図1の左方へ傾ける方向)B2に操作されて傾動され
ると、カムディスク32によって第2のプッシュロッド
45および第2のばね受け片47が押し下げられ、第2
のスプール41が第2のばね受け片47と第2のスプー
ル41との間に設けられる第2のスプール押圧ばね53
を介して下方に押し下げられる。このように第2のスプ
ール41が押し下げられると、第2の出力ポート43
は、タンクポートTと遮断されるとともに、ポンプポー
トPに連通される。第2のスプール41を備える第2の
スプール弁は、第2の出力ポート43に、カムディスク
32の中立位置からの傾動角度に応じた、具体的には傾
動角度に比例した2次圧が発生するように構成されてお
り、カムディスク32を傾動させることによって、傾動
角度に比例した2次圧が第2の出力ポート43に発生さ
れる。この状態からカムディスク32が中立位置34に
向けて変位すると、第2のスプール41および第2のプ
ッシュロッド45は、第2の復帰ばね49に押圧されて
上方に変位し、カムディスク32が中立位置に復帰する
と、上限位置に復帰する。
の復帰ばね力は、第1および第2のスプール40,41
および第1および第2のプッシュロッド44,45を上
方に押圧するだけでなく、第1および第2のプッシュロ
ッド44,45からカムディスク32にも伝えられ、カ
ムディスク32を中立位置に復帰する方向に押圧する。
換言すれば、カムディスク32は、第1および第2の復
帰ばね48,49によって中立位置に復帰する方向に復
帰力である復帰ばね力が与えられており、この復帰ばね
力は、カムディスク32の中立位置34からの傾動角度
が大きくなるにつれて大きくなる。したがってオペレー
タには、操作レバー37を操作したとき、第1および第
2の復帰ばね48,49による反力が操作レバー37か
ら与えられ、かつその反力はカムディスク32が中立位
置にあるときの位置からの操作量が大きくなるにつれて
大きくなるので、オペレータはカムディスク32の中立
位置に対応した位置からの操作量を反力から認識可能で
あり、好適な操作感覚を得ることができる。
チュエータに対する作動油の供給および排出を切り換え
る図示しない切換弁の第1のパイロット管路に接続さ
れ、第2の出力ポート43は、切換弁の第2のパイロッ
ト管路に接続されている。切換弁は、アクチュエータ
と、ポンプおよびタンクとの間に介在されており、第1
および第2の出力ポート42,43からの2次圧によっ
て切り換えられ、これによってアクチュエータが遠隔制
御される。アクチュエータは、建設機械のいずれの部分
を駆動するアクチュエータであってもよく、たとえばク
ローラクレーンにおけるブームを駆動する油圧モータで
ある。
正面図である。図1も併せて参照して、カムディスク3
2は、傾動軸線L1に垂直な断面の外形状が略小判形で
あって、相互に平行な上面55および下面56と、上面
55および下面56の両端間に延びる第1および第2の
外周面57,58とを有する。第1の外周面57は、複
数の領域59〜63に区切られる。傾動軸線L1まわり
の周方向両端部の領域59,60は、傾動軸線L1を中
心とする円筒面に形成される。各領域59,60の内側
に隣接する領域61,62は、傾動軸線L1に向けて凸
となり、傾動軸線L1と平行に延びるV字状面に形成さ
れる。各領域61,62の内側の中央領域63は、傾動
軸線L1に平行な平面であってその周方向中央64にお
いて直交する平面65に傾動軸線L1が含まれるような
平面に形成される。
て第1の外周面57とは反対側にあり、複数の領域67
〜69,74,77,78に区切られる。上面55側の
傾動軸線L1まわりの周方向一端部の領域67は、傾動
軸線L1を中心とする円筒面に形成される。領域67の
内側に隣接する領域68および下面56側の周方向他端
部の領域69は、傾動軸線L1に平行な平面であってそ
の周方向の内側の端70,71において直交する平面7
2,73に傾動軸線L1が含まれるような平面に形成さ
れる。各領域68,69の内側に段差領域77,78で
連なる中央領域74は、傾動軸線L1に平行な平面であ
って、その周方向中央75において直交する平面76に
傾動軸線L1が含まれるような平面に形成される。各段
差領域77,78は、中央領域74に近づくにつれて傾
動軸線L1から離反するように傾斜する傾動軸線L1に
平行な平面である。
の傾動軸線L1に対して近接および離反変位自在に設け
られてカムディスク32の外周面の当接領域である第1
の外周面の第1の当接領域80で当接される第1の転動
体81と、第1の転動体81が傾動軸線L1から離反す
るにつれて大きくなる押圧力であるディテントばね力に
よって第1の転動体81を傾動軸線L1に向けて押圧す
る押圧手段である第1のディテントばね82とを含む。
第1の転動体81は、たとえば鋼球から成り、第1のデ
ィテントばね82は、たとえば圧縮コイルばねから成
る。ハウジング31の上部のカムディスク32に臨む部
分には、軸線方向に貫通する保持筒83がその軸線を傾
動軸線L1と直交させて設けられ、この保持筒83によ
って第1の転動体81および第1のディテントばね82
が保持されている。
端部には、外周面に外ねじが形成されており、袋ナット
部材84が保持筒83に対して位置を調整可能に螺着さ
れ、袋ナット部材84の緩み止め用のナット部材85が
螺着されている。また保持筒83内には、保持筒83の
軸線に沿って変位可能な可動片86が設けられる。この
可動片86のカムディスク側の端部には凹所が形成さ
れ、この凹所に部分的に嵌まり込んだ状態で、第1の転
動体81が可動片86に保持されている。第1のディテ
ントばね82は、袋ナット部材84と可動片86との間
に設けられ、ディテントばね力によって可動片86を介
して第1の転動体81を押圧し、第1の転動体81をカ
ムディスク32に当接させることができる。
ィスク32の第1の当接領域80は、第1の外周面57
の内のV字状面に形成される領域61,62の一部と、
平面に形成される中央領域63とを有する。カムディス
ク32が中立位置34にあるとき、第1の転動体81
は、第1の外周面57の中央領域63の中央位置64に
当接し、カムディスク32が第1の傾動方向B1の最傾
動位置35にあるとき、第1の転動体81は、第1の外
周面57の領域61に当接し、カムディスク32が第2
の傾動方向B2の最傾動位置36にあるとき、第1の転
動体81は、第1の外周面57の領域62に当接してい
る。カムディスク32が最傾動位置35,36にあると
きに第1の転動体81が当接している位置は、領域6
1,62の形状および第1の転動体81の外径によって
決定する。各領域61,62は、隣接する各領域59,
63;60,63の領域寄りの端よりも傾動軸線L1に
向けて凹となっており、嵌合凹所である軸線L1に平行
に延びる凹溝87,88が形成されている。
置35,36にあるとき、第1の転動体81は各凹溝8
7,88にそれぞれ嵌まり込んで、カムディスク32の
中立位置への復帰動作を阻止すること、いわゆるディテ
ントすることができる。油圧操作弁30では、第1の復
帰ばね48が最も変形されてばね力が大きくなる最傾動
位置35で、カムディスク32をディテントするため
に、第1の転動体81を押圧する第1のディテントばね
82は、小さい変位であっても大きなばね力を発生させ
ることができるように、ばね定数の高いばねが用いられ
ている。
49〜58.8N/mm(5〜6kg重/mm)程度で
ある。またカムディスク32が中立位置34にあるとき
第1の転動体81が当接する位置64と凹溝87,88
に連なる領域83の端における軸線L1からの距離の差
は、たとえば1mm程度であり、中立位置34において
は、第1の転動体81が98N(10kg重)程度の力
で押圧され、第1の転動体81が領域63の端にあると
き147N(15kg重)程度の力で押圧されている。
また第1の転動体81が凹溝87,89に嵌まり込んだ
状態では、98N(10kg重)程度の力で押圧されて
いる。このように設定することによって、最傾動位置3
5,36におけるディテントを確実にし、かつ中立位置
34付近において第1の転動体81とカムディスク32
との間の摩擦抵抗力を小さくすることができる。
領域80は、カムディスク32が中立位置34にあると
き第1の転動体81が当接する位置64からカムディス
ク32が最傾動位置35,36にあるとき第1の転動体
81が当接する位置に向かうにつれて、カムディスク3
2の傾動軸線L1からの距離が大きくなる基準面89に
沿って形成される。またこのカムディスク32には、カ
ムディスク32が各最傾動位置35,36にあるとき第
1の転動体81が嵌まり込む凹溝87,88がそれぞれ
形成されている。
の傾動軸線L1に対して近接および離反変位自在に設け
られてカムディスク32の外周面のもう1つの当接領域
である第2の外周面の第2の当接領域90で当接される
第2の転動体91と、第2の転動体91が傾動軸線L1
から離反するにつれて大きくなる押圧力であるディテン
トばね力によって第2の転動体91を傾動軸線L1に向
けて押圧する押圧手段である第2のディテントばね92
とを含む。第2の転動体91は、たとえば鋼球から成
り、第2のディテントばね92は、たとえば圧縮コイル
ばねから成る。ハウジング31の上部のカムディスク3
2に臨む部分あって、第1の保持筒83が設けられる部
分と異なる部分、具体的には第1の保持筒83が設けら
れる部分とはカムディスク32に関して反対側の部分に
は、軸線方向に貫通する保持筒93がその軸線を傾動軸
線L1と直交させて設けられ、この保持筒93によって
第2の転動体91および第2のディテントばね92が保
持されている。
端部には、外周面に外ねじが形成されており、袋ナット
部材94が保持筒93に対して位置を調整可能に螺着さ
れ、袋ナット部材94の緩み止め用のナット部材95が
螺着されている。また保持筒93内には、保持筒93の
軸線に沿って変位可能な可動片96が設けられる。この
可動片96のカムディスク側の端部には凹所が形成さ
れ、この凹所に部分的に嵌まり込んだ状態で、第2の転
動体91が可動片96に保持されている。第2のディテ
ントばね92は、袋ナット部材94と可動片96との間
に設けられ、ディテントばね力によって可動片96を介
して第2の転動体91を押圧し、第2の転動体91をカ
ムディスク32に当接させることができる。
ィスク32の第2の当接領域90は、第2の外周面58
の内の領域74,77,78と、領域68,69の領域
74寄りの一部とを有する。カムディスク32が中立位
置34にあるとき、第2の転動体91は、第2の外周面
58の領域74の中央位置75に当接し、カムディスク
32が第1の傾動方向B1の最傾動位置35にあると
き、第2の転動体91は、第2の外周面58の領域69
の位置100に当接し、カムディスク32が第2の傾動
方向B2の最傾動位置36にあるとき、第2の転動体9
1は、第2の外周面58の領域68の位置101に当接
している。また領域74と各領域68,69とは段差流
域77,78によって連なっており、第2の転動体91
が段差領域77,78に当接された状態で、カムディス
ク32を第2の転動体91によって係止することができ
る。
領域90は、カムディスク32が中立位置34にあると
き第2の転動体91が当接する位置75寄りの中立側領
域部分である領域74と、カムディスク32が最傾動位
置35,36にあるとき第2の転動体91が当接する位
置100,101寄りの最傾動側領域部分である各領域
68,69の一部とを有する。各領域74,68,69
は、カムディスク32が最傾動位置35,36にあると
き第2の転動体91が当接する位置100,101に向
かうにつれて、カムディスク32の傾動軸線L1からの
距離が大きくなる基準面103,104,105に沿っ
てそれぞれ形成される。最傾動側領域部分を含む領域6
8は、中立側領域部分である領域74に対して、カムデ
ィスク32の傾動軸線L1に近接する側に段差を有し
て、段差流域77で連なり、最傾動側領域部分を含む領
域69は、中立側領域部分である領域74に対して、カ
ムディスク32の傾動軸線L1に近接する側に段差を有
して、段差流域78で連なるように形成される。
の操作角と操作トルクとの関係を示すグラフである。図
4には、カムディスク32を、中立位置34から第1の
傾動方向B1に最傾動位置35まで傾動し、最傾動位置
35から中立位置34に戻るときの操作角と操作トルク
の関係を示し、横軸は操作レバー37の操作角を示し、
縦軸は操作トルクを示す。操作角は、カムディスク32
の中立位置34からの傾動角度と一致し、操作トルク
は、操作レバー37をカムディスク3が中立位置から最
傾動位置に傾動する方向のトルクを正で示す。また操作
トルクは、カムディスク32を傾動させるために要する
トルクである。
中立位置34から最傾動位置35に傾動させるとき、操
作レバー37の操作角と操作トルクとは、図4の第1線
105で示すような推移をたどる。具体的には、復帰ば
ね48のプリセット荷重、第1および第2の転動体8
1,91とカムディスク32との間の摩擦抵抗力によっ
て、中立位置34から傾動させるために所定の操作トル
クを必要とする。この操作トルクを与えて、中立位置3
4からカムディスク32が傾動するにつれて、第1の復
帰ばね48の復帰ばね力に抗するために必要とする操作
トルクは大きくなる。また各領域63,74が上述のよ
うに形成されているので、カムディスク32が中立位置
34から傾動されると、第1および第2のディテントば
ね82,92が圧縮されて大きなディテントばね力で第
1および第2の転動体81,91を押圧するようになる
ので、第1および第2の転動体81,91とカムディス
ク32との間の摩擦抵抗力が徐々に大きくなり、これに
よっても必要とされる操作トルクは大きくなる。
る位置まで傾動されると、第1線105の凹部分105
aで示されるように、第2の転動体91が領域74から
段差領域78を伝って領域69に乗り移り、このとき転
動体91が段差領域74によりカムディスク32を最傾
動方向へ回転させようとするので、必要とされる操作ト
ルクが小さくなる。カムディスク32が所定の中間位置
である中間ディテント位置、すなわち第2の転動体91
が段差領域78および領域69の両方に同時に当接する
位置において、中間ディテント位置付近における操作ト
ルクが最も小さくなる。これによってオペレータは、カ
ムディスク32が中間ディテント位置にあるこを認識す
ることができる。
ィスク32を最傾動位置35に向けて傾動させると、再
び操作トルクは大きくなる。第1の転動体81が領域6
1に当接する位置まで傾動されると、第1線105の右
下がりの傾斜部分105bで示されるように、第1の転
動体81が凹溝87に嵌まり込むようにして領域61に
乗り移り、このとき転動体91が段差領域74によりカ
ムディスク32を最傾動方向へ回転させようとするの
で、必要とされる操作トルクが小さくなる。カムディス
ク32は、最傾動位置よりもさらに中立位置34から離
反するように変位させるためには強い力を必要とし、最
傾動位置35、すなわち第1の転動体81が凹溝87の
領域61に2点で当接する位置において、最傾動位置3
5付近の操作トルクが最も小さくなる。これによってオ
ペレータは、カムディスク32が最傾動位置35に達し
たとこを認識することができる。この最傾動位置35に
ある状態で、オペレータが操作レバー37から手を放す
と、カムディスク32が傾動しない状態で操作トルクが
0になり、カムディスク32が最傾動位置に保持され
る。このような中立位置34から最傾動位置35に向か
うときには、常に第1の傾動方向B1に向かう操作トル
クが必要である。
スク32を中立位置34に向けて傾動、すなわち復帰さ
せるとき、操作レバー37の操作角と操作トルクとは、
図4の第2線106で示すような推移をたどる。具体的
には、第1の転動体81を凹溝87から離脱させるため
に、カムディスク32が傾動しない状態で、第2の傾動
方向B2に向かう所定の操作トルクが必要となり、右下
がりの傾斜部分106bで示されるように、第1の転動
体81が凹溝87から離脱するにつれて、第2の傾動方
向B2に向かう操作トルクは徐々に小さくなり、やがて
第1の傾動方向B1に向かう操作トルクを必要とする。
すなわちオペレータが操作レバー37に操作トルクを与
えなくても、第1の復帰ばね48の復帰ばね力によっ
て、カムディスク32は、中立位置34に復帰されるこ
とになる。第1の転動体81が凹溝87から離脱しきっ
て領域63に乗り移ったときには、第1の傾動方向B1
に向かう最も大きな操作トルクを必要とし、換言すれば
最も大きな復帰ばね力が得られている。
る位置まで復帰されると、第2線106の凹部分106
bで示されるように、第2の転動体91が段差領域78
に当接し、カムディスク32が第2の転動体91に係止
されて、第2の傾動方向B2に向かう操作トルクを必要
とするようになる。これによってオペレータは中間ディ
テント位置に達したことを認識することができる。この
中間ディテント位置では、オペレータが操作レバーから
手を放して操作トルクを0にしても、カムディスク32
は傾動せず、中間ディテント位置に保持される。
ディスク32を中立位置34に向けて復帰させるとき、
第2の転動体91を段差領域78からを伝って領域69
から領域74に乗り移らすために、第2の傾動方向B2
に向かう操作トルクが必要となり、第2の転動体91が
領域74に近づくにつれて、第2の傾動方向B2に向か
う操作トルクは徐々に小さくなり、やがて第1の傾動方
向B1に向かう操作トルクを必要とする。すなわちオペ
レータが操作レバー37に操作トルクを与えなくても、
第1の復帰ばね48の復帰ばね力によって、カムディス
ク32は、中立位置34に復帰されることになる。第2
の転動体91が領域74に乗り移った後は、中立位置3
4に復帰するまで、第1の復帰ばね48の復帰ばね力に
よって、カムディスク32が傾動される。
置34から最傾動位置35まで傾動させたときの操作ト
ルクの推移について説明したけれども、カムディスク3
2を中立位置34から最傾動位置35に向けて中間ディ
テント位置まで傾動させて、この中間ディテント位置か
ら中立位置34に復帰させるように傾動させた場合に
は、中間ディテント位置まで傾動した後、仮想線107
で示すようにカムディスクの傾動位置が変位しない状態
で、操作トルクが第1線105上のトルクから第2線1
06上のトルクに変化する推移をたどる。この場合にも
中間ディテント位置における保持は達成させる。その
他、中立位置34と最傾動位置35との間のいずれの位
置においても、中立位置34に復帰する方向に操作を変
更すると、カムディスク32が変位をしない状態で、第
1線105上の操作トルクから第2線上の操作トルクに
変化する推移をたどる。また図4を参照してカムディス
ク32を中立位置34から最傾動位置35まで傾動させ
たときの操作トルクの推移について説明したけれども、
カムディスク32を中立位置34から最傾動位置36ま
で傾動させたときの操作トルクの推移も同様である。
を中立位置34から第1および第2の傾動方向B1,B
2のいずれかに傾動させることによって、この傾動方向
に対応する第1および第2の出力ポート42,43のい
ずれかに、カムディスク32の中立位置34からの傾動
角度に応じた2次圧が発生させ、図示しないアクチュエ
ータを遠隔制御することができる。このように第1およ
び第2のスプール40,41を変位させるカムディスク
32には、第1および第2の復帰ばね48,49によっ
て、中立位置34に復帰する方向にかつ中立位置34か
らの傾動角度が大きくなるにつれて大きくなる復帰ばね
力が与えられている。このように復帰ばね力がカムディ
スク32に与えられているので、オペレータは、操作レ
バー37からの復帰ばねによる反力を受け、好適な操作
感覚を得ることができる。
トばね82によるばね力によって、第1の転動体81が
カムディスク32の第1の当接領域80で当接されてい
るとともに、カムディスク32には、カムディスクが最
傾動位置35,36にあるとき第1の転動体81が嵌ま
り込む凹溝87,88が形成されている。これによって
カムディスク32を最傾動位置35,36に傾動させた
とき、第1の転動体81,82がディテントばね力で押
圧された状態で凹溝87,88に嵌まり込み、カムディ
スク32に与えられる復帰ばね力に抗して、カムディス
ク32が中立位置に復帰することを阻止すること、いわ
ゆるディテントをすることができ、カムディスク32に
操作力を与えなくても、カム32を最傾動位置に保持す
ることができる。
成を簡単にするために、第1のディテントばね82を用
いており、第1の転動体81を押圧する押圧力であるデ
ィテントばね力は、第1の転動体81が傾動軸線L1か
ら離反するにつれて大きくなる。さらにカムディスク3
2の第1の当接領域80は、カムディスク32が中立位
置34にあるとき第1の転動体81が当接する位置64
から、カムディスク32が最傾動位置35,36にある
とき当接部材が当接する位置に向かうにつれて、傾動軸
線L1からの距離が大きくなる基準面に沿って形成され
る。これによってカムディスク32の配置が中立位置3
4に近くなるにつれて、第1の転動体81傾動軸線L1
に近接し、第1のディテントばね82によるディテント
ばね力は小さくなる。したがって中立位置34に近くな
るにつれて、カムディスク32と第1の転動体81との
間に作用する摩擦抵抗力が小さくなる。
るディテントばね力は、第1の転動体81からカムディ
スク32に与えられ、符号F1で示されるディテントば
ね力の一部、具体的には第1の転動体81が当接する位
置110におけるカムディスク32の接平面に垂直な方
向の分力は、カムディスク32を中立位置34に復帰さ
せる方向に作用する。つまり前記分力F1とこの分力F
1の方向に垂直な方向の当接位置110と傾動軸線L1
との距離ΔDとの積によって得られるトルクが、カムデ
ィスク32を中立位置に復帰させるトルクとして作用す
る。このようにしてディテント位置以外では、オペレー
タが操作トルクを与えなければ、中立位置34付近にお
いても第1および第2の復帰ばねのばね力とディテント
ばね力の合力により、カムディスク32が中立位置に復
帰する。
転動体81とカムディスク32との間の摩擦抵抗力が小
さくなり、最傾動位置35,36に向かうときの操作ト
ルクと中立位置34に向かうときの操作トルクとのトル
ク差ΔPを、従来の構成に比べて小さくすることがで
き、さらに操作性を向上することができる。
ィスク32を保持できるようにして、オペレータのワー
クロードを低減し、操作を容易にするとともに、カムデ
ィスク32に与えられる復帰ばね力が小さくなる中立位
置34に近づくにつれて、カムディスク32と第1の転
動体81との間の摩擦抵抗力を小さくして、復帰ばね力
と図5に示す復帰トルクによって、カムディスク32を
中立位置34に円滑かつ確実に復帰させることができ
る。
0の小形化の要求に対し、操作レバー37を短くして、
大きな操作トルクが与えにくい構成であっても、カムデ
ィスク32の操作を容易にするために第1および第2の
復帰ばね48,49の復帰ばね力を小さくして、操作を
容易にし、かつ中立位置34への復帰動作を良好に行わ
せることができる。したがって油圧操作弁30が小形で
あって、カムディスク32に大きな操作トルクを与えに
くい構成であっても、復帰ばね力を小さくして、カムデ
ィスクの傾動操作を容易にし、かつ中立位置34への復
帰動作を良好にすることができる。またこのような油圧
操作弁30は、従来の油圧操作弁に対してカムディスク
だけを交換することによって実現することができ、既存
の油圧操作弁を大きく改良することなく、上述のような
優れた油圧操作弁30を容易に得ることができる。しか
もカムディスク32は、図3に仮想線113,114で
示すような円筒状の外周面を有する従来構成のカムディ
スクを切削または研削加工するだけで容易に形成するこ
とができる。また上述のような平面を基調とした当接面
とすることによってさらに容易に形成することができ
る。
て第1のディテントばね82を用いることによって、構
成を簡単にすることができるだけでなく、袋ナット部材
84によって第1のディテントばね82を支持する構成
とするとによって、袋ナット部材84回転させて保持筒
83に対して軸線方向に変位させて、第1のディテント
ばねのばね力を変更することができる。
91が第2のディテントばね92によってカムディスク
32の第2の当接領域90で当接されている。この第2
の当接領域90は、中立位置34にあるとき第2の転動
体91が当接する位置75寄りの中立側領域部分74
と、最傾動位置35,36にあるとき第2の転動体91
が当接する位置68,69寄りりの最傾動側領域部分と
を有し、最傾動側領域部分は、中立側領域部分に対し
て、傾動軸線L1に近接する側に段差を有して連なるよ
うに形成される。これによって第2の転動体91が段差
流域に当接して、カムディスク32が係止されることに
よって、このような中間ディテント位置において、カム
ディスク32を保持することができる。
91を押圧する手段は、第2のディテントばね92によ
って実現され、そのディテントばね力は、第2の転動体
91が傾動軸線L1から離反するにつれて大きくなる。
さらに中立側領域部分および最傾動側領域部分は、最傾
動位置35,36にあるとき第2の転動体91が当接す
る位置68,69に向かうにつれて、傾動軸線L1から
の距離が大きくなる基準面に沿ってそれぞれ形成されて
いる。これによって中立位置34に近くなるにつれて、
もう第2の転動体91は傾動軸線L1に近接し、第2の
ディテントばね92によるディテントばね力は小さくな
る。したがって中立位置34に近くなるにつれて、カム
ディスク32と第2の転動体91との間に作用する摩擦
抵抗力が小さくなる。さらに図5を参照して説明した原
理と同様の原理によって、第2の転動体91からカムデ
ィスク32に与えられるディテントばね力は、中立位置
34に復帰させる方向に作用する。
35,36において保持する機構とは別に、カムディス
ク32を中間位置に保持する機構を設けることによっ
て、上述のようにカムディスク32を最傾動位置35,
36に保持でき、かつ復帰ばね力によって、中立位置3
4に確実に復帰させることができるようにしたうえで、
カムディスクを中間位置にも保持することができるよう
にすることができる。このように最傾動位置35,36
だけでなく、中間位置にも保持することができ、オペレ
ータの操作をさらに容易にすることができる。
を最傾動位置35,36において保持する機構は、カム
ディスク32、第1の転動体81、第1のディテントば
ね82、保持筒83、ナット部材84,85および可動
片86を含んで構成され、カムディスク32を中間位置
に保持する機構は、カムディスク32、第2の転動体9
1、第2のディテントばね92、保持筒93、ナット部
材94,95および可動片96を含んで構成される。
ィスク132を示す正面図である。カムディスク132
は、上述の形態のカムディスク32と類似の構成を有し
ており、異なる点についてだけ説明する。カムディスク
32では、第1の外周面の領域63が平面に形成された
けれども、カムディスク132の対応する領域163
は、傾動軸線L1に向けて凸となるV字状に形成され
る。カムディスク132が中立位置にあるとき第1の転
動体81が当接する位置64は、V字の頂点に位置す
る。またカムディスク32では、第2の外周面の領域7
4が平面に形成されたけれども、カムディスク132の
対応する領域174は、傾動軸線L1に向けて凸となる
V字状に形成される。カムディスク132が中立位置に
あるとき第2の転動体91が当接する位置75は、V字
の頂点に位置する。その他の構成は、カムディスク32
と同様である。
いても、カムディスク32を用いる場合と同様の効果を
達成することができる。またこのように各領域163,
174をV字状に形成することによって、中立位置34
からの傾動操作時に大きな操作トルクを必要とするよう
に構成することができ、オペレータの中立位置の認識を
容易にすることができる。
域63,163;74,174に対応する領域は、最傾
動位置35,36にあるときに第1および第2の転動体
81,91が当接する位置に向かうにつれて、傾動軸線
L1からの距離が大きくなるように、傾動軸線L1から
離反する方向に凸の円弧面またはU字状面に形成されて
もよい。このような構成であっても同様の効果を達成す
ることができる。
て、カムディスク32を傾動軸線L1と垂直(図1の左
右方向)に延びるもう1つの傾動軸線まわりに傾動可能
に設けるとともに、第1および第2のスプール弁と同様
の構成の第3および第4のスプール弁を、もう1つの傾
動軸線を含む仮想平面に関して対象に設けるようにして
もよい。第3および第4のスプール弁の機能は、第1お
よび第2のスプール弁と同様であり、第1および第2の
スプール弁の操作によって制御されるアクチュエータと
は別のアクチュエータを油圧操作弁で遠隔制御すること
が可能になる。このときもう1つの傾動軸線まわりに傾
動させる場合にも、傾動軸線L1まわりに傾動させると
きと同様のカムディスク32のディテント機構を設ける
ようにして、同様の効果を達成するようにしてもよい。
て、第1および第2の転動体81,91を押圧する押圧
手段として、第1および第2のディテントばね82,9
2に代えてプランジャおよびコイルを有する電磁プラン
ジャを用いるようにしてもよい。この場合にも、プラン
ジャのコイルに対する突出量が大きくなるにつれて、プ
ランジャがコイルから受ける電磁力が小さくなる構成で
あって、同様の効果を達成することができる。
ディテントを達成する機構を設けない構成としてもよ
い。この場合には、操作角と操作トルクとの関係は、図
4において、中間ディテント付近の凹部分105a,1
06bが仮想線105c,106cで示すように直線状
に変わるだけである。したがってこのような構成であっ
ても、中間ディテントの機構に関する効果だけを除いて
同様の効果を達成することができる。
ことは言うまでもない。
置からの傾動角度が大きくなるにつれて復帰力が大きく
なるので、オペレータは、カム部材の傾動角度が大きく
なるにつれて大きくなる操作力を与えなければならず、
好適な操作感覚を与えることができる。また中立位置付
近では、当接部材とカム部材との間の摩擦抵抗力が小さ
くなり、操作性がさらに良好になる。このような操作感
覚を得たうえで、カム部材を最傾動位置において、当接
部材を嵌合凹所に嵌まり込ませて保持することができる
ので、オペレータのワークロードを低減し、操作を容易
にすることができる。しかもカム部材の中立位置付近で
は、当接部材と当接部材との間の摩擦抵抗力を小さくす
ることができ、オペレータが操作しなくてもカム部材を
確実に中立位置に復帰させることができる。
帰力を小さくしても、カム部材の中立位置への復帰動作
を良好に行わせることができる。したがって油圧操作弁
が小形であって、カム部材に大きな操作トルクを与えに
くい構成であっても、復帰力を小さくして、カム部材の
傾動操作を容易にし、かつ中立位置への復帰動作を良好
にすることができる。またこのような油圧操作弁は、従
来の油圧操作弁に対してカムディスクだけを交換するこ
とによって実現することができ、既存の油圧操作弁を大
きく改良することなく、上述のような優れた油圧操作弁
を容易に得ることができる。
を最傾動位置だけでなく、中間位置にも保持することが
でき、オペレータの操作をさらに容易にすることができ
る。
断面図である。
ィスク32付近を示す断面図である。
を示すグラフである。
ク32に作用するトルクを説明するための図である。
を示す正面図である。
る。
スク3付近を示す断面図である。
関係を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 中立位置と最傾動位置との間で傾動自在
に支持され、かつ中立位置に復帰する方向に中立位置か
らの傾動角度が大きくなるにつれて大きくなる復帰力が
与えられるカム部材を、中立位置から傾動させることに
よって、2つのスプールを択一的に変位させ、いずれか
一方のスプールに対応する出力ポートとポンプポートと
を連通させるとともに、いずれか他方のスプールに対応
する出力ポートとタンクポートとを連通させて、いずれ
か一方のスプールに対応する出力ポートにカム部材の中
立位置からの傾動角度に応じた2次圧を発生させる油圧
操作弁において、 カム部材の傾動軸線に対して近接および離反変位自在に
設けられてカム部材の外周面の当接領域で当接される当
接部材と、 当接部材がカム部材の傾動軸線から離反するにつれて大
きくなる押圧力によって当接部材をカム部材の傾動軸線
に向けて押圧する押圧手段とを含み、 前記カム部材の外周面の当接領域は、カム部材が中立位
置にあるとき当接部材が当接する位置からカム部材が最
傾動位置にあるとき当接部材が当接する位置に向かうに
つれて、カム部材の傾動軸線からの距離が大きくなる基
準面に沿って形成され、このカム部材には、カム部材が
最傾動位置にあるとき当接部材が嵌まり込む嵌合凹所が
形成されることを特徴とする油圧操作弁。 - 【請求項2】 カム部材の傾動軸線に対して近接および
離反変位自在に設けられてカム部材のもう一つの当接領
域で当接されるもう1つの当接部材と、 もう1つの当接部材がカム部材の傾動軸線から離反する
につれて大きくなる押圧力によってもう1つの当接部材
をカム部材の傾動軸線に向けて押圧するもう1つの押圧
手段とを含み、 前記カム部材の外周面のもう1つの当接領域は、カム部
材が中立位置にあるときもう1つの当接部材が当接する
位置寄りの中立側領域部分と、カム部材が最傾動位置に
あるとき当接部材が当接する位置寄りの最傾動側領域部
分とを有し、各領域部分は、カム部材が最傾動位置にあ
るときもう1つの当接部材が当接する位置に向かうにつ
れて、カム部材の傾動軸線からの距離が大きくなる基準
面に沿ってそれぞれ形成され、最傾動側領域部分は、中
立側領域部分に対して、カム部材の傾動に近接する側に
段差を有して連なるように形成されることを特徴とする
請求項1記載の油圧操作弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000351596A JP3493338B2 (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 油圧操作弁 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002156070A true JP2002156070A (ja) | 2002-05-31 |
JP3493338B2 JP3493338B2 (ja) | 2004-02-03 |
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JP (1) | JP3493338B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012127804A1 (ja) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | 川崎重工業株式会社 | 操作装置 |
JP2017009082A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | ヤンマー株式会社 | 油圧操作装置 |
-
2000
- 2000-11-17 JP JP2000351596A patent/JP3493338B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2012127804A1 (ja) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | 川崎重工業株式会社 | 操作装置 |
JP2012198587A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 操作装置 |
JP2017009082A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | ヤンマー株式会社 | 油圧操作装置 |
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