JPH0111983Y2 - - Google Patents

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JPH0111983Y2
JPH0111983Y2 JP1982010083U JP1008382U JPH0111983Y2 JP H0111983 Y2 JPH0111983 Y2 JP H0111983Y2 JP 1982010083 U JP1982010083 U JP 1982010083U JP 1008382 U JP1008382 U JP 1008382U JP H0111983 Y2 JPH0111983 Y2 JP H0111983Y2
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swash plate
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pressure
operating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、斜板型油圧ポンプ又はモータの流量
制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、この種の斜板型ポンプ或いはモータに
おいて、その吐出量又は容量を変化させる場合に
は、その斜板の傾斜角を変化させて行なつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来、この種装置では斜板の傾斜角を変化させ
るのには、該斜板の回動中心に操作軸を固着し、
該操作軸をリンク等の連動手段を介してストロー
ク型サーボモータにより回転制御を行い斜板の傾
斜角を制御していた。また、従来からある斜板形
油圧ポンプは、例えば第3〜4図に示すように操
作軸Dを中心とする斜板Cは旋回中心軸の周りに
傾転してピストンEがシリンダブロツクFに対し
て往復動を行つて油を吐出するようになつてい
る。
この斜板Cを傾転させるサーボシリンダは、調
整弁受部分Gに第5図及び第6図に示す構成のも
のが、それぞれ一組として備えられていて、空気
圧、電動又は手動などで動かされるが、第5図に
示すように制御圧で動く例で説明すると、ポート
aより制御圧が入り、パイロツトピストンbを押
す。パイロツトピストンbとスリーブcの間で減
圧されたパイロツト圧が制御シリンダdと第6図
例の制御シリンダeに入り、ピストンf,gを押
し出して斜板Cを傾転させる。この傾転によつて
制御シリンダd,e中のピストンf,gはそれぞ
れ押し込まれる。これによつてシリンダ内のスプ
リングは圧縮され、この圧縮力はパイロツトピス
トンbのうしろにかかるポートaよりの制御圧と
釣合うようになる。
この釣合つたところでポンプ傾転角は停止する
わけで、すなわちポートaから入る制御圧の大き
さに比例してポンプ傾転角の大きさが決まること
になる。
このようにパイロツトピストンbをポンプの調
整弁受部分Gに組込むことは構造も複雑になり、
油の導管も多数必要になるし、パイロツトピスト
ン部分にスリーブcを含む複雑部品を必要とする
ためフイードバツク機構は煩雑、高価となり、そ
の制御も煩雑でリンク機構の故障や作動誤差が生
じ易い等の欠点があつた。
本考案は、これら従来の問題点を適確に排除し
ようとするもので、斜板型油圧ポンプ又はモータ
の流量制御装置を構成簡単で安価な形態で提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ハウジング2に回転可能に取付けら
れた操作軸1と、該操作軸1に相対回転可能に設
けた斜板3とを有し、前記操作軸1にバルブ管路
1aを形成し、前記操作軸1との相対回転角に応
じて、前記バルブ管路1aに各々連通又は遮断さ
れる作動管路3aとドレーン管路3bとを斜板3
に備え、前記操作軸1の両側にある斜板3部分に
対して、ポンプに連らなる主管路11に連通さ
れ、かつ圧縮ばねをもつてそれぞれ斜板3に向け
て付勢される受圧面積の大きい大径ピストン7と
受圧面積の小さな小径ピストン4とを配備すると
共に、前記大径ピストン7には大径ピストンのシ
リンダ室8と前記斜板3の前記作動管路3aとを
連通する連通管路7cを設け、前記操作軸1の回
転により、前記大径ピストン7のシリンダ室8を
前記ドレーン管路3bに連通又は遮断せしめる構
成として前記両ピストンの受圧圧力差で、前記操
作軸1の動きに前記斜板3を追従せしめるように
したことを特徴とする斜板型油圧ポンプ又はモー
タの流量制御装置である。
〔作用〕
本考案は、上記の如き構成を有しているので、
操作軸1を斜板3に対して回転せしめると、それ
ぞれの中に設けられたバルブ管路1aと作動管路
3aとの連通面積が変化し、これによりこの連通
開口を通過する作動油流量が変化し、大径ピスト
ン7のシリンダ室8内の圧力が変化する。連通開
口が拡大すればシリンダ室8内の圧力は降下し、
連通開口が縮小すればシリンダ室8内の圧力は上
昇する。従つて大径ピストン7側と小径ピストン
4側との押圧力相互の間に大小関係が生じ、斜板
3を常に操作軸1の回転に追従せしめるようなト
ルクが生じ、大径ピストン7側の圧力P1が、 B×P1=A×P B=大径ピストン7の面積 A=小径ピストン4の面積 A<B P1:大径ピストン7側圧力 P:小径ピストン4側圧力 P>P1 なる関係となる圧力P1に達するような連通開口
になつたときに両ピストンの押圧力がバランスし
て斜板3が操作軸1に追従した状態で停止する。
このように、操作軸1及び斜板3自体がバルブ
の作用をなして、両ピストンと共にフイードバツ
クによる追従機構を形成しているので、他の特別
なバルブ機構、サーボバルブ機構や他のリンク機
構なども必要なく極めて簡単な構造となり、しか
も安定した追従作用による円滑な斜板操作を行う
ことができる。
〔実施例〕
本考案を実施例について斜板型油圧ポンプの流
量即ち吐出量の制御装置の第1の実施例について
第1図を参照しながら説明すると、操作軸1がポ
ンプPのハウジング2に回転角を任意の位置に設
定出来るように取付られると共にその操作軸1の
内部にバルブ管路1aが形成されている。この操
作軸1に対して回転自在に支持される斜板3に
は、作動管路3aとドレーンに通ずるドレーン管
路3bとが形成されており、前記操作軸1に対す
る相対回転位置に応じて前記バルブ管路1aで連
通したり或いは遮断されたりするようになつてい
る。
前記ポンプのハウジング2に嵌着されている固
定管5に小径ピストン4が摺動自在に嵌合され、
その球面先端部4aは圧縮ばね6により前記斜板
3の一側に当接されている。7はその受圧面積B
を前記小径ピストン4の受圧面積Aより大きくし
た大径ピストンであつて、その一側の球面部7a
は前記ハウジング2に形成したシリンダ室8内に
摺動自在に嵌挿されており、他側の球面部7bは
前記斜板3の作動管路3aの開口部に形成された
球形座面に圧縮ばね9により押接状態で嵌合連結
されている。前記シリンダ室8は大径ピストン7
に形成した連通管路7cを介して前記作動管路3
aに常時連通されている。また前記シリンダ室8
はオリフイス10を介して主管路11に連通され
ており、該主管路11からは前記固定管5に通ず
る分岐管路12が分岐されている。なお、本実施
例では、運転停止状態に於いて圧縮ばね6及び9
により前記斜板3は図示のような中立位置状態に
あるので、運転開始当初はポンプ自身に吐出力が
生ぜず、任意の補助ポンプからの吐出油により作
動させる必要がある。
本実施例装置は以上のように構成されているの
で、任意の補助ポンプPから主管路11に作動油
を供給すると、その一部は分岐管路12を通つて
小径ピストン4内に流入すると共に、オリフイス
10、シリンダ室8、連通管路7cを経て斜板3
の作動管路3a内に入る。
このような状態において、今操作軸1を第1図
矢印(実線)のように少し右回転させておくと、
上記作動管路3aの先端部は該操作軸1の外周面
により盲状態(第1図)になり、小径ピストン4
と大径ピストン7の内部油圧力が等しくなる。こ
の両ピストン4及び7内の圧力が等しくなると、
大径ピストン7の受圧面積Bを小径ピストン4の
受圧面積Aより大きく設定してあるので、大径ピ
ストン7が斜板3を押圧し操作軸1を中心として
右方向に回転させる。そして斜板3が右回転する
とその作動管路3aが前記操作軸1のバルブ管路
1aと連通するようになり、大径ピストン7内の
作動油は該バルブ管路1aを通つてドレーン管路
3bからドレーンに排出される。大径ピストン7
内の作動油が流出してシリンダ室8内の圧力が低
下しても、オリフイス10が設けられているので
主管路11から作動油が急に流入することがない
ため、今度は逆に小径ピストン4内の圧力が相対
的に大きくなつて、斜板3を操作軸1を中心とし
て左方向に回転させる。斜板3が左回転すると上
記作動管路3aは操作軸1で盲状態となつて再び
遮断され大径ピストン7内の油圧力も回復して来
て、再度斜板3が右回転させられ、上記挙動を繰
返しながら斜板3の作動管路3aと操作軸1のバ
ルブ管路1aとが連通するか遮断されるかの臨界
位置で安定し、結果的に操作軸1の回動角度の位
置に従つて斜板3が傾動設定されることになる。
即ち、第1図に於いて両ピストン4,7の受圧
面積は(大径ピストン)B>A(小径ピストン)
となるので、操作軸1を実線矢印方向に回せば連
通管路7cは完全に遮断され、主管路11を経て
入つてくる圧油はオリフイス10を経て管路7c
へ流れなくなる。よつて面積の大きい分だけ大径
ピストン7の力が小径ピストン4より強くなり斜
板3を実線矢印方向へ押す。そして操作軸1のバ
ルブ管路1aと斜板3内の通路3aとが接続しそ
うになると、ここからドレーン管路3bへ、少し
の油が流れることになりオリフイス10を油が通
過して流れるようになり、面積Bの圧力は面積A
の圧力より低下することになる。
例えば大径ピストン7側の圧力をP1とし、主
管路11内の圧力すなわち小径ピストン4側の圧
力をPとすると、 B×P1=A×P となつて釣合う。すなわちこのように釣合うよう
にP1の値が決まることになる。
従つて、斜板3が実線矢印方向に動きすぎて、
通路3aが、操作軸1内のドレーン管路3bに接
続してしまうとシリンダ8内の圧力はドレーン油
圧となり小径ピストン4内の圧力より当然低くな
るので小径ピストン4の力が勝つて点線矢印方向
に斜板3を戻し、圧力B×P1=A×Pのように
バランスするところで停止する。
すなわち操作軸1の回転角に応じて斜板3の回
転角が決まることになる。
すなわち操作軸1がパイロツトピストンとな
り、かつ面積A,Bを有する両ピストン4,7が
追従ピストンとなる。斜板3の傾きに対してはピ
ストン7は球面部7b及び7aで、機械的な「セ
リ合い」を逃がし、ピストン4はその球面部4a
により「セリ合い」を逃げていて、この両ピスト
ンに作用する油圧はポンプPに連絡された主管路
11よりオリフイス10を通つてピストン7に、
又管路12を通つてピストン4に補給されるよう
になつている。
第2図は別の実施例を示すもので、第1の実施
例と同じ作用を行うサーボ機構を設けたもので、
斜板3には前記作動管路3aと略対称的に管路3
cが形成されていると共に、操作軸1には連通路
1bが別に形成されている。13は小径ピストン
であつて、両端に球面部13a,13bを有しそ
の受圧面積Aが小さく設定されている以外は大径
ピストン7と略同様の構造を有しシリンダ室14
に嵌装されている。また、本実施例では、主管路
11は該小径ピストン13のシリンダ室14にの
み連通されていて、大径ピストン7のシリンダ室
8は行き止まりになつている。
以上のような構成において、任意の補助ポンプ
P′から主管路11に作動油を供給すると、該作動
油はシリンダ室14、連通管路13c、管路3c
を経て操作軸1の連通路1bに流入し常に圧油が
作用している。
そして前記の操作軸1を矢印(点線)のように
少し右に回転させると、その連通路1bが斜板3
の作動管路3aに連通するので、小径ピストン1
3内の作動油は大径ピストン7内に入り、両ピス
トン13及び7内の油圧力は等しくなる。上記の
ように大径ピストン7の受圧面積Bの方が小径ピ
ストン13の受圧面積Aより大きく設定してある
ので、両ピストン7及び13内の圧力が等しくな
ると大径ピストン7が斜板3を押して右回転させ
る。斜板3が右回転すると作動管路3aが操作軸
1のバルブ管路1aと連通するので、大径ピスト
ン7内の作動油はドレーン管路3bを通つてドレ
ーンに排出され、その内部圧力は低下する。大径
ピストン7内の圧力が低くなると、相対的に小径
ピストン13内の油圧力が大きくなつて、今度は
小径ピストン13が斜板3を押し斜板3は左回転
する。斜板3が左に回転するとその作動管路3a
が操作軸1の連通路1bと連通するので、作動油
が再び大径ピストン7内に入つて斜板3が右回転
し、この様な挙動を繰返しながら最終的に斜板3
の作動管路3aが操作軸1の2つの管路1aと1
bの間に位置して安定することになる。
今、操作軸1を左方向に回せば、作動管路3a
はバルブ管路1aを通つてドレーン管路3bにつ
ながる。よつて大径ピストン7の面積Bの圧力は
無くなり、小径ピストン13の力が勝つて斜板3
を左方向に回し、作動管路3aが連通路1bと接
続する直後で停止する。この時、作動管路3aに
は主管路11より圧油が流込み、同時にバルブ管
路1aよりドレーン管路3bにも流出し管路3a
の圧力は連通路1bの圧力とドレーン圧(ほぼ零
圧)との中間になり、その圧力をP1とし、連通
路1bの圧力をPとすると、B×P1=A×Pの
関係になつてバランスすることになる。すなわ
ち、ピストン7,13が圧力によつて斜板3を押
す力がバランスし、斜板3は任意の位置で停止す
ることになる。
逆に操作軸1を右方向に回せば大径ピストン7
の面積B部にも小径ピストン13にかかる圧力P
と同一の圧力がかかり、面積差によつて大径ピス
トン7が勝ち斜板3を右方向に動かし、前記と同
様の点でバランスして停止することになる。
このように本考案では作動させるべき斜板3を
動かすのに、斜板3の中に斜板3と同一方向に回
転する操作軸1を回転パイロツトピストンとして
内蔵させ、ここで圧力の切換を行つて、同じく斜
板3内の通路を通して、追従となる二つの大径ピ
ストン7と小径ピストン4又は13に圧力油を導
き、この力で斜板3を動かすようにしたためにフ
イードバツク制御のためのリンク等は一切不要
で、油路もすべて斜板とこれと球面体で接続する
追従ピストンの中を通しているため、余分な配管
或いはケースを通す通路加工等は一切不要となる
安全性も大幅に向上できる。
なお2つの実施例は油圧ポンプの吐出量制御装
置として説明したが、これを油圧モータの容量制
御装置として用いても良い。
〔考案の効果〕
本考案は斜板と操作軸内に各々油圧管路を形成
して該操作軸をロータリーバルブとして作動させ
ると共に、該斜板を各々左右に回動させることの
出来る2つのピストンと協働してサーボ機能を発
揮せしめフイードバツク構成で機構が従来のもの
に比してコンパクトで極めて円滑に操作出来、確
実に作動することができ、制御用のリンク機構や
サーボモータなどの付属機器をも要しないし、構
成のコンパクト化が可能で据付面積も少なくてす
み、しかも操作軸の回転パイロツトピストンが斜
板の中にあるためにフイードバツク制御のための
リンク等は一切不要で、油路もすべて、斜板とこ
れと球面体で接続する追従ピストンの中を通して
いるため、余分な配管或いはケースを通す通路加
工等は一切不要となる安全性も大幅に向上し、機
構が簡単で安価に製造し得る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の流量制御装置の一実施例を示
す断面図、第2図は別の実施例を示す断面図断面
図、第3図は従来例の斜板型油圧ポンプの側面
図、第4図は第3図−線の縦断面図、第5図
は第3図−線の縦断面図、第6図は第3図
−線の縦断面図である。 1……操作軸、1a……バルブ管路、1b……
連通路、2……ハウジング、3……斜板、3a…
…作動管路、3b……ドレーン管路、3c……管
路、4……小径ピストン、4a……球面部、5…
…固定管、6……圧縮ばね、7……大径ピスト
ン、7a,7b……球面部、7c……連通管路、
8……シリンダ室、9……圧縮ばね、10……オ
リフイス、11……主管路、12……分岐管路、
13……小径ピストン、14……シリンダ室、
A,B……受圧面積。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング2に回転可能に取付けられた操作軸
    1と、該操作軸1に相対回転可能に設けた斜板3
    とを有し、前記操作軸1にバルブ管路1aを形成
    し、前記操作軸1との相対回転角に応じて、前記
    バルブ管路1aに各々連通又は遮断される作動管
    路3aとドレーン管路3bとを斜板3に備え、前
    記操作軸1の両側にある斜板3部分に対して、ポ
    ンプに連らなる主管路11に連通され、かつ圧縮
    ばねをもつてそれぞれ斜板3に向けて付勢される
    受圧面積の大きい大径ピストン7と受圧面積の小
    さな小径ピストン4とを配備すると共に、前記大
    径ピストン7には大径ピストンのシリンダ室8と
    前記斜板3の前記作動管路3aとを連通する連通
    管路7cを設け、前記操作軸1の回転により、前
    記大径ピストン7のシリンダ室8を前記ドレーン
    管路3bに連通又は遮断せしめる構成として前記
    両ピストン7,4の受圧圧力差で、前記操作軸1
    の動きに前記斜板3を追従せしめるようにしたこ
    とを特徴とする斜板型油圧ポンプ又はモータの流
    量制御装置。
JP1008382U 1982-01-29 1982-01-29 斜板型油圧ポンプ又はモ−タの流量制御装置 Granted JPS58113880U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101236628B1 (ko) * 2004-08-16 2013-02-25 이턴 코포레이션 유압식 키커 제어 피스톤

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