JP2002155917A - 部品の取付構造 - Google Patents

部品の取付構造

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JP2002155917A JP2000354460A JP2000354460A JP2002155917A JP 2002155917 A JP2002155917 A JP 2002155917A JP 2000354460 A JP2000354460 A JP 2000354460A JP 2000354460 A JP2000354460 A JP 2000354460A JP 2002155917 A JP2002155917 A JP 2002155917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップとボスとがより高い係合力で係合す
る部品の取付構造を提供する。 【解決手段】 取付部品12に突設されたボス11に、
軸心から半径方向に突出し、ボス11の長さ方向に伸び
る縦リブ13を周方向に複数設ける。クリップ21に、
ボス11を挿入する受入孔24を形成し、その内周に、
周方向に沿って伸びると共に、受入孔24の中心に向か
って次第に近接するように、軸方向に沿って見たときに
それらの稜線が渦巻き状をなすように突出した複数の渦
巻きリブ28を設ける。ボス11を受入孔24に挿入
し、クリップ21をボス11に対して相対回動させる
と、縦リブ13に渦巻きリブ28が食い込んで係合す
る。こうしてボス11にクリップ21を予組み付けした
後、クリップ21を被取付物に形成された取付孔に挿入
することにより、取付部品12を被取付物に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボスが突設された
取付部品を、取付孔が形成された被取付物に固定するた
めの、部品の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボスが突設された取付部品を、取
付孔が形成された被取付パネルに固定するための取付構
造として、例えば特開平11−257317号公報に開
示された部品の取付構造が知られている。
【0003】上記特開平11−257317号公報の部
品の取付構造は、対の関係にある複数のリブ壁を有する
ボスが突設された取付部品を、全体としてU字状をな
し、その両側壁に、前記対の関係にあるリブ壁間に食い
付く、対の関係にある複数の突起を有する樹脂クリップ
を介して、取付孔を穿設した被取付部材に取付ける取付
構造である。
【0004】上記部品の取付構造によれば、樹脂クリッ
プの両側壁に形成された突起の間隔巾をリブ壁間の距離
よりも大きくなるよう設定することにより、ボス側の対
の関係にあるリブ壁間に樹脂クリップ側の対の関係にあ
る突起をその寸法差を利用して食い込ませ、樹脂クリッ
プとボスとを強固に一体化することができるので、部品
を被取付部材に安定して確実に取付けることができる。
また、被取付部材が金属製であっても、その取付孔に挿
入されるクリップを樹脂製としたので、クリップと被取
付部材とがこすれるときの不快な音の発生を防止でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、取付部品と被取付部材とが多様化し、それらを固定
するために更に高い係合力が要求されるケースがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、クリップとボス
とがより高い係合力で係合する部品の取付構造を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1は、取付部品に突設されたボスと、被
取付物に形成された取付孔と、前記ボスに予組み付けさ
れて、前記取付孔に挿入されることにより、前記取付部
品を前記被取付物に固定するクリップとを備え、前記ボ
スは、軸心から半径方向に突出し、前記ボスの長さ方向
に伸びる縦リブを周方向に複数有し、前記クリップに
は、前記ボスを挿入する受入孔が形成され、この受入孔
の内周には、周方向に伸びると共に、前記受入孔の中心
に向かって次第に近接するように、軸方向に沿って見た
ときにそれらの稜線が渦巻き状をなすように突出して形
成された複数の渦巻きリブが設けられ、前記ボスを前記
クリップの前記受入孔に挿入して、前記クリップを前記
ボスに対して相対回動したとき、前記縦リブに前記渦巻
きリブが食い込むように構成されていることを特徴とす
る部品の取付構造を提供するものである。
【0008】上記第1の発明によれば、ボスをクリップ
の受入孔に挿入して、クリップをボスに対して相対回動
させることにより、周方向に沿って受入孔の中心に向か
って次第に近接する渦巻きリブがボスの縦リブに次第に
深く食い込んでいく。その結果、強い力を必要とせず
に、渦巻きリブを縦リブに深く、しかも縦リブの幅方向
に広く食い込ませることができるので、クリップとボス
との係合力を高めることができる。
【0009】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記取付孔の内周には、前記渦巻きリブの前記受入
孔の中心に近接した方の終端部を通って前記受入孔の軸
方向に伸びる線上に配置され、前記渦巻きリブよりも前
記受入孔の軸方向に長く伸びる突部が、前記渦巻きリブ
の終端部よりも前記受入孔の中心から離れるように設け
られ、前記縦リブの突出方向の面には、前記突部よりも
前記受入孔の軸方向に長く伸びる凹部が設けられ、前記
クリップを回動させて、前記縦リブに前記渦巻きリブが
食い込んで係合した状態において、前記突部と前記凹部
とが係合して戻り止めをなすように構成されている部品
の取付構造を提供するものである。
【0010】上記第2の発明によれば、ボスをクリップ
の受入孔に挿入して、クリップをボスに対して相対回動
させることにより、渦巻きリブがボスの縦リブに次第に
深く食い込んで係合したとき、前記縦リブ凹部に前記渦
巻きリブの終端部の突部が係合して回り止めがなされ
る。その結果、予組み付け後、ボスが逆回転して縦リブ
と渦巻きリブとの係合が解除されるのを防ぐことができ
る。
【0011】本発明の第3は、前記第1の発明におい
て、前記渦巻きリブの前記受入孔の中心に近接した方の
終端部に隣接して、前記渦巻きリブの傾斜よりも急角度
で突出した突部からなる全回ストッパが設けられている
部品の取付構造を提供するものである。
【0012】上記第3の発明によれば、予組み付けの
際、縦リブが渦巻きリブの受入孔の中心に近接した方の
終端部を乗り越えて、縦リブと渦巻きリブとの係合が解
除されるのを防ぐことができる。
【0013】また、ボスを挿入する際には、渦巻きリブ
の受入孔の中心から離れている部分又は渦巻きリブがな
い部分に縦リブが配置されるようにして挿入する必要が
あるが、上記全回ストッパの上記ストッパ作用をなす面
と反対側の面が、隣接する渦巻きリブの受入孔の中心か
ら離れている部分又は渦巻きリブがない部分に位置する
ので、上記反対側の面をガイドにしてボスを挿入するこ
ともできる。
【0014】なお、上記第1〜3の発明において、前記
渦巻きリブは、その前記受入孔の中心に近接した方の端
部が、前記受入孔の中心から離れている方の端部の位置
よりも、前記ボスのクリップへの挿入方向にずれた位置
にある、雄ネジ状であることが好ましい。
【0015】この態様によれば、ボスをクリップの受入
孔に挿入して、クリップをボスに対して相対回動したと
き、渦巻きリブが縦リブに、ネジ込まれるように食い込
むため、クリップには、ボスが突設された取付部品に近
接する方向にネジ力が作用し、クリップと取付部品とを
密接させることができる。
【0016】また、前記取付部品の前記ボスの基部を囲
む部分と、その部分に当接する前記クリップの一方の端
面との間には、前記クリップの受入孔を囲む円周上に配
置された凹凸からなる嵌合部が設けられていることが好
ましい。
【0017】この態様によれば、上記凹凸を嵌合させる
ことにより、前記クリップの前記渦巻きリブが前記ボス
の縦リブに食い込むとき、前記クリップの拡開が前記凹
凸の嵌合によって制止されるので、前記渦巻きリブを前
記縦リブに効果的に食い込ませることができる。
【0018】更に、前記渦巻きリブの終端を、前記渦巻
きリブの他の部分よりも緩い傾斜面とすることが好まし
い。
【0019】この態様によれば、クリップをボスに対し
て相対回動させて、渦巻きリブを縦リブに食い込ませて
係合させたとき、その状態で渦巻きリブの傾斜が緩やか
になることにより、渦巻きリブの傾斜に沿って逆回転し
て上記係合が解除されてしまうのを防止することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜7には、本発明による部品
の取付構造の一実施形態が示されている。図1は、本発
明による部品の取付構造を構成するクリップとボスを、
一部を切欠いて示す斜視図である。図2はボスの正面図
である。図3は図2のC−C’矢示線に沿ったボスの断
面図である。図4はクリップの正面図である。図5はク
リップの底面図である。図6は図4のD−D’矢示線に
沿ったクリップの断面図である。図7はクリップとボス
とを予組み付けするときの動作説明図である。
【0021】図1に示すように、この部品の取付構造
は、取付部品12に突設されたボス11にクリップ21
を装着し、このクリップ21を図示しない被取付物の取
付孔に挿入して嵌合させることによって、取付部品12
を被取付物に固定する構造に関するものである。
【0022】図1〜3に示すように、ボス11は、周方
向に90度ずれた4箇所に、軸心から半径方向に突出
し、ボス11の長さ方向に伸びる縦リブ13を有してい
る。縦リブ13の突出方向の面には、ボス11の長さ方
向に伸びる縦溝14(本発明の凹部に該当する)が形成
されている。
【0023】図1及び図4〜6に示すように、クリップ
21は、フランジ22と、フランジ22の片面から突設
された筒状体23とからなり、筒状体23の内部には、
前記ボス11が挿入される受入孔24が形成されてい
る。受入孔24は、フランジ22と筒状体23の軸心を
貫通して形成され、フランジ22側の開口部がボス11
の挿入口となっている。
【0024】筒状体23は、正四角柱の角部を面取りし
て八角柱としたような外形をなし、周方向に90度ずれ
た位置にある4つの側面の中央部には、片持ち梁状の弾
性係止片25が打抜き状に形成されている。面取り部4
0は、クリップ21をボス11に予組付けするときに作
業者の指がフィットして作業者が力を入れ易くなってい
る。弾性係止片25は、フランジ22に近接した方の端
部が遊離されていて、フランジ22に向かって徐々に外
方に突出し、頂部25aから突出高さが急激に下がる段
部25bを有している。そして、筒状体23を図示しな
い被取付物の取付孔に挿入すると、弾性係止片25が内
側に撓んで頂部25aが取付孔を通過し、段部25bと
フランジ22との間に取付孔の周縁が挟持されて、クリ
ップ21が取付孔に固定されるようになっている。
【0025】なお、被取付物の取付孔は、上記弾性係止
片25の全てが係合する正方形、円形等の孔であっても
よく、上記弾性係止片25のうち対向する一対のものだ
けが係合する長方形等の細長い孔であってもよい。後者
の場合には、取付部品や被取付物の寸法誤差によって多
少の位置ずれが生じても、取付けが可能となるという利
点が得られる。
【0026】クリップ21の受入孔24の内面であっ
て、弾性係止片25が形成されていない内壁面には、周
方向に沿って伸びると共に、受入孔24の中心に向かっ
て次第に高くなるように突出し、軸方向に沿って見たと
きにそれらの稜線が渦巻状をなす渦巻きリブ28が形成
されている。この実施形態では、渦巻きリブ28は、前
記ボス11に対応して4ヶ所に形成されている。
【0027】更に、受入孔24の内面には、渦巻きリブ
28の高い方の終端部を通り受入孔24の軸方向に伸び
るリブ状の全回ストッパ29が形成されている。図7
(b)に示すように、この全回ストッパ29は、ボス1
1をクリップ21に挿入し、クリップ21をボス11に
対して相対回動させて予組み付け状態としたとき、その
渦巻きリブ28の終端部に接する第一側面29aが、ボ
ス11の縦リブ13の側面に当接して、クリップ21が
必要以上に回動するのを防止する。また、全回ストッパ
29の、第一側面29aに対向する第二側面29bは、
ボス11をクリップ21に挿入するとき、ボス11の縦
リブ13を渦巻きリブ28の低い部分又は渦巻きリブ2
8がない部分に配置させるためのガイドになる。なお、
全回ストッパ29は、渦巻きリブ28の終端部を通って
受入孔24の軸方向に伸びる線上に配置されていればよ
く、必ずしも渦巻きリブ28に接して設けられている必
要はない。
【0028】更にまた、受入孔24の内面の、全回スト
ッパ29の第一側面29aと縦リブ13の側面とが当接
した状態で、縦リブ13の縦溝14が配置される位置に
は、渦巻きリブ28から受入孔24の軸方向に伸びる戻
り止め突起32が設けられている。この戻り突起32
は、縦リブ13が全回ストッパ29の第一側面29aに
当接し、渦巻きリブ28が縦リブ13に食い込んで係合
した状態で、前記縦リブ13の縦溝14に係合し、クリ
ップ21がボス11に対して逆方向に回転して係合が解
除されてしまうのを防止するもので、この戻り突起32
と縦溝14とが本発明の戻り止めをなす。
【0029】次に、この部品の取付構造の作用について
説明する。取付部品を被取付部品に取付けるのに先立っ
て、取付部品12に突設されたボス11に、クリップ2
1を予組み付けしておく。この作業は、ボス11をクリ
ップ21の受入孔24に挿入することによってなされ
る。すなわち、図7(a)に示すように、ボス11の縦
リブ13が、クリップ21の受入孔24内周の渦巻きリ
ブ28の高さの低い部分、又は渦巻きリブ28が設けら
れていない部分に位置するように位置決めして、ボス1
1をクリップ21の受入孔24に挿入する。なお、上記
位置決めは、ボス11の縦リブ13を全回ストッパ29
の第二側面29bに当接させることにより容易になされ
る。
【0030】この状態で、クリップ21を図中矢印Bで
示す方向に回動させることにより、ボス11の縦リブ1
3が渦巻きリブ28の高い方向へ移動し、渦巻きリブ2
8が縦リブ13に徐々に食い込んでいく。こうして、図
7(b)に示すように、ボス11の縦リブ13が全回ス
トッパ29の第一側面29aに当接するまでクリップ2
1を回動させると、渦巻きリブ28の周端部近傍まで縦
リブ13に食い込み、クリップ21とボス11とが強固
に連結される。なお、このとき、クリップ21の戻り突
起32が縦リブ13の縦溝14に係合し、クリップ21
がボス11に対して逆方向に回転して係合が解除されて
しまうのを防止する。
【0031】この部品の取付構造によれば、ボス11を
クリップ21の受入孔24に挿入して、クリップ21を
ボス11に対して相対回動させるだけで、渦巻きリブ2
8を縦リブ13の幅方向に広くかつ深く食い込ませて、
強い係合力を付与することができる。また、全回ストッ
パ29によって、ボス11のクリップ21の受入孔24
への挿入時の位置決めが容易となると共に、クリップ2
1をボス11に対して相対回動させたときに、クリップ
21が回動しすぎて縦リブ13が渦巻きリブ28の最も
高い部分を乗り越えてしまうのを防止できる。
【0032】図8〜12には本発明による部品の取付構
造の他の実施形態が示されている。図8は同取付構造の
ボスの正面図である。図9は図8のF−F’矢示線に沿
ったボスの断面図である。図10は同取付構造のクリッ
プの正面図である。図11は同取付構造のクリップの底
面図である。図12は、図11のG−G’矢示線に沿っ
たクリップの断面図である。なお、以下の実施形態の説
明においては、前記実施形態と実質的に同一部分には同
符号を付して、その説明を省略又は簡略化することにす
る。
【0033】この実施形態では、図8〜9に示すよう
に、取付部品12のボス11の基部外周に、ボス11を
囲む環状溝部42が形成されている。また、図10〜1
2に示すように、クリップ21の受入孔24の外周に環
状突部52が設けられている。そして、ボス11をクリ
ップ21の受入孔24に挿入したとき、上記クリップ2
1の環状突部52が、上記取付部品12の環状溝部42
に挿入されるようになっている。
【0034】上記の状態からクリップ21を相対回動さ
せると、縦リブ13が渦巻きリブ28の突出高さの高く
なった部分に接したとき、クリップ21には強い拡開力
が作用する。しかし、この実施形態では、クリップ21
の環状突部52が取付部品12の環状溝部42に挿入さ
れているので、クリップ21の拡開が制止され、渦巻き
リブ28を縦リブ13に効果的に食い込ませることがで
きる。
【0035】図13〜15には、クリップ21の上記環
状突部52の代わりに、周方向に短く伸びる突部56を
複数設けた別の実施形態が示されている。すなわち、ク
リップ21の上記突部56が、図8〜9に示した取付部
品12の環状溝部42に嵌入することにより、クリップ
21の拡開を制止することができる。なお、突部56
は、渦巻きリブ58の外周に位置する部分に設けること
が好ましい。
【0036】図16〜20には、クリップ21の拡開を
制止するための構造を変えた別の実施形態が示されてい
る。図16〜17に示すように、取付部品12のボス1
1の外周には、縦リブ13が形成された部分に対応して
複数の円弧状の突部46が形成されている。また、図1
8〜20に示すように、クリップ21のフランジ22の
下面には、上記ボス11を受入孔24に挿入したとき、
上記突部46が挿入される環状溝部62が形成されてい
る。この実施形態においても、突部46が環状溝部62
に嵌入することにより、クリップ21の拡開を制止する
ことができる。
【0037】図21には本発明による部品の取付構造の
更に他の実施形態が示されている。この実施形態では、
クリップ21の受入孔24の内周に形成された渦巻きリ
ブ66が、その突出高さの高い方の端部を突出高さの低
い方の端部よりも、前記ボス11のクリップ21への挿
入方向にずれた位置に設けられている。すなわち、渦巻
きリブ66が、受入孔24の軸方向に対して直交する面
(図21におけるフランジ22の下端面)から角度θ傾
斜して雄ネジ状に形成されている。
【0038】上記クリップ21によれば、前記ボス11
を受入孔24に挿入して、クリップ21を相対回動させ
たとき、渦巻きリブ66が縦リブ13に、ネジ込まれる
ように食い込むため、クリップ21には、ボス11が突
設された取付部品12に近接する方向にネジ力が作用
し、クリップ21と取付部品12とを密接させることが
できる。。
【0039】図22〜23には本発明による部品の取付
構造の更に他の実施形態が示されている。図22は同取
付構造のボスの断面図であり、図23は同取付構造のク
リップの底面図である。
【0040】図22に示すように、この実施形態では、
ボス11の縦リブ13が周方向に3等分した角度で3方
向に突出している。また、図23に示すように、クリッ
プ21の渦巻きリブ28も、上記縦リブ13に対応し
て、受入孔24の内周の3箇所に形成されている。その
他の構成は、前記図1〜7に示した実施形態と同様であ
る。このように、ボスの縦リブとクリップの渦巻きリブ
は、互いに対応する位置に設けられることが好ましい
が、それらの数は適宜選択することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ボスをクリップの受入孔に挿入して、クリップをボスに
対して相対回動させることにより、周方向に沿って次第
に高くなる渦巻きリブがボスの縦リブに次第に深く食い
込んでいく。その結果、強い力を必要とせずに、渦巻き
リブを縦リブに深く、しかも縦リブの幅方向に広く食い
込ませることができるので、クリップとボスとの係合力
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による部品の取付構造を構
成するクリップとボスを、一部を切欠いて示す斜視図で
ある。
【図2】同取付構造におけるボスの正面図である。
【図3】図2のC−C’矢示線に沿ったボスの断面図で
ある。
【図4】同取付構造におけるクリップの正面図である。
【図5】同取付構造におけるクリップの底面図である。
【図6】図5のD−D’矢示線に沿ったクリップの断面
図である。
【図7】クリップとボスとを予組み付けするときの動作
説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態による部品の取付構造に
おけるボスの正面図である。
【図9】図8のF−F’矢示線に沿ったボスの断面図で
ある。
【図10】同取付構造におけるクリップの正面図であ
る。
【図11】同クリップの底面図である。
【図12】図11のG−G’矢示線に沿ったクリップの
断面図である。
【図13】本発明の更に他の実施形態による部品の取付
構造を示すクリップの正面図である。
【図14】同クリップの底面図である。
【図15】図11のH−H’矢示線に沿ったクリップの
断面図である。
【図16】本発明の更に他の実施形態による部品の取付
構造を示すボスの正面図である。
【図17】図16のI−I’矢示線に沿ったボスの断面
図である。
【図18】同取付構造におけるクリップの正面図であ
る。
【図19】同クリップの底面図である。
【図20】図19のJ−J’矢示線に沿ったクリップの
断面図である。
【図21】本発明の更に他の実施形態による部品の取付
構造を示すクリップの断面図である。
【図22】本発明の更に他の実施形態による部品の取付
構造におけるボスの断面図である。
【図23】同取付構造におけるクリップの底面図であ
る。
【符号の説明】
11 ボス 12 取付部品 13 縦リブ 21 クリップ 24 受入孔 28 渦巻きリブ 29 全回ストッパ 32 戻り止め突起
フロントページの続き (72)発明者 栗原 健二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3J001 FA18 GB01 GC02 GC14 HA07 JC03 3J036 AA01 CA03 DA06 FA01 3J037 AA01 BB10 CA02 CA06 CA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部品に突設されたボスと、 被取付物に形成された取付孔と、 前記ボスに予組み付けされて、前記取付孔に挿入される
    ことにより、前記取付部品を前記被取付物に固定するク
    リップとを備え、 前記ボスは、軸心から半径方向に突出し、前記ボスの長
    さ方向に伸びる縦リブを周方向に複数有し、 前記クリップには、前記ボスを挿入する受入孔が形成さ
    れ、この受入孔の内周には、周方向に伸びると共に、前
    記受入孔の中心に向かって次第に近接するように形成さ
    れた複数の渦巻きリブが設けられ、 前記ボスを前記クリップの前記受入孔に挿入して、前記
    クリップを前記ボスに対して相対回動したとき、前記縦
    リブに前記渦巻きリブが食い込むように構成されている
    ことを特徴とする部品の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記取付孔の内周には、前記渦巻きリブ
    の前記受入孔の中心に近接した方の終端部を通って前記
    受入孔の軸方向に伸びる線上に配置され、前記渦巻きリ
    ブよりも前記受入孔の軸方向に長く伸びる突部が、前記
    渦巻きリブの終端部よりも前記受入孔の中心から離れる
    ように設けられ、 前記縦リブの突出方向の面には、前記突部よりも前記受
    入孔の軸方向に長く伸びる凹部が設けられ、 前記クリップを回動させて、前記縦リブに前記渦巻きリ
    ブが食い込んで係合した状態において、前記突部と前記
    凹部とが係合して戻り止めをなすように構成されている
    請求項1記載の部品の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記渦巻きリブの前記受入孔の中心に近
    接した方の終端部に隣接して、前記渦巻きリブの傾斜よ
    りも急角度で突出した突部からなる全回ストッパが設け
    られている請求項1又は2記載の部品の取付構造。
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