JP2002154546A - 2重容器 - Google Patents
2重容器Info
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Abstract
器における表面疵や汚れの発生を回避して品質の向上を
図る。 【解決手段】内容物を収納する内容器とこの内容器の底
面及び口部を残して覆いかぶさる外容器とからなる2重
容器において、外容器を、内容器を挿入する底面開口と
この底面開口から挿入した内容器をその口部において露
出させる上部開口とを備えたものとし、外容器の上部開
口と内容器の口部との相互間に、それらを連結する連結
部材を配置する。
Description
容器本体を有する内容器とこの内容器にその口部及び底
面を残して覆いかぶさる外容器を備えた2重容器に関
し、とくに、内容物の充填工程やディスペンサーの取り
付け工程、あるいは容器の運搬に際して生じがちな外容
器の汚れや表面疵を極力回避して製品歩留りのより一層
向上を図ろうとするものである。
の商品との差別化を図り、より商品価値を高めるため、
その容器の外側に文字や図形、模様、色彩あるいはそれ
らの結合からなる装飾を施した容器を取り付けた、いわ
ゆる2重構造の容器が使用されるようになってきてい
る。
み込んでおき、内容器に内容物を充填したのち、その口
部にディスペンサーを取り付けて商品として出荷される
が、とくに内容物の充填工程では容器を挟持した状態で
充填するのが普通であり、その際に外容器に表面疵がつ
いたり汚れが付着するのが避けられない。また、容器の
搬送過程では、容器同士がぶつかり合いそれによって外
容器に疵がつくこもあり、その場合、商品として出荷す
ることができない。
は、内容器と外容器をそれぞれ別々にしておき、内容器
に内容物を充填したのちに外容器を取り付けるのが最も
望ましいが、その組み込み作業が煩雑になる不具合があ
る。
に外容器を装飾用として使用する2重容器において従来
不可避であった上記のような問題を解決するところにあ
る。
する容器本体を有する内容器とこの内容器の底面及び口
部を残して覆いかぶさる外容器とからなる2重容器であ
って、前記外容器は、内容器を挿入する底面開口と、こ
の底面開口から挿入した内容器をその口部において露出
させる上部開口とを備え、外容器の上部開口と内容器の
口部の相互間に、それらを連結する連結部材を設けたこ
とを特徴とする2重容器である。
構としては、外容器の上部開口または内容器の口部に形
成された少なくとも一つの凸部と、もう一方において形
成され、該凸部と係合した後において外容器の内容器に
対する取り付け位置を確定する嵌め殺し用の弾性舌片か
らなるものが有利に適合する。
彩あるいはそれらの結合からなる装飾を施したものがと
くに望ましい。
用意しておき、内容器に内容物を充填してディスペンサ
ーあるいはポンプ等を取り付けたのちに、外容器を内容
器に取り付ける。
明する。図1、2は本発明に従う2重容器の構成をその
側面、平面で示したものである。
を有する内容器である。この内容器1はその口部1aに
ねじ止め形式にて固定保持することができる内容物排出
用のディスペンサーSを取り付ける。
内容器1を挿入するための底面開口2aと、この底面開
口2aから挿入した内容器1の口部1aを露出させる上
部開口2bを有する。
口部1aの相互間に配置される連結部材である。
成された例で示した凸部3aと外容器2の上部開口2b
でそれと一体形成され該凸部3aと係合したのちにおい
て外容器2の内容器1に対する取り付け位置を確定する
嵌め殺し用の弾性舌片3bからなる。弾性舌片3bは上
部開口2bの壁面に片持ち支持され、該壁面に向けて弾
性変形することができるようになっている。
状態を保持するストッパー、5は内容器1の口部1aを
外容器2の上部開口2bから露出させる際に凸部3aを
ガイドする溝部であり、この溝部5は外容器2に設けた
例で示してあり凸部3aの数だけ設けられる。
る外観を示す。内容器1を外容器2の底面開口2aから
挿入し、凸部3aを溝部5に沿わせて内容器1の口部1
aを凸部3aとともに外容器2の上部開口2bより露出
させ、内容器1に対して外容器2をその周りに回動させ
るか、あるいは外容器2に対して内容器1をその周りに
回動させる。そうすると凸部3aは弾性舌片3bを乗り
上げていき(この時、弾性舌片3bは支持部を起点に壁
面に向けて弾性変形していく。)、それを乗り越えた時
点で弾性舌片3bと凸部3aが係合することとなり(こ
の時、弾性舌片3bは初期姿勢に戻る。)、凸部3aは
図2に示す如くストッパー4との相互間で嵌め殺し状態
となって外容器2の内容器1に対する取り付け位置が確
定する。
である。図4に示した弾性舌片3bの外観を図5に示す
如く、その自由端は容器の上下方向に向けて弾性変形で
きるようになっており、上掲図3と同様の要領に従い回
動させ凸部3aが弾性舌片3bを乗り越えた時点で弾性
舌片3bと凸部3aが係合し、ストッパー4との相互間
で凸部3aが嵌め殺し状態となって外容器2の内容器1
に対する取り付け位置が確定する。図6に外容器2の内
容器1に対する取り付け位置の確定状況をわかり易く図
解して示す。
構成例を示したものである。この例は外容器2の上部開
口2bの壁面に、斜め上方に向けて片持ち支持した弾性
舌片3bを設ける一方、内容器1の口部1aには凸部3
aとは別途に凸部3cを設けて、内容器1の口部1aを
外容器2の上部開口2bから露出させる際に、凸部3c
がこの弾性舌片3を乗り越えることによって嵌め殺し状
態として内容器1に対する外容器2の取り付け位置を確
定するようにしたものである。
に示すように、このタイプの2重容器は、内容器1の口
部1aを外容器2の上部開口2bから露出させたのち、
位置確定の状態でその何れか一方を回動させる必要はな
く、図1に示したものに比較しより簡単に内容器1と外
容器を連結することができる利点があり、ストッパー4
を設ける必要がないので構造の簡素化を図れる利点があ
る。ただし、この例では、内容器1と外容器2の不用意
な回転を防止するために、内容器1と外容器2が組み込
まれた状態において凸部3aを溝部5に常に存在させて
おく必要がある。
ことができるがその材質は本発明においてはとくに限定
されない。連結部材3については内容器1、外容器2に
それぞれ一体成形した例で示したが、これは別体で構成
することもできる。
単、かつ確実に取り付けることができるので、内容器に
予め内容物を充填してディスペンサー等の排出手段を取
り付けておき、表面疵がついたり、汚れが付着するおそ
れのない、出荷の直前で外容器を取り付けることが可能
となり、良好な品質になる商品を安定供給できる。
る。
示した図である。
態を示した図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】内容物を収納する容器本体を有する内容器
とこの内容器の底面及び口部を残して覆いかぶさる外容
器とからなる2重容器であって、 前記外容器は、内容器を挿入する底面開口とこの底面開
口から挿入した内容器をその口部において露出させる上
部開口とを備え、 外容器の上部開口と内容器の口部との相互間に、それら
を連結する連結部材を設けたことを特徴とする2重容
器。 - 【請求項2】連結部材が、外容器の上部開口または内容
器の口部に形成された少なくとも一つの凸部と、もう一
方において形成され、該凸部と係合した後において外容
器の内容器に対する取り付け位置を確定する嵌め殺し用
の弾性舌片からなる、請求項1記載の2重容器。 - 【請求項3】外容器がその表面に図形、文字、模様、色
彩あるいはそれらの結合からなる装飾を施したものであ
る、請求項1又は2記載の2重容器。
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- 2000-11-17 JP JP2000350441A patent/JP3954297B2/ja not_active Expired - Fee Related
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