JP2003040276A - 衝撃吸収容器 - Google Patents

衝撃吸収容器

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JP2003040276A JP2001228233A JP2001228233A JP2003040276A JP 2003040276 A JP2003040276 A JP 2003040276A JP 2001228233 A JP2001228233 A JP 2001228233A JP 2001228233 A JP2001228233 A JP 2001228233A JP 2003040276 A JP2003040276 A JP 2003040276A
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晶仁 鳥居
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茂雄 飯塚
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水嶋  博
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納物に衝撃を与えないよう設けた化粧品等
収納容器を提案する。 【解決手段】 口頸部5下部に切欠き7付きの第1係合
突条8を周設した容器本体1をカバー筒11内へ入れ、該
カバー筒第2胴部の上端部から垂下させた吊下げ筒14の
下部内面に周設した回止め突部15付きの第2係合突条16
上面へ、上記第1係合突条8下面を、切欠き7内へ回止
め突部15を嵌合させて係合させることでカバー筒内に容
器本体を吊下げ、カバー筒第2胴部13の上部から吊下げ
筒下端まで複数の割溝17を穿設して割溝間部分を弾性変
形可能とすると共にカバー筒底面から起立したバネ板18
を容器本体底部の外周面へ圧接させて容器本体の揺れを
防止し、容器本体口頸部に螺合させたキャップ31の頂壁
32から弾性薄板34を起立した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衝撃吸収容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】輸送時等において、容器体内へ収納され
た錠剤が衝撃を受けることを防止するために、容器体上
部内へ柔軟な発泡剤を充填することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に化粧品を内容物
とする化粧品容器は、化粧品の特性に適するよう種々の
構成のものが提供されている。例えば化粧品の中には外
部衝撃を受けることで損傷、具体的には有形物が変形
し、又流動物が変質等するものもあり、このような化粧
品は衝撃を極端に嫌うため、特別な容器を必要とする。
【0004】本発明はそのような化粧品等を収納するた
めの容器を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段として第1底
壁2外周から第1胴部3を、かつ該第1胴部上端から肩
部4を介して、口頸部5をそれぞれ起立し、該口頸部の
下部を大径部として該大径部の外面に切欠き7付きの第
1係合突条8を周設した容器本体1と、第2底壁12外周
から第1胴部3よりも大径の第2胴部13を、該第2胴部
内に第1胴部を遊挿させて起立し、該第2胴部上端から
下内方へ下部小径の吊下げ筒14を垂下して該吊下げ筒の
下部内面には回止め突部15を有する第2係合突条16を周
設し、又それ等第2胴部の上部から第2係合突条付きの
吊下げ筒下端まで複数の割溝17を縦設して、各割溝間部
分を弾性変形可能に形成し、更に第2底壁内面からは複
数のバネ板18を起立するカバー筒11と、上記口頸部外面
へ螺合させたキャップ31とからなり、上記回止め突部15
を切欠き7内へ嵌合させて第1係合突条8下面へ第2係
合突条16を係合させ、かつ吊下げ筒14下端を肩部上面へ
当接させてカバー筒内へ容器本体を吊持ちさせると共
に、上記バネ板上部を容器本体底部の外周面へほぼ等間
隔に弾性に抗して圧接させ、又キャップ頂壁の上面の左
右ないし前後方向中間部からは弾性薄板34を起立した。
【0006】第2の手段として上記第1の手段を有する
と共に第2底壁12を半球面状に下方へ突設して形成する
と共に、該第2底壁の中心部に透孔19を穿設し、該透孔
周縁との間に適宜間隙をおいた第2底壁中央部から第2
胴部13の下方部分までほぼ等間隔に、下方からみて放射
状に切割溝20を穿設した。
【0007】第3の手段として、上記第1、又は第2の
手段を有すると共に上記カバー筒11を、弾性に富む薄肉
の合成樹脂製上下二部材21、22で形成すると共に、該上
下二部材の第2胴部形成部分内面には第1、第2リブ2
3、24を縦設しておき、又上下方向中間部外面に仕切り
壁26を周設すると共に該仕切り壁の上下筒部分外面に第
1、第2リブを第1、第2凹溝27、28を縦設する中筒25
を設けて、上記第1、第2凹溝内へ、又上下二部材の下
端面と上端面とを仕切り壁26の上下両面へ当接させて、
中筒25の上下両筒部分外面へ上下両部材21、22の下端部
と上端部とをそれぞれ嵌合固着させた。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面について説明すると、1
は容器本体で半球面状に下方へ突出する第1底壁2外周
から第1胴部3を起立し、該第1胴部上端から肩部4を
介して口頸部5を起立する。該口頸部の下部は、大径部
6とし、該大径部の上部外面に切欠き7付きの第1係合
突条8を周設している。その切欠きは図2が示すように
第1係合突条8をほぼ等間隔に数箇所、図示例では二箇
所上下方向に切欠いて形成すればよい。口頸部の上部外
面にはキャップ螺合用の雄ねじを付設している。
【0009】上記容器本体1は、カバー筒11内に吊下げ
られている。該カバー筒は、凸半球面状に下方へ突出す
る第2底部12外周から、第1胴部3よりも大径の第2胴
部13を起立し、該第2胴部13上部を上内方へ弯曲させ、
かつその上端から下内方へ下部小径の吊下げ筒14を垂下
し、該吊下げ筒の下部内面には回止め突部15を有する第
2係合突条16を周設し、又それ等第2胴部13の上部から
第2係合突条16付きの吊下げ筒14下面まで複数の割溝17
をほぼ等間隔縦設して、それ等割溝間部分を弾性変形可
能に形成し、更に第2底壁12の中央部内面からは複数の
バネ板18を起立している。
【0010】既述第2係合突条16は、図2のように回止
め突条15を切欠き7内へ嵌合させて第1係合突条8下面
へ係合させ、該係合により容器本体1をカバー筒11内へ
吊下げ、該容器本体の底部は既述バネ板18間へ弾性に抗
し押込みしてバネ板上部をその底部外面へ圧接させ、こ
のようにすることでカバー筒に対して容器本体が揺れて
も該容器本体底部がカバー筒の下部内面へ当たらないよ
う設けている。
【0011】カバー筒の第2底壁12は、図7が示すよう
にその中心部に透孔19を穿設し、又該透孔周縁との間に
適宜間隙をおいて第2底壁の中央部から第2胴部13の下
方部分までほぼ等間隔に、下方からみて放射状に切割溝
20を穿設している。
【0012】又カバー筒11は図示のように弾性に富む薄
肉の合成樹脂製上下二部材21、22で形成するとよい。上
下二部材は第2胴部形成部分にそれぞれ第1、第2リブ
23、24を縦設しており、又それ等両部材中間に中筒25を
設けてその中筒上半に上部材下端部を、又下半に下部材
上端部を、それぞれ嵌合させている。中筒25は図3が示
すように上下方向中間部外面に仕切り壁26を周設し、又
その仕切り壁上方と下方との筒部分外面に第1凹溝27お
よび第2凹溝28を縦設して、それ等凹溝内に既述第1、
第2リブ23、24を嵌合させ、又仕切壁上面に上部材下端
を、又仕切壁下面に下部材上端を、それぞれ当接させて
固定している。該固定は直接接着等させてもよく、又そ
れ等接合部分外面に接着テープを巻き付けて行ってもよ
い。
【0013】31は容器本体口頸部外面へ頂壁32外周から
垂下する周壁33を螺合させたキャップで、該キャップ頂
壁の上面の左右ないし前後方向中間部からは弾性薄板34
を起立している。
【0014】既述各部材はそれぞれ合成樹脂材で成形し
ているが、容器本体1は硝子で成形してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は既述構成とするものであり、請
求項1記載の場合は、カバー筒11内に容器本体1を吊持
ちさせ、又その吊下げ筒14には複数の割溝17を縦設して
それ等割溝間の吊下げ筒部分を弾性変形可能に形成した
から、更にカバー筒第2底壁12から起立する複数バネ板
18の上部を容器本体底部の外周面へ弾性に抗して圧接さ
せたから、カバー筒11外面に他物等が当たっても、その
衝撃をカバー筒により吸収させることが出来、よって容
器本体内収納物に悪影響を及ぼすことがない。
【0016】又キャップ頂壁からは弾性薄板34を起立し
たから、他物がキャップ31へ直接当たることを弾性薄板
34が防止することとなる。
【0017】更にキャップ31は容器本体口頸部外面へ螺
合させたから、打栓式の場合と違って施蓋時に容器本体
に衝撃を与えることがないと共に、キャップ締付けによ
り容器本体口部の密閉を確実にでき、上記第1係合突条
8下面への第2係合突条16係合による容器本体の吊持ち
は、回止め突部15を切欠き7内へ嵌合させて行うから、
カバー筒11に対して容器本体が回動することはなく、よ
って容器本体口頸部に対するキャップ31の螺合、螺脱が
不便となることがない。
【0018】請求項2のようにすることで、カバー筒11
の底部を弾性変形可能とし、該底部に対する衝撃を和ら
げることが出来る。
【0019】請求項3のようにすることで、カバー筒の
衝撃吸収を向上させ、しかもカバー筒の作成が容易とな
り、上下二部材21、22の連結も容易、かつ確実とするこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の縦断面図である。
【図2】 容器要部を展開して示す説明図である。
【図3】 容器一部材の斜視図である。
【図4】 容器一部材要部の斜視図である。
【図5】 図1A−A線を矢示方向へみた横断面図であ
る。
【図6】 容器一部材の平面図である。
【図7】 容器一部材の底面図である。
【符号の説明】
1…容器本体 7…切欠き 8…第1係合突条 11…カバー筒 13…第2胴部 14…吊下げ筒 15…回止め突部 16…第2係合突条 18…バネ板 25…中筒 31…キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A45D 34/00 510 B65D 81/10 A (72)発明者 尾崎 尚武 神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(新横浜) 内 (72)発明者 鳥居 晶仁 神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(新横浜) 内 (72)発明者 飯塚 茂雄 東京都江東区大島3の2の6 株式会社吉 野工業所内 (72)発明者 水嶋 博 東京都江東区大島3の2の6 株式会社吉 野工業所内 Fターム(参考) 3E061 AA30 AB09 AD04 DA02 DA06 DB01 3E062 AA09 AB08 BB02 BB09 CA01 FB03 FC06 GB06 GB08 3E066 AA66 CA01 HA03 JA01 NA60 3E084 AA04 AB09 BA01 CA01 CC03 DA01 DC03 FA09 FB01 GA04 GB04 HA05 HB02 JA20 KA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1底壁2外周から第1胴部3を、かつ
    該第1胴部上端から肩部4を介して、口頸部5をそれぞ
    れ起立し、該口頸部の下部を大径部として該大径部の外
    面に切欠き7付きの第1係合突条8を周設した容器本体
    1と、 第2底壁12外周から第1胴部3よりも大径の第2胴部13
    を、該第2胴部内に第1胴部を遊挿させて起立し、該第
    2胴部上端から下内方へ下部小径の吊下げ筒14を垂下し
    て該吊下げ筒の下部内面には回止め突部15を有する第2
    係合突条16を周設し、又それ等第2胴部の上部から第2
    係合突条付きの吊下げ筒下端まで複数の割溝17を縦設し
    て、各割溝間部分を弾性変形可能に形成し、更に第2底
    壁内面からは複数のバネ板18を起立するカバー筒11と、 上記口頸部外面へ螺合させたキャップ31とからなり、 上記回止め突部15を切欠き7内へ嵌合させて第1係合突
    条8下面へ第2係合突条16を係合させ、かつ吊下げ筒14
    下端を肩部上面へ当接させてカバー筒内へ容器本体を吊
    持ちさせると共に、上記バネ板上部を容器本体底部の外
    周面へほぼ等間隔に弾性に抗して圧接させ、 又キャップ頂壁の上面の左右ないし前後方向中間部から
    は弾性薄板34を起立したことを特徴とする衝撃吸収容
    器。
  2. 【請求項2】 第2底壁12を半球面状に下方へ突設して
    形成すると共に、該第2底壁の中心部に透孔19を穿設
    し、該透孔周縁との間に適宜間隙をおいた第2底壁中央
    部から第2胴部13の下方部分までほぼ等間隔に、下方か
    らみて放射状に切割溝20を穿設したことを特徴とする請
    求項1記載の衝撃吸収容器。
  3. 【請求項3】 上記カバー筒11を、弾性に富む薄肉の合
    成樹脂製上下二部材21、22で形成すると共に、該上下二
    部材の第2胴部形成部分内面には第1、第2リブ23、24
    を縦設しておき、 又上下方向中間部外面に仕切り壁26を周設すると共に該
    仕切り壁の上下筒部分外面に第1、第2凹溝27、28を縦
    設する中筒25を設けて、上記第1、第2リブを第1、第
    2凹溝内へ、又上下二部材の下端面と上端面とを仕切り
    壁26の上下両面へ当接させて、中筒25の上下両筒部分外
    面へ上下両部材21、22の下端部と上端部とをそれぞれ嵌
    合固着させたことを特徴とする請求項1又は2記載の衝
    撃吸収容器。
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