JP2002153975A - 直線オシレート式摩擦溶接装置 - Google Patents
直線オシレート式摩擦溶接装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型化ポータブル化が可能となり、且つ、被
溶接材や溶接条件に多様に対応できる直線オシレート式
摩擦溶接装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 非オシレート側ホルダに把持された被溶
接材Aとオシレート側ホルダに把持された被溶接材Bを
摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置において、
オシレート側ホルダを設けたオシレート部材を水平方向
に往復移動可能に支持するスライドフレーム、スライド
フレームを上下移動可能にガイドし上部に加圧用シリン
ダを取り付け、下部に非オシレート側ホルダを設けた加
圧スタンド、加振用回転モータと偏心カムによりオシレ
ート部材を水平方向に加振する加振機構、スライドフレ
ームとオシレート部材との間のリニアベアリングを有
し、加圧用シリンダによってスライドフレーム、リニア
ベアリングを介しオシレート部材を下方に加圧し、被溶
接材Bと被溶接材Aとが加圧されるように構成した。
溶接材や溶接条件に多様に対応できる直線オシレート式
摩擦溶接装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 非オシレート側ホルダに把持された被溶
接材Aとオシレート側ホルダに把持された被溶接材Bを
摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置において、
オシレート側ホルダを設けたオシレート部材を水平方向
に往復移動可能に支持するスライドフレーム、スライド
フレームを上下移動可能にガイドし上部に加圧用シリン
ダを取り付け、下部に非オシレート側ホルダを設けた加
圧スタンド、加振用回転モータと偏心カムによりオシレ
ート部材を水平方向に加振する加振機構、スライドフレ
ームとオシレート部材との間のリニアベアリングを有
し、加圧用シリンダによってスライドフレーム、リニア
ベアリングを介しオシレート部材を下方に加圧し、被溶
接材Bと被溶接材Aとが加圧されるように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線オシレートに
より摩擦溶接を行う装置に関する。
より摩擦溶接を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン翼のような比較的小物部品
をディスクのような大物部品に接合するための溶接、あ
るいは小物部品と小物部品との接合のための溶接などに
おいては、摩擦溶接が行われる場合がある。
をディスクのような大物部品に接合するための溶接、あ
るいは小物部品と小物部品との接合のための溶接などに
おいては、摩擦溶接が行われる場合がある。
【0003】摩擦溶接は、図6(a)に概念を示すよう
に、被溶接材A1に被溶接材B2を溶接する場合、被溶
接材A1と被溶接材B2との間に加圧と摩擦を与える
が、摩擦は回転によって与えるものと、加振(直線オシ
レート)によって与えるものがあり、それぞれ被溶接材
の形状、接合条件等で選択される。
に、被溶接材A1に被溶接材B2を溶接する場合、被溶
接材A1と被溶接材B2との間に加圧と摩擦を与える
が、摩擦は回転によって与えるものと、加振(直線オシ
レート)によって与えるものがあり、それぞれ被溶接材
の形状、接合条件等で選択される。
【0004】直線オシレートによる摩擦溶接は、図6
(b)に示すように例えば被溶接材A1を非オシレート
側として固定し、被溶接材B2をオシレート側として加
振Oするとともに、被溶接材A1と被溶接材B2との間
に加圧Pを行える。
(b)に示すように例えば被溶接材A1を非オシレート
側として固定し、被溶接材B2をオシレート側として加
振Oするとともに、被溶接材A1と被溶接材B2との間
に加圧Pを行える。
【0005】その際一般に、図6(c)に摩擦溶接にお
ける時間経過と加振Oと加圧Pの関係の例を示すよう
に、まず被溶接材A1と被溶接材B2とを接合方向に加
圧力P1 で加圧しながら、被溶接材B2を高速で加振O
することで摩擦熱により、接合面が溶融温度まで加熱さ
れる。
ける時間経過と加振Oと加圧Pの関係の例を示すよう
に、まず被溶接材A1と被溶接材B2とを接合方向に加
圧力P1 で加圧しながら、被溶接材B2を高速で加振O
することで摩擦熱により、接合面が溶融温度まで加熱さ
れる。
【0006】その時点t1 で、加振Oを停止するととも
にさらに大きな加圧力P2 を加えることによって溶融部
を接合面よりはみ出させるようにして不純物も除き溶接
がなされる。
にさらに大きな加圧力P2 を加えることによって溶融部
を接合面よりはみ出させるようにして不純物も除き溶接
がなされる。
【0007】従来、このような直線オシレート式摩擦溶
接装置は、油圧シリンダ等で直接オシレート運動を加え
る構造であるため、加圧と同時に高速加振を行うための
負荷が大きく、油圧シリンダや周囲の機構が非常に複雑
な大型構造物になり、また、高価な装置となるという問
題があった
接装置は、油圧シリンダ等で直接オシレート運動を加え
る構造であるため、加圧と同時に高速加振を行うための
負荷が大きく、油圧シリンダや周囲の機構が非常に複雑
な大型構造物になり、また、高価な装置となるという問
題があった
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の直線オシレート式摩擦溶接装置を解消し機構が簡単
で、小型化ポータブル化が可能となり、且つ、被溶接材
や溶接条件に多様に対応できる直線オシレート式摩擦溶
接装置を提供することを課題とするものである。
の直線オシレート式摩擦溶接装置を解消し機構が簡単
で、小型化ポータブル化が可能となり、且つ、被溶接材
や溶接条件に多様に対応できる直線オシレート式摩擦溶
接装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は上記の課
題を解決するためになされたものであり、その第1の手
段として、非オシレート側ホルダに把持された被溶接材
Aとオシレート側ホルダに把持された被溶接材Bとを加
圧するとともに、前記被溶接材Bを加圧方向とは直角な
直線方向に加振し前記被溶接材Aと被溶接材Bとを摩擦
溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置において、前記
オシレート側ホルダを設けたオシレート部材を水平方向
に往復移動可能に支持するスライドフレーム、同スライ
ドフレームを上下移動可能にガイドし上部に加圧用シリ
ンダを取り付け、下部に前記非オシレート側ホルダを設
けた加圧スタンド、加振用回転モータと偏心カムにより
前記オシレート部材を水平方向に加振する加振機構、前
記スライドフレームと前記オシレート部材との間に設け
られたリニアベアリングを有し、前記加圧用シリンダに
よって前記スライドフレームを下方に加圧することによ
り前記リニアベアリングを介し前記オシレート部材が下
方に加圧され、前記オシレート側ホルダに把持された被
溶接材Bと前記非オシレート側ホルダに把持された被溶
接材Aとが加圧されるように構成されてなることを特徴
とする直線オシレート式摩擦溶接装置を提供する。
題を解決するためになされたものであり、その第1の手
段として、非オシレート側ホルダに把持された被溶接材
Aとオシレート側ホルダに把持された被溶接材Bとを加
圧するとともに、前記被溶接材Bを加圧方向とは直角な
直線方向に加振し前記被溶接材Aと被溶接材Bとを摩擦
溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置において、前記
オシレート側ホルダを設けたオシレート部材を水平方向
に往復移動可能に支持するスライドフレーム、同スライ
ドフレームを上下移動可能にガイドし上部に加圧用シリ
ンダを取り付け、下部に前記非オシレート側ホルダを設
けた加圧スタンド、加振用回転モータと偏心カムにより
前記オシレート部材を水平方向に加振する加振機構、前
記スライドフレームと前記オシレート部材との間に設け
られたリニアベアリングを有し、前記加圧用シリンダに
よって前記スライドフレームを下方に加圧することによ
り前記リニアベアリングを介し前記オシレート部材が下
方に加圧され、前記オシレート側ホルダに把持された被
溶接材Bと前記非オシレート側ホルダに把持された被溶
接材Aとが加圧されるように構成されてなることを特徴
とする直線オシレート式摩擦溶接装置を提供する。
【0010】上記第1の手段によれば、被溶接材Aと被
溶接材Bとの間に、リニアベアリングを介して加圧力を
負荷し、加圧力に対して直角方向に加振用回転モータと
偏心カムを利用して高速加振することで、加振に際して
の軸心ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損
失が少なく加圧と加振の効率が優れ、非常に簡単な機構
となる。また、偏心カムを取り替えることでオシレート
量も自由に変更でき、被溶接材A、被溶接材Bの断面形
状に応じた各ホルダを用いることができる。
溶接材Bとの間に、リニアベアリングを介して加圧力を
負荷し、加圧力に対して直角方向に加振用回転モータと
偏心カムを利用して高速加振することで、加振に際して
の軸心ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損
失が少なく加圧と加振の効率が優れ、非常に簡単な機構
となる。また、偏心カムを取り替えることでオシレート
量も自由に変更でき、被溶接材A、被溶接材Bの断面形
状に応じた各ホルダを用いることができる。
【0011】(2)第2の手段として、非オシレート側
ホルダに把持された被溶接材Aとオシレート側ホルダに
把持された被溶接材Bとを加圧するとともに、前記被溶
接材Bを加圧方向とは直角な直線方向に加振し前記被溶
接材Aと被溶接材Bとを摩擦溶接する直線オシレート式
摩擦溶接装置において、前記非オシレート側ホルダを設
けたスライドフレーム、同スライドフレームを上下移動
可能にガイドし上部に加圧用シリンダを取り付け、下部
にリニアベアリングを設けると共に前記オシレート側ホ
ルダを設けたオシレート部材を同リニアベアリング上に
水平方向に往復移動可能に支持する加圧スタンド、加振
用回転モータと偏心カムにより前記オシレート部材を水
平方向に加振する加振機構を有し、前記加圧用シリンダ
によって前記スライドフレームを下方に加圧することに
より前記非オシレート側ホルダに把持された被溶接材A
と前記オシレート側ホルダに把持された被溶接材Bとが
加圧され、前記オシレート部材はリニアベアリングを介
し下部を支持されるように構成されてなることを特徴と
する直線オシレート式摩擦溶接装置を提供する。
ホルダに把持された被溶接材Aとオシレート側ホルダに
把持された被溶接材Bとを加圧するとともに、前記被溶
接材Bを加圧方向とは直角な直線方向に加振し前記被溶
接材Aと被溶接材Bとを摩擦溶接する直線オシレート式
摩擦溶接装置において、前記非オシレート側ホルダを設
けたスライドフレーム、同スライドフレームを上下移動
可能にガイドし上部に加圧用シリンダを取り付け、下部
にリニアベアリングを設けると共に前記オシレート側ホ
ルダを設けたオシレート部材を同リニアベアリング上に
水平方向に往復移動可能に支持する加圧スタンド、加振
用回転モータと偏心カムにより前記オシレート部材を水
平方向に加振する加振機構を有し、前記加圧用シリンダ
によって前記スライドフレームを下方に加圧することに
より前記非オシレート側ホルダに把持された被溶接材A
と前記オシレート側ホルダに把持された被溶接材Bとが
加圧され、前記オシレート部材はリニアベアリングを介
し下部を支持されるように構成されてなることを特徴と
する直線オシレート式摩擦溶接装置を提供する。
【0012】上記第2の手段によれば、被溶接材Aと被
溶接材Bとの間の加圧力はリニアベアリングを介して支
持し、加圧力に対して直角方向に加振用回転モータと偏
心カムを利用して高速加振することで、加振に際しての
軸心ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失
が少なく加圧と加振の効率が優れ、非常に簡単な機構と
なる。また、偏心カムを取り替えることでオシレート量
も自由に変更でき、被溶接材A、被溶接材Bの断面形状
に応じた各ホルダを用いることができる。
溶接材Bとの間の加圧力はリニアベアリングを介して支
持し、加圧力に対して直角方向に加振用回転モータと偏
心カムを利用して高速加振することで、加振に際しての
軸心ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失
が少なく加圧と加振の効率が優れ、非常に簡単な機構と
なる。また、偏心カムを取り替えることでオシレート量
も自由に変更でき、被溶接材A、被溶接材Bの断面形状
に応じた各ホルダを用いることができる。
【0013】さらに、偏心カム、オシレート部材、オシ
レート側ホルダ等の往復運動要素が、加圧スタンドにガ
イドされるスライドフレーム上でなく、加圧スタンド下
部にあるため、装置の振動、応力負荷が低減する。
レート側ホルダ等の往復運動要素が、加圧スタンドにガ
イドされるスライドフレーム上でなく、加圧スタンド下
部にあるため、装置の振動、応力負荷が低減する。
【0014】(3)第3の手段として、第1の手段また
は第2の手段の直線オシレート式摩擦溶接装置におい
て、前記加振機構は前記加振用回転モータと偏心カムと
の間にクラッチを備えてなることを特徴とする直線オシ
レート式摩擦溶接装置を提供する。
は第2の手段の直線オシレート式摩擦溶接装置におい
て、前記加振機構は前記加振用回転モータと偏心カムと
の間にクラッチを備えてなることを特徴とする直線オシ
レート式摩擦溶接装置を提供する。
【0015】第3の手段によれば、第1の手段または第
2の手段の作用に加え、加振用回転モータと偏心カムの
間にクラッチが設けられているため、加振用回転モータ
の損傷のおそれがなくなり、急速な加圧力増加、オシレ
ート停止が可能となる。
2の手段の作用に加え、加振用回転モータと偏心カムの
間にクラッチが設けられているため、加振用回転モータ
の損傷のおそれがなくなり、急速な加圧力増加、オシレ
ート停止が可能となる。
【0016】(4)第4の手段として、第3の手段の直
線オシレート式摩擦溶接装置において、前記リニアベア
リングは、前記偏心カムの軸と直角な面上に平行に2列
並設されてなることを特徴とする直線オシレート式摩擦
溶接装置を提供する。
線オシレート式摩擦溶接装置において、前記リニアベア
リングは、前記偏心カムの軸と直角な面上に平行に2列
並設されてなることを特徴とする直線オシレート式摩擦
溶接装置を提供する。
【0017】第4の手段によれば、第3の手段の作用に
加え、オシレート部材に直線運動をさせるために、2列
平行に設けたリニアベアリングを用いているので、オシ
レート部材の取付け構造が簡素化される。
加え、オシレート部材に直線運動をさせるために、2列
平行に設けたリニアベアリングを用いているので、オシ
レート部材の取付け構造が簡素化される。
【0018】(5)第5の手段として、第3の手段の直
線オシレート式摩擦溶接装置において、前記スライドフ
レームと前記オシレート部材の一方に作動用シリンダに
より出没するクサビ、他方に突出した前記クサビが挿入
される穴を有するストッパを前記リニアベアリングの移
動方向に対して同リニアベアリングの左右両側に位置さ
せて備えてなることを特徴とする直線オシレート式摩擦
溶接装置を提供する。
線オシレート式摩擦溶接装置において、前記スライドフ
レームと前記オシレート部材の一方に作動用シリンダに
より出没するクサビ、他方に突出した前記クサビが挿入
される穴を有するストッパを前記リニアベアリングの移
動方向に対して同リニアベアリングの左右両側に位置さ
せて備えてなることを特徴とする直線オシレート式摩擦
溶接装置を提供する。
【0019】第5の手段によれば、第3の手段の作用に
加え、クサビとストッパにより、オシレート停止が行わ
れるとき、慣性力によって所定の合わせ面よりずれた位
置で溶接されることが防止される。
加え、クサビとストッパにより、オシレート停止が行わ
れるとき、慣性力によって所定の合わせ面よりずれた位
置で溶接されることが防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に基づき本発明の実施の第1
形態に係る直線オシレート式摩擦溶接装置を説明する。
図1は本実施の形態の直線オシレート式摩擦溶接装置の
一部を断面表示とした立面図である。
形態に係る直線オシレート式摩擦溶接装置を説明する。
図1は本実施の形態の直線オシレート式摩擦溶接装置の
一部を断面表示とした立面図である。
【0021】図1において、1は被溶接材A、2は被溶
接材B、3は被溶接材A1を把持する非オシレート側ホ
ルダ、4は被溶接材B2を把持するオシレート側ホル
ダ、5は被溶接材A1に被溶接材B2を加圧するための
加圧スタンドであり、その上部に加圧用の油圧シリンダ
6を備えている。
接材B、3は被溶接材A1を把持する非オシレート側ホ
ルダ、4は被溶接材B2を把持するオシレート側ホル
ダ、5は被溶接材A1に被溶接材B2を加圧するための
加圧スタンドであり、その上部に加圧用の油圧シリンダ
6を備えている。
【0022】7は被溶接材B2、オシレート側ホルダ4
などを支持したスライドフレーム(以下、単に「スライ
ド」という。)であり、加圧スタンド5に上下移動可能
にガイドされている。20はスライド7に設けられたベ
アリングであり、オシレート部材としてのオシレート軸
9を水平方向に直線往復移動可能に支持している。
などを支持したスライドフレーム(以下、単に「スライ
ド」という。)であり、加圧スタンド5に上下移動可能
にガイドされている。20はスライド7に設けられたベ
アリングであり、オシレート部材としてのオシレート軸
9を水平方向に直線往復移動可能に支持している。
【0023】11はスライド7上に取り付けられた加振
用の油圧モータであり、その出力軸には偏心カム10が
取り付けられ、偏心カム10には連結棒21の一端側が
取り付けられ、連結棒21の他端側は連結ピン22によ
りオシレート軸9とピン結合している。オシレート軸9
には、被溶接材B2を下向きに把持するオシレート側ホ
ルダ4が取り付けられている。
用の油圧モータであり、その出力軸には偏心カム10が
取り付けられ、偏心カム10には連結棒21の一端側が
取り付けられ、連結棒21の他端側は連結ピン22によ
りオシレート軸9とピン結合している。オシレート軸9
には、被溶接材B2を下向きに把持するオシレート側ホ
ルダ4が取り付けられている。
【0024】リニアベアリング8はスライド7に内蔵さ
れ、その下部がオシレート軸9の上部に当接している。
れ、その下部がオシレート軸9の上部に当接している。
【0025】12は定盤であり、加圧スタンド5は定盤
12上固定されるととともに、加圧スタンド5の下部中
央には被溶接材A1を上向きに把持する非オシレート側
ホルダ3が固定されている。
12上固定されるととともに、加圧スタンド5の下部中
央には被溶接材A1を上向きに把持する非オシレート側
ホルダ3が固定されている。
【0026】上記のような本実施の形態の直線オシレー
ト式摩擦溶接装置においては、被溶接材A1に被溶接材
B2を、油圧シリンダ6で加圧Pしながら、加圧力に対
して直角方向に高速オシレートさせる加振機構として油
圧モータ11、偏心カム10、連結棒21、連結ピン2
2を用い、オシレートに際しての加圧力による摩擦抵抗
を低減させるためリニアベアリング8を使用して加圧P
と加振Oの合成がなされる。
ト式摩擦溶接装置においては、被溶接材A1に被溶接材
B2を、油圧シリンダ6で加圧Pしながら、加圧力に対
して直角方向に高速オシレートさせる加振機構として油
圧モータ11、偏心カム10、連結棒21、連結ピン2
2を用い、オシレートに際しての加圧力による摩擦抵抗
を低減させるためリニアベアリング8を使用して加圧P
と加振Oの合成がなされる。
【0027】すなわち、油圧シリンダ6がスライド7を
下方に加圧すると、スライド7に内蔵されたリニアベア
リング8はオシレート軸9を摩擦抵抗が少なく水平方向
に移動自在な状態で下方に加圧し、オシレート軸9に取
り付けられたオシレート側ホルダ4とオシレート側ホル
ダ4に把持された被溶接材B2が下方に加圧Pされる。
下方に加圧すると、スライド7に内蔵されたリニアベア
リング8はオシレート軸9を摩擦抵抗が少なく水平方向
に移動自在な状態で下方に加圧し、オシレート軸9に取
り付けられたオシレート側ホルダ4とオシレート側ホル
ダ4に把持された被溶接材B2が下方に加圧Pされる。
【0028】一方、油圧モータ11の回転で偏心カム1
0が回転すると、オシレート軸9は偏心カム10の偏心
量だけ図1中左右に加振Oされる。
0が回転すると、オシレート軸9は偏心カム10の偏心
量だけ図1中左右に加振Oされる。
【0029】オシレート軸9は、リニアベアリング8に
より、油圧シリンダ6からの加圧力を負荷されながら、
加振されることが可能となっており、オシレート軸9に
取り付けられたオシレート側ホルダ4に把持された被溶
接材B2は、加圧スタンド5の下部中央で固定された非
オシレート側ホルダ3に把持された被溶接材A1との間
で、加圧Pと加振Oを行うことができる。
より、油圧シリンダ6からの加圧力を負荷されながら、
加振されることが可能となっており、オシレート軸9に
取り付けられたオシレート側ホルダ4に把持された被溶
接材B2は、加圧スタンド5の下部中央で固定された非
オシレート側ホルダ3に把持された被溶接材A1との間
で、加圧Pと加振Oを行うことができる。
【0030】したがって、例えば図6(c)で示したよ
うに、被溶接材A1と被溶接材B2との間で、油圧シリ
ンダ6と油圧モータ11により加圧力P1 で加圧P、加
振Oを行った後、接合面の溶融を発生させた時点t1
で、油圧モータ11を停止し加振Oを止め、より大きな
加圧力P2 で加圧Pすることによって摩擦溶接をするこ
とができる。
うに、被溶接材A1と被溶接材B2との間で、油圧シリ
ンダ6と油圧モータ11により加圧力P1 で加圧P、加
振Oを行った後、接合面の溶融を発生させた時点t1
で、油圧モータ11を停止し加振Oを止め、より大きな
加圧力P2 で加圧Pすることによって摩擦溶接をするこ
とができる。
【0031】以上のように本実施の形態の直線オシレー
ト式摩擦溶接装置によれば、被溶接材A1と被溶接材B
2との間に、リニアベアリング8を介して加圧力を負荷
し、加圧力に対して直角方向に油圧モータと偏心カムを
利用して高速オシレートするものであるため、加振Oに
際しての軸心ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗に
よる損失が少なく加圧Pと加振Oの効率が優れ、非常に
簡単な機構でポータブル性があり、どこにでも据付可能
である。
ト式摩擦溶接装置によれば、被溶接材A1と被溶接材B
2との間に、リニアベアリング8を介して加圧力を負荷
し、加圧力に対して直角方向に油圧モータと偏心カムを
利用して高速オシレートするものであるため、加振Oに
際しての軸心ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗に
よる損失が少なく加圧Pと加振Oの効率が優れ、非常に
簡単な機構でポータブル性があり、どこにでも据付可能
である。
【0032】また、偏心カム10を取り替えることでオ
シレート量も自由に変更でき、被溶接材A1、被溶接材
B2の断面形状に応じた各ホルダ3、4を用いることで
種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
シレート量も自由に変更でき、被溶接材A1、被溶接材
B2の断面形状に応じた各ホルダ3、4を用いることで
種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
【0033】図2に基づき本発明の実施の第2形態に係
る直線オシレート式摩擦溶接装置を説明する。図2は本
実施の形態の直線オシレート式摩擦溶接装置の一部を断
面表示とした立面図である。
る直線オシレート式摩擦溶接装置を説明する。図2は本
実施の形態の直線オシレート式摩擦溶接装置の一部を断
面表示とした立面図である。
【0034】本実施の形態は、前述の実施の第1形態と
は、非オシレート側の被溶接材とオシレート側の被溶接
材の上下の関係を逆に配置し、また、加振用の油圧モー
タの出力側にクラッチを設けたことに主な違いがあり、
他は同様である。
は、非オシレート側の被溶接材とオシレート側の被溶接
材の上下の関係を逆に配置し、また、加振用の油圧モー
タの出力側にクラッチを設けたことに主な違いがあり、
他は同様である。
【0035】そこで、図2においては、前述の図1に対
応する部分には100番台の下二桁が同番号の符号を付
して示し、対応を明らかにして本実施の形態の理解を容
易にするとともに、説明を省略し、前述の実施の第1形
態と異なる点を主に説明する。
応する部分には100番台の下二桁が同番号の符号を付
して示し、対応を明らかにして本実施の形態の理解を容
易にするとともに、説明を省略し、前述の実施の第1形
態と異なる点を主に説明する。
【0036】図2に示すように、被溶接材A101はス
ライド107の中央部に非オシレート側ホルダ103に
よって下向きに把持されている。一方、加圧スタンド1
05の下部にはオシレート部材としてのオシレート軸1
09が水平方向に直線往復移動可能に図示しないベアリ
ングで支持されるとともに、オシレート軸109は加圧
スタンド105の下部ないし定盤112上に固定された
リニアベアリング108上に載置され、被溶接材B10
2はオシレート軸109に取り付けられたオシレート側
ホルダ104によって上向きに把持されている。
ライド107の中央部に非オシレート側ホルダ103に
よって下向きに把持されている。一方、加圧スタンド1
05の下部にはオシレート部材としてのオシレート軸1
09が水平方向に直線往復移動可能に図示しないベアリ
ングで支持されるとともに、オシレート軸109は加圧
スタンド105の下部ないし定盤112上に固定された
リニアベアリング108上に載置され、被溶接材B10
2はオシレート軸109に取り付けられたオシレート側
ホルダ104によって上向きに把持されている。
【0037】オシレート軸109を加振する油圧モータ
111も加圧スタンド105の下部ないし定盤112上
に取り付けられている。
111も加圧スタンド105の下部ないし定盤112上
に取り付けられている。
【0038】加圧スタンド105はスライド107を上
下移動可能にガイドするとともに、加圧スタンド105
上に取り付けられた油圧シリンダ106がスライド10
7を昇降および下方に加圧するように構成されている。
下移動可能にガイドするとともに、加圧スタンド105
上に取り付けられた油圧シリンダ106がスライド10
7を昇降および下方に加圧するように構成されている。
【0039】加振機構を構成する油圧モータ111と偏
心カム110は連結棒121と連結ピン122を介して
オシレート軸109を加振するが、油圧モータ111と
偏心カム110の間にクラッチ113が設けられてい
る。
心カム110は連結棒121と連結ピン122を介して
オシレート軸109を加振するが、油圧モータ111と
偏心カム110の間にクラッチ113が設けられてい
る。
【0040】上記のような本実施の形態の直線オシレー
ト式摩擦溶接装置においては、油圧シリンダ106がス
ライド107を介して非オシレート側ホルダ103に把
持された被溶接材A101を下方に加圧し、油圧モータ
111はオシレート側ホルダ104に把持された被溶接
材B102をリニアベアリング108上でオシレート運
動を行い、被溶接材B102が受けた加圧力はリニアベ
アリング108が支持するので、被溶接材A101と被
溶接材B102との間で加圧Pと加振Oとを摩擦抵抗少
なく行うことができる。
ト式摩擦溶接装置においては、油圧シリンダ106がス
ライド107を介して非オシレート側ホルダ103に把
持された被溶接材A101を下方に加圧し、油圧モータ
111はオシレート側ホルダ104に把持された被溶接
材B102をリニアベアリング108上でオシレート運
動を行い、被溶接材B102が受けた加圧力はリニアベ
アリング108が支持するので、被溶接材A101と被
溶接材B102との間で加圧Pと加振Oとを摩擦抵抗少
なく行うことができる。
【0041】また、被溶接材A101と被溶接材B10
2の接合面が溶融温度になった時点で、加圧力を図6
(c)で説明したように大きい加圧力P2 に増加させて
急激にオシレート運動を停止すると、慣性力によって油
圧モータ111に損傷をきたすおそれがあり、また油圧
モータ111側の慣性力でオシレート運動の停止位置が
ずれて所定の合わせ面からずれて溶接されるおそれがあ
ったが、油圧モータ111と偏心カム110の間にクラ
ッチ113が設けられているため、クラッチ113を切
ることによって、急速な加圧力増加とオシレート停止
が、油圧モータ111の損傷のおそれなく可能となり、
また油圧モータ111側の慣性力の影響も排除できるの
で正確な摩擦溶接操作が可能となった。
2の接合面が溶融温度になった時点で、加圧力を図6
(c)で説明したように大きい加圧力P2 に増加させて
急激にオシレート運動を停止すると、慣性力によって油
圧モータ111に損傷をきたすおそれがあり、また油圧
モータ111側の慣性力でオシレート運動の停止位置が
ずれて所定の合わせ面からずれて溶接されるおそれがあ
ったが、油圧モータ111と偏心カム110の間にクラ
ッチ113が設けられているため、クラッチ113を切
ることによって、急速な加圧力増加とオシレート停止
が、油圧モータ111の損傷のおそれなく可能となり、
また油圧モータ111側の慣性力の影響も排除できるの
で正確な摩擦溶接操作が可能となった。
【0042】以上のように本実施の形態の直線オシレー
ト式摩擦溶接装置によれば、前述の実施の第1形態と同
様に被溶接材A101と被溶接材B102との間の加圧
力はリニアベアリング108を介して支持し、加圧力に
対して直角方向に油圧モータと偏心カムを利用して高速
オシレートするものであるため、加振Oに際しての軸心
ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失が少
なく加圧Pと加振Oの効率が優れ、非常に簡単な機構で
ポータブル性があり、どこにでも据付可能である。
ト式摩擦溶接装置によれば、前述の実施の第1形態と同
様に被溶接材A101と被溶接材B102との間の加圧
力はリニアベアリング108を介して支持し、加圧力に
対して直角方向に油圧モータと偏心カムを利用して高速
オシレートするものであるため、加振Oに際しての軸心
ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失が少
なく加圧Pと加振Oの効率が優れ、非常に簡単な機構で
ポータブル性があり、どこにでも据付可能である。
【0043】また、偏心カムを取り替えることでオシレ
ート量も自由に変更でき、被溶接材A101、被溶接材
B102の断面形状に応じた各ホルダ103、104を
用いることで種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
ート量も自由に変更でき、被溶接材A101、被溶接材
B102の断面形状に応じた各ホルダ103、104を
用いることで種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
【0044】また本実施の形態は、偏心カム110、連
結棒121、オシレート軸109、オシレート側ホルダ
104等の往復運動要素が、加圧スタンド105にガイ
ドされるオシレート軸109上でなく、定盤112上に
固定された加圧スタンド105の下部に在るため、装置
の振動、応力負荷を低減できる。
結棒121、オシレート軸109、オシレート側ホルダ
104等の往復運動要素が、加圧スタンド105にガイ
ドされるオシレート軸109上でなく、定盤112上に
固定された加圧スタンド105の下部に在るため、装置
の振動、応力負荷を低減できる。
【0045】さらに、加振用の油圧モータ111と偏心
カム110の間にクラッチ113が設けられているた
め、油圧モータ111の損傷のおそれがなくなり、急速
な加圧力増加、オシレート停止が可能となり、正確な摩
擦溶接操作が可能となった。
カム110の間にクラッチ113が設けられているた
め、油圧モータ111の損傷のおそれがなくなり、急速
な加圧力増加、オシレート停止が可能となり、正確な摩
擦溶接操作が可能となった。
【0046】なお、本発明において油圧モータ111と
偏心カム110の間にクラッチ113を設けることは、
本実施の形態に限らず、前述の実施の第1形態において
も実施できるものであり、その場合は、実施の第1形態
においてもクラッチを設けたことにより、油圧モータの
損傷のおそれがなくなり、急速な加圧力増加、オシレー
ト停止が可能となり、正確な摩擦溶接操作が可能となる
作用効果を加える事ができる。
偏心カム110の間にクラッチ113を設けることは、
本実施の形態に限らず、前述の実施の第1形態において
も実施できるものであり、その場合は、実施の第1形態
においてもクラッチを設けたことにより、油圧モータの
損傷のおそれがなくなり、急速な加圧力増加、オシレー
ト停止が可能となり、正確な摩擦溶接操作が可能となる
作用効果を加える事ができる。
【0047】図3から図5に基づき本発明の実施の第3
形態に係る直線オシレート式摩擦溶接装置を説明する。
図3は本実施の形態の直線オシレート式摩擦溶接装置の
一部を断面表示とした立面図であり、図4は、図3中X
−X矢視による加圧スタンドの側面断面と図3中Y−Y
矢視による油圧シリンダ部断面とを組み合わせた構造説
明図、図5は、図3中Y−Y矢視によるクサビ部、スト
ッパ部側面および油圧シリンダ部断面を組み合わせた構
造説明図である。なお、図4、図5中各機器の取付けボ
ルト等の表示は構造を明示すために、一部矢視位置をず
らして表現されている。
形態に係る直線オシレート式摩擦溶接装置を説明する。
図3は本実施の形態の直線オシレート式摩擦溶接装置の
一部を断面表示とした立面図であり、図4は、図3中X
−X矢視による加圧スタンドの側面断面と図3中Y−Y
矢視による油圧シリンダ部断面とを組み合わせた構造説
明図、図5は、図3中Y−Y矢視によるクサビ部、スト
ッパ部側面および油圧シリンダ部断面を組み合わせた構
造説明図である。なお、図4、図5中各機器の取付けボ
ルト等の表示は構造を明示すために、一部矢視位置をず
らして表現されている。
【0048】本実施の形態は、前述の実施の第1形態と
は、スライド側とオシレート軸側との間にクサビとスト
ッパの機構を設けたこと、リニアベアリングを複列とし
たこと、および加振用の油圧モータの出力側にクラッチ
を設けたことに主な違いがあり、他は同様である。
は、スライド側とオシレート軸側との間にクサビとスト
ッパの機構を設けたこと、リニアベアリングを複列とし
たこと、および加振用の油圧モータの出力側にクラッチ
を設けたことに主な違いがあり、他は同様である。
【0049】そこで、図3から図5においては、前述の
図1、または図2に対応する部分には200番台の下二
桁が同番号の符号を付して示し、対応を明らかにして本
実施の形態の理解を容易にするとともに、説明を省略
し、前述の実施の第1形態、および第2形態と異なる点
を主に説明する。
図1、または図2に対応する部分には200番台の下二
桁が同番号の符号を付して示し、対応を明らかにして本
実施の形態の理解を容易にするとともに、説明を省略
し、前述の実施の第1形態、および第2形態と異なる点
を主に説明する。
【0050】図3に示すように、201は被溶接材A、
202は被溶接材B、203は非オシレート側ホルダ、
204はオシレート側ホルダ、205は加圧スタンド、
206は加圧用の油圧シリンダ、207はスライド、2
08はスライド207とオシレート部材209との間に
設けられた複列のリニアベアリング、209はその下側
にオシレート側ホルダ204を設けたオシレート部材、
210は偏心カム、211は加振用の油圧モータ、21
2は定盤、213はクラッチである。
202は被溶接材B、203は非オシレート側ホルダ、
204はオシレート側ホルダ、205は加圧スタンド、
206は加圧用の油圧シリンダ、207はスライド、2
08はスライド207とオシレート部材209との間に
設けられた複列のリニアベアリング、209はその下側
にオシレート側ホルダ204を設けたオシレート部材、
210は偏心カム、211は加振用の油圧モータ、21
2は定盤、213はクラッチである。
【0051】また、214はスライド207に取り付け
られたクサビ、215はオシレート部材209に設けら
れたストッパ、216はストッパ215の作動用のエア
ーシリンダ、217はクラッチ213の出力軸に取り付
けられた歯車、218は歯車217と噛み合う歯車、2
19は加圧スタンド205の脚、221は連結棒、22
2は連結ピンである。
られたクサビ、215はオシレート部材209に設けら
れたストッパ、216はストッパ215の作動用のエア
ーシリンダ、217はクラッチ213の出力軸に取り付
けられた歯車、218は歯車217と噛み合う歯車、2
19は加圧スタンド205の脚、221は連結棒、22
2は連結ピンである。
【0052】上記のように構成された実施の第3形態の
直線オシレート式摩擦溶接装置においては、油圧モータ
211の回転はクラッチ213を介して、歯車217に
伝達され、歯車217と噛み合う歯車218に固定され
た軸が偏心カム210になっており、偏心カム210が
回転運動を連結棒221、連結ピン222を介してオシ
レート部材209にオシレート運動に変えて伝え、加振
機構を構成している。
直線オシレート式摩擦溶接装置においては、油圧モータ
211の回転はクラッチ213を介して、歯車217に
伝達され、歯車217と噛み合う歯車218に固定され
た軸が偏心カム210になっており、偏心カム210が
回転運動を連結棒221、連結ピン222を介してオシ
レート部材209にオシレート運動に変えて伝え、加振
機構を構成している。
【0053】オシレート部材209に直線運動をさせる
ために、前述の実施の第1形態のベアリング20に代え
て、本実施の形態では偏心カム210の軸と直角な面上
に2列平行に併設されたリニアベアリング208が設け
られている。
ために、前述の実施の第1形態のベアリング20に代え
て、本実施の形態では偏心カム210の軸と直角な面上
に2列平行に併設されたリニアベアリング208が設け
られている。
【0054】実施の第1形態ではオシレート軸9はスラ
イド7のハウジング部にベアリング20を設けて直線運
動をさせたため、リニアベアリング8とベアリング20
の軸心が一致するように加工精度を高める必要があった
が、本実施の形態ではリニアベアリング208を偏心カ
ム210の軸と直角な面上に2列平行に取付けることで
オシレート部材209の直線往復運動をさせたため、オ
シレート部材209の横振れはほとんどなくすことがで
き、かつ、ベアリングの取付け穴加工が省け、オシレー
ト部材209の取付け構造が簡素化され、その加工が容
易なものとなっている。
イド7のハウジング部にベアリング20を設けて直線運
動をさせたため、リニアベアリング8とベアリング20
の軸心が一致するように加工精度を高める必要があった
が、本実施の形態ではリニアベアリング208を偏心カ
ム210の軸と直角な面上に2列平行に取付けることで
オシレート部材209の直線往復運動をさせたため、オ
シレート部材209の横振れはほとんどなくすことがで
き、かつ、ベアリングの取付け穴加工が省け、オシレー
ト部材209の取付け構造が簡素化され、その加工が容
易なものとなっている。
【0055】油圧モータ211と歯車217との間のク
ラッチ213は、前述の実施の第2形態のクラッチ11
3と同様に機能するものである。
ラッチ213は、前述の実施の第2形態のクラッチ11
3と同様に機能するものである。
【0056】すなわち、クラッチ213を切ることによ
って、急速な加圧力増加とオシレート停止が、油圧モー
タ211の損傷のおそれなく可能となり、また油圧モー
タ211側の慣性力の影響も排除できるので正確な摩擦
溶接操作が可能となる。
って、急速な加圧力増加とオシレート停止が、油圧モー
タ211の損傷のおそれなく可能となり、また油圧モー
タ211側の慣性力の影響も排除できるので正確な摩擦
溶接操作が可能となる。
【0057】オシレート部材209の下側には被溶接材
Bのオシレート側ホルダ204が取り付けられ、あるい
は一体に設けられており、偏心カム210の動きに同期
して被溶接材B202が加振Oされる。
Bのオシレート側ホルダ204が取り付けられ、あるい
は一体に設けられており、偏心カム210の動きに同期
して被溶接材B202が加振Oされる。
【0058】また、油圧シリンダ206がスライド20
7を下方に加圧Pすると、スライド207に取付けられ
たリニアベアリング208はオシレート部材209を摩
擦抵抗少なく水平方向に移動自在な状態で下方に加圧
し、オシレート部材209に設けられたオシレート側ホ
ルダ204とオシレート側ホルダ204に把持された被
溶接材B202が下方に加圧Pされる。
7を下方に加圧Pすると、スライド207に取付けられ
たリニアベアリング208はオシレート部材209を摩
擦抵抗少なく水平方向に移動自在な状態で下方に加圧
し、オシレート部材209に設けられたオシレート側ホ
ルダ204とオシレート側ホルダ204に把持された被
溶接材B202が下方に加圧Pされる。
【0059】リニアベアリング208の移動方向に対し
て左右両側に位置して、リニアベアリング208を挟む
ように、オシレート部材209にストッパ215が設け
られ、スライド207にはエアーシリンダ216とクサ
ビ214が設けられ、リニアベアリング208の左右両
側でストッパ215とクサビ214の組み合わせが形成
される。
て左右両側に位置して、リニアベアリング208を挟む
ように、オシレート部材209にストッパ215が設け
られ、スライド207にはエアーシリンダ216とクサ
ビ214が設けられ、リニアベアリング208の左右両
側でストッパ215とクサビ214の組み合わせが形成
される。
【0060】なお、オシレート部材209側にクサビ2
14が設けられ、スライド207側にストッパ215が
設けられてもよい。
14が設けられ、スライド207側にストッパ215が
設けられてもよい。
【0061】クサビ214はエアーシリンダ216の先
端部に取付けられ、ストッパ215は突出したクサビが
挿入される穴を有し、クサビ14の形状とストッパ21
5の穴の形状は、互いに対応した調芯作用を有する形状
となっている。
端部に取付けられ、ストッパ215は突出したクサビが
挿入される穴を有し、クサビ14の形状とストッパ21
5の穴の形状は、互いに対応した調芯作用を有する形状
となっている。
【0062】クラッチ213でモータ211と歯車21
7との間の伝達力を切り離すと同時に、エアーシリンダ
216によりクサビ214をストッパ215に打ち込む
ことで被溶接材A201と被溶接材B202の位置を規
定し、所定の合わせ面で溶接されるようにしている。
7との間の伝達力を切り離すと同時に、エアーシリンダ
216によりクサビ214をストッパ215に打ち込む
ことで被溶接材A201と被溶接材B202の位置を規
定し、所定の合わせ面で溶接されるようにしている。
【0063】すなわち、被溶接材A201と被溶接材B
202の接合面が溶融温度になった時点で、加圧力を図
6(c)で説明したように大きい加圧力P2 に増加させ
略同時にクラッチ213を切って、加圧力増加とオシレ
ート停止が行われるとき、同時にクサビ214をストッ
パ215による調芯作用が働くので、慣性力によって所
定の合わせ面よりずれた位置で溶接されることが防止さ
れ、正確な摩擦溶接操作が可能となった。
202の接合面が溶融温度になった時点で、加圧力を図
6(c)で説明したように大きい加圧力P2 に増加させ
略同時にクラッチ213を切って、加圧力増加とオシレ
ート停止が行われるとき、同時にクサビ214をストッ
パ215による調芯作用が働くので、慣性力によって所
定の合わせ面よりずれた位置で溶接されることが防止さ
れ、正確な摩擦溶接操作が可能となった。
【0064】以上のように本実施の形態の直線オシレー
ト式摩擦溶接装置によれば、前述の実施の第1形態と同
様に被溶接材A201と被溶接材B202との間の加圧
力はリニアベアリング208を介して伝達し、加圧力に
対して直角方向に油圧モータと偏心カムを利用して高速
オシレートするものであるため、加振Oに際しての軸心
ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失が少
なく加圧Pと加振Oの効率が優れ、非常に簡単な機構で
ポータブル性があり、どこにでも据付可能である。
ト式摩擦溶接装置によれば、前述の実施の第1形態と同
様に被溶接材A201と被溶接材B202との間の加圧
力はリニアベアリング208を介して伝達し、加圧力に
対して直角方向に油圧モータと偏心カムを利用して高速
オシレートするものであるため、加振Oに際しての軸心
ずれがなく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失が少
なく加圧Pと加振Oの効率が優れ、非常に簡単な機構で
ポータブル性があり、どこにでも据付可能である。
【0065】偏心カムを取り替えることでオシレート量
も自由に変更でき、被溶接材A201、被溶接材B20
2の断面形状に応じた各ホルダ203、204を用いる
ことで種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
も自由に変更でき、被溶接材A201、被溶接材B20
2の断面形状に応じた各ホルダ203、204を用いる
ことで種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
【0066】また、前述の実施の第2形態と同様にクラ
ッチ213を設けてあるので、急激な加圧力増加とオシ
レート停止が可能となり、正確な摩擦溶接操作が可能で
ある。
ッチ213を設けてあるので、急激な加圧力増加とオシ
レート停止が可能となり、正確な摩擦溶接操作が可能で
ある。
【0067】そして特に本実施の形態においては、オシ
レート部材209に直線運動をさせるために、2列平行
に設けたリニアベアリング208を用いているので、オ
シレート部材209の取付け構造が簡素化され、その加
工が容易なものとなっている。
レート部材209に直線運動をさせるために、2列平行
に設けたリニアベアリング208を用いているので、オ
シレート部材209の取付け構造が簡素化され、その加
工が容易なものとなっている。
【0068】さらにクサビ214とストッパ215によ
る調芯作用によって、オシレート停止が行われるとき、
慣性力によって所定の合わせ面よりずれた位置で溶接さ
れることが防止され、正確な摩擦溶接操作が可能とな
る。
る調芯作用によって、オシレート停止が行われるとき、
慣性力によって所定の合わせ面よりずれた位置で溶接さ
れることが防止され、正確な摩擦溶接操作が可能とな
る。
【0069】なお、本実施の形態は、前述の実施の第1
形態と同様にオシレート側ホルダ204が上側、非オシ
レート側ホルダ203が下側に配置されて構成された直
線オシレート式摩擦溶接装置を示したが、本発明はそれ
に限定されるものではない。
形態と同様にオシレート側ホルダ204が上側、非オシ
レート側ホルダ203が下側に配置されて構成された直
線オシレート式摩擦溶接装置を示したが、本発明はそれ
に限定されるものではない。
【0070】すなわち、前述の実施の第2形態と同様に
オシレート側ホルダ204が下側、非オシレート側ホル
ダ203が上側に配置されて構成された直線オシレート
式摩擦溶接装置においても、オシレート部材209に直
線運動をさせるために、2列平行に設けたリニアベアリ
ング208を用いて、オシレート部材209の取付け構
造を簡素化し、その加工を容易なものとし、さらにクサ
ビ214とストッパ215を設けて、その調芯作用によ
って、正確な摩擦溶接操作を可能とすることができるも
のである。
オシレート側ホルダ204が下側、非オシレート側ホル
ダ203が上側に配置されて構成された直線オシレート
式摩擦溶接装置においても、オシレート部材209に直
線運動をさせるために、2列平行に設けたリニアベアリ
ング208を用いて、オシレート部材209の取付け構
造を簡素化し、その加工を容易なものとし、さらにクサ
ビ214とストッパ215を設けて、その調芯作用によ
って、正確な摩擦溶接操作を可能とすることができるも
のである。
【0071】以上本発明の実施の一形態を説明したが、
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいこと
は言うまでもない。
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいこと
は言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】(1)請求項1の発明によれば、直線オ
シレート式摩擦溶接装置を、非オシレート側ホルダに把
持された被溶接材Aとオシレート側ホルダに把持された
被溶接材Bとを加圧するとともに、前記被溶接材Bを加
圧方向とは直角な直線方向に加振し前記被溶接材Aと被
溶接材Bとを摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装
置において、前記オシレート側ホルダを設けたオシレー
ト部材を水平方向に往復移動可能に支持するスライドフ
レーム、同スライドフレームを上下移動可能にガイドし
上部に加圧用シリンダを取り付け、下部に前記非オシレ
ート側ホルダを設けた加圧スタンド、加振用回転モータ
と偏心カムにより前記オシレート部材を水平方向に加振
する加振機構、前記スライドフレームと前記オシレート
部材との間に設けられたリニアベアリングを有し、前記
加圧用シリンダによって前記スライドフレームを下方に
加圧することにより前記リニアベアリングを介し前記オ
シレート部材が下方に加圧され、前記オシレート側ホル
ダに把持された被溶接材Bと前記非オシレート側ホルダ
に把持された被溶接材Aとが加圧されるように構成した
ので、被溶接材Aと被溶接材Bとの間に、リニアベアリ
ングを介して加圧力を負荷し、加圧力に対して直角方向
に加振用回転モータと偏心カムを利用して高速加振する
ことで、加振に際しての軸心ずれがなく正確な接合がで
き、摩擦抵抗による損失が少なく加圧と加振の効率が優
れ、非常に簡単な機構でポータブル性があり、どこにで
も据付可能である。また、偏心カムを取り替えることで
オシレート量も自由に変更でき、被溶接材A、被溶接材
Bの断面形状に応じた各ホルダを用いることで種々な形
状の摩擦溶接が可能となる。
シレート式摩擦溶接装置を、非オシレート側ホルダに把
持された被溶接材Aとオシレート側ホルダに把持された
被溶接材Bとを加圧するとともに、前記被溶接材Bを加
圧方向とは直角な直線方向に加振し前記被溶接材Aと被
溶接材Bとを摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装
置において、前記オシレート側ホルダを設けたオシレー
ト部材を水平方向に往復移動可能に支持するスライドフ
レーム、同スライドフレームを上下移動可能にガイドし
上部に加圧用シリンダを取り付け、下部に前記非オシレ
ート側ホルダを設けた加圧スタンド、加振用回転モータ
と偏心カムにより前記オシレート部材を水平方向に加振
する加振機構、前記スライドフレームと前記オシレート
部材との間に設けられたリニアベアリングを有し、前記
加圧用シリンダによって前記スライドフレームを下方に
加圧することにより前記リニアベアリングを介し前記オ
シレート部材が下方に加圧され、前記オシレート側ホル
ダに把持された被溶接材Bと前記非オシレート側ホルダ
に把持された被溶接材Aとが加圧されるように構成した
ので、被溶接材Aと被溶接材Bとの間に、リニアベアリ
ングを介して加圧力を負荷し、加圧力に対して直角方向
に加振用回転モータと偏心カムを利用して高速加振する
ことで、加振に際しての軸心ずれがなく正確な接合がで
き、摩擦抵抗による損失が少なく加圧と加振の効率が優
れ、非常に簡単な機構でポータブル性があり、どこにで
も据付可能である。また、偏心カムを取り替えることで
オシレート量も自由に変更でき、被溶接材A、被溶接材
Bの断面形状に応じた各ホルダを用いることで種々な形
状の摩擦溶接が可能となる。
【0073】(2)請求項2の発明によれば、直線オシ
レート式摩擦溶接装置を、非オシレート側ホルダに把持
された被溶接材Aとオシレート側ホルダに把持された被
溶接材Bとを加圧するとともに、前記被溶接材Bを加圧
方向とは直角な直線方向に加振し前記被溶接材Aと被溶
接材Bとを摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置
において、前記非オシレート側ホルダを設けたスライド
フレーム、同スライドフレームを上下移動可能にガイド
し上部に加圧用シリンダを取り付け、下部にリニアベア
リングを設けると共に前記オシレート側ホルダを設けた
オシレート部材を同リニアベアリング上に水平方向に往
復移動可能に支持する加圧スタンド、加振用回転モータ
と偏心カムにより前記オシレート部材を水平方向に加振
する加振機構を有し、前記加圧用シリンダによって前記
スライドフレームを下方に加圧することにより前記非オ
シレート側ホルダに把持された被溶接材Aと前記オシレ
ート側ホルダに把持された被溶接材Bとが加圧され、前
記オシレート部材はリニアベアリングを介し下部を支持
されるように構成したので、被溶接材Aと被溶接材Bと
の間の加圧力はリニアベアリングを介して支持し、加圧
力に対して直角方向に加振用回転モータと偏心カムを利
用して高速加振することで、加振に際しての軸心ずれが
なく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失が少なく加
圧と加振の効率が優れ、非常に簡単な機構でポータブル
性があり、どこにでも据付可能である。また、偏心カム
を取り替えることでオシレート量も自由に変更でき、被
溶接材A、被溶接材Bの断面形状に応じた各ホルダを用
いることで種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
レート式摩擦溶接装置を、非オシレート側ホルダに把持
された被溶接材Aとオシレート側ホルダに把持された被
溶接材Bとを加圧するとともに、前記被溶接材Bを加圧
方向とは直角な直線方向に加振し前記被溶接材Aと被溶
接材Bとを摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置
において、前記非オシレート側ホルダを設けたスライド
フレーム、同スライドフレームを上下移動可能にガイド
し上部に加圧用シリンダを取り付け、下部にリニアベア
リングを設けると共に前記オシレート側ホルダを設けた
オシレート部材を同リニアベアリング上に水平方向に往
復移動可能に支持する加圧スタンド、加振用回転モータ
と偏心カムにより前記オシレート部材を水平方向に加振
する加振機構を有し、前記加圧用シリンダによって前記
スライドフレームを下方に加圧することにより前記非オ
シレート側ホルダに把持された被溶接材Aと前記オシレ
ート側ホルダに把持された被溶接材Bとが加圧され、前
記オシレート部材はリニアベアリングを介し下部を支持
されるように構成したので、被溶接材Aと被溶接材Bと
の間の加圧力はリニアベアリングを介して支持し、加圧
力に対して直角方向に加振用回転モータと偏心カムを利
用して高速加振することで、加振に際しての軸心ずれが
なく正確な接合ができ、摩擦抵抗による損失が少なく加
圧と加振の効率が優れ、非常に簡単な機構でポータブル
性があり、どこにでも据付可能である。また、偏心カム
を取り替えることでオシレート量も自由に変更でき、被
溶接材A、被溶接材Bの断面形状に応じた各ホルダを用
いることで種々な形状の摩擦溶接が可能となる。
【0074】また、偏心カム、オシレート部材、オシレ
ート側ホルダ等の往復運動要素が、加圧スタンドにガイ
ドされるスライドフレーム上でなく、加圧スタンド下部
にあるため、装置の振動、応力負荷を低減できる。
ート側ホルダ等の往復運動要素が、加圧スタンドにガイ
ドされるスライドフレーム上でなく、加圧スタンド下部
にあるため、装置の振動、応力負荷を低減できる。
【0075】(3)請求項3の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の直線オシレート式摩擦溶接装置
において、前記加振機構は前記加振用回転モータと偏心
カムとの間にクラッチを備えてなるように構成したの
で、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、加振
用回転モータと偏心カムの間にクラッチが設けられてい
るため、加振用回転モータの損傷のおそれがなくなり、
急速な加圧力増加、オシレート停止が可能となり、正確
な摩擦溶接操作が可能となる。
または請求項2に記載の直線オシレート式摩擦溶接装置
において、前記加振機構は前記加振用回転モータと偏心
カムとの間にクラッチを備えてなるように構成したの
で、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、加振
用回転モータと偏心カムの間にクラッチが設けられてい
るため、加振用回転モータの損傷のおそれがなくなり、
急速な加圧力増加、オシレート停止が可能となり、正確
な摩擦溶接操作が可能となる。
【0076】(4)請求項4の発明によれば、請求項3
に記載の直線オシレート式摩擦溶接装置において、前記
リニアベアリングは、前記偏心カムの軸と直角な面上に
平行に2列並設されてなるように構成したので、請求項
3の発明の効果に加え、オシレート部材に直線運動をさ
せるために、2列平行に設けたリニアベアリングを用い
ているので、オシレート部材の取付け構造が簡素化さ
れ、その加工が容易なものとなる。
に記載の直線オシレート式摩擦溶接装置において、前記
リニアベアリングは、前記偏心カムの軸と直角な面上に
平行に2列並設されてなるように構成したので、請求項
3の発明の効果に加え、オシレート部材に直線運動をさ
せるために、2列平行に設けたリニアベアリングを用い
ているので、オシレート部材の取付け構造が簡素化さ
れ、その加工が容易なものとなる。
【0077】(5)請求項5の発明によれば、請求項3
に記載の直線オシレート式摩擦溶接装置において、前記
スライドフレームと前記オシレート部材の一方に作動用
シリンダにより出没するクサビ、他方に突出した前記ク
サビが挿入される穴を有するストッパを前記リニアベア
リングの移動方向に対して同リニアベアリングの左右両
側に位置させて備えてなるように構成したので、請求項
3の発明の効果に加え、クサビとストッパにより、オシ
レート停止が行われるとき、慣性力によって所定の合わ
せ面よりずれた位置で溶接されることが防止され、正確
な摩擦溶接操作が可能となる。
に記載の直線オシレート式摩擦溶接装置において、前記
スライドフレームと前記オシレート部材の一方に作動用
シリンダにより出没するクサビ、他方に突出した前記ク
サビが挿入される穴を有するストッパを前記リニアベア
リングの移動方向に対して同リニアベアリングの左右両
側に位置させて備えてなるように構成したので、請求項
3の発明の効果に加え、クサビとストッパにより、オシ
レート停止が行われるとき、慣性力によって所定の合わ
せ面よりずれた位置で溶接されることが防止され、正確
な摩擦溶接操作が可能となる。
【図1】本発明の実施の第1形態に係る直線オシレート
式摩擦溶接装置の一部を断面表示とした立面図である。
式摩擦溶接装置の一部を断面表示とした立面図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る直線オシレート
式摩擦溶接装置の一部を断面表示とした立面図である。
式摩擦溶接装置の一部を断面表示とした立面図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係る直線オシレート
式摩擦溶接装置の一部を断面表示とした立面図である。
式摩擦溶接装置の一部を断面表示とした立面図である。
【図4】図3中X−X矢視による加圧スタンドの側面断
面と図3中Y−Y矢視による油圧シリンダ部断面とを組
み合わせた構造説明図である。
面と図3中Y−Y矢視による油圧シリンダ部断面とを組
み合わせた構造説明図である。
【図5】図3中Y−Y矢視によるクサビ部、ストッパ部
側面および油圧シリンダ部断面を組み合わせた構造説明
図である。
側面および油圧シリンダ部断面を組み合わせた構造説明
図である。
【図6】(a)は摩擦溶接の概念説明図であり、(b)
は直線オシレートによる摩擦溶接の加振Oと加圧Pの説
明図、(c)は摩擦溶接における時間経過と加振Oと加
圧Pの関係の例の説明図である。
は直線オシレートによる摩擦溶接の加振Oと加圧Pの説
明図、(c)は摩擦溶接における時間経過と加振Oと加
圧Pの関係の例の説明図である。
1、101、201 被溶接材A 2、102、202 被溶接材B 3、103、203 非オシレート側ホルダ 4、104、204 オシレート側ホルダ 5、105、205 加圧スタンド 6、106、206 油圧シリンダ 7、107、207 スライド 8、108、208 リニアベアリング 9、109 オシレート軸 10、110、210 偏心カム 11、111、211 油圧モータ 12、112、212 定盤 20 ベアリング 21、121、221 連結棒 22、122、222 連結ピン 113、213 クラッチ 209 オシレート部材 214 クサビ 215 ストッパ 216 エアーシリンダ 217 歯車 218 歯車 219 脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 広明 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業株 式会社名古屋航空宇宙システム製作所内 (72)発明者 大矢 義親 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内 (72)発明者 山田 孝 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内 (72)発明者 櫛本 彰司 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 亀井 博正 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E067 BG01 CA01
Claims (5)
- 【請求項1】 非オシレート側ホルダに把持された被溶
接材Aとオシレート側ホルダに把持された被溶接材Bと
を加圧するとともに、前記被溶接材Bを加圧方向とは直
角な直線方向に加振し前記被溶接材Aと被溶接材Bとを
摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置において、
前記オシレート側ホルダを設けたオシレート部材を水平
方向に往復移動可能に支持するスライドフレーム、同ス
ライドフレームを上下移動可能にガイドし上部に加圧用
シリンダを取り付け、下部に前記非オシレート側ホルダ
を設けた加圧スタンド、加振用回転モータと偏心カムに
より前記オシレート部材を水平方向に加振する加振機
構、前記スライドフレームと前記オシレート部材との間
に設けられたリニアベアリングを有し、前記加圧用シリ
ンダによって前記スライドフレームを下方に加圧するこ
とにより前記リニアベアリングを介し前記オシレート部
材が下方に加圧され、前記オシレート側ホルダに把持さ
れた被溶接材Bと前記非オシレート側ホルダに把持され
た被溶接材Aとが加圧されるように構成されてなること
を特徴とする直線オシレート式摩擦溶接装置。 - 【請求項2】 非オシレート側ホルダに把持された被溶
接材Aとオシレート側ホルダに把持された被溶接材Bと
を加圧するとともに、前記被溶接材Bを加圧方向とは直
角な直線方向に加振し前記被溶接材Aと被溶接材Bとを
摩擦溶接する直線オシレート式摩擦溶接装置において、
前記非オシレート側ホルダを設けたスライドフレーム、
同スライドフレームを上下移動可能にガイドし上部に加
圧用シリンダを取り付け、下部にリニアベアリングを設
けると共に前記オシレート側ホルダを設けたオシレート
部材を同リニアベアリング上に水平方向に往復移動可能
に支持する加圧スタンド、加振用回転モータと偏心カム
により前記オシレート部材を水平方向に加振する加振機
構を有し、前記加圧用シリンダによって前記スライドフ
レームを下方に加圧することにより前記非オシレート側
ホルダに把持された被溶接材Aと前記オシレート側ホル
ダに把持された被溶接材Bとが加圧され、前記オシレー
ト部材はリニアベアリングを介し下部を支持されるよう
に構成されてなることを特徴とする直線オシレート式摩
擦溶接装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の直線オ
シレート式摩擦溶接装置において、前記加振機構は前記
加振用回転モータと偏心カムとの間にクラッチを備えて
なることを特徴とする直線オシレート式摩擦溶接装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の直線オシレート式摩擦
溶接装置において、前記リニアベアリングは、前記偏心
カムの軸と直角な面上に平行に2列並設されてなること
を特徴とする直線オシレート式摩擦溶接装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の直線オシレート式摩擦
溶接装置において、前記スライドフレームと前記オシレ
ート部材の一方に作動用シリンダにより出没するクサ
ビ、他方に突出した前記クサビが挿入される穴を有する
ストッパを前記リニアベアリングの移動方向に対して同
リニアベアリングの左右両側に位置させて備えてなるこ
とを特徴とする直線オシレート式摩擦溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000354840A JP2002153975A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 直線オシレート式摩擦溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000354840A JP2002153975A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 直線オシレート式摩擦溶接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002153975A true JP2002153975A (ja) | 2002-05-28 |
Family
ID=18827355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000354840A Withdrawn JP2002153975A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 直線オシレート式摩擦溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002153975A (ja) |
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