JP2017042772A - 線形摩擦接合装置及び線形摩擦接合方法 - Google Patents

線形摩擦接合装置及び線形摩擦接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】線形摩擦接合開始時の加振荷重を抑制する線形摩擦接合装置及び線形摩擦接合方法を提供する。【解決手段】第1接合物13を保持する第1保持部12と、該第1保持部を加振可能な第1アクチュエータ4と、第2接合物22を保持する第2保持部21と、前記第2接合物を前記第1接合物に押圧可能な第2アクチュエータ15と、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータを駆動制御する制御部24とを具備し、該制御部は、前記第1接合物に前記第2接合物を押圧させた状態で、前記第1アクチュエータにより前記第2接合物の軸心と直交する方向に前記第1接合物を加振させると共に、前記第2アクチュエータにより接合開始時から予め設定された低荷重時間だけ第1押付荷重にて前記第2接合物を前記第1接合物に押圧させ、低荷重時間経過後に前記第1押付荷重よりも大きい第2押付荷重にて前記第2接合物を前記第1接合物に押圧させる様制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、金属製の接合物同士を接触させ、接合面荷重を掛けた状態で接合物同士を相対変位させる様に加振することで、接合面に生じる摩擦熱により接合する線形摩擦接合装置及び線形摩擦接合方法に関するものである。
同種金属、或は異種金属同士を接合する接合方法として線形摩擦接合(Linear Friction Welding:LFW)がある。線形摩擦接合は、接合物の接合面同士を接触させた状態で、一方の接合物に所定の押付荷重を与えて他方の接合物に押圧させる。又、他方の接合物に所定の加振荷重を与えて一方の接合物の押圧方向と直交する方向に往復移動させる。
往復移動により、金属の接合面に摩擦熱が生じ、接合面及び接合面近傍が塑性状態となると共に、他方の金属に一方の金属が押付けられて接合される。又この時、振動により各金属の接合面近傍にある不純物や酸化物等がバリとして排出されることで、各接合面同士の組成がむらなく均一となり、強固に接合される。
例えば、ガスタービンエンジンのロータや航空機の部材等の強度の向上と軽量化が同時に求められる部材、特にガスタービンエンジンのロータは、塊材からの削出しにより製造するのが一般的である。この為、加工量が多く、加工コストが掛ると共に、削出しの過程で大量の切粉が発生することから、部材のコスト増を招く。
上記したガスタービンエンジンのロータに於いて、ディスクとブレードとが一体化されたブリスクを製造する際に、線形摩擦接合を用いることで、加工コスト、材料コストの低減を図ることができる。
特開2012−35325号公報
然し乍ら、線形摩擦接合の開始時には、特に高い加振荷重が必要となることが分っている。該高い加振荷重に対応可能な構成とすると、加振荷重を与えるアクチュエータを大型化させる必要があり、装置自体に高い剛性が要求され、装置の大型化、製造コストの増大を招いていた。
本発明は、線形摩擦接合開始時の加振荷重を抑制する線形摩擦接合装置及び線形摩擦接合方法を提供するものである。
本発明は、第1接合物を保持する第1保持部と、該第1保持部を加振可能な第1アクチュエータと、第2接合物を保持する第2保持部と、前記第2接合物を前記第1接合物に押圧可能な第2アクチュエータと、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータを駆動制御する制御部とを具備し、該制御部は、前記第1接合物に前記第2接合物を押圧させた状態で、前記第1アクチュエータにより前記第2接合物の軸心と直交する方向に前記第1接合物を加振させると共に、前記第2アクチュエータにより接合開始時から予め設定された低荷重時間だけ第1押付荷重にて前記第2接合物を前記第1接合物に押圧させ、低荷重時間経過後に前記第1押付荷重よりも大きい第2押付荷重にて前記第2接合物を前記第1接合物に押圧させる様制御する線形摩擦接合装置に係るものである。
又本発明は、前記第1押付荷重は、前記低荷重時間の最大加振荷重が、前記低荷重時間経過後の最大加振荷重よりも小さくなる様に設定される線形摩擦接合装置に係るものである。
又本発明は、前記第2アクチュエータの進退量を縮み量として検出する変位量検出手段を更に具備し、該変位量検出手段による予め設定された縮み量の検知に基づき、前記制御部が前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータの駆動を停止させる線形摩擦接合装置に係るものである。
更に又本発明は、第1接合物と第2接合物とを接合させ一体化させる線形摩擦接合方法であって、前記第1接合物に前記第2接合物を押圧させ前記第1接合物を加振させた状態で、前記第2接合物を第1押付荷重で低荷重時間だけ押圧させる第1の工程と、低荷重時間経過後に前記第2接合物を前記第1押付荷重よりも大きい第2押付荷重で押圧させる第2の工程とを有する線形摩擦接合方法に係るものである。
本発明によれば、線形摩擦接合開始時から予め設定された低荷重時間だけ第2アクチュエータによる押付荷重を低減させているので、最も加振荷重を必要とする線形摩擦接合開始時の加振荷重を抑制することができ、第1アクチュエータの小型化、装置自体の小型化が図れると共に、製造コストの低減を図ることができるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る線形摩擦接合装置を示す概略側面図である。 (A)は第1の部材と第2の部材の接合面が接触した状態を示す要部拡大図であり、(B)は第1の部材と第2の部材が線形摩擦接合により接合された状態を示す要部拡大図である。 第2アクチュエータの押付荷重を一定とした場合の加振荷重を示すグラフである。 第2アクチュエータの押付荷重を可変とした場合の加振荷重を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1に於いて、本発明の実施例に係る線形摩擦接合装置1について説明する。尚、図1中、紙面に対して左側を前方向、紙面に対して右側を後方向としている。
該線形摩擦接合装置1は、前後方向に長いベース2を有している。該ベース2の上面の前端部には第1ヘッド3が設けられ、該第1ヘッド3の後面の上部には第1アクチュエータである第1油圧シリンダ4が鉛直方向に設けられている。
該第1油圧シリンダ4のシリンダロッド5は下方に延出し、該シリンダロッド5の下端にはフランジ6が形成されている。該フランジ6はスライダロッド7のフランジ8とボルト等により固着され、前記スライダロッド7の下端に上下スライダ9が固着されている。
前記第1ヘッド3の後面の下部には、第1ガイド部11が設けられている。該第1ガイド部11に前記上下スライダ9が上下方向に移動可能に設けられている。該上下スライダ9には第1チャック部12が設けられ、該第1チャック部12に第1接合物13が保持されている。
而して、前記第1油圧シリンダ4の駆動により、前記上下スライダ9に上下方向の加振荷重が与えられ、前記第1接合物13が所定の振幅で上下方向に振動する様になっている。
前記ベース2の上面の後端部には第2ヘッド14が設けられ、該第2ヘッド14には第2アクチュエータである第2油圧シリンダ15が水平方向に設けられている。該第2油圧シリンダ15は前記第2ヘッド14の後面より突出する様設けられ、前記第2油圧シリンダ15のシリンダロッド16は前記第2ヘッド14を貫通し、該第2ヘッド14の前面より前方に突出している。
前記シリンダロッド16の先端にはフランジ17が形成され、該フランジ17は前後スライダ18にボルト等で固着されている。前記ベース2の上面の前記第1ヘッド3と前記第2ヘッド14との間には、前後方向に延在する第2ガイド部19が設けられている。前記前後スライダ18は前記第2ガイド部19に摺動自在に設けられ、前後方向、即ち前記第1接合物13に対して近接離反する方向に移動可能となっている。
前記前後スライダ18の前面には第2チャック部21が設けられ、該第2チャック部21に第2接合物22が保持されている。而して、前記第2油圧シリンダ15の駆動により、前記前後スライダ18を介して、前記第2接合物22が前後方向に移動する様になっている。更に、前記第2油圧シリンダ15により、前記第1接合物13と前記第2接合物22とが当接され、前記第1接合物13の接合面13aと、前記第2接合物22の接合面22aに所要の押圧力が発生される様になっている。尚、本実施例では、前記第1接合物13と前記第2接合物22とは同材質となっている。
又、前記第2油圧シリンダ15は変位量検出手段であるセンサ23が設けられている。該センサ23により、前記シリンダロッド16の進退量、即ち後述する前記第2接合物22の縮み量が検出可能となっている。
更に、前記線形摩擦接合装置1は制御部24を有している。該制御部24は、前記第1油圧シリンダ4と前記第2油圧シリンダ15の駆動及び発生荷重の制御が可能となっている。前記センサ23の検出結果は前記制御部24にフィードバックされる様になっており、該制御部24は前記センサ23の検出結果を基に、前記第2油圧シリンダ15の発生荷重を制御する様になっている。
次に、前記線形摩擦接合装置1の作動について説明する。
前記第1接合物13を前記第1チャック部12に取付け、前記第2接合物22を前記第2チャック部21に取付ける。次に、前記制御部24が前記第1油圧シリンダ4を駆動させて前記上下スライダ9を上下動させ、前記第1接合物13と前記第2接合物22の上下位置を合せ、前記第1接合物13の前記接合面13aと、前記第2接合物22の前記接合面22aとを対向させる。
各接合面13a,22aを対向させると、前記制御部24が前記第2油圧シリンダ15を駆動させ、前記前後スライダ18を前進させて、前記第1接合物13の前記接合面13aと、前記第2接合物22の前記接合面22aとを接触させる(図2(A)参照)。前記制御部24は、前記第2接合物22が所定の押付荷重で前記第1接合物13に押圧される様、前記第2油圧シリンダ15の駆動を制御する。
前記各接合面13a,22aが接触されると、前記制御部24は、前記第1接合物13が所定の振幅、所定の周波数で上下方向、即ち前記第2接合物22の軸心と直交する方向に加振される様、前記第1油圧シリンダ4の駆動を制御する。
図3は、前記第2油圧シリンダ15の押付荷重を接合中一定、例えばPとした場合の、前記第1油圧シリンダ4の加振荷重と、時刻と、前記第1接合物13と前記第2接合物22の縮み量dとの関係を示したグラフである。
尚、図3中、25は前記第1油圧シリンダ4に掛る一定押付荷重時の最大加振荷重に対する加振荷重の割合を示し、26は前記第1接合物13と前記第2接合物22の一定押付荷重時の最大縮み量に対する縮み量dの割合を示している。又、図3中では、線形摩擦接合開始から線形摩擦接合終了迄を、stage0〜stage3の4つのstageに区分し、各stageの処理時間を一定押付荷重時の総接合時間に対する割合で示している。
stage0とstage1は、前記各接合面13a,22a間で摺動摩擦により摩擦熱が発生している状態であり、前記第1油圧シリンダ4による加振荷重が摩擦抵抗に起因する過程となっている。stage0は、線形摩擦接合開始時の状態であり、摩擦抵抗により特に大きな加振荷重が必要な過程となっている。尚、大きな加振荷重が必要とされる要因としては、前記各接合面13a,22aの表面荒さや面の傾き等、該各接合面13a,22aの接触状態が不均一であることが考えられる。stage1は、摺動摩擦により前記各接合面13a,22aの状態が平滑となった状態であり、stage0よりも必要な加振荷重が減少する過程となっている。
又、stage2は、前記各接合面13a,22a及び該各接合面13a,22a近傍が摩擦熱により軟化して塑性状態となり始めている状態であり、前記第1油圧シリンダ4による加振荷重が摩擦抵抗と塑性流動抵抗との両方に起因する過程となっている。更に、stage3は、前記各接合面13a,22a及び該各接合面13a,22a近傍が摩擦熱により完全に軟化して塑性状態となっており、前記第1油圧シリンダ4による加振荷重が塑性流動抵抗に起因する過程となっている。
加振による摩擦熱により、前記各接合面13a,22a及び該各接合面13a,22aの近傍の温度が上昇する(stage0〜stage1)。摩擦熱による温度上昇により、前記各接合面13a,22a及び該各接合面13a,22a近傍が軟化して塑性状態となる(stage1〜stage2)。
塑性状態となることで、前記第1油圧シリンダ4の加振荷重と、前記第2油圧シリンダ15の押付荷重により、前記各接合面13a,22a近傍の不純物や酸化物等がバリ27として周囲に排出される(図2(B)参照)。又、該バリ27の排出に伴い、前記第1接合物13と前記第2接合物22の前後方向の長さが、縮み量dだけ変位する。
縮み量dは、前記センサ23による前記第2油圧シリンダ15の前記シリンダロッド16の突出量として検出されている。前記第1油圧シリンダ4による加振と、前記第2油圧シリンダ15による押付けは、縮み量dが予め設定された設定値となる迄、即ち前記第1接合物13と前記第2接合物22が完全に接合される迄続行される(stage2〜stage3)。
縮み量dの設定値への到達が前記センサ23により検出されると、前記制御部24は、前記第1接合物13と前記第2接合物22の上下位置を合わせた状態で、前記第1油圧シリンダ4による加振及び前記第2油圧シリンダ15による押付けを停止させる。以上の処理により前記第1接合物13と前記第2接合物22が一体化されて線形摩擦接合が完了する。
図3に示される様に、前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を一定とした場合、前記各接合面13a,22aの不均一な接触等により、線形摩擦接合開始時、即ちstage0に於いて、stage1〜stage3に於ける最大加振荷重よりも大きな加振荷重が必要となる。この為、stage0に於ける加振荷重を付与可能な前記第1油圧シリンダ4が必要となる。
そこで、本実施例では、前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を可変とし、stage0に於いては押付荷重を低荷重とし、加振荷重の急激な増大を抑制している。以下、図4を参照して本実施例の前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を可変とする場合について説明する。
図4中では、線形摩擦接合開始時から予め設定された低荷重時間、例えば0.3〜0.6(図4中では0.3)を経過する迄、前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を低荷重としている。低荷重時間に前記第2油圧シリンダ15が付与する押付荷重は低荷重、例えばP/3となっている。以下、低荷重時間に付与される低荷重の押付荷重を第1押付荷重と称す。
低荷重時間経過後は、前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を、第1押付荷重から第2押付荷重、例えばPへと増大させる。前記第2油圧シリンダ15の押付荷重をPとした後の前記第1接合物13と前記第2接合物22の挙動については、図3の場合と同様であるので説明を省略する。
尚、低荷重時間としては、例えば前記第2油圧シリンダ15の押付荷重を異ならせて一定荷重での線形摩擦接合を複数回行い、各条件でのstage0の時間を検出する。検出されたstage0の時間は全て異なっており、全てのstage0の時間よりも長い所定の時間を低荷重時間として設定する。
或は、第1押付荷重の値と、第1押付荷重での接合時間とを変更して線形摩擦接合を行い、第1押付荷重から第2押付荷重に移行させた時の加振荷重の増大がstage1〜stage3に於ける最大加振荷重を越えない条件、即ち第1押付荷重の値と低荷重時間を設定する。
stage0及びstage1に於ける加振荷重は、前記各接合面13a,22aの摩擦抵抗に起因するものであるので、stage0及びstage1に於いて、前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を低減させることで、加振荷重が減少する。特に図4に示される様に、stage0の線形摩擦接合開始直後の加振荷重を抑制することができる。
上述の様に、本実施例では、線形摩擦接合開始時から予め設定された低荷重時間だけ、前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を低減させ、前記第1油圧シリンダ4に掛る加振荷重を低減させているので、最も大きい加振荷重を必要とするstage0の加振荷重を抑制し、stage1〜stage3の中の最大加振荷重よりも小さくすることができる。
従って、前記第1油圧シリンダ4は、stage1〜stage3に於ける最大加振荷重を付与可能な大きさであればよいので、前記第1油圧シリンダ4を小型化でき、又前記線形摩擦接合装置1自体の小型化が図れると共に剛性を低くでき、製造コストの低減を図ることができる。
又、前記第2油圧シリンダ15に前記シリンダロッド16の進退量を検出する前記センサ23を設けているので、前記第1接合物13と前記第2接合物22の縮み量dを検出することができ、前記第1接合物13と前記第2接合物22の接合完了を容易に検出することができる。
又、低荷重時間に於いて前記第2油圧シリンダ15による押付荷重を低下させることで、線形摩擦接合処理に要する時間が増加しているが、増加量は僅かであるので、前記第2油圧シリンダ15の押付荷重を一定とした場合と同程度の品質を保持することができる。
尚、低荷重時間に於ける前記第2油圧シリンダ15による押付荷重(第1押付荷重)は、P/3に限られるものではなく、stage0の最大加振荷重がstage1〜stage3に於ける最大加振荷重よりも小さくなれば他の値であってもよい。又、低荷重時間に於ける第1押付荷重は、前記第1接合物13や前記第2接合物22の材質、前記第1接合物13の前記接合面13aや前記第2接合物22の前記接合面22aの状態等により、適宜設定されるものである。
又、低荷重時間についても、0.3〜0.6に限られるものではなく、第1押付荷重から第2押付荷重へと移行した際に、加振荷重がstage1〜stage3に於ける最大加振荷重を越えなければよい。又、stage0の時間は各条件に於いて再現性を有することから、各条件毎に低荷重時間を設定してもよい。各条件毎に最適の低荷重時間を設定することで、線形摩擦接合の処理時間を短縮することができ、より品質の向上を図ることができる。
又、本実施例では、前記第1油圧シリンダ4を鉛直方向に設け前記第1接合物13を上下方向に加振しているが、該第1接合物13の加振方向は前記第2接合物22の軸心と直交する方向であればよいので、例えば前記第1油圧シリンダ4を図1中紙面に対して垂直に設け、前記第1接合物13を水平方向に加振してもよい。
1 線形摩擦接合装置 4 第1油圧シリンダ
9 上下スライダ 12 第1チャック部
13 第1接合物 15 第2油圧シリンダ
18 前後スライダ 21 第2チャック部
22 第2接合物 23 センサ
24 制御部

Claims (4)

  1. 第1接合物を保持する第1保持部と、該第1保持部を加振可能な第1アクチュエータと、第2接合物を保持する第2保持部と、前記第2接合物を前記第1接合物に押圧可能な第2アクチュエータと、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータを駆動制御する制御部とを具備し、該制御部は、前記第1接合物に前記第2接合物を押圧させた状態で、前記第1アクチュエータにより前記第2接合物の軸心と直交する方向に前記第1接合物を加振させると共に、前記第2アクチュエータにより接合開始時から予め設定された低荷重時間だけ第1押付荷重にて前記第2接合物を前記第1接合物に押圧させ、低荷重時間経過後に前記第1押付荷重よりも大きい第2押付荷重にて前記第2接合物を前記第1接合物に押圧させる様制御する線形摩擦接合装置。
  2. 前記第1押付荷重は、前記低荷重時間の最大加振荷重が、前記低荷重時間経過後の最大加振荷重よりも小さくなる様に設定される請求項1に記載の線形摩擦接合装置。
  3. 前記第2アクチュエータの進退量を縮み量として検出する変位量検出手段を更に具備し、該変位量検出手段による予め設定された縮み量の検知に基づき、前記制御部が前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータの駆動を停止させる請求項1又は請求項2に記載の線形摩擦接合装置。
  4. 第1接合物と第2接合物とを接合させ一体化させる線形摩擦接合方法であって、前記第1接合物に前記第2接合物を押圧させ前記第1接合物を加振させた状態で、前記第2接合物を第1押付荷重で低荷重時間だけ押圧させる第1の工程と、低荷重時間経過後に前記第2接合物を前記第1押付荷重よりも大きい第2押付荷重で押圧させる第2の工程とを有する線形摩擦接合方法。
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