JP2002153712A - 樹脂製オイルストレーナ - Google Patents

樹脂製オイルストレーナ

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JP2002153712A
JP2002153712A JP2000353201A JP2000353201A JP2002153712A JP 2002153712 A JP2002153712 A JP 2002153712A JP 2000353201 A JP2000353201 A JP 2000353201A JP 2000353201 A JP2000353201 A JP 2000353201A JP 2002153712 A JP2002153712 A JP 2002153712A
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JP
Japan
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housing
oil
housings
resin
spacer
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JP2000353201A
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English (en)
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Kanetomo Nakai
謙友 中井
Hirotaka Kurita
洋孝 栗田
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製フィルタの製造時における部品点数低
減を技術的課題とする。 【構成】 樹脂によって形成されるオイルストレーナで
あって、筒部と、筒部と連続して一体に形成される第1
ハウジングと、第1ハウジングとヒンジを介して一体に
形成される第2ハウジングと、第1または第2ハウジン
グのいずれか一方に一体に形成されるフィルタと、第1
及び第2ハウジングのいずれか一方又は両方に一体に形
成され、両ハウジングを互いに係合する係止部材とから
樹脂製オイルストレーナを構成したことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製オイルスト
レーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製オイルストレーナに関する従来技
術として、例えば特開平9−173723号公報に開示
されたものがある。一般にオイルストレーナはエンジン
のオイルパン内に配設される。このオイルストレーナ
は、筒部と、筒部と一体に形成された第1ハウジング
と、第1ハウジングと接合面を介して溶着された第2ハ
ウジングと、両ハウジングの間に配設されたフィルタと
を備えている。しかし、ハウジングが2分割されていた
り、フィルタが別部材となっていることから製品製造時
の部品点数が増加し、また、接合面を溶着しているため
に製造時のコストアップも避けられない。
【0003】なお、オイルストレーナと共に用いられる
オイルポンプとして、例えばハウジング内に互いに噛み
合うインナ及びアウタロータならびに調圧機構を配設し
たものがある。ここで、ハウジングとインナ及びアウタ
ロータとの間には、両ロータが円滑に回転するために所
定のクリアランスが設けられている。しかし、クリアラ
ンスが大きくなりすぎると、このクリアランスから洩れ
るオイルの量が増加し、ポンプ性能が低下してしまう。
従って、クリアランスを所定値に抑えるべく、ポンプ製
造時の加工精度を極めて高くしている。また、ポンプの
吐出容量を変更するには、インナ及びアウタロータの厚
さを変更することで対応できるが、その都度ハウジング
を別設計としなければならない。これらの問題も解決さ
れるべきである。但し、この問題は、前記したオイルス
トレーナの問題とは関係が無い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、樹脂
製フィルタの製造時における部品点数低減を技術的課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段は、筒部と、筒部と連続して一体に形成さ
れる第1ハウジングと、第1ハウジングとヒンジを介し
て一体に形成される第2ハウジングと、第1または第2
ハウジングのいずれか一方に一体に形成されるフィルタ
と、第1及び第2ハウジングのいずれか一方又は両方に
一体に形成され、両ハウジングを互いに係合する係止部
材とから樹脂製オイルストレーナを構成したことであ
る。これによって、従来は別部品であった樹脂製オイル
ストレーナのフィルタを第1または第2ハウジングに一
体にすることによって部品点数を減らすことができると
共に、フィルタの組み付けが不要となり、しかも安価と
なる。
【0006】なお、オイルポンプに関する問題は、ハウ
ジングと、ハウジング内に収容される回転体と、回転体
の側面とハウジング内側面との間にハウジングとは相対
回転不能に配設されるスペーサとからオイルポンプを構
成することによって解決される。
【0007】
【実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態におけ
る樹脂製オイルストレーナ10である。ここで、オイル
ストレーナ10は筒部11、筒部11と連続して一体に
形成される第1ハウジング12、第1ハウジング12と
ヒンジ13を介して一体に形成される第2ハウジング1
4、第2ハウジング14(または第1ハウジング12)
に一体に形成されるフィルタ15、第1ハウジングに一
体に形成される第1係止部材16と第2ハウジングに一
体に形成される第2係止部材17とから構成されてい
る。以上の符番11乃至17によって示される各構成部
材は、樹脂成型によって全て一体に形成される。
【0008】オイルストレーナ10の樹脂成型直後は図
2に示すように、第1及び第2ハウジング12,14が
一列に隣り合って並んで位置している。次いで、ヒンジ
13を折り曲げることで両ハウジング12,14を対向
させ、第2係止部材17に第1係止部材16が嵌まり込
むことで両ハウジング12,14が互いに固定される。
なお、18は吸込口を、19はオイル出口をそれぞれ示
す。
【0009】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
における樹脂製オイルストレーナ20であり、第1の実
施の形態とは一部異なっている。即ち、第2ハウジング
14にヒンジ35を介して第3ハウジング21が一体に
形成され、第3ハウジングにはバッフルプレート32が
一体に形成されている。バッフルプレート32の中央に
は円形の孔34が形成されている。また、第2係止部材
33が第2ハウジングではなく、第3ハウジングに一体
に形成されている。その他の構成については第1の実施
の形態と同一であり、同一の符番を付したので説明を省
略する。
【0010】オイルストレーナ30の樹脂成型直後は図
4に示すように、第1、第2及び第3ハウジング12,
14,31が一列に隣り合って並んで位置している。次
いで、ヒンジ13,35を折り曲げることでハウジング
12,14とハウジング14,31をそれぞれ対向さ
せ、第2係止部材33に第1係止部材16が嵌まり込む
ことでハウジング12,14,31が互いに固定され
る。
【0011】以上のようなオイルストレーナ10,30
はエンジンのオイルパン内に配設され、オイルポンプの
働きによって、オイルパン内のオイルをストレーナ1
0,30の吸込口18からバッフルプレート32を介し
て(第2の実施の形態のみ)吸い込む。そして、フィル
タ15でオイル中のごみ類を除去し、筒部11内を通っ
て出口19からオイルポンプへと到達する。その後オイ
ルは、エンジンの各部へと送給される。以上の実施の形
態によれば、樹脂製オイルストレーナの部品点数が減
り、安価となり、軽量化でき、フィルタの取り付け方向
や位置の自由度が増し、フィルタの十分なろ過面積が確
保できた。
【0012】図5および図6にオイルポンプの例を示
す。オイルポンプ40は、ボデー(ハウジング)41、
カバー(ハウジング)42、インナロータ(回転体)4
3、アウタロータ(回転体)44、スペーサ45、リー
ド弁70、リリーフ孔71およびサポータ72から構成
されている。ここで、スペーサ45はボデー41とイン
ナ及びアウタロータ43,44の側面との間に、それら
の軸方向において挟まれている。これら複数の部材間の
どこかに、軸方向にOリングなどの弾性部材を配設して
もよい。符番54,55はそれぞれ吸込及び吐出ポート
を示す。また、ボデー41に設けられた突起46,47
とスペーサ45に設けられた穴48,49がそれぞれ互
いに係合することで、スペーサ45とボデー41との相
対回転が防止されている。あるいは、ボデー41に穴
を、スペーサ45に突起を設けても良い。なお、突起と
穴の数はいくつでも良い。なお、リード弁70はボデー
41に設けられたリリーフ孔71をふさぐように、ボデ
ー41の外面にサポータ72によって固設されている。
リード弁70、リリーフ孔71およびサポータ72はカ
バー42に配設しても良い。
【0013】図7に示す例では、スペーサ45はカバー
42とインナ及びアウタロータ43,44の側面との間
に、それらの軸方向において挟まれている。また、カバ
ー42に設けられた突起50,51とスペーサ45に設
けられた穴52,53がそれぞれ互いに係合すること
で、スペーサ45とカバー42との相対回転を防止して
いる。あるいは、カバー42に穴を、スペーサ45に突
起を設けても良い。図8に示す例では、図7に示す例に
おいて、スペーサ45とカバー42との間においてスペ
ーサ45にスペース62を設け、スペース62に弾性部
材63を配設した。この結果、ボデー41とロータ4
3,44との間の軸方向クリアランスと、ロータ43,
44とスペーサ45との間の軸方向クリアランスを吸収
できる。スペース62はカバー42に設けても良い。同
様に図6に示す例において、スペーサ45とボデー41
との間においてスペーサ45にスペースを設けたり、ボ
デー41にスペースを設け、スペースに弾性部材を配設
することもできる。
【0014】図9に示す例では、スペーサ59の平面状
に係止部60,61を設けることで、スペーサ59とボ
デー41との相対回転を防止している。
【0015】以上に示すオイルポンプの例によれば、ス
ペーサによりハウジングとロータとの間のクリアランス
を所定の値になるように調整でき、ロータの円滑な回転
を確保しながら性能低下を防ぐと共に、吸い込み及び吐
出ポートを形成できる。また、ロータの厚さを変更した
場合でも、ハウジングの変更なしにスペーサの厚さを変
更するだけでよい。また、吐出ポート54内の過剰な油
圧は、この油圧がリード弁70をボデー41の外方へと
押し上げることでリリーフ孔71が開き、外部へと逃げ
るため、オイルポンプの圧力が適正範囲内に調圧され
る。このような簡素な調圧機構はオイルポンプの省スペ
ース化や低コスト化に貢献する。なお、図5乃至図9に
挙げたオイルポンプは図1乃至図4に挙げたオイルスト
レーナとは無関係にエンジンに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における樹脂製オイ
ルストレーナの側面、一部透視図である。
【図2】図1の上面視、一部透視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における樹脂製オイ
ルストレーナの側面、一部透視図である。
【図4】図3の上面視、一部透視図である。
【図5】図1及び図3に示す樹脂製オイルストレーナに
用いられるオイルポンプの正面、一部透視図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】オイルポンプの他の例を示す断面図である。
【図8】オイルポンプの更に他の例を示す断面図であ
る。
【図9】オイルポンプの更に他の例を示す正面、一部透
視図である。
【符号の説明】
10・・・オイルストレーナ 11・・・筒部 12・・・第1ハウジング 14・・・第2ハウジング 15・・・フィルタ 16,17・・・係止部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部と、 筒部と連続して一体に形成される第1ハウジングと、 第1ハウジングとヒンジを介して一体に形成される第2
    ハウジングと、 第1または第2ハウジングのいずれか一方に一体に形成
    されるフィルタと、 第1及び第2ハウジングのいずれか一方又は両方に一体
    に形成され、両ハウジングを互いに係合する係止部材と
    を備えた樹脂製オイルストレーナ。
JP2000353201A 2000-11-20 2000-11-20 樹脂製オイルストレーナ Pending JP2002153712A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007040665A1 (de) * 2007-08-27 2009-03-05 Mann + Hummel Gmbh Ölwanne
KR20110021640A (ko) 2009-08-26 2011-03-04 다이쿄니시카와 가부시키가이샤 오일 스트레이너

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