JP2521973Y2 - オイルポンプ装置 - Google Patents

オイルポンプ装置

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JP2521973Y2
JP2521973Y2 JP1989065116U JP6511689U JP2521973Y2 JP 2521973 Y2 JP2521973 Y2 JP 2521973Y2 JP 1989065116 U JP1989065116 U JP 1989065116U JP 6511689 U JP6511689 U JP 6511689U JP 2521973 Y2 JP2521973 Y2 JP 2521973Y2
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Japan
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pump
oil
casing
pumps
discharge
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JPH035990U (ja
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修 三宅
隆司 平賀
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、たとえばオイルクーラ装置を備えたエン
ジンの潤滑システムに適用されるオイルポンプ装置に関
するものである。
(従来の技術) この種のオイルポンプ装置は、オイル槽内のオイルを
1つのポンプで吸い込んでオイルクーラ側とエンジンの
潤滑系統とに分配すると、オイルクーラ側の流体抵抗が
比較的に高いために、オイルの吐出圧が低下してエンジ
ンの潤滑系統に弊害をもたらす。
このことは、特開昭60−67793号公報に開示されてい
るように、軸線方向へ複数分割された各分割ロータを中
間プレートを介して互いに連通させるとともに、上記各
分割ロータを回転軸に選択的にロックさせる構成とし、
上記回転軸にロックされる分割ロータの個数を増減させ
てオイルの吐出量を変化させる可変容量内接型歯車ポン
プにおいても、この歯車ポンプが単一の吸込通路および
吐出通路を有するものであるためにほぼ同様な課題があ
る。
また、従来、第2図で示すように、ケーシング本体21
に単一の吸込通路22と吐出通路23とを形成するととも
に、上記ケーシング本体21に支承された共通の回転軸24
に所定間隔を存して同芯状に1対のポンプ25,26を装着
して、第1および第2の中間ケーシング27,28の内部に
収納し、上記各ポンプ25,26のポンプ室29,30に連通して
上流側ポンプ25から下流側ポンプ26にオイルの一部を導
入する導入路31を上記第1の中間ケーシング27に形成
し、上記下流側ポンプ26からのオイルを吐出させる吐出
通路32を上記第2の中間ケーシング28に形成し、さら
に、上記吐出通路32に連通する吐出通路33をポンプカバ
ー34に形成して、外ケース35に嵌合された上記中間ケー
シング27,28を上記ケーシング本体21とポンプカバー34
との間に挟持してボルト36で共締めしたものが知られて
いる。
上記構成において、回転軸24の回転にともなって複数
のポンプ27,28が回転駆動され、単一の吸込通路22から
第1ポンプ25に吸い込まれたオイルが吐出通路23に送給
されて外部に吐出されるとともに、上記第1ポンプ25の
ポンプ室29に吸い込まれたオイルの一部が中間ケーシン
グ27に形成された導入路31を通って第2ポンプ26のポン
プ室30に導入され、この第2ポンプ26に対応する吐出通
路32,33から外部に吐出される。
上記構成によれば、単一の吸込通路22から第1ポンプ
25に吸い込まれたオイルの一部が中間ケーシング27に形
成された導入路31を通って第2ポンプ26のポンプ室30に
導入されるために、たとえば特開昭51−43207号公報お
よび特開昭63−108582号公報に開示されているように、
上記各ポンプ25,26に各別に吸込通路(図示せず)を形
成したり、第1ポンプ25に対する吸込通路から第2ポン
プ26へオイルを枝分れして導入させる導入通路(図示せ
ず)を要しないために、それら複数の吸込通路または枝
分かれ導入通路を形成するための全体の部品点数が低減
し、かつ、外径を小さくすることができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成によれば、各ポンプ25,26ご
とに中間ケーシング27,28を必要として部品点数が多
く、また、ポンプカバー34に吐出通路33が形成されてい
るため、オイルポンプ装置の軸長Lが長くなって大型化
し、この種のオイルポンプの増設にあたり、構造が複雑
でかつ大重量化するばかりでなく、大スペース、高コス
トおよび製造組立性が悪いなどの課題がある。
この考案は上記課題を解消するためになされたもの
で、全体の部品点数を少なくして構造が簡単かつコンパ
クトで、低コストおよび製造組立性を向上させることが
可能なオイルポンプ装置を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案によるオイルポ
ンプ装置は、ケーシング本体と、このケーシング本体の
内部に収納されかつ共通の回転軸に所定間隔を存して同
芯状に支承された複数のポンプと、互いに隣接する上記
各ポンプの間に介在されて上記ケーシング本体に収納さ
れた中間ケーシングと、上記ケーシング本体に形成され
て第1ポンプにオイルを供給する単一の吸込通路と、上
記中間ケーシングに形成されかつ互いに隣接する各ポン
プのポンプ室を連通して上流側ポンプから下流側ポンプ
にオイルの一部を導入する導入路と、上記ケーシング本
体に形成されて上記各ポンプからのオイルを吐出させる
複数の吐出通路と、上記中間ケーシングに形成されて互
いに隣接するポンプのうちの後流側ポンプからのオイル
を吐出させる吐出通路とを具備し、この後流側ポンプか
らのオイルは上記中間ケーシングの吐出通路およびこの
吐出通路に連通する上記ケーシング本体の吐出通路から
吐出させるように構成したことを特徴とする。
(作用) 上記構成によれば、互いに隣接する各ポンプの間に介
在された中間ケーシングに、上流側ポンプから下流側ポ
ンプにオイルの一部を導入する導入路を形成するととも
に、後流側ポンプからのオイルを吐出させる吐出通路を
形成したから、各ポンプごとに中間ケーシングを必要と
せず、部品点数を低減してオイルポンプ装置の軸長を短
縮し、小型化および軽量化を達成するとともに、構造が
簡単かつコンパクトで、低コストおよび製造組立性を向
上させることができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図はこの考案の一例を示すトロコイド型のオイル
ポンプ装置の縦断面図である。
同図で示すように、ケーシング本体1の内部には回転
軸2が支承され、この共通の回転軸2に所定間隔を存し
て同芯状に複数のポンプ、たとえば第1ポンプ3および
第2ポンプ4が装着されて、上記ケーシング本体1に収
納されている。
すなわち、上記第1および第2ポンプ3,4は、上記回
転軸2にピン5a,5bにより固定されたインナロータ3a,4a
と、これら各インナロータ3a,4aに偏心して噛合するア
ウタロータ3b,4bとから構成され、これら両ポンプ3,4の
間に中間ケーシング6を介在させて上記ケーシング本体
1に収納されている。
上記ケーシング本体1には第1ポンプ3にオイルを供
給する単一の吸込通路7と、上記各ポンプ3,4からのオ
イルを吐出させる吐出通路8,12とが形成されている。
上記中間ケーシング6には上記各ポンプ3,4のポンプ
室9,10を連通して上流側の第1ポンプ3から下流側の第
2ポンプ4にオイルの一部を導入する導入路11と、後流
側の第2ポンプ4からのオイルを吐出させる吐出通路19
とが形成されて、後流側の第2ポンプ4からのオイルは
上記中間ケーシング6の吐出通路19およびこの吐出通路
19に連通する上記ケーシング本体1の吐出通路12から外
部に吐出させるように構成されている。
上記回転軸2の他端部には従動ギヤ13がピン5cにより
固定されて、エンジン(図示せず)からの回転駆動力が
上記従動ギヤ13を介して回転軸2に伝達される。
上記ケーシング本体1には吸込通路7に連通するオイ
ル導入管14がガスケット15を介して液密に固定されると
ともに、上記オイル導入管14の開口端部にフィルタ16が
装着されている。
上記構成において、エンジンの回転駆動力が従動ギヤ
13を介して回転軸2に伝達され、第1および第2ポンプ
3,4が回転駆動され、オイル導入管14および吸込通路7
を通って第1ポンプ3に吸い込まれたオイルはケーシン
グ本体1の吐出通路8から外部に吐出されるとともに、
その一部が第1ポンプ3のポンプ室9から中間ケーシン
グ6の導入管11を通って第2ポンプ4のポンプ室10に導
入されたのち、上記中間ケーシング6の吐出通路19およ
び上記ケーシング本体1の吐出通路12から外部に吐出さ
れる。
上記構成によれば、単一の吸込通路7から第1ポンプ
3に吸い込まれたオイルの一部が中間ケーシング6に形
成された導入路11を通って第2ポンプ4のポンプ室10に
導入されるために、上記各ポンプ3,4に各別に吸込通路
を形成したり、第1ポンプ3に対する吸込通路から第2
ポンプ4へオイルを枝分れして導入させる導入通路を要
しないために、複数の吸込通路または枝分かれ導入通路
を形成するための全体の部品点数が低減し、外径を小さ
くすることができる。
また、第1および第2ポンプ3,4の間に介在された中
間ケーシング6に、第1ポンプ3から第2ポンプ4にオ
イルの一部を導入する導入路11と、第2ポンプ4からの
オイルを吐出させる吐出通路19を形成したから、従来の
ように第2ポンプ4の後段側にオイル吐出用の中間ケー
シングを必要とせず、部品点数を低減してオイルポンプ
装置の軸長Lを短縮し、小型化および軽量化を達成する
とともに、構造が簡単かつコンパクトで、低コストおよ
び製造組立性を容易にすることができる。
なお、上記回転軸2に1対のポンプ3,4を装着した例
について説明したけれども、上記ポンプの設定数を増大
させて、互いに隣接する上記各ポンプの間に中間ケーシ
ングを介在させて上記ケーシング本体1に収納してもほ
ぼ同様の作用効果を奏することができることはいうまで
もない。
(考案の効果) 以上のように、この考案によれば、オイルを複数のポ
ンプを用いて分配供給することが可能であるから、例え
ばエンジン潤滑システムのようにオイルクーラ側とエン
ジンの潤滑系統とに対しそれぞれオイルを吐出圧の低下
をきたすことなく分配供給することができる。
しかも、複数の各ポンプの間に介在された中間ケーシ
ングに上流側ポンプから下流側ポンプにオイルの一部を
導入する導入路と、後流側ポンプからのオイルを吐出さ
せる吐出通路とを形成することにより、部品点数を低減
してオイルポンプ装置の軸長を短縮し、小型化および軽
量化を達成するとともに、構造が簡単かつコンパクト
で、低コストおよび製造組立性を容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるオイルポンプ装置の一例を示す
縦断面図、第2図は従来のオイルポンプ装置の一例を示
す縦断面図である。 1……ケーシング本体、2……回転軸、3……第1ポン
プ(上流側ポンプ)、4……第2ポンプ(下流側ポン
プ)、6……中間ケーシング、7……吸込通路、8,12,1
9……吐出通路、9,10……ポンプ室、11……導入路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−43207(JP,A) 特開 昭54−129507(JP,A) 特開 昭60−67793(JP,A) 実開 昭63−108582(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング本体と、このケーシング本体の
    内部に収納されかつ共通の回転軸に所定間隔を存して同
    芯状に支承された複数のポンプと、互いに隣接する上記
    各ポンプの間に介在されて上記ケーシング本体に収納さ
    れた中間ケーシングと、上記ケーシング本体に形成され
    て第1ポンプにオイルを供給する単一の吸込通路と、上
    記中間ケーシングに形成されかつ互いに隣接する各ポン
    プのポンプ室を連通して上流側ポンプから下流側ポンプ
    にオイルの一部を導入する導入路と、上記ケーシング本
    体に形成されて上記各ポンプからのオイルを吐出させる
    複数の吐出通路と、上記中間ケーシングに形成されて互
    いに隣接するポンプのうちの後流側ポンプからのオイル
    を吐出させる吐出通路とを具備し、この後流側ポンプか
    らのオイルは上記中間ケーシングの吐出通路およびこの
    吐出通路に連通する上記ケーシング本体の吐出通路から
    吐出させるように構成したことを特徴とするオイルポン
    プ装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5143207A (ja) * 1974-10-11 1976-04-13 Torimasa Shoda Shuchujunkatsusochi
JPH0424156Y2 (ja) * 1986-12-29 1992-06-05

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