JP2002177714A - 車両用オイルストレーナ構造 - Google Patents
車両用オイルストレーナ構造Info
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- JP2002177714A JP2002177714A JP2000372850A JP2000372850A JP2002177714A JP 2002177714 A JP2002177714 A JP 2002177714A JP 2000372850 A JP2000372850 A JP 2000372850A JP 2000372850 A JP2000372850 A JP 2000372850A JP 2002177714 A JP2002177714 A JP 2002177714A
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
く確保するとともに、一旦フィルタに捕捉された夾雑物
が通過しないようにする。 【解決手段】 オイルパン10の底壁11にそってスト
レーナカバー20を設け、底壁11との間にストレーナ
室を形成する。ストレーナカバーは、カバー本体21の
周辺部で主壁22からオイルパンの底壁側へオフセット
した棚部23に、主壁を覆うフィルタ26の周縁を結合
してある。棚部から側壁24が延び、その上縁に設けた
フランジ25がオイルパンのフランジ14と共締めで変
速機ケース1のオイルパン取付面3に取り付けられる。
カバー本体の主壁にはオイル流入口27が設けられ、棚
部には油圧コントロールバルブ5の油穴9に差し込まれ
る流出パイプ28が設けられている。オイル流入口から
ストレーナ室に入ったオイルはフィルタを上から下へ通
過して流出パイプから吸い出される。
Description
を循環する作動オイルのろ過を行うオイルストレーナ構
造に関する。
は、その変速機構部の下部に油圧コントロールバルブを
配置し、油圧コントロールバルブをカバーする形でオイ
ルパンが備えられている。そして、このオイルパンに滞
留する作動オイルをオイルストレーナを介してオイルポ
ンプに吸引し、作動オイル必要部位へ送出するようにな
っている。このようなオイルストレーナとして、従来、
特開平6−71116号公報や、特開平10−8552
2号公報に開示されたものがある。
レーナは、オイルポンプの吸込口に連結されるストレー
ナ本体を上半部とし、底部にオイル流入口を備えるスト
レーナカバーを下半部として両者でケーシングを形成
し、両半部の間にフィルタを設けている。オイルポンプ
が作動している間、オイル流入口からケーシングのスト
レーナカバー内に入った作動オイルは、フィルタを下か
ら上へ通過し、これにより、作動オイルに混入している
夾雑物がフィルタに通過を阻止される。
イルストレーナは、上部が開放されて周辺に張出しつば
を有し、底部にオイル流入口を備える皿状のボデー内
に、内方に突き出る棚部を形成し、フィルタを上記の棚
部に支えた状態で、油圧コントロールバルブの底壁に取
り付けられている。オイル流入口からボデー内に入った
作動オイルは、フィルタを下から上へ通過し、これによ
り、作動オイルに混入している夾雑物がフィルタに通過
を阻止される。
来のオイルストレーナでは、いずれも作動オイルがフィ
ルタを下から上へ通過する際に夾雑物がフィルタに捕捉
されてろ過される構成であるから、オイルポンプが作動
停止したときに夾雑物がフィルタ表面を離れて落下す
る。その結果、再度オイルポンプが作動開始したとき
に、作動オイル中で夾雑物の姿勢が変化すると、例えば
針状の夾雑物などは捕捉されることなくフィルタを通過
してしまうこととなる。
スプールやソレノイドが設けられているので、とくに特
開平6−71116号公報のものでは、オイルストレー
ナのケーシングはスプールやソレノイドの膨らみと干渉
しないように油圧コントロールバルブ本体から離して配
置せざるを得ず、その分オイルパンの底面を下げると、
車両としての最低地上高を低下させるという問題を招
く。
のは、油圧コントロールバルブの底壁に直接取り付けら
れているので、その平面サイズが油圧コントロールバル
ブのサイズに制限されて、フィルタの面積を広く確保で
きないという問題がある。したがって本発明は、上記従
来の問題点に鑑み、一旦フィルタに捕捉された夾雑物が
通過することなく、また、オイルパン内でフィルタの面
積を十分に広く確保できる車両用オイルストレーナ構造
を提供することを目的とする。
発明は、車両の動力系統内にオイルを循環させるオイル
ポンプの吸い込み側にストレーナ室を設け、ストレーナ
室に備えたフィルタによりオイルをろ過するオイルスト
レーナにおいて、フィルタで区画されたストレーナ室の
オイル流入口を備えるダーティゾーンとオイルポンプに
つながるクリーンゾーンとを、該フィルタを通過するオ
イルの流れが上から下に向かうように配置した車両用オ
イルストレーナ構造とした。オイルがフィルタを上から
下に向かって通過するから、フィルタに捕捉された夾雑
物がオイルポンプの作動停止時にフィルタから離れて姿
勢を変え、次のオイルポンプの作動時にフィルタを通過
することが防止される。
が、動力系統のオイルパンの底壁と、該底壁に対向して
配置されたストレーナカバーとで形成されているものと
した。オイルパンの底壁を共用してストレーナ室を形成
するので、構造簡単で部品点数が少なくて済むととも
に、周辺部材との干渉のおそれもないからオイルパンの
底壁を下げる必要もなく地上高が確保される。
イルパンの底壁の略全面にわたって対向させたものであ
る。これにより、フィルタ面積を広く確保できる。
オイルパンの底壁に沿いかつオイル流入口を形成した壁
を備えるとともに、該壁のオイル流入口を囲む周辺部に
オイルパンの底壁側へオフセットした棚部を形成したカ
バー本体を有し、該カバー本体の棚部にフィルタの周縁
を結合し、カバー本体には棚部にオイルポンプの吸い込
み側に接続する流出パイプを備えているものとした。オ
イルパン内に滞留するオイルはオイル流入口からストレ
ーナ室に入り、棚部に周縁を結合されたフィルタを下方
へ通過して、流出パイプからオイルポンプの吸い込み側
へ流れる。
バー本体が樹脂製で、棚部の周縁から立上がる側壁を備
え、該側壁の上縁に動力系統のオイルパン取付面に重な
る第1のフランジを有して、該第1のフランジをオイルパ
ン取付面にオイルパンと共締めされているものとした。
ストレーナカバーがオイルパンと共締めで簡単に取り付
けられ、またストレーナカバーが樹脂製であるため、オ
イルパン取付面のシールパッキンの機能を果たす。
バー本体が樹脂製で、棚部の周縁にオイルパンの内壁面
に整合する第2のフランジを備え、該第2のフランジを
オイルパンの内壁面に接合されているものとした。スト
レーナカバーをあらかじめオイルパンに取り付けて一体
としているから、その後の組み付け作業が簡単となる。
方へ膨らむ膨出部が形成され、ストレーナカバーのオイ
ル流入口が膨出部に略対応させて設けられているものと
した。ストレーナ室におけるオイル流入口まわりのオイ
ル通路面積が拡大する。
て説明する。図1は、第1の実施の形態を示す変速機の
オイルパンまわりの断面図である。変速機ケース1の下
面に開口部2が設けられ、開口部周辺にオイルパン取付
面3が形成されている。開口部2内には、油圧コントロ
ールバルブ5が変速機ケース1に固定されて配置され、
油圧コントロールバルブ5の下面がオイルパン取付面3
よりも下方に突出している。変速機ケース1の油圧コン
トロールバルブ5を固定するバルブ固定部4には、オイ
ルポンプの吸込口7に連通する油路8が設けられ、油圧
コントロールバルブ5の一端側には、油路8に接続する
油穴9が形成されている。
し、底壁11から立上がる側壁12の上縁に全周にわた
るフランジ14を備える。そして、このフランジ14を
変速機ケース1のオイルパン取付面3に重ねて取り付け
られている。オイルパン10の内側には、所定間隙をも
ってオイルパンの底壁11にそった主壁22を備えるス
トレーナカバー20が設けられている。
フィルタ26から構成される。カバー本体21はオイル
パン10と類似形状をした樹脂製であり、その主壁22
の周辺部がオイルパンの底壁11側へオフセットして棚
部23を形成しており、棚部23の周縁から側壁24が
延びている。側壁24は棚部23周縁との接続部におい
てオイルパンの側壁12の内壁面から略上記の所定間隙
だけ離れており、上縁のオイルパン10のフランジ14
に対応する高さ位置でフランジ14の内縁に略整合する
よう傾斜して、徐々にオイルパンの内壁面との間隙を狭
めている。
イルパン10のフランジ14と重なるフランジ25を備
え、そのフランジ25をオイルパンのフランジ14と変
速機ケース1のオイルパン取付面3の間に挟まれて、オ
イルパンのフランジ14とボルト37で共締めされてい
る。これにより、ストレーナカバー20とオイルパン1
0の底壁11の間にストレーナ室Rが形成される。スト
レーナカバー20には、カバー本体21の棚部23の下
面に主壁22を覆うフィルタ26の周縁が溶着して結合
されている。
の底壁11には壁面の剛性向上のための浅いビード16
が下方へ膨らませて格子状に形成されている。図2の
(a)は平面図、(b)は断面図である。ストレーナカ
バー20のカバー本体21には、その主壁22の平面図
上略中央部分にストレーナ室Rへのオイル流入口27が
設けられている。オイル流入口27は、オイルパンの格
子状ビード16の交差部分にほぼ対応する部位に位置さ
せてある。なお、図1にはビード16は省略している。
カバー本体21の端部の棚部23には、ストレーナ室R
に接続し、上方へ延びる流出パイプ28が設けられてい
る。この流出パイプ28の上端は油圧コントロールバル
ブ5の油穴9に差し込まれている。
リング溝30が形成され、Oリング31が装着されてい
る。流出パイプ28は、その上端を油孔9に差し込んだ
状態でその外周面が上記のOリング31でシールされ
る。すなわち、流出パイプ28の油穴9への差し込みだ
けでオイルストレーナとしてのセットが済むとともに、
差し込み部は密にシールされる。
は、ストレーナ室Rにおいてフィルタ26の上側でオイ
ル流入口27を備える空間が夾雑物を含む作動オイルを
受け入れるダーティゾーンRdで、フィルタ26の下側
で流出パイプ28に連なる空間がろ過後の作動オイルが
滞留するクリーンゾーンRcとなる。オイルポンプが作
動している間は、作動オイルはダーティゾーンRdから
クリーンゾーンRcへ、すなわちフィルタ26を上から
下へ通過して流れる。したがって、作動オイルに混入し
フィルタ26に捕捉される夾雑物は、オイルポンプが作
動停止したときにフィルタ26の上面に堆積したままと
なる。このため、夾雑物がフィルタ表面から一旦離れて
姿勢を変え、再度のオイルポンプ作動開始時にフィルタ
を通過してしまうことがない。
底壁11と該底壁にそったストレーナカバー20との間
に形成され、きわめて偏平であるから、油圧コントロー
ルバルブ5のスプールやソレノイドの膨らみとの干渉を
心配しないで済み、最低地上高を低下させない。同じく
ストレーナ室Rがオイルパンの底壁11と該底壁にそっ
たストレーナカバー20との間に形成されているので、
フィルタ26の面積を広く確保できる。そして、ストレ
ーナカバー20のカバー本体21が樹脂製であるので、
オイルパン10のフランジ14とオイルパン取付面3の
間に挟まれたカバー本体21のフランジ25が弾性をも
ったシールパッキンの機能を果たし、別途のシールパッ
キンが不要となる。
口27は、オイルパン10の格子状ビード16の交差部
分にほぼ対応する部位に位置させてあるので、オイル流
入口27からストレーナ室Rに入る作動オイルの流通断
面積が広く確保され、作動オイルがフィルタ26の全面
へ滑らかに流れる。
オイルパンまわりの断面図である。オイルパン10の内
側に設置されたストレーナカバー20Aは、そのカバー
本体21Aの主壁22を所定間隙をもってオイルパン1
0の底壁11にそわせている。フィルタ26を結合した
カバー本体21Aの棚部23の周縁には、全周にわたっ
てオイルパンの内壁面に整合して接するフランジ35が
設けられ、ストレーナカバー20Aは該フランジ35を
オイルパン10の内壁面に耐油性接着剤で接着すること
により、オイルパン10に結合されている。これによ
り、ストレーナカバー20Aとオイルパンの底壁11の
間にストレーナ室R’が形成される。
と同様にオイル流入口27が設けられるとともに、上方
へ延びて上端が油圧コントロールバルブ5の油穴9に差
し込まれる流出パイプ28が設けられている。その他の
構成は、前述の第1の実施の形態と同一である。
1の実施の形態と同じ効果を有するとともに、ストレー
ナカバー20Aがあらかじめオイルパン10に結合され
ているので、変速機ケース1への取り付けがより簡単で
ある。
ン部におけるストレーナ構造について説明したが、変速
機に限定されず、本発明は例えば内燃エンジンの潤滑オ
イルをろ過するストレーナにも適用される。
統用のオイルストレーナにおいて、フィルタで区画され
たストレーナ室のオイル流入口を備えるダーティゾーン
とオイルポンプにつながるクリーンゾーンとを、フィル
タを通過するオイルの流れが上から下に向かうように配
置するものとしたので、フィルタに捕捉された夾雑物が
オイルポンプの作動停止時にフィルタから離れて姿勢を
変え、次のオイルポンプの作動時にフィルタを通過する
ことが防止され、オイル内の夾雑物が確実にろ過される
という効果を有する。
パンの底壁と、該底壁に対向して配置されたストレーナ
カバーとで形成することができ、これにより、構造簡単
で部品点数が少なくて済むとともに、周辺部材との干渉
のおそれもないからオイルパンの底壁を下げる必要もな
く地上高が確保される。また、ストレーナカバーをオイ
ルパンの底壁の略全面にわたって対向させることによ
り、フィルタ面積を広く確保でき、濾過性能を向上させ
ることができる。
底壁に沿う壁にオイル流入口と棚部を形成したカバー本
体を有し、その棚部にフィルタの周縁を結合するととも
に、棚部にさらに流出パイプを備えることにより、流出
パイプをオイルポンプの吸い込み側の所定の口に接続す
るだけで、セットが完了し、オイル流入口から入るオイ
ルがフィルタを下方へ通過してオイルポンプへ吸い込ま
れる。
樹脂製とし、棚部の周縁から立上がる側壁の上縁に第1
のフランジを設けて、該第1のフランジをオイルパン取
付面にオイルパンと共締めすることにより、ストレーナ
カバーが簡単に取り付けられ、また第1のフランジがシ
ールパッキンの機能を果たすので、独立のシールパッキ
ンが不要となる。
を同じく樹脂製とし、棚部の周縁に第2のフランジを設
けて、該第2のフランジをオイルパンの内壁面に接合す
ることにより、ストレーナカバーがあらかじめオイルパ
ンと一体となるから、その後の組み付け作業が簡単とな
る。
出部を形成し、ストレーナカバーのオイル流入口の位置
を膨出部に略対応させることにより、ストレーナ室にお
けるオイル流入口まわりのオイル通路面積が拡大し流路
抵抗を低減することができる。また、オイルパンに石が
はねてもオイルパン底壁の変形が少なくて済み、膨出部
によりオイル流路が確保される。
Claims (7)
- 【請求項1】 車両の動力系統内にオイルを循環させる
オイルポンプの吸い込み側にストレーナ室を設け、スト
レーナ室に備えたフィルタによりオイルをろ過するオイ
ルストレーナにおいて、前記フィルタで区画されたスト
レーナ室のオイル流入口を備えるダーティゾーンとオイ
ルポンプにつながるクリーンゾーンとを、該フィルタを
通過するオイルの流れが上から下に向かうように配置し
たことを特徴とする車両用オイルストレーナ構造。 - 【請求項2】 前記ストレーナ室が、前記動力系統のオ
イルパンの底壁と、該底壁に対向して配置されたストレ
ーナカバーとで形成されていることを特徴とする請求項
1記載の車両用オイルストレーナ構造。 - 【請求項3】 前記ストレーナカバーが前記オイルパン
の底壁の略全面にわたって対向していることを特徴とす
る請求項2記載の車両用オイルストレーナ構造。 - 【請求項4】 前記ストレーナカバーは、前記オイルパ
ンの底壁に沿いかつオイル流入口を形成した壁を備える
とともに、該壁の前記オイル流入口を囲む周辺部にオイ
ルパンの底壁側へオフセットした棚部を形成したカバー
本体を有し、該カバー本体の前記棚部に前記フィルタの
周縁を結合し、前記カバー本体は、前記棚部にオイルポ
ンプの吸い込み側に接続する流出パイプを備えているこ
とを特徴とする請求項2または3記載の車両用オイルス
トレーナ構造。 - 【請求項5】 前記ストレーナカバーのカバー本体が樹
脂製で、前記棚部の周縁から立上がる側壁を備え、該側
壁の上縁に前記動力系統のオイルパン取付面に重なる第
1のフランジを有して、該第1のフランジを前記オイルパ
ン取付面にオイルパンと共締めされていることを特徴と
する請求項4記載の車両用オイルストレーナ構造。 - 【請求項6】 前記ストレーナカバーのカバー本体が樹
脂製で、前記棚部の周縁にオイルパンの内壁面に整合す
る第2のフランジを備え、該第2のフランジを前記オイ
ルパンの内壁面に接合されていることを特徴とする請求
項4記載の車両用オイルストレーナ構造。 - 【請求項7】 前記オイルパンの底壁に下方へ膨らむ膨
出部が形成され、前記ストレーナカバーのオイル流入口
は、前記膨出部に略対応させて設けられていることを特
徴とする請求項2、3、4、5または6記載の車両用オ
イルストレーナ構造。
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JP2000372850A JP3819235B2 (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 車両用オイルストレーナ構造 |
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CN114876608A (zh) * | 2022-05-09 | 2022-08-09 | 武汉新港大洋汽车零部件有限公司 | 一种商用车的发动机油底壳 |
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CN107364509A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-21 | 铜陵科达车辆装备有限责任公司 | 齿轮箱在线清洗车 |
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