JP4867588B2 - 自動変速機用オイルフィルタ - Google Patents
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0402—Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
Description
しかし、この濾過エレメントでは、インサート成形のための成形型及び樹脂が必要となり、部品点数の増加及び生産工数の増加といった問題がある。また、アッパケース、ロアケース及び濾過エレメントからなるオイルフィルタでは、その厚さ方向(上下方向)の寸法が比較的大きなものとなってしまう。
上記特許文献2には、ボデー11に、濾過室の内部に開口する入口部13a及び濾過室の外部に開口する出口部13bを有するパイプ13を設けてなるオイルストレーナが開示されている。
1.オイルパン内に貯留されたオイルに浸されるように該オイルパン内に設けられる自動変速機用オイルフィルタであって、
オイルを濾過する濾過エレメントと、
前記濾過エレメントで濾過されたオイルが通過するクリーン側の濾過室を該濾過エレメントとの間で形成する濾過室形成部と、
前記濾過エレメントに設けられ、且つ、前記濾過室の内部に開口する吸込口及び該濾過室の外部に開口する流出口を有するオイル導出管と、を備え、
前記濾過エレメントは、濾材と、該濾材を支持する樹脂枠と、を有し、該濾材の上面からオイルを導入して濾過するように配置されており、前記オイル導出管の前記吸込口は、該濾材の下端より下方で開口するように配置されており、
前記樹脂枠は、前記濾材の外周側を支持する枠状の濾材支持部と、該濾材支持部の一側方に設けられ且つ前記オイル導出管が一体に形成される管支持部と、を有することを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ。
2.前記濾材は、前記濾材支持部と一体にインサート成形され、前記オイル導出管は、前記管支持部と一体に成形されている上記1.記載の自動変速機用オイルフィルタ。
3.前記樹脂枠は、前記濾過室形成部としての前記オイルパンの内壁部に固着されている上記1.又は2.に記載の自動変速機用オイルフィルタ。
4.前記オイル導出管の下部は、鉛直方向に傾斜して延びている上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の自動変速機用オイルフィルタ。
また、前記濾過エレメントが、濾材と、該濾材を支持する樹脂枠と、を有し、前記オイル導出管が、該樹脂枠と一体に成形されている場合は、更に部品点数を削減することができる。
また、前記濾過エレメントが、濾材と、該濾材を支持する樹脂枠と、を有し、該樹脂枠が、前記濾過室形成部としての前記オイルパンの内壁部に固着されている場合は、濾過室形成部をオイルパンの内壁部で構成できるので、アッパケースに加えてロアケースを省略でき、更に部品点数を削減することができる。
さらに、前記オイル導出管の下部が、鉛直方向に傾斜して延びている場合は、オイル導出管の吸込口を、エアの吸い込みをより確実に防止できる位置に設定できる。
本実施形態に係る自動変速機用オイルフィルタは、オイルパン内に貯留されたオイルに浸されるようにオイルパン内に設けられるオイルフィルタであって、以下に述べる濾過エレメント、濾過室形成部及びオイル導出管を備えている。
なお、上記「上面」とは、濾過エレメントが水平配置又は傾斜配置される場合の鉛直方向の上側の面を意図する。また、上記「外側面」とは、筒状の濾過エレメントが垂直配置される場合の外周側の面を意図する。
上記濾材の形状としては、例えば、ひだ折り状、シート状、波状、袋状、椀状、傘筒状、菊花筒状、円筒状等を挙げることができる。また、上記濾過の材質としては、例えば、不織布、織物、紙等を挙げることができる。
上記(1)形態では、例えば、ひだ折り状の濾材が樹脂枠に一体にインサート成形されていることができる。これにより、必要な濾過面積を確保しつつ濾過エレメントを小型化できる。
上記(1)形態では、例えば、上記樹脂枠は、上記濾材を支持する枠状の濾材支持部と、この濾材支持部の一側方に設けられ且つ後述のオイル導出管が一体に形成される管支持部と、を有することができる。これにより、濾材とオイル導出管とを併設でき、オイル導出管の吸込口を、濾過エレメントより下方で開口するように更に簡易に配置できる。
上記濾過室形成部は、フィルタ内をクリーン側及びダスティ側に仕切る仕切りであればよく、例えば、樹脂部材、鉄板等の金属部材、濾材部材、目の細かい金網メッシュ等を採用できる。
上記濾過室形成部としては、例えば、上記濾過エレメント3の樹脂枠8と接合されるロアケース4(図5参照)、上記濾過エレメント3の樹脂枠8と接合されるオイルパン2の内壁部14(図8参照)等をあげることができる。この濾過室形成部と樹脂枠との接合形態(固着形態)は、その接合部材の材質等に応じて適宜選択できるが、例えば、振動溶着、超音波溶着、熱板溶着、レーザ溶着、かしめ、螺合、接着剤による接着等を挙げることができる。
上記濾過室形成部は、例えば、筒状の上記濾過エレメント18の中心穴の上下開口を塞ぐ上下側の塞ぎ板19a,19bであることができる(図9参照)。
上記オイル導出管の吸込口は、濾過エレメントの少なくとも一部より下方で開口するように配置されている。特に、上記オイル導出管の配設形態としては、例えば、(1)その吸込口が上記濾過エレメントを構成する濾材より下方で開口する形態(図3参照)、(2)その吸込口が上記濾過エレメントを構成する濾材の上側部より下方で開口する形態(図9参照)等を挙げることができる。
なお、上記「濾過エレメントの少なくとも一部より下方で開口する」とは、濾過エレメントの少なくとも一部が吸込口の鉛直方向の上方に位置している状態を意図する。
上記オイル導出管の下部は、例えば、鉛直方向に傾斜して延びていることができる。
本実施例1に係る自動変速機用オイルフィルタ1A(以下、単に「オイルフィルタ」とも略記する。)は、図1〜4に示すように、濾過エレメント3、ロアケース4(本発明に係る「濾過室形成部」として例示する。)及びオイル導出管5を備えて構成されている。
なお、このオイルフィルタ1Aは、図5に示すように、取付けステー等によってバルブボディ6又はオイルパン2に固定されてオイルパン2内に配設され、オイルパン2内に貯留されたオイル中に浸されるようになっている。
なお、本オイルフィルタ1Aをオイルパン2内に配設した際に、濾材7の上面からリターンオイルを導入して濾過するように濾過エレメント3は水平配置又は傾斜配置される(図5参照)。
図5に示すように、オイルパン2内に戻されるリターンオイルは、オイルパン2内で露出する濾材7の上面7aから濾過室S内に導入される。このように、オイルが濾材7を通過する際に、オイル中に含有される異物、不純物等は濾材7によって除去される。この異物等の除去されたオイルは、吸込口11からオイル導出管5内に流入して流出口12からオイルフィルタ1Aの外部に流れ出る。
さらに、本実施例1のオイルフィルタ1Aでは、オイル導出管5の下部を、鉛直方向に傾斜して延びるように構成したので、オイル導出管5の吸込口11を、エアの吸い込みをより確実に防止できる位置に設定できる。
次に、本実施例2に係る自動変速機用オイルフィルタ1B(以下、単に「オイルフィルタ」とも略記する。)について説明する。なお、本実施例2では、上記実施例1のオイルフィルタ1Aと略同じ構成部位には同じ符号を付け詳説を省略し、以下に実施例1との主な相違点について説明する。
次に、本参考例に係る自動変速機用オイルフィルタ1C(以下、単に「オイルフィルタ」とも略記する。)について説明する。なお、本参考例では、上記実施例1のオイルフィルタ1Aと略同じ構成部位には同じ符号を付け詳説を省略し、以下に実施例1との主な相違点について説明する。
なお、本オイルフィルタ1Cをオイルパン2内に配設した際に、濾材20の外側面20aからリターンオイルを導入して濾過するように筒状の濾過エレメント18は垂直配置される。
オイルパン2内に戻されるリターンオイルは、オイルパン2内に露出する濾材20の外側面20aから濾過室S内に導入される。このように、オイルが濾材20を通過する際に、オイル中に含有される異物、不純物等は濾材20によって除去される。この異物等の除去されたオイルは、吸込口11からオイル導出管5内に流入して流出口12からオイルフィルタ1Aの外部に流れ出る。
また、本参考例のオイルフィルタ1Cでは、オイル導出管5の吸込口11を、濾材20の上側部(一部)より下方で開口するように配置したので、吸込口11がオイルパン2の底壁から比較的近い位置に配設されることとなり、オイルパン2内で油面変動が生じてもオイル導出管5の吸込口11からエアを吸い込んでしまうことを防止できる。
さらに、本参考例のオイルフィルタ1Cでは、オイル導出管5の下部を、鉛直方向に傾斜して延びるように構成したので、オイル導出管5の吸込口11を、エアの吸い込みをより確実に防止できる位置に設けることができる。
また、上記実施例1では、オイル導出管5の吸込口11が濾材7の下面より下方で開口する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、オイル導出管5の吸込口11が濾材7の下面より上方であり且つ濾材7の上端側(一部)より下方で開口するようにしてもよい。
また、上記参考例では、樹脂製の上側の塞ぎ板19aにオイル導出管5を一体に成形するようにしたが、これに限定されず、例えば、濾紙製、樹脂製、鉄板等の金属製等の上側の塞ぎ板にオイル導出管を接着剤により接着するようにしてもよい。
また、上記参考例において、オイル導出管5の外周面に、濾材のひだ折り形状に相当するガイド片を設けるようにしてもよい。これにより、容易に均等なひだを配置できる。
さらに、上記参考例において、オイル導出管5の外周面に、オイルパン2及び/又はバルブボディ6に形成された被係止部に係止する係止部29(図9参照)や取付けステーを設けるようにしてもよい。これにより、容易にオイル導出管5の位置決めを行うことができる。
Claims (4)
- オイルパン内に貯留されたオイルに浸されるように該オイルパン内に設けられる自動変速機用オイルフィルタであって、
オイルを濾過する濾過エレメントと、
前記濾過エレメントで濾過されたオイルが通過するクリーン側の濾過室を該濾過エレメントとの間で形成する濾過室形成部と、
前記濾過エレメントに設けられ、且つ、前記濾過室の内部に開口する吸込口及び該濾過室の外部に開口する流出口を有するオイル導出管と、を備え、
前記濾過エレメントは、濾材と、該濾材を支持する樹脂枠と、を有し、該濾材の上面からオイルを導入して濾過するように配置されており、前記オイル導出管の前記吸込口は、該濾材の下端より下方で開口するように配置されており、
前記樹脂枠は、前記濾材の外周側を支持する枠状の濾材支持部と、該濾材支持部の一側方に設けられ且つ前記オイル導出管が一体に形成される管支持部と、を有することを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ。 - 前記濾材は、前記濾材支持部と一体にインサート成形され、前記オイル導出管は、前記管支持部と一体に成形されている請求項1記載の自動変速機用オイルフィルタ。
- 前記樹脂枠は、前記濾過室形成部としての前記オイルパンの内壁部に固着されている請求項1又は2に記載の自動変速機用オイルフィルタ。
- 前記オイル導出管の下部は、鉛直方向に傾斜して延びている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動変速機用オイルフィルタ。
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