JPH084886A - 自動変速装置用流体フィルタ装置 - Google Patents

自動変速装置用流体フィルタ装置

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Publication number
JPH084886A
JPH084886A JP6141906A JP14190694A JPH084886A JP H084886 A JPH084886 A JP H084886A JP 6141906 A JP6141906 A JP 6141906A JP 14190694 A JP14190694 A JP 14190694A JP H084886 A JPH084886 A JP H084886A
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JP
Japan
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case
suction port
discharge port
oil
filter medium
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JP6141906A
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English (en)
Inventor
Minoru Matsune
松根穣
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通油性を向上させた自動変速装置用流体フィ
ルタ装置を提供する。 【構成】 吐出口3を有するアッパーケース2と吸込口
5を有するロアケース4とでケースを形成する。吐出口
3と吸込口5とは互いに近接している。ケース内に不織
布の濾過材6を袋状に保持する。ロアケース4に、吸込
口5と濾過材6の内側とを連通する連通管7を設ける。
連通管7は、吐出口3から遠く離れた濾過材6の部位に
開口するように接続する。オイルは吸込口5から濾過材
6を通過したのち吐出口3へ向かう。オイルは、連通管
7により、濾過材6の内側において吐出口3から遠く離
れた部位に導かれるので、ケース内での流れは均一とな
る。よって、濾過材6の通油面積が大きく確保され、ダ
ストの捕捉性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速装置用流体フ
ィルタ装置に関し、例えば自動車等に搭載されている自
動変速装置に流通する流体を濾過するために使用される
自動変速装置用流体フィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】従来、この種の自動変
速装置用流体フィルタ装置として、図5に示すようなも
のが知られている。すなわち、図5は、流体フィルタ装
置21がオートマチックトランスミッション内に取り付
けられた状態を示す図である。図5に示してある流体フ
ィルタ装置21は、吐出口23を有するアッパーケース
22と、吐出口23と同一側に設けられた吸込口25を
有するロアケース24とで形成されるケースの内部空所
に、濾過材26を袋状に保持し、濾過材26の内部と吸
込口25とを連通したもので、吸込口25から吸い込ま
れたオイルを濾過材26で濾過したのち、吐出口23か
ら吐出するようにしている。
【0003】図5において、ケースは、アッパーケース
22とロアケース24とで形成される。アッパーケース
22は、一方に開口する箱形をなしているもので、その
内側と外側とを導通させるオイルの吐出口23を有して
いる。また、ロアケース24も同様に、一方に開口する
箱形をなし、その内側と外側とを導通させるオイルの吸
込口25を有していて、このロアケース24とアッパー
ケース22とがそれぞれの開口部を互いに対向させて合
致することにより、ケースに内部空所を形成するように
してある。
【0004】アッパーケース22とロアケース24とで
形成される空所内には濾過材26が配設される。この濾
過材26は、図示したように、不織布を2つ折りにした
ものが用いられ、その周縁部の3辺がアッパーケース2
2とロアケース24とで挟持されることにより、濾過材
26がケース内で袋状に保持される。これにより、ケー
ス内は、濾過材26で袋の内側と外側との2室に区画さ
れることとなる。
【0005】このとき、ロアケース24の吸込口25
は、ケースの中心位置Oよりも一方の側へずれた位置に
形成され、また、アッパーケース22の吐出口23は、
吸込口25と同一側に形成され、かつその軸線が吸込口
25の軸線よりもさらにXだけ一方の側へずれた部位に
位置される。
【0006】濾過材26は、その内部空所の底部におけ
る折り目近傍の部位に開口部が形成されていて、この開
口部がロアケース24の吸込口25の周縁部でかしめら
れる。これにより、濾過材26と吸込口25とが接続さ
れることとなり、濾過材26の内部空所が吸込口25を
介して外部と連通するようになっている。
【0007】なお、30はリブであって、ケースの内部
空所の上面および下面に内方へ突出するように複数形成
され、通油時に濾過材26がケースに密着することを阻
止するもので、ケースの内面と濾過材26の外面との対
向面間にオイルの流路を確保するために形成されてい
る。
【0008】上記のように構成された流体フィルタ装置
21は、バルブボディ29の下面側に取り付けられて、
アッパーケース22の吐出口23がバルブボディ29に
形成されている図示しないオイルの流通路と連通するよ
うに固定されている。そして、このバルブボディ29に
おけるオイルの流通路は、図示しない自動変速装置と連
通していて、これにより、アッパーケース22の吐出口
23から吐出されたオイルがバルブボディ29の流通路
を通って自動変速装置に供給されるようになっている。
【0009】また、バルブボディ29に取り付けられた
流体フィルタ装置21の下方からは、上方に開口する箱
形をなすオイルパン28が流体フィルタ装置21に被さ
るように設けられる。このオイルパン28は、流体であ
るオイルを溜めておくもので、図示しない自動変速装置
からバルブボディ29を通って戻ってくる戻り油を受け
て、再びオイルを使用に供するようにしてある。この場
合、オイルパン28の底部に溜まっているオイルは、そ
の油面がロアケース24の吸込口25の開口部よりも上
方に位置するようにしておく。
【0010】この流体フィルタ装置21は、上記のよう
に構成したことにより、バルブボディ29の図示しない
流通路に負圧が作用すると、オイルパン28内に溜まっ
ているオイルがロアケース24の吸込口25から吸い込
まれるようになる。そして、ロアケース24の吸込口2
5からケース内に吸い込まれたオイルは、袋状の濾過材
26を通過したのち、アッパーケース22の吐出口23
から吐出され、バルブボディ29の流通路を通って図示
しない自動変速装置に供給されるようになっている。
【0011】そして、オイルがケース内の濾過材26を
通過する際に、オイル中に含まれる金属粉体等のダスト
が濾過材26で捕捉されることとなり、これにより、オ
イルが濾過されるようになっている。
【0012】しかしながら、このような従来の流体フィ
ルタ装置21にあっては、通油性が低い傾向にあった。
【0013】すなわち、アッパーケース22の吐出口2
3とロアケース24の吸込口25との軸線間の距離Xが
近接した状態にあると、ケース内において、吸込口25
から吐出口23に至るオイルの流れが偏ってしまうため
に、濾過材26の実質的な通油面積が減少し、濾過材2
6の通油性が低下することがあった。
【0014】通常、自動変速装置用の流体フィルタ装置
21は、図示するフロント側に吐出口23(図5中の2
点鎖線)が、また、その反対側(中心線Oよりもリア
側)に吸込口25がそれぞれ形成され、濾過材26の通
油性が確保され易いようにしているのが一般的である
が、自動変速装置の構造上、やむを得ず吐出口23を吸
込口25と同一側(リア側)へ設けなければならないこ
とがある。
【0015】このように、吐出口23と吸込口25とが
同一側(図においてはリア側)へ設けられた場合には、
吸込口25から吐出口23へ向かうオイルの流れが、ケ
ースの上半分に偏ってしまうために、特に、濾過材26
の底面のうち、吸込口25に対する開口部よりもフロン
ト側を構成する部位の通油性が低下することとなる。こ
の結果、実質的に濾過材26の有効濾過面積が減少する
こととなるために、ダストの捕捉性も低下し、流体フィ
ルタ装置としての機能を充分に果たすことができなくな
る恐れがあった。
【0016】この発明は上記の問題点を解消し、通油性
およびダストの捕捉性を向上させることができる自動変
速装置用流体フィルタ装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【問題点を解決するための手段】この発明は上記の問題
点を解決するために、流体の吐出口を有するアッパーケ
ースと前記流体の吸込口を有するロアケースとで形成さ
れる空所内に、濾過材を袋状に保持し、前記吐出口の軸
線と前記吸込口の軸線とを互いに近接させ、前記吸込口
から吸い込まれた流体が、前記濾過材で濾過されたのち
吐出口から吐出する自動変速装置用流体フィルタ装置で
あって、前記ロアケースに、前記濾過材の内側と前記吸
込口とを連通する連通管を設け、この連通管を、前記濾
過材における前記吐出口から離れた部位に開口させたと
いう構成を有しているものである。
【0018】
【作用】この発明は上記の手段を採用したことにより、
濾過材の透過性を向上させることができる。すなわち、
ケースの吐出口と吸込口とがそれぞれの軸線を近接させ
ている場合において、濾過材の内側と吸込口とを連通す
る連通管を、吐出口から遠く離れた濾過材の部位に開口
させたことによって、連通管の開口部から濾過材の内側
に流入した流体は、吐出口へ向かって、ケース内を均一
な状態で流通するようになるため、濾過材の流体に対す
る透過面積を常に大きく確保できることとなる。したが
って、流体の流通時における濾過材の透過性が向上する
こととなり、これにより、濾過材による濾過性能を向上
させることができるようになっている。
【0019】またこの場合、連通管の濾過材に対する接
続部位は、吐出口から遠く離れた箇所に設定すれば良い
ため、設計の都合でケースの形状に制約があるときで
も、吐出口および吸込口の位置に応じて連通管の接続部
位を適宜設定すれば、要求される濾過機能を確保するこ
とができるようになっている。つまり、内部設計の自由
度が高いために、設計の容易化を図ることができること
となる。
【0020】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例を説明す
る。
【0021】図1は、この発明による自動変速装置用流
体フィルタ装置の一実施例を示す図であって、流体フィ
ルタ装置1がオートマチックトランスミッション内に取
り付けられた状態を示す図である。すなわち、図1に示
してある流体フィルタ装置1は、オイルの吐出口3を有
するアッパーケース2と、吐出口3と同一側に設けられ
たオイルの吸込口5を有するロアケース4とで形成され
るケースの内部空所に濾過材6を袋状に保持し、濾過材
6の内部と吸込口5とを連通することにより、吸込口5
から吸い込まれたオイルを濾過材6で濾過したのち、吐
出口3から吐出するようにしたもので、ロアケース4
に、濾過材6の底面に開口する開口部と吸込口5との間
を接続するとともに、吸込口5から吸い込まれたオイル
を吐出口3から離れた部位に導く連通管7を設けてい
る。
【0022】図1において、ケースは、アッパーケース
2とロアケース4とで形成される。アッパーケース2
は、一方に開口する箱形をなしているもので、その内側
と外側とを導通させるオイルの吐出口3を有している。
また、ロアケース4も同様に、一方に開口する箱形をな
し、その内側と外側とを導通させるオイルの吸込口5を
有していて、このロアケース4とアッパーケース2とが
それぞれの開口部を互いに対向させて合致することによ
り、ケースに内部空所を形成するようにしてある。
【0023】アッパーケース2とロアケース4とで形成
される空所内には濾過材6が配設される。この濾過材6
は、図示したように、シート状の不織布を2つ折りにし
たものが用いられ、その周縁部の3辺がアッパーケース
2とロアケース4とで挟持されることにより、濾過材6
がケース内で袋状に保持される。これにより、ケース内
は、濾過材6で袋の内側と外側との2室に区画されるこ
ととなる。
【0024】このとき、ロアケース4の吸込口5は、ケ
ースの中心位置Oよりも一方の側(図中のリア側)へず
れた位置に形成され、また、アッパーケース2の吐出口
3は、吸込口5と同一側(リア側)に形成され、かつそ
の軸線が吸込口5の軸線よりもさらにXだけ一方の側
(図中のリア側)へずれた部位に位置される。
【0025】濾過材6は、その内部空所の底面中央部に
開口部が形成されていて、この開口部と、ロアケース4
の吸込口5との間が連通管7で接続される。この連通管
7は、吸込口5と連通した状態でロアケース4に一体成
形されるもので、この連通管7のケース内方側の開口部
で濾過材6の底面開口部周縁をかしめることにより、濾
過材6の内部空所が連通管7および吸込口5を介して外
部と連通するようになっている。したがって、吸込口5
から吸い込まれたオイルは、連通管7によって、濾過材
6の内部空所の中央部に導かれることとなる。
【0026】なお、10はリブであって、ケースの内部
空所の上面および下面に内方へ突出するように複数形成
され、通油時に濾過材6がケースに密着することを阻止
するもので、ケースの内面と濾過材6の外面との対向面
間にオイルの流路を確保するために形成されている。
【0027】上記のように構成された流体フィルタ装置
1は、バルブボディ9の下面側に取り付けられて、アッ
パーケース2の吐出口3がバルブボディ9に形成されて
いる図示しないオイルの流通路と連通するように固定さ
れている。そして、このバルブボディ9におけるオイル
の流通路は、図示しない自動変速装置と連通していて、
これにより、アッパーケース2の吐出口3から吐出され
たオイルがバルブボディ9の流通路を通って自動変速装
置に供給されるようになっている。
【0028】また、バルブボディ9に取り付けられた流
体フィルタ装置1の下方からは、上方に開口する箱形を
なすオイルパン8が流体フィルタ装置1に被さるように
設けられる。このオイルパン8は、流体であるオイルを
溜めておくもので、図示しない自動変速装置からバルブ
ボディ9を通って戻ってくる戻り油を受けて、再びオイ
ルを使用に供するようにしてある。この場合、オイルパ
ン8の底部に溜まっているオイルは、その油面がロアケ
ース4の吸込口5の開口部よりも上方に位置するように
しておく。
【0029】次に、上記のものの作用を説明する。この
流体フィルタ装置1は、上記のように構成したことによ
り、バルブボディ9の図示しない流通路に負圧が作用す
ると、オイルパン8内に溜まっているオイルがロアケー
ス4の吸込口5から吸い込まれるようになる。そして、
ロアケース4の吸込口5からケース内に吸い込まれたオ
イルは、袋状の濾過材6を通過したのち、アッパーケー
ス2の吐出口3から吐出され、バルブボディ9の流通路
を通って図示しない自動変速装置に供給されるようにな
っている。
【0030】そして、オイルがケース内の濾過材6を通
過する際に、オイル中に含まれる金属粉体等のダストが
濾過材6で捕捉されることとなり、これにより、オイル
が濾過されるようになっている。
【0031】そして、上記の流体フィルタ装置1にあっ
ては、通油性を向上させることができるようになってい
る。
【0032】すなわち、ロアケース4に、吸込口5と濾
過材6の内部空所とを連通する連通管7を設け、このと
きに連通管7を、吐出口3から遠く離れた濾過材6の底
面の部位に開口するように接続したことにより、吸込口
5から吸い込まれたオイルは、吐出口3へ向けてケース
内を均一に流通するようになるため、濾過材6の通油面
積を確保することができるようになっている。
【0033】つまり、吸込口5から吸い込まれたオイル
は、連通管7によって、袋状に保持されている濾過材6
の内部空所において吐出口3から遠く離れた部位に導か
れるようになっているため、ケースの同一側で吸込口5
と吐出口3とが互いの軸線間の距離Xを小さくしてある
場合でも、濾過材6の開口部から吐出口3に至る距離を
長くすることができる。これにより、吸込口5から濾過
材6の内側に導かれたオイルは、濾過材6のほぼ全面を
均一に通過して吐出口3側へ向かうようにして流通する
こととなる。
【0034】この場合、濾過材6の底面における開口部
よりもフロント側の部位は、通油性があまり芳しくない
が、それ以外の濾過材6の部位は通油が良好であるた
め、図5に示した従来のものに比べると、濾過材6の有
効濾過面積を大きくすることができるものである。した
がって、上記のものにあっては、連通管7を、吐出口3
からもっとも離れた濾過材6の底面の部位に接続すれ
ば、通油性を最も高めることができるため、濾過材6の
濾過機能が効果的に発揮されることとなる。
【0035】上記実施例の他、この発明による自動変速
装置用流体フィルタにあっては、アッパーケース2の吐
出口3、およびロアケース4の吸込口5が形成される位
置に応じて、連通管7の接続状態を、以下の図2乃至図
4に示すパターンで変形してもよい。なお、図におい
て、上記実施例と同様の構成のものは、同一の符号を付
すことにより詳細な説明は省略する。
【0036】まず、図2は、第1のパターンを示す概略
図である。すなわち、この第1のパターンは、吐出口3
および吸込口5が共にフロント側寄りに形成されている
場合であって、この場合、連通管7は、濾過材6の底面
におけるもっともリア側の部位に接続する。
【0037】図3は、第2のパターンを示す概略図であ
る。すなわち、この第2のパターンは、吐出口3および
吸込口5が共に中心部に形成されている場合であって、
この場合、連通管7は濾過材6の底面におけるもっとも
フロント側またはリア側の部位に接続する。
【0038】図4は、第3のパターンを示す概略図であ
る。すなわち、この第3のパターンは、吐出口3および
吸込口5が共にリア側寄りに形成されている場合であっ
て、この場合、連通管7は濾過材6の底面におけるもっ
ともフロント側の部位に接続する。
【0039】以上、第1乃至第3のパターンは、吐出口
3と吸込口5とが、それぞれの軸線を近接させてあるケ
ースの場合であって、このケース内で袋状に保持してあ
る濾過材6に、吐出口3からもっとも離れた部位に開口
するように連通管7を接続したことにより、最たる効果
を発揮することができることとなる。
【0040】また、上記の場合、ケース内は設計上の自
由度がある程度確保されているために、ケースの外形状
が制約されても、適宜連通管7の接続箇所を変更して設
計することができるようになっている。
【0041】例えば、自動変速装置の構造上、やむを得
ずアッパーケースの吐出口およびロアケースの吸込口が
形成される位置に制約を受ける場合があるが、このよう
な場合でも、連通管7の濾過材6に対する接続部位を適
宜変更して設計すれば充分に対応することができる。し
たがって、ケースの形状が制約される場合でも、吐出口
3から遠く離れた濾過材の部位に連通管7を開口させる
ようにすれば、濾過材6の通油性を向上させることがで
き、これにより、設計上で要求される濾過機能を充分に
確保することができるようになっている。
【0042】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、軸線間
の距離が互いに近接する流体の吸込口および吐出口を有
するとともに、内部に袋状に濾過材を保持してあるケー
スに、濾過材の内側と吸込口とを連通する連通管を設
け、この連通管を、吐出口から遠く離れた濾過材の部位
に開口させたことにより、ケース内での流体の流れが均
一になるため、ケース内での流通性が向上し、濾過材の
流体に対する濾過面積を向上させることができる。した
がって、濾過材の濾過面積が向上したことにともなっ
て、流体中に含まれるダスト等の捕捉性を向上させるこ
とができる。
【0043】また、ケース内での設計の自由度が高いた
めに、設計上において吐出口および吸込口の位置に制約
がある場合でも、その吐出口および吸込口の位置に応じ
て、ケース内での連通管の濾過材に対する接続部位を適
宜設定すればよいため、要求される高度な濾過機能を充
分に確保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による自動変速装置用流体フィルタの
一実施例を示す図である。
【図2】この発明による自動変速装置用流体フィルタの
第1のパターンを示す概略図である。
【図3】この発明による自動変速装置用流体フィルタの
第2のパターンを示す概略図である。
【図4】この発明による自動変速装置用流体フィルタの
第3のパターンを示す概略図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、21……流体フィルタ装置 2、22……アッパーケース 3、23……吐出口 4、24……ロアケース 5、25……吸込口 6、26……濾過材 7……連通管 8、28……オイルパン 9、29……バルブボディ 10、30……リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の吐出口(3)を有するアッパーケ
    ース(2)と前記流体の吸込口(5)を有するロアケー
    ス(4)とで形成される空所内に、濾過材(6)を袋状
    に保持し、前記吐出口(3)の軸線と前記吸込口(5)
    の軸線とを互いに近接させ、前記吸込口(5)から吸い
    込まれた流体が、前記濾過材(6)で濾過されたのち吐
    出口(3)から吐出する自動変速装置用流体フィルタ装
    置であって、前記ロアケース(4)に、前記濾過材
    (6)の内側と前記吸込口(5)とを連通する連通管
    (7)を設け、この連通管(7)を、前記濾過材(6)
    における前記吐出口(3)から離れた部位に開口させた
    ことを特徴とする自動変速装置用流体フィルタ装置。
JP6141906A 1994-06-23 1994-06-23 自動変速装置用流体フィルタ装置 Pending JPH084886A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427933B1 (ko) * 2000-12-15 2004-04-30 현대자동차주식회사 자동변속기용 오일 필터 구조
WO2007129514A1 (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Honda Motor Co., Ltd. 変速機のオイルストレーナ
EP2065621A2 (en) 2007-11-27 2009-06-03 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Fluid filter for automatic transmission and installation method for the same

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