JPH0612288Y2 - 自動変速装置用流体フィルタ装置 - Google Patents

自動変速装置用流体フィルタ装置

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JPH0612288Y2
JPH0612288Y2 JP12980588U JP12980588U JPH0612288Y2 JP H0612288 Y2 JPH0612288 Y2 JP H0612288Y2 JP 12980588 U JP12980588 U JP 12980588U JP 12980588 U JP12980588 U JP 12980588U JP H0612288 Y2 JPH0612288 Y2 JP H0612288Y2
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filter
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貢 栗原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動変速装置用流体フィルタ装置に関し、特
に、効率的に濾過をすることのできる自動変速装置用流
体フィルタ装置の関するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
一般に、自動変速装置用流体フィルタ装置にあっては1
20〜200メッシュの金網フィルタを板金または樹脂
製の上下ケース内に配設して流体中のダストを捕捉する
ものが使用されている。
しかしながら、近年の自動変速装置の高性能、精密化に
伴い、フィルタ装置においてもダスト捕捉性能の向上を
必要とし、最近ではナイロンやポリエステル等の繊維か
らなるフェルト状をなすフィルタを用いた第20図に示
すようなものが使用されつつある。
すなわち、第20図に示す自動変速装置用流体フィルタ
装置にあっては、下ケース51の流入口52に、第21
図に示すように2つ折りしたフェルト状のフィルタ53
の開口部54を位置してかしめ、下ケース51の上部
に、流出口55を有する上ケース56を位置して前記シ
ート状のフィルタ53のa部以外の3周縁をかめて挟持
固定してある。
そして、オイルパン57内のオイル58はオイルポンプ
の吸込負圧によって下ケース51の流入口52から内部
に流入し、オイル58中のダストはフィルタ53によっ
て濾過され、清浄なオイルが流出口55に向かって流
れ、流出口55から流出したオイルが自動変速装置に送
りこまれるようになっている。
しかしながら、上記のようにフィルタ53としてナイロ
ンやポリエチレン等の繊維をフェルト状にしたものを使
用した場合には、金網フィルタに比べてダスト捕捉性能
が向上するものの、オイルが通過する際の抵抗が増える
ために、吸込負圧や油温が一定の時に金網フィルタと同
じ通油量を確保するためにはフィルタの面積を大きくし
なければならない。
また、反対にオイルの温度が下がり粘度が上がった場合
はさらに通油抵抗が増えるのでより面積を大きくしなけ
ればならず、したがって、金網フィルタを用いたものよ
りも広い通油面積を必要とするので小型化しにくいとい
う問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、全体を小型にすることができるとと
もに、通油量を落とさずにダスト捕捉性能を金網フィル
タを用いたものよりも向上させることのできる自動変速
装置用流体フィルタ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するためにこの考案は、流入口形成部
によって内部が2室に区画されるとともに、各室ごとに
流入口を有する下ケースと、流出口を有する上ケースと
でメイン流路とバイパス流路とを形成し、前記メイン流
路内に、上下に所定の間隔をおく一対のフェルト状フィ
ルタを有するフェルト状フィルタ組立体を、メイン流路
の壁面との間に所定の間隔を有するように配設して、フ
ェルト状フィルタ間で前記流入口に連通する第1室を、
下ケースとの間で第2室を、上ケースとの間で第3室を
それぞれ形成するとともに、前記第2室と第3室とを連
通可能とし、また、他方の室内に、圧力差で開放・閉塞
するバイパスバルブと金網フィルタとを有するバイパス
バルブ組立体を、その前記バイパスバルブを流路側にし
て配設して、前記バイパスバルブと金網フィルタとの間
で第4室を、金網フィルタと上ケースとの間で第5室を
それぞれ形成し、前記流出口に作用する吸込負圧が小さ
い時は、流入口から第1室、第2室、流出口に至る流路
および第1室、第3室、第2室、流出口に至る流路から
なるメイン流路が形成され、前記流出口に作用する吸込
負圧が大きくて前記バイパスバルブが開放したときは流
入口、バイパスバルブ、金網フィルタ、流出口に至るバ
イパスバルブ流路が形成されるようにした手段を採用し
たものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、油温が高
く、粘度が低い場合には、フェルト状フィルタによって
オイルに含まれている微小なダストまで確実に捕捉で
き、油温が低く、粘度が高いエンジンの始動時にのみ金
網フィルタでダストを捕捉し、しかも、この切り換えは
吸込負圧の変動によって自動的に行われて効率的に濾過
することができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図にはこの考案による自動変速装置用流体フィルタ
装置の縦断面図が、また、第2図には平面図がそれぞれ
示されていて、この自動変速装置用流体フィルタ装置
は、樹脂製の上ケース1および下ケース2と、この上、
下ケース1、2の内部に配設されるフェルト状フィルタ
組立体3およびバイパスバルブ組立体4と、前記フェル
ト状フィルタ組立体3およびバイパスバルブ組立体4を
下ケース2の所定の位置に保持するフィルタ押え部材5
とを有している。
前記下ケース2は、第3図〜第5図に詳細に示すように
構成されていて、上面が開口する箱形をなすとともに、
底面の中央部には幅方向で区画する流入口形成部6が設
けられ、この流入口形成部6で区画された前記下ケース
2の内部のうちの一方はバイパス流路に、また、他方は
メイン流路に形成され、前記バイパス流路の底面のうち
の前記流入口形成部6に隣接する部分にはバイパスバル
ブ側流入口7が設けられるとともに、底面の内周には支
持部8が形成され、さらに、前記流入口形成部6にも段
部9が形成されている。
一方、前記流入口形成部6で区画された前記下ケース2
の内部のうちのメイン流路側には、その周壁に所定の間
隔をおいて、支持部10を有するリブ11が設けられ
て、このリブ11、11間で連通部12が形成され、ま
た、前記流入口形成部6には、段部13と、流入口形成
部6の内部に形成されたメイン流入口14と連通するメ
イン流入口開口部15が形成されている。
第6図〜第10図には前記下ケース2のうちのメイン流
路に配設されるフェルト状フィルタ組立体3の構成部材
が示されていて、このフェルト状フィルタ組立体3は、
ゴムパッキン16と、このゴムパッキン16に取付けら
れるナイロンやポリエステル等の繊維で形成されたフェ
ルト状フィルタ17と、前記ゴムパッキン16を補強す
るためのパッキンケース18とを有している。
前記ゴムパッキン18は、第8図に示すように、上下面
が開放していて前記下ケース2のメイン流路内に位置し
得る大きさとなっている角筒形状をなし、前記流入口形
成部6に設けられたメイン流入口開口部15に対向する
位置には流入口19が設けられ、さらに、この流入口1
9の両外側には環状の溝20a、20bが形成されてい
る。
なお、前記ゴムパッキン16の上下面に、第9図に示す
ようにビード16aを設けて他の部材との当接時のシー
ル性を高めても良いものである。
前記フェルト状フィルタ17は第10図に示すように格
子状の補強プレート21が一側面に設けられたフェルト
22を有し、このフェルト22の外周縁部に前記格子状
の補強プレート21の周縁部をかしめて固定し、これに
より前記フェルト22の変形を防止している。
前記パッキンケース18は、鋼板をプレス加工して形成
されるとともに、その内部に前記ゴムパッキン16を位
置し得る大きさとなっており、下部には前記ゴムパッキ
ン16の下面を受ける延出部23が設けられ、また、前
記ゴムパッキン16の流入口19に対応する位置には、
第7図に示すようにプレス曲げ加工によって流入口24
が形成されている。
そして、前記フェルト状フィルタ組立体3を組み立てる
場合には、前記ゴムパッキン16の溝20a、20b内
に、補強プレート21が外側を向くようにしてフェルト
状フィルタ17をそれぞれ嵌合し、その状態で、今度は
ゴムパッキン16を前記パッキンケース18内に位置し
て組み立てが完成する。
第12図〜第19図には前記下ケース2のうちのバイパ
ス流路に配設されるバイパスバルブ組立体4の構成部材
が示されていて、このバイパスバルブ組立体4は、ゴム
パッキン25と、このゴムパッキン25に取付けられる
120〜200メッシュの金網フィルタ26と、バイパ
スバルブ27とを有している。
前記ゴムパッキン25は、前記フェルト状フィルタ組立
体3のゴムパッキン16と同様に、上下面が開口した角
筒状をなすとともに、内面の両側に環状の溝28a、2
8bが設けられ、上下面には他の部材との当接時のシー
ル性を高めるために第9図に示すようなビード16aを
形成しても良く、また、前記フェルト状フィルタ17の
ゴムパッキン16と異なって、流入口は形成されていな
いものである。
また、前記金網フィルタ26は、金網29をインサート
成形して樹脂枠30を一体に形成し、したがって、金網
29は樹脂枠30で補強されるようになっている。
そして、前記バイパスバルブ27は、第17図および第
18図に示すように形成されていて、第13図〜第15
図に示すようなバルブシート31と、第16図に示す板
ばね32とから形成されている。
すなわち、前記バルブシート31は、方形状をなすとと
もに、両側に通油口33、33が穿設されているシート
部31aの中央部に、起立部34aと水平部34bとを
有してL字状をなす保持部34が設けられ、この保持部
34は、その水平部34bの下面が所定の曲率で前記両
通油口33、33方向に湾曲しているとともに、下面中
央部に凸部34cが設けられ、そして、この凸部34c
に対向する前記シート部31aの部分には孔31bが穿
設され、さらに、第17図に示すように前記起立部34
aにも凸部34dが設けられている。
一方、板ばね32は、前記シート部31aに設けた両通
油口33、33を閉塞する大きさを有し、中央部の一側
に前記保持部34の起立部34aに設けた凸部34dを
受け入れる凹部32aを有し、また、中央部の中央には
前記保持部34の水平部34bの下面に設けた凸部34
cを受け入れる孔32bが穿設されている。
したがって、前記バイパスバルブ27を組み立てる場合
には、バルブシート31の上面に板ばね32を位置して
スライドさせれば、板ばね32の凹部32aが起立部3
4aの凸部34dと一致し、また、板ばね32の孔32
bに水平部34bの下面に設けた凸部34cが嵌合する
のでバルブシート31と板ばね32とによるバイパスバ
ルブ27の組立てが完了する。
そして、バイパスバルブ組立体4を組立てる場合には、
ゴムパッキン25の内周面に形成した溝28a、28b
のうちの一方の溝28aに金網フィルタ26を嵌合し、
また、他方の溝28bに、前記バイパスバルブ27を、
その板ばね32が前記金網フィルタ26側になるように
嵌合し、これによってバイパスバルブ組立体4の組み立
てが完了する。
前記フィルタ押え部材5は、第11図に示すように、枠
状をなすとともに、外周面に前記下ケース2の上部に位
置し得る溶着用のフランジ部35が設けられ、また、前
記下ケース2に設けられた流入口形成部6の上面に当接
する区画部36が幅方向に設けられて前記メイン流路に
対応する部分と、前記バイパス流路に対応する部分とに
区画され、前記バイパス流路に対応する部分は内周の全
周に渡って延出部37が設けられ、また、メイン流路に
対応する部分には前記バイパス流路の同様に内周の全周
に渡って延出部38が設けられ、さらに、この延出部3
8のうちの、前記下ケース2の内面に設けたリブ11に
対応する位置にはリブ39、39が設けられるととも
に、リブ39、39間の延出部38に、通油口40が穿
設されている。
つぎに前記のように構成されているものを組立てる場合
について説明する。
まず、前記下ケース2の内部に、前記フェルト状フィル
タ組立体3およびバイパスバルブ組立体4を位置する。
この場合、前記フェルト状フィルタ組立体3は、前記下
ケース2の内壁に設けた各リブ11の支持部10の上面
および流入口形成部6の段部13の上面でゴムパッキン
16の下面が支持されることとなり、一方、前記バイパ
スバルブ組立体4は、下ケース2の内周に形成された支
持部8の上面および流入口形成部6の段部9の上面でゴ
ムパッキン25の下面が支持されることになる。
つぎに、前記フィルタ押え部材5を位置すると、このフ
ィルタ押え部材5はバイパス流路側の延出部37の下面
で前記バイパスバルブ組立体4のゴムパッキン25の上
面を、また、区画部36で前記下ケース2に設けた流入
口形成部6の上面を、さらに、メイン流路の延出部38
の下面でフェルト状フィルタ組立体3のゴムパッキン1
6の上面をそれぞれ押圧することとなる。
こののち、流出口41を有する上ケース1を位置して前
記下ケース2、フィルタ押え部材5および上ケース1を
溶着等で一体にすると、前記メイン流路内においては、
フェルト状フィルタ組立体3の内部に第1室Aが、下ケ
ース2とフェルト状フィルタ組立体3との間で第2室B
が、上ケース1、パッキン押え部材5およびフェルト状
フィルタ組立体3との間で第3室Cがそれぞれ形成さ
れ、前記第2室Bと第3室Cとは前記パッキン押え部材
5の延出部38に設けた通油口40によって連通した状
態となっており、したがって、メイン流入口14から流
入口形成部6のメイン流入開口部15を介してフェルト
状フィルタ組立体3の内部の第1室Aに至ったのちに第
2室Bに至る流路と、第3室Cを介して第2室Bに至る
流路とが形成され、それらが一緒になって流出口41に
至ることとなる。
一方、前記バイパス流路は、バイパスバルブ側流入口7
からバイパスバルブ27を介してバイパスバルブ組立体
4の内部の第4室Dに至り、金網フィルタ26を介して
上ケース1、パッキン押え部材5およびバイパスバルブ
組立体4との間で形成される第5室Eを介して流出口4
1に至ることとなる。
次ぎに前記のものの作用について説明する。
この考案による自動変速装置用流体フィルタ装置にあっ
ても、前記従来のものと同様に、オイルパンの内部に配
設して、吸込負圧を作用させるものであり、流入口41
での吸込負圧は、第2室B、第3室Cおよび第5室Eに
作用している。
そして、エンジンが作動状態のときは、一般に油温が高
く、粘度が低い状態となっているために、オイルパン内
のオイルはメイン流入口14、およびメイン流入口開口
部15等介して第1室Aに導かれる。
第1室Aに流入したオイルは第2室B、第3室Cに作用
している負圧により上下面のフェルト状フィルタ17、
17によってダストが除去されて流出口41を介してエ
ンジンに供給されるものであり、この時、前記第2室B
と、第3室Cとは下ケース2の連通部12、およびフィ
ルタ押え部材5の通油口40によって連通しているので
円滑に流れるものである。
したがって、この状態ではオイルパンのオイルはフェル
ト状フィルタ17、17のみによって濾過されるもので
ある。
一方、冬期のようにエンジン始動時に油温が低く粘度が
高い場合には前記フェルト状フィルタ17、17の通油
抵抗が増えてオイルが通過しにくくなるため、オイルポ
ンプは必要油量を確保しようと働き流出口41に作用す
る吸込負圧が大きくなり、これが第4室D、および第5
室Eに作用することになる。
そして、この負圧が前記バイパスバルブ組立体4のバイ
パスバルブ27の板ばね32に打勝つように作用する
と、この板ばね32によって閉鎖されていた通油口3
3、33が開放し、オイルパン内のオイルはバイパスバ
ルブ流入口7、バイパスバルブ27を介して金網フィル
タ26に達し、この金網フィルタ26によって濾過され
るのでエンジンに悪い影響を及ぼすようなダストが確実
に濾過されることになる。
なお、油温が低くてもエンジンの回転にともない、短時
間のうちに油温が上昇するので、バイパスバルブ27が
短時間のうちに閉塞し、これによってフェルト状フィル
タ17、17のみを通過するように切り替わるので、さ
らにダストの捕捉性能が向上するものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、オイルの
温度が高くて粘度が低い通常のエンジン作動時は、吸込
負圧が小さいのでフェルト状フィルタのみを介してダス
トを除去してオイルを供給し、また、冬期のようなオイ
ルの温度が低くて粘度が高い時は、フェルト状フィルタ
の通油抵抗が大きくなるので吸込負圧が大きくなり、こ
の吸込負圧よってバイパスバルブが開放し、このバイパ
スバルブを介して金網フィルタでダストを除去してオイ
ルを供給し、したがって、確実にダストを捕捉して清浄
なオイルをエンジンに供給することができ、しかも、こ
の切り換えは自動的に行われるので何ら人手を要するこ
となく行うことができるので効率的に濾過することがで
きるなどのすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による自動変速装置用流体フィルタ装
置の断面図、第2図は平面図、第3図は下ケースの一部
切欠概略斜視図、第4図は第3図の流入口形成部の平面
図、第5図は第3図のI−I線に沿って見た図、第6図
〜第10図はフェルト状フィルタ組立体の構成部材を示
し、第6図はパッキンケースを示す図、第7図は第6図
のII−II線に沿って見た図、第8図はゴムパッキンの一
部切欠概略斜視図、第9図(a)(b)(c)はゴムパッキンに
設けたビードを示す図、第10図はフェルト状フィルタ
を示す図、第11図はフィルタ押え部材の一部切欠概略
斜視図、第12図〜第19図はバイパスバルブ組立体の
構成部材を示し、第12図は金網フィルタを示す図、第
13図はバルブシート一部切欠概略斜視図、第14図は
第13図のIII−III線に沿って見た図、第15図は第1
3図のIV−IV線に沿って見た図、第16図は板ばねを示
す図、第17図はバイパスバルブを示す平面図、第18
図は第17図のV−V線に沿って見た図、第19図はゴ
ムパッキンの一部切欠概略斜視図、第20図および第2
1図は従来の自動変速装置用流体フィルタ装置を示し、
第20図は概略縦断面図、第21図はフェルト状フィル
タを示す概略図である。 1、56……上ケース 2、51……下ケース 3……フェルト状フィルタ組立体 4……バイパスバルブ組立体 5……フィルタ押え部材 6……流入口形成部 7……バイパスバルブ側流入口 8、10……支持部 9、13……段部 11、39……リブ 12……連通部 14……メイン流入口 15……メイン流入口開口部 16、25……ゴムパッキン 16a……ビード 17、53……フェルト状フィルタ 18……パッキンケース 19、24、52……流入口 20a、20b、28a、28b……溝 21……補強プレート 22……フェルト 23、37、38……延出部 26……金網フィルタ 27……バイパスバルブ 29……金網 30……樹脂枠 31……バルブシート 32……板ばね 33、40……通油口 34……保持部 35……フランジ部 36……区画部 41、55……流出口 A……第1室 B……第2室 C……第3室 D……第4室 E……第5室

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口形成部(6)によって内部が2室に
    区画されるとともに、各室ごとに流入口(7)(14)
    を有する下ケース(2)と、流出口(41)を有する上
    ケース(1)とでメイン流路とバイパス流路とを形成
    し、前記メイン流路内に、上下に所定の間隔をおく一対
    のフェルト状フィルタ(17)(17)を有するフェル
    ト状フィルタ組立体(3)を、メイン流路の壁面との間
    に所定の間隔を有するように配設して、フェルト状フィ
    ルタ(17)(17)間で前記流入口(14)に連通す
    る第1室(A)を、下ケース(2)との間で第2室
    (B)を、上ケース(1)との間で第3室(C)をそれ
    ぞれ形成して、前記第2室(B)と第3室(C)とを連
    通可能とし、また、他方の室内に、圧力差で開放・閉塞
    するバイパスバルブ(27)と金網フィルタ(26)と
    を有するバイパスバルブ組立体(4)を、その前記バイ
    パスバルブ(27)を流入口(7)側にして配設して、
    前記バイパスバルブ(27)と金網フィルタ(26)と
    の間で第4室(D)を、金網フィルタ(26)と上ケー
    ス(1)との間で第5室(E)をそれぞれ形成し、前記
    流出口(41)に作用する吸込負圧が小さい時は、流入
    口(14)から第1室(A)、第2室(B)、流出口
    (41)に至る流路および第1室(A)、第3室
    (C)、第2室(B)、流出口(41)に至る流路から
    なるメイン流路が形成され、前記流出口(41)に作用
    する吸込負圧が大きくて前記バイパスバルブ(27)が
    開放したときは流入口(7)、バイパスバルブ(2
    7)、金網フィルタ(26)、流出口(41)に至るバ
    イパスバルブ流路が形成されることを特徴とする自動変
    速装置用流体フィルタ装置。
  2. 【請求項2】前記バイパスバルブは、通油口(33)
    (33)が穿設されたバルブシート(31)と、このバ
    ルブシート(31)の通油口(33)(33)を覆う板
    ばね(32)とから形成され、吸込負圧が大きいときは
    前記板ばね(32)が変位して前記通油口(33)(3
    3)を開放するようになっている請求項1記載の自動変
    速装置用流体フィルタ装置。
JP12980588U 1988-10-03 1988-10-03 自動変速装置用流体フィルタ装置 Expired - Lifetime JPH0612288Y2 (ja)

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JP2009127819A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Boshoku Corp 自動変速機用流体フィルタ及びその組付方法

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