JPH05223085A - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JPH05223085A
JPH05223085A JP2291892A JP2291892A JPH05223085A JP H05223085 A JPH05223085 A JP H05223085A JP 2291892 A JP2291892 A JP 2291892A JP 2291892 A JP2291892 A JP 2291892A JP H05223085 A JPH05223085 A JP H05223085A
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JP
Japan
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muffler
gas refrigerant
discharge
muffler chamber
front head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2291892A
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English (en)
Inventor
Tadao Yamazaki
唯夫 山崎
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05223085A publication Critical patent/JPH05223085A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントマフラーの内部空間における軸受部
とボルト取付座との間の狭い隙間を利用して、部品点数
並びに組付工程の増大を招くことなく、前記フロントヘ
ッドから前記ケーシングの吐出空間に吐出される際のガ
ス冷媒の圧力脈動を小さくすることが出来るようにす
る。 【構成】 フロントマフラー7内の第1マフラー室S1
に、ケーシング1内の吐出空間10に開口する吐出口9
0を設け、フロントマフラー内の第2マフラー室S2
を、前記フロントマフラー7内におけるボルト取付座7
6a・76bと該ボルト取付座76a・76bに対向す
る軸受部40との隙間Tを介して前記第1マフラー室S
1に連通させる一方、前記第1マフラー室S1に、前記
フロントヘッド4の吐出孔42を開口し、前記第2マフ
ラー室S2に、前記リヤマフラー内に連通する連通路9
を開口させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉形圧縮機、詳しく
は、シリンダの上下に組付けるフロントヘッドとリヤヘ
ッドとにそれぞれマフラーを設けて、前記シリンダ内で
圧縮されたガス冷媒を、前記各ヘッドに設けた吐出孔か
ら前記各マフラー内に吐出させ、これら各マフラー内に
吐出されたガスをフロントマフラー側で合流させて、密
閉ケーシング内の吐出空間に吐出するようにした所謂2
ポートタイプの密閉形圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の密閉形圧縮機にあって
は、シリンダ内で圧縮されたガス冷媒を、前記フロント
ヘッド及びリヤヘッドの吐出孔からマフラー内に間欠的
に吐出させると共に、前記リヤマフラー内に吐出するガ
ス冷媒をシリンダに形成した連通孔を介してフロントマ
フラー側で合流させて、該フロントマフラーに形成した
吐出口から密閉ケーシング内の吐出空間に吐出させるよ
うにしているが、以上の構造のものでは、前記リヤヘッ
ドの吐出孔から吐出するガス冷媒が、前記フロントヘッ
ドの吐出孔から吐出するガス冷媒とほぼ同時に前記吐出
口からケーシング内の吐出空間に吐出されるため、前記
各吐出孔からの吐出に伴い発生する二系統のガス冷媒の
圧力脈動波が、前記吐出口から吐出空間に吐出する際に
同期して増幅されて、異音が発生したり運転音が大きく
なる不具合がある。
【0003】しかして以上の不具合に対して、従来で
は、例えば特開昭63ー176678号公報に開示さ
れ、また図4に概略的に示したように、リヤマフラーA
から長尺の配管Bを延ばして、該配管Bの通路長さによ
り、リヤヘッドCの吐出孔Dから間欠的に吐出されるガ
ス冷媒がケーシングEの吐出空間Fに吐出されるのを、
フロントヘッドGの吐出孔Hから間欠的に吐出されるガ
ス冷媒が前記吐出空間Fに吐出された後となるように設
定して、前記各吐出孔D・Hから前記吐出空間Fに吐出
される各ガス冷媒の圧力脈動波を互いに打ち消しあうよ
うにすることで、該吐出空間Fにおけるガス冷媒の圧力
脈動を抑制するようにしたものが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
す構造のものでは、前記配管Bを別途用意する必要があ
り、そのため部品点数が増大するのは勿論のこと、該配
管Bの前記リヤマフラーAへの組付工程も増大するし、
また前記ケーシングE内に前記配管Bの配設スペースを
確保しなければならず、該ケーシングEがそれだけが大
型となる問題もある。
【0005】本発明は、前記フロントマフラーに、該マ
フラーをフロントヘッドにボルト止めするための一対の
ボルト取付座が、フロントヘッドに形成する軸受部を挟
んで径方向対称位置に設けられた構造のものでは、該フ
ロントマフラーの内部空間における前記軸受部と前記ボ
ルト取付座との間が絞り込まれて、ガス冷媒の流通時、
通過抵抗が生じる程度の狭い隙間となっていることに着
目したものであって、目的とするところは、前記フロン
トマフラーの内部空間における前記軸受部と前記ボルト
取付座との間におけるガス冷媒の通過抵抗を利用するこ
とで、部品点数並びに組付工程の増大を招くことなく、
前記フロントヘッドから前記ケーシングの吐出空間に吐
出される際のガス冷媒の圧力脈動を小さくすることの出
来る密閉形圧縮機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、密閉
ケーシング1に、駆動軸23をもつモータ2と、軸受部
40・50をもつフロントヘッド4及びリヤヘッド5と
シリンダ3とを備え、該フロントヘッド4及びリヤヘッ
ド5に吐出孔42・52を設けた圧縮要素Pとを内装す
ると共に、前記各ヘッド4・5に、前記駆動軸23を挟
んだ対称位置にボルト取付座76a・76bを設けたマ
フラー7・8を取付け、これら両マフラー7・8間に、
これら両マフラー7・8内を連通する連通路9を設け
て、前記圧縮要素Pで圧縮したガス冷媒を、前記各吐出
孔42・52から吐出して、前記フロントヘッド側のマ
フラー7を介して前記ケーシング1内の吐出空間10に
吐出するようにした密閉形圧縮機において、前記フロン
トヘッド側のマフラー7の前記両ボルト取付座76a・
76bを結ぶ線に対して一方側に位置する第1マフラー
室S1に、前記吐出空間10に開口する吐出口90を設
け、他方側に位置する第2マフラー室S2を、前記フロ
ントヘッド側のマフラー7内における前記ボルト取付座
76a・76bと該ボルト取付座76a・76bに対向
する前記軸受部40との隙間Tを介して前記第1マフラ
ー室S1に連通させる一方、前記第1マフラー室S1
に、前記フロントヘッド4の吐出孔42と前記連通路9
との一方を開口させ、前記第2マフラー室S2に、前記
フロントヘッド4の吐出孔42と前記連通路9との他方
を開口させていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】前記圧縮要素Pの駆動に伴い前記シリンダ室3
0で圧縮されたガス冷媒が、前記フロントヘッド4の吐
出孔42を介して前記第1マフラー室S1に吐出される
と共に、前記リヤヘッド5の吐出孔52から前記連通路
9を介して、前記フロントマフラー7の第2マフラー室
S2に流入し、前記両マフラー室S1・S2内の圧力は
ほぼ同時に同一となるが、前記第1マフラー室S1と第
2マフラー室S2とは、前記フロントヘッド4の軸受部
40外周面と前記両ボルト取付座76a・76bとの間
の絞られた隙間Tでしか連通しておらず、該隙間Tをガ
ス冷媒が通過する際、流通抵抗が生じることから、前記
第1マフラー室S1に流入したガス冷媒が、前記吐出口
90から前記吐出空間10に吐出されて、該第1マフラ
ー室S1内の圧力が前記第2マフラー室S2内の圧力よ
りも低下しないと、該第2マフラー室S2内に流入する
前記吐出孔50からのガス冷媒は前記第1マフラー室S
1に流れ込めない。
【0008】従って前記リヤヘッド5の吐出孔52から
吐出して前記第2マフラー室S2内に流入するガス冷媒
は、前記フロントヘッド4の吐出孔42から前記第1マ
フラー室S1内に吐出するガス冷媒よりも遅れて前記吐
出口90から前記吐出空間10に吐出することとなり、
結果として、前記リヤヘッド5の吐出孔52から吐出す
るガス冷媒の圧力脈動波の位相と、フロントヘッド4の
吐出孔42から吐出するガス冷媒の圧力脈動波の位相と
がずれて、これら二系統のガス冷媒の圧力脈動波が互い
に打ち消しあい、前記吐出口90から前記吐出空間10
内に吐出するガス冷媒の圧力脈動が抑制されるのであ
る。
【0009】斯くして本発明によれば、前記フロントマ
フラーの内部空間における前記軸受部と前記ボルト取付
座との間の狭い隙間を利用することにより、従来のよう
に前記リヤマフラーに長い配管を接続することなく、換
言すれば、部品点数並びに組付工程の増大を招くことな
く、前記フロントマフラーの吐出口から前記ケーシング
の吐出空間に吐出される際のガス冷媒の圧力脈動を小さ
くすることが出来るのである。
【0010】
【実施例】図1は、密閉形のロータリー圧縮機を示した
ものであって、該圧縮機は、密閉ケーシング1内の上部
に、ステータ21とロータ22とから成るモータ2を内
装すると共に、該モータ2の下方には、シリンダ3と、
該シリンダ3の上下に配設するフロントヘッド4及びリ
ヤヘッド5とを備える圧縮要素Pを内装している。
【0011】前記シリンダ3のシリンダ室30には、前
記ロータ22から延びる駆動軸23の偏心軸部24、及
び該偏心軸部24に嵌合するローラ6をそれぞれ内装す
る一方、前記駆動軸23を、前記フロントヘッド4及び
リヤヘッド5に形成した筒状の軸受部40・50に支持
している。
【0012】また前記フロントヘッド及びリヤヘッド4
・5に、それぞれ吐出弁41・51により開閉される吐
出孔42・52を設けると共に、前記フロントヘッド4
に椀形のフロントマフラー7を、また前記リヤヘッド5
にも椀形のリヤマフラー8をそれぞれ設けて、前記偏心
軸部(50)の偏心回転により前記シリンダ室(4)で
圧縮されたガス冷媒を、前記各吐出孔42・52を介し
て前記各マフラー(21)(22)の内部空間に間欠的
に吐出するようにしている。
【0013】前記フロントマフラー7は、筒部71と該
筒部71の軸方向一端開口を閉鎖する閉鎖壁部72とか
ら成り、該閉鎖壁部72の中心に前記軸受部40の嵌合
孔73を形成しているのであって、該フロントマフラー
7は前記フロントヘッド4にボルト70で固定するよう
にしている。
【0014】具体的には、図2及び図3に示すように、
前記閉鎖壁部72における前記嵌合孔73を挟んだ対称
位置を、前記筒部71の開口側に向かって窪ませると共
に、前記筒部71における前記嵌合孔73を挟んだ対称
位置で且つ前記閉鎖壁部72側を径方向内方に凹入させ
ることで、前記フロントヘッド4の上面に対接する取付
壁部74と、前記軸受部40の外周面に近接する凹入壁
部75とから成る一対のボルト取付座76a・76bを
設け、前記筒部71の開口側を前記フロントヘッド4の
外周面に密嵌すると共に、前記ボルト取付座76a・7
6bにおける取付壁部74を前記フロントヘッド4の上
面にボルト70止めすることで、前記フロントマフラー
7を前記フロントヘッド4に組付け、該マフラー7にお
ける前記両ボルト取付座76a・76bを結ぶ線に対し
て前記フロントヘッド4の吐出孔42側に位置する内部
空間を第1マフラー室S1とし、また前記吐出孔42と
は反対側に位置する内部空間を第2マフラー室S2とし
ているのであって、前記第1マフラー室S1と第2マフ
ラー室S2とは、前記フロントヘッド4の軸受部40外
周面と該外周面に近接する前記両ボルト取付座76a・
76bの凹入壁部75内面との間の絞られた狭い隙間T
を介して連通している。
【0015】尚、前記リヤマフラー8も、前記フロント
マフラー7と同じく、筒部81と、該筒部81の軸方向
一端開口を閉鎖する閉鎖壁部82と、該マフラー8を前
記リヤヘッド5にボルト止めするためのボルト取付座
(図示せず)とを備え、前記筒部81の開口側を前記リ
ヤヘッド5の外周面に密に嵌め込むと共に、ボルト(図
示せず)により前記ボルト取付座を介して前記リヤマフ
ラー8を前記リヤヘッド5に固定するようにしている。
【0016】また前記シリンダ3と前記フロントヘッド
4及びリヤヘッド5に、一端が前記リヤマフラー8の内
部空間に開口し、他端が前記フロントマフラー4におけ
る第2マフラー室S2に開口する連通路9を形成して、
前記リヤヘッド5の吐出孔52から吐出するガス冷媒を
前記連通路9を介して前記第2マフラー室S2に導入す
るように成す一方、前記フロントマフラー7の閉鎖壁部
72に、前記第1マフラー室S1を前記ケーシング1内
の吐出空間10に開放する吐出口90を設けている。
【0017】図に示す実施例では、前記閉鎖壁部72に
おける前記嵌合孔73の内周縁で且つ前記第1マフラー
室S1側を、図2に示すように円弧状に切欠いて、該切
欠部位を前記吐出口90としているが、前記閉鎖壁部7
2に円形の貫通孔から成る吐出口を形成してもよい。
【0018】以上の構成から成る圧縮機にあっては、前
記圧縮要素Pの駆動に伴って前記シリンダ室30で圧縮
されたガス冷媒が、前記両吐出孔42・52から前記各
マフラー7・8内に間欠的に吐出されるのであって、即
ち前記フロントヘッド4の吐出孔42から吐出するガス
冷媒は、前記フロントマフラー7の第1マフラー室S1
に吐出されると共に、前記リヤヘッド5の吐出孔52か
ら吐出するガス冷媒は、前記リヤマフラー8の内部空間
から前記連通路9を介して、前記フロントマフラー7の
第2マフラー室S2に流入する。
【0019】この時、前記第2マフラー室S2へのガス
冷媒の流入は、前記フロントヘッド5の吐出孔52から
前記第1マフラー室S1へのガス冷媒の流入に対して、
ガス冷媒の前記連通路9を通過するのに要するわずかな
時間だけ遅れるが、前記ガス冷媒の流速は非常に速いこ
とから、実質的には、該第2マフラー室S2へのガス冷
媒の流入は、前記フロントヘッド5の吐出孔52から前
記第1マフラー室S1へのガス冷媒の流入(S)とほぼ
同時となる。
【0020】従って前記両吐出孔42・52からのガス
冷媒の間欠的な吐出により、前記両マフラー室S1・S
2内の圧力はほぼ同時に同一となり、しかも前記第1マ
フラー室S1と第2マフラー室S2とは、前記フロント
ヘッド4の軸受部40外周面と前記両ボルト取付座76
a・76bの凹入壁部75との間の絞られた隙間Tでし
か連通しておらず、該隙間Tをガス冷媒が通過する際、
流通抵抗が生じるので、前記第1マフラー室S1に流入
したガス冷媒が、前記吐出口90から前記吐出空間10
に吐出されて、該第1マフラー室S1内の圧力が前記第
2マフラー室S2内の圧力よりも低下しないと、該第2
マフラー室S2内に流入する前記吐出孔50からのガス
冷媒は前記第1マフラー室S1に流れ込めないのであ
る。
【0021】斯くして前記リヤヘッド5の吐出孔52か
ら吐出して前記第2マフラー室S2内に流入するガス冷
媒は、前記フロントヘッド4の吐出孔42から前記第1
マフラー室S1内に吐出するガス冷媒よりも遅れて前記
吐出口90から前記吐出空間10間に吐出することとな
り、結果として、前記リヤヘッド5の吐出孔52から吐
出するガス冷媒の圧力脈動波の位相と、フロントヘッド
4の吐出孔42から吐出するガス冷媒の圧力脈動波の位
相とがずれて、これら二系統のガス冷媒の圧力脈動波が
互いに打ち消しあい、前記吐出口90から前記吐出空間
10内に吐出するガス冷媒の圧力脈動が抑制されるので
ある。
【0022】以上の実施例では、前記フロントヘッド4
に形成する吐出孔42を前記第1マフラー室S1に開口
させると共に、前記連通路9を前記第2マフラー室S2
に開口させたが、前記吐出孔42を前記第2マフラー室
S2に開口させると共に、前記連通路9を前記第1マフ
ラー室S1に開口させてもよい。
【0023】また前記連通路9を第2マフラー室S2に
開口させる場合、前記リヤヘッド5の吐出孔52と連通
路9のリヤマフラー8への開口部とを、該リヤマフラー
8のボルト取付座を挟んで対称位置に設けるのが好まし
い。
【0024】また以上の実施例では、前記ボルト取付座
76a・76bの凹入壁部75を利用したものである
が、この凹入壁部75を前記軸受部40の外周面に積極
的に近接させるように形成して、前記第1マフラー室S
1と第2マフラー室S2とを連通させる隙間を更に絞り
込むようにしてもよいし、また、前記軸受部40の外周
を前記ボルト取付座76a・76bの凹入壁部75方向
に向かって膨出させることで、前記第1マフラー室S1
と第2マフラー室S2とを連通させる隙間を更に絞り込
むようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、フロントヘッド
側のマフラー7の両ボルト取付座76a・76bを結ぶ
線に対して一方側に位置する第1マフラー室S1に、ケ
ーシング1内の吐出空間10に開口する吐出口90を設
け、他方側に位置する第2マフラー室S2を、前記フロ
ントヘッド側のマフラー7内における前記ボルト取付座
76a・76bと該ボルト取付座76a・76bに対向
する軸受部40との隙間Tを介して前記第1マフラー室
S1に連通させる一方、前記第1マフラー室S1に、前
記フロントヘッド4の吐出孔42と、前記フロントマフ
ラー内とリヤマフラー内とを連通する連通路9との一方
を開口させ、前記第2マフラー室S2に、前記フロント
ヘッド4の吐出孔42と前記連通路9との他方を開口さ
せたことにより、従来のように前記リヤマフラーに長い
配管を接続せずとも、部前記フロントマフラーから前記
ケーシングの吐出空間に吐出される際のガス冷媒の圧力
脈動を小さくすることが出来、従って部品点数並びに組
付工程の増大を招くことがないし、前記配管の配設スペ
ースも必要とすることがないので、ケーシングをそれだ
け小型とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる密閉形圧縮機の一実施例を示す
縦断面図。
【図2】フロントマフラーの一部を切欠いて示す要部の
横断面図。
【図3】図2におけるXーX線断面図。
【図4】従来の密閉形圧縮機の一例を示す横断面図。
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 10 吐出空間 2 モータ 23 駆動軸 3 シリンダ 4 フロントヘッド 40 軸受部 42 吐出孔 5 リヤヘッド 50 軸受部 52 吐出孔 7 フロントマフラー 76a・76b ボルト取付座 8 リヤマフラー 9 連通路 P 圧縮要素 S1 第1マフラー室 S2 第2マフラー室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケーシング1に、駆動軸23をもつ
    モータ2と、軸受部40・50をもつフロントヘッド4
    及びリヤヘッド5とシリンダ3とを備え、該フロントヘ
    ッド4及びリヤヘッド5に吐出孔42・52を設けた圧
    縮要素Pとを内装すると共に、前記各ヘッド4・5に、
    前記駆動軸23を挟んだ対称位置にボルト取付座76a
    ・76bを設けたマフラー7・8を取付け、これら両マ
    フラー7・8間に、これら両マフラー7・8内を連通す
    る連通路9を設けて、前記圧縮要素Pで圧縮したガス冷
    媒を、前記各吐出孔42・52から吐出して、前記フロ
    ントヘッド側のマフラー7を介して前記ケーシング1内
    の吐出空間10に吐出するようにした密閉形圧縮機にお
    いて、前記フロントヘッド側のマフラー7の前記両ボル
    ト取付座76a・76bを結ぶ線に対して一方側に位置
    する第1マフラー室S1に、前記吐出空間10に開口す
    る吐出口90を設け、他方側に位置する第2マフラー室
    S2を、前記フロントヘッド側のマフラー7内における
    前記ボルト取付座76a・76bと該ボルト取付座76
    a・76bに対向する前記軸受部40との隙間Tを介し
    て前記第1マフラー室S1に連通させる一方、前記第1
    マフラー室S1に、前記フロントヘッド4の吐出孔42
    と前記連通路9との一方を開口させ、前記第2マフラー
    室S2に、前記フロントヘッド4の吐出孔42と前記連
    通路9との他方を開口させていることを特徴とする密閉
    形圧縮機。
JP2291892A 1992-02-07 1992-02-07 密閉形圧縮機 Withdrawn JPH05223085A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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