JPH0447429Y2 - - Google Patents
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- JPH0447429Y2 JPH0447429Y2 JP1987070173U JP7017387U JPH0447429Y2 JP H0447429 Y2 JPH0447429 Y2 JP H0447429Y2 JP 1987070173 U JP1987070173 U JP 1987070173U JP 7017387 U JP7017387 U JP 7017387U JP H0447429 Y2 JPH0447429 Y2 JP H0447429Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- muffler
- cylinder block
- swash plate
- space
- Prior art date
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 29
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 claims description 18
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 18
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 12
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 11
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 15
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 4
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 1
- 241000700605 Viruses Species 0.000 description 1
- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B25/00—Multi-stage pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/0027—Pulsation and noise damping means
- F04B39/0055—Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
- F04B39/0061—Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes using muffler volumes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/12—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders having plural sets of cylinders or pistons
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S181/00—Acoustics
- Y10S181/403—Refrigerator compresssor muffler
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、斜板式圧縮機に関し、特に斜板式圧
縮機における吐出圧の脈動減衰用マフラー機構の
改良に関する。
縮機における吐出圧の脈動減衰用マフラー機構の
改良に関する。
斜板式圧縮機構における吐出圧の脈動を減衰さ
せるべく、同圧縮機のシリンダブロツクの外周部
にマフラー空間を内部に有したサービスバルブを
取り付けたものは、例えば、本願出願人の実開昭
60−152077号公報に開示されている。この周知の
マフラー機構では、シリンダブロツクのフロント
部で圧縮され、フロント吐出室に圧送された圧縮
冷媒と、リア部で圧縮され、リア吐出室に圧送さ
れた圧縮冷媒とをマフラー機構のマフラー空間部
で互いに対向して放出、衝突させることにより、
吐出流中の脈動を減衰させ、その後に同圧縮機か
ら外部の空調回路へ脈動の無い圧縮冷媒流を送出
するように工夫したもので、これによつて、振動
や騒音の発生を抑止するものである。
せるべく、同圧縮機のシリンダブロツクの外周部
にマフラー空間を内部に有したサービスバルブを
取り付けたものは、例えば、本願出願人の実開昭
60−152077号公報に開示されている。この周知の
マフラー機構では、シリンダブロツクのフロント
部で圧縮され、フロント吐出室に圧送された圧縮
冷媒と、リア部で圧縮され、リア吐出室に圧送さ
れた圧縮冷媒とをマフラー機構のマフラー空間部
で互いに対向して放出、衝突させることにより、
吐出流中の脈動を減衰させ、その後に同圧縮機か
ら外部の空調回路へ脈動の無い圧縮冷媒流を送出
するように工夫したもので、これによつて、振動
や騒音の発生を抑止するものである。
ここで、上述した従来のマフラー機構を具備し
た斜板式圧縮機の場合には、フロント部とリア部
とで略等しい冷媒圧縮と吐出の能力を有する圧縮
機に対してマフラー機構への吐出ガスの導入口を
夫々フロント吐出室とリア吐出室とから等しい距
離位置に２つ設け、そこからマフラー室に入つた
吐出ガスを互いに衝突させることにより、それぞ
れの吐出ガス圧中の脈動を減衰させようとした解
決策を取つたものである。然しながら、脈動減衰
効果がなお充分ではなく、このためにマフラー室
の容量を拡大して減衰効果の向上を図ろうとする
と、圧縮機全体が大柄となり、例えば、自動車の
空調システムの圧縮機として用いる場合には、圧
縮機を車両エンジン室に搭載する空間が確保でき
ないと言う不都合が発生する。このため、圧縮機
の大きさの増加を抑えながら、なお且つ脈動減衰
効果の増大を図り得るマフラー機構の提案が要請
されている。本考案は、このような要請に応じる
ことのできる斜板式圧縮機のマフラー機構を提供
せんとするものである。
た斜板式圧縮機の場合には、フロント部とリア部
とで略等しい冷媒圧縮と吐出の能力を有する圧縮
機に対してマフラー機構への吐出ガスの導入口を
夫々フロント吐出室とリア吐出室とから等しい距
離位置に２つ設け、そこからマフラー室に入つた
吐出ガスを互いに衝突させることにより、それぞ
れの吐出ガス圧中の脈動を減衰させようとした解
決策を取つたものである。然しながら、脈動減衰
効果がなお充分ではなく、このためにマフラー室
の容量を拡大して減衰効果の向上を図ろうとする
と、圧縮機全体が大柄となり、例えば、自動車の
空調システムの圧縮機として用いる場合には、圧
縮機を車両エンジン室に搭載する空間が確保でき
ないと言う不都合が発生する。このため、圧縮機
の大きさの増加を抑えながら、なお且つ脈動減衰
効果の増大を図り得るマフラー機構の提案が要請
されている。本考案は、このような要請に応じる
ことのできる斜板式圧縮機のマフラー機構を提供
せんとするものである。
（解決手段と作用）
即ち、本考案によれば、シリンダブロツク内に
斜板の回転に従つて復動するピストン機構を有
し、該シリンダブロツクの前半部と後半部とにそ
れぞれ冷媒圧縮機構をを具備し、かつシリンダブ
ロツクに取り付けた脈動減衰用のマフラー空間を
内蔵した筐枠体を具備してなる斜板式圧縮機にお
いて、前記シリンダブロツクを不等分割とし、前
記前半部の冷媒圧縮機構から前記筐枠体のマフラ
ー空間までの吐出流路と前記後半部の冷媒圧縮機
構から前記筐枠体のマフラー空間までの吐出流路
の両流路長さを互いに異なるように形成し、かつ
前記マフラー空間内に前記両吐出路からの吐出流
を共に放出せしめる構成とした斜板式圧縮機の吐
出マフラー機構をとし、吐出流路長さを相互に変
えて、流路長の長い吐出流路では圧力ドロツプを
生起させ、マフラー空間に達したとき、他方の吐
出流より脈動が小さくなつているようにして、両
吐出流がマフラー空間に入つた時に、圧力が高
く、脈動も大きい方の流れが活発にマフラー空間
内部で攪乱作用を生起させて、ガス流れ同志及び
ガス流れとマフラー空間の壁面との衝突を活発化
させて脈動減衰効果を増大させたものである。従
つて、マフラー空間の容量を従来より増加させず
に減衰効果を昂進させたものである。以下、本考
案を添付図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
斜板の回転に従つて復動するピストン機構を有
し、該シリンダブロツクの前半部と後半部とにそ
れぞれ冷媒圧縮機構をを具備し、かつシリンダブ
ロツクに取り付けた脈動減衰用のマフラー空間を
内蔵した筐枠体を具備してなる斜板式圧縮機にお
いて、前記シリンダブロツクを不等分割とし、前
記前半部の冷媒圧縮機構から前記筐枠体のマフラ
ー空間までの吐出流路と前記後半部の冷媒圧縮機
構から前記筐枠体のマフラー空間までの吐出流路
の両流路長さを互いに異なるように形成し、かつ
前記マフラー空間内に前記両吐出路からの吐出流
を共に放出せしめる構成とした斜板式圧縮機の吐
出マフラー機構をとし、吐出流路長さを相互に変
えて、流路長の長い吐出流路では圧力ドロツプを
生起させ、マフラー空間に達したとき、他方の吐
出流より脈動が小さくなつているようにして、両
吐出流がマフラー空間に入つた時に、圧力が高
く、脈動も大きい方の流れが活発にマフラー空間
内部で攪乱作用を生起させて、ガス流れ同志及び
ガス流れとマフラー空間の壁面との衝突を活発化
させて脈動減衰効果を増大させたものである。従
つて、マフラー空間の容量を従来より増加させず
に減衰効果を昂進させたものである。以下、本考
案を添付図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第１図に示すように、本考案に係る斜板式圧縮
機は駆動軸方向に不等分割された前後一対のシリ
ンダブロツク１，２を有し、フロントシリンダブ
ロツク１はシリンダボア６の長さにほぼ等しく形
成され、リアシリンダブロツク２は残りのシリン
ダボア７および外壁の長さを加えた長さに形成さ
れている。両者はシール部材を介して互いに結合
され、一体のシリンダを形成している。このシリ
ンダの中心部には軸方向に延設された駆動軸３が
具備され、ラジアル軸受４，５を介して回転可能
に支持されている。シリンダブロツク１，２には
前記駆動軸３に平行な複数個のシリンダボア６，
７が穿設されており、該シリンダボア６，７内に
摺動可能に嵌合されたピストン８は、前記の駆動
軸３に傾斜して固着され、かつ、スラストベアリ
ング９，１０にて受承された斜板１１にボール１
２及びシユー１３等からなる軸受機構を介して係
合されている。
機は駆動軸方向に不等分割された前後一対のシリ
ンダブロツク１，２を有し、フロントシリンダブ
ロツク１はシリンダボア６の長さにほぼ等しく形
成され、リアシリンダブロツク２は残りのシリン
ダボア７および外壁の長さを加えた長さに形成さ
れている。両者はシール部材を介して互いに結合
され、一体のシリンダを形成している。このシリ
ンダの中心部には軸方向に延設された駆動軸３が
具備され、ラジアル軸受４，５を介して回転可能
に支持されている。シリンダブロツク１，２には
前記駆動軸３に平行な複数個のシリンダボア６，
７が穿設されており、該シリンダボア６，７内に
摺動可能に嵌合されたピストン８は、前記の駆動
軸３に傾斜して固着され、かつ、スラストベアリ
ング９，１０にて受承された斜板１１にボール１
２及びシユー１３等からなる軸受機構を介して係
合されている。
シリンダブロツク１，２の各端面は弁板１４、
１５を介在して配設されたフロントハウジング１
６、リアハウジング１７によつて密閉されてお
り、両ハウジング１６，１７にはそれぞれ吸入室
１８，１９及び吐出室２０，２１が形成されてい
る。これら吸入室１８，１９及び吐出室２０，２
１は弁板１４、１５に穿設された吸入口２２，２
３及び吐出口２４，２５を介してシリンダボア
６，７と連通されており、該吸入口２２，２３及
び吐出口２４，２５にはそれぞれリード弁が設け
られている。
１５を介在して配設されたフロントハウジング１
６、リアハウジング１７によつて密閉されてお
り、両ハウジング１６，１７にはそれぞれ吸入室
１８，１９及び吐出室２０，２１が形成されてい
る。これら吸入室１８，１９及び吐出室２０，２
１は弁板１４、１５に穿設された吸入口２２，２
３及び吐出口２４，２５を介してシリンダボア
６，７と連通されており、該吸入口２２，２３及
び吐出口２４，２５にはそれぞれリード弁が設け
られている。
シリンダブロツク１，２が結合されたシリンダ
に軸方向に形成されているシリンダボア６，７の
円周方向に見た隣接ボア間には、吐出室２０，２
１から圧縮された冷媒を吐出するための吐出通路
２６，２７が形成されており、弁板１４、１５に
形成した連通口２８，２９と、この吐出通路２
６，２７とを経由して外部の空調回路に向け、圧
縮機から圧縮冷媒が送出されるが、ここで、吐出
通路２６，２７の終端地点に本考案に係るマフラ
ー機構が設けられているのである。
に軸方向に形成されているシリンダボア６，７の
円周方向に見た隣接ボア間には、吐出室２０，２
１から圧縮された冷媒を吐出するための吐出通路
２６，２７が形成されており、弁板１４、１５に
形成した連通口２８，２９と、この吐出通路２
６，２７とを経由して外部の空調回路に向け、圧
縮機から圧縮冷媒が送出されるが、ここで、吐出
通路２６，２７の終端地点に本考案に係るマフラ
ー機構が設けられているのである。
同マフラー機構は、リアシリンダブロツク２上
に形成されたマフラー室ないし空間３２が筐枠体
３０と、その筐枠体３０の頂部にサービスバルブ
３１を被着することによつて形成されている。こ
のサービスバルブ３１は、マフラー空間３２で脈
動を減衰された圧縮冷媒を外部の空調回路へ送出
する通路手段であり、絞り３５を経由して送出す
る。ここで、マフラー空間３２は上記の吐出通路
２６，２７に導入孔３３，３４によつて接続され
ているが、この導入孔３３，３４の孔位置は、図
示のように、導入孔３３の場合、吐出室２０の出
口の連通口２８から距離L1の地点に設けられ、
これに対比して導入孔３４の場合、吐出室２１の
出口の連通口２９から距離L2の地点に配置され、
明らかに距離L1が距離L2より長い距離となるよ
うに予め意図的に形成されている。このため、フ
ロント吐出室２０から連通口２８を経由して導入
孔３３に達する冷媒吐出流は、長い流路長L1を
通過する間に、リア吐出室２１から連通口２９を
経由して流路長L2を通過して導入孔３４に到達
する冷媒吐出流よりも流れ抵抗による減圧効果が
多く、それだけ、脈動成分も減衰していることと
になる。故に、両吐出流が導入孔３３，３４を経
てマフラー空間３２に入つた時点ではリア側から
来た吐出流の圧力がフロント側から来た吐出流よ
りも圧力が高く、脈動も大きい。つまり、両吐出
流の間には圧力、脈動共にアンバランスの状態に
ある。このため、マフラー空間３２内ではリア側
から来た吐出流の動きが強く、フロント側から来
た吐出流を圧倒して攪拌流が発生する。勿論、両
流れの衝突による減衰効果もある。そして攪拌流
は、マフラー空間３２の壁面に衝突することと攪
拌流によるエネルギー損失等で減衰効果が倍加さ
れ、脈動消滅が活発となる。本考案者の実験によ
れば、従来のマフラー機構による脈動減衰効果よ
りも約30％の減衰効果増を得ることが可能である
ことが、確認できた。
に形成されたマフラー室ないし空間３２が筐枠体
３０と、その筐枠体３０の頂部にサービスバルブ
３１を被着することによつて形成されている。こ
のサービスバルブ３１は、マフラー空間３２で脈
動を減衰された圧縮冷媒を外部の空調回路へ送出
する通路手段であり、絞り３５を経由して送出す
る。ここで、マフラー空間３２は上記の吐出通路
２６，２７に導入孔３３，３４によつて接続され
ているが、この導入孔３３，３４の孔位置は、図
示のように、導入孔３３の場合、吐出室２０の出
口の連通口２８から距離L1の地点に設けられ、
これに対比して導入孔３４の場合、吐出室２１の
出口の連通口２９から距離L2の地点に配置され、
明らかに距離L1が距離L2より長い距離となるよ
うに予め意図的に形成されている。このため、フ
ロント吐出室２０から連通口２８を経由して導入
孔３３に達する冷媒吐出流は、長い流路長L1を
通過する間に、リア吐出室２１から連通口２９を
経由して流路長L2を通過して導入孔３４に到達
する冷媒吐出流よりも流れ抵抗による減圧効果が
多く、それだけ、脈動成分も減衰していることと
になる。故に、両吐出流が導入孔３３，３４を経
てマフラー空間３２に入つた時点ではリア側から
来た吐出流の圧力がフロント側から来た吐出流よ
りも圧力が高く、脈動も大きい。つまり、両吐出
流の間には圧力、脈動共にアンバランスの状態に
ある。このため、マフラー空間３２内ではリア側
から来た吐出流の動きが強く、フロント側から来
た吐出流を圧倒して攪拌流が発生する。勿論、両
流れの衝突による減衰効果もある。そして攪拌流
は、マフラー空間３２の壁面に衝突することと攪
拌流によるエネルギー損失等で減衰効果が倍加さ
れ、脈動消滅が活発となる。本考案者の実験によ
れば、従来のマフラー機構による脈動減衰効果よ
りも約30％の減衰効果増を得ることが可能である
ことが、確認できた。
なお、上述の実施例は、吐出流長さの違いに着
目したマフラー効果の増大を説明したものである
が、その他、マフラー空間の形状、断面積等に就
いて従来周知のマフラー機構と組み合わせて更に
一層の脈動減衰を図ることも可能である。
目したマフラー効果の増大を説明したものである
が、その他、マフラー空間の形状、断面積等に就
いて従来周知のマフラー機構と組み合わせて更に
一層の脈動減衰を図ることも可能である。
更に、マフラー機構を形成する筐枠体の配置に
当たり、流路長L1とL2とを異なるように形成す
る上から、フロントシリンダブロツクとリアシリ
ンダブロツクとの結合によつて形成されたシリン
ダ内においては、斜板室を該シリンダの中央部分
に跨がつて設けるのではなく、何れか一方のシリ
ンダブロツクに片寄られて設けるようにして形成
しても良いことは言うまでもない。
当たり、流路長L1とL2とを異なるように形成す
る上から、フロントシリンダブロツクとリアシリ
ンダブロツクとの結合によつて形成されたシリン
ダ内においては、斜板室を該シリンダの中央部分
に跨がつて設けるのではなく、何れか一方のシリ
ンダブロツクに片寄られて設けるようにして形成
しても良いことは言うまでもない。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、斜板式圧縮機の吐出マフラー機構において、
従来よりも圧縮機の全体の大きさを増加させるこ
となく、吐出流中の脈動を減衰する効果を増加す
ることが可能となり、故に、圧縮機の外部空調回
路における振動、騒音等の発生原因を従来より、
効果的に抑止できると言う効果を得ることができ
る。
ば、斜板式圧縮機の吐出マフラー機構において、
従来よりも圧縮機の全体の大きさを増加させるこ
となく、吐出流中の脈動を減衰する効果を増加す
ることが可能となり、故に、圧縮機の外部空調回
路における振動、騒音等の発生原因を従来より、
効果的に抑止できると言う効果を得ることができ
る。
第１図は、本考案によるマフラー機構を具備し
た斜板式圧縮機の縦断面図である。 １……フロントシリンダブロツク、２……リア
シリンダブロツク、３……駆動軸、６，７……シ
リンダボア、８……ピストン、１１……斜板、１
６……フロントハウジング、１７……リアハウジ
ング、２０，２１……吐出室、２８，２９……連
通口、３０……筐枠体、３１……サービスバル
ブ、３２……マフラー空間、３３，３４……導入
孔。
た斜板式圧縮機の縦断面図である。 １……フロントシリンダブロツク、２……リア
シリンダブロツク、３……駆動軸、６，７……シ
リンダボア、８……ピストン、１１……斜板、１
６……フロントハウジング、１７……リアハウジ
ング、２０，２１……吐出室、２８，２９……連
通口、３０……筐枠体、３１……サービスバル
ブ、３２……マフラー空間、３３，３４……導入
孔。
Claims (1)
- シリンダブロツク内に斜板の回転に従つて復動
するピストン機構を有し、該シリンダブロツクの
前半部と後半部とにそれぞれ冷媒圧縮機構を具備
し、かつシリンダブロツクに取り付けた脈動減衰
用のマフラー空間を内蔵した筐枠体を具備してな
る斜板式圧縮機において、前記シリンダブロツク
を不等分割し、前記前半部の冷媒圧縮機構から前
記筐枠体のマフラー空間までの吐出流路と前記後
半部の冷媒圧縮機構から前記筐枠体のマフラー空
間までの吐出流路の両流路長さを互いに異なるよ
うに形成し、かつ前記マフラー空間内に前記両吐
出路からの吐出流をそれぞれに放出せしめる構成
としたことを特徴とした斜板式圧縮機の吐出マフ
ラー機構。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987070173U JPH0447429Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | |
| KR1019880005549A KR880014260A (ko) | 1987-05-13 | 1988-05-13 | 사판식 압축기의 토출 머플러기구 |
| US07/486,167 US5051069A (en) | 1987-05-13 | 1990-02-28 | Multi-cylinder refrigerant gas compressor with a muffling arrangement |
| KR2019900015031U KR910007159Y1 (ko) | 1987-05-13 | 1990-09-28 | 사판식 압축기의 토출 머플러 기구 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987070173U JPH0447429Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63183382U JPS63183382U (ja) | 1988-11-25 |
| JPH0447429Y2 true JPH0447429Y2 (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=13423872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987070173U Expired JPH0447429Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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