JPH09203308A - オイルポンプ - Google Patents

オイルポンプ

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JPH09203308A
JPH09203308A JP1170596A JP1170596A JPH09203308A JP H09203308 A JPH09203308 A JP H09203308A JP 1170596 A JP1170596 A JP 1170596A JP 1170596 A JP1170596 A JP 1170596A JP H09203308 A JPH09203308 A JP H09203308A
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suction
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Teruaki Kamiyoshi
照明 神吉
Shokichi Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入口から空気を吸い込むようなことがあっ
ても、可及的速やかに空気が出てゆくようなオイルポン
プを提供することを目的とする。 【解決手段】 トロコイドポンプの加圧室となる部位で
あって吸入側と吐出側の各ポートが隠れた位置で、且つ
最も吐出側のポートに近い位置に、オイルポンプの吐出
量に対してオイルポンプ機能を失わない又はエンジンの
不調を起こさない程度の空気抜き穴をポンプ外側に連通
するように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関、例えば、自
動二輪車、自動車、小型滑走艇等に搭載される4サイク
ルエンジンの潤滑オイル用ポンプに最適なオイルポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】内燃機
関、例えば自動二輪車、自動車、小型滑走艇等の4サイ
クルエンジンには、一般に、エンジン底部に設けられた
オイルパンからその上方の要潤滑部にオイルを供給する
ためのオイルポンプが設けられている。この種の先行技
術として、実開平2−80720号がある。
【0003】自動二輪車の4サイクルエンジンの場合を
例に挙げて説明すると、図7に図示するように、エンジ
ンEの底部には、トロコイドポンプ型のオイルポンプP
が配設され、このオイルポンプPの下端部に設けられた
吸入口11からオイルパン17に溜まったオイルを、オ
イルフィルター18を介して吸い込み、該オイルポンプ
Pで加圧して、図6に図示するように、下方に位置する
吐出口4から、潤滑系統の流路(図示せず)へ加圧した
オイルを供給する。
【0004】そして、上記オイルポンプPは、通常、上
記図6(a)の点線(破線)で示す矢印Yの方向(図6
(a)において時計回り)に回転して、上述のように、
吸入口11から吸い上げたオイルを、吸入側のポートか
らローター2Aの上方を周回する際に加圧して、吐出側
のポートから吐出口4を経て、要潤滑部側の流路(パイ
プ等)に吐出するような状態で使用するよう設計され
る。
【0005】しかし、エンジンの各構成、例えば、クラ
ッチ,ジェネレータ等の配置(レイアウト)との関係
上、同一のオイルポンプPを、エンジンの左右反対の側
部に配置しなければならない場合があり、この場合に
は、オイルポンプPの回転軸(駆動軸)7が逆回転をす
ることになり、上記図6(a)の実線で示す矢印X方向
(図6(a)において反時計回り)に回転させて、使用
することが余儀無くされる。
【0006】ところで、自動二輪車等の車両が大きな負
の加速度が生じるような挙動をとる場合、例えばブレー
キング時、オイルパン内のオイルがその負の加速度によ
って該オイルパンの前方部に集まってしまい、上記オイ
ルポンプPの吸入口11が空気内に露出して、オイルポ
ンプPに一時的に空気を吸い込むことになる。このよう
に、オイルポンプ内に圧縮性の強い空気を吸い込むと、
空気が加圧部分から排出されるまではオイルの吸引力が
低下する。特に、上述のようにトロコイドポンプのロー
ター2Aを反時計方向に回転させて使用した場合には、
太線の矢印で示すように、オイルがトロコイドポンプ機
構の上方を通過することなく下方を通過して吐出される
ことから、ブレーキング時のようなアイドリング状態で
は、加圧部分から、吸い込んだ空気がかなりの時間排出
されない。
【0007】この結果、エンジンの潤滑オイルの不足を
表示する「オイル警報ランプ」がその間点灯し、エンジ
ン内に潤滑用のオイルが所望量あるにもかかわらず、オ
イルが不足したときと同じ状態(「オイル警報ランプ」
が点灯した状態)を呈することになる。
【0008】また、時間的な多少の長短はあるものの、
上記状況は上記トロコイドポンプのローターの回転方向
にかかわらず生じる。特に、エンジンがアイドリング状
態にあるときには、空気が排出され難いことから上記状
況が顕著になる。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みおこなわ
れたもので、第1の目的は吸入口から空気を吸い込むよ
うなことがあっても、可及的速やかに空気が出てゆくよ
うなオイルポンプを提供することであり、第2の目的
は、エンジンの各構成との配置(レイアウト)上、上述
の如くオイルポンプの駆動軸を逆回転させて使用せざる
を得ない場合にも、オイルポンプが所望の作動状態で使
用することができるような構成のオイルポンプを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した第1の課題を解
決するために、本願発明のうち請求項1記載の発明にか
かるオイルポンプは、トロコイドポンプの加圧室となる
部位であって吸入側と吐出側の各ポートが隠れた位置
で、且つ最も吐出側のポートに近い位置に、ポンプ外側
に連通する空気抜き穴を形成したことを特徴とする。
【0011】しかして、このように構成されたオイルポ
ンプによれば、オイルポンプの吸入口が空気中に露出し
オイルポンプ内に空気を吸い込んだ場合にも、加圧過程
中に空気抜き穴から空気を速やかに排出することがで
き、しかも、空気を吸い込まない場合にも、極く僅かの
圧油がクランク室へリークするだけであるため、オイル
ポンプの性能に支障が生じる程に低下させることはな
い。換言すれば、この空気抜き穴は、オイルポンプの吐
出量に対してオイルポンプ機能を失わない又エンジンの
不調を起こさない程度のものとなっている。
【0012】また、上述した第2の課題を解決するため
に、本願発明のうち請求項3記載の発明にかかるオイル
ポンプは、オイル吸入口からトロコイドポンプ部分の吸
入側のポートに至る吸入流路と、吐出側のポートからオ
イル吐出口に至る吐出流路を交叉するよう形成したこと
を特徴とする。
【0013】しかして、このように構成されたオイルポ
ンプによれば、クラッチ,ジェネレータ等の配置(レイ
アウト)との関係上、オイルポンプをエンジンの所望の
側と左右反対側に配設しなければならない場合に、オイ
ルポンプが所望の作動状態となるよう使用することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1記載のオイルポンプの一
つの実施態様として、空気抜き穴の穴径が略0.5〜
1.5mmであることが望ましい。
【0015】また、請求項3記載のオイルポンプの一つ
の実施態様として、オイルポンプのケーシングを、駆動
軸に直交する方向に二つ割りに構成し、二つ割りにした
一方のブロックに、トロコイドポンプ機構を備えたロー
ターを回転自在に収容するためのローターハウジング部
分を凹設するとともに、上記一方のブロックあるいは他
方のブロックのいずれかに、トロコイドポンプ機構の吐
出側のポートから吐出口へ加圧したオイルを導く吐出流
路の連接部を凹設するととも、上記一方のブロックある
いは他方のブロックのうちの残りのブロックに、上記ト
ロコイドポンプ機構の吸入側のポートと該ポートから吸
入口とつなぐ吸入流路を上記吐出流路の連接部と平面視
において交叉するように凹設するとともに、上記トロコ
イドポンプ機構の吐出側のポートと該吐出側のポートか
ら上記吐出流路の連接部の始端へ導く吐出流路の前端部
とを凹設し、且つ、上記吸入流路を上記吐出流路と仕切
るため二つ割りの両ブロック間にプレート部材を介装し
た構成であってよい。請求項3記載のオイルポンプをこ
のような構成で具現化すると、二つ割りにした両方のブ
ロックの互いに当接する面に流路等を凹設するだけでポ
ンプを製作することができるため、加工が極めて容易と
なる。
【0016】さらに、請求項4記載のオイルポンプにお
いて、一方のブロックあるいは他方のブロックに、そこ
に凹設した吐出流路の前端部に対して、前記吸入流路を
隔てて吐出口をさらに形成した構成とすると、吐出口を
上記他方のブロック側に形成することができる。
【0017】また、請求項4記載のオイルポンプにおい
て、一方のブロックあるいは他方のブロックに、そこに
凹設した吐出流路の前端部の終端に吐出口を形成した構
成とすると、吐出口を上記一方のブロック側に形成する
ことができ、かかる場合には、加工がより簡単になる。
【0018】
【実施例】以下、本願発明の実施例にかかるオイルポン
プについて図面を参照しながらより具体的に説明する。
【0019】図1はオイルポンプの内部の構成を示す断
面図で、(a)は(b)のI−I矢視断面図、(b)は
(a)のII-II 矢視断面図、図2は図1のオイルポンプ
の内部の構成を示す別の断面での断面図で、(a)は
(b)のIII −III 矢視断面図、(b)は(a)のIV-I
V 矢視断面図、図3は二つに分割されたブロックの間に
介装されるプレート部材の構成を示す図、図4,図5は
オイルポンプから吐出されるオイルの流れを示すエンジ
ン下部を断面した図である。
【0020】図1,図2において、Pはオイルポンプ
で、このオイルポンプPは、ケーシング1と、該ケーシ
ング1を二つ割りにした間に介装されているプレート部
材10とを有する。
【0021】そして、上記ケーシング1は、トロコイド
ポンプ機構のインナローターGの回転軸に直角な方向に
二つ割りになったブロック1A,1Bから構成されてい
る。
【0022】二つ割りになった一方のブロック1Aに
は、ローターハウジング部分2と、トロコイドポンプ機
構の吐出側のポート3から吐出口4へ加圧したオイルを
導く吐出流路5の連接部5Aが凹設されている。
【0023】上記ローターハウジング部分2内に回転自
在に収容されるトロコイドポンプ機構は周知の機構で、
外周が円筒状で内部(内周)が内歯歯車状(星型状)に
なったアウタローター6と、上記内歯歯車状になったア
ウタローター6に収容されそこで回動自在になったイン
ナローターGと、回転軸7を有する。
【0024】そして、上記回転軸7を回転自在に支持す
る支持孔2aが上記ローターハウジング部分2に設けら
れ、この支持孔2aが、同芯状の上記ローターハウジン
グ部分2およびアウタローター6の中心軸から偏芯して
設けられることによって、上記回転軸7が回転すると、
インナローターGが、上記アウタローター6の内歯歯車
状になっている内周部分と摺接しつつ回転する結果、ア
ウタローター6が回転軸7の回りを回転して、アウタロ
ーター6の内歯歯車状になっている内周部分とインナロ
ーターGの外周部分との間の空間Sがトロコイドポンプ
機構の吸入側のポート9から吐出側のポート3に移動す
る途中において吸入側のポート9と連通した状態から密
閉状態を経て吐出側のポート3と連通した状態に変化し
て、吸入側のポートから吸い込んだオイルを吐出側のポ
ート3に加圧状態で吐出するよう構成されている。
【0025】そして、このオイルポンプでは、トロコイ
ドポンプの加圧室となる部位、つまり、アウタローター
6の内歯歯車状になっている内周部分とインナローター
Gの外周部分との間の空間Sで且つ両側がケーシングの
各ブロック1A,1Bで閉塞された密閉空間であって、
吸入側と吐出側の各ポート3,9が隠れた位置で且つ最
も吐出側のポート3に近い位置に、ポンプ外側に連通す
る空気抜き穴8が形成されている。この空気抜き穴8
は、ポンプ機能、加工条件、オイルの粘度を加味した場
合には、0.5mm〜1.5mm程度の穴が好ましい。
しかし、0.3〜2mm程度の範囲であれば、本願発明
の基本的作用効果を奏する。
【0026】また、二つ割りになった他方のブロック1
Bには、図2(a)に図示するように、上記トロコイド
ポンプ機構の吸入側のポート9と該ポート9から吸入口
11とをつなぐ吸入流路12を、上記吐出流路5の連接
部5Aと平面視において交叉するように凹設する。ま
た、上記トロコイドポンプ機構の吐出側のポート3と、
該吐出側のポート3から上記吐出流路5の連接部5Aの
始端5aへ導く吐出流路5の前端部5Bとが凹設されて
いる。
【0027】そして、上記両側のブロック1A,1Bの
間には、図3に図示する如く、上記ローターハウジング
部分2と、上記連接部5Aの始端5aの部位、および該
連接部5Aの終端5bの部位が、開口した、プレート部
材10が介装されている。
【0028】このプレート部材10は、このオイルポン
プPでは、シール材として、且つ、上述した平面視にお
いて交叉するよう配置された吐出流路5と吸入流路12
とを仕切る部材として機能する。
【0029】また、このオイルポンプPでは、上記他方
のブロック1Bに、オイルポンプPの上記吐出口4と吸
入口11が穿設され、この吐出口4は、図4に図示する
ように、エンジン下部に設けられた潤滑系統の流路の供
給口16に接続され、また、吸入口11は、図5に図示
するように、エンジンのオイルパン17側と、フィルタ
ー18,連通路19を介して、接続されている。
【0030】しかして、このように構成されたオイルポ
ンプを、図1において矢印Fに示す方向が車両の前方
(進行方向)になるようエンジンの側部に配置しても、
以下のように作用する。
【0031】即ち、車両の通常の走行状態あるいは停止
状態では、エンジンのオイルパン17には、ほぼ水平状
態あるいはそれに近い状態でオイルが溜まっているた
め、上記フィルター18及び連通路19を介して、上記
吸入口11から吸い込み、オイルポンプP内の吸入流路
12を通って、吸入側のポート9からトロコイドポンプ
機構に供給され、ここで加圧されて、吐出側のポート3
から吐出され、吐出流路5を通って、上記供給口16か
ら潤滑系統の流路へ加圧したオイルが供給される。この
際、上記空気抜き穴8から極く一部のオイルがオイルポ
ンプP外にリークする。
【0032】また、車両が大きな負の加速度が生じるよ
うな挙動、例えばブレーキング時、オイルパン17内の
オイルが慣性力によって前方(図1(a)の矢印Fの方
向参照)に移動するが、かかる場合にも、このオイルポ
ンプPでは、吸入口11が前方に位置しているため、該
吸入口11が可及的に空気に露呈することなくそこから
オイルを円滑に吸入することが可能となる。
【0033】また、仮に、この際、吸入口11から空気
を吸い込んでも、トロコイドポンプ機構の上述した位置
に空気抜き穴8が形成されているため、オイルがトロコ
イドポンプ機構で加圧される際に、該空気抜き穴8から
空気を速やかに排出することができる。
【0034】ところで、上記空気抜き穴は、他の形式、
例えば図6,7に図示するような形式のオイルポンプに
も適用することができ、流入した空気をトロコイドポン
プ機構から速やかに排除することができることは言うま
でもない。
【0035】そして、空気抜き穴の穴径は、上述の穴径
であることが好ましいが、潤滑のためのオイル供給量お
よびオイル圧力に支承を来さない範囲であれば、それ以
上に大きくてもよく、また空気の排出時間が多少長くな
ってもよければより小さい径にしてもよい。
【0036】また、上記実施例では、一方のブロック1
Aにローターハウジング部分2を形成しているが、他方
のブロック1Bに形成してもよく、また、流入路12を
一方のブロック1Aに形成し他方のブロック1Bに連接
部5Aを形成してもよい。
【0037】
【発明の効果】しかして、本願請求項1,2記載の発明
にかかるオイルポンプによれば、吸入口から空気を吸い
込むようなことがあっても、可及的速やかに空気を排出
することができるため、空気を吸い込みことによってそ
の後のオイルの潤滑に影響を与えることはない。
【0038】また、本願請求項3〜6記載の発明にかか
るオイルポンプによれば、エンジンの各構成との配置
(レイアウト)上、上述の如くオイルポンプの駆動軸
(回転軸)を逆回転させて使用せざるを得ない場合に
も、オイルポンプを所望の作動状態で使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるオイルポンプの内部の構成を
示す断面図で、(a)は(b)のI−I矢視断面図、
(b)は(a)のII-II 矢視断面図である。
【図2】 図1のオイルポンプの内部の構成を示す別の
断面での断面図で、(a)は(b)のIII −III 矢視断
面図、(b)は(a)のIV-IV 矢視断面図である。
【図3】 二つに分割されたブロックの間に介装される
プレート部材の構成を示す図である。
【図4】 オイルポンプから吐出されるオイルの流れを
示すエンジン下部を断面した図である。
【図5】 オイルポンプから吐出されるオイルの流れを
示すエンジン下部を断面した図である。
【図6】 従来のオイルポンプの内部の構成を示す断面
図で、(a)は(b)のV−V矢視断面図、(b)は
(a)のVI-VI 矢視断面図である。
【図7】 従来のオイルポンプから吐出されるオイルの
流れを示すエンジン下部を断面した図である。
【符号の説明】
1…ケーシング 1A…一方のブロック 1B…他方のブロック 2…ローターハウジング部分 3…吐出側のポート 4…吐出口 5…吐出流路 5A…連接部 8…空気抜き穴 9…吸入側のポート 11…吸入口 12…吸入流路 P…オイルポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロコイドポンプの加圧室となる部位で
    あって吸入側と吐出側の各ポートが隠れた位置で、且つ
    最も吐出側のポートに近い位置に、ポンプ外側に連通す
    る空気抜き穴を形成したことを特徴とするオイルポン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記空気抜き穴の穴径が略0.5〜1.
    5mmであることを特徴とする請求項1記載のオイルポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 オイル吸入口からトロコイドポンプ部分
    の吸入側のポートに至る吸入流路と、吐出側のポートか
    らオイル吐出口に至る吐出流路を平面視において交叉す
    るよう形成したことを特徴とするオイルポンプ。
  4. 【請求項4】 オイルポンプのケーシングを、駆動軸に
    直交する方向に二つ割りに構成し、二つ割りにした一方
    のブロックに、トロコイドポンプ機構を備えたローター
    を回転自在に収容するためのローターハウジング部分を
    凹設するとともに、上記一方のブロックあるいは他方の
    ブロックのいずれかに、トロコイドポンプ機構の吐出側
    のポートから吐出口へ加圧したオイルを導く吐出流路の
    連接部を凹設するととも、上記一方のブロックあるいは
    他方のブロックのうちの残りのブロックに、上記トロコ
    イドポンプ機構の吸入側のポートと該ポートから吸入口
    とつなぐ吸入流路を上記吐出流路の連接部と平面視にお
    いて交叉するように凹設するとともに、上記トロコイド
    ポンプ機構の吐出側のポートと該吐出側のポートから上
    記吐出流路の連接部の始端へ導く吐出流路の前端部とを
    凹設し、且つ、上記吸入流路を上記吐出流路と仕切るた
    め二つ割りの両ブロック間にプレート部材を介装したこ
    とを特徴とするオイルポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のオイルポンプにおいて、
    前記一方のブロックあるいは他方のブロックに、そこに
    凹設した吐出流路の前端部に対して、前記吸入流路を隔
    てて吐出口をさらに形成したことを特徴とするオイルポ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のオイルポンプにおいて、
    前記一方のブロックあるいは他方のブロックに、そこに
    凹設した吐出流路の前端部の終端に吐出口を形成したこ
    とを特徴とするオイルポンプ。
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