JP2002147485A - トルク伝達装置 - Google Patents

トルク伝達装置

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JP2002147485A
JP2002147485A JP2000342122A JP2000342122A JP2002147485A JP 2002147485 A JP2002147485 A JP 2002147485A JP 2000342122 A JP2000342122 A JP 2000342122A JP 2000342122 A JP2000342122 A JP 2000342122A JP 2002147485 A JP2002147485 A JP 2002147485A
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torque
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rotating
torque transmission
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Yasuo Tabuchi
泰生 田渕
Junichi Oguchi
純一 大口
Makoto Ito
伊藤  誠
Manabu Saeki
学 佐伯
Kiyoshi Kurohata
清 黒畑
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク変動を十分に吸収しつつ、大きなトル
クを伝達することができるようにする。 【解決手段】 ダンパー14のうち、正転の向きのトル
クが作用する第1変形部14aの第1弾性係数k1(=
ΔT/Δθ)を逆転の向きのトルクが作用する第2変形
部14aの第2弾性係数k2より大きくする。これによ
り、圧縮機1が稼動して必要トルクが大きくなっても、
ダンパー14が弾性限界を超えてしまうことを防止しな
がら大きなトルクを伝達し、かつ、トルク変動を十分に
吸収することができる。一方、吐出容量が減少して必要
トルクが小さくなったときには、弾性係数Kが小さい第
2変形部14bにてトルク変動を吸収することができ
る。したがって、トルク変動を十分に吸収しつつ、大き
なトルクを伝達することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に配設される
オルタネータや圧縮機等の回転機器(補機)にエンジン
等の駆動源からのトルクを伝達するトルク伝達装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エンジ
ンから動力を得て稼働している圧縮機等の回転機器は、
エンジンの負荷が変動すると、圧縮機等に供給されるト
ルクが変動してしまう。そして、供給されるトルクが変
動すると、可動部分が振動してしまい、異音が発生する
おそれがある。
【0003】この問題に対しては、エンジン等の駆動源
から圧縮機等の回転機器に至る動力の伝達経路中に、ゴ
ム等の弾性材からなトルク伝達部材を介在させることに
より、トルク変動を吸収するといった手段が考えられ
る。
【0004】このとき、トルク変動を十分に吸収するに
は、トルク伝達部材の弾性係数を小さくすることが望ま
しいが、弾性係数を小さくすると、大きなトルクを伝達
することが難しくなるとともに、トルク伝達部材の弾性
限界を超えてしまうおそれが高いので、トルク伝達部材
の耐久性が低下するおそれがある。
【0005】また、圧縮機やパワーステアリング用ポン
プ等の回転機器(補機)は、回転機器側で必要とするト
ルク(以下、このトルクを必要トルクと呼ぶ。)が大き
く変化するので、必要トルクが大きい状態でトルク変動
を吸収する場合と必要トルクが小さい状態でトルク変動
を吸収する場合とで、トルク伝達部材に作用するトルク
(圧縮負荷)が大きく異なる。
【0006】このため、動力の伝達経路中に、ゴム等の
弾性材からなトルク伝達部材を単純に配設するといった
手段では、必要トルクが大きい場合及び必要トルクが小
さい場合の両場合において、トルク変動を十分に吸収す
ることが難しい。
【0007】本発明は、上記点に鑑み、トルク変動を十
分に吸収しつつ、大きなトルクを伝達することができる
ようにすること目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、駆動源(E
/G)からのトルクを受けて回転する第1回転体(1
1)と、回転機器(1)の回転部に連結されて回転部と
共に回転するとともに、第1回転体(11)と同軸状に
配設された第2回転体(13)と、第1回転体(11)
が受けたトルクを第2回転体(13)に伝達する弾性変
形可能なトルク伝達部材(14)とを備え、トルク伝達
部材(14)は、第1回転体(11)が第2回転体(1
3)に対して正転の向きに第1所定角度(θ1)以上回
転したときにおける、第1回転体(11)の相対回転角
(θ)に対する伝達トルクの変化率(K)が、第1回転
体(11)が第2回転体(13)に対して逆転の向き
に、第1所定角度(θ1)より小さい第2所定値(θ
2)以下回転したときにおける変化率(K)に比べて大
きくなるように設定されていることを特徴とする。
【0009】これにより、回転機器(1)の必要トルク
が大きくなっても、トルク伝達部材(14)が弾性限界
を超えてしまうことを防止しながら大きなトルクを伝達
し、かつ、トルク変動を十分に吸収することができる。
【0010】一方、必要トルクが小さくなったときに
は、変化率(K)が小さい状態となってトルク変動を吸
収することができるので、必要トルクが小さいときであ
っても、トルク変動を十分に吸収することができる。
【0011】以上に述べたように、本発明によれば、ト
ルク変動を十分に吸収しつつ、大きなトルクを伝達する
ことができる。
【0012】なお、請求項2に記載の発明のごとく、ト
ルク伝達部材(14)は、第2回転体(13)に対して
第1回転体(11)が正転の向きに回転したときに圧縮
変形する第1変形部(14a)と、第2回転体(13)
に対して第1回転体(11)が逆転の向きに回転したと
きに圧縮変形する第2変形部(14b)とを有して構成
し、さらに、第2変形部(14b)に穴部(14d)を
設けて、請求項1に記載の発明を実施してもよい。
【0013】また、請求項3に記載の発明のごとく、相
対回転角(θ)が大きくなるほど、変化率(K)が大き
くなるように第1変形部(14a)を設定すれば、必要
トルクが小さいときのトルク変動をより確実に吸収する
ことができる。
【0014】請求項4に記載の発明では、トルク伝達部
材(14)は円周方向に複数個配設されており、これら
複数個のトルク伝達部材(14)は、連結部材(14
g)を介して連結されていることを特徴とする。
【0015】これにより、トルク伝達部材(14)を容
易に(少ない組み付け工数にて)トルク伝達装置に組み
込むことができるなお、トルク伝達部材(14)は、請
求項5に記載の発明のごとく、ゴム又はエラストマー製
とすることが望ましい。
【0016】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
走行用エンジンからの動力を車両用空調装置の圧縮機に
伝達するトルク伝達装置に本発明を適用したものであっ
て、図1は車両用空調装置(冷凍サイクル)の模式図で
ある図1中、1は冷媒を吸入圧縮する可変容量型の圧縮
機であり、2は圧縮機1から吐出される冷媒を冷却(凝
縮)させる放熱器(凝縮器)である。3は放熱器2から
流出する冷媒を減圧する減圧器であり、4は減圧器3に
て減圧された冷媒を蒸発させることにより冷凍能力(冷
房能力)を発揮する蒸発器である。
【0018】なお、本実施形態では、減圧器3として、
蒸発器4の出口側冷媒(圧縮機1の吸入側冷媒)が所定
の加熱度を有するように開度を調節する温度式膨張弁を
採用している。
【0019】そして、10は、Vベルト(図示せず。)
を介して伝達されたエンジンE/Gの動力を圧縮機1に
伝達するプーリ一体型のトルク伝達装置(以下、プーリ
と略す。)であり、以下、プーリ10について述べる。
【0020】図2は本実施形態に係るプーリの断面図で
あり、11はVベルトが掛けられるV溝11aが形成さ
れた金属又は樹脂製のプーリ本体(第1回転体)であ
り、このプーリ本体11はエンジンE/G(駆動源)か
らトルク(駆動力)を受けて回転する。
【0021】なお、12は圧縮機1のシャフト(図示せ
ず。)と同軸状にプーリ本体11(プーリ10)を回転
可能に支持するラジアルベアリング(軸受)であり、こ
のラジアルベアリングのアウターレース(外輪)12a
側がプーリ本体11に圧入固定され、インナーレース
(内輪)12bに圧縮機1のフロントハウジング(図示
せず。)が挿入される。これにより、Vベルトのテンシ
ョン(張力)によるラジアル荷重をシャフトにて受ける
ことなく、圧縮機1のフロントハウジングにて受けるこ
とができる。
【0022】また、13は圧縮機(回転機器)1のシャ
フト(回転部)に連結されてシャフトと共に回転するセ
ンターハブ(第2回転体)である。そして、このセンタ
ーハブ13は、シャフトの外周面に形成された雄ねじと
結合する雌ねじが形成された円筒内周面を有する円筒部
13a、プーリ本体11から供給されるトルクを受ける
複数個の突起部13bが形成された環状部13c、及び
環状部13cと円筒部13aとを機械的に連結して環状
部13cから円筒部13aにトルクを伝達するフランジ
部13dから構成されている。
【0023】なお、円筒部13a及びフランジ部13d
は金属にて一体成形され、環状部13cは樹脂にて成型
されており、フランジ部13dと環状部13cとはイン
サート成形法により一体化されている。
【0024】ところで、プーリ本体11のうち環状部1
3cに対応する部位には、図3に示すように、プーリ本
体11から環状部13c(センターハブ13)側に向け
て突出する複数個の突起部11bが一体形成されてお
り、プーリ本体11及びセンターハブ13(プーリ1
0)が圧縮機1に装着された状態においては、センター
ハブ13の突起部13bとプーリ本体11の突起部11
bとは、シャフト(回転軸)周りに交互に位置する。
【0025】そして、両突起部11b、13b間には、
プーリ本体11が受けたトルクをセンターハブ13に伝
達する弾性変形可能な材質(本実施形態では、EPDM
(エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム))か
らなるトルク伝達部材(以下、ダンパーと呼ぶ。)14
が配設されている。
【0026】ここで、ダンパー14は、圧縮機1を駆動
する際にプーリ本体11がセンターハブ13に対して相
対的に回転する向き(以下、この向きを正転の向き(矢
印の向き)と呼ぶ。)に回転したときに、圧縮荷重を受
けて圧縮変形しながらプーリ本体11の突起部11bか
らセンターハブ13の突起部13bにトルクを伝達する
第1変形部14aと、プーリ本体11がセンターハブ1
3に対して相対的に正転の向きの逆向き(以下、この向
きを逆転の向きと呼ぶ。)に回転するしたとき、圧縮荷
重を受けて圧縮変形する第2変形部14bとを1組とし
て、両変形部14a、14bを連結部材14cにて連結
した状態で円周方向に複数組配設されている。
【0027】そして、第2変形部14bに、圧縮荷重の
方向に対して略直交する断面の断面積がを縮小させる穴
部14dを設けて、圧縮機1が停止しているとき(圧縮
機1の吐出容量が略0となっているとき)における第2
変形部14bの弾性係数k2(の絶対値)を、圧縮機1
が稼動しているとき(圧縮機1の吐出容量が最大となっ
ているとき)における第1変形部14aの弾性係数k1
より小さくなるようにしている。
【0028】ここで、第1、2変形部14a、14b
(ダンパー14)の弾性係数k1、k2とは、センター
ハブ13に対するプーリ本体11の相対回転角θに対す
る、プーリ本体11とセンターハブ13との間で伝達さ
れる伝達トルクTの変化率Kを言いう。
【0029】また、第1変形部14aを正転の向きに向
かうほど断面積を縮小させるように略三角状とすること
により、第1変形部14a周りのうち正転の向き側に逆
転の向きに向かうほど隙間寸法が縮小するような隙間1
4eを設けて、第1変形部14aの弾性係数k1の特性
を、図4に示すように、正転の向きの相対回転角θが大
きくなるほど、弾性係数k1が大きくなるような非線形
特性としている。
【0030】ここで、第1弾性係数k1は、常に第2弾
性係数k2より大きくする必要はなく、少なくとも、正
転の向きにおいて、相対回転角θが第1所定角度θ1以
上のとき(図4の領域A)における第1弾性係数k1
が、逆転の向きにおいて、相対回転角θが絶対値で第1
所定角度θ1より小さい第2所定角度θ2以下となる領
域(図4の領域B)における第2弾性係数k2より大き
ければよい。具体的には、領域Aの第1弾性係数k1の
絶対値が領域Bにおける第2弾性係数k2の絶対値より
大きければよい。
【0031】なお、本実施形態では、第1変形部14a
は非線形特性を有しているので、領域Cにおける第1変
形部14aの弾性係数k1は、域Bにおける第2弾性係
数k2の絶対値と略同等となっている。
【0032】因みに、第1所定角度θ1は、圧縮機1が
稼動しているときの相対回転角θの下限値相当のもので
あり、第1所定値θ2は、圧縮機1が停止しているとき
の相対回転角θの絶対値の上限値相当のものである。
【0033】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0034】本実施形態によれば、相対回転角θが第1
所定角度θ1以上の領域では、相対回転角θが第2所定
角度θ2以下の領域に比べて弾性係数Kが大きくなるよ
うに設定されているので、圧縮機1が稼動して圧縮機1
が必要とするトルク(以下、このトルクを必要トルクと
呼ぶ。)が大きくなっても、ダンパー14が弾性限界を
超えてしまうことを防止しながら大きなトルクを伝達
し、かつ、トルク変動を十分に吸収することができる。
【0035】一方、吐出容量が減少して(略0となっ
て)必要トルクが小さくなった(必要トルクが略0とな
った)ときには、弾性係数Kが小さい第2変形部14b
にてトルク変動を吸収することができるので、必要トル
クが小さいときであっても、トルク変動を十分に吸収す
ることができる。
【0036】以上に述べたように、本実施形態によれ
ば、トルク変動を十分に吸収しつつ、大きなトルクを伝
達することができる。
【0037】なお、本実施形態では、第1、2変形部1
4a、14bは共に非線形特性を有していたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、第1、2変形部14
a、14bの両者又はいずれか一方側のみを線形特性を
有するものとしてもよい。
【0038】また、第1、2変形部14a、14bの形
状は、図3に示された形状に限定されるものではなく、
例えば図5に示すように、第1変形部14aの円周方向
寸法L1と第2変形部14bの円周方向寸法L2とを相
違させてもよい。
【0039】なお、図5では、寸法L1を寸法L2より
大きくするとともに、第1変形部14aのうち圧縮の向
きと反対側の端部に、第1変形部14aの内方側に向け
て陥没する凹部14fを設けて、領域Cにおける弾性係
数k1ができるだけ小さくなるような非線形特性を得る
ようにしている。
【0040】(第2実施形態)本実施形態は、図6に示
すように、第1、2変形部14a、14bを連結部材1
4gを介して連結することにより、ダンパー14を容易
に(少ない組み付け工数にて)プーリ10に組み込むこ
とができるようにしたものである。
【0041】なお、本実施形態では、第1、2変形部1
4a、14b及び連結部材14gが一体成形されていた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、第1、2
変形部14a、14bと連結部材14gとを別体にて成
形し、加硫接合等の接合方法により連結してもよい。
【0042】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、ダンパーゴム14をゴム(EPDM)製としたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、エラストマ
ー、樹脂及び金属等のその他材料にて構成してもよい。
【0043】また、上述の実施形態では、圧縮機1にト
ルクを伝達するプーリ10に本発明を適用したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、その他のトルク伝
達装置にも適用することができる。
【0044】また、上述の実施形態では、穴部14aは
貫通穴であったが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、貫通しない凹部のような穴であってもよい。
【0045】また、上述の実施形態では、第2変形部1
4bに穴部14aを設けたが、本発明はこれに限定され
るものではなく、第2変形部14bの円周方向寸法L2
を大きくする、又は材質を変更する等して第2弾性係数
k2を小さくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用空調装置(冷凍
サイクル)の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るプーリの断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施形態に係るプーリのプーリ本
体の正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るダンパーの特性を
示す特性図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るプーリのプーリ本
体の変形例を示す正面図である。
【図6】(a)は本発明の第2実施形態に係るプーリの
断面図であり、(b)は本発明の第2実施形態に係るプ
ーリのプーリ本体の正面図である。
【符号の説明】
10…プーリ、11…プーリ本体、11b…プーリ側突
起部、13b…ハブ側突起部、14…ダンパー(トルク
伝達部材)、14a…第1変形部、14b…第2変形
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 誠 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 佐伯 学 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 黒畑 清 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に配設される回転機器(1)に駆動
    源(E/G)からのトルクを伝達するトルク伝達装置で
    あって、 前記駆動源(E/G)からのトルクを受けて回転する第
    1回転体(11)と、 前記回転機器(1)の回転部に連結されて前記回転部と
    共に回転するとともに、前記第1回転体(11)と同軸
    状に配設された第2回転体(13)と、 前記第1回転体(11)が受けたトルクを前記第2回転
    体(13)に伝達する弾性変形可能なトルク伝達部材
    (14)とを備え、 前記トルク伝達部材(14)は、前記第1回転体(1
    1)が前記第2回転体(13)に対して正転の向きに第
    1所定角度(θ1)以上回転したときにおける、前記第
    1回転体(11)の相対回転角(θ)に対する伝達トル
    クの変化率(K)が、前記第1回転体(11)が前記第
    2回転体(13)に対して逆転の向きに、前記第1所定
    角度(θ1)より小さい第2所定値(θ2)以下回転し
    たときにおける前記変化率(K)に比べて大きくなるよ
    うに設定されていることを特徴とするトルク伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記トルク伝達部材(14)は、 前記第2回転体(13)に対して前記第1回転体(1
    1)が正転の向きに回転したときに圧縮変形する第1変
    形部(14a)と、 前記第2回転体(13)に対して前記第1回転体(1
    1)が逆転の向きに回転したときに圧縮変形する第2変
    形部(14b)とを有して構成されており、 さらに、前記第2変形部(14b)には、荷重の方向に
    対して略直交する断面の断面積を縮小させる穴部(14
    d)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    のトルク伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記第1変形部(14a)は、前記相対
    回転角(θ)が大きくなるほど、前記変化率(K)が大
    きくなるように設定されていることを特徴とする請求項
    2に記載のトルク伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記トルク伝達部材(14)は円周方向
    に複数個配設されており、これら複数個の前記トルク伝
    達部材(14)は、連結部材(14g)を介して連結さ
    れていることを特徴とする請求項2又は3に記載のトル
    ク伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記トルク伝達部材(14)は、ゴム又
    はエラストマー製であることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1つに記載のトルク伝達装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170554A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Ogura Clutch Co Ltd 動力伝達装置
JP2007237956A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Honda Motor Co Ltd 車両用アクティブサスペンション装置
JP2018004064A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 陽一郎 濱元 回転伝達機構及びそれを備えた自転車

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