JP2002146116A - ポリオレフィン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂組成物

Info

Publication number
JP2002146116A
JP2002146116A JP2000344914A JP2000344914A JP2002146116A JP 2002146116 A JP2002146116 A JP 2002146116A JP 2000344914 A JP2000344914 A JP 2000344914A JP 2000344914 A JP2000344914 A JP 2000344914A JP 2002146116 A JP2002146116 A JP 2002146116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
polyolefin
parts
resin composition
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000344914A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Ueno
正美 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Fine Composites Co Ltd
Original Assignee
CALP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CALP Corp filed Critical CALP Corp
Priority to JP2000344914A priority Critical patent/JP2002146116A/ja
Publication of JP2002146116A publication Critical patent/JP2002146116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルロース系物質を多量に配合しても、押出
成形性が良好で、かつ優れた表面外観を有する成形品を
得ることができるポリオレフィン系樹脂組成物を提供す
ること。 【解決手段】 (A)ポリオレフィン80〜20重量
部、(B)セルロース系物質20〜80重量部、(C)
(A)成分及び(B)成分の合計量100重量部に対し
て変性ポリオレフィン0.5〜5重量部及び(D)(B)
成分100重量部に対して、一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜10の炭化水素基を示す。mは
100〜1,000の整数であり、nは100〜1,000
の整数である。)で表されるメタクリル酸共重合体1〜
20重量部を配合してなるポリオレフィン系樹脂組成物
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形に好適に
使用される木質系のポリオレフィン系樹脂組成物に関す
る。本発明のポリオレフィン系樹脂組成物は、木材と同
様の用途、あるいは従来から熱可塑性樹脂の押出成形品
が使用されている分野の用途に供することができ、特に
住宅部材や建築材料等に好適に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリオレフィン樹脂にセルロ
ース系物質を配合した木質系の樹脂組成物を成形加工す
ることが行われているが、セルロース系物質をポリオレ
フィン樹脂に多量に混入すると、組成物の押出成形性
(流動性)が低下し、成形加工が困難となる等の問題が
あった。このような問題を解決する手段として、有機過
酸化物を配合して組成物の流動性を向上させる方法(特
公昭62−5186号公報、特公平1−22297号公
報等)が提案されている。この方法によれば組成物の流
動性は向上するが、溶融粘度が低下するという問題があ
る。そこで、さらにポリオレフィン樹脂の配合組成を変
更することにより、組成物の流動性を向上させつつ溶融
粘度の低下を防ぐ方法(特開2000−86832号公
報)が提案されている。しかしながら、この方法におい
てはポリプロピレン(PP)と高密度ポリエチレン(H
DPE)の複合が前提とされており、PP単独系あるい
はHDPE単独系では充分な押出成形性を得ることがで
きず、また、有機過酸化物の添加量が極く少量であるた
め、組成物中での均一分散が困難であり、組成物の流動
性にばらつきが生じたり、あるいは組成物の流動性が充
分でない等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、押出成形性が良好で、かつ優れた
表面外観を有する成形品を得ることができる、木質系の
ポリオレフィン系樹脂組成物を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリオレフィ
ンとセルロース系物質の親和性を向上させるための相溶
化剤として、疎水基と親水基を分子内構造として有する
メタクリル酸共重合体を用いることにより、セルロース
系物質を多量に配合してもポリオレフィン系樹脂組成物
の押出成形性が向上し、かつ得られる成形品の表面外観
が向上することを見出した。本発明はかかる知見に基づ
いて完成したものである。すなわち、本発明は、(A)
ポリオレフィン80〜20重量部、(B)セルロース系
物質20〜80重量部、(C)(A)成分及び(B)成
分の合計量100重量部に対して変性ポリオレフィン0.
5〜5重量部及び(D)(B)成分100重量部に対し
て、一般式(1)
【0005】
【化2】
【0006】(式中、Rは炭素数1〜10の炭化水素基
を示す。mは100〜1,000の整数であり、nは10
0〜1,000の整数である。)で表されるメタクリル酸
共重合体1〜20重量部を配合してなるポリオレフィン
系樹脂組成物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のポリオレフィン系樹脂組
成物において、(A)成分のポリオレフィンとしては、
α−オレフィンの単独重合体及びα−オレフィンの共重
合体を使用することができる。ポリオレフィンとして具
体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン,ポリブテ
ン,ポリ4−メチル−1−ペンテン等の単独重合体、エ
チレン−プロピレン共重合体,エチレン−α−オレフィ
ン共重合体,プロピレン−エチレン共重合体,プロピレ
ン−α−オレフィン共重合体等の共重合体などが挙げら
れる。これらの中ではポリプロピレン,プロピレン−α
−オレフィン共重合体が好ましい。ポリオレフィンは1
種を単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用し
てもよい。
【0008】ポリプロピレンとしては、ASTM D1
238に準拠して測定した230℃、荷重21.2Nにお
けるメルトフローレート(MFR)が0.01〜60g/
10分であるブロックポリプロピレン又はランダムポリ
プロピレンが好ましく、このMFRは、好ましくは0.1
〜40g/10分、さらに好ましくは0.5〜30g/1
0分である。(A)成分としては、このポリプロピレン
と、ASTM D1238に準拠して測定した190
℃、荷重21.2NにおけるMFRが0.01〜30g/1
0分であるポリエチレンの複合物が好ましい。このポリ
エチレンのMFRは、好ましくは0.1〜20g/10
分、さらに好ましくは0.5〜10g/10分である。
【0009】(B)成分のセルロース系物質として具体
的には、木粉、木質パルプなどが挙げられる。これらの
原木や樹種としては、針葉樹、広葉樹、草木等が挙げら
れるが、特に制限されるものではない。木粉は、原木あ
るいは原木を製材する際に発生する粉を粉砕することに
より得ることができる。木粉の粒径は50〜200メッ
シュ(約300〜70μm)であるものが好ましく、よ
り好ましくは80〜120(約180〜120μm)メ
ッシュである。50メッシュを通過しない粒径である
と、粒径が大きいため、異形押出しの際に成形品の表面
平滑性が低下する恐れがある。また、200メッシュを
通過する粒径であると、木粉の二次凝集が起こりやす
く、分散性が低下する恐れがある。セルロース系物質と
しては、木材工業における工業廃棄物としての木質材や
未利用の木質材から得られる木質系材料、紙、もみ殻等
を使用することもでき、資源の有効利用を図ることもで
きる。さらに尿素等で木酸(レプリン酸、酢酸、ギ酸
等)を中和処理したものを使用することもできる。本発
明において、(A)成分と(B)成分の使用割合は重量
比〔(A)/(B)〕で80/20〜20/80である
が、70/30〜30/70が好ましく、60/40〜
40/60がより好ましい。
【0010】(C)成分の変性ポリオレフィンは、
(A)ポリオレフィンと(B)セルロース系物質との親
和性を向上させることにより、組成物の強度を向上させ
る機能を有するものである。(C)成分の変性ポリオレ
フィンとしては、無水マレイン酸、マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジエチル、アクリル酸、メタクリル酸、
テトラヒドロフタル酸、グリシジルメタクリレート、ヒ
ドロキシメタクリレート等の変性用化合物で変性された
ポリオレフィンが挙げられる。変性前のポリオレフィン
としては、(A)成分のポリオレフィンと同様のものが
挙げられる。変性前のポリオレフィンに対する導入され
た変性用化合物の量(変性量)は通常0.1〜20重量%
である。20重量%以上のものも使用できるが、コスト
高になる。
【0011】変性ポリオレフィンとしては、(A)成分
として使用しているポリオレフィンと同種の変性ポリオ
レフィンを組合せて使用するのが好ましい。すなわち、
(A)成分のポリオレフィンがポリプロピレンである場
合、(C)成分の変性ポリオレフィンとしては変性ポリ
プロピレンを使用するのが好ましい。(C)変性ポリオ
レフィンの配合量は、(A)及び(B)成分の合計量1
00重量部に対して0.5〜5重量部であるが、1〜3重
量部が好ましい。5重量部以上配合することもできる
が、コスト高になる。
【0012】(D)成分のメタクリル酸共重合体は、疎
水基と親水基を分子内構造として有し、(A)成分と
(B)成分の相溶化剤としての機能を有するものであ
る。また、疎水基の鎖長を選定することにより、滑剤と
しての効果も有するものである。メタクリル酸共重合体
は、一般式(1)
【0013】
【化3】
【0014】(式中、Rは炭素数1〜10の炭化水素基
を示す。mは100〜1,000の整数であり、nは10
0〜1,000の整数である。)で表される。上記式にお
いて、Rは炭素数1〜10の炭化水素基であって、飽和
基や不飽和基であってもよく、直鎖状のものや分枝鎖を
有するもの、あるいは環状のものであってもよく、さら
にはイオウ、窒素、酸素、ケイ素、リンなどのヘテロ原
子を含むものであってもよい。炭素数1〜10の炭化水
素基としては、特にアルキル基、アルケニル基、シクロ
アルケニル基、アリール基及びアラルキル基などが好ま
しく、直鎖または分岐鎖のアルキル基が特に好ましい。
Rの具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、
n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−デシル基、アリ
ル基、ブテニル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘキセニル基、フェニル基、トリル基、ベン
ジル基、フェネチル基などが挙げられる。このメタクリ
ル酸共重合体の数平均分子量(Mn)は、通常1,000
〜1,000,000であるが、5,000〜700,000が
好ましく、さらに好ましくは7,500〜600,000、
特に好ましくは10,000〜500,000である。
【0015】上記メタクリル酸共重合体は、メタクリル
酸と各種モノマーとの共重合体であり、モノマーとして
は、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、ア
クリルアミド、メチロールアクリルアミド、ヒドロキシ
ジアルキルメタクリレート等が挙げられる。上記エステ
ルとしては、メチルエステル、エチルエステル、ブチル
エステル、オクチルエステル等が挙げられる。本発明組
成物において、(D)メタクリル酸共重合体の配合量
は、(B)セルロース系物質100重量部に対して1〜
20重量部あるが、2〜5重量部が好ましい。(D)成
分の配合量が1重量部未満であると、(A)成分と
(B)成分の親和性の向上に効果がなく、また20重量
部を超えると、シリンダー壁面との抵抗が小さくなり、
混練性が低下する。
【0016】本発明のポリオレフィン系樹脂組成物は、
(A)〜(D)成分と、必要に応じて用いられる各種添
加成分とを配合し、タンブラーブレンダー,ヘンシェル
ミキサーなどで混合するか、又は混合後さらに単軸押出
機や多軸押出機を用いて溶融混練するか、あるいはニー
ダー,バンバリーミキサーなどで溶融混練することによ
り、調製することができる。この際、必要に応じて用い
られる各種添加成分としては、特に制限はなく、従来か
らポリオレフィン系樹脂組成物において慣用されている
ものの中から、任意のものを適宜選択して用いることが
できる。例えば、酸化劣化や熱劣化などに対する安定
剤,具体的にはフェノール系安定剤,有機ホスファイト
系安定剤,チオエーテル系安定剤,ヒンダードアミン系
安定剤など、さらには充填剤,高級脂肪酸金属塩,造核
剤,アンチブロッキング剤,難燃剤,帯電防止剤,着色
剤,滑剤,天然油,合成油,ワックスなどが挙げられ
る。本発明のポリオレフィン系樹脂組成物は、押出成形
に好適であり、得られる成形品は表面外観が良好なもの
である。押出成形には、単軸押出機、二軸押出機等を用
いることができる。このポリオレフィン系樹脂組成物
は、良好な異形押出性を得るために、ASTM D12
38に準拠して測定した230℃、荷重49Nにおける
MFRが0.05〜3g/10分であることが好ましく、
さらに好ましくは0.1〜1g/10分である。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって限定されるもの
ではない。 実施例1 ASTM D1238に準拠し、230℃において荷重
21.2Nで測定したMFRが0.9g/10分のプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体(出光石油化学社製,出
光ポリプロ E−250G)45重量部、木粉(レッテ
ンマイヤー社製,リグノセルCB−120,120メッ
シュ)55重量部、酸変性ポリプロピレン(三洋化成社
製,ユーメックス1010)2重量部及びメタクリル酸
共重合体(日本油脂社製,ファルパックMS−301
P,Mn=100,000)3重量部を、高速ミキサー
(三井鉱山社製,ヘンシェルミキサーSM−20)に一
括投入し、下記条件にて高速攪拌により溶融混練し、ゲ
ル化物を得た。 (a)ジャケット温度:160℃ (b)羽根形状:Y1 /S0 (強混練タイプ) (c)羽根回転数:2800rpm (d)攪拌時間:12分間 (e)排出温度:170℃
【0018】上記溶融混練により得られたゲル化物を、
先端にホットカット装置を備えた単軸押出機(旧ナカタ
ニ機械社製,NVC−50)を用い、下記条件によりペ
レット化した。 (a)押出機仕様 L/D:32,圧縮比:1.5,オープンベント, スクリュエレメント:フルフライト (b)シリンダ温度:170〜200℃ (c)スクリュ回転数:65rpm
【0019】得られたペレットを、50mm単軸押出機
(旧ナカタニ機械社製,NVC−50,L/D:25,
圧縮比:2.5,スクリュエレメント:フルフライト)に
て、シリンダ温度170〜200℃、スクリュ回転数2
0rpmの条件で押出成形を行い、40mm×40mm
×1.5mmの平板(成形品)を得た。得られた成形品等
について下記の評価方法により評価した。結果を第1表
に示す。
【0020】(1)押出成形性 押出成形の際の成形安定性、及び上記成形品のエッジ部
の形状について、下記の評価基準により評価した。 ○:成形品エッジ部にささくれがなく、成形安定性も良
好である。 △:成形品エッジ部にささくれが若干発生するが、成形
安定性は良好である。 ×:成形品エッジ部にささくれが著しく発生するか、ま
たは成形安定性が不良である。 (2)表面外観 表面粗さ計サーフコム550A(東京精密社製)を用
い、JIS B1601に準拠して成形品の表面粗さを
測定し、下記の評価基準により評価した。 ○:表面粗さRaが4.0未満 △:表面粗さRaが4.0以上8.0未満 ×:表面粗さRaが8.0以上 (3)メルトフローレート(MFR) メルトインデクサVR4122(上島製作所製)を用
い、ASTM D1238に準拠し、230℃において
荷重49Nで上記ペレットについて測定した。
【0021】実施例2 プロピレン−エチレンブロック共重合体(出光石油化学
社製,出光ポリプロE−250G)45重量部の代わり
に、プロピレン−エチレンブロック共重合体(出光石油
化学社製,出光ポリプロ E−250G)25重量部
と、ASTMD1238に準拠し、190℃において荷
重21.2Nで測定したMFRが5.1g/10分の高密度
ポリエチレン(出光石油化学社製,210JZ)20重
量部を用いた以外は、実施例1と同様にして成形品を製
造し、同様の評価を行った。結果を第1表に示す。 実施例3 実施例1において、プロピレン−エチレンブロック共重
合体45重量部を、高密度ポリエチレン(出光石油化学
社製,210JZ)45重量部に代えた以外は、実施例
1と同様にして成形品を製造し、同様の評価を行った。
結果を第1表に示す。
【0022】実施例4 実施例1において、プロピレン−エチレンブロック共重
合体45重量部を、ASTM D1238に準拠し、2
30℃において荷重21.2Nで測定したMFRが22g
/10分のプロピレン−エチレンランダム共重合体(出
光石油化学社製,J−2021GR)45重量部に代え
た以外は、実施例1と同様にして成形品を製造し、同様
の評価を行った。結果を第1表に示す。 実施例5 実施例1において、プロピレン−エチレンブロック共重
合体45重量部を、プロピレン−エチレンランダム共重
合体(出光石油化学社製,J−2021GR)25重量
部と、高密度ポリエチレン(出光石油化学社製,210
JZ)20重量部に代えた以外は、実施例1と同様にし
て成形品を製造し、同様の評価を行った。結果を第1表
に示す。
【0023】実施例6 プロピレン−エチレンランダム共重合体(出光石油化学
社製,J−2021GR)45重量部、高密度ポリエチ
レン(出光石油化学社製,210JZ)30重量部、木
粉(レッテンマイヤー社製,リグノセルCB−120,
120メッシュ)25重量部、酸変性ポリプロピレン
(三洋化成社製,ユーメックス1010)2重量部及び
メタクリル酸共重合体(日本油脂社製,ファルパックM
S−301P,Mn=100,000)1重量部を用い、
実施例1と同様にして成形品を製造し、同様の評価を行
った。結果を第1表に示す。 実施例7 プロピレン−エチレンランダム共重合体(出光石油化学
社製,J−2021GR)15重量部、高密度ポリエチ
レン(出光石油化学社製,210JZ)10重量部、木
粉(レッテンマイヤー社製,リグノセルCB−120,
120メッシュ)75重量部、酸変性ポリプロピレン
(三洋化成社製,ユーメックス1010)2重量部及び
メタクリル酸共重合体(日本油脂社製,ファルパックM
S−301P,Mn=100,000)4重量部を用い、
実施例1と同様にして成形品を製造し、同様の評価を行
った。結果を第1表に示す。
【0024】比較例1 プロピレン−エチレンブロック共重合体(出光石油化学
社製,出光ポリプロE−250G)25重量部、高密度
ポリエチレン(出光石油化学社製,210JZ)20重
量部、木粉(レッテンマイヤー社製,リグノセルCB−
120,120メッシュ)55重量部及び酸変性ポリプ
ロピレン(三洋化成社製,ユーメックス1010)2重
量部を用い、実施例1と同様にして成形品を製造し、同
様の評価を行った。結果を第1表に示す。 比較例2 プロピレン−エチレンブロック共重合体(出光石油化学
社製,出光ポリプロE−250G)25重量部、高密度
ポリエチレン(出光石油化学社製,210JZ)20重
量部、木粉(レッテンマイヤー社製,リグノセルCB−
120,120メッシュ)55重量部、酸変性ポリプロ
ピレン(三洋化成社製,ユーメックス1010)2重量
部及びシラン系カップリング剤3重量部を用い、実施例
1と同様にして成形品を製造し、同様の評価を行った。
結果を第1表に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系樹脂組成物
は、押出成形性が良好で、かつ優れた表面外観を有する
成形品を得ることができるものであり、特に住宅部材や
建築材料等に好適に利用できるものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリオレフィン80〜20重量
    部、(B)セルロース系物質20〜80重量部、(C)
    (A)成分及び(B)成分の合計量100重量部に対し
    て変性ポリオレフィン0.5〜5重量部及び(D)(B)
    成分100重量部に対して、一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜10の炭化水素基を示す。mは
    100〜1,000の整数であり、nは100〜1,000
    の整数である。)で表されるメタクリル酸共重合体1〜
    20重量部を配合してなるポリオレフィン系樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 (A)ポリオレフィンが、230℃にお
    いて荷重21.2Nで測定したメルトフローレート(MF
    R)が0.01〜60g/10分であるブロックポリプロ
    ピレン又はランダムポリプロピレンである請求項1に記
    載のポリオレフィン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (A)ポリオレフィンが、230℃にお
    いて荷重21.2Nで測定したメルトフローレート(MF
    R)が0.01〜60g/10分であるブロックポリプロ
    ピレン又はランダムポリプロピレンと、190℃におい
    て荷重21.2Nで測定したメルトフローレート(MF
    R)が0.01〜30g/10分のポリエチレンの複合物
    である請求項1に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
JP2000344914A 2000-11-13 2000-11-13 ポリオレフィン系樹脂組成物 Pending JP2002146116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000344914A JP2002146116A (ja) 2000-11-13 2000-11-13 ポリオレフィン系樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000344914A JP2002146116A (ja) 2000-11-13 2000-11-13 ポリオレフィン系樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002146116A true JP2002146116A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18819039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000344914A Pending JP2002146116A (ja) 2000-11-13 2000-11-13 ポリオレフィン系樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002146116A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084698A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Daicel Polymer Ltd 熱可塑性樹脂成形体
WO2014133019A1 (ja) * 2013-02-26 2014-09-04 王子ホールディングス株式会社 セルロース及び分散剤を含む組成物
WO2015152189A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 大日精化工業株式会社 易分散性セルロース組成物の製造方法、易分散性セルロース組成物、セルロース分散樹脂組成物及びセルロース用の水系の分散処理剤の製造方法
WO2015152188A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 大日精化工業株式会社 セルロース用高分子分散剤、該高分子分散剤含有の水系分散処理剤、易分散性セルロース組成物、セルロース分散樹脂組成物、及び、セルロース分散用分散剤含有樹脂組成物
JP2017218595A (ja) * 2017-07-26 2017-12-14 国立大学法人京都大学 セルロース及び分散剤を含む組成物
WO2020235310A1 (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 星光Pmc株式会社 樹脂組成物の製造方法及び樹脂組成物

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084698A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Daicel Polymer Ltd 熱可塑性樹脂成形体
CN105026477A (zh) * 2013-02-26 2015-11-04 Dic株式会社 包含纤维素和分散剂的组合物
WO2014133019A1 (ja) * 2013-02-26 2014-09-04 王子ホールディングス株式会社 セルロース及び分散剤を含む組成物
JP2014162880A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Kyoto Univ セルロース及び分散剤を含む組成物
CN106164154A (zh) * 2014-03-31 2016-11-23 大日精化工业株式会社 纤维素用高分子分散剂、含有该高分子分散剂的水系分散处理剂、易分散性纤维素组合物、纤维素分散树脂组合物以及含有用于分散纤维素的分散剂的树脂组合物
JPWO2015152188A1 (ja) * 2014-03-31 2017-04-13 大日精化工業株式会社 セルロース用高分子分散剤の製造方法、セルロース用高分子分散剤、高分子分散剤含有の水系分散処理剤、易分散性セルロース組成物、セルロース分散樹脂組成物、セルロース分散用分散剤含有の樹脂組成物、及び、水系分散処理剤含有の樹脂組成物
JP5825653B1 (ja) * 2014-03-31 2015-12-02 大日精化工業株式会社 易分散性セルロース組成物の製造方法、及びセルロース用の水系の分散処理剤の製造方法
JP5904520B2 (ja) * 2014-03-31 2016-04-13 大日精化工業株式会社 セルロース用高分子分散剤の製造方法、セルロース用高分子分散剤、高分子分散剤含有の水系分散処理剤、易分散性セルロース組成物、セルロース分散樹脂組成物、セルロース分散用分散剤含有の樹脂組成物、及び、水系分散処理剤含有の樹脂組成物
JP2016104865A (ja) * 2014-03-31 2016-06-09 大日精化工業株式会社 セルロース分散用分散剤含有の樹脂組成物及びセルロース用高分子分散剤
CN106164155A (zh) * 2014-03-31 2016-11-23 大日精化工业株式会社 易分散性纤维素组合物的制造方法、易分散性纤维素组合物、纤维素分散树脂组合物和纤维素用水系分散处理剂的制造方法
WO2015152189A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 大日精化工業株式会社 易分散性セルロース組成物の製造方法、易分散性セルロース組成物、セルロース分散樹脂組成物及びセルロース用の水系の分散処理剤の製造方法
WO2015152188A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 大日精化工業株式会社 セルロース用高分子分散剤、該高分子分散剤含有の水系分散処理剤、易分散性セルロース組成物、セルロース分散樹脂組成物、及び、セルロース分散用分散剤含有樹脂組成物
US10081001B2 (en) 2014-03-31 2018-09-25 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Polymer dispersant for cellulose, aqueous dispersion treatment agent containing same, readily dispersible cellulose composition, cellulose dispersion resin composition, and dispersant-containing resin composition for cellulose dispersion
US10077357B2 (en) 2014-03-31 2018-09-18 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Production method for readily dispersible cellulose composition, readily dispersible cellulose composition, cellulose dispersion resin composition, and production method for water-based dispersant for cellulose
JP2017218595A (ja) * 2017-07-26 2017-12-14 国立大学法人京都大学 セルロース及び分散剤を含む組成物
WO2020235310A1 (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 星光Pmc株式会社 樹脂組成物の製造方法及び樹脂組成物
JPWO2020235310A1 (ja) * 2019-05-21 2021-12-23 星光Pmc株式会社 樹脂組成物の製造方法及び樹脂組成物
CN113840864A (zh) * 2019-05-21 2021-12-24 星光Pmc株式会社 树脂组合物的制造方法及树脂组合物
JP7031089B2 (ja) 2019-05-21 2022-03-08 星光Pmc株式会社 樹脂組成物の製造方法及び樹脂組成物
CN113840864B (zh) * 2019-05-21 2024-03-12 星光Pmc株式会社 树脂组合物的制造方法及树脂组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050222303A1 (en) Compositions and methods for producing highly filled materials
KR100387649B1 (ko) 폴리프로필렌 수지조성물
CA2651485A1 (en) Compatibilized polymer processing additives
JPH11511768A (ja) 改良された表面硬度と引掻抵抗とを有するポリオレフィンアロイ及びその製造方法
EP1939246B1 (en) Polyolefin composition comprising silicon-containing filler
JP2002146116A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JP2006056971A (ja) プロピレン系樹脂組成物の製造方法、プロピレン系樹脂組成物、およびそれからなる射出成形体
JPH08283475A (ja) ポリオレフィン−植物繊維系成形用組成物
JP4801830B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JP3678338B2 (ja) プロピレン系樹脂組成物
JPH03239754A (ja) 繊維強化樹脂組成物
JP3189477B2 (ja) ポリプロピレン樹脂成形品
JP2000327850A (ja) ポリオレフィン樹脂組成物
JPH10298364A (ja) 強化ポリオレフィン系樹脂組成物及びそれからなる成形品
JP3339086B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物及び樹脂成形品
KR100620356B1 (ko) 유동성, 강성 및 치수안정성이 우수한 폴리프로필렌 수지조성물
JP2004149565A (ja) マスターバッチ
JP3340771B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JPH0772237B2 (ja) ポリオレフイン組成物
JP3086357B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物
KR100513621B1 (ko) 폴리프로필렌 수지조성물
JP3356364B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JPH09183876A (ja) プロピレン系樹脂組成物
JPH04323244A (ja) 樹脂組成物
JP3135401B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物