JP2002143615A - 多孔質セラミックハニカム構造体 - Google Patents

多孔質セラミックハニカム構造体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失を少なくすると共に強度を確保し、
また排気ガス中の微粒子を高効率に捕集することのでき
るハニカム構造体を得る。 【解決手段】 セル開口部両端を交互に目封じして、排
気ガスをセル壁の細孔を通過させて隣接セルに流し、排
気ガスに含まれる微粒子をセル壁で捕集する、コーディ
エライト組成からなる多孔質ハニカム構造体であって、
セル壁の気孔率が60〜80%、平均細孔径が15〜2
5μmであって、細孔径20〜40μmの総細孔容積が
全細孔容積の25%以上とする。又は、更に単位体積あ
たりのフィルター表面積を7〜13cm2/cm3とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デイーゼ
ルエンジンから排出される排気ガス中の微粒子を捕集す
る、コーディエライト組成からなる多孔質ハニカム構造
体に関する。
【0002】
【従来技術】地域環境や地球環境の保全面から、自動車
などのエンジンから排出される排気ガスに含まれる有害
物質の削減が求められ、これに応えるため排気ガス浄化
用の触媒コンバータが用いられている。この触媒コンバ
ータのひとつにセラミックハニカム触媒コンバータがあ
る。また、最近はデイーゼルエンジンからの排気ガス中
に含まれる微粒子を捕集するために、コーディエライト
組成からなる多孔質セラミックハニカム構造体(以下、
「多孔質セラミックハニカム構造体」を略して「ハニカ
ム構造体」という)を用い、このハニカム構造体のセル
開口部の両端を交互に目封じした排気ガス浄化フィルタ
が使用されてきている。
【0003】図1はハニカム構造体の斜視図であり、図
2は、図1のハニカム構造体11を用いた排気ガス浄化
フィルタ10の一例の断面模式図である。図1及び図2
に示すように、通常、ハニカム構造体11は略円筒状
で、外周壁11aと、この外周壁11aの内周側に各々
直交するセル壁11bにより形成された無数のセル11
cを有し、セル11cの流入側11d、流出側11eの
端面を交互に封止材31a、31bで封止されている。
そして、ハニカム構造体11は、収納容器12内に収納
され、その外周壁11aが収納容器12と密着するべく
配置され、把持部材23a、23bにより、使用中に動
かないように端面で把持されている。
【0004】排気ガス浄化フィルタ10での排気浄化作
用は、以下の通り行われる。排気ガスは、ハニカム構造
体11の流入側11dで開口しているセル11cから流
入(10aで示す)し、セル壁11bに形成された細孔
を通過した後、流出側11eから排出(10bで示す)
される。そして、排気ガス中に含まれる微粒子などは、
セル壁11b内で連続する細孔から隣接セルに通過する
際に濾過され、捕集される。捕集される微粒子の量が多
くなると細孔が微粒子によって詰まり、エンジンに用い
た場合に背圧が増加する。このため、捕集された微粒子
が一定量を超えたときに微粒子を除去することによっ
て、背圧増加によるエンジンへの負荷増加を抑える必要
がある。微粒子は、固定炭素成分と有機溶剤に溶解可能
な可溶性有機成分の可燃性であるので、約650℃以上
の温度に加熱すれば燃焼する。そこで、電気ヒータ、バ
ーナ、熱風などの加熱手段を用いて微粒子を再燃焼させ
て、排気ガス浄化フィルタ10を再生している。
【0005】この排気ガス浄化フィルタ10には、使用
中に、排気ガスに含まれる微粒子を高効率で捕集するこ
と、圧力損失を低くしてエンジンへの負荷を少なくする
ことが要求されている。しかしながら、この捕集効率と
圧力損失は相反する関係にあり、捕集効率を高くしよう
とすると圧力損失が増大し、また圧力損失を低くする
と、捕集効率が悪化するようになる。このため、下記の
従来技術では、フィルタ中に存在する細孔を調整するこ
とにより、高捕集効率及び低圧力損失のフィルタを提供
することが開示されている。
【0006】特公昭61−54750号公報には、ハニ
カム構造体の気孔率と平行細孔径を制御することで高捕
集効率タイプから低捕集効率タイプまで適用できるとの
記載がある。そして、この特公昭61−54750号公
報での好適な具体例として、第20頁の図8の点1−5
−6−4を結ぶ境界内で限定される帯域内のオープンポ
ロシティ(気孔率)及び平均気孔寸法(平均細孔径)が
記載されている。ここで点1はオープンポロシティ5
8.5容量%、平均気孔直径1μm、点5はオープンポ
ロシティ39.5容量%、平均気孔直径15μm、点6
はオープンポロシティ62.0容量%、平均気孔直径1
5μm、点4はオープンポロシティ90.0容量%、平
均気孔直径1μmである。
【0007】また、特開平9−77573号公報には、
コーディエライトからなるハニカム構造体で、気孔率を
55〜80%好ましくは62〜75%、平均細孔径を2
5〜40μm、かつセル壁の細孔を5〜40μmの小孔
と40〜100μmの大孔とし、また小孔の数を大孔の
数の5〜40倍として、捕集率を高く、圧力損失を低く
できるとする記載がある。
【0008】一方、セル壁の側面及び細孔内に触媒を担
持することで、排気ガスに含まれる微粒子を捕集すると
共に有害物質を無害化することも行われてきている。例
えば、特開平9−158710号公報には、低熱膨張係
数のコーディエライト組成で、セル壁の側面及び細孔内
に高比表面積材料粒子を含むコーティング材料を付着し
ているハニカム構造体を用いたフィルタにおいて、高比
表面積材料を担持した後の、フィルタのセル壁の気孔率
を40〜65%、平均細孔径を5〜35μmとすること
で、フィルタになるべく多くの活性アルミナなどの高比
表面積材料粒子を担持すると共に、圧力損失を低くでき
るとする記載がある。
【0009】そして、特公平7−38930号公報に
は、多孔質セラミックフィルタを製造するに際し、コー
ジェライト化原料である、タルク粉末成分とシリカ粉末
成分の150μm以上の粒子が原料全体の3重量%以下
となるように、且つこれら両成分の45μm以下の粒子
が全体の25%となるように調整する技術が開示されて
いる。この技術によれば、10μmよりも小さな細孔
や、100μmよりも大きな細孔の形成を制御すること
ができ、10〜50μmの細孔を増大させることできる
ため、高捕集効率を維持したまま低圧損、捕集時間の長
いフィルタの製作が可能となり、その多孔質セラミック
フィルタは、気孔率が45〜60%、直径が100μm
以上の細孔容積は10%以下、かつ直径が10〜50μ
mの細孔容積は65%以上であるという記載がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のセラミックフィルタにおいては以下の問題がある。
即ち本発明者らが実際にやってみると、相反する特性で
ある、圧力損失と捕集効率、更には強度を両立させたフ
ィルタを提供することが困難であった。
【0011】前記特公昭61−54750号公報記載の
技術は、平均細孔径が小さく、気孔率との関係で排気ガ
ス通過時の圧力損失が大きくなり、また、微粒子の詰ま
りや触媒担持により細孔が塞がれて通気抵抗が大きくな
るという問題があった。
【0012】前記特開平9−77573号公報記載の技
術は、平均細孔径が25〜40μmと大きいため、より
微細な微粒子が透過してしまい、捕集効率が低下すると
いう問題があった。また、平均細孔径が大きいために、
機械的強度が低下し、組立時や使用時に破損し易いとい
う問題もあった。
【0013】一方、前記特開平9−158710号公報
記載の技術は、気孔率が40〜65%と小さく、細孔径
との関係で排気ガス通過時の圧力損失が大きくなり、ま
た、触媒を担持した場合に細孔が塞がれて圧力損失が大
きくなるという問題があった。
【0014】そして、特公平7−38930号公報の技
術は、気孔率が45〜60%と小さく、細孔径との関係
で排気ガス通過時の圧力損失が大きくなり、また、触媒
を担持した場合に細孔が塞がれて圧力損失が大きくなる
という問題があった。
【0015】以上述べたように従来技術では、フィルタ
の圧力損失、微粒子捕集効率、強度を満足させることは
難しく、特に気孔率を60%以上有するフィルタでは極
めて困難であった。従って、本発明の課題は、低圧力損
失を維持するとともに、気孔率が60%以上であって
も、排気ガス中の微粒子を高効率に捕集することがで
き、さらには組立て時或いは使用時に破損しない高強度
のハニカム構造体を得ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フィルタ
中に存在する細孔の大きさについて検討を行い、細孔径
20〜40μmの細孔容積が圧力損失、捕集効率、強度
を両立させるために有効に作用することを見出し本発明
に想到した。
【0017】すなわち、本発明は、セル開口部両端を交
互に目封じして、排気ガスをセル壁の細孔を通過させて
隣接セルに流し、排気ガスに含まれる微粒子をセル壁で
捕集する、コーディエライト組成からなる多孔質ハニカ
ム構造体であって、前記セル壁の気孔率が60〜80
%、平均細孔径が15〜25μmであって、細孔径20
〜40μmの総細孔容積が全細孔容積の25%以上であ
ることを特徴とする多孔質セラミックハニカムである。
そして、前記多孔質セラミックハニカム構造体におい
て、単位体積あたりのフィルター表面積が7〜13cm
2/cm3であることが好ましい。
【0018】次に、本発明の構成の理由を説明する。 (気孔率)本発明の多孔質セラミックハニカム構造体
は、セル壁の気孔率が60〜80%、平均細孔径15〜
25μmに加え、細孔径20〜40μmの総細孔容積が
全細孔容積の25%以上としているため、気孔率が60
〜80%と高いにも拘わらず、低圧力損失を維持しつ
つ、高捕集効率、高強度のハニカム構造体が得られるの
である。ここで、セル壁の気孔率が60%未満である
と、細孔径との関係で排気ガス通過時の圧力損失が大き
くなり、また触媒を担持した場合その担持量が少なくな
る。一方、気孔率が80%を超えると、強度が低下する
のと同時に微粒子の捕集効率が低下する。従って、気孔
率は60〜80%とする。好ましくは、気孔率は60〜
70%である。
【0019】(平均細孔径)平均細孔径が15μm未満
では、気孔率との関係で排気ガス通過時の圧力損失が大
きくなり、また微粒子の詰まりや触媒担持により塞がれ
て通気抵抗が大きくなる。一方、平均細孔径が25μm
を超えると、強度が低下するのとより微細な微粒子が透
過して捕集効率が低下する。
【0020】(細孔容積)圧力損失を小さくするには細
孔径20μm以上の細孔を多くするのが良く、一方、4
0μmを超える細孔は破壊の起点となって強度が低下す
る場合となることと、微粒子の捕集率を低下させる。こ
のため、細孔径20〜40μmの総細孔容積が全細孔容
積の25%以上が必要である。なお、気孔率、平均細孔
径、細孔径は、水銀圧入式ポロシメータを用いて測定す
る。
【0021】(単位体積あたりのフィルター表面積)フ
ィルター表面積とは、セル壁の表面積をいう。ハニカム
構造体において単位体積あたりのフィルター表面積が7
cm2/cm3未満の場合は、圧力損失が大きくなり、1
3cm2/cm3を超えるとセル密度が高くなることで、
排気ガスが隣接セルに通過する際の通気抵抗が大きくな
り、かえって圧力損失が大きくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を詳細に
説明する。図1及び図2に示すハニカム構造体11を以
下のようにして作製した。 (原料粉末の調整)カオリン、タルク、シリカ、水酸化
アルミ、アルミナなどの粉末を調整して、化学組成が質
量比で、SiO2 :48〜52%、Al23:33〜3
7%、MgO:12〜15%、CaO:0〜0.05
%、Na2O :0〜0.05%、K2O :0〜0.05
%、TiO2 :0〜1.0%、Fe23:0〜1.0
%、PbO:0〜0.1%、P25:0〜0.2%を含
むコーディエライト質セラミックの原料粉末とした。
【0023】(成形助剤及び造孔剤の添加と、坏土の精
製)次に、このコーディエライト質セラミックの原料粉
末に対し、成形助剤としてメチルセルロースとヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、造孔剤として、グラファ
イト、小麦粉、でん粉などの量を変えて添加し、乾式で
十分混合した。次いで、規定量の水を注入して更に十分
な混練を行い、押出成形可能な坏土を作製した。
【0024】(押出成形)次に、この坏土を公知の押出
成形法により、外周壁とセル壁とが一体に形成された、
直径143.8mm×長さ152.4mmのハニカム構
造を有する成形体を成形した。なお、金型の寸法を変更
して各種単位体積あたりのフィルター表面積を有する成
形体が得られるようにした。
【0025】(焼成)次に、このハニカム構造を有する
成形体を、バッチ式焼成炉を用いて最高温度1405℃
で焼成を行った。得られた焼成体のセル壁厚は0.12
〜0.60mm、セル密度75〜400cpsiであっ
た。
【0026】(目封じ)次に、このハニカム構造体11
の排気ガス流入側11dのセルを一個おきに目封じし、
排気ガス流出側11eでは流入側11dで目封じしてな
いセルについてのみ目封じする。目封じ材はコーディエ
ライト、アルミナ、ジルコニアなど、1000℃以上の
耐熱性のあるセラミック材料であれば良く、またセラミ
ック製の接着剤でもよい。そして、収納容器12内に収
納することで、圧力損失が少ないと共に強度が確保さ
れ、排気ガス中の微粒子を高効率に捕集し、又は更に、
エンジン始動直後から浄化機能を高めることのできる、
排気ガス浄化フィルタ10となる。
【0027】そして、目封じして得られたハニカム構造
体11について、セル壁11bの気孔率(%)、平均細
孔径(μm)、細孔径20〜40μmの総細孔容積と全
細孔容積の比(%)、単位体積あたりのフィルター表面
積(cm2/cm3)をについて測定した。尚、単位体積
あたりのフィルター表面積は、セル壁厚とセルピッチを
測定して算出した。その結果を、表1に気孔率(%)の
小さい順に示す。ここで、気孔率、平均細孔径、細孔径
の測定には、Micromeritics社製のオートポアIII941
0を使用し、水銀圧入法で測定した。
【0028】 (表1) No. 区分 気孔率 平均細孔径 細孔径20〜40μmの総細孔 フィルター表面積 (%) (μm) 容積と全細孔容積の比(%) (cm2/cm3) 01 比較例 1 54.5 7.7 4.1 5.9 02 比較例 2 56.7 13.1 18.6 13.5 03 比較例 3 56.8 14.9 22.5 6.5 04 発明例 1 60.8 19.8 49.6 6.8 05 比較例 4 64.0 11.2 15.4 5.7 06 比較例 5 64.3 11.7 10.1 6.1 07 発明例 2 66.0 17.0 30.6 8.0 08 比較例 6 66.2 14.5 26.6 13.5 09 比較例 7 66.6 12.0 9.4 5.7 10 発明例 3 66.6 19.5 26.4 10.8 11 発明例 4 67.2 16.0 27.3 7.8 12 発明例 5 67.2 21.8 42.0 8.3 13 比較例 8 70.0 13.4 11.4 6.5 14 比較例 9 70.2 27.0 44.8 8.3 15 発明例 6 70.4 18.8 45.7 14.0 16 比較例10 74.8 13.7 17.0 6.0 17 発明例 7 78.9 17.3 31.7 11.0 18 比較例11 82.8 13.7 17.0 6.0
【0029】次に、圧力損失試験装置(図示せず)で、
ハニカム構造体11に、(a)空気流量7.5Nm3
minとしたときの、流入側11dと流出側11eの差
圧、(b)粒径0.042μmのカーボン粉を3g/h
で2時間投入した後の流入側11dと流出側11eの差
圧、(c)触媒を担持した後に、7.5Nm3/min
のときの流入側11dと流出側11eの差圧を測定し
た。そして、圧力損失(mmAq)を、流入側11dと
流出側11eの差圧により求めた。なお、圧力損失の評
価は、(a)ハニカム構造体11単独(次の表2では
「担体」として示す)については、230mmAq未満
を優として(◎)、230〜250mmAqを良として
(○)、250mmAqを超えるものをNGとして
(×)で、(b)カーボン粉については、380mmA
q未満を優として(◎)、380〜400mmAqを良
として(○)、400mmAqを超えるものをNGとし
て(×)で、(c)触媒については、280mmAq未
満を優として(◎)、280〜300mmAqを良とし
て(○)、300mmAqを超えるものをNGとして
(×)で行った。また、粒径0.042μmのカーボン
粉を3g/hで2時間投入した後の捕集率(%)を測定
した。更に、(社)自動車技術会 自動車規格(JAS
O)M505−87に基づき、ハニカム構造体11につ
いて、A軸の圧縮破壊強度(MPa)をそれぞれ測定し
た。その結果を表2に示す。
【0030】 (表2) No. 区分 圧力損失の評価 捕集率 A軸圧縮破壊強度 (a)担体 (b)カーホ゛ン粉 (c)触媒 (%) (MPa) 01 比較例 1 × × × 100 8.8 02 比較例 2 ○ × × 100 7.0 03 比較例 3 ○ × ○ 98 6.6 04 発明例 1 ◎ ○ ○ 97 5.0 05 比較例 4 × × × 100 6.2 06 比較例 5 × × × 100 5.6 07 発明例 2 ◎ ◎ ◎ 99 3.5 08 比較例 6 ◎ × ○ 97 5.4 09 比較例 7 × × × 100 6.5 10 発明例 3 ◎ ◎ ◎ 97 4.2 11 発明例 4 ◎ ◎ ◎ 100 4.0 12 発明例 5 ◎ ◎ ◎ 96 3.0 13 比較例 8 ○ × ○ 100 1.8 14 比較例 9 ◎ ◎ ◎ 92 0.8 15 発明例 6 ◎ ◎ ○ 97 3.6 16 比較例10 ○ × ○ 98 1.4 17 発明例 7 ◎ ◎ ◎ 98 2.8 18 比較例11 ○ × ○ 97 0.5
【0031】表2から、発明例1〜7は、20〜40μ
mの総細孔容積が全細孔容積の25%以上、平均細孔径
が15〜25μmとしていることから、気孔率を60〜
80%と大きくしているにも拘わらず、(a)ハニカム
構造体11単独、(b)カーボン粉投入、(c)触媒担
持後、何れも圧力損失が少ない。また、発明例1〜7
は、カーボン粉の捕集率が高く、A軸圧縮破壊強度も確
保されている。特に、単位体積あたりのフィルター表面
積を7〜13cm2/cm3とすることで圧力損失をより
少なくすることができる。一方、比較例1〜11は、
(a)ハニカム構造体11単独、(b)カーボン粉投
入、(c)触媒担持後、の圧力損失、又は、カーボン粉
の捕集率、A軸圧縮破壊強度の何れかにおいても十分で
なく、問題が残されている。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明のとおり、本発明のハニ
カム構造体によれば、気孔率が大きいにも拘わらず、低
圧力損失を維持しつつ、強度を確保し、また排気ガス中
の微粒子を高効率に捕集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハニカム構造体の斜視図である。
【図2】図1のハニカム構造体を用いた排気ガス浄化フ
ィルタ10の一例の断面模式図である。
【符号の説明】
11:ハニカム構造体 11a:外周壁 11b:セル壁 11c:セル 11d:流入側 11e:流出側 12:収納容器 23a、23b:把持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G090 AA02 4D019 AA01 BA05 BA06 BA07 BB06 BD01 CA01 CB04 CB06 4D058 JA38 JB06 JB21 KA11 SA08 4G069 AA01 AA12 BA13A BA13B EA19 EA25 EC01X EC01Y EC13X EC13Y EC14X EC18X EC18Y

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セル開口部両端を交互に目封じして、排
    気ガスをセル壁の細孔を通過させて隣接セルに流し、排
    気ガスに含まれる微粒子をセル壁で捕集する、コーディ
    エライト組成からなる多孔質ハニカム構造体であって、
    セル壁の気孔率が60〜80%、平均細孔径が15〜2
    5μmで、細孔径20〜40μmの総細孔容積が全細孔
    容積の25%以上であることを特徴とする多孔質セラミ
    ックハニカム構造体。
  2. 【請求項2】 単位体積あたりのフィルター表面積が7
    〜13cm2/cm3であることを特徴とする請求項1に
    記載の多孔質セラミックハニカム構造体。
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