JP7289813B2 - セラミックス多孔体及びその製造方法、並びに集塵用フィルタ - Google Patents
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また、特許文献2には、単位体積当たりの、細孔径15μm以下の細孔容積及び細孔径40μm以上の細孔容積がそれぞれ0.7cc/cc以下であるセラミックス多孔体が提案されている。
また、本発明は、耐久性に優れると共に、排ガス浄化性能が高い集塵用フィルタを提供することを目的とする。
骨材、結合材、焼成助剤、造孔剤及びバインダを含む坏土を成形して成形体を得る工程と、前記成形体を焼成する工程とを含み、
前記骨材は、体積基準による累積粒度分布において、50%粒径D50が15~30μmであり、且つ(90%粒径D90-10%粒径D10)/50%粒径D50が1.0以下であり、
前記焼成助剤の配合量が、前記骨材及び前記結合材の合計100質量部に対して1.0~4.0質量部である、セラミックス多孔体の製造方法である。
また、本発明によれば、耐久性に優れると共に排ガス浄化性能が高い集塵用フィルタを提供することができる。
図1は、本実施の形態のセラミックス多孔体のSEM写真である。
図1に示されるように、本実施の形態のセラミックス多孔体は、骨材及び結合材を含む骨格部と、骨格部の間に形成され且つ流体が流通可能な細孔部とを備える。
ここで、細孔部の細孔径及び細孔容積率は、セラミックス多孔体の耐久性や排ガス浄化性能などの様々な特性と関係しており、細孔径が小さな細孔の細孔容積率を高くすると、耐久性が向上する一方、NOxなどの有害物質の浄化性能が低下するという傾向がある。特に、従来は、細孔径15μm以下の小さな細孔は、排ガスが流れにくく、有害物質の浄化性能の向上にほとんど寄与しないため、細孔径15μm以下の小さな細孔の細孔容積率が低いことが望ましいと考えられていた。
しかしながら、本発明者らの研究の結果、細孔径10~15μmの細孔は、有害物質の浄化性能に対する影響が大きく、その細孔容積率を制御することが有害物質の浄化性能の向上に有効であることがわかった。
ここで、本明細書において「細孔径」とは、JIS R1655:2003に準拠し、水銀圧入法によって求めた細孔分布における細孔径を意味する。
ここで、本明細書において「平均粒径」は、レーザー回折・散乱法によって求めた累積粒度分布(体積基準)における積算値50%での粒径を意味する。
なお、炭化珪素は、骨材としても用いられるが、一緒に使用される骨材の種類や焼成温度によっては結合材としても機能する。例えば、骨材である炭化珪素と共に、Si及びCを含む有機物を原料として用いた場合、当該有機物が約1800℃で反応焼結することで生成した炭化珪素が結合材として機能する。
焼成助剤としては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。焼成助剤は、アルカリ土類金属元素を含む化合物を一般に含有する。アルカリ土類金属元素を含む化合物の例としては、カルシウム、マグネシウム又はストロンチウムのフッ化物、炭化物、塩化物、珪化物、炭酸塩、水酸化物、酸化物、無機酸塩、有機酸塩などが挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、焼成助剤は、焼成助剤の融点を制御する観点から、アルカリ土類金属元素以外の元素を含む化合物をさらに含有してもよい。
ここで、本明細書において「気孔率」とは、JIS R1655:2003に準拠し、水銀圧入法によって測定される気孔率を意味する。
この方法において、骨材は、体積基準による累積粒度分布において、50%粒径D50が15~30μm、好ましくは16~28μm、より好ましくは18~26μmである。また、骨材は、体積基準による累積粒度分布において、(90%粒径D90-10%粒径D10)/50%粒径D50が1.0以下、好ましくは0.8以下である。このような粒度分布を有する骨材を原料として用いることにより、有害物質の浄化性能の向上にほとんど寄与しない細孔径が10μm未満の細孔、及び耐久性やPMの捕集性能を低下させる恐れがある40μm超過の細孔を低減することができるため、所望の細孔構造を有するセラミックス多孔体を得ることができる。
したがって、焼結助剤の配合割合は、耐久性を高めつつ所望の細孔構造を得る観点から、骨材及び結合材の合計100質量部に対して1.0~4.0質量部、好ましくは1.8~3.2質量部とする。
坏土中のバインダの配合量は、種類に応じて適宜設定すればよく特に限定されないが、骨材及び結合材の合計100質量部に対して、好ましくは3~17質量部、より好ましくは5~15質量部、さらに好ましくは7~13質量部である。
坏土の成形方法も同様に、特に限定されず、当該技術分野において公知の方法、例えば押出成形によって行うことができる。
成形体は、成形体中に含まれる有機バインダを除去(脱脂)するために、焼成の前に仮焼してもよい。仮焼は、金属珪素が溶融する温度よりも低い温度で行うことが好ましい。具体的には、150~700℃程度の所定の温度で一旦保持してもよく、また、所定温度域で昇温速度を50℃/時間以下に遅くして仮焼してもよい。
本実施の形態のセラミックス多孔体は、第1端面から第2端面まで貫通して流体の流路を形成する複数のセルが隔壁によって区画形成されたハニカム構造を有する。このようなハニカム構造を有するセラミックス多孔体では、隔壁がセラミックス多孔体に相当する。また、ハニカム構造を有するセラミックス多孔体において、「流体の流通方向と平行な方向」とは、セルが延びる方向に直交する方向のことを意味し、「流体の流通方向」とは、隔壁の厚み方向のことを意味する。
図2は、本実施の形態のセラミックス多孔体を模式的に示す斜視図である。また、図3は、本実施の形態のセラミックス多孔体のセルが延びる方向に平行な断面を模式的に示す断面図である。
図2及び3に示されるように、本実施の形態のセラミックス多孔体(以下、「ハニカム構造体100」という)は、複数個の柱状のハニカムセグメント17と、これら複数個のハニカムセグメント17の側面間に配置された接合層15とを備えている。このようなセグメント構造とすることにより、ハニカム構造体100を集塵用フィルタとして使用する際にハニカム構造体100が受ける応力を緩和させることができる。
隔壁1の厚さとしては、特に限定されないが、好ましくは100~500μm、より好ましくは150~450μm、さらに好ましくは125~400μmである。隔壁1の厚さを100μm以上とすることにより、隔壁1の強度が十分に確保され、ハニカム構造体100を缶体に収納する時にハニカム構造体100が破損し難くなる。また、隔壁1の厚さを500μm以下とすることにより、圧力損失が増大することを抑制することができる。
まず、ハニカム構造を有する柱状成形体(ハニカムセグメント17の形状に対応する成形体)に坏土を押出成形すること以外は実施の形態1と同様にしてハニカムセグメント17を作製する。押出成形は、所望のセル形状、隔壁厚さ、セル密度を有する口金を用いて行うことができる。このようにして得られた柱状成形体は、焼成前に乾燥させてもよい。乾燥方法としては、特に限定されず、熱風乾燥、マイクロ波乾燥、誘電乾燥、減圧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥などを用いることができる。これらの中でも、誘電乾燥、マイクロ波乾燥又は熱風乾燥を単独又は組み合せて行うことが好ましい。また、乾燥条件としては、特に限定されないが、乾燥温度30~150℃、乾燥時間1分~2時間とすることが好ましい。本明細書において「乾燥温度」とは、乾燥を行う雰囲気の温度のことを意味する。
接合材としては、特に限定されないが、例えば、セラミックス粉末、分散媒(例えば、水など)、及び必要に応じて、バインダ、解膠剤、発泡樹脂等の添加剤を混合することによって調製したものを用いることができる。セラミックスとしては、特に限定されないが、コージェライト、ムライト、ジルコン、チタン酸アルミニウム、炭化珪素、窒化珪素、ジルコニア、スピネル、インディアライト、サフィリン、コランダム、及びチタニアからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するセラミックスであることが好ましく、ハニカムセグメント17と同材質であることがより好ましい。バインダとしては、ポリビニルアルコールやメチルセルロース、CMC(カルボキシメチルセルロース)などを用いることができる。
表1に示す粒度分布を有する炭化珪素(骨材)、金属珪素(結合材)、表1に示す粒度分布を有する架橋澱粉(造孔剤)、炭酸ストロンチウム(焼成助剤)、水酸化アルミニウム(焼成助剤)、バインダ(ヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下、「HPMC」と略す)及びモンモリロナイト)を表1に示す割合で配合し、水を加えて混合した後、ニーダーで混練し、次に真空土練機で土練して坏土を得た。得られた坏土を、押出成形機にて、端面の一辺の長さ36mm、隔壁の厚さ300μm、セル密度46セル/cm2の四角柱状のハニカム形状に成形した。次に、得られた成形体をマイクロ波乾燥させた後、120℃で熱風乾燥させて乾燥体を得た。次に、得られたハニカム乾燥体について、所定のセルの一方の端部と、残余のセルの他方の端部とに目封止部を形成した。なお、所定のセルと残余のセルとは、交互に(互い違いに)並ぶようにして、両端面に、セルの開口部と目封止部とにより市松模様が形成されるようにした。目封止用の充填材には、ハニカム成形体と同様の材料を用いた。次に、得られた目封止ハニカム乾燥体を大気中、450℃で5時間脱脂した後、脱脂した乾燥体を、Ar雰囲気中、1430℃で2時間焼成してハニカムセグメントを得た。
使用する原料及び配合割合を表1に示す通りに変更したこと以外は実施例1と同様の条件でハニカム構造体を得た。なお、実施例5では、バインダとしてHPMC及びセピオライトを使用した。
(細孔容積率及び気孔率)
水銀ポロシメータ(マイクロメリティクス社製オートポアIV9500)を用いて、各細孔径を有する細孔の細孔容積を測定した。例えば、10~15μmの細孔径を有する細孔の細孔容積(mL/g)は、細孔径が15μmの積算細孔容積の値から、細孔径が10μmの積算細孔容積の値を減算することによって求めた。また、10~15μmの細孔径を有する細孔の細孔容積率は、全細孔容積に対する、10~15μmの細孔径を有する細孔の細孔容積の百分率として算出した。なお、全細孔容積(mL/g)とは、ハニカム構造体1gあたりの全細孔の容積を意味する。また、他の細孔径を有する細孔の細孔容積及び細孔容積率も上記と同様にして求めた。
気孔率は、全細孔容積(mL/g)及びハニカム構造体の真密度(g/mL)を用いて、下記式によって算出した。
気孔率=全細孔容積/(全細孔容積+1/ハニカム構造体の真密度)×100
ハニカム構造体の隔壁に、NOx選択還元用のSCR触媒(銅イオン交換ゼオライト触媒)100g/Lを担持させた。具体的には、前記SCR触媒のスラリーを収容した容器に、ハニカム構造体を一方の端面から浸漬させ、他方の端面からスラリーを吸引することによって隔壁にSCR触媒を担持させた。このハニカム構造体に、NOxを含む試験用ガスを流し、このハニカム構造体から排出されたガスのNOx量をガス分析計で分析することによってNOx浄化率を求めた。
このとき、ハニカム構造体に流入させる試験用ガスの温度は200℃とした。なお、試験用ガスは、ヒーターにより温度調整した。ヒーターは、赤外線イメージ炉(Infrared image furnace)を用いた。試験用ガスは、窒素に、二酸化炭素5体積%、酸素14体積%、一酸化窒素350ppm(体積基準)、アンモニア350ppm(体積基準)及び水10体積%を混合させたガスを用いた。この試験用ガスに関しては、水と、その他のガスを混合した混合ガスとを別々に準備しておき、試験を行う時に配管中でこれらを混合させて用いた。ガス分析計は、「HORIBA社製、MEXA9100EGR」を用いた。また、試験用ガスがセラミックス多孔体に流入するときの空間速度は、100,000(時間-1)とした。「NOx浄化率」は、試験用ガスのNOx量から、セラミックス多孔体から排出されたガスのNOx量を差し引いた値を、試験用ガスのNOx量で除算し、100倍した値(単位:%)である。
なお、この評価において、NOx浄化率が70%を超えたものを◎、NOx浄化率が60%超過70%以下であったものを〇、NOx浄化率が50%超過60%以下であったものを△、NOx浄化率が50%以下であったものを×と表す。また、NOx浄化率は、50%超過(評価結果が、△、〇及び◎)であれば実用上問題がないため、合格とする。
NOx浄化率の評価と同じ方法でSCR触媒を担持させたハニカム構造体を、排気量2.0リットルのディーゼルエンジンが搭載された乗用自動車の排ガスの排気管に取り付けた。この乗用自動車を用いて、EUDC(Extra Urban Driving Cycle)モードで3回走行した後、8時間以上ソーク(Soak:エンジン停止)してから、NEDC(New European Driving Cycle)モードで走行した。このNEDCモードで走行した際の、SCR触媒を担持させたハニカム構造体の排ガス出口(流出側)における粒子状物質(PM)の個数累計と、排ガス中の全PM個数とを基に、下記式によってPM捕集率を算出した。
PM捕集率[%]=(排ガス中の全PM個数-ハニカム構造体の排ガス出口(流出側)におけるPMの個数累計)/排ガス中の全PM個数×100
PM個数の測定は、欧州経済委員会における自動車基準調和世界フォーラムの排出ガスエネルギー専門家会議による粒子測定プログラム(略称「PMP」)によって提案された手法に従って行った。
なお、この評価において、PM捕集率が95%を超えたものを◎、PM捕集率が90%超過95%以下であったものを〇、PM捕集率が80%超過90%以下であったものを△、PM捕集率が80%以下であったものを×と表す。また、PM捕集率は、80%超過(評価結果が、△、〇及び◎)であれば、欧州EURO6規制値6.0×1011個/kmを満足することができ、実用上問題がないため、合格とする。
アイソスタティック強度の測定は、社団法人自動車技術会発行の自動車規格(JASO規格)のM505-87で規定されているアイソスタティック破壊強度試験に基づいて行った。アイソスタティック破壊強度試験は、ゴムの筒状容器に、ハニカム構造体を入れてアルミ製板で蓋をし、水中で等方加圧圧縮を行う試験である。すなわち、アイソスタティック破壊強度試験は、缶体に、ハニカム構造体が外周面把持される場合の圧縮負荷加重を模擬した試験である。このアイソスタティック破壊強度試験によって測定されるアイソスタティック強度は、ハニカム構造体が破壊したときの加圧圧力値(MPa)で示される。
なお、この評価において、アイソスタティック強度が2.0MPaを超えたものを◎、アイソスタティック強度が1.5MPa超過2.0MPa以下であったものを〇、アイソスタティック強度が1.0MPa超過1.5MPa以下であったものを△、アイソスタティック強度が1.0MPa以下であったものを×と表す。また、アイソスタティック強度は、1.0MPa超過(評価結果が、△、〇及び◎)であれば実用上問題がないため、合格とする。
ハニカム構造体にバーナーで加熱した空気を流すことで中心部分と外側部分との間に温度差をつくり、ハニカム構造体の耐熱衝撃性を評価する急速加熱試験(バーナースポーリング試験)によってクラック臨界温度(ハニカム構造体にクラックが発生しない最高温度)を求めた。試験温度(加熱した空気の温度)は、900℃、1000℃、1100℃として順次行った。そして、試験後のハニカム構造体のクラックの発生状況を観察した。評価基準は、試験温度1100℃でもクラックが発生しない場合を◎とし、試験温度1000℃ではクラックが発生しないが、試験温度1100℃ではクラックが発生した場合を〇とし、試験温度900℃ではクラックが発生しないが、試験温度1000℃ではクラックが発生した場合を△とし、試験温度900℃でクラックが発生した場合を×とした。また、クラック臨界温度は、900℃以上(評価結果が、△、〇及び◎)であれば実用上問題がないため、合格とする。
上記の各評価結果を表2に示す。
2 セル
2a 流入セル
2b 流出セル
8 目封止部
11 第1端面
12 第2端面
15 接合層
17 ハニカムセグメント
20 外周コート層
22 触媒
100 ハニカム構造体
Claims (9)
- 骨材及び結合材を含む骨格部と、前記骨格部の間に形成され且つ流体が流通可能な細孔部とを備え、
気孔率が55~68%であり、
前記細孔部は、細孔径10~15μmの細孔の細孔容積率が4~17%、細孔径40μm超過の細孔の細孔容積率が17%以下であり、
前記骨材が、炭化珪素、酸化チタン又はそれらの混合物である、セラミックス多孔体。 - 前記細孔部は、細孔径10μm未満の細孔の細孔容積率が9.5%以下である、請求項1に記載のセラミックス多孔体。
- 前記結合材が、金属珪素、酸化アルミニウム及びコージェライトからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載のセラミックス多孔体。
- 前記細孔部内に触媒が担持されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のセラミックス多孔体。
- 第1端面から第2端面まで貫通して前記流体の流路を形成する複数のセルが隔壁によって区画形成されたハニカム構造を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のセラミックス多孔体。
- 前記ハニカム構造は、前記第1端面における所定の前記セルの開口部、及び前記第2端面における残余の前記セルの開口部に設けられた目封止部を含む、請求項5に記載のセラミックス多孔体。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載のセラミックス多孔体の製造方法であって、
骨材、結合材、焼成助剤、造孔剤及びバインダを含む坏土を成形して成形体を得る工程と、
前記成形体を焼成する工程と
を含み、
前記骨材は、体積基準による累積粒度分布において、50%粒径D50が15~30μmであり、且つ(90%粒径D90-10%粒径D10)/50%粒径D50が1.0以下であり、
前記焼成助剤の配合量が、前記骨材及び前記結合材の合計100質量部に対して1.0~4.0質量部である、セラミックス多孔体の製造方法。 - 前記造孔剤は、体積基準による累積粒度分布において、50%粒径D50が25~45μmであり、且つ(90%粒径D90-10%粒径D10)/50%粒径D50が1.2以下である、請求項7に記載のセラミックス多孔体の製造方法。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載のセラミックス多孔体を有する集塵用フィルタ。
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