JP2002143541A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2002143541A JP2000347999A JP2000347999A JP2002143541A JP 2002143541 A JP2002143541 A JP 2002143541A JP 2000347999 A JP2000347999 A JP 2000347999A JP 2000347999 A JP2000347999 A JP 2000347999A JP 2002143541 A JP2002143541 A JP 2002143541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード等の記録媒体の新規な発行を無くすこ
とで、該記録媒体の補充作業を解消するとともに、該記
録媒体の発行コストの負担を不要とすることのできる遊
技用装置を提供すること。 【解決手段】 遊技機2に対応して設けられ、遊技に使
用可能な遊技用有価価値の大きさを特定可能な情報が記
録されたを受付け、該遊技用記録媒体の記録情報を少な
くとも読み取り、該情報から特定される大きさの遊技用
有価価値を遊技者が遊技に使用するための処理を行う遊
技用記録媒体処理装置3を少なくとも有する遊技用装置
であって、前記遊技用記録媒体処理装置3は、前記遊技
機2に対応して設けられた計数機4から該計数機4にお
いて計数された獲得遊技媒体数を特定可能な情報を入手
可能とされ、該情報に基づく獲得遊技媒体数を、受付け
ている遊技用記録媒体によって特定可能とするための獲
得遊技媒体数特定処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技機に対応し
て計数機が設けられ、遊技において獲得した獲得遊技媒
体を該計数機にて計数可能とされた遊技用装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ店等の遊技場において
は、遊技場内に複数の遊技機が設けられており、遊技客
が遊技により獲得したパチンコ玉等の獲得遊技媒体は、
該遊技媒体を貯留可能な貯留容器に貯留し、遊技終了時
等において遊技場の所定の位置に設けられた各遊技機に
共通の計数機に、前記貯留容器に貯留されている獲得遊
技媒体を投入して計数を行い、景品との交換がなされて
いる。
【0003】このため、遊技場内には前記貯留容器が遊
技者の周囲位置に山積されて遊技場のスペースが狭いも
のとなってしまい通行の邪魔となるばかりか、遊技者は
前記獲得遊技媒体が貯留された前記貯留容器を前記計数
機が設置されている遊技場の所定の位置に搬送しなけれ
ばならないという問題があり、該問題を解決する手法と
して近年においては、各遊技機毎に計数機を設けた装置
が実用化されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような各遊技機毎
に計数機を設けた装置においては、計数された獲得遊技
媒体の数を景品交換を実施する交換カウンタ等にて特定
できるようにするために、通常においては該獲得遊技媒
体数が記録されたカード等の記録媒体が発行され、該記
録媒体を交換カウンタ等に持参して景品との交換が為さ
れているが、これら記録媒体を発行する場合において
は、該記録媒体を適宜に補充する必要がありこれら補充
作業が煩雑であるばかりか、該記録媒体の発行には所定
のコストがかかることから、遊技場はこれらのコストを
負担しなければならないという問題があった。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、前記カード等の記録媒体の新規な発
行を無くすことで、該記録媒体の補充作業を解消すると
ともに、該記録媒体の発行コストの負担を不要とするこ
とのできる遊技用装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技用装置は、遊技機に対応して設け
られ、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを特定
可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、該遊
技用記録媒体の記録情報を少なくとも読み取り、該情報
から特定される大きさの遊技用有価価値を遊技者が遊技
に使用するための処理を行う遊技用記録媒体処理装置を
少なくとも有する遊技用装置であって、前記遊技用記録
媒体処理装置は、前記遊技機に対応して設けられた計数
機から該計数機において計数された獲得遊技媒体数を特
定可能な情報を入手可能とされ、該情報に基づく獲得遊
技媒体数を、前記受付けている遊技用記録媒体によって
特定可能とするための獲得遊技媒体数特定処理を行うこ
とを特徴としている。この特徴によれば、予め遊技者に
発行され、前記遊技用記録媒体処理装置にて受付けてい
る前記遊技用記録媒体を用いて、該遊技者が獲得した獲
得遊技媒体数を特定できるようになるため、従来のよう
に新規にカード等の記録媒体を発行する必要がなく、こ
れら記録媒体の補充作業を解消できるばかりか、該記録
媒体の発行コストの負担を不要とすることもできる。
【0007】本発明の遊技用装置は、遊技機に対応して
設けられ、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを
特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を受付け、
該遊技用記録媒体の記録情報を少なくとも読み取り、該
情報から特定される大きさの遊技用有価価値を遊技者が
遊技に使用するための処理を行う遊技用記録媒体処理装
置と、前記遊技機に対応して設けられた計数機と、を少
なくとも有する遊技用装置であって、前記遊技用記録媒
体処理装置は、前記計数機から該計数機において計数さ
れた獲得遊技媒体数を特定可能な情報を入手可能とさ
れ、該情報に基づく獲得遊技媒体数を、前記受付けてい
る遊技用記録媒体によって特定可能とするための獲得遊
技媒体数特定処理を行うことを特徴としている。この特
徴によれば、予め遊技者に発行され、前記遊技用記録媒
体処理装置にて受付けている前記遊技用記録媒体を用い
て、該遊技者が獲得した獲得遊技媒体数を特定できるよ
うになるため、従来のように新規にカード等の記録媒体
を発行する必要がなく、これら記録媒体の補充作業を解
消できるばかりか、該記録媒体の発行コストの負担を不
要とすることもできる。
【0008】本発明の遊技用装置は、前記獲得遊技媒体
数特定処理が、獲得遊技媒体数情報を、前記受付けてい
る遊技用記録媒体に記録する処理であることが好まし
い。このようにすれば、これら獲得遊技媒体数を登録・
管理する管理コンピュータ等の管理装置を必要とするこ
となく、簡便に獲得遊技媒体数を特定できるようにな
る。
【0009】本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒
体処理装置とデータ通信可能に接続された管理装置を有
するとともに、前記獲得遊技媒体数特定処理が、前記受
付けている遊技用記録媒体を特定可能な情報と前記計数
機にて計数された獲得遊技媒体数とを対応付けて前記管
理装置に登録する処理であることが好ましい。このよう
にすれば、前記管理装置において、獲得遊技媒体数が前
記遊技用記録媒体処理装置にて受付けている前記遊技用
記録媒体を特定可能な情報に対応付けて登録・管理され
ることから、前記獲得遊技媒体数を改ざんする不正を行
い難くすることができ、セキュリティ性を高めることが
可能となるとともに、例えば前記遊技用記録媒体に前記
獲得遊技媒体数情報を記録する処理を併用することで、
該遊技用記録媒体に記録された獲得遊技媒体数情報と、
前記管理装置に登録されている登録情報より特定される
獲得遊技媒体数と、を比較することが可能となり、前記
遊技用記録媒体の記録情報の書き換え等による不正を確
実に検出することができる。
【0010】本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒
体処理装置と前記管理装置とのデータ通信が不能となっ
た場合、該通信不能状態を報知する報知手段を具備する
ことが好ましい。このようにすれば、データ通信の不能
状態を係員等が認知できるようになる。
【0011】本発明の遊技用装置は、前記獲得遊技媒体
数特定処理の実施を遊技者より受付ける操作部を具備
し、該操作部が操作された際においてのみ前記獲得遊技
媒体数特定処理を行うことが好ましい。このようにすれ
ば、前記操作部を設けることで、該操作部が操作された
際のみに前記獲得遊技媒体数特定処理を実施すれば良く
なることから、不必要に前記獲得遊技媒体数特定処理が
実施されることを回避できる。
【0012】本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒
体処理装置は、前記受付けている前記遊技用記録媒体に
て特定される遊技用有価価値の大きさが「0」となった
場合において、新たな遊技用記録媒体を受付けるまでの
間、該受付け中の遊技用記録媒体を内部に貯留すること
が好ましい。このようにすれば、遊技用有価価値の大き
さが「0」となった遊技用記録媒体が排出或いは回収さ
れて前記獲得遊技媒体数特定処理ができなくなってしま
うことを回避できる。
【0013】本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒
体処理装置は、前記貯留が解除された遊技用記録媒体を
回収する回収手段を具備することが好ましい。このよう
にすれば、前記貯留中において新たな遊技用記録媒体を
受付けた際に、該貯留中の遊技用記録媒体を排出するこ
となく、新たな遊技用記録媒体の受付けを実施できるよ
うになる。
【0014】本発明の遊技用装置は、既に前記獲得遊技
媒体数特定処理が実施された遊技用記録媒体に対しても
前記獲得遊技媒体数特定処理を実施可能とされているこ
とが好ましい。このようにすれば、遊技用記録媒体にて
特定される遊技用有価価値の大きさが残存する状態に
て、例えば異なる遊技機にて遊技媒体を獲得しても、こ
れら獲得遊技媒体数を同一の遊技用記録媒体にて特定す
ることができる。
【0015】本発明の遊技用装置は、前記獲得遊技媒体
数特定処理の履歴を特定可能とされていることが好まし
い。このようにすれば、前記獲得遊技媒体数特定処理の
履歴を把握できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技
機として遊技媒体であるパチンコ玉が払い出される通常
のパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ
玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、遊技媒
体としてコインを使用するスロットマシン、更には完全
クレジット式のスロットマシン等の遊技機においても適
用可能である。
【0017】(実施例)図1は、本実施例に用いた遊技
島1を示す外観斜視図であり、該遊技島1は、ユニット
構成とされた筐体内部に遊技機としてのパチンコ機2を
稼動させるのに必要なパチンコ玉の揚送装置26や研磨
装置41等(図3参照)の装置が全て収容されるととも
に、その前後面(後面は図示せず)に所定の台数(本実
施例では4台)のパチンコ機2及び該パチンコ機2に1
対1に設けられ、本発明の遊技用装置を構成する遊技用
記録媒体処理装置としてのカードユニット3とが搭載さ
れた遊技島台1’が横長状に複数連結された構成とされ
ている。
【0018】この遊技島台1’は、図2に示すように、
該遊技島台1’の下部を覆う腰板5と、該腰板5上に並
設される前記パチンコ機2及び該パチンコ機2に1対1
とされて隣接して設けられる前記カードユニット3と、
遊技島台1’の各パチンコ機2の上部を覆う幕板6a、
ランプ板6bと、該ランプ板6bに個々のパチンコ機2
に1対1とされ呼出ボタン22を備えた呼び出しランプ
8と、から主に構成され、前記パチンコ機2の下部位置
には、各パチンコ機2毎に本発明の遊技用装置を構成す
る計数機としての計数装置4が設けられている。
【0019】この計数装置4は、該計数装置4の一部を
構成する玉受皿35が、前記各パチンコ機2の余剰玉貯
留部である余剰玉受皿204に設けられた排出口(図示
せず)を下から覆うように固設され、遊技により獲得さ
れたパチンコ玉は、前記余剰玉受皿204より玉受皿3
5に適宜投入され、スライドレバー34を操作すること
で計数装置4により計数された後、遊技島台1’内部の
下方に設けられた回収桶部40(図3参照)にパチンコ
玉が回収されるようになっている。また前記スライドレ
バー34の側部位置には、該計数装置4において一度計
数して回収されたパチンコ玉を返却させる際に操作され
る返却ボタン12が設けられている。
【0020】前記幕板6a、6bは、本実施例において
は前方に開放可能に設けられており、幕板を開放するこ
とにより、図3に示すように、該遊技島台1’内の上部
位置に設けられた供給樋36に連結されて各カードユニ
ット3に玉を供給する供給管29や各パチンコ機2に玉
を供給する供給管30の内部において発生する玉詰まり
や各電設部等のメンテナンスを外部より容易に行えるよ
うになっている。
【0021】また、前記ランプ板6bとパチンコ機2と
の間を被覆する電設パネル7には、前記計数装置4によ
り計数された獲得玉数の合計が表示される7セグメンン
トLED表示パネル38が設けられている。
【0022】また、本実施例の遊技島台1’の下部位置
には、図3に示すように、回収樋部40に連接されて、
揚送モータ25によりパチンコ玉を揚送樋27を通じて
前記供給樋36に揚送する揚送装置26が設けられてい
るとともに、この供給樋36に至る経路中にはパチンコ
玉の研磨を行う研磨装置41が設けられていて、該遊技
島台1’内においてパチンコ玉が循環使用されるように
なっている。
【0023】また、前記遊技島台1’の内部には各カー
ドユニット3に対応して回収手段としてのカード貯留部
9が設けられており、これらカードユニット3より回収
されたICカード37が貯留されるようになっている。
【0024】また、前記回収樋部40の下方空間には、
図4に示すように、これら遊技島台1’の各部に接続さ
れて遊技島台1’全体の制御を行うコントロールユニッ
ト42が配設されている。
【0025】これら各遊技島台1’毎に設けられたコン
トロールユニット42は、遊技島台1’を構成する各部
との信号やデータのやり取りを行う入出力部や各部の状
況データや前記計数装置において計数された計数玉数等
を記憶するためのメモリや所定の制御プログラムを実行
して制御処理を行うCPU(中央演算処理装置)等を内
在しており、該コントロールユニット42は、各部の制
御を実施するようになっている。
【0026】また、前記コントロールユニット42は、
図4に示すように、通信ユニット45に接続されてお
り、該通信ユニット45を介して遊技島台1’に搭載さ
れた各カードユニット3とのデータの送受が実施される
ようになっているとともに、該通信ユニット45は、通
信ケーブルを介して遊技場の所定箇所に設置された本発
明の遊技用装置を構成する管理装置としての管理コンピ
ュータ50と接続されており、遊技島台1’に搭載され
る前記各カードユニット3と前記管理コンピュータ50
とのデータの送受が該通信ユニット45を介して実施さ
れるようになっている。
【0027】また、前記コントロールユニット42に
は、図4に示すように、前記揚送装置26や研磨装置4
1が接続されて、その動作が適宜に制御されるようにな
っている。
【0028】また、前記コントロールユニット42は、
前記計数装置4において計数した計数玉数がメモリに記
憶され、逐次最新の計数玉数に更新されるようになって
おり、該メモリに記憶された計数玉数は、前記7セグメ
ンントLED表示パネル38の表示動作を制御する表示
ドライバ43に出力され、該出力に基づき前記計数装置
4による計数玉数が該7セグメンントLED表示パネル
38に表示されるようになっている。
【0029】また、前記コントロールユニット42は、
これら計数装置4による計数玉数がメモリに記憶されて
いる場合において、対応する返却ボタン12が操作され
ると、該記憶されている計数玉数より所定数の減算処理
が実施されるとともに、所定の払出要求が前記通信ユニ
ット45を介して対応するカードユニット3に出力され
るようになっており、該払出要求を検出したカードユニ
ット3においては、後述の玉払出ユニット315による
所定数のパチンコ玉の払出が実施されるようになってい
る。
【0030】また、前記コントロールユニット42は、
前記カードユニット3からの要求に基づき前記メモリに
記憶されているその時点での計数玉数を対応するカード
ユニット3に出力する処理が実施されるようになってい
る。
【0031】次に、前記遊技島台1’に設置されるパチ
ンコ機2について説明すると、該パチンコ機2は、図5
に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を
有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球供給皿2
03がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、操
作部14が設けられているとともに、打球供給皿203
の下部には、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留
する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンド
ル(以下、操作ノブという)205とが設けられてい
る。
【0032】前記操作部14の上面には、図6に示すよ
うに、遊技者により前記カードユニット3に設けられた
後述するカード挿入口303に挿入された遊技用記録媒
体であるICカード37(図7、図10参照)より読み
出された度数を表示する度数表示部17と、遊技の開始
または前記打球供給皿に持玉が少なくなったか無くなっ
た際に押圧操作されて、前記度数表示部17に残度数が
存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出を実施する
貸出ボタン16と、遊技を終了する際に押圧操作される
ことにより、後述する精算処理が実施される操作部とし
ての精算ボタン15と、が設けられており、これら各部
は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実
装されている。
【0033】前記ガラス扉枠202の後方には、遊技盤
206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤2
06の前面には遊技領域207が設けられている。この
遊技領域207の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれ
る複数種類の識別情報が可変表示される可変表示部20
9と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可
変表示される可変表示器210とが設けられている。ま
た遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート
211、始動入賞口214、可変入賞級装置216が設
けられているとともに、遊技領域207の下部には、入
賞しなかった打玉を回収するアウト口226が形成され
ている。
【0034】前記打球操作ノブ205の操作によって揺
動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉
は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その
後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢い
が弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ
玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿20
4に環流されるようになっている。
【0035】また、前記遊技領域207に打ち込まれた
打玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示器21
0に停止表示されている普通図柄が可変開始するととも
に、打玉が始動入賞口214に入賞すると、可変表示部
209に表示される特別図柄がスクロールを始める。
【0036】可変表示器210の可変表示動作後の表示
結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)と
なった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片2
15が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態とな
る。
【0037】この始動入賞口214にパチンコ玉が入賞
すると、可変表示部209において全特別図柄が可変表
示(変動表示)を開始する。そして、その後、左,中,右
の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められ
た特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、
特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大
当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に
設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利
な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(た
とえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえ
ば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立す
ることにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第
2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装
置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域
(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッ
チにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待
って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返
し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回
数は例えば15回と定められている。
【0038】これらパチンコ機2の構成を図8に基づい
て説明すると、該パチンコ機2には、可変表示部209
の表示制御を行う表示制御基板280等が搭載された可
変表示制御ユニットと、図示しない玉タンクに供給され
たパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続
され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信
号並びにカードユニット3より入出力される各種信号に
基づきパチンコ玉の払出制御を行う払出制御用マイクロ
コンピュータ等が搭載された賞球制御基板237と、遊
技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235
と、スピーカから出力される音声制御を行うマイクロコ
ンピュータ等が搭載された音声制御基板270と、前記
操作ノブ205の操作に基づき打球供給皿に払い出され
たパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球発射装置
の制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載された発射
制御基板291と、これら各部の制御を実施する遊技制
御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板
231、が設けられており、これらは図8に示すように
接続されて、前述の打球供給皿203に払い出されたパ
チンコ玉を使用して遊技を実施可能とされている。
【0039】また、前記賞球制御基板237は、前記カ
ードユニット3のカードユニット制御基板(図示略)に
信号ケーブルを介して接続されており、後述の貸出完了
信号(EXS)やパチンコ機レディー信号(PRDY)
が前記カードユニット3に設けられた後述のマイクロプ
ロセッシングユニット(MPU)313に出力されるよ
うになっているとともに、前記カードユニット3のMP
U313より出力される後述のカードユニットレディー
信号(BRDY)や貸出要求完了確認信号(BRQ)が
入力されるようになっている。
【0040】また、前記操作基板18は、前述の賞球制
御基板の信号ケーブルとともにカードユニット3に接続
されており、前記貸出ボタン16が操作されて遊技者に
よる玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信
号や、精算ボタン15が操作されて遊技者による精算操
作がなされた場合に出力される精算入力信号が前記カー
ドユニット3のMPU313に出力されるようになって
いるとともに、該MPU313より出力される前記度数
表示部17の表示制御信号が入力されるようになってい
る。
【0041】次に、遊技用記録媒体処理装置としてのカ
ードユニット3を図7並びに図8に基づいて説明する
と、該カードユニット3の前面には、図7に示すよう
に、点灯によりカードユニット3の動作を報知する動作
ランプ301と、点滅点灯により前記管理コンピュータ
50との通信不能状態を報知する報知手段としての通信
不能ランプ302と、後述する玉払出ユニット315よ
り払い出されたパチンコ玉を前記パチンコ機2の打球供
給皿204内に排出させるための払出樋11と、前記I
Cカード37を挿入可能とされたカード挿入口303
と、該カード挿入口303に挿入されているICカード
37の排出を遊技者に報知するカードインジケータ30
4と、が設けられている。
【0042】このカードユニット3の構成を図8に基づ
いて説明すると、該カードユニット3は、前記動作ラン
プ301や、通信不能ランプ302や、カードインジケ
ータ304に加えて、前記遊技島台1’の供給管29よ
り供給されたパチンコ玉を貯留し、前記返却ボタン12
の操作によりコントロールユニット42から出力される
払出要求に基づき、所定個数のパチンコ玉の払出を実施
する玉払出ユニット315と、前記カード挿入口303
に連設され、挿入されるICカード37に記録されてい
る後述の識別情報(カードID)や度数の読み出し並び
に遊技により更新された新たな度数や後述の精算履歴等
の書き込みを行うICカードリーダライタ309と、時
刻情報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)3
14と、前記挿入されたICカード37から読み出し及
び書き込まれる情報を記憶するとともに、後述するMP
U313が実行する制御内容等が記述された制御プログ
ラムや各カードユニット3を個別に識別可能なユニット
IDが記憶された記憶部310と、前記パチンコ機2の
賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出
力が行われるI/Oポート311と、前記通信ユニット
45を介してコントロールユニット42や管理コンピュ
ータ50とのデータ通信を行うための通信部312と、
これら各部の制御や前記操作基板18に実装された度数
表示部17の制御等を行う前記MPU(マイクロプロセ
ッシングユニット)313と、を具備しており、これら
各部は図8に示すように接続されている。
【0043】このカードユニット3に設けられたICカ
ードリーダライタ309の構成は、図9に示すように、
その内部に、前記カード挿入口303からのICカード
37の挿入を検知する挿入センサ397や、前記カード
挿入口303から延設され、ICカード37がスライド
可能とされ、後部に設けられたカード排出口354に連
設されたガイドレール398と、該ガイドレール398
を挟むように配設されて該ICカード37の移動を、駆
動モータ386、393、394にて駆動回転されるこ
とにより実施する搬送ローラ387、388、395
と、前記搬送ローラ387、388の一方側に張架され
た搬送ベルト391と、から成る搬送機構や、該搬送さ
れるICカード37を待機位置(図中カード挿入口30
3とストップピン396’との間の位置)に停止させる
ストップピン396’の出没を行うソレノイド396、
通信位置(図中通信ヘッド390の上部位置)に停止さ
せるストップピン389’の出没を行うソレノイド38
9や、通信位置に停止されたICカード37への給電や
データ通信を行う通信ヘッド390や、前記の各部に接
続されてその制御を実施する制御基板392が設けられ
ており、挿入されているICカード37へのデータの読
み取り及び書き込みが非接触状態にて可能とされてい
る。
【0044】また、前記ICカード37より読み出され
た度数が「0(無価値)」となり、更に新規のICカー
ド37が挿入された場合には、前記ソレノイド389に
よりストップピン389’が上方に励磁された状態にて
ICカード37が搬送ベルト391並びに搬送ローラ3
87、388により付勢されて後方に向かって搬送さ
れ、これらICカード37がカード排出口354より前
記カード回収路10を介して前記カード貯留部9へ排出
されて回収されるようになっている。
【0045】このICカードリーダライタ309に挿入
されて使用される遊技用記録媒体としてのICカード3
7の構成は、図10に示すように所定厚みとされ、その
内部が凹状とされた樹脂製の基体381の該凹部外周所
定位置に、テ−プオ−トボンディング(TAB)実装に
よりその内部に不揮発性のメモリ(図示せず)を内蔵し
たICチップ(集積回路)382が実装されるととも
に、該ICチップ382から該基体381の外周に沿う
ように設けられたパターンコイル383を有するフレキ
シブルプリント基板384が内挿され、該凹部全面がト
ップフィルム385にて覆われた構成とされており、こ
れらICカード37は、前記ICカードリーダライタ3
09に挿入されることで、該リーダライタから出力され
る電磁波が前記パターンコイル383に誘導起電力を生
じさせて前記ICチップ382が動作可能に付勢される
とともに、該パターンコイル383を介して図9に示す
前記ICカードリーダライタ309との各種のデータ通
信を電磁波により非接触にて実施可能とされた非接触I
Cカードとされている。
【0046】また、これらICカード37におけるIC
チップ382のメモリには、各ICカード37に対して
個別に付与されたカードIDが予め書き換え不可に記録
されており、該カードIDを読み取ることで個々のIC
カード37が識別されるようになっているとともに、前
記ICカードリーダライタ309とのデータ通信によ
り、残存する度数や、後述の精算処理が実施された際の
精算玉数、精算処理が実施された時刻、精算処理が実施
されたカードユニット3のユニットIDからなる精算履
歴等の情報が書き換え可能に記録されるようになってい
る。
【0047】また、前記カードユニット3のMPU32
1は、前記管理コンピュータ50から後述の確認処理に
基づき出力される応答要求の検出状況に基づき、管理コ
ンピュータ50との接続状況を監視する処理を実施して
おり、該管理コンピュータ50から出力される応答要求
が所定期間以上検出されず、更にカードユニット3側か
らの応答要求に対しても管理コンピュータ50からの返
信情報が検出されない場合において、前記通信不能ラン
プ302を点滅点灯させ、前記管理コンピュータ50と
の通信エラーを報知するようになっている。
【0048】このように本実施例のカードユニット3に
おいては、前記通信不能ランプ302の点滅点灯により
管理コンピュータ50との通信エラーが報知されるよう
になっており、遊技場の係員等がこれら通信エラーの発
生を容易に認識することができ、通信エラーに基づくト
ラブルに対して迅速に対応できる。
【0049】また、前記カードユニット3においては、
ICカード37が挿入された際に、該ICカード37の
記録情報を読み取り、該読み取った情報を記憶部310
に記憶するとともに、前記記録情報のうち挿入されたI
Cカード37のカードIDと残存する度数とが使用許諾
要求とともに管理コンピュータ50に送信され、該管理
コンピュータ50からの使用許諾の受信に基づき、前記
記憶された度数を度数表示部17に表示させ、前記貸出
ボタン16の入力を有効とする受付処理が実施されるよ
うになっており、この時点にて前記記憶された度数を使
用して対応するパチンコ機2の遊技に使用されるパチン
コ玉の貸出を行う貸出処理が実施可能となる。
【0050】この貸出処理の制御状況を図11に基づき
説明すると、まず前記パチンコ機2の賞球制御基板23
7は、該パチンコ機2の玉タンクに玉が供給されてパチ
ンコ玉の払出が可能な状態であるとスタンバイ状態とな
り、前記PRDYをONとしてカードユニット3のMP
U313に出力する(S1)。
【0051】このようにPRDYが出力されている状態
において前記貸出ボタン16が操作されると、カードユ
ニット3のMPU313は、前記BRDYをONとして
前記賞球制御基板237に出力し(S2)、この状態に
おいて、更に前記BRQをONとして前記賞球制御基板
237に出力する(S3)。
【0052】次いで、前記賞球制御基板237は、前記
MPU313より出力されているBRDYを検出してい
る状態においてBRQを検出すると、前記EXSをON
としてMPU313に出力する(S4)。
【0053】該EXSを検出したMPU313は、前記
BRQの出力をOFFとし(S5)、該BRQのOFF
を検出した賞球制御基板237は、玉払出装置297に
玉払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当する玉
数(本実施例では25玉)の払出が実施されるととも
に、該払出の終了に基づき、前記EXSの出力をOFF
とする(S6)。
【0054】該EXSのOFFを検出したMPU313
は、前記カードユニット3のカード挿入口303に挿入
されているICカード37より読み出されて記憶部31
0に記憶されている度数から1度を減算するとともに、
前記度数表示部17に表示されている度数から1度を減
算して表示更新する。
【0055】MPU313は、これら(S3)〜(S
6)の信号制御並びに記憶部310や度数表示部17に
おける度数の減算更新制御を、1回の貸出ボタン16の
操作に基づいて貸し出される度数分繰返し実施し、これ
ら制御が終了した後、BRDYをOFFとして(S
7)、貸出処理を終了する。
【0056】このようにカードユニット3のMPU31
3からBRQが出力される回数に基づき、前記賞球制御
基板237は1度分に該当する数量(25玉)のパチン
コ玉の貸出を実施するようになっており、このようにし
て貸出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機
2における遊技を実施できるようになっている。
【0057】尚、本実施例においては、前記S6が終了
した段階で記憶部310の度数並びに度数表示部17の
度数から1度を減算するようにしているが、前記S3〜
S6の処理を貸し出される度数分(例えば5度分の貸出
であれば5回)繰返し実施した後、すなわち、貸し出さ
れる度数分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出さ
れた度数(例えば5度分の貸出であれば5度)を記憶部
310の度数並びに度数表示部17の度数から減算する
ようにしても良い。
【0058】次いで、これら各カードユニット3が遊技
島台1’のコントロールユニット42を介して接続され
た管理装置としての管理コンピュータ50について説明
すると、該管理コンピュータ50は、図12に示すよう
に、管理コンピュータ50内部にてデ−タの送受を行う
データバス51に、中央演算処理装置(CPU)52、
RAM53、表示装置54、キーボードやマウス等の入
力装置55、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記
憶装置56、前記遊技島台1’に搭載されたカードユニ
ット3や後述する景品交換端末60(図4参照)とのデ
−タ通信を行う通信インタ−フェィス57と、が接続さ
れた通常のコンピュ−タである。
【0059】また、前記記憶装置56には、該管理コン
ピュータ50の処理を実施する処理プログラムに加え
て、図13に示すように、各ICカード37を個別に識
別可能なカードIDに対応して、当該ICカード37に
残存する度数と、後述の精算処理が実施された際の精算
玉数、精算処理が実施された時刻、精算処理が実施され
たカードユニット3のユニットIDからなり各精算処理
毎に個別に登録される精算履歴と、当該ICカード37
に対応する精算履歴における精算玉数の合計値である合
計精算玉数と、が各々登録されるカード管理データベー
スが記憶されており、該カード管理データベースの登録
状況が表示装置54に表示されるようになっているとと
もに、前記各カードユニット3より出力される各種デー
タに基づいて該カード管理データベースの内容が逐次最
新の情報に更新されるようになっている。
【0060】このように本実施例では、管理コンピュー
タ50において精算履歴並びに該精算履歴における精算
玉数の合計値である合計精算玉数が前記各ICカード3
7を識別可能なカードIDに対応付けて登録・管理され
るようになっており、前記精算玉数を改ざんする不正を
行い難くすることができ、セキュリティ性を高めること
が可能となる。
【0061】また、管理コンピュータ50のCPU52
は、前記カードユニット3から出力された使用許諾要求
に基づき、該使用許諾要求とともに出力された度数を前
記カード管理データベースにおいて該当するカードID
に対応する度数と比較し、該比較が一致しなかった場合
には排出指示を返信し、前記比較が一致した場合には使
用許諾を返信するようになっている。
【0062】また、管理コンピュータ50のCPU52
は、前記カードユニット3に対して、該カードユニット
3の接続台数に応じて所定間隔毎に前記応答要求を出力
するようになっており、これら応答要求を受信したカー
ドユニット3から返信される返信情報の有無に基づい
て、これらカードユニット3との通信状況が正常である
か否かを確認する確認処理を実施するようになってお
り、該確認処理に基づきカードユニット3との通信エラ
ーを検出した場合には、該当するカードユニット3のユ
ニットID等のエラー状況を前記表示装置54に表示し
て、通信エラーを報知するようになっている。
【0063】以下、本実施例の遊技用記録媒体処理装置
であるカードユニット3の動作状況を図14〜図16の
フローに基づき説明する。
【0064】まず、カードユニット3の通常時における
動作状況(メインルーチン)を図14に基づき説明する
と、カードユニット3にICカード37が挿入されてい
ない状況において前記MPU313は、ICカード37
の挿入待ちの状態である(Sa1)。
【0065】この状態でICカード37が挿入される
と、該挿入されたICカード37が挿入センサ397に
より検出され、ICカードリーダライタ309内の通信
位置に取り込まれ、記録情報が読み出されて前述の受付
処理が実施される(Sa2)。
【0066】該受付処理において前記管理コンピュータ
50より使用許諾の返信を受信した場合には、貸出ボタ
ン16並びに精算ボタン15の入力待ちの状態となり
(Sa3、Sa6)、この状態にて貸出ボタン16が入
力された場合には前述の貸出処理を実施し(Sa4)、
該貸出処理の実施後において記憶部310に記憶されて
いる度数が残存するか否かを判断し(Sa5)、残存す
る度数がある場合には再びSa3、Sa6における貸出
ボタン16並びに精算ボタン15の入力待ちの状態とな
り、残存する度数がない場合には図15に示す回収処理
ルーチンへと移行する。
【0067】また、Sa3、Sa6における貸出ボタン
16並びに精算ボタン15の入力待ちの状態において精
算ボタン15が入力された場合には、図16に示す精算
処理ルーチンへと移行する。
【0068】次に前記カードユニット3における回収処
理(回収処理ルーチン)を図15に基づき説明すると、
メインルーチンにおけるSa5において残存する度数が
ない場合(「0」である場合)には、挿入されているI
Cカード37の回収が留保された状態となり(Sb
1)、その時点にて回収が留保されているICカード3
7における前記精算履歴の記録が存在するか否かを判断
し(Sb2)、該ICカード37に精算履歴の記録が存
在する場合には、該精算履歴を読み出して前記記憶部3
10に一時記憶し(Sb3)、精算ボタン15の入力ま
たは新たなICカード37の挿入待ちの状態となる(S
b4、Sb5)。
【0069】この状態にて精算ボタン15が入力された
場合には、図16に示す精算処理ルーチンへと移行し、
新たにICカード37が挿入された場合には、該挿入さ
れたICカード37をICカードリーダライタ309の
待機位置にて停止させ、前記回収留保を解除し(Sb
6)、通信位置における既存のICカード37をカード
回収路10へと排出してカード貯留部9に回収するとと
もに(Sb7)、待機位置における新たなICカード3
7を通信位置に移動し、該ICカード37の記録情報が
読み出されて前述した受付処理が実施される(Sb
8)。
【0070】該受付処理において管理コンピュータ50
より使用許諾を受信した場合には、新たに受付けたIC
カード37のカードIDと、前記記憶部310に一時記
憶された精算履歴とを登録要求とともに送信し、管理コ
ンピュータ50のカード管理データベースにおける当該
カードIDに対応付けて前記精算履歴並びに合計精算玉
数を登録させるとともに(Sb9)、前記一時記憶され
た精算履歴を新たに受付けたICカード37に記録して
(Sb10)、メインルーチンにおけるSa3、Sa6
の貸出ボタン16並びに精算ボタン15の入力待ちの状
態になる。
【0071】また、前記Sb2において該ICカード3
7に精算履歴の記録が存在しない場合には、精算ボタン
15の入力または新たなICカード37の挿入待ちの状
態となる(Sb11、Sb12)。
【0072】この状態にて精算ボタン15が入力された
場合には、図16に示す精算処理ルーチンへと移行し、
新たにICカード37が挿入されたされた場合には、該
挿入されたICカード37をICカードリーダライタ3
09の待機位置にて停止させ、前記回収留保を解除し
(Sb13)、通信位置における既存のICカード37
をカード回収路10へと排出してカード貯留部9に回収
するとともに(Sb14)、待機位置における新たなI
Cカード37を通信位置に移動し、該ICカード37の
記録情報が読み出されて前述した受付処理が実施され
(Sb15)、該受付処理において管理コンピュータ5
0より使用許諾を受信した場合には、メインルーチンに
おけるSa3、Sa6の貸出ボタン16並びに精算ボタ
ン15の入力待ちの状態になる。
【0073】このように本実施例では、受付けているI
Cカード37より読み出され、残存する度数が「0」と
なった場合において、新たなICカード37が挿入され
るまでの間、該受付け中のICカード37の回収を留保
するようになっており、該ICカード37が回収されて
しまい、遊技により獲得したパチンコ玉が存在するにも
関わらず、後述の精算処理ができなくなってしまう不都
合を回避できる。
【0074】また本実施例では、回収留保が解除された
ICカード37がカード回収路10に排出され、カード
貯留部9にて回収されるようになっており、留保中にお
いて新たにICカード37が挿入された場合において
も、該留保中のICカード37をカード挿入口303よ
り排出せずに新たなICカード37の受付けを実施でき
るようになっている。
【0075】次に前記カードユニット3における精算処
理(精算処理ルーチン)を図16に基づき説明すると、
メインルーチンにおけるSa3、Sa6の貸出ボタン1
6並びに精算ボタン15の入力待ちの状態や回収処理ル
ーチンにおけるSb4、Sb5並びにSb11、Sb1
2の精算ボタン15の入力または新たなICカード37
の挿入待ちの状態において精算ボタン15が入力された
場合には、その時点までに該カードユニット3に対応す
る計数装置4において計数された計数玉数を前記遊技島
台1’のコントロールユニット42より入手して、該入
手した計数玉数が存在するか否か(計数玉数が存在する
か「0」であるか)を判断する(Sc1)。
【0076】Sc1において計数玉数が存在する場合に
は、挿入されているICカード37のカードIDと、そ
の時点にて残存する度数と、前記入手した計数玉数(精
算玉数)、RTC314より入手したその時点の時刻、
記憶部310に記憶されているユニットIDからなる精
算履歴と、を登録更新要求とともに管理コンピュータ5
0に送信し、カード管理データベースにおける当該カー
ドIDの度数の更新並びに精算履歴の登録、合計精算玉
数の更新を実施させるとともに(Sc2)、その時点に
て残存する度数と管理コンピュータ50へ送信した精算
履歴と同一の精算履歴とを挿入されているICカード3
7に記録して(Sc3)、該ICカード37を返却し
(Sc4)、メインルーチンのSa1におけるICカー
ド37の挿入待ちの状態になる。
【0077】また、Sc1において計数玉数が「0」で
ある場合には、挿入されているICカード37のカード
IDと、その時点にて残存する度数と、を登録更新要求
とともに管理コンピュータ50に送信し、カード管理デ
ータベースにおける当該カードIDの度数の更新を実施
させるとともに(Sc5)、その時点にて残存する度数
を挿入されているICカード37に記録して(Sc
6)、該ICカード37を返却し(Sc4)、メインル
ーチンのSa1におけるICカード37の挿入待ちの状
態になる。
【0078】このように本実施例では、遊技者により精
算ボタン15が入力操作された際のみに前記精算処理を
実施するようになっていることから、不必要に精算処理
が実施されてしまうことを回避できるようになってい
る。
【0079】このように、これら精算処理において対応
する計数装置4において計数された計数玉数(精算玉
数)が存在する場合、すなわち対応するパチンコ機2に
て獲得された玉数が存在する場合には、返却されたIC
カード37に前記精算玉数を含む精算履歴が記録される
ようになっている。
【0080】また、該精算履歴が記録されたICカード
37において度数が残存する場合には、該ICカード3
7を、例えば所望する他のパチンコ機2に対応するカー
ドユニット3に挿入することで、前記残存する度数を使
用して前述の貸出処理が実施可能となり、該パチンコ機
2における遊技が実施可能となる。この際、遊技におい
て更にパチンコ玉を獲得し、前述の精算処理を実施した
場合においては、挿入されているICカード37におい
て、該ICカード37に記録されている既存の精算履歴
とは個別に新たな精算履歴が記録されるようになってい
る。
【0081】このように本実施例では、一度精算処理が
実施され、精算履歴が記録されたICカード37であっ
ても、残存する度数が記録されている場合には、該残存
する度数を用いて、例えば他のパチンコ機2における遊
技が実施できるようになっており、更に遊技においてパ
チンコ玉を獲得して精算処理が実施された場合には、既
存の精算履歴に加えて新たに精算履歴が記録されるた
め、これら複数回に亘る精算処理の実施に基づく精算玉
数を同一のICカード37の記録情報により特定するこ
とができるようになっている。
【0082】また、本実施例では、これら複数回に亘っ
て精算処理が実施された精算玉数が、精算履歴として精
算処理が実施された時刻並びに実施したカードユニット
3のユニットIDとともに、個別に記録されるようにな
っており、該ICカード37の記録情報を読み出すこと
で、当該ICカード37における精算処理の履歴を把握
することができるようになっている。
【0083】また、前記精算履歴が記録されたICカー
ド37は、遊技場の景品交換カウンタ等に設置され、管
理コンピュータ50に通信ケーブルを介して接続された
図4に示す景品交換端末60のICカードリーダライタ
61に挿入されることで、記録されている精算履歴と管
理コンピュータ50におけるカード管理データベースに
おいて該当する精算履歴との照合が実施され、照合結果
が一致した場合には、精算履歴における精算玉数の合計
値と景品との交換が実施される。
【0084】このように本実施例では、前記ICカード
37に記録された精算履歴における精算玉数の合計値と
の景品交換時において、該ICカード37に記録された
精算履歴と、管理コンピュータ50のカード管理データ
ベースにおいて登録されている精算履歴とを照合し、照
合結果が一致した場合において景品交換が実施できるよ
うになっており、前記ICカード37の記録情報の書き
換え等による不正を確実に検出することができる。
【0085】また、この景品交換においてICカード3
7に度数が残存する場合には、該ICカード37に記録
されている精算履歴と、管理コンピュータ50のカード
管理データベースにおいて該当する精算履歴と、が消去
されて、残存する度数のみが記録されたICカード37
が返却され、度数が残存しない場合には、前記ICカー
ド37が回収されることとなる。
【0086】以上説明したように本実施例においては、
前記カードユニット3にて受付けられているICカード
37に、遊技用有価価値である度数に加えて遊技者が獲
得した獲得遊技媒体数である精算玉数を含む精算履歴が
記録され、前記精算玉数を特定できるようになるため、
従来のように新規に精算用カード等を発行する必要がな
く、これら精算用カードの補充作業を解消できるばかり
か、該精算用カードの発行コストの負担を不要とするこ
ともできる。
【0087】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0088】本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機
2)に対応して設けられ、遊技に使用可能な遊技用有価
価値(度数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊
技用記録媒体(ICカード37)を受付け、該遊技用記
録媒体(ICカード37)の記録情報を少なくとも読み
取り、該情報から特定される大きさの遊技用有価価値
(度数)を遊技者が遊技に使用するための処理(貸出処
理)を行う遊技用記録媒体処理装置(カードユニット
3)を少なくとも有する遊技用装置であって、前記遊技
用記録媒体処理装置(カードユニット3)は、前記遊技
機(パチンコ機2)に対応して設けられた計数機(計数
装置4)から該計数機(計数装置4)において計数され
た獲得遊技媒体数(計数玉数)を特定可能な情報を入手
可能とされ、該情報に基づく獲得遊技媒体数(精算玉
数)を、前記受付けている遊技用記録媒体(ICカード
37)によって特定可能とするための獲得遊技媒体数特
定処理(精算処理)を行う。
【0089】本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機
2)に対応して設けられ、遊技に使用可能な遊技用有価
価値(度数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊
技用記録媒体(ICカード37)を受付け、該遊技用記
録媒体(ICカード37)の記録情報を少なくとも読み
取り、該情報から特定される大きさの遊技用有価価値
(度数)を遊技者が遊技に使用するための処理(貸出処
理)を行う遊技用記録媒体処理装置(カードユニット
3)と、前記遊技機(パチンコ機2)に対応して設けら
れた計数機(計数装置4)と、を少なくとも有する遊技
用装置であって、前記遊技用記録媒体処理装置(カード
ユニット3)は、前記計数機(計数装置4)から該計数
機(計数装置4)において計数された獲得遊技媒体数
(計数玉数)を特定可能な情報を入手可能とされ、該情
報に基づく獲得遊技媒体数(精算玉数)を、前記受付け
ている遊技用記録媒体(ICカード37)によって特定
可能とするための獲得遊技媒体数特定処理(精算処理)
を行う。
【0090】本発明の請求項3は、前記獲得遊技媒体数
特定処理が、獲得遊技媒体数情報(精算玉数)を、前記
受付けている遊技用記録媒体(ICカード37)に記録
する処理(精算処理)である。
【0091】本発明の請求項4は、前記遊技用記録媒体
処理装置(カードユニット3)とデータ通信可能に接続
された管理装置(管理コンピュータ50)を有するとと
もに、前記獲得遊技媒体数特定処理が、前記受付けてい
る遊技用記録媒体(ICカード37)を特定可能な情報
(カードID)と前記計数機(計数装置4)にて計数さ
れた獲得遊技媒体数(精算玉数)とを対応付けて前記管
理装置(管理コンピュータ50)に登録する処理(精算
処理)である。
【0092】本発明の請求項5は、前記遊技用記録媒体
処理装置(カードユニット3)と前記管理装置(管理コ
ンピュータ50)とのデータ通信が不能となった場合、
該通信不能状態を報知する報知手段(通信不能ランプ3
02)を具備する。
【0093】本発明の請求項6は、前記獲得遊技媒体数
特定処理(精算処理)の実施を遊技者より受付ける操作
部(精算ボタン15)を具備し、該操作部(精算ボタン
15)が操作された際においてのみ前記獲得遊技媒体数
特定処理(精算処理)を行う。
【0094】本発明の請求項7は、前記遊技用記録媒体
処理装置(カードユニット3)は、前記受付けている前
記遊技用記録媒体(ICカード37)にて特定される遊
技用有価価値(度数)の大きさが「0」となった場合に
おいて、新たな遊技用記録媒体(ICカード37)を受
付けるまでの間、該受付け中の遊技用記録媒体(ICカ
ード37)を内部に貯留する(回収を留保する)。
【0095】本発明の請求項8は、前記遊技用記録媒体
処理装置(カードユニット3)は、前記貯留(回収の留
保)が解除された遊技用記録媒体(ICカード37)を
回収する回収手段(カード貯留部9)を具備する。
【0096】本発明の請求項9は、既に前記獲得遊技媒
体数特定処理(精算処理)が実施された遊技用記録媒体
(ICカード37)に対しても前記獲得遊技媒体数特定
処理(精算処理)を実施可能とされている。
【0097】本発明の請求項10は、前記獲得遊技媒体
数特定処理(精算処理)の履歴(精算履歴)を特定可能
とされている。
【0098】尚、請求項における獲得遊技媒体数特定処
理は、本実施例において精算処理が該当する。
【0099】また、請求項における獲得遊技媒体数情報
は、本実施例においてICカード37に記録される前記
精算玉数が該当するが、この獲得遊技媒体数情報とは、
獲得遊技媒体数を示す情報であれば良く、例えば獲得遊
技媒体数を符号に置き換えた情報等としても良い。
【0100】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0101】例えば、前記実施例では、計数機としての
計数装置4が遊技島台1’に設置されたパチンコ機2の
下方に設けられているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、図17に示すように、計数機としての計数
装置4’を遊技島の内部に設け、前記対応するパチンコ
機2の余剰玉受皿204より排出されたパチンコ玉の玉
受皿35’からガイド樋33を介して供給されるパチン
コ玉数を、前記計数装置4’が計数玉数として計数する
ようにしても良い。
【0102】また前記実施例では、前記精算処理におい
て精算玉数を含む精算履歴がICカード37並びに管理
コンピュータ50におけるカード管理データベースの双
方において記録(登録)されるようになっているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、ICカード37
にはカードIDのみを記録しておき、前記精算処理にお
いて、精算履歴が前記カード管理データベースにのみ登
録されるようになっていても良い。
【0103】また、逆に前記精算処理において精算履歴
をICカード37のみに記録するようにしても良く、こ
のようにした場合には、これら精算履歴や該精算履歴に
含まれる精算玉数を登録・管理する管理コンピュータ5
0等の管理装置を設ける必要がなく、簡便に精算玉数や
精算履歴を特定できるようになる。
【0104】また前記実施例では、前記精算処理が精算
ボタン15の入力に基づいてのみ実施されるようになっ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前
記精算処理が所定条件の成立に基づいて実施されるよう
になっていれば良く、例えば所定時間毎に実施するよう
にしたり、前記計数装置4にパチンコ玉数が計数される
毎に逐次実施するようにしても良い。
【0105】また前記実施例では、前記精算処理を行う
際に操作される精算ボタン15がパチンコ機2の操作部
14に設けられているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、遊技者が操作可能に配置されていればその
配置位置は適宜変更可能であり、例えばカードユニット
3の前面や遊技島台1’の電設パネル7等に設けられて
いても良い。
【0106】また前記実施例では、カードユニット3に
おいて挿入されているICカード37に残存する度数が
「0」となり、該ICカード37が内部に留保されてい
る状態において、更に新規にICカード37が挿入され
た場合に、留保されているICカード37がカード貯留
部9に回収されるようになっているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、新規にICカード37を挿入
される場合には、一度留保されているICカード37を
カード挿入口303より排出(精算)させてから、新規
のICカード37を挿入するようにしても良い。
【0107】また、前記実施例では、同一のICカード
37に複数の精算履歴が記録されるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、前記精算
処理に基づき、1回分の精算履歴若しくは精算玉数のみ
を記録できるようにしたものであっても良い。
【0108】また前記実施例では、遊技用有価価値であ
る度数がICカード37並びに管理コンピュータ50に
おけるカード管理データベースの双方において記録(登
録)されるようになっているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、ICカード37にはカードIDのみ
を記録しておき、該カードIDに基づき管理コンピュー
タ50におけるカード管理データベースに登録された度
数を特定するようにしても良いし、管理コンピュータを
設けず、ICカード37にのみ度数を記録して特定でき
るようにしても良い。
【0109】また前記実施例では、遊技用記録媒体とし
て非接触型のICカード37を用いているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これを磁気カードや接
触型のICカードとしても良いし、更にはカードIDを
用いて記録情報を特定できる場合等には、記録媒体を特
定可能なカードID等の情報を少なくとも読み取り可能
に記録できるものであれば良く、例えばバーコード等の
所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントさ
れた記録媒体等であっても良い。
【0110】また前記実施例では、パチンコ機2やカー
ドユニット3が、ユニット構成とされた遊技島台1’に
設置されているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、少なくともこれらパチンコ機2並びにカードユニ
ット3に対応して該遊技機において獲得されたパチンコ
玉を計数可能な計数装置4が設けられ、該計数装置4に
より計数された情報がカードユニット3に出力できるよ
うになっていれば良く、例えば、これらパチンコ機2と
カードユニット3と計数装置4とを、通常の横長状とさ
れた遊技島に各々対応して設置するようにしても良い。
【0111】また、前記カードユニット3は、管理コン
ピュータ50やコントロールユニット42に対して、遊
技島台1’に設置された通信ユニット45を介して接続
されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、カードユニット3と管理コンピュータ50とまたは
コントロールユニット42が、前記コントロールユニッ
ト42を介さず直接接続されていても良い。
【0112】また前記実施例では、遊技機であるパチン
コ機2において使用される遊技用有価価値の形態として
度数を用いているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これら遊技用有価価値を遊技者が金銭的に把握
できるように金額と一致させるようにしても良いし、更
にはこれら遊技用有価価値を所定のポイントや相当する
パチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意
に選択すれば良い。
【0113】また前記実施例では、遊技機であるパチン
コ機2に使用される遊技媒体としてパチンコ玉を用いて
いるが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述す
る画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像
にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、こ
れら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、
本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限
定されるものではない。
【0114】また前記実施例においては、遊技機として
遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出される通常の
パチンコ機2を用いているが、本発明はこれら通常のパ
チンコ機のみならず、コインを用いて遊技を行うスロッ
トマシンや、パチンコ玉やコインが外部に排出されるこ
となく遊技可能な封入式のパチンコ機やスロットマシ
ン、さらにはこれら遊技媒体を用いずにデータ等により
遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表
示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示
される画像式のスロットマシンにも適用可能であること
はいうまでもなく、これら遊技機が限定されるものでは
ない。
【0115】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0116】(a)請求項1の発明によれば、予め遊技
者に発行され、前記遊技用記録媒体処理装置にて受付け
ている前記遊技用記録媒体を用いて、該遊技者が獲得し
た獲得遊技媒体数を特定できるようになるため、従来の
ように新規にカード等の記録媒体を発行する必要がな
く、これら記録媒体の補充作業を解消できるばかりか、
該記録媒体の発行コストの負担を不要とすることもでき
る。
【0117】(b)請求項2の発明によれば、予め遊技
者に発行され、前記遊技用記録媒体処理装置にて受付け
ている前記遊技用記録媒体を用いて、該遊技者が獲得し
た獲得遊技媒体数を特定できるようになるため、従来の
ように新規にカード等の記録媒体を発行する必要がな
く、これら記録媒体の補充作業を解消できるばかりか、
該記録媒体の発行コストの負担を不要とすることもでき
る。
【0118】(c)請求項3の発明によれば、これら獲
得遊技媒体数を登録・管理する管理コンピュータ等の管
理装置を必要とすることなく、簡便に獲得遊技媒体数を
特定できるようになる。
【0119】(d)請求項4の発明によれば、前記管理
装置において、獲得遊技媒体数が前記遊技用記録媒体処
理装置にて受付けている前記遊技用記録媒体を特定可能
な情報に対応付けて登録・管理されることから、前記獲
得遊技媒体数を改ざんする不正を行い難くすることがで
き、セキュリティ性を高めることが可能となるととも
に、例えば前記遊技用記録媒体に前記獲得遊技媒体数情
報を記録する処理を併用することで、該遊技用記録媒体
に記録された獲得遊技媒体数情報と、前記管理装置に登
録されている登録情報より特定される獲得遊技媒体数
と、を比較することが可能となり、前記遊技用記録媒体
の記録情報の書き換え等による不正を確実に検出するこ
とができる。
【0120】(e)請求項5の発明によれば、データ通
信の不能状態を係員等が認知できるようになる。
【0121】(f)請求項6の発明によれば、前記操作
部を設けることで、該操作部が操作された際のみに前記
獲得遊技媒体数特定処理を実施すれば良くなることか
ら、不必要に前記獲得遊技媒体数特定処理が実施される
ことを回避できる。
【0122】(g)請求項7の発明によれば、遊技用有
価価値の大きさが「0」となった遊技用記録媒体が排出
或いは回収されて前記獲得遊技媒体数特定処理ができな
くなってしまうことを回避できる。
【0123】(h)請求項8の発明によれば、前記貯留
中において新たな遊技用記録媒体を受付けた際に、該貯
留中の遊技用記録媒体を排出することなく、新たな遊技
用記録媒体の受付けを実施できるようになる。
【0124】(i)請求項9の発明によれば、遊技用記
録媒体にて特定される遊技用有価価値の大きさが残存す
る状態にて、例えば異なる遊技機にて遊技媒体を獲得し
ても、これら獲得遊技媒体数を同一の遊技用記録媒体に
て特定することができる。
【0125】(j)請求項10の発明によれば、前記獲
得遊技媒体数特定処理の履歴を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用装置が適用され
た遊技島を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例における遊技島を構成する遊技
島台を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例における遊技島台の内部構造を
示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例における遊技島台の構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明における実施例のパチンコ機の正面図で
ある。
【図6】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部の
上面図である。
【図7】本発明における実施例のカードユニットの前面
側の構成を示す一部破断斜視図である。
【図8】本発明の実施例におけるパチンコ機とカードユ
ニットの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例におけるカードユニットのIC
カードリーダライタの構成を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例において用いたICカードの
構成を示す一部破断上面図である。
【図11】本発明の実施例におけるパチンコ機の賞球制
御基板とカードユニットとから出力される各信号の出力
状況を示す図である。
【図12】本発明の実施例における管理コンピュータの
構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施例における管理コンピュータに
記憶されているカード管理データベースの登録状況を示
す図である。
【図14】本発明の実施例におけるカードユニットの動
作状況(メインルーチン)を示すフロー図である。
【図15】本発明の実施例におけるカードユニットの動
作状況(回収処理ルーチン)を示すフロー図である。
【図16】本発明の実施例におけるカードユニットの動
作状況(精算処理ルーチン)を示すフロー図である。
【図17】本発明の実施例における遊技用装置の変形例
が適用されたカードユニットとパチンコ機2の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 遊技島 1’ 遊技島台 2 パチンコ機(遊技機) 3 カードユニット(遊技用記録媒体処理装置) 4 計数装置(計数機) 4’ 計数装置(計数機) 5 腰板 6a 幕板 6b ランプ板 7 電設パネル 8 呼出ランプ 9 カード貯留部(回収手段) 10 カード回収路 11 払出樋 12 返却ボタン 14 操作部 15 精算ボタン(操作部) 16 貸出ボタン 17 度数表示部 18 操作基板 22 呼出ボタン 25 揚送モータ 26 揚送装置 27 揚送樋 29 供給管 30 供給管 33 ガイド樋 34 スライドレバー 35 玉受皿 35’ 玉受皿 36 供給樋 37 ICカード(遊技用記録媒体) 38 表示パネル 40 回収樋部 41 研磨装置 42 コントロールユニット 43 表示ドライバ 45 通信ユニット 46 アウト玉計数機 48 供給玉計数機 50 管理コンピュータ(管理装置) 51 データバス 52 中央演算処理装置(CPU) 53 RAM 54 表示装置 55 入力装置 56 記憶装置 57 通信インターフェイス 60 景品交換端末 61 ICカードリーダライタ 202 ガラス扉枠 203 打球供給皿 204 余剰玉受皿 205 打球操作ハンドル(操作ノブ) 206 遊技盤 207 遊技領域 209 可変表示部 210 可変表示器 211 通過ゲート 214 始動入賞口 215 可動片 216 可変入賞球装置 220 開閉板 224 入賞口 226 アウト口 231 遊技制御基板 235 ランプ制御基板 237 賞球制御基板 270 音声制御基板 280 表示制御基板 291 発射制御基板 297 玉払出装置 301 動作ランプ 302 通信不能ランプ(報知手段) 303 カード挿入口 304 カードインジケータ 309 ICカードリーダライタ 310 記憶部 311 I/Oポート 312 通信部 313 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 314 リアルタイムクロック(RTC) 315 玉払出ユニット 354 カード回収口 381 基体 382 ICチップ 383 パターンコイル 384 基板 385 トップフィルム 386 駆動モータ 387 搬送ローラ 388 搬送ローラ 389 電磁ソレノイド 389’ ストップピン 390 通信ヘッド 391 搬送ベルト 392 制御基板 393 駆動モータ 394 駆動モータ 395 搬送ローラ 396 電磁ソレノイド 396’ ストップピン 397 挿入センサ 398 ガイドレール 13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に対応して設けられ、遊技に使用
    可能な遊技用有価価値の大きさを特定可能な情報が記録
    された遊技用記録媒体を受付け、該遊技用記録媒体の記
    録情報を少なくとも読み取り、該情報から特定される大
    きさの遊技用有価価値を遊技者が遊技に使用するための
    処理を行う遊技用記録媒体処理装置を少なくとも有する
    遊技用装置であって、前記遊技用記録媒体処理装置は、
    前記遊技機に対応して設けられた計数機から該計数機に
    おいて計数された獲得遊技媒体数を特定可能な情報を入
    手可能とされ、該情報に基づく獲得遊技媒体数を、前記
    受付けている遊技用記録媒体によって特定可能とするた
    めの獲得遊技媒体数特定処理を行うことを特徴とする遊
    技用装置。
  2. 【請求項2】 遊技機に対応して設けられ、遊技に使用
    可能な遊技用有価価値の大きさを特定可能な情報が記録
    された遊技用記録媒体を受付け、該遊技用記録媒体の記
    録情報を少なくとも読み取り、該情報から特定される大
    きさの遊技用有価価値を遊技者が遊技に使用するための
    処理を行う遊技用記録媒体処理装置と、前記遊技機に対
    応して設けられた計数機と、を少なくとも有する遊技用
    装置であって、前記遊技用記録媒体処理装置は、前記計
    数機から該計数機において計数された獲得遊技媒体数を
    特定可能な情報を入手可能とされ、該情報に基づく獲得
    遊技媒体数を、前記受付けている遊技用記録媒体によっ
    て特定可能とするための獲得遊技媒体数特定処理を行う
    ことを特徴とする遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記獲得遊技媒体数特定処理が、獲得遊
    技媒体数情報を、前記受付けている遊技用記録媒体に記
    録する処理である請求項1または2に記載の遊技用装
    置。
  4. 【請求項4】 前記遊技用記録媒体処理装置とデータ通
    信可能に接続された管理装置を有するとともに、前記獲
    得遊技媒体数特定処理が、前記受付けている遊技用記録
    媒体を特定可能な情報と前記計数機にて計数された獲得
    遊技媒体数とを対応付けて前記管理装置に登録する処理
    である請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記遊技用記録媒体処理装置と前記管理
    装置とのデータ通信が不能となった場合、該通信不能状
    態を報知する報知手段を具備する請求項4に記載の遊技
    用装置。
  6. 【請求項6】 前記獲得遊技媒体数特定処理の実施を遊
    技者より受付ける操作部を具備し、該操作部が操作され
    た際においてのみ前記獲得遊技媒体数特定処理を行う請
    求項1〜5のいずれかに記載の遊技用装置。
  7. 【請求項7】 前記遊技用記録媒体処理装置は、前記受
    付けている前記遊技用記録媒体にて特定される遊技用有
    価価値の大きさが「0」となった場合において、新たな
    遊技用記録媒体を受付けるまでの間、該受付け中の遊技
    用記録媒体を内部に貯留する請求項1〜6のいずれかに
    記載の遊技用装置。
  8. 【請求項8】 前記遊技用記録媒体処理装置は、前記貯
    留が解除された遊技用記録媒体を回収する回収手段を具
    備する請求項7に記載の遊技用装置。
  9. 【請求項9】 既に前記獲得遊技媒体数特定処理が実施
    された遊技用記録媒体に対しても前記獲得遊技媒体数特
    定処理を実施可能とされている請求項1〜8に記載の遊
    技用装置。
  10. 【請求項10】 前記獲得遊技媒体数特定処理の履歴を
    特定可能とされている請求項9に記載の遊技用装置。
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