JP2001300002A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2001300002A
JP2001300002A JP2000121322A JP2000121322A JP2001300002A JP 2001300002 A JP2001300002 A JP 2001300002A JP 2000121322 A JP2000121322 A JP 2000121322A JP 2000121322 A JP2000121322 A JP 2000121322A JP 2001300002 A JP2001300002 A JP 2001300002A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精算ボタン等の所定の遊技終了処理が実施さ
れる操作手段の誤操作により生じる遊技者の不利益の発
生を防止することのできる遊技用装置を提供すること。 【解決手段】 遊技者により操作可能とされた遊技終了
操作部と、前記遊技終了操作部の操作に基づき所定の遊
技終了処理を実施する終了処理手段(制御用制御マイク
ロコンピュータ55)と、を有し、前記遊技終了処理に
よりその遊技状態の初期化が実施される遊技機2を少な
くとも含む遊技用装置において、前記終了処理手段(制
御用制御マイクロコンピュータ55)の遊技終了処理に
おける前記遊技状態の初期化の実施を留保する留保手段
(制御用制御マイクロコンピュータ55)と、該留保手
段(制御用制御マイクロコンピュータ55)による留保
中における所定の操作に基づき前記遊技状態の初期化の
実施を解除する解除手段(制御用制御マイクロコンピュ
ータ55)と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場等の遊技
を実施可能な適宜な場所に設置される遊技機を含む遊技
用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技者の嗜好の多様性への対応や
遊技機の射幸性の向上等への対応のために、遊技場にお
いて使用されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機
は、マイコン等の搭載により前記嗜好の多様性や射幸性
の向上に対応する多くの機能を備えるようになってきて
いる。更には、遊技場における省力化や不正等の防止等
を目的として遊技機に計数機を備えたものや遊技媒体が
指触不可に遊技機内に封入された封入式遊技機が多く検
討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら前記した遊技機
では、高機能化された通常の遊技機の機能に加えて、計
数機に関する機能や精算等に関する機能が新たに加わる
ため、これらの機能を操作するための操作ボタンの数が
多くなってしまい、その操作が判り難いことから、遊技
者が誤って操作を実施してしまい、その誤操作された操
作ボタンが精算ボタン等の遊技終了に係わる操作ボタン
の場合には、不必要に遊技終了の処理が実施され、例え
ば遊技機が前記封入式遊技機等の場合には、遊技機にお
ける遊技状態に拘わらず遊技状態の初期化が実施されて
しまい、前記遊技状態が遊技者に有利となる遊技状態に
ある場合には、遊技者にとって不利益となってしまうと
いう問題があった。
【0004】よって、本発明は上記した背景や問題点に
着目してなされたもので、前記精算ボタン等の所定の遊
技終了処理が実施される操作手段の誤操作により生じる
遊技者の不利益の発生を防止することのできる遊技用装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、遊技者により操作可能とされた遊技終了操作部
と、前記遊技終了操作部の操作に基づき所定の遊技終了
処理を実施する終了処理手段と、を有し、前記遊技終了
処理によりその遊技状態の初期化が実施される遊技機を
少なくとも含む遊技用装置において、前記終了処理手段
の遊技終了処理における前記遊技状態の初期化の実施を
留保する留保手段と、該留保手段による留保中における
所定の操作に基づき前記遊技状態の初期化の実施を解除
する解除手段と、を具備することを特徴としている。こ
の特徴によれば、前記遊技終了操作部を誤って操作して
も、前記留保手段が遊技機における遊技状態の初期化を
留保するとともに、該遊技状態の初期化を解除可能な解
除手段を具備するため、遊技者は、前記留保中において
所定の操作を実施することで、前記誤操作に伴う遊技状
態の初期化を解除できる。
【0006】本発明の遊技用装置は、前記留保手段は、
前記留保を予め定められた所定長さの時間に亘って実施
することが好ましい。このようにすれば、所定時間が経
過すると、遊技状態の留保が終了することから、前記留
保中の遊技機の非稼働となる時間が継続することがな
い。
【0007】本発明の遊技用装置は、前記留保手段によ
り留保される所定長さの時間を設定可能な設定手段を具
備することが好ましい。このようにすれば、前記所定長
さの時間を、例えば遊技機の種別等に対応して適宜な長
さの時間に変更することができる。
【0008】本発明の遊技用装置は、前記遊技機に対応
して設けられ、遊技に使用可能な遊技用記録媒体の記録
内容を少なくとも読み取り可能とされた記録媒体処理手
段により、前記留保手段による留保終了以前に前記遊技
用記録媒体の返却が実施され、前記解除手段による解除
が実施される所定の操作は、前記返却された遊技用記録
媒体を再度記録媒体処理手段に読み取り可能に配置する
操作であることが好ましい。このようにすれば、前記誤
操作を実施した場合には、返却される遊技用記録媒体を
留保中において再配置するのみで、遊技状態の初期化の
実施を解除することができる。
【0009】本発明の遊技用装置は、前記留保手段は、
前記遊技機における遊技状態が遊技者にとって有利な遊
技状態である場合において前記遊技状態の留保を実施す
ることが好ましい。このようにすれば、遊技者に有利と
なる大当り遊技状態や確率変動遊技状態や時間短縮遊技
状態等が前記誤操作により初期化されてしまうことを、
回避可能となる。
【0010】本発明の遊技用装置は、遊技者により操作
可能とされた確認操作部を具備し、前記留保手段による
留保中において前記確認操作部が操作された場合には、
前記留保手段は留保を終了することが好ましい。このよ
うにすれば、前記確認操作部が操作されることで留保が
終了することから、前記留保中の遊技機の非稼働となる
時間の長さを短縮できるようになる。
【0011】本発明の遊技用装置は、前記留保中におい
て、終了処理の実施を遊技者に確認する確認メッセージ
を表示可能な表示手段を具備することが好ましい。この
ようにすれば、前記表示手段に確認メッセージを表示す
ることで、前記遊技終了操作部が操作されて遊技機の遊
技状態の初期化を含む所定の終了処理が実施されること
を、遊技者が事前に認知することが可能となり、更に
は、前記確認操作部を具備する場合においては、これら
確認操作部が操作されて留保時間が短縮される頻度を向
上することができる。
【0012】本発明の遊技用装置は、前記留保中におい
て、返却された遊技用記録媒体の再配置により前記遊技
状態の初期化の実施を解除可能であることを報知するメ
ッセージを表示可能な表示手段を具備することが好まし
い。このようにすれば、遊技者は、前記遊技状態の初期
化の実施の解除が遊技用記録媒体の再配置により可能で
あることを認識でき、これら解除に際しての遊技者の混
乱を回避できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。なお、以下の説明において、遊技機
として所定数の遊技媒体であるパチンコ玉が指触不可に
遊技機内に封入された封入式パチンコ機を用いた例を示
すが、本発明に係る遊技機はこれら封入式パチンコ機に
限定されるものではなく、パチンコ玉が外部に排出され
る通常のパチンコ機やパチンコ玉が画像により形成され
たパチンコ機であっても良いし、更には遊技媒体として
コインを用いるコイン遊技機やスロットマシン、更には
これらコインを用いずに遊技を実施可能なスロットマシ
ン等にも適用可能である。
【0014】(実施例1)図1は、本実施例1の遊技用
装置を備えた遊技島1を示す外観斜視図であり、図2
は、本実施例1の遊技用装置を示す正面図であり、図3
は、前記遊技用装置の裏面図であり、図4は、本実施例
1の遊技機であるパチンコ機2に設けられた操作部32
を示す上面図であり、図5は、該操作部32および表示
装置の内部構成を示す一部破断展開斜視図であり、図6
は本実施例1の遊技用装置の構成を示すブロック図であ
り、図7は、パチンコ機2の制御用基板におけるディッ
プスイッチの設定内容を示す図であり、図8は、本実施
例1において用いた管理コンピュータの構成を示すブロ
ック図であり、図9は、本実施例1において用いたIC
カードを示す一部破断正面図であり、図10は、本実施
例1の前記カ−ドユニット3に用いたICカードリーダ
ライタの構造を示す断面図である。
【0015】本実施例1における遊技用装置は、図1に
示すように、遊技場内に設置された遊技島1に所定の台
数が並設されて使用され、該遊技用装置は、遊技媒体で
あるパチンコ玉が封入された本発明の遊技機である封入
式パチンコ機2(以下パチンコ機2)と、該パチンコ機
2の側部位置に各パチンコ機2毎に1対1にて配置され
た本発明における記録媒体処理手段としてのカードユニ
ット3と、から構成されている。
【0016】本実施例1にて用いた前記パチンコ機2に
ついて図2及び図3に基づいて説明すると、該パチンコ
機2内部には、予め所定数量のパチンコ玉が指触不能に
封入されており、その前面には該パチンコ機2に突設す
る態様にて操作部32が設けられている。
【0017】この操作部32の上面には、図4に示すよ
うに、該操作部32の上面を覆う上面パネル104の開
口103に、平面ディスプレイである液晶(LCD)パ
ネル110が臨むように配置されて表示画面102が形
成されているとともに、該表示画面102の遊技者側の
外周部には、4つの入力ボタン101a〜dが設けられ
ており、該表示画面102には前記カードユニット3に
挿入されて使用されるICカード37より読み出された
カード残額データや景品持点、並びにその時点において
遊技者が獲得した遊技持点や、各操作案内や該パチンコ
機の遊技情報等の各種情報が表示されるとともに、該表
示画面102の遊技者側の外周表示領域には、図10
(a)等に示すように前記4つの入力ボタン101a〜
dにそれぞれに対応する入力メニューが、各入力ボタン
101a〜dに臨むそれぞれの位置に表示されるように
なっている。
【0018】この操作部32並びに本実施例1において
用いた前記LCDパネル110の構成について、図5に
基づいて説明すると、前記LCDパネル110は、表示
のX方向に透明電極が配列されたX側ガラス基板108
bと、表示のY方向に透明電極が配列されたY側ガラス
基板108aとを液晶部材を挟んで等間隔にて対向させ
て成るドットマトリックスLCDパネルとされており、
前記X側ガラス基板108bおよびY側ガラス基板10
8aには、後述する表示操作制御マイコン58の制御に
基づき各X側透明電極並びに各Y側透明電極への電圧印
加を行うLCDドライバ59がテープオートボンディン
グ(TAB)実装されたX側およびY側フレキシブルプ
リント基板109b、109aが接続されている。
【0019】また、該LCDパネル110の下部には、
ELバックライト111が配置され、接続端子部113
に所定の高周波電源を接続することにより、前記ELバ
ックライト111の両端部に形成された電極112間に
高周波が印加されてELバックライト111が面発光
し、前記LCDパネル110を下方より照光するように
なっており、前記LCDパネル110およびELバック
ライト111とは、該LCDパネル110の前面を覆う
透明保護部材としてのポリカーボネート板106に設け
られた係合突起107が前記ELバックライト111の
背面と係合することにより、LCDパネル110が挟持
された形にて一体化されており、このように係合突起1
07を外すことにより前記透明保護部材としてのポリカ
ーボネート板106が容易に着脱できるようになってい
る。
【0020】前記のように一体化された前記ポリカーボ
ネート板106、LCDパネル110およびELバック
ライト111とは、前記上面パネル104に設けられた
開口103に臨むように取付け治具(図示せず)により
上面パネル104に固定され、該開口103の遊技者側
外周部の上面パネル104には、前記入力ボタン101
a〜dが設けられて操作部32が形成されている。
【0021】このパチンコ機2に内部に内封されたパチ
ンコ玉は、打球操作ハンドル15を操作することによ
り、ハンマー28により1発ずつ遊技領域17内に打込
まれる。打込まれたパチンコ玉は発射玉検出器26によ
り1つずつ検出され、検出のある毎に図10(b)に示
すように前記表示画面102に表示された遊技持点が1
つずつ減算更新表示される。
【0022】また、発射勢いが弱すぎて遊技領域17に
まで到達しなかつたパチンコ玉はファール玉入口27よ
り回収され、遊技盤の裏面に設けられたファール玉検出
器38(図3参照)で検出される。これらファール玉が
検出されるごとに前記表示画面102に表示された遊技
持点が1つずつ加算更新表示される。これにより、遊技
者が打玉が遊技領域17にまで到達する機会を得ること
なく減算更新された持点を有効に再度使用することがで
きるようになっている。
【0023】これら遊技領域17内部に打ち込まれた打
玉が始動口19や通常入賞口20、20’、あるいは可
変入賞球装置16に入賞すれば、その入賞に応じて所定
数の得点が遊技者に付与される。該遊技者に付与された
得点は、前記表示画面102に表示された遊技持点に加
算更新表示される。また、いずれの入賞口にも入賞しな
かつたパチンコ玉はアウト口25より回収される。
【0024】前記通常入賞口20、20’や始動口1
9、あるいは可変入賞球装置16内に進入した入賞玉
は、遊技盤の裏面に導かれて入賞玉集合樋30に案内さ
れる。一方、前記アウト口25により回収されたアウト
玉は、アウト玉誘導樋36で誘導されて前記入賞玉検出
器31で検出された入賞玉と合流する。そして、アウト
玉および入賞玉は打込玉検出器33で検出された後、打
込玉集合樋34に案内される。また、前記ファール玉入
口27より回収されたファール玉は、ファール玉検出器
38で検出された後、前記打込玉集合樋34に案内され
る。
【0025】この打込玉集合樋34に案内されたパチン
コ玉は、その傾斜に沿って発射玉供給口39へ案内され
る。遊技者が前記打球操作ハンドル15を操作すれば打
球モータ29が駆動し、ハンマー28が間欠揺動され
る。ハンマー28の間欠揺動に伴って発射玉供給口39
に案内されたパチンコ玉が1発ずつ前記遊技領域17へ
弾発発射される。以上のようにして、パチンコ機2内に
封入されているパチンコ玉が繰返し循環して使用されて
いる。
【0026】また、遊技場の係員などが所定の玉抜きス
イッチ(図示省略)を操作すればソレノイド41が励磁
され、打込玉集合樋34の一部を形成している回動板4
0が所定角度回動し、玉抜き樋42と打込玉集合樋34
とを連通させる。これにより、打込玉検出器33で検出
された後、打込玉集合樋34を案内される封入玉は発射
玉供給口39へ誘導されることなく玉抜き樋42へ案内
され、該玉抜き樋42へ案内された封入玉はパチンコ機
2外部へ排出される。
【0027】また、図3において35は遊技用制御基板
であり各種遊技内容の制御、特には前記可変表示装置1
8における可変表示等の制御を行なう遊技用マイクロコ
ンピュータ56(図6参照)が設けられている。また、
43は制御用基板であり、持点の制御を行なうととも
に、後述のように遊技者が返却操作を行った際に所定の
処理を実施する本発明の終了処理手段及び留保手段及び
解除手段としての制御用マイクロコンピュータ55(図
6参照)が設けられ、該制御用基板43はコネクタ部4
4を介して前記カードユニット3に設けられたカードユ
ニット制御基板(図示略)と接続されている。
【0028】なお、図2において105はアナログ表示
部であり、前記表示画面102に表示された遊技持点の
大きさがランプの点灯量によりアナログ表示されるとと
もに、遊技用マイクロコンピュータ56から出力される
後述の大当り信号や確率変動信号や時間短縮信号の検出
に基づき点滅表示されるようになっている。また、14
は透明板保持枠であり、遊技領域17の前面を覆う透明
板を保持している。
【0029】この遊技領域17に打込まれた打玉が前記
始動口19に入賞すれば、可変表示装置18で図柄の可
変表示が開始される。そして、可変表示装置18の可変
表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば7
77)となればいわゆる大当りが発生し、大当り遊技状
態となる。大当りが発生すれば、ソレノイド21が励磁
されて可変入賞球装置16に設けられた開閉板24が解
放状態となり遊技者にとって有利な第1の状態となる。
この第1の状態はパチンコ玉の可変入賞球装置16への
所定個数(たとえば10個)の入賞、あるいは所定期間
(たとえば30秒間)の経過のうち、いずれか早い方の
条件が成立することにより終了して遊技者にとって不利
な第2の状態、すなわち、開閉板24が閉じた状態とな
る。
【0030】可変入賞球装置16が前記第1の状態とな
っている期問中に可変入賞球装置16内に進入したパチ
ンコ玉は、入賞個数検出器23あるいは特定入賞玉検出
器22により検出される。パチンコ玉が特定入賞玉検出
器22により検出されれば、その回の可変入賞球装置1
6の前記第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞
球装置16を前記第2の状態から前記第1の状態に制御
する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御
の上限回数はたとえば16回と定められており、該繰返
し継続制御の終了により大当り遊技状態が終了する。ま
た、これら大当り遊技状態の発生中においては大当り信
号が出力されるようになっている。
【0031】また、前記大当りの際の可変表示結果が特
定の表示態様となればいわゆる確率変動遊技状態または
時間短縮遊技状態となり、確率変動遊技または時間短縮
遊技に対応する表示結果となった際には、遊技用マイク
ロコンピュータ56により、前記した大当りの遊技状態
として前記繰返し継続制御が実施されるとともに、該繰
返し継続制御の終了後において、確率変動信号または時
間短縮信号が出力され、次回の大当りまで、または所定
のスタート回数に達するまで、大当りの確率が所定の高
確率へ変更される制御が実施され、始動ゲート19’を
パチンコ玉が通過することで抽選表示部18’の表示が
例えば「7」や「3」となった場合にソレノイド20a
が励磁されて通常入賞口20が所定時間拡大され、パチ
ンコ玉が入賞し易い状態が保持され、次回大当りが発生
し、大当り遊技状態となると、確率変動信号または時間
短縮信号に変えて大当り信号が出力されるようになり、
前記繰返し継続制御が実施されるようになる。
【0032】次いで、本実施例1の遊技用装置を構成す
る前記カードユニット3の前面には、図2に示すよう
に、点灯によりカードユニット3の動作を報知する動作
ランプ10と、硬貨投入口4と、前記硬貨投入口4およ
び後述する紙幣投入口7より投入される貨幣の合計金額
に基づく追加入金処理や、挿入されているICカード3
7への書き込み処理等が実施中であることを遊技者に報
知するための処理中ランプ8と、前記ICカード37が
挿入されるICカード挿入口5と、該ICカード37の
排出を遊技者に報知するカードインジケータ9と、硬貨
返却口6と、該硬貨返却口からの硬貨の返却の際に点滅
点灯されて該硬貨の返却を遊技者に報知する硬貨インジ
ケータ11と、紙幣が挿入および返却可能とされた紙幣
挿入口7と、該紙幣挿入口7からの紙幣の返却の際に点
滅点灯されて該紙幣の返却を遊技者に報知する紙幣イン
ジケータ12と、が設けられている。
【0033】これら本実施例1の遊技用装置の構成は、
図6に示すようになっており、これら遊技用装置は前記
遊技島1に並設され、前記遊技島1端部に設けられた発
行入金装置13とともに、通信ケーブル48にて管理コ
ンピュータ61に接続されている。
【0034】まず、前記パチンコ機2の構成について説
明すると、前記パチンコ機2の裏面に設けられた前記遊
技用制御基板35には、パチンコ機2各部の動作制御を
実施する遊技用マイクロコンピュータ56が設けられて
おり、該遊技用マイクロコンピュータ56は、前記制御
用基板43に設けられた制御用マイクロコンピュータ5
5に接続され、前記遊技用マイクロコンピュータ56よ
り遊技における各状況、例えば大当り信号や確率変動信
号や時間短縮信号等の各情報が出力されるようになって
いる。
【0035】また、前記操作部32に設けられた前記L
CDパネル110は、前記LCDドライバ59を介して
表示操作制御マイコン58に接続され、更に該表示操作
制御マイコン58は前記制御用マイクロコンピュータ5
5に接続されていて、該制御用マイクロコンピュータ5
5より出力される表示画面番号出力に対応した画面が、
該表示画面が登録された不揮発性のVRAMより読み出
されて前記LCDパネル110に表示されるようになっ
ているとともに、該表示操作制御マイコン58には前記
入力ボタン101a〜dが接続されており、入力ボタン
101a〜dが入力されると、前記操作制御マイコン5
8のレジスタに登録されている各表示画面での各入力ボ
タン101a〜dに該当する処理指示である入力メニュ
ーが表示操作制御マイコン58より前記制御用マイクロ
コンピュータ55に出力されるようになっていて、これ
ら各入力メニューに基づき表示データの算出および表示
変更の指示が該制御用マイクロコンピュータ55によっ
てなされるようになっている。
【0036】また、該制御用マイクロコンピュータ55
は、前記の封入されたパチンコ玉の検出を行う各検出器
(打込玉検出器33、入賞玉検出器31、発射玉検出器
26、ファール玉検出器38、)並びに打球操作ハンド
ル15、打球モータ29、アナログ表示装置105と接
続されており、遊技において各検出器より出力される信
号に基づき、予め該制御用マイクロコンピュータ55の
内部メモリ(EEPROM)に記憶されている持点算出
プログラムにより遊技持点(合計得点)の入賞玉による
加算、および使用得点の減算並びにアナログ表示装置1
05の表示制御や打球操作ハンドル15および打球モー
タ29の可動制御を実施している。
【0037】また、該制御用マイクロコンピュータ55
は、カードユニット3内部に設けられた前記カードユニ
ット制御基板(図示略)上に設けられた後述するマイク
ロプロセッシングユニット(MPU)50に接続されて
おり、投入された貨幣の合計金額並びに挿入されたIC
カード37より読み出されるカード残額データや景品持
点データ等の各データが該MPU50から出力されるよ
うになっている。
【0038】また、該制御用マイクロコンピュータ55
は、遊技者の操作部32における所定操作によりICカ
ードの返却操作が実施される際に、返却時における遊技
持点データ及びカード残額データを、ICカード37に
対し個別に付与される識別情報(ID)とともにカード
ユニット3を介して管理コンピュータ61に出力するよ
うになっている。
【0039】また、制御用基板43上には、後述のよう
に大当り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短
縮遊技状態において、前記返却操作が実施された際に前
記遊技状態が留保される時間を設定可能なディップスイ
ッチ60が実装され、制御用マイクロコンピュータ55
に接続されており、図7に示すように、スイッチNo.
1がONの場合においてスイッチNo.2がONなら
ば、前記留保される時間が5秒、OFFならば10秒と
設定されるようになっており、スイッチNo.1がOF
Fの場合においてスイッチNo.2がONならば、前記
留保される時間が15秒、OFFならば20秒と設定さ
れるようになっている。
【0040】このように本実施例1においては、制御用
基板43上にディップスイッチ60を設けることで、大
当り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊
技状態においての前記返却操作時に、遊技状態が留保さ
れる時間を適宜設定可能となっており、例えば遊技機の
種別等に対応して適宜な長さの時間に変更することがで
きるようになっているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、予め留保される所定の時間が設定されてい
ても良く、更には、前記管理コンピュータ61にて集中
的に設定するようにしても良い。
【0041】この本実施例1のカードユニット3の構成
を説明すると、図6に示すように、前記動作ランプ1
0、前記処理中ランプ12、前記各インジケータ9,1
1,12に加えて、前記ICカード挿入口5に連設さ
れ、挿入されるICカード37記録されている各種デー
タの読み出し並びに新たな各種データの書き込みを行う
ICカードリーダライタ45と、前記硬貨投入口4に連
設されて投入硬貨の検出、識別を行う硬貨識別ユニット
49と、前記紙幣挿入口7に連設されて投入紙幣の検出
および識別を行う紙幣識別ユニット46と、前記投入さ
れた貨幣の合計金額や、前記挿入されたICカード37
から読み出しおよび書き込まれる各種情報データ等を記
憶するとともに、カードユニット制御部であるMPU5
0が実行する制御内容等が記述された制御プログラム等
を記憶する記憶部52と、通信ケーブル48を介して管
理コンピュータとのデータ通信を行うための通信部47
と、これら各部の制御等を行うとともに前記合計金額の
算出を行う前記MPU50と、を具備しており、これら
各部は図6に示すように接続されていて、投入金額に基
づくカード残額データを、挿入されているICカード3
7より読み出したカード残額データに加算して新たなカ
ード残額データを算出し、該新たなカード残額データを
該ICカード37に記録する追加入金処理が可能とされ
ている。
【0042】これら本実施例1に用いた前記ICカード
37の構成は、図7に示すように所定厚みとされ、その
内部が凹状とされた樹脂製の基体81の該凹部外周所定
位置に、テ−プオ−トボンディング(TAB)実装によ
りその内部にメモリ(図示せず)を内蔵した専用マイコ
ン82が実装されるとともに、該専用マイコン82から
該基体81の外周に沿うように設けられたパターンコイ
ル83を有するフレキシブルプリント基板84が内挿さ
れ、該凹部全面がトップフィルム85にて覆われた構成
とされており、これらICカード37は、前記ICカー
ドリーダライタ45に挿入されることで、該リーダライ
タから出力される電磁波が前記パターンコイル83に誘
導起電力を生じさせて前記専用マイコン82が動作可能
に付勢されるとともに、該パターンコイル83を介して
図8に示す本実施例1のICカードリーダライタ45と
の各種のデータ通信を電磁波により非接触にて実施可能
とされた非接触ICカードとされている。
【0043】これらICカード37が挿入可能とされた
前記ICカードリーダライタ45の構成を図8に基づい
て説明すると、該ICカードリーダライタ45の内部に
は、ICカード挿入口5からのICカード37の挿入を
検知する挿入センサ97や、前記ICカード挿入口5に
延設され、ICカード37がスライド可能とされたガイ
ドレール98と、該ガイドレール98を挟むように配設
されて該ICカード37の移動を、駆動モータ86、9
3にて駆動回転されることにより実施する搬送ローラ8
7、88と、前記搬送ローラ87、88の一方側に張架
された搬送ベルト91と、から成る搬送機構や、該搬送
されるICカード37を所定位置に停止させるストップ
ピンの出没を行う電磁ソレノイド89や、所定位置に停
止されたICカード37への非接触による給電やデータ
通信を行う通信ヘッド90や、前記の各部に接続されて
その制御を実施する制御基板92が設けられ、挿入され
たICカード37からの非接触によるデータ読み出しお
よびデータ書き込みが可能とされており、図中の94
は、自由回転により該移送を補助するフリーローラであ
る。
【0044】これら本実施例1においては、使用される
ICカード37を、後述する発行入金装置13により発
行されるプリペイドカ−ド(ビジタ−カ−ド)とした例
を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れらICカードを特定の会員に予め発行された会員カ−
ドとして使用するようにしても良い。
【0045】次いで、本実施例1において用いた前記発
行入金装置13は、遊技場内に設置された複数の遊技島
1の内、前記図1に示すように所定の遊技島1の端部位
置に配置され、前記ICカード37の新規発行及び追加
入金処理が可能とされている。
【0046】これら前記カードユニット3や前記発行入
金装置13は、図6に示すように通信ケーブル48を介
して管理コンピュータ61にデータ通信可能に接続され
ており、該管理コンピュータ61の構成は、図7に示す
ように、管理コンピュ−タ61内部にてデ−タの送受を
行うデ−タバス130に、中央演算処理装置(CPU)
131、RAM132、表示装置133、日時情報を出
力可能なタイマ装置134、外部出力としてのプリント
装置135、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記
憶装置136、前記カードユニット3や発行入金装置1
3とのデ−タ通信を行う通信インタ−フェィス137、
とが接続された通常のコンピュ−タであり、前記記憶装
置136には、「本日」〜「3日前」における大当り回
数等の遊技情報が各遊技用装置毎に記憶されているとと
もに、前記カードユニット3もしくは前記発行入金装置
13から挿入されているICカード37のIDとともに
出力されるカード残額データ及び景品持点データに基づ
き、前記ICカード37に記録されているカード残額デ
ータや景品持点データと同様のデータが登録されるよう
になっているカード管理データベース(DB)が記憶さ
れており、該カード管理DBにおける管理状況が表示装
置133に表示可能となっている。
【0047】以下、本実施例1の遊技用装置の動作状況
を、図11〜14に示す前記操作部32における表示画
面102の表示および図15の前記表示操作制御マイコ
ン58の処理フローに基づいて説明する。
【0048】まず、前記カードユニット3にいずれのカ
ードも挿入されていない初期状態においては、前記表示
操作制御マイコン58は接続されている前記VRAM5
7より初期画面データを読み出して前記LCDドライバ
59を介してLCDパネル110に表示するとともに
(Sa1)、該表示操作制御マイコン58の各入力ボタ
ン101a〜dに対応するレジスタに、該初期画面デー
タにおいて各入力ボタン101a〜dに対応する各入力
メニューが登録される(Sa2)。これにより前記表示
画面102には図11(a)に示す初期画面が表示さ
れ、前記入力ボタン101a〜dには、「本日」〜「3
日前」までの各入力メニューが割り当てられて該入力ボ
タン101a〜dに臨む位置に表示される。
【0049】この段階において、遊技者がこのパチンコ
機2の本日における遊技情報を知りたい場合には、前記
「本日」に対応する入力ボタン101aを入力する。
【0050】該入力は、選択入力有りとして前記表示操
作制御マイコン58により検出され(Sa6)、前記に
て入力ボタン101aに対応するレジスタに登録された
入力メニュー(処理指示)である本日の遊技情報表示出
力指示が読み出され(Sa7)、該指示が制御用マイク
ロコンピュータ55に出力され(Sa8)、Sa3の待
機状態へ戻る。
【0051】該指示入力に基づき該制御用マイクロコン
ピュータ55は、前記カードユニット3のMPU50を
介して管理コンピュータ61に記憶されている該パチン
コ機の本日の遊技情報データを入手し、該データを表示
操作制御マイコン58に出力するとともに、該遊技情報
が表示される表示画面番号を出力して表示変更指示を行
う。
【0052】該表示変更入力はSa3により検出され、
前記表示操作制御マイコン58は入力された前記表示画
面番号に対応する表示画面データを前記VRAM57よ
り読み出すとともに、前記入力された遊技情報を該表示
画面データに加えて表示画面を生成して前記LCDパネ
ル110に表示するとともに(Sa4)、前記レジスタ
の登録メニューを該表示画面番号に対応付けられてVR
AM57に記憶されている各入力ボタン101a〜dに
対応する入力メニューに更新し(Sa5)、Sa3の待
機状態へ戻る。
【0053】このようにして図11(b)に示すように
該パチンコ機2の遊技情報が表示画面102に表示され
るともに、各入力ボタン101a,b,dに該当する入
力メニューが各入力ボタン101a,b,dに臨む位置
に表示される。
【0054】この図11(b)の表示画面において入力
ボタン101aを操作すると、該操作に基づき表示操作
制御マイコン58において前述と同様の処理が実施され
て、図11(c)に示す次画面の表示がなされるように
なっている。
【0055】この図11(c)の表示画面において入力
ボタン101bを入力すると、該入力ボタン101bに
対応する入力メニューである該パチンコ機の大当り状況
が図11(d)に示すようにグラフ表示され、該表示に
おいて入力ボタン101dを入力すると前記図11
(a)に示す初期画面に戻るようになっている。
【0056】次いで、遊技者が遊技を行う際には、前記
発行装置13にて購入したICカード37を、前記図1
1(a)の初期画面が表示されている段階において前記
カードユニット3のICカード挿入口5に挿入する。
【0057】この挿入に基づき、前記ICカードリーダ
ライタ45は、該ICカード37の挿入を検知して前記
搬送機構にて該ICカード37を内部に取り込み、前記
通信ヘッド90より該ICカード37に記録されている
前記IDとカード残額データと景品持点データとを読み
出す。
【0058】これらICカード37より読み出されたカ
ード残額データ及び景品持点データは、前記記憶部52
に一時記憶され、前記読み出されたIDとともに、前記
通信部47及び通信ケーブル48を介して管理コンピュ
ータ61に出力される。
【0059】管理コンピュータ61は該出力に基づき、
カードユニット3より出力されてきたカード残額データ
及び景品持点データと、カード管理DBにおいて該当す
るIDのカード残額データ及び景品持点データとが一致
するかを比較し、これが一致したことを条件に該カード
ユニット3に挿入されたICカード37の使用許諾を返
信し、該比較が一致しない場合には、ICカード37の
排出指示を返信する。
【0060】前記使用許諾の返信に基づき、カードユニ
ット3の前記MPU50は、前記記憶部52に記憶され
たカード残額データを前記制御用マイクロコンピュータ
55に出力し、該制御用マイクロコンピュータ55が前
記表示操作制御マイコン58に図12(a)に示す表示
画面の表示指示を行うことで、図12(a)のように前
記ICカード37より読み出されたカード残額と初期の
遊技持点「0」点とが表示される。
【0061】遊技者は、図12(a)の表示画面におい
て貸出に対応する入力ボタン101aを操作することに
より、図12(b)に示すように所定数の持点、本実施
例1では125点の貸出が実施され、前記遊技持点に
「125」点が表示されるとともに、前記表示されてい
るカード残額からは該貸し出された125点に該当する
金額である500円が減額されて表示が「4500」円
に更新される。
【0062】このように、図12(a)の表示画面にお
いて貸出に対応する入力ボタン101aが操作され、図
12(b)に示すように遊技持点に残数が存在する場合
において、前記制御用マイクロコンピュータ55は、前
記打球操作ハンドル15の操作を有効とする。
【0063】この状態において、遊技者は前記打球操作
ハンドル15を操作して遊技を実施し、前述のように前
記各入賞口に玉が入賞することで、所定の得点が遊技持
点に付与、加算されていくとともに、打ち出された玉1
つ毎に1点が減算されていき、該遊技持点が少なくなる
か若しくは無くなった場合には、前記図12(a)の表
示画面102における入力ボタン101aを再度入力操
作して前記同様に所定の大きさの得点の貸出を受けて遊
技を行うことができるようになっている。
【0064】また、図12(b)の表示画面102の状
態においてデータメニューに対応する入力ボタン101
dを操作すると、図12(c)に示す各入力ボタン10
1a〜dに対応して「本日」、「前日」、「2日前」、
「3日前」の入力メニュー画面が表示され、所望の入力
ボタンを選択入力すると、選択された日に該当する遊技
情報が図11(a)〜(d)に示すように表示されると
ともに、所定時間表示された後、前記図12(b)の表
示画面102の状態に戻るようになっている。
【0065】該図13(a)の表示画面102の状態
(図12(a)も同一)において、「景品」メニューで
ある入力ボタン101cを操作すると、図13(b)に
示すように、ICカード37より読み出されて記憶部5
2に記憶されている景品持点(事前の遊技において既に
獲得したであり、未だ景品交換されていない持点)が所
定時間表示された後、前記13(a)の表示画面102
の状態(図12(a)も同一)に戻るようになってい
る。
【0066】また、本実施例1において用いた前記カー
ドユニット3は、カード残額の追加入金が可能とされて
おり、これら追加入金の処理状況について、例えば前記
図12(b)のカード残額の使用時において、カード残
額が少ないと遊技者が判断して追加入金を行う場合の処
理状況を図14に基づいて例えば入金金額として千円札
を使用した場合を例に説明すると、まず遊技者は前記紙
幣挿入口7(硬貨の場合は硬貨投入口4)より紙幣を挿
入(硬貨)すると、該紙幣(硬貨)の挿入が前記紙幣識
別ユニット46(硬貨識別ユニット49)によって検出
され、該貨幣の挿入並びに入金金額の合計金額が前記M
PU50より制御用マイクロコンピュータ55に出力さ
れ、これに基づき前記表示画面には、図14(a)に示
す入金選択画面が表示される。
【0067】この表示状態において、「入金」メニュー
である入力ボタン101aを操作すると、該入金金額で
ある「1000」円が、その時点におけるカード残額で
ある「4500」円に加算されて新たなカード残額であ
る「5500」円が算出され、該算出された新たなカー
ド残額データが記憶部52に記憶されたカード残額デー
タに加算更新されるとともに、該新たなカード残額「5
500」円が、図14(b)に示すように表示画面10
2に所定時間表示され、所定時間の経過後において図1
4(c)に示すように、カード残額が新たなカード残額
「5500」に変更された前記図12(b)の画面に戻
るようになっている。
【0068】次いで、上述のようにして遊技を実施した
後に遊技を終了する際の遊技用装置の動作状況を、図1
6〜18に示す前記操作部32における表示画面102
の表示および図19に示す返却操作時の処理フローに基
づいて説明する。
【0069】まず、遊技者が遊技を終了する際には、例
えば、図16(a)に示す表示画面102の状態におい
ては制御用マイクロコンピュータ55は入力待ちの状態
であり(Sb1)、遊技者の返却に対応する入力ボタン
101bの操作により、前記表示操作制御マイコン58
からは返却入力信号が前記制御用マイクロコンピュータ
55に出力され、該制御用マイクロコンピュータ55
は、該返却入力信号を検出すると、遊技状態が大当り遊
技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態
であるか(大当り信号または確率変動信号または時間短
縮信号を検出しているかどうか)を判断する(Sb
2)。
【0070】この時点で遊技状態が大当り遊技状態また
は確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態でない場合
においては、制御用マイクロコンピュータ55は、遊技
持点に応じてアナログ表示されているアナログ表示部1
05を消灯し(Sb17)、その時点での遊技持点を前
記記憶部52に記憶されている景品持点データに加算し
て新たな景品持点データを算出し、記憶部52に記憶さ
れたID及びその時点のカード残額データを該新たな景
品持点データとともに、管理コンピュータ61に出力し
(Sb11)、管理コンピュータ61のカード管理DB
中の該当するIDの登録内容を更新させるとともに、前
記その時点のカード残額データ及び新たな景品持点デー
タを、カード返却指示信号とともに前記MPU50に出
力する(Sb12)。
【0071】該出力に基づきMPU50は、前記カード
残額データと新たな景品持点データをICカードリーダ
ライタ45によりICカード37に書き込み(Sb1
3)、ICカード挿入口5から排出させ、このICカー
ド挿入口5からの排出に伴い、制御用マイクロコンピュ
ータ55に返却完了信号を出力する(Sb14)。
【0072】該信号を検出した制御用マイクロコンピュ
ータ55は、図16(b)に示すように、今回の遊技に
て獲得した遊技持点「5247」点に前記景品持点「3
500」点を加算した新たな景品持点「8747」点を
カードの抜き取り指示とともに前記表示画面に所定時間
表示させ、所定時間の経過後に図16(c)に示す初期
画面(図11(a)も同一)に戻るようにするととも
に、パチンコ機2の遊技状態の初期化を実施するように
なっている(Sb15)。
【0073】また、図17(a)の表示画面102の状
態(図16(a)も同一)にて、返却メニューに対応す
る入力ボタン101bが操作され、現在の遊技状態が大
当り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊
技状態の場合においては、制御用マイクロコンピュータ
55は、現在の遊技状態を留保した状態とし(Sb
3)、点滅表示させているアナログ表示部105を消灯
し(Sb4)、表示操作制御マイコン58に指示データ
を出力して、図17(b)に示すように、表示画面10
2に精算処理を実施して良いかどうかの確認メッセージ
を表示させる(Sb5)とともに、「はい」(確認)及
び「いいえ」(解除)のメニューを入力ボタン101
a、101bのそれぞれに望む位置に表示させ、入力待
ちの状態となる(Sb6、Sb9、Sb16)。
【0074】この状態において、「いいえ」(解除)に
対応する入力ボタン101bが操作されると、制御用マ
イクロコンピュータ55は、遊技状態を遊技者によって
為された返却操作以前の留保されていた遊技状態(大当
り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊技
状態)に復帰させ(Sb7)、アナログ表示部105を
再び点滅表示させる(Sb8)とともに、表示画面10
2を図17(a)の表示画面102の状態(図16
(a)も同一)に戻すようになっており、遊技者は返却
操作以前の遊技状態(大当り遊技状態または確率変動遊
技状態または時間短縮遊技状態)で遊技を継続できるよ
うになる。
【0075】また、前記入力待ちの状態(Sb6、Sb
9、Sb16)において、「はい」(確認)に対応する
入力ボタン101aが操作されるか、所定時間が経過す
ると、制御用コンピュータ55は、前記遊技状態の留保
を解除し(Sb10)、前述のように大当り遊技状態ま
たは確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態でない場
合と同様の処理を実施し(Sb11〜Sb14)、パチ
ンコ機2の遊技状態の初期化を実施するようになってい
る(Sb15)。
【0076】このように本実施例1では、遊技状態が大
当り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊
技状態の場合に返却操作が実施されると前記遊技状態が
留保され、所定時間が経過すると、前記遊技状態の留保
を解除され遊技状態の初期化が実施されることから、こ
れら遊技状態が留保中のパチンコ機2の非稼働となる時
間が継続しないようになっている。
【0077】また、本実施例1では、遊技状態が大当り
遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊技状
態にて返却操作が実施された場合に、遊技状態の留保が
行われるようになっており、これら遊技者に有利となる
大当り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮
遊技状態が誤操作により初期化されてしまうことを、回
避可能となる。
【0078】また、本実施例1では、前記遊技状態が留
保されると、図17(b)に示すように表示画面102
の入力ボタン101a及び101bに望む位置に、「は
い」(確認)及び「いいえ」(解除)のメニューが表示
され、この「はい」(確認)の入力ボタン101aが操
作されることで前記留保を終了し、遊技状態の初期化を
実施することから、前記留保中のパチンコ機2の非稼働
となる時間の長さを短縮できるようになっている。
【0079】また、本実施例1では、前記留保中におい
て、図17(b)に示すように、表示画面102に終了
処理の実施を遊技者に確認する確認メッセージが表示さ
れるようになっており、返却操作が実施されてパチンコ
機2の遊技状態の初期化を含む所定の終了処理が実施さ
れることを、遊技者が事前に認知できるようになってい
る。
【0080】更に、前記のように表示画面102に確認
メッセージが表示されることで、遊技を終了する遊技者
に確認操作(図17(b)に示す表示画面102の入力
ボタン101bの操作)が促されるため、これを認知し
た遊技者が確認操作を行うようになり、留保時間が短縮
される頻度を向上することができる。
【0081】以上説明したように、本実施例1の遊技用
装置においては、遊技状態が大当り遊技状態または確率
変動遊技状態または時間短縮遊技状態において、遊技者
が誤って返却操作を実施しても、本発明の留保手段であ
る制御用マイクロコンピュータ55がパチンコ機2にお
ける遊技状態を留保するとともに、この状態において、
図17(b)に示す表示画面102における、「いい
え」(解除)に対応する入力ボタン101bを操作する
ことで、前記誤った返却操作に伴う遊技状態の初期化を
解除できるため、返却操作以前の遊技状態に復帰して、
遊技者は該遊技状態にて遊技を継続することができる。
【0082】(実施例2)図19は本実施例2の遊技用
装置の構成を示すブロック図である。尚、この遊技用装
置は、前述の実施例1における遊技用装置とほぼ同様に
構成されているので、ここでは構成の相違点と、遊技終
了の処理フローについて説明することとする。
【0083】本実施例2の遊技用装置における構成と前
述の実施例1の遊技用装置における構成との相違点は、
遊技用装置が管理コンピュータに接続されていない点
と、これいに伴い通信部47を省いた点と、ディップス
イッチ60を省いた点とある。
【0084】以下、本実施例2において遊技を終了する
際の遊技用装置の動作状況を、図16及び図20に示す
前記操作部32における表示画面102の表示および図
21に示す返却操作時の処理フローに基づいて説明す
る。
【0085】まず、遊技者が遊技を終了する際には、例
えば、図16(a)に示す表示画面102の状態におい
ては制御用マイクロコンピュータ55は入力待ちの状態
であり(Sc1)、遊技者の返却に対応する入力ボタン
101bの操作により、前記表示操作制御マイコン58
からは返却入力信号が前記制御用マイクロコンピュータ
55に出力され、該制御用マイクロコンピュータ55
は、該返却入力信号を検出すると、遊技状態が大当り遊
技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態
であるか(大当り信号または確率変動信号または時間短
縮信号を検出ししているかどうか)を判断する(Sc
2)。
【0086】この時点で大当り遊技状態または確率変動
遊技状態または時間短縮遊技状態でない場合において
は、制御用マイクロコンピュータ55は、遊技持点に応
じてアナログ表示されているアナログ表示部105を消
灯し(Sc17)、その時点での遊技持点を前記記憶部
52に記憶されている景品持点データに加算して新たな
景品持点データを算出し、現時点でのカード残額データ
及び新たな景品持点データを、カード返却指示信号とと
もに前記MPU50に出力する(Sc18)。
【0087】該出力に基づきMPU50は前記カード残
額データと新たな景品持点データをICカードリーダラ
イタ45によりICカード37に書き込み(Sc1
9)、ICカード挿入口5から排出させ、このICカー
ド挿入口5からの排出に伴い、制御用マイクロコンピュ
ータ55には返却完了信号が出力される(Sc20)。
【0088】該信号を検出した制御用マイクロコンピュ
ータ55は、図16(b)に示すように、今回の遊技に
て獲得した遊技持点「5247」点に前記景品持点「3
500」点を加算した新たな景品持点「8747」点を
カードの抜き取り指示とともに前記表示画面に所定時間
表示させ、所定時間の経過後に図16(c)に示す初期
画面に戻るようにするとともに、パチンコ機2の遊技状
態の初期化を実施するようになっている(Sc21)。
【0089】また、図20(a)の表示画面102の状
態(図16(a)も同一)にて、返却メニューに対応す
る入力ボタン101bが操作され、現在の遊技状態が大
当り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊
技状態の場合においては、制御用マイクロコンピュータ
55は、現在の遊技状態を留保した状態とし(Sc
3)、点滅表示させているアナログ表示部105を消灯
し(Sc4)、現在挿入されているICカード37のI
Dと、前記記憶部52に記憶されている景品持点データ
と、その時点でのカード残額データ及び遊技持点データ
と、現在の遊技状態(大当り遊技状態または確率変動遊
技状態または時間短縮遊技状態の状態)の設定データ
と、を制御用マイクロコンピュータ55の内部メモリ
(EEPROM)に記憶する(Sc5)とともに、前記
その時点での遊技持点を前記記憶部52に記憶されてい
る景品持点データに加算して新たな景品持点データを算
出し、前記カード残額データ及び新たな景品持点データ
を、カード返却指示信号とともに前記MPU50に出力
する(Sc6)。
【0090】該出力に基づきMPU50は前記カード残
額データと新たな景品持点データをICカードリーダラ
イタ45によりICカード37に書き込み(Sc7)、
ICカード挿入口5から排出させ、このICカード挿入
口5からの排出に伴い、制御用マイクロコンピュータ5
5には返却完了信号が出力される(Sc8)。
【0091】該信号を検出した制御用マイクロコンピュ
ータ55は、図20(b)に示すように、現在大当り遊
技状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態
であり(図20(b)においては確率変動遊技状態)I
Cカード37を再挿入すれば遊技を継続できる旨のメッ
セージを前記表示画面102に表示させ、ICカード3
7の挿入の待機状態となる(Sc10)。
【0092】ここで、現在まで挿入されていたICカー
ド37がカードユニット3におけるICカード挿入口5
に挿入されると、MPU50は、ICカードリーダライ
タ45により読み取られた挿入されているICカード3
7のIDと、記録されているカード残額データ及び景品
持点データを前記記憶部52に記憶するとともに、制御
用コンピュータ55にこれら各データを出力する(Sc
11)。
【0093】該出力を検出した制御用コンピュータ55
は、前記出力された各データにおけるID、カード残額
データ、景品持点データと、前記内部メモリ(EEPR
OM)に記憶されているID、カード残額データ、遊技
持点データと景品持点データを加算した合計持点データ
とが一致するかを比較し(Sc12)、これらが一致し
た場合において、制御用マイクロコンピュータ55は、
遊技状態を前記内部メモリ(EEPROM)に記憶され
ている遊技状態の設定、すなわち遊技者によって為され
た返却操作以前の留保されていた遊技状態(大当り遊技
状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態の
状態)に復帰させ(Sc13)、アナログ表示部105
を再び点滅表示させる(Sb14)とともに、表示画面
を図20(a)の表示画面102の状態(図16(a)
も同一)に戻すようになっており、遊技者は返却操作以
前の遊技状態(大当り遊技状態または確率変動遊技状態
または時間短縮遊技状態の状態)で遊技を継続できるよ
うになる。
【0094】また、前記ICカード挿入の待機状態(S
c12)において、それまで挿入されていたICカード
37の記録内容と相違するICカード37が挿入された
場合には、制御用コンピュータ55は、前記挿入された
ICカード37から読み取られ、MPU50により出力
された各データにおけるID、カード残額データ、景品
持点データと、前記内部メモリ(EEPROM)に記憶
されているID、カード残額データ、遊技持点データと
景品持点データを加算した合計持点データとが一致する
かを比較し(Sc12)、これらが一致しないと判断
し、前記内部メモリ(EEPROM)に記憶されている
IDと景品持点データとカード残額データと遊技持点デ
ータと現在の遊技状態(大当り遊技状態または確率変動
遊技状態または時間短縮遊技状態の状態)の設定データ
とを全て削除し(Sc15)、前記遊技状態の留保を解
除し(Sc16)、パチンコ機2の遊技状態の初期化を
実施するようになっている(Sc21)。
【0095】このように、本実施例2では、遊技状態が
大当り遊技状態または確率変動遊技状態または時間短縮
遊技状態である場合において前記返却操作が為される
と、返却されたICカード37を再挿入すれば返却操作
以前の遊技状態(大当り遊技状態または確率変動遊技状
態または時間短縮遊技状態)で遊技を継続できる旨のメ
ッセージを前記表示画面102に表示するので、遊技者
は、前記遊技状態(大当り遊技状態または確率変動遊技
状態または時間短縮遊技状態)の初期化の実施の解除が
ICカード37の再挿入により可能であることを認識で
き、これら解除に際しての遊技者の混乱を回避できるこ
とから好ましいが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0096】尚、本実施例2では、再挿入されたICカ
ード37に記録されたID、カード残額データ、景品持
点データと、前記内部メモリ(EEPROM)に記憶さ
れているID、カード残額データ、遊技持点データと景
品持点データを加算した合計持点データとが一致すれ
ば、経過時間に関係なく、前記留保されている遊技状態
にて遊技を継続することが可能であるが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、上記実施例1のよ
うに、所定時間が経過した時点にて遊技状態の初期化を
実施するようにしても良い。
【0097】以上説明したように、本実施例2の遊技用
装置においては、遊技状態が大当り遊技状態または確率
変動遊技状態または時間短縮遊技状態である場合におい
て返却操作が実施されると、前記遊技状態(大当り遊技
状態または確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態)
が留保された状態にてICカード37が返却されるとと
もに、該返却されたICカードを再挿入するのみで、遊
技状態の初期化の実施を解除でき、前記留保されていた
遊技状態(大当り遊技状態または確率変動遊技状態また
は時間短縮遊技状態)にて遊技を継続することができ
る。
【0098】前記実施例1、実施例2における各要素
は、本発明に対して以下のように対応している。
【0099】本発明の請求項1は、遊技者により操作可
能とされた遊技終了操作部(入力ボタン101b)と、
前記遊技終了操作部(入力ボタン101b)の操作に基
づき所定の遊技終了処理を実施する終了処理手段(制御
用マイクロコンピュータ55)と、を有し、前記遊技終
了処理によりその遊技状態の初期化が実施される遊技機
(パチンコ機2)を少なくとも含む遊技用装置におい
て、前記終了処理手段(制御用マイクロコンピュータ5
5)の遊技終了処理における前記遊技状態の初期化の実
施を留保する留保手段(制御用マイクロコンピュータ5
5)と、該留保手段(制御用マイクロコンピュータ5
5)による留保中における所定の操作に基づき前記遊技
状態の初期化の実施を解除する解除手段(制御用マイク
ロコンピュータ55)と、を具備する。
【0100】本発明の請求項2は、前記留保手段(制御
用マイクロコンピュータ55)は、前記留保を予め定め
られた所定長さの時間に亘って実施する。
【0101】本発明の請求項3は、前記留保手段(制御
用マイクロコンピュータ55)により留保される所定長
さの時間を設定可能な設定手段(ディップスイッチ6
0)を具備する。
【0102】本発明の請求項4は、前記遊技機(パチン
コ機2)に対応して設けられ、遊技に使用可能な遊技用
記録媒体(ICカード37)の記録内容を少なくとも読
み取り可能とされた記録媒体処理手段(カードユニット
3)により、前記留保手段(制御用マイクロコンピュー
タ55)による留保終了以前に前記遊技用記録媒体(I
Cカード37)の返却が実施され、前記解除手段(制御
用マイクロコンピュータ55)による解除が実施される
所定の操作は、前記返却された遊技用記録媒体(ICカ
ード37)を再度記録媒体処理手段(カードユニット
3)に読み取り可能に配置する操作である。
【0103】本発明の請求項5は、前記留保手段(制御
用マイクロコンピュータ55)は、前記遊技機(パチン
コ機2)における遊技状態が遊技者にとって有利な遊技
状態(大当り遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊
技状態)である場合において前記遊技状態の留保を実施
する。
【0104】本発明の請求項6は、遊技者により操作可
能とされた確認操作部(入力ボタン101a)を具備
し、前記留保手段(制御用マイクロコンピュータ55)
による留保中において前記確認操作部(入力ボタン10
1a)が操作された場合には、前記留保手段(制御用マ
イクロコンピュータ55)は留保を終了する。
【0105】本発明の請求項7は、前記留保中におい
て、終了処理の実施を遊技者に確認する確認メッセージ
を表示可能な表示手段(表示画面102)を具備する。
【0106】本発明の請求項8は、前記留保中におい
て、返却された遊技用記録媒体(ICカード37)の再
配置により前記遊技状態の初期化の実施を解除可能であ
ることを報知するメッセージを表示可能な表示手段(表
示画面102)を具備する。
【0107】以上、本発明の実施形態を前記実施例1及
び実施例2にて説明してきたが、本発明はこれら実施例
1、実施例2に限定されるものではなく、本発明の主旨
を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明
に含まれることは言うまでもない。
【0108】例えば、前記実施例1、実施例2では、遊
技者にとって有利な遊技状態である大当り遊技状態また
は確率変動遊技状態または時間短縮遊技状態において、
前記返却操作が実施された場合にのみ、遊技状態の留保
が実施されるようになっているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その他所定の遊技状態においても
同様に遊技状態の留保が実施されるようにして良く、更
には、通常の遊技状態においても遊技状態の留保が実施
されるようにしても良い。
【0109】また、前記実施例1、実施例2において
は、遊技機としてパチンコ機を用いているため、遊技者
にとって有利な遊技状態を大当り遊技状態や確率変動遊
技状態や時間短縮遊技状態としているが、後述するよう
に遊技機としてスロットマシンを用いる場合には、小役
の集中やチャレンジタイム、ビッグボーナス、レギュラ
ーボーナス等のフラグの成立に基づく遊技状態を、遊技
者にとって有利な遊技状態としても良い。
【0110】また、前記実施例1、実施例2ではパチン
コ機2に突設した操作部32の表示画面102と該表示
画面102に表示されたメニューに対応する入力ボタン
101a〜dを操作することにより、ICカード37の
返却等の各種操作が実施されるようになっているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、前記各種操作に
対応する入力ボタン等を設け、これらを操作するように
しても良い。
【0111】また、前記実施例1、実施例2において
は、パチンコ機2に突設した操作部32に設表示画面1
02が設けられ、各種情報が表示されるようになってお
り、多様な情報が表示可能となっているが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0112】また、前記実施例1、実施例2では、前記
のように記録媒体として非接触のICカード37を用い
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れを接触型のICカードとしたり、その他磁気カードや
バーコード等の所定の情報記録シンボル等がプリント可
能とされた媒体等であっても良く、これら記録媒体とし
ては、前記遊技に関する各種情報を記録できるものであ
れば特に限定されるものではない。
【0113】また、前記実施例1、実施例2では返却操
作に基づく遊技の終了処理の制御を主に制御用マイクロ
コンピュータ55が実施しているが、本発明はこれに限
定されるものではない。
【0114】また、前記実施例1、実施例2において
は、パチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ
機2を用いているが、本発明は、これらパチンコ玉が封
入された封入式遊技機のみならず、パチンコ玉が外部に
払い出される通常のパチンコ機や、コインを用いて遊技
を行うスロットマシンや、コインが外部に排出されるこ
となく遊技可能なクレジット式のスロットマシン、さら
にはこれらパチンコ玉やコインを用いずにデータ等によ
り遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて
表示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表
示される画像式のスロットマシンにも適用可能であるこ
とはいうまでもなく、これら遊技機が限定されるもので
はない。
【0115】また、前記実施例1、実施例2において
は、前記カードユニット3をパチンコ機2間に配置して
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
らカードユニット3、201の配置位置は、対応するパ
チンコ機2の近傍位置であれば特に限定されない。
【0116】また、前記実施例1、実施例2における遊
技用装置においては、パチンコ機2とカードユニット3
とが別体として設けられているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、パチンコ機2にカードユニット3
の全部もしくは一部の機能を設けることで、これらパチ
ンコ機2とカードユニット3とを一体として設けるよう
にしても良い。
【0117】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0118】(a)請求項1の発明によれば、前記遊技
終了操作部を誤って操作しても、前記留保手段が遊技機
における遊技状態の初期化を留保するとともに、該遊技
状態の初期化を解除可能な解除手段を具備するため、遊
技者は、前記留保中において所定の操作を実施すること
で、前記誤操作に伴う遊技状態の初期化を解除できる。
【0119】(b)請求項2の発明によれば、所定時間
が経過すると、遊技状態の留保が終了することから、前
記留保中の遊技機の非稼働となる時間が継続することが
ない。
【0120】(c)請求項3の発明によれば、前記所定
長さの時間を、例えば遊技機の種別等に対応して適宜な
長さの時間に変更することができる。
【0121】(d)請求項4の発明によれば、前記誤操
作を実施した場合には、返却される遊技用記録媒体を留
保中において再配置するのみで、遊技状態の初期化の実
施を解除することができる。
【0122】(e)請求項5の発明によれば、遊技者に
有利となる大当り遊技状態や確率変動遊技状態や時間短
縮遊技状態等が前記誤操作により初期化されてしまうこ
とを、回避可能となる。
【0123】(f)請求項6の発明によれば、前記確認
操作部が操作されることで留保が終了することから、前
記留保中の遊技機の非稼働となる時間の長さを短縮でき
るようになる。
【0124】(g)請求項7の発明によれば、前記表示
手段に確認メッセージを表示することで、前記遊技終了
操作部が操作されて遊技機の遊技状態の初期化を含む所
定の終了処理が実施されることを、遊技者が事前に認知
することが可能となり、更には、前記確認操作部を具備
する場合においては、これら確認操作部が操作されて留
保時間が短縮される頻度を向上することができる。
【0125】(h)請求項8の発明によれば、遊技者
は、前記遊技状態の初期化の実施の解除が遊技用記録媒
体の再配置により可能であることを認識でき、これら解
除に際しての遊技者の混乱を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例2における遊技用装
置を備えた遊技島を示す外観斜視図である。
【図2】図1の遊技用装置を示す正面図である。
【図3】図1の遊技用装置を示す裏面図である。
【図4】本発明の実施例1、実施例2におけるパチンコ
機に設けられた操作部を示す上面図である。
【図5】本発明の実施例1、実施例2におけるパチンコ
機に設けられた操作部および表示装置の内部構成を示す
一部破断展開斜視図である。
【図6】本発明の実施例1における遊技用装置の構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例1において用いたディップスイ
ッチの設定内容を示す図である。
【図8】本発明の実施例1において用いた管理コンピュ
ータの構成を示すブロックである。
【図9】本発明の実施例1、実施例2において用いたI
Cカードを示す一部破断正面図である。
【図10】本発明の実施例1、実施例2において用いた
ICカードリーダライタの構造を示す断面図である。
【図11】(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明
の実施例1、実施例2の操作部における表示状況および
操作状況を示す図である。
【図12】(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明
の実施例1、実施例2の操作部における表示状況および
操作状況を示す図である。
【図13】(a)、(b)は、本発明の実施例1、実施
例2の操作部における表示状況および操作状況を示す図
である。
【図14】(a)、(b)、(c)は、本発明の実施例
1、実施例2の操作部における表示状況および操作状況
を示す図である。
【図15】本発明の実施例1、実施例2に用いた表示操
作制御マイコンの処理動作を示すフロー図である。
【図16】(a)、(b)、(c)は、本発明の実施例
1、実施例2の操作部における表示状況および操作状況
を示す図である。
【図17】(a)、(b)は、本発明の実施例1の操作
部における表示状況および操作状況を示す図である。
【図18】本発明の実施例1において用いた遊技用装置
の返却操作時における処理動作を示すフロー図である。
【図19】本発明の実施例2における遊技用装置の構成
を示すブロック図である。
【図20】(a)、(b)は、本発明の実施例2の操作
部における表示状況および操作状況を示す図である。
【図21】本発明の実施例2において用いた遊技用装置
の返却操作時における処理動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
l 遊技島 2 (封入式)パチンコ機(遊技機) 3 カードユニット(記録媒体処理手段) 4 硬貨投入口 5 ICカード挿入口 6 硬貨返却口 7 紙幣挿入口 8 処理中ランプ 9 カードインジケータ 10 動作ランプ 11 硬貨インジケータ 12 紙幣インジケータ 13 発行装置 14 透明板保持枠 15 打球操作ハンドル 16 可変入賞球装置 17 遊技領域 18 可変表示装置 18’ 抽選表示部 19 始動口 19’ 始動ゲート 20、20’通常入賞口 20a ソレノイド 21 ソレノイド 22 特定入賞玉検出器 23 入賞個数検出器 24 開閉板 25 アウト口 26 発射玉検出器 27 ファール玉入口 28 ハンマー 29 打球モータ 30 入賞玉集合樋 31 入賞玉検出器 32 操作部 33 打込玉検出器 34 打込玉集合樋 35 遊技用制御基板 36 アウト玉誘導樋 37 ICカード(遊技用記録媒体) 38 ファール玉検出器 39 発射玉供給口 40 回動板 41 ソレノイド 42 玉抜き樋 43 制御用基板 44 コネクタ部 45 ICカードリーダライタ 46 紙幣識別ユニット 47 通信部 48 通信ケーブル 49 硬貨識別ユニット 50 マイクロプロセッシングユニット(MP
U) 52 記憶部 55 制御用マイクロコンピュータ(終了処理手
段、留保手段、解除手段) 56 遊技用マイクロコンピュータ 57 VRAM 58 表示操作制御マイコン 59 LCDドライバ 60 ディップスイッチ(設定手段) 61 管理コンピュータ 81 基体 82 専用マイコン 83 パターンコイル 84 フレキシブルプリント基板 85 トップフィルム 86 駆動モータ 87 搬送ローラ 88 搬送ローラ 89 電磁ソレノイド 90 通信ヘッド 91 搬送ベルト 92 制御基板 93 駆動モータ 94 フリーローラ 97 挿入センサ 98 ガイドレール 101a 入力ボタン(確認操作部) 101b 入力ボタン(遊技終了操作部) 101c 入力ボタン 101d 入力ボタン 102 表示画面(表示手段) 103 開口 104 上面パネル 105 アナログ表示部 106 ポリカーボネート板 107 係合突起 108a Y側ガラス基板 108b X側ガラス基板 109a Y側フレキシブルプリント基板 109b X側フレキシブルプリント基板 110 LCDパネル 111 ELバックライト 112 電極 113 接続端子部 130 データバス 131 中央演算処理装置(CPU) 132 RAM 133 表示装置 134 タイマ装置 135 プリント装置 136 記憶装置 137 通信インターフェイス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者により操作可能とされた遊技終了
    操作部と、前記遊技終了操作部の操作に基づき所定の遊
    技終了処理を実施する終了処理手段と、を有し、前記遊
    技終了処理によりその遊技状態の初期化が実施される遊
    技機を少なくとも含む遊技用装置において、前記終了処
    理手段の遊技終了処理における前記遊技状態の初期化の
    実施を留保する留保手段と、該留保手段による留保中に
    おける所定の操作に基づき前記遊技状態の初期化の実施
    を解除する解除手段と、を具備することを特徴とする遊
    技用装置。
  2. 【請求項2】 前記留保手段は、前記留保を予め定めら
    れた所定長さの時間に亘って実施する請求項1に記載の
    遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記留保手段により留保される所定長さ
    の時間を設定可能な設定手段を具備する請求項2に記載
    の遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記遊技機に対応して設けられ、遊技に
    使用可能な遊技用記録媒体の記録内容を少なくとも読み
    取り可能とされた記録媒体処理手段により、前記留保手
    段による留保終了以前に前記遊技用記録媒体の返却が実
    施され、前記解除手段による解除が実施される所定の操
    作は、前記返却された遊技用記録媒体を再度記録媒体処
    理手段に読み取り可能に配置する操作である請求項1〜
    3のいずれかに記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記留保手段は、前記遊技機における遊
    技状態が遊技者にとって有利な遊技状態である場合にお
    いて前記遊技状態の留保を実施する請求項1〜4のいず
    れかに記載の遊技用装置。
  6. 【請求項6】 遊技者により操作可能とされた確認操作
    部を具備し、前記留保手段による留保中において前記確
    認操作部が操作された場合には、前記留保手段は留保を
    終了する請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用装置。
  7. 【請求項7】 前記留保中において、終了処理の実施を
    遊技者に確認する確認メッセージを表示可能な表示手段
    を具備する請求項1〜6のいずれかに記載の遊技用装
    置。
  8. 【請求項8】 前記留保中において、返却された遊技用
    記録媒体の再配置により前記遊技状態の初期化の実施を
    解除可能であることを報知するメッセージを表示可能な
    表示手段を具備する請求項4〜7に記載の遊技用装置。
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