JP2002141350A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置の製造方法Info
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Abstract
る半導体ウエハの主面上に均一な膜厚で窒化シリコン膜
を堆積する。 【解決手段】 コールドウォール型の枚葉式熱CVD装
置を使って、ゲート電極9A〜9Eのパターンが密な領
域と疎な領域とを有する基板1上に窒化シリコン膜12
を堆積する際、平坦な基板1上に窒化シリコン膜12を
堆積する場合に比べてモノシラン(SiH4)に対する
アンモニア(NH3)の流量比を大きくする。
Description
置の製造技術に関し、特に、熱CVD(ChemicalVapor D
eposition)法を用いて基板上に窒化シリコン膜を堆積す
る工程を有する半導体集積回路装置の製造に適用して有
効な技術に関する。
の製造プロセスでは、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜
とのエッチング速度差を利用することによって、シリコ
ン基板に素子分離溝(Shallow Groove Isolation;SG
I)を形成したり、MISFET(Metal Insulator Semi
conductor Field Effect Transistor)のゲート電極に対
してコンタクトホールを自己整合的に形成したりするこ
とが行われている。このような素子分離溝(SGI)の
形成方法については、例えば特開平11−16999号
公報などに記載がある。また、セルフアライン・コンタ
クト(Self AlignContact;SAC)の形成方法につい
ては、例えば特開平11−17147号公報などに記載
がある。
ライン・コンタクトの形成工程で使用される窒化シリコ
ン膜は、一般にモノシラン(SiH4)とアンモニア
(NH3)とをソースガスに用いた熱CVD法によって
成膜されている。CVD装置としては、複数枚(例えば
100枚程度)の半導体ウエハを一括して熱処理するホ
ットウォール型のバッチ式熱CVD装置が使用される。
ホットウォール型の熱CVD装置は、半導体ウエハを間
接的に加熱する方式(管壁外のヒータによる輻射加熱)
を採用したものであり、チャンバ(反応室)の内壁やチ
ャンバ内の雰囲気全体がソースガスの分解温度以上の温
度に加熱される構造になっている。また、バッチ式熱C
VD装置の場合、容積の大きいチャンバ内にソースガス
を均一に拡散させる必要があるため、通常は0.13k
Pa(1Torr)以下の減圧条件で成膜を行う低圧(L
ow Pressure)CVD法が採用される。
D法を用いた窒化シリコン膜の成膜技術について検討し
た。以下は、その概要である。
るホットウォール型のバッチ式熱CVD装置は、チャン
バ(反応室)内の雰囲気全体を加熱する構造になってい
るため、チャンバの内壁にも反応生成物が堆積し、これ
がウエハの汚染を引き起こす原因となる。また、この堆
積物を除去するために、チャンバの内壁を頻繁に洗浄す
る煩雑な作業が必要となる。
ように0.13kPa(1Torr)以下の減圧条件で
成膜を行うので、成膜速度が遅くなる。そこで、これを
補償するために100枚程度のウエハを一括して処理し
ているが、ウエハの大口径化に伴ってチャンバの容積が
大きくなると、ソースガスを均一に拡散させるのに多く
の時間が必要となり、成膜のスループットが低下する。
さらに、多数枚のウエハを一括して処理するバッチ方式
では、ウエハの径が大きくなると、ウエハ面内での膜厚
均一性の確保が困難になったり、ウエハに転位が発生し
たりするという問題も生じる。
しきい値電圧の低下を防ぐ対策として、nチャネル型M
ISFETのゲート電極をn型多結晶シリコン、pチャ
ネル型MISFETのゲート電極をp型多結晶シリコン
によって構成し、両者を共に表面チャネル型とする、い
わゆるデュアルゲートCMOS(またはCMIS(Compl
ementary Metal Insulator Semiconductor)ともいう)
構造の採用が進められている。
の熱処理が加わると、p型多結晶シリコンで構成された
ゲート電極中のp型不純物(ホウ素)がゲート酸化膜を
通じて半導体基板(ウエル)内に拡散し、MISFET
のしきい値電圧を変動させる虞れがある。そのため、ゲ
ート電極形成後の工程で窒化シリコン膜を堆積する場合
は、成膜の温度条件を精密に制御する必要があるが、上
記したバッチ式熱CVD装置では、精密な温度条件の設
定が困難である。
比較的低温で窒化シリコン膜を堆積する方法として、プ
ラズマCVD法が知られているが、プラズマによるゲー
ト酸化膜の損傷やチャージアップの問題があるため、サ
イドウォールスペーサ用窒化シリコン膜やセルフアライ
ン・コンタクト用窒化シリコン膜への適用は困難であ
る。
つ処理する枚葉式熱CVD装置は、上記したバッチ式熱
CVD装置に比べてチャンバの容積を小さくできるた
め、精密な温度条件の設定が容易であり、大口径のウエ
ハでも面内の膜厚均一性を向上させることができる。ま
た、バッチ式熱CVD装置より圧力が高い1.3kPa
(10Torr)〜93kPa(700Torr)程度
の準常圧減圧条件でもソースガスを均一、かつ速やかに
拡散させることができるので、成膜速度を向上させるこ
ともできる。さらに、ウエハを一枚ずつ処理することで
ウエハ処理の流れを連続化できるため、ウエハプロセス
のサイクルタイムを短縮したり、仕掛かりロットを低減
したりすることもできる。
枚ずつ処理することによるスループットの低下を補償す
るために、ウエハとその近傍のみを加熱するコールドウ
ォール方式を採用するため、チャンバの内壁に堆積した
反応生成物によるウエハ汚染の虞れが少なく、かつチャ
ンバの内壁を洗浄する作業も軽減される。
は、特に直径20cm〜30cm程度の大口径ウエハ上
にサイドウォールスペーサ用あるいはセルフアライン・
コンタクト用といった高い膜厚均一性が要求される窒化
シリコン膜を成膜する場合には、コールドウォール型の
枚葉式熱CVD装置を使用することが有効である、とい
う結論を得た。
モリLSIの製造プロセスにコールドウォール型枚葉式
熱CVD装置を導入することを検討していた過程で、新
たな問題を見出した。
にメモリマットと周辺回路とを含んでいる。このうち、
メモリマットは、記憶容量の大規模化を実現するため
に、メモリセルを構成するMISFET同士が極めて密
に配置されるが、周辺回路はメモリマットに比べてMI
SFET同士が疎に配置される。そのため、ウエハ上に
MISFETのゲート電極を形成した場合、ウエハ上に
区画された複数のチップ領域のそれぞれには、ゲート電
極のパターン密度が疎な領域(周辺回路)と密な領域
(メモリマット)とが生じる。
で窒化シリコン膜を堆積した場合、複数のチップ領域の
それぞれにおいて、メモリマット上の窒化シリコン膜の
膜厚が周辺回路上の窒化シリコン膜のそれに比べて約3
0%も薄くなるという現象が見られた。これは、ゲート
電極が密な領域(メモリマット)は、疎な領域(周辺回
路)に比べてウエハ単位面積あたりの実効的な表面積が
大きく、ソースガスの供給量が相対的に不足するため
に、膜の堆積量が減少するからであると考えられる。
ると、窒化シリコン膜をドライエッチングすることによ
って、メモリマットのゲート電極の側壁および周辺回路
のゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成し
たり、ゲート電極や素子分離領域に対して自己整合でコ
ンタクトホールを形成したりする際、周辺回路に堆積さ
れた厚い窒化シリコン膜を完全にエッチングすると、メ
モリマットに堆積された薄い窒化シリコン膜だけでな
く、その下地(ゲート酸化膜や基板)の表面までもが削
られてしまうため、メモリセルを構成するMISFET
の特性が劣化してしまう。
ニア(NH3)とをソースガスに用いた熱CVD法によ
る窒化シリコン膜の成膜メカニズムは、下記の式(1)
で示されるように、 3SiH4+4NH3 →Si3N4+12H2 (1) モノシラン(SiH4)とアンモニア(NH3)とが熱分
解して窒化シリコン(Si3N4)を生成する吸熱反応で
あると考えられている。また、この反応における窒化シ
リコンの生成速度は、モノシラン(SiH4)の供給量
に律速されると考えられている。
なパターンとが混在するウエハ上に窒化シリコン膜を堆
積する場合には、アンモニアに対するモノシランの流量
比(SiH4/NH3)を増やし、実効的な表面積が大き
いメモリマットに十分な量のモノシランを供給すること
により、メモリマットと周辺回路とにおける窒化シリコ
ン膜の膜厚差を低減できるものと推測される。
型の枚葉式熱CVD装置を使ってウエハ上に窒化シリコ
ン膜を堆積する際に、上記のような推測に基づいてモノ
シランの流量比を増やして見たところ、予期に反してメ
モリマットと周辺回路との間の膜厚差は低減されなかっ
た。そこで、本発明者らはその原因を追求し、次のよう
な結論を導き出した。
トウォール型バッチ式CVD装置の場合、チャンバ内に
導入されたソースガスは、ウエハの表面に到達する以前
にモノシランおよびアンモニアの分解温度以上の温度ま
で加熱されるため、ウエハの表面には熱分解されたガス
が供給される。これに対し、ウエハが搭載されるステー
ジ(サセプタ)のみが加熱されるコールドウォール型枚
葉式熱CVD装置の場合は、ウエハとその近傍のみが高
温となるため、ソースガス中のモノシランおよびアンモ
ニアは、チャンバ内に導入されても直ちには熱分解され
ず、ウエハの表面近傍に到達してはじめて熱分解される
ことになる。そのため、モノシランに比べて分解温度が
約250℃も高いアンモニアは相対的に分解速度が遅く
なり、その結果としてウエハの表面に供給される窒素原
子の量が不足する。すなわち、この場合は、モノシラン
の供給量を増やしても、メモリマット上における窒化シ
リコン膜の成膜速度を向上させることはできない。
チ式CVD装置を使用する場合には、モノシラン(Si
H4)が供給律速となることに起因して成膜の不均一が
発生するという窒化シリコン膜の成膜メカニズムは、コ
ールドウォール型枚葉式熱CVD装置を使用して窒化シ
リコン膜を成膜する場合には適用できないことが本発明
者らによって明らかとなった。
と密な領域とを有する半導体ウエハ上に熱CVD法で窒
化シリコン膜を堆積する際に、パターン密度が疎な領域
と密な領域とにおける窒化シリコン膜の膜厚差を低減す
ることのできる技術を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
は、(a)シラン系ガスとアンモニアガスとを含む第1
のソースガスを用いた熱CVD法によって、半導体基板
の主面上に第1の窒化シリコン膜を堆積する工程と、
(b)前記半導体基板の主面上に、パターン密度が疎な
領域と密な領域とを有する複数の第1パターンを形成す
る工程と、(c)シラン系ガスとアンモニアガスとを含
む第2のソースガスを用いた熱CVD法によって、前記
複数の第1パターンが形成された前記半導体基板の主面
上に第2の窒化シリコン膜を堆積する工程とを有し、前
記第1のソースガスと前記第2のソースガスとは、前記
シラン系ガスと前記アンモニアガスとの流量比が互いに
異なるものである。
は、(a)シラン系ガスとアンモニアガスとを含む第1
のソースガスを用いた熱CVD法によって、半導体ウエ
ハの主面上に第1の窒化シリコン膜を堆積する工程と、
(b)前記半導体ウエハの主面上に、パターン密度が疎
な領域と密な領域とを有する複数の第1パターンを形成
する工程と、(c)シラン系ガスとアンモニアガスとを
含む第2のソースガスを用いた熱CVD法によって、前
記複数の第1パターンが形成された前記半導体ウエハの
主面上に第2の窒化シリコン膜を堆積する工程とを有
し、前記第2のソースガスは、前記シラン系ガスに対す
る前記アンモニアガスの流量比が前記第1のソースガス
よりも大きいものである。
は、(a)シラン系ガスとアンモニアガスとを含む第1
のソースガスを用いた熱CVD法によって、半導体ウエ
ハの主面上に第1の窒化シリコン膜を堆積する工程と、
(b)前記半導体ウエハの主面上に、パターン密度が疎
な領域と密な領域とを有する複数のゲート電極を形成す
る工程と、(c)シラン系ガスとアンモニアガスとを含
む第2のソースガスを用いた熱CVD法によって、前記
複数のゲート電極が形成された前記半導体ウエハの主面
上に第2の窒化シリコン膜を堆積する工程と、(d)前
記第2の窒化シリコン膜を異方的にエッチングすること
によって、前記複数のゲート電極のそれぞれの側壁に、
前記第2の窒化シリコン膜からなるサイドウォールスペ
ーサを形成する工程とを有し、前記第2のソースガス
は、前記シラン系ガスに対する前記アンモニアガスの流
量比が前記第1のソースガスよりも大きいものである。
というときは、特に単結晶シリコン基板上に作られるも
のだけでなく、特にそうでない旨が明示された場合を除
き、SOI(Silicon On Insulator)基板やTFT(Thin
Film Transistor)液晶製造用基板などといった他の基板
上に作られるものを含むものとする。また、ウエハとは
半導体集積回路装置の製造に用いる単結晶シリコン基板
(一般にほぼ円盤形)、SOI基板、ガラス基板その他
の絶縁、半絶縁または半導体基板などやそれらを複合し
た基板をいう。
工程が終了したあとに、分割される部分に対応する図1
に示す単位集積回路領域である。
pressure region)とは、一般に1.3kPaから93
kPaの圧力範囲を指すものとされている。また、準常
圧加圧領域とは本願において106kPaから133k
Paの圧力範囲を指し、それらと常圧を包括して、準常
圧領域と言う。
は、一般にウエハを外周壁よりも高い温度に加熱する
(抵抗加熱、高周波誘導加熱、またはランプ加熱)コー
ルドウォール型熱処理炉であって、プラズマなどを直接
使用しないウエハ単位で成膜を行うCVD装置である。
ガス、キャリアガス、稀釈ガスの外、その他の添加ガス
を含めることができる。また、それぞれのガス組成に言
及する場合、特にそのように明示した場合を除き、それ
以外の要素の追加を許容するものとする。
の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及す
る場合、特に明示したときおよび原理的に明らかに特定
の数に限定されるときを除き、その特定の数に限定され
るものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。さら
に、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ス
テップなどを含む)は、特に明示した場合および原理的
に明らかに必須であると考えられる場合を除き、必ずし
も必須のものではないことはいうまでもない。
要素などの形状、位置関係などに言及するときは、特に
明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考え
られる場合を除き、実質的にその形状などに近似または
類似するものなどを含むものとする。このことは、上記
数値および範囲についても同様である。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
RAM(Static Random Access Memory)が形成されたシ
リコンチップ1Aのブロック図である。このSRAMが
形成されたシリコンチップ1Aは、携帯用電子機器など
に内蔵されて使用されるものであり、その主面には、複
数のメモリマットに分割された記憶部と、入出力回路
(入力バッファデコーダ、出力回路)、コントロール回
路および基準電圧発生回路(降圧電源回路)などからな
る周辺回路とが形成されている。
ルのなど価回路図である。SRAMのメモリセルは、一
対の相補性データ線(DL、/DL)とワード線(W
L)との交差部に配置された一対の駆動用MISFET
(Qd1、Qd2)、一対の負荷用MISFET(Q
p1、Qp2)および一対の転送用MISFET(Q
t1、Qt2)によって構成されている。駆動用MISF
ET(Qd1、Qd2)および転送用MISFET(Qt
1、Qt2)はnチャネル型MISFETで構成され、負
荷用MISFET(Qp1、Qp2)はpチャネル型MI
SFETで構成されている。すなわち、メモリセルは、
4個のnチャネル型MISFETと2個のpチャネル型
MISFETとを使った完全CMOS型で構成されてい
る。完全CMOS型メモリセルは、4個のnチャネル型
MISFETと2個の高抵抗負荷素子とを使った負荷抵
抗型メモリセルに比べて待機時のリーク電流が少ないた
め、消費電力が低いという特徴を備えている。
ETのうち、駆動用MISFETQd1および負荷用M
ISFETQp1は第1のインバータ(INV1)を構成
し、駆動用MISFETQd2および負荷用MISFE
TQp2は第2のインバータ(INV2)を構成してい
る。これら一対のインバータ(INV1、INV2)はメ
モリセル内で交差結合され、1ビットの情報を記憶する
情報蓄積部としてのフリップフロップ回路を構成してい
る。
端子は、転送用MISFETQt1のソース、ドレイン
の一方に接続され、もう一方の入出力端子は、転送用M
ISFETQt2のソース、ドレインの一方に接続され
ている。転送用MISFETQt1のソース、ドレイン
の他方は、データ線DLに接続され、転送用MISFE
TQt2のソース、ドレインの他方は、データ線/DL
に接続されている。また、フリップフロップ回路の一端
(2個の負荷用MISFETQp1、Qp2のそれぞれの
ソース、ドレインの一方)は、例えば3.3Vの電源電
圧(Vcc)に接続され、他端(2個の駆動用MISFE
TQd1、Qd2のそれぞれのソース、ドレインの一方)
は、例えば0VのGND電圧に接続されている。
MISFETのそれぞれのゲート電極パターンを示す平
面図である。なお、図に示す4個の+印を直線で結んだ
矩形の領域は、メモリセル1個分の領域を示している。
(駆動用MISFETQd1、Qd2、負荷用MISFE
TQp1、Qp2および転送用MISFETQt1、Q
t2)は、基板1の主面の素子分離溝4によって周囲を
囲まれたアクティブ領域(Ln、Lp)に形成されてい
る。nチャネル型で構成される駆動用MISFETQd
1、Qd2および転送用MISFETQt1、Qt2は、p
型ウエルが形成されたアクティブ領域Lpに形成され、
pチャネル型で構成される負荷用MISFETQp1、
Qp2は、n型ウエルが形成されたアクティブ領域Ln
に形成されている。
ド線WLと一体に構成されたゲート電極9Aを有してい
る。このゲート電極9Aは、リン(P)がドープされた
n型多結晶シリコン膜とその上部に形成されたCo(コ
バルト)シリサイド層とからなる。
(INV1)を構成する駆動用MISFETQd1および
負荷用MISFETQp1は、一体に構成されたゲート
電極を有している。このゲート電極のうち、駆動用MI
SFETQd1のゲート電極として使用される部分(ゲ
ート電極9B)は、リンがドープされたn型多結晶シリ
コン膜とその上部に形成されたCoシリサイド層からな
り、負荷用MISFETQp1のゲート電極として使用
される部分(ゲート電極9C)は、ホウ素(B)がドー
プされたp型多結晶シリコン膜とその上部に形成された
Coシリサイド層からなる。
ンバータ(INV2)を構成する駆動用MISFETQ
d2および負荷用MISFETQp2は、一体に構成され
たゲート電極を有し、駆動用MISFETQd2のゲー
ト電極として使用される部分(ゲート電極9B)は、リ
ンがドープされたn型多結晶シリコン膜とその上部に形
成されたCoシリサイド層からなり、負荷用MISFE
TQp2のゲート電極として使用される部分(ゲート電
極9C)は、ホウ素がドープされたp型多結晶シリコン
膜とその上部に形成されたCoシリサイド層からなる。
ダ、出力回路)、コントロール回路および基準電圧発生
回路(降圧電源回路)などの周辺回路は、nチャネル型
MISFETとpチャネル型MISFETとを組み合わ
せた相補性MISFETによって構成されている。nチ
ャネル型MISFETのゲート電極は、リンがドープさ
れたn型多結晶シリコン膜とその上部に形成されたCo
シリサイド層からなり、pチャネル型MISFETのゲ
ート電極は、ホウ素がドープされたp型多結晶シリコン
膜とその上部に形成されたCoシリサイド層からなる。
辺回路を構成するMISFETの製造方法を図4〜図1
9を用いて説明する。
Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンから
なる基板(シリコンウエハ)1を約850℃で熱酸化し
てその表面に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン膜2
を形成した後、酸化シリコン膜2の上部にCVD法で膜
厚120nm程度の窒化シリコン膜3を堆積する。窒化
シリコン膜3は、素子分離領域の基板1をエッチングし
て溝を形成する際のマスクとして使用される。また、窒
化シリコン膜3は、酸化されにくい性質を持つので、そ
の下部の基板1の表面が酸化されるのを防ぐマスクとし
ても使用される。窒化シリコン膜3の下部の酸化シリコ
ン膜2は、基板1と窒化シリコン膜3との界面に生じる
ストレスを緩和し、このストレスに起因して基板1の表
面に転位などの欠陥が発生するのを防ぐために形成す
る。
いるコールドウォール型の枚葉式熱CVD装置100の
概略図である。
1の中央部には、シリコンウエハ(基板)1を搭載する
ステージ102が設けられている。ステージ102の内
部には、シリコンウエハ1を加熱するヒータ(図示せ
ず)が設けられている。ステージ102の上方には、モ
ノシラン(SiH4)とアンモニア(NH3)とからなる
ソースガスを窒素(N2)などのキャリアガスと共にシ
リコンウエハ1の表面に供給するシャワーヘッドが設け
られている。また、チャンバ101の外部には、チャン
バ101の内壁をステージ102やシリコンウエハ1の
温度よりも低い温度に設定する温調機構(図示せず)が
設けられている。
1を一枚ずつ処理する枚葉式熱CVD装置100は、バ
ッチ式熱CVD装置に比べて精密な温度条件の確保が容
易であり、かつウエハ面内での膜厚均一性も良好である
という特徴がある。特に、チャンバ101の内壁温度を
ステージ102やシリコンウエハ1の温度よりも下げて
成膜を行うコールドウォール型のCVD装置は、ソース
ガスの大部分がシリコンウエハ1の表面で反応して膜を
形成し、温度が低いチャンバ101の内壁には膜が殆ど
堆積しないので、スループットの高い成膜が可能とな
る。
温度に加熱して成膜を行うホットウォール型CVD装置
の場合は、ウエハの表面だけでなく、チャンバ101の
内壁表面にも膜が堆積してしまう。そのため、ウエハ表
面に堆積する膜が所望の厚さとなるまでに多くの時間を
要し、かつチャンバ101の内壁表面に堆積した膜を定
期的に除去する手間が必要となる。
を750℃、チャンバ101の内壁温度を30℃にそれ
ぞれ設定し、モノシラン流量=20sccm、アンモニ
ア流量=1400sccm、窒素流量=3600scc
m、ガス圧=36kPa(275Torr)の条件で窒
化シリコン膜3を堆積する。窒化シリコン膜3は、下地
の酸化シリコン膜2の表面が平坦なため、基板(シリコ
ンウエハ)1の全面でほぼ均一な膜厚となる。
膜(図示せず)をマスクにしたドライエッチングで素子
分離領域の窒化シリコン膜3とその下部の酸化シリコン
膜2とを選択的に除去した後、窒化シリコン膜3をマス
クにしたドライエッチングで素子分離領域の基板1に深
さ350〜400nm程度の溝4aを形成する。
含む基板1上に酸化シリコン膜5を堆積する。酸化シリ
コン膜5は、溝4aの深さよりも厚い膜厚(例えば45
0〜500nm程度)で堆積し、溝4aの内部が酸化シ
リコン膜5によって完全に埋め込まれるようにする。酸
化シリコン膜5は、例えば酸素とテトラエトキシシラン
((C2H5)4Si)とをソースガスに使ったプラズマCV
D法で堆積する。
溝4aに埋め込んだ酸化シリコン膜5の膜質を改善する
ためのデンシファイ(焼き締め)を行った後、図8に示
すように、化学機械研磨(CMP)法を用いて溝4aの
上部の酸化シリコン膜5を研磨し、その表面を平坦化す
ることによって素子分離溝4を形成する。この研磨は、
アクティブ領域の基板1表面を覆っている窒化シリコン
膜3をストッパに用いて行ない、酸化シリコン膜5の表
面の高さが窒化シリコン膜3のそれと同じになった時点
を終点とする。その後、アクティブ領域の基板1表面を
覆っている窒化シリコン膜3を熱リン酸で除去する。
n型不純物(例えばリン)をイオン注入し、他の一部に
p型不純物(ホウ素)をイオン注入した後、基板1を約
950℃で熱処理して上記不純物を拡散させることによ
り、基板1の一部にn型ウエル6を形成し、他の一部に
p型ウエル7を形成する。
で基板1の表面を洗浄した後、図10に示すように、基
板1を約800〜850℃で熱酸化することによって、
n型ウエル6およびp型ウエル7のそれぞれの表面に清
浄なゲート酸化膜8を形成し、続いてゲート酸化膜8の
上部にゲート電極9A〜9Eを形成する。ゲート電極9
A〜9Eは、ゲート酸化膜8の上部にCVD法で膜厚2
00nm〜250nm程度の多結晶シリコン膜を堆積
し、続いて多結晶シリコン膜の一部にn型不純物(リ
ン)をイオン注入し、他の一部にp型不純物(ホウ素)
をイオン注入した後、フォトレジスト膜をマスクにして
多結晶シリコン膜をドライエッチングすることによって
形成する。
型多結晶シリコン膜からなり、メモリセルの一部を構成
する転送用MISFETQt1、Qt2のゲート電極およ
びワード線WLとして使用される。ゲート電極9Bは、
同じくn型多結晶シリコン膜からなり、メモリセルの一
部を構成する駆動用MISFETQd1、Qd2のゲート
電極として使用される。ゲート電極9Cは、ホウ素がド
ープされたp型多結晶シリコン膜からなり、メモリセル
の一部を構成する負荷用MISFETQp1、Qp2のゲ
ート電極として使用される。
型多結晶シリコン膜からなり、周辺回路の一部を構成す
るnチャネル型MISFET(Qa)のゲート電極とし
て使用される。ゲート電極9Eは、ホウ素がドープされ
たp型多結晶シリコン膜からなり、周辺回路の一部を構
成するpチャネル型MISFET(Qb)のゲート電極
として使用される。
(駆動用MISFETQd1、Qd2、負荷用MISFE
TQp1、Qp2および転送用MISFETQt1、Q
t2)は極めて密に配置されるため、ゲート電極9A〜
9Cは互いに近接して配置される。これに対し、周辺回
路を構成するMISFETは疎に配置されるため、ゲー
ト電極9D、9Eは互いに離間して配置される。そのた
め、シリコンウエハ(基板)1の主面上にゲート電極9
A〜9Eを形成すると、ウエハの主面に区画された複数
のチップ領域のそれぞれには、ゲート電極パターンが密
な領域(メモリマット)と疎な領域(周辺回路)とが生
じる。
にリンまたはヒ素(As)をイオン注入して低不純物濃
度のn-型半導体領域10を形成し、n型ウエル6にホ
ウ素をイオン注入して低不純物濃度のp-型半導体領域
11を形成した後、基板1の主面上にCVD法で膜厚5
0nm程度の窒化シリコン膜12を堆積する。
図5に示したコールドウォール型の枚葉式熱CVD装置
100を使用する。
きの各種パラメータを変えたときに、ゲート電極パター
ンが密な領域(メモリマット)に堆積された窒化シリコ
ン膜12と疎な領域(周辺回路)に堆積された窒化シリ
コン膜12との膜厚差がどのように変わるかを測定した
結果を図12に示す。図に示す8種類の折れ線グラフ
は、左から順にA:アンモニアのアニール時間、B:チ
ャンバ101の内壁の温度、C:ステージ102からシ
ャワーヘッド103までの距離、D:チャンバ101内
のガス圧力、E:ウエハ温度、F:窒素流量、G:アン
モニア流量およびH:モノシラン流量である。縦軸は、
これら8種類のパラメータのそれぞれを図13に示す3
種類(アンモニアのアニール時間のみ2種類)の数値に
設定したときに、上記した窒化シリコン膜12の膜厚差
がどの程度変化するかを示したもので、数値が大きくな
る程、膜厚差が小さくなることを示している。
(D)、アンモニア流量(G)、モノシラン流量(H)
が窒化シリコン膜12の膜厚差の変動に大きく寄与して
いることが判る。また、チャンバ101内のガス圧力
(D)を大きくしたり、アンモニア流量(G)を増やし
たりするほど窒化シリコン膜12の膜厚差が小さくな
り、逆にモノシラン流量(H)を増やすほど窒化シリコ
ン膜12の膜厚差が大きくなることが判る。
26kPa(200Torr)、46kPa(350T
orr)にそれぞれ設定し、アンモニアとモノシランの
流量比(%)を変えたときに窒化シリコン膜12の膜厚
差がどのように変わるかを測定した結果を示している。
この図から、アンモニアの流量比が大きくなるほど窒化
シリコン膜12の膜厚差が小さくなることが判る。
密な領域(メモリマット)に堆積された窒化シリコン膜
12と疎な領域(周辺回路)に堆積された窒化シリコン
膜12との膜厚差を小さくするためには、モノシランに
対するアンモニアの流量比を大きくすること、およびチ
ャンバ101内のガス圧力を大きくすることが有効であ
る。
域(周辺回路)に堆積された窒化シリコン膜12の膜厚
に対する密な領域(メモリマット)に堆積された窒化シ
リコン膜12の膜厚の比を80%以上(膜厚差を20%
以下)とするためには、ガス圧を46kPa(350T
orr)としたとき、モノシランに対するアンモニアの
流量比を少なくとも40倍以上とすることが望ましい。
また、上記膜厚の比を85%以上(膜厚差を15%以
下)とするためには、モノシランに対するアンモニアの
流量比を少なくとも100倍以上とし、上記膜厚の比を
90%以上(膜厚差を10%以下)とするためには、上
記流量比を少なくとも250倍以上とすることが望まし
い。
を750℃(ヒータの設定温度は800℃、一般にウエ
ハの上面温度はヒータの設定温度より約50℃だけ低
い)、チャンバ101の内壁温度を25℃にそれぞれ設
定し、モノシラン流量=10sccm、アンモニア流量
=5000sccm、窒素流量=5000sccm、ガ
ス圧=46kPa(350Torr)の条件で窒化シリ
コン膜12を堆積することにより、ゲート電極パターン
が密な領域(メモリマット)と疎な領域(周辺回路)と
で窒化シリコン膜12の膜厚をほぼ均一にすることがで
きた。
コン膜12を異方的にドライエッチングすることによっ
て、ゲート電極9A〜9Eのそれぞれの側壁にサイドウ
ォールスペーサ12Aを形成する。本実施形態では、メ
モリマットと周辺回路とで窒化シリコン膜12の膜厚を
ほぼ均一にすることができたので、メモリマットのゲー
ト酸化膜8や基板1を削ることなくサイドウォールスペ
ーサ12Aを形成することができる。
にリンまたはヒ素(As)をイオン注入して高不純物濃
度のn+型半導体領域(ソース、ドレイン)13を形成
し、n型ウエル6にホウ素をイオン注入して高不純物濃
度のp+型半導体領域(ソース、ドレイン)14を形成
する。続いて、フッ酸を用いたウェットエッチングでn
+型半導体領域(ソース、ドレイン)13およびp+型半
導体領域(ソース、ドレイン)14のそれぞれの表面の
ゲート酸化膜8を除去した後、基板1上にスパッタリン
グ法でCo膜を堆積し、熱処理によるシリサイド反応で
ゲート電極9A〜9E、n+型半導体領域(ソース、ド
レイン)13およびp+型半導体領域(ソース、ドレイ
ン)14のそれぞれの表面にCoシリサイド層15を形
成した後、未反応のCo膜をウェットエッチングで除去
する。ここまでの工程により、メモリマットに駆動用M
ISFETQd、負荷用MISFETQpおよび転送用
MISFETQtが形成され、周辺回路にnチャネル型
MISFETQaおよびpチャネル型MISFETQb
が形成される。
上にCVD法で膜厚50nm程度の窒化シリコン膜16
を堆積する。この窒化シリコン膜16の堆積には、前記
図5に示したコールドウォール型の枚葉式熱CVD装置
100を使用する。また、成膜条件は、前記サイドウォ
ールスペーサ12Aの形成に用いた窒化シリコン膜12
のそれと同一とする。これにより、ゲート電極パターン
が密な領域(メモリマット)と疎な領域(周辺回路)と
で窒化シリコン膜16の膜厚をほぼ均一にすることがで
きる。
テトラエトキシシランとをソースガスに使ったプラズマ
CVD法で窒化シリコン膜16の上部に酸化シリコン膜
17を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)をマ
スクにして酸化シリコン膜17および窒化シリコン膜1
6を順次ドライエッチングすることにより、n+型半導
体領域(ソース、ドレイン)13、p+型半導体領域
(ソース、ドレイン)14およびゲート電極9Bの上部
にコンタクトホール20〜29を形成する。
グは、窒化シリコン膜16をエッチングのストッパに用
い、酸化シリコン膜17のエッチング速度が窒化シリコ
ン膜16のエッチング速度よりも大きくなる条件で行
う。また、窒化シリコン膜16のエッチングは、そのエ
ッチング速度が素子分離溝4に埋め込まれた酸化シリコ
ン膜5のエッチング速度よりも大きくなる条件で行う。
これにより、メモリマットのコンタクトホール20〜2
5をゲート電極9A〜9Cおよび素子分離溝4に対して
それぞれ自己整合で形成することができる。本実施形態
では、メモリマットと周辺回路とで窒化シリコン膜16
の膜厚をほぼ均一にすることができたので、メモリマッ
トの素子分離溝4に埋め込まれた酸化シリコン膜5や基
板1を削ることなくコンタクトホール20〜29を形成
することができる。
膜17の上部に堆積したメタル膜をパターニングして第
1層目の配線30〜39を形成する。
記図1から19に基づいて、本発明の第2の実施例の説
明を行う。前記実施例においての説明および図面の内容
は、代わりの図面がある場合および異なる説明がされる
場合の外は、ほぼ同一であり、繰り返し説明しないこと
にする。
領域内のパターン密度が疎な領域における窒化シリコン
膜の膜厚に対する密な領域とにおける窒化シリコン膜の
膜厚比を大きく(すなわち窒化シリコン膜の膜厚差を小
さく)するためには、アンモニアとモノシランの流量比
(NH3/SiH4)および成膜圧力を制御することが重
要である。本実施形態では、この流量比(NH3/Si
H4)および成膜圧力についてさらに詳細な検討を行っ
た。
比という)の成膜圧力依存性と、各成膜圧力に対して疎
密部膜厚比が最大になるNH3/SiH4流量比の成膜圧
力依存性とを測定した結果を示している。
ォール型枚葉式熱CVD装置100の概略図である。こ
の装置の基本的な構造は、前記実施の形態の図5に示し
た装置と同一である。チャンバ101の容積は約6リッ
トルであり、ステージ102の内部には抵抗加熱型のヒ
ータが内蔵されている。チャンバ101の側壁には成膜
圧力を測定する圧力計(バラトロン(BARATRON) タイプ
624)104と、メカニカルブースタポンプ105およ
びドライポンプ106を備えた排気管107とが取り付
けられている。ウエハ1は、各チップ領域に前記図10
に示すようなゲート電極(9A〜9E)が形成された直
径20cmのシリコンウエハである。
示す)およびNH3/SiH4流量比(実線で示す)は、
成膜圧力に対してある範囲内で最適値を持つことが判明
した。すなわち、疎密部膜厚比をある値以上にするため
には、成膜圧力およびNH3/SiH4流量比を一定の範
囲内に制御する必要がある。
5%以上(膜厚差15%以下)および95%以上(膜厚
差5%以下)になる条件を詳しく測定した結果を図22
に示す。
ようなブロックに分けられた20cmウエハを使用し
た。図23(a)、(b)に示すように、各チップ領域
のメモリセルにはゲート電極が形成されており、周辺回
路の一部には100μm×100μm程度の外形寸法を
有する膜厚検査用パッド40が形成されている。疎密部
膜厚比の評価は、前記図21に示したコールドウォール
型枚葉式熱CVD装置を使ってこのウエハ上に膜厚10
0nmの窒化シリコン膜を堆積し、膜厚検査用パッド4
0上の膜厚とメモリアレイ上の膜厚の比を測定すること
によって行った。成膜時のウエハ温度は750℃(一般
的に適切な範囲としては650℃から800℃の範囲が
あげられるが、その他の条件を若干変更することによっ
て可能な範囲としては600℃から850℃の範囲があ
げられる)、チャンバ101の内壁温度は30℃にそれ
ぞれ設定した。このときのソースガス(アンモニア+モ
ノシラン)の供給シーケンスを図24(a)に示し、ソ
ースガスの圧力変化を図24(b)に示す。
比を約150倍〜約750倍、成膜圧力を約37kPa
(280Torr)〜約50kPa(380Torr)
の範囲に設定することにより、疎密部膜厚比が85%以
上になることが判明した。また、好ましくはNH3/S
iH4流量比を約200倍〜約650倍、成膜圧力を約
39kPa(295Torr)〜約49kPa(365
Torr)の範囲内、より好ましくはNH3/SiH4流
量比を約300倍〜約550倍、成膜圧力を約41kP
a(310Torr)〜約47kPa(350Tor
r)の範囲内に設定することにより、疎密部膜厚比がさ
らに大きくなることが判明した。すなわち、さらに均一
性が増すことが判明した。特に、NH3/SiH4流量比
を450倍前後、成膜圧力を44kPa(330Tor
r)前後に設定することにより、疎密部膜厚比を95%
以上にすることができた。
量比の最適範囲は、直径が20cmのウエハだけでなく
他の寸法のウエハを使用する場合にも適用することがで
きる。ただし、ウエハの寸法が変われば表面積も変わる
ため、表面積に応じてソースガスの流量を増減させる必
要がある。例えば直径が30cmのウエハは、20cm
のウエハに比べて表面積が2.25倍となるため、ソー
スガスの流量も、たとえば2.25倍に増やす必要があ
るが、成膜圧力およびNH3/SiH4流量比は同じでよ
い。
ールドウォール型枚葉式熱CVD装置も前記図21に示
したものに限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲
で細部を種々変更したものを使用することができる。例
えば前記図21の装置は、ステージ102に内蔵された
抵抗加熱型のヒータでウエハを加熱する方式を採用して
いるが、ランプ加熱方式によってウエハを加熱してもよ
い。ランプ加熱方式は抵抗加熱方式に比べて昇降温特性
に優れているという特長がある。他方、抵抗加熱方式
は、ランプ加熱方式に比べて熱源からの汚染発生が少な
いという特長がある。
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
稀釈ガスとして、窒素ガスを使用したが、代わりにまた
はその一部としてアルゴンなどの不活性ガスを用いるこ
ともできる。また、ガス雰囲気はソースガスなどの反応
ガス、キャリアガス、稀釈ガスの外、その他の添加ガス
を含めることができる。
の形態1および2で例示した準常圧減圧領域のみでな
く、安全上の問題点は対策が必要であるが、成膜速度な
どでメリットが期待できる常圧領域や準常圧加圧領域で
も可能である。
造に適用した場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、各チップ領域内にパターン密度が疎な
領域と密な領域とを有する半導体ウエハ上に熱CVD法
で窒化シリコン膜を堆積する工程を有するすべての半導
体集積回路装置に適用することができる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
と密な領域とを有する半導体ウエハの主面上に、均一な
膜厚の窒化シリコン膜を堆積することが可能となる。
た半導体チップのブロック図である。
ルのなど価回路図である。
セルを構成するMISFETのゲート電極パターンを示
す平面図である。
法を示す半導体基板の要部断面図である。
用いるコールドウォール型枚葉式熱CVD装置の概略図
である。
法を示す半導体基板の要部断面図である。
法を示す半導体基板の要部断面図である。
法を示す半導体基板の要部断面図である。
法を示す半導体基板の要部断面図である。
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
ータと、窒化シリコン膜の膜厚疎密差との関係を示すグ
ラフである。
ータとその変化量を示す図である。
ン膜の膜厚疎密差との関係を示すグラフである。
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
膜圧力に対して疎密部膜厚比が最大になるNH3/Si
H4流量比の成膜圧力依存性を示すグラフである。
流量比の成膜圧力依存性を測定するのに用いたコールド
ウォール型枚葉式熱CVD装置の概略図である。
および95%以上にするためのNH3/SiH4流量比お
よび成膜圧力の二次元分布を示すグラフである。
部拡大図、(b)は、同じく断面図である。
(アンモニア+モノシラン)の供給シーケンスを示す
図、(b)は、同じくソースガスの圧力変化を示す図で
ある。
Claims (54)
- 【請求項1】 (a)シラン系ガスとアンモニアガスと
を含む第1のソースガスを用いた熱CVD法によって、
半導体基板の主面上に第1の窒化シリコン膜を堆積する
工程と、(b)前記半導体基板の主面上に、パターン密
度が疎な領域と密な領域とを有する複数の第1パターン
を形成する工程と、(c)シラン系ガスとアンモニアガ
スとを含む第2のソースガスを用いた熱CVD法によっ
て、前記複数の第1パターンが形成された前記半導体基
板の主面上に第2の窒化シリコン膜を堆積する工程とを
有し、 前記第1のソースガスと前記第2のソースガスとは、前
記シラン系ガスと前記アンモニアガスとの流量比が互い
に異なることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項2】 (a)シラン系ガスとアンモニアガスと
を含む第1のソースガスを用いた熱CVD法によって、
半導体ウエハの主面上に第1の窒化シリコン膜を堆積す
る工程と、(b)前記ウエハの主面上に、パターン密度
が疎な領域と密な領域とを有する複数の第1パターンを
形成する工程と、(c)シラン系ガスとアンモニアガス
とを含む第2のソースガスを用いた熱CVD法によっ
て、前記複数の第1パターンが形成された前記ウエハの
主面上に第2の窒化シリコン膜を堆積する工程とを有
し、 前記第2のソースガスは、前記シラン系ガスに対する前
記アンモニアガスの流量比が前記第1のソースガスより
も大きいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
装置の製造方法において、前記第1および第2の窒化シ
リコン膜は、枚葉式熱CVD法によって堆積することを
特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記第1の窒化シリコン膜は、第1の
枚葉式熱CVD装置を用いて堆積し、前記第2の窒化シ
リコン膜は、第2の枚葉式熱CVD装置を用いて堆積す
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記第1および第2の窒化シリコン膜
は、コールドウォール型の枚葉式熱CVD装置を用いて
堆積することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項6】 請求項1または2記載の半導体集積回路
装置の製造方法において、前記ウエハは、その主面に複
数のチップ領域を有し、前記複数の第1パターンは、前
記複数のチップ領域のそれぞれに形成されることを特徴
とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1または2記載の半導体集積回路
装置の製造方法において、前記パターン密度が疎な領域
と密な領域とにおける前記第2窒化シリコン膜の膜厚比
は、80%以上であることを特徴とする半導体集積回路
装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記パターン密度が疎な領域と密な領
域とにおける前記第2窒化シリコン膜の膜厚比は、85
%以上であることを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記パターン密度が疎な領域と密な領
域とにおける前記第2窒化シリコン膜の膜厚比は、90
%以上であることを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項10】 請求項1または2記載の半導体集積回
路装置の製造方法において、前記シラン系ガスは、モノ
シランであることを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項11】 請求項1または2記載の半導体集積回
路装置の製造方法において、前記シラン系ガスは、ジシ
ラン、ジクロルシランまたはテトラエトキシシランであ
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項12】 請求項1または2記載の半導体集積回
路装置の製造方法において、前記シラン系ガスに対する
前記アンモニアガスの流量比は、40倍以上であること
を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記シラン系ガスに対する前記ア
ンモニアガスの流量比は、100倍以上であることを特
徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記シラン系ガスに対する前記ア
ンモニアガスの流量比は、250倍以上であることを特
徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項15】 (a)シラン系ガスとアンモニアガス
とを含む第1のソースガスを用いた熱CVD法によっ
て、ウエハの平坦な主面上に第1の窒化シリコン膜を堆
積する工程と、(b)前記ウエハの主面上に、パターン
密度が疎な領域と密な領域とを有する複数のゲート電極
を形成する工程と、(c)シラン系ガスとアンモニアガ
スとを含む第2のソースガスを用いた熱CVD法によっ
て、前記複数のゲート電極が形成された前記ウエハの主
面上に第2の窒化シリコン膜を堆積する工程と、(d)
前記第2の窒化シリコン膜を異方的にエッチングするこ
とによって、前記複数のゲート電極のそれぞれの側壁
に、前記第2の窒化シリコン膜からなるサイドウォール
スペーサを形成する工程とを有し、 前記第2のソースガスは、前記シラン系ガスに対する前
記アンモニアガスの流量比が前記第1のソースガスより
も大きいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項16】 請求項15記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記第1および第2の窒化シリコ
ン膜は、枚葉式熱CVD法によって堆積することを特徴
とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項17】 請求項16記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記第1および第2の窒化シリコ
ン膜は、コールドウォール型の枚葉式熱CVD装置を用
いて堆積することを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項18】 請求項15記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記ウエハは、その主面に複数の
チップ領域を有し、前記複数の第1パターンは、前記複
数のチップ領域のそれぞれに形成されることを特徴とす
る半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項19】 請求項15記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(d)工程の後、さらに、
(e)シラン系ガスとアンモニアガスとを含む第3のソ
ースガスを用いた熱CVD法によって、前記ウエハの主
面上に第3の窒化シリコン膜を堆積する工程と、(f)
前記第3の窒化シリコン膜の上部に酸化シリコン膜を堆
積する工程と、(g)前記酸化シリコン膜および前記第
3の窒化シリコン膜をドライエッチングすることによっ
て、前記ウエハの主面に達するコンタクトホールを形成
する工程とを有し、 前記第3のソースガスは、前記シラン系ガスに対する前
記アンモニアガスの流量比が前記第1のソースガスより
も大きいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項20】 請求項15記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記複数のゲート電極の一部は、
n型の多結晶シリコン膜を含み、他の一部は、p型の多
結晶シリコン膜を含むことを特徴とする半導体集積回路
装置の製造方法。 - 【請求項21】 モノシランガスおよびアンモニアガス
を含むソースガスを、前記モノシランガスおよび前記ア
ンモニアガスの熱分解温度以上の温度に加熱された半導
体ウエハの主面近傍に供給し、前記モノシランガスおよ
び前記アンモニアガスを前記半導体ウエハの主面近傍で
熱分解することによって、前記モノシランガスおよび前
記アンモニアガスを含むガス雰囲気中に置かれた前記半
導体ウエハの主面上に窒化シリコン膜を堆積する工程を
有する半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記モノシランガスに対する前記アンモニアガスの流量
比を150倍から750倍とし、前記ガス雰囲気の圧力
を37kPaから50kPaとすることを特徴とする半
導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項22】 請求項21記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記モノシランガスに対する前記
アンモニアガスの流量比を200倍から650倍とし、
前記ガス雰囲気の圧力を39kPaから49kPaとす
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項23】 請求項21記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記モノシランガスに対する前記
アンモニアガスの流量比を300倍から550倍とし、
前記ガス雰囲気の圧力を41kPaから47kPaとす
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項24】 請求項21記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記半導体基板の主面は1個以上
のチップ領域に区画され、それぞれの前記チップ領域
は、パターン密度が疎な領域と密な領域とを有すること
を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項25】 請求項21記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、コールドウォール型枚葉式熱CV
D装置を用いることを特徴とする半導体集積回路装置の
製造方法。 - 【請求項26】 請求項25記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記モノシランガスに対する前記
アンモニアガスの流量比を200倍から650倍とし、
前記ガス雰囲気の圧力を39kPaから49kPaとす
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項27】 請求項25記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記モノシランガスに対する前記
アンモニアガスの流量比を300倍から550倍とし、
前記ガス雰囲気の圧力を41kPaから47kPaとす
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項28】 請求項25記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記ウエハの直径は200mm以
上であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項29】 請求項26記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記ウエハの直径は200mm以上
であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項30】 請求項27記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記ウエハの直径は200mm以上
であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項31】 モノシランガスおよびアンモニアガス
を含むソースガスを、前記モノシランガスおよび前記ア
ンモニアガスの熱分解温度以上の温度に加熱された半導
体ウエハの主面近傍に供給し、前記モノシランガスおよ
び前記アンモニアガスを、コールドウォール型枚葉式熱
CVD装置の反応室内において、前記半導体ウエハの主
面近傍で熱分解することによって、前記モノシランガス
およびアンモニアガスを含む準常圧減圧領域のガス雰囲
気中に置かれた前記半導体ウエハの主面上に窒化シリコ
ン膜を堆積する工程を有する半導体集積回路装置の製造
方法であって、 前記モノシランガスに対する前記アンモニアガスの流量
比を100倍以上とすることを特徴とする半導体集積回
路装置の製造方法。 - 【請求項32】 請求項31記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記ウエハの直径は200mm以
上であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項33】 請求項32項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を250倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項34】 請求項31項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を250倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項35】 モノシランガスおよびアンモニアガス
を含むソースガスを、前記モノシランガスおよび前記ア
ンモニアガスの熱分解温度以上の温度に加熱された半導
体ウエハの主面近傍に供給し、前記モノシランガスおよ
び前記アンモニアガスを、コールドウォール型枚葉式熱
CVD装置の反応室内において、前記半導体ウエハの主
面近傍で熱分解することによって、前記モノシランガス
およびアンモニアガスを含む準常圧減圧領域のガス雰囲
気中に置かれた前記半導体ウエハの主面上に窒化シリコ
ン膜を堆積する工程を有する半導体集積回路装置の製造
方法であって、 前記モノシランガスに対する前記アンモニアガスの流量
比を40倍以上とし、前記ガス雰囲気の圧力を47kP
a程度とするとすることを特徴とする半導体集積回路装
置の製造方法。 - 【請求項36】 請求項35記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記ウエハの直径は200mm以
上であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項37】 モノシランガスおよびアンモニアガス
を含むソースガスを、前記モノシランガスおよび前記ア
ンモニアガスの熱分解温度以上の温度に加熱された半導
体ウエハの主面近傍に供給し、前記モノシランガスおよ
び前記アンモニアガスを、コールドウォール型枚葉式熱
CVD装置の反応室内において、前記半導体ウエハの主
面近傍で熱分解することによって、前記モノシランガス
およびアンモニアガスを含む準常圧減圧領域のガス雰囲
気中に置かれた前記半導体ウエハの主面上に窒化シリコ
ン膜を堆積する工程を有する半導体集積回路装置の製造
方法であって、 前記モノシランガスに対する前記アンモニアガスの流量
比を150倍から750倍とし、前記ガス雰囲気の圧力
を37kPaから50kPaとすることを特徴とする半
導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項38】 請求項37項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を200倍
から650倍とし、前記ガス雰囲気の圧力を39kPa
から49kPaとすることを特徴とする半導体集積回路
装置の製造方法。 - 【請求項39】 請求項37項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を300倍
から550倍とし、前記ガス雰囲気の圧力を41kPa
から47kPaとすることを特徴とする半導体集積回路
装置の製造方法。 - 【請求項40】 請求項37項において、前記ウエハの
直径は200mm以上であることを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項41】 請求項38項において、前記ウエハの
直径は200mm以上であることを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項42】 請求項39項において、前記ウエハの
直径は200mm以上であることを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項43】 モノシランガスおよびアンモニアガス
を含むソースガスを、前記モノシランガスおよび前記ア
ンモニアガスの熱分解温度以上の温度に加熱された半導
体ウエハの主面近傍に供給し、前記モノシランガスおよ
び前記アンモニアガスを、コールドウォール型枚葉式熱
CVD装置の反応室内において、前記半導体ウエハの主
面近傍で熱分解することによって、前記モノシランガス
およびアンモニアガスを含む準常圧領域のガス雰囲気中
に置かれた前記半導体ウエハの主面上に窒化シリコン膜
を堆積する工程を有する半導体集積回路装置の製造方法
であって、 前記ガス雰囲気の圧力を37kPa以上とすることを特
徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項44】 請求項43項において、前記ガス雰囲
気の圧力を39kPa以上とすることを特徴とする半導
体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項45】 請求項44項において、前記ガス雰囲
気の圧力を41kPa以上とすることを特徴とする半導
体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項46】 請求項43項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を200倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項47】 請求項44項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を200倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項48】 請求項45項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を200倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項49】 請求項43項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を300倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項50】 請求項44項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を300倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項51】 請求項45項において、前記モノシラ
ンガスに対する前記アンモニアガスの流量比を300倍
以上とすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項52】 請求項43項において、前記ウエハの
直径は200mm以上であることを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項53】 請求項44項において、前記ウエハの
直径は200mm以上であることを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項54】 請求項45項において、前記ウエハの
直径は200mm以上であることを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。
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