JP2002139575A - 反射型光電センサの検出ヘッド - Google Patents

反射型光電センサの検出ヘッド

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JP2002139575A JP2000333619A JP2000333619A JP2002139575A JP 2002139575 A JP2002139575 A JP 2002139575A JP 2000333619 A JP2000333619 A JP 2000333619A JP 2000333619 A JP2000333619 A JP 2000333619A JP 2002139575 A JP2002139575 A JP 2002139575A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 限定反射型であっても、検出体の傾きに対す
る許容範囲を広くする。 【解決手段】 投光部1からの光を投光レンズ2を通し
て検出体6に照射し、その検出体6からの正反射光を受
光レンズ3によって受光部4に導くようにした反射型光
電センサの検出ヘッドにおいて、投光レンズ2の光軸C
0と受光レンズ3の光軸B0とを互いに交差するように
設定し、投光部1を投光レンズ2よりも受光レンズ3の
光軸側にずらして配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、限定された距離の
中で検出体を検出する反射型光電センサの検出ヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光電センサは、例えば検出体が
奥行き方向に並ぶ場合に、特定の距離にあるものだけを
検出できるという利点がある。薄い透明ガラスなどの検
出体を光の反射光の有無によって検出する場合、検出体
からの反射光は、様々な角度に反射する拡散光はほとん
ど発生せず、入射角に等しい角度で反射する正反射光が
わずかに生じるのみであるので、光を検出体に照射した
ときに、拡散反射光ではなく、正反射光を検出するよう
な構造が必要となる。
【0003】従来例の具体的な構造は、図11に示す通
りである。すなわち、投光部1からの光が投光レンズ2
により検出体方向に照射され、その反射光が受光レンズ
3によって受光部4に収束される。ここで、投光レンズ
2の光軸C0は投光部1の中心P0に一致しており、受
光レンズ3の光軸B0は受光部4の中心D0に一致して
いる。なお、この例では、投光レンズ2及び受光レンズ
3は一体に成型されている。ここで、投光部1からの光
が照射される範囲を投光領域Pとし、ある領域において
光が光電センサ方向に照射された場合に、受光レンズ4
によって受光部4に収束可能である領域を受光領域Dと
呼ぶと、投光領域Pと受光領域Dとの重なり部分が検出
体を検出できる領域となる。例えば図11に示すよう
に、その検出領域の外に存在する検出体Yからの正反射
光は受光部4には入射しないからである。
【0004】ところで、この種の光電センサは、例えば
特開2000−230984号公報を引用した図12に
示されるように、ケース5内に多段に収容したガラス基
板6の検出に利用されることがある。その場合、ロボッ
トアームの先端に取り付けた検出ユニット7の両側に光
電センサの検出ヘッド8がそれぞれ配置され、ガラス基
板6の下方に検出ユニット7が進入してガラス基板6か
らの反射光を拾うことによりその有無を判断するのであ
る。このような透明な検出体の検出に限定反射型の光電
センサを使用すると、検出ヘッド8から照射された光が
ガラス基板6を透過して上段のガラス基板6によって反
射しても、その光を拾うことがないから、誤検出を防止
できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、限定反
射型の光電センサにおいては、光電センサに対する角度
が変化する可能性があるものを検出する場合には、極め
て困難な課題があった。すなわち、ガラス基板6が大型
化し、薄型化すると、図13に示すように、中央部が垂
れ下がるように撓むことを避けることができない。する
と、検出ヘッド8に対向するガラス基板6の対向角度が
同図に示すように角度θだけ増える。ガラス基板6が例
えばθだけ傾くと、反射光は2θ傾くことになり、本来
の検出領域にガラス基板6が存在しても反射光が受光部
4に入射しなくなり、ガラス基板6が存在しても、これ
を検出できなくなってしまう。受光領域Dを大きくする
ことには限界があるから、検出体の許容傾きθを大きく
することは容易ではない。しかも、同じくθだけ傾いて
も、光電スイッチと検出体との距離が遠いほど、光電ス
イッチ部分でのずれ量が大きくなるから、検出距離を長
くしてなおかつ検出体の許容傾きθを大きくすることは
極めて困難であった。
【0006】ちなみに、上述した特開2000−230
984号公報では、かかる事情に鑑みて予め左右の検出
ヘッド8の検出軸をそれぞれ内側に傾けてガラス基板6
の傾きに対処しようとしている。しかし、これでは左右
の検出ヘッド8がそれぞれ専用構造となるから、汎用性
を欠くことになる。また、検出軸を傾けることなく、検
出ヘッド8自体を検出ユニット7に対して傾けて取り付
けるようにすると、同公報に記述されているように検出
ユニット7の厚さ寸法が大きくなるという不具合を生ず
る。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、限定反射型でありながら、検出体の傾
きに対する許容範囲が広い反射型光電センサの検出ヘッ
ドを提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る反射型光電センサの検出ヘッ
ドは、投光部からの光を投光レンズを通して検出体に照
射し、その検出体からの正反射光を受光レンズによって
受光部に導くようにした反射型光電センサの検出ヘッド
において、投光レンズの光軸と受光レンズの光軸とを互
いに交差するように設定し、投光部を投光レンズよりも
受光レンズの光軸側にずらして配置したところに特徴を
有する。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の発明において、さらに投光レンズ及び受光レンズはそ
れらの各光軸に対して左右非対称となる形状とし、投光
レンズは受光レンズの光軸側に大きく、受光レンズは前
記投光レンズ側に小さくなるように構成したところに特
徴を有する。
【0010】さらに、請求項3の発明は、前記投光部及
び前記受光部の少なくとも一方を、投光レンズの光軸と
受光レンズの光軸とで構成される平面と略平行になるよ
うに複数の光ファイバー素線を横長に並べて配置して構
成したところに特徴を有する。
【0011】請求項4の発明は、投光部からの光を投光
レンズを通して検出体に照射し、その検出体からの正反
射光を受光レンズによって受光部に導くようにした反射
型光電センサの検出ヘッドにおいて、投光レンズを通っ
た光を検出体に向けて反射させると共に、検出体からの
光を受光レンズに向けて反射する反射面を投光レンズと
受光レンズと共に一体的に形成し、その反射面は各レン
ズ内における光路を含む平面に対し、ほぼ垂直をなす平
面に沿って反射させるように設定したところに特徴を有
する。
【0012】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>
【0013】従来構成のものと本発明のものを比較して
説明する。図1は従来構成のものと本発明のものの光路
の様子を示したものである。従来例を示す図1(A)に
おいて、投光部1の光軸中心をp0とし、投光部1の端
部をp1,p2とすると、p1,p2から発せられた光
は、投光レンズ2の光軸中心C0から両側の端部c1〜
c2までの領域を通り、検出体6が傾き0の状態(e)
において検出体6で反射してそれぞれf3,f4とな
る。f3とf4は角度f5をなすから、f5>2θを満
足しなければ、検出体6の傾き+θ〜−θを許容するこ
とができない。また、この時f3,f4のいずれか一方
が受光部4に達していて、検出体6を−θ(−e)へ傾
けたときf3は(−)側に移動し, 検出体6を+θ(+
e)へ傾けたときf4は(+)側に移動し、f3からf
4間の光の少なくとも一部は、常に受光部4に達するよ
うにしなければならない。
【0014】f5>2θを満足させるためには、次の3
つの構成が考えられる。 1. 投光レンズ2の焦点距離を小さくする。 2. p1〜p2の大きさを大きくする。 3. 投光部1を投光レンズ2の光軸からずらす。 しかしながら、1. の構成は紙面垂直方向にも光が広が
って、検出精度が悪くなってしまう欠点がある。また、
2. の構成はp2が外側に大きくなるとその光f4が、
より外側を通るようになり、受光レンズ3の形成が困難
となったり、外形が大きくなってしまう欠点が有る。
【0015】これに対して、請求項1の発明である3.
の構成は、p1,p2を内側へずらすので収差が大きく
なり、f1〜f2の成す角が大きくなるとともにf3〜
f4はともに内側(投光レンズの方向)に入り、受光レ
ンズの形成が容易になり、小型化も可能になる利点があ
る上に、正反射検出体の距離や傾きに対して広い範囲で
検出可能となる。
【0016】<請求項2の発明>なお、上記請求項1の
構成を採用することにより、正反射する検出体6の傾き
に対して広い範囲で許容できるが、必要以上に遠くの背
景物体を検出してしまうことがある。そこで、請求項2
の構成のように、投光領域と受光領域の重なりを調整す
ることが望ましい。具体的には、内側にずらした本発明
の投光部位置p1,p2から発せられ、投光レンズ2の
外側(c2)を通って検出すべき最も遠点部の検出体6で正
反射した光f3,f4が受光レンズ3の外側(b1)、内側
(b2)を通るように投光レンズ2の外側(c2),受光レンズ
3の大きさ(b1,b2)を設定する。換言すれば投光部1の
p1から発せられた光f1と、p2から発せられた光f
2が検出体6で正反射した光f4とで囲まれた領域が含
まれるように、この範囲を略検出領域(投光領域と受光
領域の重なり部分)とするように調整するものである。
これには、投光レンズの光軸と前記受光レンズの光軸と
を互いに交差するように設定すると共に、投光部を投光
レンズの光軸より受光レンズの光軸側にずらして配設
し、投光レンズ及び受光レンズはそれらの各光軸に対し
て左右非対称となる形状とし、その投光レンズは受光レ
ンズの光軸側に大きく、受光レンズは投光レンズ側に小
さくなるように構成すればよい。
【0017】これにより、このようにして、正反射検出
体の距離や傾きに対して広い範囲で検出可能でありなが
ら、必要以上に遠くの背景物体を誤検出することが無く
(検出エリアを遠くすること無く)、小型の検出ヘッド
を提供することが出来る。
【0018】<請求項3の発明>単に広い面積を確保す
るため大きな直径の円筒形状や正方形の受光部あるいは
投光部を用いると、投光レンズの光軸と受光レンズの光
軸とで構成される平面に対して平行方向にも直角方向に
も検出エリアが拡大し、検出位置が検出体と光電センサ
との距離によって変化することがある。そこで、請求項
3の発明のように、複数の光ファイバー素線を横長に並
べて配置することで投光部を構成すると、光ファイバー
素線が並ぶ方向に検出領域が拡大され、それと直交する
方向の検出領域を狭くすることができる。
【0019】<請求項4の発明>請求項4の構成では、
投受光レンズと反射体とが一体成形されているから、射
出成形などで量産が可能であり、組立てに際して位置決
めも容易であり、コストを低く生産することが出来る。
また部品点数が少ないため、光路における空気とレンズ
体との界面を少なく出来るので、界面における表面反射
を少なくすることができ、S/Nを高くすることが出来る
利点を有する
【0020】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>本発明の第1実
施形態を図2ないし図5によって説明する。図中、11
は光電センサのケースであって扁平な箱形をなし、前面
(図中右側)に横長の投受光窓12が形成されている。
このケース11内には前記投受光窓12に対応してレン
ズ体13が収容され、その後方に光ファイバーの先端と
しての投光部14と、受光素子からなる受光部15が設
けられている。
【0021】レンズ体13には、投光部14及び受光部
15に対応する投光レンズ13A及び受光レンズ13B
が一体に形成され、両レンズ13A,13Bの光軸C
0,B0は投受光窓12を挿通して前方で交差するよう
に設定されている。投光レンズ13Aからは紙面と垂直
方向においてほぼ平行なビームが検出体に照射されるよ
うになっており、その検出体で反射した正反射光が受光
レンズ13Bを通って受光部15に集光される。
【0022】投光部14の光軸中心P0は、投光レンズ
13Aの光軸C0よりも受光レンズ13Bの光軸B0側
にずらして配設されており、投光レンズ13A及び受光
レンズ13Bの外形は、各光軸C0,B0に対して左右
非対称形であって投光レンズ13Aは受光レンズ13B
の光軸B0側に大きくなるように構成され、受光レンズ
13Bは投光レンズ13A側に小さくなるように構成さ
れている。
【0023】この実施形態の設計手順を図3及び図4を
参照しながら説明すると、次のようになる。まず、検出
可能とすべき検出体の遠点側位置において、検出体のプ
ラス側最大傾き+θmax(投光側を基準にして、受光側
に検出体が近づく傾き)のときあらかじめ定められた紙
面に平行な投光部14の大きさにおいて、投光部14の
外側(p2,受光部から遠い方)から、投光レンズ13A
の外側(c2)に向けて発せられた光が、検出体で正反射し
た後(f3)、受光レンズ13Bを通って受光部15に
達する位置において、受光部15の内側の位置が決定さ
れる。また、検出体のマイナス側最大傾き−θmax(投
光側を基準にして、受光側から検出体が遠のく傾き)の
とき投光部14の内側(p1)から、投光レンズ13Aの外
側(c2)に向けて発せられた光が、検出体で正反射した後
(f4)、受光レンズ13Bを通って受光部15に達す
る位置において、受光レンズ13Bの外側最大位置およ
び受光部15の外側の位置が決定される。そして、f3
とf4の成す角度はθの2倍より大きくなるように投光
部14は受光レンズ13B側に偏らせ、f4が受光レン
ズ13Bの外側を形成できる位置になるように投光レン
ズ13Aの外側(c2)を決める。
【0024】また、検出可能とすべき検出体の近点側位
置において、検出体のプラス側最大傾き+θmax(投光
側を基準にして、受光側に検出体が近づく傾き)のとき
投光部14の外側から、投光レンズ13Aの内側に向け
て発せられた光が、検出体で正反射した後、受光レンズ
13Bを通って受光部15に達する位置において、受光
部15の内側の位置が決定され、これにより投光レンズ
13Aの内側最大位置p1および受光レンズ13Bの内
側最大位置も決定される。
【0025】また検出体のマイナス側最大傾き−θmax
(投光側を基準にして、受光側から検出体が遠のく傾
き)のとき投光部14の内側p1から、投光レンズ13
Aの内側に向けて発せられた光が、検出体で正反射した
後、受光レンズ13Bを通って受光部15に達する位置
において、受光部15の外側の位置が決定されるように
構成して、あらかじめ設定した投光部14の大きさ、受
光部15の大きさ、検出すべき最大距離およびそのとき
の検出体の最大傾きを元に、投光レンズ13A及び受光
レンズ13Bの大きさと位置の関係を定めた。
【0026】この構成により、所定の距離以上の検出体
を検出しない様にレンズ外形や受光部の位置を容易に制
限することが可能で、所定の範囲内では左右どちらの傾
きに対しても検出することが可能となる。なお、レンズ
外形を制限することを投受光レンズ13A、13Bの大
きさ自体により直接行なっても良いし、レンズ13A、
13Bと検出体の間、あるいは投光部14とレンズ13
A、13Bの間に光路を制限する窓や遮蔽物を設けても
良い。本実施形態では、レンズ13A、13Bの光路を
制限するためにレンズ体13を保持するケース11と、
投受光窓12の両方を用いている。
【0027】このように本実施形態によれば、検出可能
とすべき検出体6の遠点側位置において、検出すべき検
出体6の最大傾きのときの投光部14の大きさと受光部
15の大きさから、投光レンズ13Aの最大外側位置p
2および受光部15の最大外側位置を決定したので、そ
れ以内の距離はすべて検出可能で、それ以遠の位置では
光路が受光レンズ13Bから外れたり、受光部15から
外れて検出しないという効果を得ることが出来る。ま
た、検出可能とすべき検出体6の近点側位置において、
検出すべき検出体6の最大傾きのとき投光部14の大き
さと受光部15の大きさから、投光レンズ13Aの最大
内側位置p1および受光部15の最大内側位置を決定し
たので、それ以遠の距離は先に設定した遠点側位置まで
検出可能とすることが出来、いずれも光線追跡により容
易に設定することが出来るという効果を有する。
【0028】しかも、検出体6の傾きが正負どちらでも
検出できるので、例えば特開2000-230984号に記載のも
のように光電センサを右左専用にする必要が無く、製造
コストを安くすることが出来るという利点を有する。
【0029】<第2実施形態>図6及び図7は本発明の
第2実施形態を示す。前記実施形態との相違は、受光部
15の構造にあり、その他の点は前記第1実施形態と同
様である。従って、第1実施形態と同一部分には同一符
号を付して詳細な説明を省略し、異なるところのみを次
に説明する。受光部15へ連なる光ファイバ15Aは、
例えば直径0.25mmのファイバー素線を9本束ねて一本の
ファイバーケーブルとしたものであり、その先端をほぐ
してファイバー素線を横に並べることで縦0.25mm横2.25
mmの受光部15を構成している。投光レンズ13Aの光
軸と受光レンズ13Bの光軸とで構成される平面に対し
てのみ検出領域が広くなり、これと直交する側では検出
位置を距離が変化しても一定に保つことが出来る。
【0030】<第3実施形態>図9及び図10は本発明
の第3実施形態を示す。前記各実施形態との相違はレン
ズ体13の構造にあり、その他の点は前記第1実施形態
と同様であり、従って、第1実施形態と同一部分には同
一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところのみ
を次に説明する。レンズ体13の前面には、投光レンズ
13A及び受光レンズ13Bに連なってプリズム部13
Cが一体成形されている。このプリズム部13Cはレン
ズ体13の前下側に45度の角度の反射面13Dを形成
しており、その反射面13Dが投受光の各レンズ13
A、13B内における光路を含む平面に対し、ほぼ垂直
をなす平面に沿って光を反射させるようになっている。
従って、ケース11の上面にはそのプリズム部13Cに
沿るスリット11Aを形成してある。
【0031】この実施形態によれば、レンズ体13に反
射面13Dを一体に形成したので、射出成形などで量産
が可能であり、組立てに際して位置決めも容易であり、
コストを低く生産することが出来る。また部品点数が少
ないため、光路における空気とレンズ体13との界面を
少なく出来るので、界面における表面反射を少なくする
ことができ、S/Nを高くすることが出来る利点を有す
る。従来の特開2000-230984号や、特開平11-232972号公
報に記載の構造では、反射体を別に設けており、光路に
おける界面が8面あるが、本実施形態では4面となり、
従来の構成よりも4面少なくなる。一般に、一面あたり
約4%の表面反射が生じるので、本発明は従来よりも13
%も表面反射を少なくでき、S/Nを改善することがで
きる。しかも、反射面13Dの裏側のケース11の内面
を反射面13Dと平行に傾けた形状としたので、反射面
13Dを通りぬけた光がケース11の内面で反射して受
光部15に達することを回避することが出来、その面か
らも、S/N比を高くすることが出来るという利点を有
する。
【0032】本発明は、前記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本
発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができ
る。
【0033】上記各実施形態では、投光レンズ13A及
び受光レンズ13Bを一体成型したが、これに限らず、
両レンズをそれぞれ別部品として構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検出ヘッドの光路の様子を従来例と対
比して示す平面図
【図2】本発明の第1実施形態を示す横断面図
【図3】同じく縦断面図
【図4】同じく検出ヘッドと検出体との関係を示す概略
的横断面図
【図5】設計過程の光路の様子を示す概略的横断面図
【図6】本発明の第2実施形態を示す横断面図
【図7】第2実施形態の受光部を示す拡大縦断面図
【図8】同じく受光部を示す正面図
【図9】本発明の第3実施形態を示す横断面図
【図10】同じく縦断面図
【図11】従来の構造を示す横断面図
【図12】光電センサの使用形態を示す斜視図
【図13】従来の問題点を示す正面図
【符号の説明】
11……ケース 13……レンズ体 13A……投光レンズ 13B……受光レンズ 13C……プリズム部 13D……反射面 14……投光部 15……受光部 C0……投光レンズの光軸 B0……受光レンズの光軸 D0……受光部の中心 P0……投光部の中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 35/00 G01B 11/00 B H01L 31/12 G01V 9/04 G // G01B 11/00 F Fターム(参考) 2F065 AA00 AA02 AA06 BB13 BB22 CC17 DD02 DD12 FF44 LL02 LL07 UU01 UU02 UU07 2G065 AA17 AB22 BB02 BB06 BB10 BB23 BB46 DA15 5F089 BB02 BC16 BC22 CA03 GA01 5G055 AB02 AD07 AD31 AE28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光部からの光を投光レンズを通して検
    出体に照射し、その検出体からの正反射光を受光レンズ
    によって受光部に導くようにした反射型光電センサの検
    出ヘッドにおいて、 前記投光レンズの光軸と前記受光レンズの光軸とを互い
    に交差するように設定し、前記投光部を前記投光レンズ
    よりも前記受光レンズの光軸側にずらして配置したこと
    を特徴とする反射型光電センサの検出ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記投光レンズ及び受光レンズはそれら
    の各光軸に対して左右非対称となる形状であって、前記
    投光レンズは前記受光レンズの光軸側に大きく、前記受
    光レンズは前記投光レンズ側に小さくなるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の反射型光電セ
    ンサの検出ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記投光部及び前記受光部の少なくとも
    一方は、前記投光レンズの光軸と前記受光レンズの光軸
    とで構成される平面と略平行になるように複数の光ファ
    イバー素線を横長に並べて配置して構成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の反射型光電センサ
    の検出ヘッド。
  4. 【請求項4】 投光部からの光を投光レンズを通して検
    出体に照射し、その検出体からの正反射光を受光レンズ
    によって受光部に導くようにした反射型光電センサの検
    出ヘッドにおいて、前記投光レンズを通った光を前記検
    出体に向けて反射させると共に、前記検出体からの光を
    前記受光レンズに向けて反射する反射面を前記投光レン
    ズと前記受光レンズと共に一体的に形成し、前記反射面
    は前記各レンズ内における光路を含む平面に対し、ほぼ
    垂直をなす平面に沿って反射させるように設定してなる
    反射型光電センサの検出ヘッド。
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