JP2005031024A - ファイバセンサヘッドおよびファイバ式光電センサ - Google Patents

ファイバセンサヘッドおよびファイバ式光電センサ Download PDF

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Abstract

【目的】投光領域または受光領域の個体間のばらつきを容易に押えることが可能なファイバセンサヘッドおよびそのファイバセンサヘッドを用いたファイバ式光電センサを提供することを目的とする。
【解決手段】ファイバセンサヘッドおよびそれを用いたファイバ式光電センサにおいて、レンズは、前記光ファイバ側に突出した凸部が一体的に形成された対向面を有し、前記レンズの凸部には、前記対向面に対向する前記光ファイバの端面の表面積よりも小さい表面積を有し、かつ光を透過させるための透過面が形成され、前記透過面を除く前記対向面には、前記光ファイバと前記レンズとの間を通る光を遮光するための遮光部が設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ファイバの先端にレンズを備えるファイバセンサヘッドおよびそのファイバセンサヘッドを用いたファイバ式光電センサに関するものである。
従来より、光ファイバケーブルを有するファイバセンサヘッドと、当該ファイバセンサヘッドを介して検出領域に光を投光し、その透過光または反射光を受光するセンサ本体と、で構成されるファイバ式光電センサが用いられている。これらのファイバ式光電センサは、受光した光量分布により、物体の有無、物体の寸法、物体間の間隔、物体の位置、物体の形状を検出するものであり、特に、投光領域または受光領域を所望の形状にするために、レンズを光ファイバケーブルの先端に配置したものが用いられている。
図9は、従来のファイバ式光電センサの一例を示す断面図である。図9には、レンズ40の端面41に遮光膜42が形成され、その遮光膜42に径が光ファイバ43の端面44よりも小さな開口絞り45を有するファイバ式光電センサの開示がある(特許文献1参照。)。一般に、開口絞りを有する遮光部材がレンズと光源との間に設けられる場合、開口絞りを通る光のみがレンズを介して検出領域に投光される。このファイバ式光電センサにおいては、遮光膜42とともに開口絞り45がレンズ40に直接的に形成されているので、光ファイバ43とレンズ40との相対位置関係にずれが生じてもレンズ40と開口絞り45を通る光との相対関係は変わる事はない。これにより、投光領域または受光領域が変化することを防止している。また、このファイバ式光電センサは、開口絞り45の径が光ファイバ43のコア径よりも小さく形成されているので、光ファイバ43とレンズ40との相対位置関係にずれが生じても開口絞り全体に光ファイバからの光が入射される。これにより、投光領域または受光領域の一部または全体が欠失したり、投光領域または受光領域の光量が著しく低下することを防止している。
特開平6−160668号公報(第5頁、図10)
図10に示すファイバ式光電センサでは、スパッタ法や金属蒸着法等によって金属粒子を蒸着したり、塗料等を印刷することにより遮光膜42をレンズ40に形成している。この方法であれば、収納しているケース46によるレンズ40と光ファイバ43との位置決め精度があまりよくない場合や、光ファイバコアの偏芯している場合など、光ファイバ43とレンズ40との相対位置関係がばらついても、投光領域または受光領域の個体間のばらつきは押えることができる。
しかしながら、レンズ40に開口絞り45を有する遮光膜42を設けるためは、開口絞り45を形成するためのマスキング処理を施す必要があり、このマスキング処理の位置決め精度が低いと、それが投光領域または受光領域の個体間のばらつき原因となる。一般に、マスキング処理は、既に形成されたレンズ40に対して行われるため、レンズ40の外形等を基準にして位置決めが成される。この位置決めにより生じるばらつきは、レンズ40と光ファイバ43とを収納しているケース46間で生じるばらつきと本質的に同一であり、単に遮光膜42をレンズ40に形成したとしても、その形成時にばらつきが生じてしまう。図11にレンズ40に対して遮光膜42の位置がばらついて形成された場合のファイバ式光電センサを示す。このように、遮光膜42の位置ばらつきにより投光領域または受光領域が変化するので、従来のマスキング処理方法では実質的に個体間のばらつきを押えることができないことになる。このことは、レンズ40を小型化するほど顕著になる。また、マスキング処理を施さず直接的に遮光膜42を形成したり、あるいは遮光膜42を形成してから遮光膜42に開口を設ける方法を行ったとしても、マスキング処理を施す場合と同様の位置決め精度を要求されることになる。
本発明の目的は、投光領域または受光領域の個体間のばらつきを容易に押えることが可能なファイバセンサヘッドおよびそのファイバセンサヘッドを用いたファイバ式光電センサを提供することを目的とする。
第1の発明に係るファイバセンサヘッドは、光ファイバと、断面が略円形または略多角形の柱形状で前記光ファイバと対向する位置に配置されるレンズと、前記光ファイバと前記レンズとを収納するケースとを備えるファイバセンサヘッドにおいて、前記レンズは、前記光ファイバ側に突出した凸部が一体的に形成された対向面を有し、前記凸部には、前記対向面に対向する前記光ファイバの端面の表面積よりも小さい表面積を有し、かつ光を透過させるための透過面が形成され、前記透過面を除く前記対向面には、前記光ファイバと前記レンズとの間を通る光を遮光するための遮光部が設けられるものである。
第2の発明に係るファイバセンサヘッドは、光ファイバと、断面が略円形または略多角形の柱形状で前記光ファイバと対向する位置に配置されるレンズと、前記光ファイバと前記レンズとを収納するケースとを備えるファイバセンサヘッドにおいて、前記レンズは、前記光ファイバ側に突出した凸部が一体的に形成された対向面を有し、前記凸部には、前記対向面に対向する前記光ファイバの端面から出射される光に内包される位置に配置され、かつ当該光を透過させるための微分不連続な境界で囲まれる透過面が形成され、前記透過面を除く前記対向面には、前記光ファイバと前記レンズとの間を通る光を遮光するための遮光部が設けられるものである。
第3の発明に係るファイバセンサヘッドは、第1または第2の発明に係るファイバセンサヘッドの構成において、前記レンズの凸部に形成された透過面と前記光ファイバの端面とが接し、前記レンズは、前記光ファイバの軸方向に沿って前記光ファイバの端面上に投影した前記レンズの透過面の像が前記光ファイバの端面に内包するように配置されるものである。
第4の発明に係るファイバセンサヘッドは、第1から第3のいずれかの発明に係るファイバセンサヘッドの構成において、前記レンズの凸部に形成された透過面と前記光ファイバの端面とが各々平面に形成され、かつ当接しており、前記レンズは、前記透過面が前記光ファイバの端面上に包含されるように配置されるものである。
第5の発明に係るファイバセンサヘッドは、第1から第4のいずれかの発明に係るファイバセンサヘッドの構成において、前記レンズはさらに、光を屈折するためのレンズ面と、前記透過面とレンズ面との光路上にあり、光路を変更するために当該光を反射する反射面とを備えるものである。
第6の発明に係るファイバセンサヘッドは、第5の発明に係るファイバセンサヘッドの構成において、前記ケースは、略角柱形状で、一端面に設けられる前記光ファイバを挿入するための第1開口部と、他端面に設けられた第2開口部と、当該第2開口部から隣り合う面に延設された前記レンズ面と略同一の形状した第3開口部とを有し、前記レンズのレンズ面が前記ケースの第3開口部に配置されるものである。
第7の発明に係るファイバ式光電センサは、光ファイバと、断面が略円形または略多角形の柱形状で前記光ファイバと対向する位置に配置されるレンズと、前記光ファイバと前記レンズとを収納するケースとを備えるファイバセンサヘッドと、接続した前記ファイバセンサヘッドを介して検出領域へ投受光するための前記光源および受光素子を有するセンサ本体とを備えるファイバ式光電センサにおいて、前記レンズは、前記光ファイバ側に突出した凸部が一体的に形成された対向面を有し、前記凸部には、前記対向面に対向する前記光ファイバの端面の表面積よりも小さい表面積を有し、かつ光を透過させるための透過面が形成され、前記透過面を除く前記対向面には、前記光ファイバと前記レンズとの間を通る光を遮光するための遮光部が設けられる。
本発明のファイバセンサヘッドおよびファイバ式光電センサにおいては、レンズの形状により透過面と遮光部との境界を形成しているので、レンズと透過面および遮光部の相対位置関係についての個体間のばらつきを容易に無くすことができる。その結果、透過面の個体間のばらつきを押えられるので、投光領域または受光領域のばらつきが押えられるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するためのファイバセンサヘッドおよびファイバ式光電センサを例示するものであって、本発明はファイバセンサヘッドおよびファイバ式光電センサを以下のものに特定するものではない。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るファイバセンサヘッド2の構成を示す図であり、図2は図1に示すファイバセンサヘッド2の断面図である。このファイバセンサヘッド2は、投受光どちらの用途でも使用できるが、投光用として使用される例について説明する。光ファイバ20は遮光性の被覆23で覆われており、光ファイバ20の一端側は、光ファイバ20の位置決め精度を向上させる目的で、被覆23の代わりに金属からなる断面略円環状を有するスリーブ24により覆われている。ケース30は、金属からなり、略直方体の形状を有する。ケース30は光ファイバ20のスリーブ24を含む一端側をレンズ10と共に収納している。ケース30は、その両端に光ファイバ20またはレンズ10を挿入するために、各々の端に対応する第1開口部31と第2開口部32とを有し、さらに外部と投受光するための第2開口部32と一体的に設けられる第3開口部33を有する。
レンズ10は、透明体樹脂、例えばアクリルやポリカーボネート等からなり、断面が略円形の柱形状を有する。図2に示すように、レンズ10は、レンズ10の軸が光ファイバの軸と略同一になるように配置され、かつレンズ10の一端面が光ファイバ20のスリーブ24側の端面22と対向するように配置される。レンズ10は、光ファイバ20の端面22からの光をレンズ内部に導入するための略円形の透過面13と、レンズ内部の光を屈折させて外部に投光するためのレンズ面15と、前記透過面13と前記レンズ面15との間の光路上に設けられる反射面17とを有する。
レンズ10には、透過面13を上面とするレンズ10と同心軸の略円柱形状の凸部12が一体的に形成されている。透過面13は、光ファイバ20の端面22の面積よりも小さい面積を有し、光ファイバ20の端面22に内包するように当接するので、光ファイバ20とレンズ10との相対位置関係が多少ばらついたとしても、レンズ10からの投光領域あるいは受光領域はばらつくことはない。なお、端面22と透過面13は、より多くの光をレンズ10に導入するために当接させているが、多くの光を必要としない場合には当接させなくても良い。その場合、レンズ10は、端面22から出射される光路内に透過面13が内包するように配置されていることが好ましく、透過面13を軸に沿って端面22上に投影した像が、端面22に内包されるように配置されていることがより好ましい。
レンズ10は、光ファイバ20の端面22と対向する対向面11を有し、対向面11は透過面13を含む。透過面13を除く対向面11には、光ファイバ20の端面22からレンズ内部に導入する光を遮光するため遮光部14が設けられている。従って、凸部12の外周面にも遮光部14が設けられている。遮光部14は、図2のように金属粒子の蒸着や塗料等を塗布して遮光層を形成したものでも良いし、遮光性材料を充填して形成しても良い。
略円柱形状である凸部12の先端面における外周円が、透過面13と遮光部14との境界となっている。したがって、境界がレンズ10上に角を有する形状により構成されているので、より詳しくは、透過面13と遮光部14との境界は、微分不連続な形状により構成されているので、例えばマスキング処理等を施して遮光部14を形成する場合や直接的に遮光部14を形成する場合に、境界が明確でありかつ境界がレンズ10に一体的に形成されていることから、個体間のばらつきを容易になくすことができる。
なお、凸部12の形状は、図6に示すように円錐台であっても良いし、透過面13は平面であってもあるいは図7に示すようにレンズ効果をもたせるために曲面であっても良い。要するに、凸部12には、透過面13が微分不連続な形状で囲まれるように形成されていて、その凸部12がレンズ10と一体的に形成されていれば良い。
また、光ファイバ20の端面22と透過面13との面積の大小関係については、以下に述べる。光ファイバ20とレンズ10との相対位置関係がばらついても問題がないようにするためには、端面22からの出射光が作る投光領域内に透過面13が包含されていれば良い。したがって、当該出射光の光軸に対して垂直な断面における表面積について、端面22と透過面13とを比較し、つまり、端面22における当該光軸の垂直断面積と透過面13における前記光軸の垂直断面積とを比較し、端面22よりも透過面13が小さければ良いということになる。
端面22と透過面13が共に平面形状で当接している場合には、透過面13と端面22との表面積を直接比較して、透過面13のほうがよりも小さく、かつ透過面13が端面22に内包していれば良い。また、端面22と透過面13とが離間している場合には、出射光の広がりを考慮して端面22と透過面13との前記各断面における表面積が、それに応じた関係になることは言うまでもない。
レンズ10は、透過面13から入射された光を導光するための略円柱形状である胴部16を有している。胴部16の外周面での反射光は迷光となって想定外の検出結果を招く恐れがあるので、胴部16の外周面には光減衰処理が施されている。光減衰処理は、外周面に光吸収性の塗料を塗布する処理でも良いし、外周面の表面に溝やシボを設ける光拡散処理でも良いし、その組み合わせの処理でも良い。なお、光吸収性の塗料は遮光部14と同一のものとしても良い。
レンズ10の反射面17は、光路を略90°曲げるために、レンズ10の軸方向に対して略45°傾いて形成されている。反射面17には金属粒子が蒸着されて鏡面を構成している。レンズ10のレンズ面15は、約3°程度の開口角を有する光線を照射するための曲面を形成している。レンズ10のレンズ面15は、ケース30の第3開口部33と同程度の形状を有し、レンズ10はレンズ面15が第3開口部33から臨むように配置される。なお、反射面17は金属粒子で鏡面を構成するに限定されず、例えば屈折率の違いによる全反射を利用するように構成しても良い。
図2、図3に示すように、ケース30に対し、レンズ10を位置決めするために、レンズ10は、レンズ10の軸に対して垂直で胴部16の外周面から外向きに延びる鍔部18を有し、さらに、レンズ面15の両側面には、互いに平行で胴部16の直径と略同一の距離離間する平面がそれぞれ設けられている。図2、図4に示すように、ケース30の第2開口部32からレンズ10が臨んでいる。レンズ10は、充填体34によりケース30に固定される。このようにレンズ10に対し、レンズ10をケース30に位置決めするための位置決め手段を設け、レンズ10に反射面17を一体的に設けることで、容易に光軸調整が不要になる。
また、レンズ面15の両側面とケース30との間に微小な隙間を設け、レンズ10の軸回転方向に光軸調整可能としても良い。この場合、図4に示すようなケース30の第2開口部32から臨むレンズ10の天面19を光軸調整手段として設けても良い。また、従来の側方照射型のファイバセンサユニットは反射体をレンズとは別体で設けていたので、反射体に調整手段と固定手段が必要となり、ケース先端部からの側方照射は実質的に不可能であったが、本発明であれば、レンズ10に位置決め手段と反射手段が一体的に形成されているので、ケース30先端部に固定手段を設ける空間が確保できるため、光線をケース30の先端部から側方出入射することが可能となる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るファイバ式光電センサのファイバセンサヘッドの内部構造を示す断面図である。図1のファイバセンサヘッド2を有するファイバ式光電センサが側方照射型であったのに対して図5のファイバ式光電センサ1aは前方照射型である。相違点はレンズ面近傍のみで、その他の部分は同一であり、図8のファイバ式光電センサ1と同一の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図5に示すレンズ10aは、略円柱形状であり、透過面13と対向する面にレンズ面15aを有する。ケース30aは、第1開口部31と対向する位置に、レンズ面15aを臨み、レンズ面15aから投受光するための光を通過するための第2開口部32aを有する。レンズ10aは、レンズ面15aを設ける代わりに胴部16の屈折率分布により光を屈折させるようにしても良い。この実施の形態では、軸方向に投光する場合にも、投光領域が個体間でばらつくことを無くすことができる。
図8は本発明の第1の実施の形態に係るファイバセンサヘッド2を有する透過型のファイバ式光電センサを示す斜視図である。このファイバ式光電センサ1は、投光ファイバセンサヘッド2aと受光ファイバセンサヘッド2bとが共に同一の構成を有し、投光と受光のファイバセンサヘッド2は互いに対向配置されている。図8に示すファイバ式光電センサ1は、図示しないラックに互いに離間して積まれた複数枚のウエハーを検出対象としている。
投光および受光のファイバセンサヘッド2の開口角が広い場合、つまり投光領域及び受光領域が広い場合には、光路を遮るウエハーの隣のウエハーで光が反射し、光の回り込みが生じる。特に、ウエハーはその表面が鏡面であることが多いため、光の回り込みが生じると、検出すべきウエハーが光路を遮光しているにもかかわらず受光量の多い状態が保たれ、ウエハーを検出することができない。投光および受光のファイバセンサヘッド2の開口角を狭めるためにレンズを用いるが、開口角を狭めるにつれ光ファイバ20とレンズ10との位置ばらつきによる投光領域ならびに受光領域の位置ばらつきが大きくなる。
上記課題は、本発明のファイバセンサヘッド2を用いることで、解決される。なぜなら、ファイバセンサヘッド1を構成するレンズ10、透過面13および遮光部14が一体的に形成されており、かつ透過面13がレンズ10の表面形状により他と明確な境界で区分けされているので、遮光部14のレンズ10に対するばらつきがなくなるからである。
なお、本発明のファイバ式光電センサのファイバセンサヘッドは、投光ファイバセンサヘッドおよび受光ファイバセンサヘッドのいずれにも適用が可能であり、両方同時に適用することも可能である。また、本発明は、検出領域からの透過光を受光する透過型のファイバ式光電センサに限らず、検出領域からの反射光を受光する反射型のファイバ式光電センサに適用できることは言うまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係るファイバ式光電センサのファイバセンサヘッドの構成を示す図 図1に対応した第1の実施の形態に係るファイバ式光電センサのファイバセンサヘッドの内部構造を示す断面図 図1に対応した第1の実施の形態に係るレンズ10の一実施例を示す斜視図 図4に対応したレンズ10を示す別角度からの斜視図 本発明の第2の実施の形態に係るファイバ式光電センサのファイバセンサヘッドの内部構造を示す断面図 本発明の実施の形態に係るレンズ10の凸部12の一変形例を示す側面図および断面図 本発明の実施の形態に係るレンズ10の凸部12の他の変形例を示す側面図および断面図 本発明の第1の実施の形態に係るファイバ式光電センサを示す斜視図 従来のファイバ式光電センサの一例を示す断面図 従来のファイバ式光電センサの例を示す断面図 従来のファイバ式光電センサの他の例を示す断面図
符号の説明
1 ファイバ式光電センサ
2 ファイバ式センサヘッド
3 センサ本体
10 レンズ
11 対向面
12 凸部
13 透過面
14 遮光部
15 レンズ面
16 胴部
20 光ファイバ
22 端面
24 スリーブ
30 ケース
34 充填体

Claims (7)

  1. 光ファイバと、断面が略円形または略多角形の柱形状で前記光ファイバと対向する位置に配置されるレンズと、前記光ファイバと前記レンズとを収納するケースとを備えるファイバセンサヘッドにおいて、
    前記レンズは、前記光ファイバ側に突出した凸部が一体的に形成された対向面を有し、
    前記凸部には、前記対向面に対向する前記光ファイバの端面の表面積よりも小さい表面積を有し、かつ光を透過させるための透過面が形成され、
    前記透過面を除く前記対向面には、前記光ファイバと前記レンズとの間を通る光を遮光するための遮光部が設けられることを特徴とするファイバセンサヘッド。
  2. 光ファイバと、断面が略円形または略多角形の柱形状で前記光ファイバと対向する位置に配置されるレンズと、前記光ファイバと前記レンズとを収納するケースとを備えるファイバセンサヘッドにおいて、
    前記レンズは、前記光ファイバ側に突出した凸部が一体的に形成された対向面を有し、
    前記凸部には、前記対向面に対向する前記光ファイバの端面から出射される光に内包される位置に配置され、かつ当該光を透過させるための微分不連続な境界で囲まれる透過面が形成され、
    前記透過面を除く前記対向面には、前記光ファイバと前記レンズとの間を通る光を遮光するための遮光部が設けられることを特徴とするファイバセンサヘッド。
  3. 前記レンズの凸部に形成された透過面と前記光ファイバの端面とが接し、
    前記レンズは、前記光ファイバの軸方向に沿って前記光ファイバの端面上に投影した前記レンズの透過面の像が前記光ファイバの端面に内包するように配置されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のファイバセンサヘッド。
  4. 前記レンズの凸部に形成された透過面と前記光ファイバの端面とが各々平面に形成され、かつ当接しており、
    前記レンズは、前記透過面が前記光ファイバの端面上に包含されるように配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のファイバセンサヘッド。
  5. 前記レンズはさらに、
    光を屈折するためのレンズ面と、
    前記透過面とレンズ面との光路上にあり、光路を変更するために当該光を反射する反射面と
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のファイバセンサヘッド。
  6. 前記ケースは、
    略角柱形状で、一端面に設けられる前記光ファイバを挿入するための第1開口部と、他端面に設けられた第2開口部と、当該第2開口部から隣り合う面に延設された前記レンズ面と略同一の形状をした第3開口部とを有し、
    前記レンズのレンズ面が前記ケースの第3開口部に配置されることを特徴とする請求項5に記載のファイバセンサヘッド。
  7. 光ファイバと、断面が略円形または略多角形の柱形状で前記光ファイバと対向する位置に配置されるレンズと、前記光ファイバと前記レンズとを収納するケースとを備えるファイバセンサヘッドと、
    接続した前記ファイバセンサヘッドを介して検出領域へ投受光するための前記光源および受光素子を有するセンサ本体とを備えるファイバ式光電センサにおいて、
    前記レンズは、前記光ファイバ側に突出した凸部が一体的に形成された対向面を有し、
    前記凸部には、前記対向面に対向する前記光ファイバの端面の表面積よりも小さい表面積を有し、かつ光を透過させるための透過面が形成され、
    前記透過面を除く前記対向面には、前記光ファイバと前記レンズとの間を通る光を遮光するための遮光部が設けられることを特徴とするファイバ式光電センサ。
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