JP2008085153A - 反射型フォトインタラプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】
部品点数の削減、製造コストの低減、特性改善を図った反射型フォトインタラプタを提供することを目的とする。
【解決手段】
長形の遮光性ケース11の下面中央に両側面が被検出対象19に向かって傾斜面となっている凹部12を形成し、傾斜面に発光開口部17、受光開口部18を形成し、各開口部17、18に連通して素子収納部13、14を形成し、一方の素子収納部13に発光部15aを発光開口部に対向させる如く発光素子を設置し、他方の素子収納部14に受光部を受光開口部18に対向させ受光素子16を設置した反射型フォトインタラプタ10。
【選択図】図1
部品点数の削減、製造コストの低減、特性改善を図った反射型フォトインタラプタを提供することを目的とする。
【解決手段】
長形の遮光性ケース11の下面中央に両側面が被検出対象19に向かって傾斜面となっている凹部12を形成し、傾斜面に発光開口部17、受光開口部18を形成し、各開口部17、18に連通して素子収納部13、14を形成し、一方の素子収納部13に発光部15aを発光開口部に対向させる如く発光素子を設置し、他方の素子収納部14に受光部を受光開口部18に対向させ受光素子16を設置した反射型フォトインタラプタ10。
【選択図】図1
Description
本発明は、発光素子から照射された光が被検出物体により反射され、この反射光を受光素子により検出する反射型フォトインタラプタに係り、特に部品点数の削減、製造コストの低減、特性改善を図った反射型フォトインタラプタに関する。
従来の技術を、プリンタに給紙される用紙の検出を行う反射型フォトインタラプタについて、構成並びに光線軌跡を示す図8を参照して説明する。図8に示す例は、用紙31の種類を判別することを目的としており、用紙31はベースペーパ31a上にコーティング層31bが形成されている。被検出対象である用紙31に近接して配置される反射型フォトインタラプタ32は発光素子と受光素子が透光性樹脂33によって封止され構成されている。
発光素子としてはブルーLED34が発光部を用紙31に対向する如く配置されている。受光素子としては第1色センサ35a並びに第2色センサ35bがいずれも受光部が用紙31に対向する如く配置されている。また、ブルーLED34、第1並びに第2色センサ35a、35bに対向する透光性樹脂33の表面には第1フレネルレンズ36a、第2フレネルレンズ36b、第3フレネルレンズ36cが形成されている。更に、第1並びに第2色センサ35a、35bと第2並びに第3フレネルレンズ36b、36cとの間には視感度フィルタ37が設置されている。
さて、このような構成の従来の反射型フォトインタラプタ32の動作を次に説明する。ブルーLED34からの光は、第1フレネルレンズ36aを通って矢印で示す照射光38の如く用紙31に投影される。用紙31のコーティング層31bで反射した光は、正反射光39として第2フレネルレンズ36bを通り視感度フィルタ37を介して第1色センサ35aに入光する。一方、用紙31のベースペーパ31aで反射した光は、拡散反射光40として第3フレネルレンズ36cを通って視感度フィルタ37を介して第2色センサ35bに入光する。
このような光線軌跡によりブルーLED34からの照射光38は、用紙31にて反射され第1、第2色センサ35a、35bに入光される。用紙31の紙の判別は、第1並びに第2色センサ35a、35bの出力によって行われる。
しかしながら、上述した構成の反射型フォトインタラプタ32においては、受光素子として色センサ35a、35bを使用するため、発光素子は可視光の短波長チップを使用しなればならず、光を集光するフレネルレンズ36a、36b、36c、視感度補正用の視感度フィルタ37ともどもこれらは非常の高価な部品である。更に、部品点数が多く、組立て工数も多いことから加工費がかかり、発光素子、受光素子、フィルタなどの非常にコストの高い部品を必要とすることから、汎用品への展開が進まない欠点があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、部品点数の削減、製造コストの低減、特性改善を図った反射型フォトインタラプタを提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、遮光性ケース内に設置した発光素子並びに受光素子と、前記発光素子の発光部に対向する前記ケース部分に被検出対象の表面に対して傾斜角を持って形成された発光開口部と、前記受光素子の受光部に対向する前記ケース部分に前記被検出対象の表面に対して傾斜角を持って形成された受光開口部とを具備することを特徴とする反射型フォトインタラプタが提供される。
本発明に係る反射型フォトインタラプタにより、従来の構成と比較して部品点数及び加工費用の削減を可能とした。また、プリンタ用紙などの判別機能の向上を図ることを可能とした。
以下に本発明に係わる反射型フォトインタラプタ10の実施形態を図1を参照して説明する。図1において、遮光性樹脂からなるケース11は長形で、下面には凹部12が形成されており、この凹部12の両側は被検出対象であるプリンタ用紙19に向かって傾斜面となっている。また、ケース11の両端には発光素子収納部13、受光素子収納部14が形成されており、一方の発光素子収納部13内にはLEDからなる発光素子15が設置されており、他方の受光素子収納部14内には受光素子16が設置されている。
ケース11の下面に形成された凹部12の一方の傾斜面には、素子収納部13に連通する発光開口部17が形成されており、他方の傾斜面には、素子収納部14に連通する受光開口部18が形成されている。発光開口部17並びに受光開口部18は、いずれも凹部12の傾斜面に略垂直に開口されていて、凹部12の下方中央に向かって形成されている。すなわち、発光開口部17並びに受光開口部18は、いずれも被検査対象であるプリンタ用紙19に向かって傾斜して形成されている。
発光素子15は、発光部15aが発光開口部17に対向する位置に設置されており、同様に受光素子16は、受光部16aが受光開口部18に対向する位置に設置されている。このようにして、発光開口部17並びに受光開口部18は、いずれも凹部12の下方中央に向けて傾斜して開口されている。
本例においては、このように構成された反射型フォトインタラプタ10の下方に被検出対象であるプリンタ用紙19が配置されており、発光素子15から照射された照射光20は、傾斜した発光開口部17を通ってプリンタ用紙19の表面に投影され、反射光21は同様に傾斜して開口している受光開口部18を通って受光素子16へ入射される。なお、図1において、プリンタ用紙19の表面での反射点からの垂線22と照射光20との角度、すなわち反射角度をθで表してある。また、垂線22と反射光21との角度も反射角度と同一のθである。角度θは、照射光20並びに反射光21のなす角度ではあるが、これらの角度は発光素子15、受光素子16の設置角度並びに発光開口部17、受光開口部18の開口角度によって設定される角度である。
図2には、図1に示したプリンタ用紙19に発光素子15からの照射光20を投影した際に、反射角度θすなわち発光素子15、受光素子16の設置角度を変化させたときのプリンタ用紙19の表面光沢度グロス値(横軸)対PPC普通紙の出力を1としたときの出力比(縦軸)の相対値変化を示すグラフである。このグラフにおいて、◇は反射角度が30°の場合、□は反射角度が45°の場合、△は反射角度が60°の場合をそれぞれ示してある。各反射角度毎の出力比を計測したところ、線図23で示すように反射角度を略60°にすることが一番変化の大きい出力が得られることが判明した。
次に図4は、図1の発光開口部17並びに受光開口部18の距離Lを変化させたときのプリンタ用紙19の表面光沢度グロス値(横軸)対PPC普通紙の出力を1としたときの出力比(縦軸)の相対値変化を示すグラフである。このグラフにおいて、◇は開口部距離が1mmの場合、□は開口部距離が2mmの場合、△は開口部距離が3mmの場合をそれぞれ示してある。このグラフからわかるように、開口部距離Lが短くなれば、受光素子の絶対出力は高くなるが、用紙光沢度に対する相対値は低くなる。今回のデータから線図24にて示されるように、発光素子15並びに受光素子16の開口部の距離Lは略3mmが最適であることが判明した。
また、上述した例において発光素子15、受光素子16は円形レンズを使用したが、図5に示すように発光素子15、受光素子16の一方あるいは両方において、楕円レンズ25を使用することにより、発光素子、受光素子に狭指向特性を持たせることで、プリンタ用紙19の用紙光沢度に対する出力の相対値変化を向上させることができる。
また、図6に示すように発光素子15の発光部15aをハッチングで示すような長方形の狭窄部15b形状とすることで、狭窄発光をさせることが可能である。この場合の狭窄発光を施したLEDチップの発光部サイズとプリンタ用紙の光沢度に対する出力の相対値変化をプロットしたデータを図7に示す。
図7は、横軸に図6に示した長形の狭窄部15bのチップ縦横比を、縦軸にPPC普通紙の出力を1とする出力比をとったグラフである。図7において、上方の−は最大値、●は平均値、下方の−は最小値を表してある。これによると、狭窄部15bの縦横比が大きくなるほど相対値変化は大きくなり、特性を向上させることが判明した。特に、長方形の狭窄部15bの長辺の長さが短辺の長さの4倍乃至8倍の形状にて最適な出力を得る。
10…反射型フォトインタラプタ、11…ケース、12…凹部、13…発光素子収納部、14…受光素子収納部、15…発光素子、15a…発光部、15b…狭窄部、16…受光素子、17…発光開口部、18…受光開口部、19…プリンタ用紙、20…照射光、21…反射光、22、23…垂線、24…楕円レンズ。
Claims (6)
- 遮光性ケース内に設置した発光素子並びに受光素子と、前記発光素子の発光部に対向する前記ケース部分に被検出対象の表面に対して傾斜角を持って形成された発光開口部と、前記受光素子の受光部に対向する前記ケース部分に前記被検出対象の表面に対して傾斜角を持って形成された受光開口部とを具備することを特徴とする反射型フォトインタラプタ。
- 前記発光開口部の傾斜角と前記受光開口部の傾斜角は、前記被検出体表面からの垂線に対して略60°であることを特徴とする請求項1記載の反射型フォトインタラプタ。
- 少なくとも前記発光開口部の距離は略3mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の反射型フォトインタラプタ。
- 少なくとも前記発光素子には楕円レンズが装着されていることを特徴とする請求項1記載のフォトインタラプタ。
- 前記発光素子の発光部は横長の長方形に形成されており、この長方形の長辺の長さは短辺の長さの4倍乃至8倍であることを特徴とする請求項1記載の反射型フォトインタラプタ。
- 長形の遮光性ケースと、このケース下面の中央に形成され両側面が被検出対象に向かって傾斜面を構成している凹部と、前記一方の傾斜面に前記被検出対象に向かって傾斜して形成された発光開口部と、前記他方の傾斜面に前記被検出対象に向かって傾斜して形成された受光開口部と、前記発光開口部に連通して形成された発光素子収納部と、前記受光開口部に連通して形成された受光素子収納部と、前記発光素子収納部内に発光部を前記発光開口部に対向させる如く設置された発光素子と、前記受光素子収納部に受光部を前記受光開口部に対向させる如く設置された受光素子とを具備することを特徴とする反射型フォトインタラプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264825A JP2008085153A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 反射型フォトインタラプタ |
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JP2006264825A JP2008085153A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 反射型フォトインタラプタ |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011142180A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Sharp Corp | 光結合検出装置および電子機器 |
JP2014232852A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 京セラ株式会社 | センサ用素子収納用パッケージおよび近接センサ装置 |
WO2023079705A1 (ja) * | 2021-11-05 | 2023-05-11 | 株式会社京都セミコンダクター | 反射型光センサ |
-
2006
- 2006-09-28 JP JP2006264825A patent/JP2008085153A/ja active Pending
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WO2023079705A1 (ja) * | 2021-11-05 | 2023-05-11 | 株式会社京都セミコンダクター | 反射型光センサ |
JPWO2023079705A1 (ja) * | 2021-11-05 | 2023-05-11 |
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