JP5058928B2 - 光電センサ - Google Patents

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本発明は光電センサに関する発明である。
一組の光電センサは投光光学系及び受光光学系と判定部とを備える。投光光学系は光を発する発光素子とこの光を光芒として投光する投光口とを有する。受光光学系は視野内の光を受光する受光口とこの受光量に関する信号を出力する受光素子とを有する。投光光学系の発光素子・投光口がひとつのケースに設けられ、受光光学系の受光口・受光素子および判定部が他のひとつのケースに収められている。あるいは、投光光学系の発光素子・受光光学系の受光素子・判定部がひとつのケースに収められ、投光光学系の投光口が他のケースに設けられ、受光光学系の受光口がさらに他のケースに設けられる。投光光学系の発光素子と投光口との間および受光光学系の受光口と受光素子との間は、それぞれ光ファイバで連結される。
一組の光電センサが透過形光電センサとして用いられる場合には、投光口からの投光が受光口に直接的に受光され、投光口と受光口との間に一つの光路が形成されるように配置される。回帰反射形光電センサとして用いられる場合には、投光口からの投光が回帰反射体を介して受光口に受光され、往路と復路とがほぼ重なり合って実質的に一つの光路が形成されるように配置される。このように、一組の光電センサは投光口と受光口との間に実質的に一つの光路のみを有する。判定部は受光素子の受光量に関する信号から光路の状態を判定する。特許文献1の図14には、透過形光電センサの適用事例として、光路中のガラスウェハ(検出物体)の有無を検出する装置が開示されている。光路中のガラスウェハは投光口からの投光の一部を吸収して受光口の受光量を減少させ、これによって判定部はガラスウェハの存在を検出する。
特開平9−329670号公報
上記の事例では、検出物体の二状態(有、無)のみを判定するので、一つの光路が形成できれば十分である。しかし、他の適用事例では、検出物体の三状態(第1位置に有、第2位置に有、どちらにも無)を検出するために二つの光路を形成する必要があり、二組の光電センサが必要とされている。
本発明の目的は、一組の光電センサで二つの光路を形成するための制約を少なくすることである。背景技術から本発明に至るまでの間、発明者は、投光口から投光された光芒を、この光芒に対して斜めに置いた鏡面で正反射させて受光口に導く形態の光電センサを新たに考案した。この形態の光電センサでは、往路と復路との重なりは鏡面付近の小さな領域で生じるのみとなり、一組の光電センサで実質的に二つの光路を形成することが可能である。しかし、鏡面に対して光芒の入射角の大きさと反射角の大きさとが等しくなるため、投光口・受光口・鏡面の設置位置が自ずと制約を受ける。
発明者は、投光口から投光された光芒を拡散反射体によって拡散反射させれば受光口から拡散反射体を見通せる位置のどこにでも受光口を配置できるという着想を得た。本発明は、この着想に基づいてなされたものである。なお、ここで拡散反射(または乱反射)とは、正反射および回帰反射を除く反射の形態を言う。
第1の発明は、次の(1)〜(6)の構成を備え、第1または第2の光路における検出対象物1の有無を検出する光電センサである。
(1)発光素子3と、この発光素子3からの光を光芒4として外部へ投光する投光口5と、を有する投光光学系2。
(2)視野7を有しこの視野7の範囲で外部から到来する光を受光する受光口8と、受光した光を受光量に関する信号に変換して出力する受光素子9と、を有する受光光学系6。
(3)投光口5および受光口8から離れた位置に設置され、投光口5から投光された光芒4を拡散反射する拡散反射体10。
(1)投光口5と拡散反射体10との間に形成される第1の光路11。
(2)拡散反射体10と受光口8との間に形成される第2の光路12。
(3)受光量に関する信号を予め定められた閾値と比較して、その結果を出力する判定部13。
第2の発明は、第1の発明において、次の(1)〜(3)の構成を備える光電センサである。
(1)投光口5の光芒4の中心軸15と拡散反射体10の法線16とが成す第1の角度14。
(2)受光口8の視野7の中心軸18と拡散反射体10の法線16とが成す第2の角度17。
(3)第1の角度14と第2の角度17とは互いに異なる角度に設定される。
第3の発明は、第2の発明において、次の(1)の構成を備える光電センサである。
(1)第1の角度14及び第2の角度17のいずれか一方が実質的に0である。
第4の発明は、第1の発明において、次の(1)〜(3)の構成を備える光電センサである。
(1)投光口5の光芒4の中心軸15と拡散反射体10の中心軸30とが成す第1の変位L1。
(2)受光口8の視野7の中心軸18と拡散反射体10の中心軸30とが成す第2の変位L2。
(3)第1の変位L1と第2の変位L2とは互いに異なる寸法に設定される。
第5の発明は、第4の発明において、次の(1)の構成を備える光電センサである。
(1)第1の変位L1および第2の変位L2のいずれか一方が実質的に0である。
第6の発明は、第1乃至5の発明のいずれか一項において、次の(1)の構成を備える光電センサである。
(1)第1の光路11における検出対象物1の有無と第2の光路12における検出対象物1の有無とを、同一の値で判定するように判定部に設定される第1の閾値。
第7の発明は、第1乃至6の発明のいずれか一項において、次の(1)〜(3)の構成を備える光電センサである。
(1)第1の光路における検出対象物の有無を判定するように判定部に設定される第1の閾値。
(2)第2の光路における検出対象物の有無を判定するように判定部に設定される第2の閾値。
(3)受光量に関する信号を第1および2の閾値と比較して、「第1の光路に検出対象物あり」、「第2の光路に検出対象物あり」、「いずれの光路にも検出対象物なし」のいずれかの状態に相当する判定結果を出力する判定部13。
なお、課題を解決する手段の欄の、各発明の構成要素に付記した符号は、図面と照らして発明の理解を容易にするためのものであり、これによって発明の技術的範囲が限定的に解釈されるべきではない。
本発明の光電センサの、第1の実施の形態の構成を図1に示す。本発明の実施に用いられる典型的な光電センサは、投光口5と受光口8とをそれぞれ異なる位置に設置可能な形態であることが望ましい。例えば、一般に市販されている光ファイバ形光電センサを用いることができる。光ファイバ形光電センサは、発光素子3(例えばLED)、受光素子9(例えばフォトダイオード)、発光素子駆動部20(例えば電子回路)、判定部13(例えばマイクロコンピュータ)、設定部21(例えばスイッチ)等をケース22に収納した本体と、光を伝達する投光ファイバ23および受光ファイバ24とを備える。
投光光学系2において、投光ファイバ23の一端は本体の発光素子3の近傍に固定され、他端は本体から離れた位置に設置される。投光ファイバ23の他端の端面がそのまま投光口5を構成している。あるいは、投光ファイバ23の他端にコリメータレンズ(図示せず)が配置されて投光口5を構成している。このコリメータレンズは投光角調節手段であって、投光ファイバ23の端面から広がりをもって投光される(例えば頂角30度の円錐形の)光芒4を屈折させて平行光に近付けるように作用するものである。受光光学系6において、受光ファイバ24の一端は本体の受光素子9の近傍に固定され、他端は本体から離れた位置に設置される。受光ファイバ24の他端の端面がそのまま受光口8を構成している。あるいは、受光ファイバ24の他端にコリメータレンズ(図示せず)が配置されて受光口8を構成している。コリメータレンズは視野調節手段であって、受光の視野角を狭めるよう作用するものである。投光ファイバ23・受光ファイバ24の各他端および各コリメータレンズはそれぞれ投光用ケース25・受光用ケース26に収められており、これらのケース25,26は他の部材への取り付け手段(例えば図示しないネジ孔)を有している。設定部21は、判定用の閾値を判定部13に設定するためのスイッチや数値表示器からなる。使用者がスイッチを操作して閾値を任意の値に設定可能である。あるいは、オートチューニング機能を備えており、最大受光量と最少受光量との中間の値に、または最大受光量(100%)に対する一定の割合(例えば80%など)に、閾値を自動的に設定する。光ファイバ形光電センサの構造および動作については周知であるから、これ以上詳述しない。
拡散反射体10は、その表面で拡散反射を生じるものである。この拡散反射は三次元的に生じる現象であり、ある程度の指向性を示すものであってもよく、等方的に生じるものであってもよい。例えば透明樹脂に金属粉や白色顔料を分散させた平面状のシートを用いることができる。拡散反射体10は空間に自立していれば十分だが、多くの場合は壁面27に固定される。拡散反射体10の反射率は壁面27の反射率よりも高いことが望ましい。そのために、壁面27を艶消しの黒色に着色すると良い。
この実施の形態の特徴は、投光口5・受光口8と拡散反射体10との光学的な位置関係にある。検出対象物1の形状(塊状、板状など)および性状(透明、不透明など)は特に限定されない。投光口5・受光口8と拡散反射体10との間には、検出対象物1が移動可能な空間が設けられている。投光口5は所定の出射角を持つ光芒4を出射する。この出射角は用途に応じて最適な角度に予め調節されるものであり、一般的には光量を確保するために平行光に近い光芒4となるよう設定される。この光芒4の中心軸15(光軸)は拡散反射体10に向けて、拡散反射体10の法線16に対して第1の角度14を持つように配置される。便宜的に、中心軸15と法線16とが一致する角度を0度とし、一方向を+(プラス)の角度とし、反対の方向を−(マイナス)の角度とする。この実施の形態においては光芒4によって拡散反射体10の全面が照射されるので、投光口5と拡散反射体10全面との間に第1の光路11が形成される。受光口8は所定の視野角7で入射する入射光を受光する。この視野角7は用途に応じて最適な角度に予め調節されるものであり、一般的には外乱光を避けるために、拡散反射体10の、投光の光芒4によって照射された範囲がちょうど含まれる程度に設定される。この受光の視野7の中心軸18(光軸)は拡散反射体10に向けて、拡散反射体10の法線16に対して第2の角度17を持つように配置される。便宜的に、中心軸18と法線16とが一致する角度を0度とし、一方向を+(プラス)の角度とし、反対の方向を−(マイナス)の角度とする。この実施の形態においては投光の光芒4によって拡散反射体10の全面が照射されているのに合わせて、視野7は拡散反射体10の全面よりもやや広く設定されており、受光口8と拡散反射体10全面との間に第2の光路12が形成される。投光の光芒4は拡散反射板10の表面で拡散反射されるので、第1の角度14及び第2の角度17をいずれも±90度未満(0度も含む)の任意の角度に設定しても第1の光路11及び第2の光路12を形成可能である。すなわち、第1の角度14及び第2の角度17は互いに異なる角度に設定可能である。(ここで拡散反射板ではなくて正反射板を用いた場合には、発明の開示の欄に述べた通り、入射角と出射角とを同一角度に設定しなければならない。)特に、第1の角度14および第2の角度17のいずれか一方をほぼ0度に設定すると、全体の構成を小型にすることができる。
空間に検出対象物1がない状態で、受光光学系6は拡散反射体10から最大の光量を受光している。検出対象物1が第1の光路11および第2の光路12のいずれかを完全に塞いだ状態で、その受光量は最少になる。判定部13は、受光光学系6から得た受光量に関する信号と予め設定された一つの閾値とを比較して、光路11,12の状態を判定し、判定結果を出力する。この出力は電気的または光学的な二値信号である。判定部13は、検出対象物1によって遮られた光路が第1の光路11か第2の光路12かを判定することはできないが、検出対象物1が光路11,12に進入する順番が予め決まっている用途であれば不都合は生じない。
なお、上述の例とは異なり、投光の光芒4が拡散反射体10の一部を照射する(拡散反射体10上に投光スポットが形成される)ように第1の光路11を設定することも可能であり、受光の視野7が拡散反射体10の一部のみを含むように第2の光路12を設定することも可能である。また、第1の光路11を形成する投光の光芒4の範囲を狭くかつ第2の光路12を形成する受光の視野7の範囲を広く設定することも、第1の光路11を形成する投光の光芒4の範囲を広くかつ第2の光路12を形成する受光の視野7の範囲を狭く設定することも可能である。すなわち、用途に応じて最適の設定がなされるべきである。
本発明の光電センサの、第2の実施の形態の構成を図2に、その作用を図3に、それぞれ示す。この実施の形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるので、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を記すと共に、投光ファイバ23・受光ファイバ24・ケース22等は記載を省略し、その差異のみを以下に説明する。この第2の実施の形態においては、検出対象物1は常に同じ動線(図2中のA,B,C,D,E)を移動する。この検出対象物1が第1の光路11および第2の光路12に無い状態A,Eでの受光光学系6の受光量を100%とする。この検出対象物1が第1の光路11の範囲に完全に入っている状態Bで第1の光路11の50%を遮光(受光量50%)し、第2の光路12の範囲に完全に入っている状態Dで第2の光路12の70%を遮光(受光量30%)するように、第1の光路11および第2の光路12の範囲が予め設定されている。また、判定部13には、受光量60%に対応する第1の閾値と受光量40%に対応する第2の閾値とが、予め設定されている。これにより、判定部13は、受光素子9から得た受光量に関する信号が第1の閾値と第2の閾値との間にあれば検出対象物1が第1の光路11中に位置していると判定し、受光信号が第2の閾値よりも小さければ第2の光路12中に位置していると判定して、その判定結果を出力する。判定結果は、例えば、検出対象物1を移動させる装置(図示せず)に入力されて、検出対象物1の位置の制御に用いられる。
なお、検出対象物1が第1の光路11から第2の光路12の中へ移動している途中で、一時的に受光量が60%と40%との間になるので、判定部13は検出対象物1が第1の光路11にあるものと誤判定するおそれがある。このような誤判定を防ぐために、受光量の安定の度合いを考慮して判定のタイミングを決める。例えば、受光量の一定時間の変化量(あるいは微分値)を常に観察し、変化量が予め定めた値よりも小さくなったときに受光量が安定したものとして、検出対象物1の位置の判定を行うようにすれば良い。その結果、判定部13の判定出力は、図3の期間Aで「いずれの光路にも検出対象物なし」、期間Bで「第1の光路に検出対象物あり」、期間Cで「いずれの光路にも検出対象物なし」、期間Dで「第2の光路に検出対象物あり」、期間Eで「いずれの光路にも検出対象物なし」となる。
本発明の光電センサの、第3の実施の形態の構成を図4に示す。この第3の実施の形態の基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるので、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を記すと共に、投光ファイバ23・受光ファイバ24・ケース22等は記載を省略し、その差異のみを以下に説明する。この第3の実施の形態においては、拡散反射体10の中心軸30をなす法線に対して、投光の光芒4の中心軸15および受光の視野7の中心軸18が平行に配置されている。拡散反射体10の中心軸30に対する投光の光芒4の中心軸15との距離L1は、拡散反射体10の少なくとも一部が投光の光芒4に照射される範囲に入るように設定される。拡散反射体10の中心軸30に対する受光の視野7の中心軸18との距離L2は、拡散反射体10の投光の光芒4に照射されている部分の少なくとも一部が視野7の範囲に入るように設定される。この実施の形態においては投光の光芒4によって拡散反射体10の全面が照射されるので、投光口5と拡散反射体10全面との間に第1の光路11が形成されている。この実施の形態においては投光の光芒4によって拡散反射体10の全面が照射されているのに合わせて、視野7は拡散反射体10の全面をちょうど含む程度に設定されており、受光口8と拡散反射体10全面との間に第2の光路12が形成されている。なお、この実施の形態においては、光芒4の中心軸15と拡散反射体10の中心軸と視野7の中心軸18とが互いに平行に設置されているが、中心軸15,18はそれぞれ紙面垂直面内に仰角をもって設置されてもよい。距離L1、L2は、どちらかが0であってもよい。また、図4において距離L1とL2とが中心軸30を挟んで反対側に位置するように投光用ケース25および受光用ケース26が配置されているが、距離L1とL2とが中心軸30に対して同じ側に位置するように投光用ケース25および受光用ケース26が配置されてもよい。
なお、上述の実施の形態1乃至3には、具体的な構成として光ファイバ形光電センサを用いた例を示したが、背景技術に示したように、投光光学系の発光素子3・投光口5・発光素子駆動部20がひとつのケースに設けられ、受光光学系の受光口8・受光素子9および判定部13が他のひとつのケースに収められた形態の光電センサによって本発明を実施することも、当然ながら可能である。投光口5及び受光口8の形状は問わず、円形・矩形・多角形あるいはこれらを部分的に組み合わせた形状であっても構わない。
拡散反射体としては、壁面27の所定の領域に塗布した白色塗料や、もし適しているならば壁面27自体を、拡散反射体10として用いることもできる。コーナーキューブ・リフレクタやキャッツアイ・リフレクタ等の回帰反射体は完全な光学特性を備えていれば回帰反射のみを生じるものである。しかし、市販されている回帰反射体は光学特性が不完全で、その反射光には拡散反射の成分を含むので、本発明の拡散反射体として使用することができる(実際に実施の形態1~3の通りに設置してみて使用できれば、その回帰反射体は本発明の実施に十分な割合の拡散反射を生じているものと判断できる)。
図1,2,4においては、投光口5と拡散反射体10と受光口8とが実質的に同一平面上に配置されているが、これに限定されない。すなわち、拡散反射体10による拡散反射は三次元的に生じる現象なので、投光口5と拡散反射体10と受光口8とが紙面垂直方向の互いに異なる位置に配置されても、本発明の光電センサとして実施することが可能である。
投光口5と受光口8と検出対象物1の位置関係によっては、投光が検出対象物1の表面で拡散反射されて受光口8に受光されてしまい、誤検出を生じることがあるかもしれない。このような場合には、検出対象物1と受光口8との間に仕切り板を設けて検出対象物1の表面からの反射光を遮断することで誤検出を避けることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、実施の形態に示した各構成要素を公知公用の構成要素に置き換えて本発明を実施することが可能である。
本発明の、第1の実施の形態を示す構成図である。 本発明の、第2の実施の形態を示す構成図である。 本発明の、第2の実施の形態を示すグラフである。 本発明の、第3の実施の形態を示す構成図である。
符号の説明
1 検出対象物
2 投光光学系
3 発光素子
4 光芒
5 投光口
6 受光光学系
7 視野
8 受光口
9 受光素子
10 拡散反射体
10a 拡散反射面
11 第1の光路
12 第2の光路
13 判定部
14 第1の角度
15 中心軸
16 法線
17 第2の角度
18 中心軸
20 発光素子駆動部
21 設定部
22 ケース
23 投光ファイバ
24 受光ファイバ
25 投光用ケース
26 受光用ケース
27 壁面
30 中心軸(法線)
L1 第1の変位
L2 第2の変位

Claims (7)

  1. 次の(1)〜(6)の構成を備え、第1または第2の光路における検出対象物の有無を検出する光電センサ。
    (1)発光素子と、この発光素子からの光を光芒として外部へ投光する投光口と、を有する投光光学系。
    (2)視野を有しこの視野の範囲で外部から到来する光を受光する受光口と、受光した光を受光量に関する信号に変換して出力する受光素子と、を有する受光光学系。
    (3)投光口および受光口から離れた位置に設置され、投光口から投光された光芒を拡散反射する拡散反射体。
    (4)投光口と拡散反射体との間に形成される第1の光路。
    (5)拡散反射体と受光口との間に形成される第2の光路。
    (6)受光量に関する信号を予め定められた閾値と比較して、その結果を出力する判定部。
  2. 請求項1において、次の(1)〜(3)の構成を備える光電センサ。
    (1)投光口の光芒の中心軸と拡散反射体の法線とが成す第1の角度。
    (2)受光口の視野の中心軸と拡散反射体の法線とが成す第2の角度。
    (3)第1の角度と第2の角度とは互いに異なる角度に設定される。
  3. 請求項2において、次の(1)の構成を備える光電センサ。
    (1)第1の角度及び第2の角度のいずれか一方が実質的に0である。
  4. 請求項1において、次の(1)〜(3)の構成を備える光電センサ。
    (1)投光口の光芒の中心軸と拡散反射体の中心軸とが成す第1の変位。
    (2)受光口の視野の中心軸と拡散反射体の中心軸とが成す第2の変位。
    (3)第1の変位と第2の変位とは互いに異なる寸法に設定される。
  5. 請求項4において、次の(1)の構成を備える光電センサ。
    (1)第1の変位および第2の変位のいずれか一方が実質的に0である。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項において、次の(1)の構成を備える光電センサ。
    (1)第1の光路における検出対象物の有無と第2の光路における検出対象物の有無とを、同一の値で判定するように判定部に設定される第1の閾値。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、次の(1)〜(3)の構成を備える光電センサ。
    (1)第1の光路における検出対象物の有無を判定するように判定部に設定される第1の閾値。
    (2)第2の光路における検出対象物の有無を判定するように判定部に設定される第2の閾値。
    (3)受光量に関する信号を第1および2の閾値と比較して、「第1の光路に検出対象物あり」、「第2の光路に検出対象物あり」、「いずれの光路にも検出対象物なし」のいずれかの状態に相当する判定結果を出力する判定部。
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